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俺が能力授けるから戦え

1 :名無しになりきれ:2014/12/10(水) 18:01:46.56 0.net
ここは能力者たちが戦争の道具として駆り出された戦場です

まずは能力をもらって下さい
能力は一人一つ(コピー系はこの限りでない)
キャラが死んだ場合のみ能力の再取得が可能となります

泥沼化した戦争に終止符を打つため大量破壊兵器の投入が決定されました
この大量破壊兵器の設定は個々人に任せますので最期まで戦う人は好きなように死んでください
スレが950に達すると大量破壊兵器が使用され戦場に居る者全てが死に絶えます
スレが850に達すると救援ヘリが投入されますがこれに乗って戦場から帰還することができるのは『能力者識別用のドックタグを最低二つ持っている』人物のみです

ドックタグはロール開始時に全ての能力者兵士が一人一つ持っています
このドックタグは奪うことは勿論他人への譲渡も可能です
どうにかしてドックタグを集めて戦場からの生還を目指しましょう
タグは名前欄かメール欄に タグ×1 といったように記入してください

ヘリにて帰還することができたキャラクターは例外として次のスレに能力、キャラクターを引き継ぐことができますがこれは任意です
ちなみにヘリ以外で帰還しようとした者は敵前逃亡と見なされその場で処断されます

237 :名無しになりきれ:2015/04/17(金) 21:31:02.96 0.net
>>235はそもそも物語を引っ張るようなマスタリングはしてないから関係ないんちゃう?
舞台を提示してあとは好きにやれやってスタイルだと思ってたが
このスタイルだと参加者が話を作っていかないといけないから話の推進力があるプレイヤーがひとりはいないと厳しい
だから停滞してるのは単に参加者の資質(自分で話を作るより、誰かの設定によりそって話を続けるタイプが多い)の問題と思う
あと単純に返レスがなかなか来ないからモチベが保ててないんだろう

という分析

238 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/04/17(金) 22:34:33.60 0.net
>>237
ありがとう
いわゆるゲームマスターって感じの立ち回り苦手なんだよね
だから舞台と能力だけ与えて暇ならNPCでも殴っていいよって感じでやってた
けどもう少し積極的に絡むべきなのかなー

239 :名無しになりきれ:2015/04/17(金) 23:29:40.03 0.net
>>238
ダラっと長期的にやるなら今のままでええんちゃう?
>>236みたいに見てる人いるみたいだし、人待ちでたまに次の展開の導入を書いてageるとかして
時間あるならちょっとした敵NPC演じてもいいだろうけど

ひとりで包括的に話を動してもいいけど、その場合労力半端なくなるから、そうするならこのスレ内だけで完結を目指す
もし続いて次スレ立てられてもそっちに関与はしない
長期になると必ず飽きるし、参加者はほぼ確実に想定外の方向に進むから当初の予定をそれに合わせるのも大変になっていくから

240 :名無しになりきれ:2015/04/18(土) 16:37:26.57 0.net
それで、結局どうするんだ?
>>230がもう来ないと判断してリセットする? それとも来ると信じて待つのか。
どちらでも良いけど、いっそのことリセットした方がいいと思うけどなぁ。

241 :名無しになりきれ:2015/04/18(土) 17:24:40.86 0.net
>>240
続けたいんなら好きにすればええんちゃう?
今回の件に限らずだけど、返レスは絶対に返ってくるなんてことはないから
レス来そうにないと思ったら、現状を少しぼやかして済ましたことにして続けていいと思うよ
全部忘れたいってんなら、一旦このシーンをブン投げて別キャラでしれっと新規参加してもいい

なな板だとこういう事態のルールとして「X日ルール」っていうのがあって、相手が何日来なかったら先に進めていいよ、っていうルールがある
このスレだと規定されてないけどね
他のロール系のスレでは早くて3日ルールとか、一週間ルールなんかはよく見る
私見だが、だいたい10日待っても反応なければ一言断り入れて次行っていいと思うな
その際は来なくなったキャラの安否には触れない方が無難。また帰ってくるかも知れないから

と参考までに
とはいえ、現状ひとりだから進めづらいとは思うけどね

242 : ◆bP9SWHrsc2 :2015/04/18(土) 18:35:25.59 0.net
/生存報告
/正直ここまで時期が空くとは思わなかった

243 : ◆bXblT7Fj2c :2015/04/18(土) 18:52:34.47 0.net
/一応改めて生存報告

244 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/04/19(日) 21:52:16.25 0.net
待ってみたけどすぐ来れるのは二人か。ちょい厳しいな
とりあえず舞台、方向性なんかは変えない方向で行きたいかな

245 :名無しになりきれ:2015/05/03(日) 13:46:18.92 0.net
義手使う能力ください

246 :名無しになりきれ:2015/05/04(月) 06:08:23.38 0.net
age

247 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/05/08(金) 00:05:01.33 0.net
>>245
気づけなくてごめん

【鉄枷愁晶】
鋼鉄製の義手から気体のようなエネルギーを発し、自由に形成する能力
簡単な構造のもの、じっくりと観察したことがあるものならあらゆる物を緻密に形作ることが可能
配色は自在だが、形成物は淡く光を発する
エネルギー体なので実体は無く、義手から切り離すことも出来ない
このエネルギー体を過剰に出すと、空腹や疲労、無気力感といった弊害が出る恐れがある

例外として、この能力者はこのエネルギー体に触れることが出来る
義手本体で触れられた生物も同様に、エネルギー体への接触が可能になる
接触可能から接触不能にするのは能力者の意思で自由に切り替えが可能
しかし再び接触可能にするには再度義手によって相手に触れることが必要
当然ながら本人がエネルギー体に干渉する分には接触の不可は思いのままである

それとは別に義手もまた特別な機械であり、いくつかの機能を有している
ただし戦闘に直接利用できそうなものはスラスターによる加速装置程度
後は指先からライター程度の火を出したり、プラスドライバーが出たりといったものである

248 :名無しになりきれ:2015/05/08(金) 18:57:12.86 0.net
>>247
ありがとうございます
ちなみに読み方はどうなりますか?
てっかしゅうしょう?

249 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/05/09(土) 00:13:56.36 0.net
>>248
あってるよ

250 :名無しになりきれ:2015/05/12(火) 22:21:15.34 ID:/U0HGj9qM
射撃系の能力下さい!

