■ ■中世ファンタジー世界総合 9■ ■
- 1 ：名無しになりきれ：2015/03/28(土) 15:01:56.20 0.net
- 中世ファンタジー世界を背景に持つオリキャラの総合スレです。
ファンタジー系のキャラハンになりきって
名無しさんの投下するネタや質問に答えたり、仲間に話題を振って会話をしましょう。
【ルール】
1. 参加キャラは、このスレ独自のオリキャラであること。
2. 参加キャラは、キャラ紹介テンプレを使って自己紹介をすること。(>>2-3あたりにあります)
3. 単発系の質問・ネタ投下歓迎。
4．過度なセク質、誹謗中傷などはスルーすること。
【前スレ】
■ ■中世ファンタジー世界総合 8■ ■
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1374539485/
【外部サイト】
中世ファンタジー世界総合スレッド避難所
ttp://jbbs.shitaraba.net/otaku/17089/
中世ファンタジー世界総合wiki
ttp://wikiwiki.jp/medievalftsy/
その他>>2-3参照。
- 173 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2015/11/04(水) 23:53:39.53 0.net
- >>167 ヒメ=サマルスメリア
さあねぇ、わからないわぁ。わからないから探しているのよぉ。
今の私は記憶を取り戻すために生きてるけど、前の私には別の生きる目的もあったかもしれないしねぇ。
だから、取り戻すまでは何もわからないわぁ。
うふふっ、でも記憶を取り戻しても何も無くて、おヒメ様の言う通りこれからも彷徨うだけかもしれないけどねぇ。
あらあらぁ？おヒメ様は案外頭の柔らかい人ねぇ。確かに、亜人も人間も大して変わりないわぁ。
劣ってるとか勝ってるとか、外見が珍しいとか、その程度の違いよぉ。
傷つけば苦しむし、楽しければ笑うだろうしねぇ、代わり映えもしない似たような生き物よぉ。
でも、わかり合えるかは別よぉ？何度と無く争いの種にもなっているからねぇ、もしかしたら本当にわかり合える日は来ないかもねぇ。
……あらそう、おヒメ様はそう思うのねぇ。
皆がおヒメ様を忘れても、世界があり続ける限りおヒメ様も永遠、ねぇ。
……うふふっ、おヒメ様は尊大ねぇ。ここまでくると、少しは見上げた物ねぇ。
なら、この世界がいつの日か、パッと消えてしまわないといいけどねぇ。うふふっ。
あらぁ、口から霧を出すのは嫌なの？体の中で魔力を安定させたほうが霧に命を吹込みやすいのだけれどねぇ。
私からすれば、他の魔法のほうがごちゃごちゃしててよくわからないわぁ。
＞（水の玉は大きく弾けて辺りに飛び散ってしまった）
まあ、期待はしてなかったけれどねぇ、力がはいり過ぎてるわぁ。もっと肩の力を抜かないとねぇ。
慣れれば姿を隠すくらい出来ると思うけど、今はまだまだ遠いわぁ。
そうねぇ、昔は本当に食べなくてもよかったけれど。今は違うわぁ。
力の消費をいくら抑えても、食べて外から力を取り入れないと体が朽ち果ててしまうからねぇ。
うふふっ、私は自分は魔女だと思うからそう名乗るけれど、そう言われてしまうと本当はどうなのかわからないわぁ。
一番最初に残ってる記憶も産みの親の顔じゃなくて沼だからねぇ、同種なんて見た事もないしねぇ。
そうねぇ、おヒメ様の言う、中身って言うものが大切だとしたら、私はまともな生き物じゃないわぁ。
たとえ見た目が人間でもねぇ。うふふっ。
ふぅ、百里ねぇ。なら遅くてもひと月くらいかしらぁ？無駄足にならないといいけれどねぇ。
- 174 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2015/11/04(水) 23:55:35.88 0.net
- >>170 レア・ヴァイセンドルヒ
私は七日に一度くらい食べれれば十分よぉ？それに、食べたところでお肉にもならないしねぇ。
そうねぇ、そう、私の体は特別だからねぇ、あまりお腹がすかないのよぉ。
食べる時に食べれば事足りるわぁ。だから、あまり気にしなくていいわぁ。