251 :名無しになりきれ:2015/05/15(金) 01:01:47.50 ID:mGYlDc4E3
>>250
ここはscだよ……?
下が本スレ

http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1418202106/

252 :名無しになりきれ:2015/05/15(金) 16:47:22.46 0.net
射撃系の能力下さい

253 :リープカ☆1 1F大広間 ◆SahphmsmCk :2015/05/16(土) 18:21:17.62 0.net
【名前】:リープカ・アーケッツ
【性別】:男
【年齢】:48歳
【容姿】:身長178cm。細身だが繊細さを感じさせない程の筋肉をまとう。
奇妙な風体の紳士。
やや長めの銀髪を後ろへ撫でつけ、顔の上半分には鳥の嘴のような前に飛び出すタイプの仮面をつけており、目線は読み取れない。
口元には手入れの行き届いたカイゼル髭と、常時張り付けたような笑みを浮かべている。
黒ジャケットを羽織り、その下にはベストと白シャツ、首にはループタイ。
ベージュの乗馬用キュロットを履き、靴は丈夫な革のブーツ。隻腕で、右腕の肘から下は鋼鉄製の義手である。
【願い】:アストラル界にあるというアカシャ年代記へのアクセス
【能力】:【鉄枷愁晶】
鋼鉄製の義手から気体のようなエネルギーを発し、自由に形成する能力
簡単な構造のもの、じっくりと観察したことがあるものならあらゆる物を緻密に形作ることが可能
配色は自在だが、形成物は淡く光を発する
エネルギー体なので実体は無く、義手から切り離すことも出来ない
このエネルギー体を過剰に出すと、空腹や疲労、無気力感といった弊害が出る恐れがある

例外として、この能力者はこのエネルギー体に触れることが出来る
義手本体で触れられた生物も同様に、エネルギー体への接触が可能になる
接触可能から接触不能にするのは能力者の意思で自由に切り替えが可能
しかし再び接触可能にするには再度義手によって相手に触れることが必要
当然ながら本人がエネルギー体に干渉する分には接触の不可は思いのままである

それとは別に義手もまた特別な機械であり、いくつかの機能を有している
ただし戦闘に直接利用できそうなものはスラスターによる加速装置程度
後は指先からライター程度の火を出したり、プラスドライバーが出たりといったものである

【備考】:資産家のジェントルであり、神秘学へ傾倒した狂人。
人間の精神世界であるアストラル界(星幽界)へと至り、そこにあるという過去、現在、未来すべての記録が記された
アカシャ年代記へアクセスすることで全知全能を得ようと企む。
莫大な財産をつぎ込んで手に入れた神秘学の叡智【鉄枷愁晶】を使ってアストラル界への物理介入を試みるが、
その際、肘から下の右腕と、両目を失い断念。
現在は鋼鉄の義手「アガートラーム」に【鉄枷愁晶】を組み込んで、アストラルの恩恵をごく一部だが自由に扱うことができる。

254 :リープカ☆1 1F大広間 ◆SahphmsmCk :2015/05/16(土) 18:23:44.63 0.net
その紳士はいつものように、書斎で研究に没頭していた。
しかし、一瞬の眩暈のあとに見回した光景は、見慣れた書斎部屋のそれではなかった。
其処はまるで古い城の謁見室、あるいは大広間であるように思われた。

「フム」

リープカ・アーケッツは、慣れた仕草でジャケットをサッとはだける。
そして、その下に着込んでいるベストのポケットからチェーン付の懐中時計を取り出し、それを注意深く眺めた。

チク、タク。チク、タク。

時計の秒針は正確に時を刻んでいる。
ということは、残念ながら此処はアストラル界ではない。
アストラは時の流れが違う。もし此処がアストラだとしたら、時計がこのように動くはずがない。

「ガッデム!まったく勿体ぶるではないか!
 このキッカイな空間の移動!
 例の古城伝説こそが、吾輩を遥か星幽のかなたへと招待するものと信じていたのに!」

男は自慢の髭を左手の指で弄りながら不満そうに言った。
男は、強い願いを持つ者たちが迷い込む夢幻の古城の伝説のことをよく知っている。
そして、その現象自体がアストラルへと到達する道なのではないかと考えていた。
古城とはつまり「あの世」の象徴……天国、あるいは地獄、リンボ、黄泉、根の国、常若の国、ヴァルハラなんでもいい。
人の魂が集合し合一するアストラ、そういったものであると信じていたのだ。だが、その予想は見事に裏切られたわけである。

現実とは隔絶されしアストラル(星幽)界。それは人間の精神の世界。
現世の人間と精神的な繋がりを持ち、その一部は重なり合っているものの、本質的には全く別次元の世界だ。
そこに到達し、この世の全てを記録した生命の書、アカシャ年代記を我が物にせんとしてはや数十年。
リープカは研究のために莫大な私財を投入するも成果など無いに等しかった。
だが、ある日偶然手に入れた【鉄枷愁晶】と呼ばれる結晶は別だ。
ラーマ高僧の聖遺物という触れ込みの高純度エネルギー結晶体は、確かにアストラルへの扉を開く鍵だった。
結晶体からわずかに溢れる燐光をまとったスモークは、きっとアストラルから現界へと漏れ出したエーテルの一端であった。

リープカは、結晶の中に彼方への扉があるとふんだ。だが現状、それはあまりにも僅かであった。
彼は結晶にさらなるエネルギーを注ぎ込むことで扉を大きく開き、自らの身体ごとアストラルへと飛び込ませようと試みた。
残りの財産の全てを結集して、大規模な発電システムを結晶に接続し、高位のミーディアムを何人も雇い入れて霊的な儀式を行わせた。
だがそうして拡張した異界への扉は、それでもまだ小さすぎて、狭すぎた。

向こう側へ踏み込まんとしたリープカ。だがあちらへ至ったのは自身の右腕の一部と、それを覗き込んだ両の目だけだった。
そしてその部位は、アストラルと現界とで位相の逆転を起こしてしまったのだ。

「フム……まあよい。この星を集めればよいだけのことだ。
 このポケットに入った小さな星型のバッジを。
 吾輩の肉体が運命のもと朽ち果てる前に、残り全ての星を手中におさめ……長年の宿願を叶えん!」

ムゥーハッハ。ムゥーハッハッハ!

リープカの鋼鉄の義手と、鳥の嘴を思わせる奇妙な仮面の奥から、きらきらと輝く靄があふれだす。
それは神秘なるアストラルの光。
彼は不完全ながら異界へと足を踏み入れたことで、彼我の狭間に生きる住人となった。
現界のあらゆるものを透過するアストラの光は、彼自身にとっては変幻自在の実体であった。
そして、【鉄枷愁晶】を組み込んだ義手アガートラームに触れた者は、
その位相を僅かにずらされて、アストラルの威光に触れることができるようになるであろう。

ギシリギシリ。

体を震わせるようなリープカの力強い笑いに反応してか、彼の銀の腕も心なしか楽しそうに軋みをあげた。

【リープカ:しばらく大広間の探索をしたあと、別の部屋へ移動する

255 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/05/16(土) 21:48:58.04 0.net
>>252
【光枷斉衝】
両手首、両足首、そして首に鎖で繋がれたレーザービットを操る能力
鎖自体は切り離すことが可能だが、その場合射撃は不可能になる
鎖の接続に関わらずビットは好きな場所へ浮かせて移動させることができる
ビットの射撃にはある程度インターバルが必要だが、交互に射撃することでカバーできる程度

また、ビットを連結させて一斉射撃することでより高火力なレーザーを射出できる
全てのビットを繋いだときはビルをも倒壊させるほどの火力になるだろう
ただし使用した全ビットに同時に、より長時間のインターバルが発生するため注意

256 :名無しになりきれ:2015/05/16(土) 23:11:39.27 0.net
>>255
ありがとうございます!
ビットが鎖に直接接続されているいないに関わらず、鎖を体から切り離しているときは射撃は不可能ということでよろしいでしょうか?

257 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/05/17(日) 06:26:25.47 0.net
>>256
あ、体から鎖を切り離すことは出来ません
あくまで切り離せるのはビットと鎖の間の一点だけです

258 :リープカ☆1 1F大広間 ◆SahphmsmCk :2015/05/18(月) 02:57:01.13 0.net
「フム。異界の城と言えば――」

リープカは独り言ちながら、突如として眼前に現れた大広間を散策した。
彼のブーツが床を鳴らすたび、靴音は豊かな反響音となってそこらの空間を席巻した。
見上げる天井は非常に高く、人間というよりは規格外の体躯を持つ神族か巨人が作ったのではないか、と思えるほどだ。
この建物の雄大さは「神代の遺物」という表現を彷彿とさせた。

「さながらグラズヘイムに聳えるヴァルホルか」

北欧の勇者たちが没後、美しい戦乙女に招待されるという死者たちの宮殿、ヴァルハラ。
伝説によれば、かの宮殿の外装と内装は多くの黄金で飾らりたてられ、昼夜を問わず光り輝くという。
しかしリープカは、己の発言をすぐに撤回した。
なぜなら、この広間の装飾はヴァルハラの伝説とは全く異なっていたからだ。

「いや……この城は其処まで趣味の悪いものではないようだな」

リープカは生身の左手で周囲の装飾品――石工たちの手による像や調度品――に触れながら、それらに好ましい視線を送った。

古城は堅牢な石造りであって、壁と柱には流麗な紋様が彫刻されている。
それらは決して華やかとは言えないが、見た者の気持ちを無意識に引き締めさせるような厳粛さにあふれていた。
壁面の各所にかかるタペストリやバナーは見たことのない図案で見事に刺繍され、その布地はどれも仕立てのよいビロードづくりに見える。

「この城の設計者の美的感覚には大いに賛同したい。落ち着き払って慎ましく、だが威厳があって気高い。
 だいたい件の宮殿のように、内外全てが金ピカでは興醒めだよ。金色は豊潤だが使い過ぎは良くない。
 あれは鈍色の中に一滴垂らすくらいが丁度いいのだ……死したる勇者たちには悪いがね」

リープカは右の義手で手前の空間を払うような仕草をすると、そこに4、5段からなる輝く階段を出現させた。
言うまでもなく、それは【鉄枷愁晶】のエネルギーを空間に固定させたものである。

一段、二段とリープカは階段を昇ってゆく。
昇るにつれて、役目を終えた低段は消失し、霧と化したエネルギー体は更なる上段へと転移する。さながら空間を昇るコンベアのように。
体積はそのままに、リープカが歩めば歩むほど、昇れば昇るほどその高さを増していく階段は、ついに広間上部の高窓にまで到達した。

「雲海か――」

窓からリープカが覗き見た光景は、城の下に広がる雲海であった。
城のさらに高くより陽光が射し、雲の海を照らした光はその中で反射拡散を繰り返す。
雲間より見える更に下方の景色は、もはや肉眼ではかれないほど遥か遠くにあった。

どうやらこの古城は、うず高い山の上、それも断崖絶壁の峠のようなところに建築されたようである。
これでは気軽に城の外へ逃れることはできまい。城は隔絶されているのだ。

「フム」

僅かに光るエネルギーの上に立ち、リープカは思案した。
それは勝利を得るための方法。つまり、勝利条件。すなわち、この戦いの規則(ルール)。

バッジを手に入れなければならないことは分かっているが、一体どれほどの数を得ればよいのか。
城には何人の敵がいるのか。彼らの素性について。なにより、この古城について。
明らかにしなければならないことはたくさんあった。勝つには知識が必要なのだ。

「我、夢幻の古城より至高の星幽へ至らん!」

パチン!
指を鳴らすと【鉄枷愁晶】のエネルギーは消え失せて、リープカの体は落下してゆく。
だが、彼が広間の石畳と絨毯に叩きつけられることはなかった。
接地の瞬間、銀腕が新たなエネルギーを生み出し、リープカの体を優しく包んだのだ。

【リープカ:1F大広間から2F図書館へ移動】

259 :雷電:2015/05/25(月) 23:49:07.21 ID:COvD356/R
さんかお

260 :アレックス ◆bXblT7Fj2c :2015/05/28(木) 19:37:34.46 0.net
/クヴァル氏、このまま停滞するのも何なので、とりあえず手番とばして進めませんか?