あらあらぁ、ヴァイセンのお嬢ちゃんは意外と優秀なのねぇ。
さっきも暗殺者かゴロツキかわからないけれど、簡単に往なしちゃってたしねぇ。
これならおヒメ様ももう少しは生きていられるかもねぇ……うふふっ。
少なくともねぇ、あの楽しそうな子供染みた声を聞けばすぐにわかるわぁ。
その声で私に名乗ったのを覚えているからねぇ。今はもう霧がかかったみたいに薄ぼんやりとしているけど……。
えっとねぇ、……僕はなんとかの魔女で、名前は……なんとかだ、って……。ふう、肝心な所が思い出せないのよねぇ……。
あとなにか意味のわからない事も言ってたわぁ。力は魂の……ああ、なんだったかしらぁ……。
せめて、名前さえ思い出せれば探すのも楽なのだけれどねぇ……。
＞いつの頃からかギャレン卿のお抱えになったある魔女は、どうやってかギャレン自身に強力な魔法を与えたらしいッス。
＞それも霧の魔法ッス。赤騎士隊士が犠牲になった件はこの魔法のテストをしたって話もあがってるッス。
＞そいつの名前はローナンシ。ずーっと昔から生きている、性悪な魔女らしいッス！
……ふっ……ふふ、うふふっ、うふふふふふっうふふっうふふふふっ……。
……頭が割れそうなくらい痛いわぁ……なのに、なぜかしらねぇ、とても気分がいいのはなぜかしらぁ……？
うふふっ、名前を思い出せただけじゃなくて居場所までわかるなんて、これは運命って言うのかしらぁ？
……なら、私はおヒメ様と遊んでる場合じゃないわぁ。
早く、ヴァイセンに行かないと……。
>>172 外套の旅人
今の人は一体、誰……？少なくとも只者じゃない気がするけど……。
渓谷って飛竜渓谷もことかしらぁ。だとすると、竜のお嬢ちゃんが言ってた霧とギャレン達はやっぱり繋がってるって事？
なら最終的には私の霧なのだけれどねぇ……うふふっ……私の霧で随分遊んでくれちゃってるわねぇ……。
よくわからないけど、面倒そうなのまでおヒメ様を狙ってるみたいねぇ。
……おヒメ様と一緒に居る意味はますます薄くなってきたわぁ……。
知りたいことはもう知ってしまったし、アイツの居場所ももう………
- 175 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2015/11/09(月) 22:04:47.85 0.net
- >>171
(改めて品定めするようにレアを眺めて)フゥ……ま、アンタに護衛は期待しないけどね。
その剣と盾、少しは使えるの？ なら自分の身くらい自分で守りなさいよ。
え……？ 何よアンタ、文無しなの！？
全く……ネーベルといいアンタといい、一体何に使えばそんなにお金がなくなるのかしら。
次に何処へ行くかアンタわかって言ってんの？ 私はアンタの仲間を悠長に待っていられないの。
仕方ないわねー！ それならお金はいくらかかしてあげるけど、使っていいのは要るものだけだからね！
それを聞いて安心したわ。
下手にギャレンをかばいだてするならヴァイセン相手にアンタを人質にしてやろうと思ってたけど、その必要はなさそうね。
そりゃまあ……遠縁とはいえシシオン家は皇帝陛下の親戚だもの。
治める土地を失ってなお大公爵家を名乗ることを許されているのは、帝国広しといえども私たちくらいのものよ。
確かにアンタが言うようにギャレンの尻尾を上手く掴んで皇帝陛下に訴え出たら
アイツは今まで築き上げてきた地位を失うどころか、最悪処罰されるでしょうね。
だけど私は他の貴族の力を借りる気はないわ。
他の誰かに横やり入れられてたまるもんですか……！ ギャレンは私と騎士隊が殺る。
それには一刻も早くシーザーを見つけてあげないとね！
シーザーのこと、アンタは何か掴んでないの？ ないなら私は予定通り北へ向かうけど……。
つまりアンタたちの情報では黒い霧とその魔女が何か関係ありそうってことね
まさかとは思ったけど、ネーベルの仇がギャレンと一緒にいるとはね……。
ギャレンだけなら怖くはないけれど……話を聞く限り厄介なのはその魔女の方みたいじゃないの。
全く！ ヴァイセンドルヒ家もはっきりしない情報ばかりでイマイチ役に立たないわね！
ギャレンがいるのはアンタたちの領内なんだから、ばれない様に刺客を放って襲わせるぐらいしたらどうなの！？
>>172
（男が去った後、皆と顔を見合わせ）……聞いた？ 今の、誰かしら。顔は見えなかったし……。
私たちを名指しで情報をくれたみたいね……。
渓谷の事件っていうのが私にはよくわからないんだけど……チビ助たちなら知ってるかしら？
少し気になることを言っていたわね。王弟派……アンゲロスか……。
ギャレンはフルドの連中とも繋がっているのかな？ だとしたら少し厄介な話になってくるわね。
それにしてもさっきの男……。フルドの動きを教えてくれるなんて何者だったんだろう。
私をシシオンと呼んだ声にはフルド訛りがあったような気もしたけれど……。
もしかしてスパスィの一派かしら。……なんてね。スパスィなんて会った事ないのにわかるわけないか。
- 176 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2015/11/09(月) 22:07:03.71 0.net
- >>173
確かにわからないことを話していても仕方ないけどさぁ、記憶が戻ったら今のアンタはどうなるのかしらね。
今度は記憶をなくしてた頃の記憶がなくなっちゃったりしてね。
でもアンタにとっては今の記憶なんて別にどうでもいいのかしら。
私だって混血だからね。寿命は普通の人間とそんなに変わらないけど、見た目は人間ほど年取らないのよ。
でも私はそんなにお目出度くはないわ。種族同士でわかり合えたって争いは終わらないってわかるもの。
もしこの世界から戦いを失くすことが出来るなら、千年前にそうなってるわよ。
それでいいと思うけどね。私とアンタだって一生わかり合えそうにないけれど、それで殺し合いになるかは違う話なわけだから。
さっき出来かけてたんだから、もう少し練習すれば霧を出すなんて楽勝よ！
いずれアンタのお株を奪って霧であっと言わせてあげるから見てなさい。
思うに私とアンタの魔法の使い方が全然違うんじゃないのかなぁ……。
私って生まれた時からなんとなく魔法使えたらしいんだけど、
そのせいか人から教えられてもいまいちピンとこない事が多いっていうか……。
アンタの言葉でコツがわかったのは結構珍しい事なんだけど、アンタはアンタで普通の魔法じゃないみたいだし……。
まあアンタが人間じゃないとしても私には大した問題じゃないけどね。
人間なのに化け物みたいな力をもったヤツだっていないわけじゃないし、かえって人間じゃない方が付き合い易いわ。
アンタの頭からつま先まで霧しか詰まってなかったとしても、実はその姿が仮のものだとしても……
私にとってアンタはアンタよ。折角今は一緒にいるんだから敵になるまでは仲良くしてあげる。
ところでさネーベル……レアから話を聞いたでしょう？
アンタが探してる悪魔みたいな魔女ってヤツ、どうやらギャレンのところにいるんじゃないかって話。
フフッ、やっぱり私と一緒にいて良かったわね。私のおかげでアンタの仇は早くも見つかったわ！
……確かめに、行くのよね？ そのために旅をしてたんだから。それならここでお別れよ。
私はシーザーを見つけるまで、ギャレンと対決するわけにはいかない。今すぐアンタを手伝えないわ。
別に引き留めたりはしないけど、ちゃんと勝算はあるんでしょうね？
昔のアンタが勝てなかった相手に今のアンタがどうやって戦えるの？
- 177 ：奪取と譲渡の魔女のつぶやき：2015/11/15(日) 19:45:26.42 0.net
- 生きる目的を与えてやったんだから、逆に感謝してほしい。
あいつはきっと寂しくて、大沼の瘴気の掃き溜めから人の世界に這い出てきた。僕はそう想像している。
でもあいつは、せっかくの機会をふいにした。
毒霧で広い土地を全部ダメにした。国土を全部腐らせて、逆に追われる身になった。
あいつにとっては、沼でじっとしていた方がずっとマシだったろうね。
そのころ僕は名うての冒険者の隣にいて、あいつの討伐を手伝ってあげた。
そして僕はあいつから、毒霧を奪った。あいつの湿った体に手を突っ込んで、特別な才能を引き抜いてやった。
感謝してほしいよ。
僕はあいつから追われる理由を無くしてあげたんだ。
しかもそれだけじゃない。