261 :クヴァル ☆2 B1F 廊下 ◆bP9SWHrsc2 :2015/05/28(木) 20:07:53.37 0.net
/了解です>>229の続きから始めます

262 :クヴァル ☆2 B1F 廊下 ◆bP9SWHrsc2 :2015/05/28(木) 20:36:16.63 0.net
>>229

>「……俺の名はアレックス=ノーフェイス、だ」

「…ノーフェイス、顔無しって事か…?」

これまた変わった名前だ、と口を開こうとしたがクヴァル自身もまた変わった名前であることを思い出すと途中で口を閉じる
クヴァルから見れば、アレックスは随分と理性的な性格に見える、と言うのも自分の自己紹介をしっかり自己紹介で返してくれる者など此処に至ったときから期待していなかった
しかしクヴァルが今まで出会ってきた者達を振り返ってみればどうやらそうでもないらしい
だが今まで見てきた者達とは違うことがある、それは身分が明白かどうかだ
今まで出会ってきた者達の身分は貴族、そして奴隷と実にハッキリとしていて分かりやすい、しかしアレックスはどうだ、一体何者なのか、さっぱり見当がつかない
間違いなく初めて見るタイプの人間、相手の出方を窺うためにもここでしっかりと相手の特徴を把握する必要があるだろう、そう思い少しでも有利に立とうと一歩を踏んだときだ

>「――そこで止まれ。☆に興味などない現状、無駄に争いたくはない」

そう聞こえたのはあと少しで投擲の射程距離内、それよりも数歩離れた距離だ
もう少しだけ近付ければいざと言うときに問答無用と言わんばかりに短剣を脳天までくれてやれたのだがやはりそう簡単にはいかない
大袈裟に舌を打ちたい気分を投げ捨ててクヴァルは立ち止まる

>【言葉と同時、盾を一瞬で銃に変じて一発、また一瞬で盾に戻す】
>【元より当てる気のない銃撃は相手から大きく外れて天井に当たるが、威嚇にはなるだろうと判断】
>【納めていた殺意も、ゆるりと纏いだす】

分かった事と言えばこの男は用心深いと言う事実、一撃必殺のチャンスを逃した代償と比べればなんともしょっぱいものだ

クヴァルギョッとした顔を見せて、アレックスに向き合った

「おぉっとと!?…お、落ち着けって!…こっちは丸腰だぜ?」

心底この場で舌打ちしたい気分だ
クヴァルには内心に潜む苛つきが徐々に膨れ上がるのを感じる
その理由は、アレックスがわざわざ天井に向けて弾丸を放ったからだ
威嚇射撃をするのならばせめて地面に向けて撃ってくれれば威力はどれ程の物なのか、銃の精度はどの位高いのか等ある程度は測ることができた、そのチャンスは不発に終わった

そして最大の問題は鳴り響く事なく空気の流れに掻き消えた発砲音だ
マスケット銃があんな消音で発砲できる筈がない、弾丸が放たれれば遠くの犬は鳴き声を上げ、鳥はその場を飛び去る
それを音を出さずに瞬殺する、そんな便利な武器が現実にあるのならば大金をはたいてでも買って今頃アレックスに向けて威嚇射撃をしているところだ、そんな便利で危険な銃の存在など知らない筈がない
何故ならばクヴァルには銃という物は最も警戒するべき武器と口煩い程に教えられてきたのだから、そんな父が消音の機構を持つ鉄砲の事を黙っている筈がない

(なんなんだありゃ…!?発砲音がない銃だと…?……んな代物があってたまるか…!)

クヴァルは突然すぎる理不尽な武器の登場を目の当たりにして内心毒を吐きながら周囲を見渡す
逃げるなら今はまだ暗闇に慣れていない相手の目を盗める今しかない、だが未知の武器を引っ張っている者を放っておいて逃げればいつ寝首をかかれるかわかったものじゃない

「……ったく、★に興味がないのは俺も同じだ、命が惜しいんでとっとと譲り渡してしまった」
「だからあんたもそれをとっとと下ろしてくれないか?こんなんじゃ落ち着いて話すこともできない」

口からは出任せを吐き、何処か気怠そうに視線を外しながら両手を上げた

自身の周囲にあるのは先ほどの天井の崩落で崩れ落ちた複数の瓦礫だけだ、しかし今の状況ではその瓦礫が頼りになるかもしれない
後は、相手の…アレックスの出方次第だ

【クヴァル:武器を隠しながらアレックスに近付くが威嚇射撃に立ち止まる、少しでも多くの情報を引き出そうと交渉に持ち込もうとする】

263 :アレックス ◆bXblT7Fj2c :2015/05/28(木) 21:01:52.88 0.net
>>262
「そんな所だ、コレも作り物だからな」
【言葉を返しつつも、相手の観察を続ける】

(――頭で考えても無駄だ、己の感覚を信じるしかない)
【痛む全身に鞭打ち、なんとか立ち上がる】
【見れば少女は眠っていた、アレックスよりマシとはいえ大分無理をしていたようだ】

(……今、一瞬だが、何かを惜しんだな……恐らくは、この先が相手の間合いか)
(ならば投擲……?いや、能力者が相手である以上、仮定は危険か)
【――戦場で培ってきた勘が、幾つもの答えを弾き出す】

「能力者が相手な以上、丸腰というのは当てにならない情報だな」
【既にこの場でも丸腰で戦う能力者を見てきている、当然の警戒と言える】

(サプレッサーに動揺している……?)
(違和感があったが、やはり複数の世界から呼ばれているのか?ならば本当にマスケットしか知らない可能性もあるな)

「嘘だな。その眼は、そんな臆病者の目ではない」
【逃げてなど居ないだろう、恐らくは既に勝利をもぎ取っている】
【そう結論付けて、更に警戒を固め】

「――失せろ。此方としては休息を得たいだけだ」
「ここの通路は円形になっている部分が有ったはずだ、離れたいならそっちから回ってくれ」

【警戒を解かぬまま、相手に離れるよう命じる】

264 :クヴァル ☆2 B1F 廊下 ◆bP9SWHrsc2 :2015/05/29(金) 20:37:33.25 0.net
>>263
>「そんな所だ、コレも作り物だからな」

作り物、作り物とは一体どう言うことなのだろうか、クヴァルの世界と言う常識から考えれば作り物の容姿と言えば思い浮かぶのは仮面、だがアレックスの唇は動いている、実に不思議なことだ

相手の状況は手負い、そして一時的にとは言えども意識を手放した少女を連れている、これだけ見れば自身が絶対的に有利だったはずだ
だがここぞと言うときにとんでもない物が表れてしまった
今は後悔の念を上塗っても仕方がない、この情報を知れたことを良しとして、今すぐにでも打開策を探すとしよう

>「能力者が相手な以上、丸腰というのは当てにならない情報だな」
「まぁそりゃそうだな、俺がお前の立場でもそう思うだろう」

クヴァルはヘラっと笑いながら軽口を叩く、最早武器は持っていると自白しているのに等しい態度の取り方だ
ここでアレックスを仕留めれば後の憂いはそれなりに払える、★が3つもあるのなら最悪の状況の中、その1つを放り投げて逃げるという贅沢な戦略もとれるようになる
此処でアレックスを仕留めに行けば二連戦、体力には自信があるとは言え消耗は免れない、そもそもアレックスを倒せたとしても今度は自分自身がアレックスのように窮地に達する可能性も捨てきれない

>「嘘だな。その眼は、そんな臆病者の目ではない」

そんなクヴァルの思考を読み取るかのようにアレックスは断言した
クヴァルは黙る、これ以上は自身の戯言を重ねても大して付き合ってはくれなさそうなタイプだと直感で感じ取ったからだ
相手は間違いなくこういった張り詰めた空気に慣れているように見える、そして武器の扱い方にも心得がある
……その答えは手練れの軍人、あるいはその類いの者、どちらにせよ前線に出るのに慣れているのは間違いないなさそうだ、しかしそれと同時にアレックスの致命的とも言える弱点を見つけた

>「――失せろ。此方としては休息を得たいだけだ」
>「ここの通路は円形になっている部分が有ったはずだ、離れたいならそっちから回ってくれ」
「…ハッハハハッ!回ってくれだって?聞き間違いか?俺にはその台詞の方がよっぽど信じられないぜ?」
「そう言って俺を安心させた瞬間に脳天を撃ち抜く、っていう俺の想像の方が遥かに信頼できるぞ?」

クヴァルはアレックスの言葉を聞くと吹き出すように笑い出す、それは可笑しくて堪らないと言いたげに皮肉げだった
アレックスは自身が勝ち残っていることをこの僅かな時間で見破っている、ならばアレックスは自身が★を2つ持っているのはもう知っている筈だ
この城に集まるのは願いを叶えるために自分以外のありとあらゆる者を踏みにじり、蹴り落としに来る者達の集まりだ
その内の一人であろうアレックスが自身を見逃すはずがあるものか、いいやない
仮に今はそのつもりがなくともこのまま彼らが休息を取り、再び立ち上がれば★を持っている自分が狙われる事になるだろう
危険要素は、根本から苅り取るべきだ

「…あんたの有難いお言葉のお礼として1つだけ忠告しといてやる」
「……この障害物が多い瓦礫の山の中で、そんな危険な代物を持った相手を、この俺が見過ごすと思うか?」

アレックスは手練れの者だ、いつの時代に来たのかわからない
だが、ここぞと言うときに非情に成りきれない、その根拠は今も少女を守り続けている現状そのものだ
例え足を怪我している時でも彼は彼女の傍らを離れようとはしない
その精神力は実に見上げたものだ、だがこの血も涙もない戦場では致命的だ

クヴァルは両足を前に出して身体全体で滑ると、ちょうどアレックスの視界から隠れるように瓦礫の背後に回った

「…さぁ、今すぐお前から来ないとこの騒ぎを聞き付けて誰か来るかもしれない、そしたらあんたはそこのお嬢ちゃんを守り抜けるか?」
「それとも今から逃げたしてお前らの存在を片っ端から言い振らしてやろうか?…手負いの男と意識を失った少女が今此処にいるってな」

岩の影からアレックスの不安を駆り立て嘲るようにクヴァルは口の端を釣り上げて笑う
クヴァルは左手に黒の短剣の柄を握った、それと同時に此処にある握りやすそうな瓦礫と砂を静かに右手で握る

クヴァルは耳を済ませる、そして全身の感覚を冴え渡らせる
相手はボロボロの身体を引きずり一歩を踏み出すか、それとも銃口を構え瓦礫越しから自身を狙い打とうと構えるか
リーゼとの殺し合いの感覚を思い出す、風を切る刃の音は、鳴るのだろうか
ひたすらに全身の神経を集中させた

【クヴァル:物陰に隠れるとアレックスに対して挑発と戦闘準備を行い、待ち伏せする】

265 :アレックス ◆bXblT7Fj2c :2015/05/29(金) 22:28:06.53 0.net
>>264

>「…ハッハハハッ!回ってくれだって?聞き間違いか?俺にはその台詞の方がよっぽど信じられないぜ?」
>「そう言って俺を安心させた瞬間に脳天を撃ち抜く、っていう俺の想像の方が遥かに信頼できるぞ?」
>「…あんたの有難いお言葉のお礼として1つだけ忠告しといてやる」
>「……この障害物が多い瓦礫の山の中で、そんな危険な代物を持った相手を、この俺が見過ごすと思うか?」

【そう高らかに笑い、瓦礫に隠れた相手を見、ハァ、と溜め息を一つ】
「やれやれ、矢張り面倒だ」
【適当な瓦礫に腰掛け、今こそ盾を銃へと変じ】

>「…さぁ、今すぐお前から来ないとこの騒ぎを聞き付けて誰か来るかもしれない、そしたらあんたはそこのお嬢ちゃんを守り抜けるか?」
>「それとも今から逃げたしてお前らの存在を片っ端から言い振らしてやろうか?…手負いの男と意識を失った少女が今此処にいるってな」

「四連戦目とは、実にツいてない話だ」
【相手の言葉を受け流しつつ、腕だけで反動を押さえ込むため、いつもよりもしっかりと構えを取り】

「一つ聞きたいんだが……」
「隠れるのは、そんな薄い瓦礫でいいのか?」
【セレクターを通常に切り替え、轟音を立て射撃、素早くボルトを動かし、また射撃】
【全身痛まない所などなく、特に足は先程立ち上がっただけで限界を訴えている】
【だが、目は、指は、腕はまだ余裕がある】
【故に、立て続けに放たれた弾丸は、正確に同じ位置に当たり――二発目で穴を穿つ】
【相手がそれをそのまま見ているならば、脳天をブチ抜ける位置だ】

「倒すつもりならとうに倒しているさ、自惚れでも何でもなく、その程度の腕はある」
【実のところは、会話で稼いだ時間を要して漸く狙撃が出来る程度に回復出来ただけなのだが、それは押し隠し】

「もう一度だけ言う、とっとと失せろ」
「次はない」
【死線を越えてきたからこその殺気を全開に、静かに脅しをかける】
【逃げる以外の行動をとるならば、あくまで近付こうとするならば】
【必殺の銃撃は、今こそ躊躇い無く振るわれるだろう】