退屈な大沼に戻らなくてもいい理由もくれてやったんだから。
目標があると人生にハリがでる。
僕らの存在に指向性が宿って、やがて動きだす。しばらくすると、光の尾をひいて走り始める。
その様はとても美しいと、僕はそう思っている。
そうでなければ、やみくもに長いだけの命に、一体どんな価値があるだろう。
僕はあいつを、寄り添うべき相手に追われる苦痛から救ってあげただけじゃない。
なにより、「ただ生きているだけ」の状態が無限に続く苦痛から、あいつを救ってやったんだ。
毒霧のリヴン。
毒霧を失ったあいつは今、なんて名乗っているんだ？
まあなんでもいいけれど。
重要なのは、あいつの中には純粋な魔力がまだたっぷり残っているってことだ。混じりっけなしの、質の高いやつがさ。
ギャレンはさらに魔力を欲している。
自身に宿った霧の才能を、さらに完璧に制御するためだ。
それにはあいつの魔力が一番だ。もともと霧はあいつの才能だったんだから、相性がいいに決まっている。
それにしたって、ギャレンも可哀相なやつだね。
霧や門の操作なんて、他の魔法使いにやらせればいいのにさ。
誰も信じられなくなったから、すべてを自分でやらないことには不安でならないんだろうね。
まあそれはそれ。
同じやつから２度も奪うなんてことは、僕も初めてだ。
大抵は一回きり。例え多彩な人間がいたって、ひとつの才能を失えばあら不思議。別の才にも陰りをみせる。
でもあいつの才能は、どちらかといえば、あいつの存在自体に起因する。
あいつから残りの魔力を全部奪ってやったら、きっと絞り滓すら残らないんじゃないかな。
つまりあいつの存在自体が、稀有な"才能"の塊というわけだ。
あいつの魔力の大きさにギャレンは耐えられるかな？
飲み込んで許容するか、逆に壊れるか。彼の器次第だけど。
僕はもちろん、彼が大きな魔力を得て、とてつもない事業に手をかけることを期待しているんだ。
そうすれば、僕の価値は上がってゆく。僕の無駄に長い命の歴史に、輝かしい経歴をひとつ、追加できるから。
他者の栄華の裏側に、僕は僕の影を見る。
讃えられるのはいつも僕ではない誰かで、それはとても口惜しいことだけれど、僕の心の奥に潜む、残った意思のひとかけらが呟くのだ。
それだけが唯一の、僕自身が狂わない方法だって。
なけなしの意思を失って、ただの媒介にならない方法だって。
- 178 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2015/11/15(日) 19:48:52.03 0.net
- 厚手のマントを購入したッス！
ファーのついたフードもついていて、被ると暖かいッスねえ…。
モフモフだししばらく宿屋でもこれ着て寝るッス！
>>174リヴンさん
食事、一週間に一度でいいッスか？どんなに効率のいい体だとそうなるんすかねえ。
ちょっとお腹のあたりを見せてもらっていいッスか？ずっと食べ物が滞留している感じなんスか？
小生はすぐお腹が空いちゃうから羨ましいッス。でも食べるのは好きなので、できれば食い溜めできる体になれればベストな感じッス！
騎士団での訓練はサボらずに頑張っていたッス！だから取っ組み合いには慣れているッスよ。訓練といっても気を抜くと命を落とす厳しいものッス。
熊みたいな大男の同僚たちが本気でかかってくるッス！これを毎日続けてたらどんなやつ相手でも腹も座ってくるッス！
でも人に褒められるのって、やっぱりうれしいッスね！ありがとうッス！霧売りさんもなにか力仕事があれば遠慮なく言ってほしいッス。微力ながらお力添えするッスよ。
ローナンシが霧売りさんの探し人だったッスか？なんとなくでも言ってみるものッスねえ。ただ…ヴァイセンに行ってもそいつに会える保証はないッス。
ローナンシはたまにギャレンのもとに現れるんスけど、どこを拠点にしてるかさっぱりわからないンスよ。大抵の人間は衣食住が必要ッスから、その周りを調べていくとヤサがわかったりするんスけど。
ヴァイセンドルヒ家の情報網を以ってしても尻尾を掴めなくて…これでも小国ながらヴァイセン全土、津々浦々を網羅してるんスが…。
それと、ヴァイセン以外でもいろんな国で発見報告があるッス。多分、ギャレンの命令で動いているんだと思うんスけどね。