266 :クヴァル ☆2 B1F 廊下 ◆bP9SWHrsc2 :2015/05/29(金) 23:36:57.69 0.net
>>265
>「一つ聞きたいんだが……」
>「隠れるのは、そんな薄い瓦礫でいいのか?」
>【セレクターを通常に切り替え、轟音を立て射撃、素早くボルトを動かし、また射撃】

研ぎ澄まされきったクヴァルの耳にはアレックスであろう声が聞こえる、その警告に直ぐ様に身を屈め、少しでも被弾率を下げようと防御の体制を取る
すると1発目に瓦礫に弾かれる音、2発目に瓦礫が音速の弾丸によって砕かれる音が丁度クヴァルの真上に響いた

>「倒すつもりならとうに倒しているさ、自惚れでも何でもなく、その程度の腕はある」

如何にも自信に満ちたようなアレックスの台詞が聞こえる、成る程、確かに自身を殺せるだけの腕はあるだろう
確かにあの兵器の性能はイカれている、だが疲労を感じているのにも関わらずだ、あの長身の銃を構えて、反動を受け、それも同じ箇所に二度も打ち込むなどハッキリ言って現実の人間なのかと面と向かって聞きたくなるくらいの手練れだ
状況を整理しよう
相手は怪我を負っている、負傷者を連れている
ここまでは良い、次に武器、落下を防いだときに現れた硬い盾、恐らくは現代には存在しない銃、役割は防御と遠距離攻撃
ここまでオーバースペックの代物で近距離攻撃の手段がないとは考えられない、間違いなくあると見ていい

クヴァルは父の言葉を思い出す
銃への対処法、まずは相手の視界を潰すこと
または地上の高低差を利用する、銃を上下に狙って構えるのは難しい、それも武器が重ければ思いほどだ
次は近接戦に持ち込む、これは銃しか持たない相手のみに限り絶対の必勝法だ
クヴァルが取るべき手段は

> 「もう一度だけ言う、とっとと失せろ」
>「次はない」

相手は今度こそ自分を殺すつもりだ、だが今更そんなありきたりな台詞を前にして引くことなどない
自身はリーゼを殺した、例え彼女の肉体はすでに失われていようとその魂を地獄のそこまで追いやったのは自分自身だ

此処に来たのは逃げるためではない、ひたすらに勝ち続け、自分の夢を、父との最後の対話を果たすためだ
父との対話にクヴァルは逃げた、ムーシアと関わり合う事にクヴァルは逃げた
だが今此処にある恐怖よりももっと恐ろしいものがクヴァルにはある、それは自分だけの夢を、果たせずに終わることだ
今此処で逃げればどうなる、夢から一歩遠退くだけだ、自分の夢を果たすために今必要なこと、それは

「ただ、勝つだけさ」

黒の短剣を地に押し付けるとクヴァルはアスタリスクのような模様を描く
すると黒の短剣は徐々に構造色のように妖しく輝き出した
その瞬間クヴァルは地を蹴り壁を蹴って上空に発つと右手に握りしめた砂を撒き散らす
上空に逃げてからの目眩ましのワンセットだ、こうする事によりアレックスの射撃の命中率を大きく下げられるであろう
そして短剣をアレックスに目掛けて投げつけた、そこは元々は射程外の距離
当然アレックスに当たるはずもなくアレックスの近くの瓦礫に刺さる、その時だ

構造色の短剣は煙幕のように砂を撒き散らし、アレックスの周辺の視界を覆い尽くす

原理としては短剣で空中に撒き散らした砂に投げ入れることで砂の特性を短剣と自身の身体にコピーさせたことになるが恐らくは初見ではかなりの洞察力を持たなければ気付けない

次に、アレックスは自身の存在を探るために音を頼る、ならば瓦礫を地面に投げ入れる事により自身の着地点を誤魔化していく
右手の瓦礫を地面に叩き落とし、自身の着地音に被せることによって上手く行けばアレックスの耳から音を誤魔化せるであろう

そして最後に短剣の再召喚する
砂の煙幕は未だに潰えない、短剣を手に持てば目が冴える、身体は軽く、足は早く、耳は澄まされていく

(──見えた!ここだッ!)

クヴァルは真っ直ぐではなく狙いが付けづらいように斜めに進みながら投擲の射程内に入れば砂の煙幕の中へ向けてアレックスがいる方向に構造色の短剣を投げ入れた

しかしこれは先程と同じように砂による短剣をコピーしている、当たっても結構痛いくらいの威力だ、もし仮に当たっても傷にはならないだろう

【クヴァル:アレックスに目眩ましの攻撃と砂の短剣の投擲の連鎖攻撃を繰り出す】

267 :アレックス ◆bXblT7Fj2c :2015/05/30(土) 00:17:02.25 0.net
>>266
(上下に振ってきたか、当然だな、だが)

【変形機構を利用し、一度盾を経由することで素早く銃口を跳ね上げる】
【流石に担いで上を狙うわけには行かないので手元から予測する精度の低い撃ち方ではあるが】

(――相手が悪かった、な)
【ジャンプした場合、空中で身をコントロールする手段がない限り軌道は殆ど変わらない】
【それを幾度も見て来たアレックスにとって、その軌道を予測し射撃する事は容易い事だ、しかし】

「――っく!」
【射撃を行う直前、放たれたナイフに気を取られたのがいけなかった】
【先の目眩ましにも邪魔をされ、その軌道を読み切れず、盾に戻すかどうかを迷ったのだ】
【そうして躊躇いを得ている間にナイフは刺さり、視界を奪う】
【それでも予測し一撃を放つが、動揺の元放たれた弾丸が当たるわけもない】

(拙いな……近接に持ち込まれると決め手が……)
【アレックスの剣術は、下半身の支えと踏み込みがあってこそ振るうことが出来るものだ】
【この状況では、剣に変じた所でそれに振り回されるのがオチだ】

【――しかしそこは戦場の勇、それでも尚アレックスは手を尽くす】
【目を閉じ、耳に頼らず、先程の跳躍の軌道をトレースする】
【そうしてフェイントの瓦礫を聞き分け、相手の位置を予測し】

(恐らくは先の間合いに入るはず……直線を避け、狙うならば……)

「――!!」
【気配を察知し、瞬間的に盾へと変じ、払う】
【盾になにか、砂を固めたような物を弾いたような感覚が伝わる】

(囮……次弾は!?)
【少女の方を気にしつつ、感覚を研ぎ澄ましていく】

268 :クヴァル ☆2 B1F 廊下 ◆bP9SWHrsc2 :2015/06/03(水) 19:05:43.14 0.net
>>267

アレックスの視界は二度潰した
クヴァルは目に砂がかからないように白いフードを頭に被りもう一度、左手に構造色の剣を握る

今のところの状況はクヴァルが有利と言えるだろうか、既にクヴァルは短剣の投擲の圏内に入っており、尚且つ能力の恩恵によりその金色の眼はこの灰色の砂によって覆われた霧の空間を鮮明に写し出す
だからアレックスが今何を気にしているのかクヴァルには鮮明に分かった

>【少女の方を気にしつつ、感覚を研ぎ澄ましていく】

少女だ、アレックスは今もなお、危機的状況に陥っているなかでも側に眠る少女から一歩たりとも離れようとはしない

「……なんでだ…?」

だからクヴァルは問い掛けた、他でもない目の前にいるアレックスに

「………何故そこまでお前は頑なにその少女を守ろうとする?」

クヴァルはこの城に訪れたとき、二人の少女にあった
そのうちの一人の少女、リーゼの持つ★だけを奪うつもりだった、命を奪おうなどリーゼと相対した時は微塵にも思わなかった
自らの知が、リーゼを殺さずに勝利を掴めると思っていた

リーゼを殺した時、クヴァルは考えを変えた
他人を蹴り落としてでも、殺してでも自らの願いを達成する
元々は赤の他人同士だ、だからそれが最善なのだと自分を納得させた

だからこそ

「……所詮は赤の他人同士だろう……なんでお前はその少女を守ろうとする?」

アレックスの在り方に納得が行かなかった
自分が今までやって来たことだけが最適解だと信じていたから

「……答えろ!アレックス=ノーフェイス!」

クヴァルは胸の中に奔流する激情を吐き出すと共にを短剣を投擲の体勢を作った、アレックスが自身に銃口を向けようものならばすぐにでも投擲出来る

クヴァルの金色の眼は瞳孔を針のように身を細めてアレックスを今にも刺し殺すと言わんばかりに向けられた

クヴァルは、アレックスの答えを待つ

【クヴァル:ナイフを構えながら一向にミサカの側を離れようとしないアレックスに問い掛ける】

269 :アレックス ◆bXblT7Fj2c :2015/06/03(水) 19:24:58.90 0.net
>>268 クヴァル
【――名を呼ばれたのであれば応えねばならぬ】
【故に、盾を構えたまま少し下げ、しっかり背筋を伸ばし】

「――どうだろうな、正直、護るために居ると言うよりは、動けぬと言った方が適切やも知れん」
【それは事実だ、両の足は限界ギリギリで、先程立ち上がった際によろけなかったのが不思議な程だ】

「だが、唯一つだけ言えるのは……」

「――大丈夫だと、そう言った」
「『剣』として、それだけは曲げられぬ」
【故にこそ、今此処にいる】
【その目はそう語る】
【無論、少女への好意も何もかも含みの上でだが――そこには確かに、曲がらぬ『芯』があった】
【幾多の戦場を越えた身としては、この場は天井の瓦礫でも崩して離脱すべきだと判断はしている】
【だが、それでは駄目だ、それではアレックスの信条に反する】
【――主がための剣であれ、己の全てに対し一切の嘘を持つな、己の力に対し常に責任を持て】
【それこそが己の全てであると、そうアレックスは思考する】
【投擲の気配あらば、即座に盾で弾く構えではあるが……】

270 :クヴァル ☆2 B1F 廊下 ◆bP9SWHrsc2 :2015/06/12(金) 18:45:10.55 0.net
>>269
>「だが、唯一つだけ言えるのは……」
>「――大丈夫だと、そう言った」
>「『剣』として、それだけは曲げられぬ」

わからない、何故他人如きの為に、そこまで自らを奮い立たせられるのか
何故死の予感が一歩ずつ近付いてきても誰かを守ろうとするのかを
アレックスが人を今まで殺したがないのならまだ分かる、それはきっと理想を追い求めているからだ
だがそれは違うだろう、アレックスは先程まで自らを容赦なく殺めようと銃口を自らに向けた
すなわちこれはアレックスは人を殺すのに抵抗がない事を意味する

だというのにどうしてアレックスはこうも気高い誇りを持っているのか、人を殺せば人は変わる筈だろうに

それはきっと嫉妬に近い感情でもあり尊敬でもあり羨ましさから来るものだったのかもしれない

フードに隠された影の隙間から僅かに表に出ている固く閉ざされた唇はぽっかり空いた天井から差し込まれた光によって照らされる、クヴァルはその光の在処を見つけ出そうと僅かに視線を天井向けた

それは、クヴァルが物事を考える時に無意識に顔を上に向ける仕草その物であった

収穫はあった、だから今はこれくらいで良いだろう

妥協に限りなく近い思考がクヴァルの脳裏に一筋駆ければそれは束になってクヴァルの思考を支配する、惰性に近い感覚だ

「……………………」

クヴァルは灰色の砂塵に身を隠すように一歩下がると、七色に輝く白い短剣を取り落とすように地面に落とした

すると再び砂塵は周囲を支配し、クヴァルという存在を覆い隠した
追撃をかけるなら危険は承知で霧の中に足を踏み入れるか、手当たり次第に打ち続けるかくらいだがアレックスは前者のように不用意に行動するタイプでもないはずだ、かと言ってひたすら撃ち続ける気力も残ってはいないだろう

「……休みたいなら多少無理してでもこの場を離れるんだな、此処に居座れば、騒ぎを聞き付けた奴らが来る」

気まぐれからか、クヴァルは霧の中からそうはっきりとアレックスに伝える
何故こんなことを言ったのだろうか、相手は後々驚異になるアレックスとその仲間だ、今ここで放置すれば、今彼らに助言をすればきっと矛先は自らへ返ってくる

しかし、もしそれでも
こんな夢も希望もない古ぼけた城の中でアレックスが彼女を守りきることができたのならそれはきっと

「………素晴らしいこと、なんだろうな…」

ついに口から声を出してしまったことにも気付かず、クヴァルは背後にある階段に向かう
行き先は未踏の1階だ、休むのは構内と周囲の安全を確認してからだ
少々疲れは残るが足はまだ動く、ならば今は動かせるだけ動かしておく
その方が今の気分が紛れる

【クヴァル:アレックスとの戦闘を中断、そのまま撤退して1階に向かう】

271 :アレックス ◆bXblT7Fj2c :2015/06/15(月) 20:28:47.41 0.net
>>270 クヴァル

>「……休みたいなら多少無理してでもこの場を離れるんだな、此処に居座れば、騒ぎを聞き付けた奴らが来る」

「……感謝する。願わくば惑うことのないよう――」
【相手が立ち去る気配を感じ、静かに頭を垂れる】
【彼が何を思い離れたのか、それは解らぬが、解らぬなりに】

「――幸いか、或いは答えを得られるよう、祈っている」
【告げて、痛む体に鞭打って立ち上がる】

>「………素晴らしいこと、なんだろうな…」
【去り際の台詞は、聞こえなかった事にして、どうにか移動を開始する】

(足が使えずとも戦える場所……先程の、無重力の部屋がいいだろう)

【少女を背負い歩く】
【足を引きずってしまうが、どうしようもない】
【とにかく休息を得るため、アレックスは移動を開始した】


【アレックス:少女を背負い無重力の部屋へ】

272 :名無しになりきれ:2015/07/01(水) 18:12:02.10 ID:0o8Q13u7o
ください

273 :名無しになりきれ:2015/07/01(水) 18:20:28.33 0.net
あげ

274 :名無しになりきれ:2015/07/01(水) 18:21:55.41 0.net
能力ください

275 :オルフェノク:2015/07/01(水) 18:54:02.23 0.net
能力ください

276 :名無しになりきれ:2015/07/01(水) 19:05:09.18 0.net
>>274
【線路道描】(レールかきかき)
アナタは巨大なローラーを持ち歩いており
このローラーを地面や壁、宙に引いて『線路』を描きだす事が出来る
アナタはこの線路の上で『機関車人間』となり強力な機動力を得ることが出来
煙を頭から噴き強力な体当たりをお見舞いする事ができるのだ
ローラーを引きながら辺りを走ればまさに暴走機関車
『線路』から外れれば体は生身となってしまうが
『線路』は地形にもなり相手の動きをある程度 制限かける事も可能

>>275
【借魔大王】(しゃくまたいのう)
この魔法使いは『借金』でなく魔力を借りる事ができる魔法使いである
己が持つ魔力自体はあまりなく上級魔法すら撃つ事もままならないが
『借魔』を行う事により上級魔法をも放つ魔力を得る事が出来る
しかし 使えば使うほど『借魔』は溜まっていき
地獄より 『借魔鳥』がやってきて魔力の取立てを行おうとする
『借魔鳥』によりアナタもとんでもないリスクを背負わされる可能性はあるが
『借魔鳥』は強い力を持ち切り札としての使用も可能となるだろう
『借魔鳥』は強力な怪力と 鋼鉄の羽毛を有する

277 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/07/11(土) 00:31:57.09 0.net
>>274
【海月泡姫】or【海月泡皇】
口や手からシャボンのような泡を出し、その軌道を操る能力
この泡は弾力性に富み、そう簡単に割れることはない
特に打撃攻撃にめっぽう強く、並の拳撃では割ることはままならないだろう
逆に斬撃にはめっぽう弱く、刃が触れただけで割れてしまう
また、この泡は耐熱性が高く、火炎などの高熱を大幅に軽減してくれることだろう

泡は任意で氷結させることができる
凍った泡は先ほどと打って変わって斬撃に対して非常に強くなる
反面、打撃と高熱に対する耐性は激減、殴られれば砕け焼かれれば溶けてしまう
凍った泡の軌道も制御できるため、これを飛ばしての攻撃、ということも不可能ではない


>>275
【東護青龍】
両掌から氷塊を射出することができる
最高速度はおよそ60km/h、形状は任意、射程は200mほど
氷塊はその場に固定することで防御にも使用することができる
一度に作れる氷塊の大きさは1m×1m×1mまで

また、任意で氷の尻尾を生やすことができる
尻尾は2mほどで先端部分が鋭く、ここでの斬撃も可能
この尻尾による攻撃は氷属性を持ち、その斬撃に最も強い属性攻撃力がある

身体能力はアスリート並。動体視力と瞬発力は人外のスペックを誇る

278 :名無しになりきれ:2015/07/11(土) 20:10:34.02 0.net
何かを召喚して戦うような能力ください

279 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/07/15(水) 02:22:47.54 0.net
>>278
【霊双符術】
この能力者は一般人には見えない人魂のような浮遊霊を従えている。
また、5種類の絵柄が描いてあるカードを所持しており、任意のタイミングでカードを引くことが出来る。
その結果により、次のレスから本人と浮遊霊はそれぞれカードに描いてあるものに変身する。
また、カードの結果はコンマ以下で決まり、十の位で本人、一の位で浮遊霊の変身後の姿を決定する。

1or6.騎士:ランスと盾、全身鎧を装備した屈強な騎士。高い身体能力を持つ
2or7.魔術師:ローブと杖を持ち電撃、火炎、氷結の魔法を繰り出す
3or8.盗賊:ナイフ二本を武器とする。隠密行動を得意とし、素早い身のこなしが特徴
4or9.聖職者:聖書を持ち、防護や回復の魔法を操る。闇属性に抵抗を持つ
5or0.獣使い:どこからか3匹までの猟犬を出現させ操る。本人の身体能力もやや高め

能力者自身と浮遊霊は「全く同じ動きをする」か「どちらか片方が動く」ことしか出来ない。
また変身は3レスしか続かないため、戦闘中は絶えずカードを引きながら戦うことになるだろう
変身前のスペックは一般人

280 :名無しになりきれ:2015/08/14(金) 07:28:53.03 ID:m3lKPRX5F
俺能?
にしては能力へんだね

281 :名無しになりきれ:2015/08/16(日) 01:52:29.56
拘束と吸収回復的な能力下さい。
もう主居なくなっちゃったかな?

282 :名無しになりきれ:2015/08/16(日) 01:55:24.46
あ、あとこのステージの階別部屋一覧みたいなのをもう一回!

283 :名無しになりきれ:2015/09/03(木) 01:54:13.35
...

284 :名無しになりきれ:2015/09/16(水) 21:38:11.78 ID:yeuLd5M3R
(どうしよう...誰もいないよな...乗っ取っちゃっていいかな...1か月くらい待ったんだけどな...)

285 : ◆bqEcyaoXdQ :2015/10/27(火) 13:17:33.13 0.net
介入する直前で終わってしまった
もっかいリスタートしてみようかな

286 :名無しになりきれ:2015/11/03(火) 21:20:35.51 ID:R1VmGPlPu
今更だけど>>280-284
ここscだから書き込んでも.netのほうには反映されてないよ

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