その予想が当たっていれば、そう遠くない未来にヒメさんの前に現れるんじゃないかと、小生は踏んでいるッス。なんたってヒメさんは今、ギャレン最大の懸念事項のひとつッスからね！
それをギャレンとローナンシが放っておくわけがないッス！
>>172外套の旅人さん
うひょー！モロに小生好みのおじ様ッス！
どこか影があって頼りがいがありそうッス〜！
あの渓谷、というと霧深い飛竜渓谷の件ッスね。確かシーザーさんが逃亡した時期に動きがあったと聞いているッス。
しばらく後に霧が晴れたって聞いてたッスけど、事件はいろいろと繋がっているものッスね。
王弟派やアンゲロスという名前から察するに、ギャレンとフルドの反王家勢力は内通しているってことッスか。
正直なところ、ギャレンの謀反については半信半疑なところがあったッスけど、こういう横のつながりを耳にすると真実味が増してくるッスね…。情報提供痛み入るッス。
こちらもなにか分かったらお教えするので連絡先を…って行っちゃったッス！職権頼みのナンパ、失敗ッス…！
- 179 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2015/11/15(日) 19:50:52.34 0.net
- >>175ヒメさん
ふふふ。小生のショートソード捌きは結構なものッスよ？
しかも！この剣を万が一落としてしまったところで、小生には奥の手もあるッス。ちなみにこれはヒメ様といえど秘密ッス！
お金は使ったらなくなるッス！むしろ無くならないヒメ様のほうが変なんスよ。
ここはひとつすこしの間、ノブレスオブリージュというやつで小生ともどもに施しいただきたいッス！
その代価として小生、体を張った働きをお見せするッスから！あ、代金は後ほど、きちんとヴァイセンドルヒが返済するので安心してほしいッス！
しょ、小生を人質にしようなんてひどいッス！あんまりッス！
でもヴァイセンドルヒに人質戦法は通用しないッス。簡単に見捨てられるッス！
ヴァイセンの諜報機関は公に存在しないことになっていますし、これも国家のためと小生たちは命を捨てているッス！
…というのは名目で、できることならそんなことにならないように頑張るのが小生ッス！今回はそれを回避できそうでホッとしてるッス！
ヴァイセンとシシオンの利害は既に一致しているッス！だから小生もここで手を引くわけにはいかないッス。
でも、ギャレンの処断に関しては特にこちらでこだわるところではないッスから、ヒメ様のお心持ち次第、ということになるッス。
とはいえ先のことを言っても仕方がないッス！まずは人探し、これに注力するッスよ！
さあ北へいくッス！
ちなみにシーザーさんの行方に関してはさっぱりッス！…ヴァイセンドルヒは国外のこととなるとあんまり強くないッスからね、テヘヘ。
ギャレンの暗殺なんてとんでもないッス！下手にそんなことをしたら、帝国に反旗ありと疑われるのはヴァイセンなんスから！
なんといっても、ギャレンは神聖帝国南部方面軍の司令官ッスからね…。
だいたい、あいつは自分が恨みを買いまくってるのを知っているッス。だから四六時中子飼いの精鋭を周りに配置していて、まったく隙がないんスよ。
実際、ギャレンは何度か政敵の手の者と思われる暗殺者の襲撃にあっているッスから、用心もかなり念入りッス。
魔女の行方も不明だし、ここはひとつ、外堀を埋める感じの戦略に打ってでよう！となって小生がひっぱられたわけッスな…。
- 180 ：名無しになりきれ：2015/11/22(日) 10:55:18.46 0.net
- やりたいことがあるけど、やると大事な人に迷惑がかかるかも知れない
そう思って我慢してたけどやりたい気持ちがどんどん強くなる
あと一歩踏み出す勇気がなかなか出ないんでちょっと背中を押してくれないか
- 181 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2015/11/22(日) 23:23:38.46 0.net
- ……あの夜、私は全てを失った。
魔女に力を奪われ、同時に記憶も失った。
それは、不安定な積み木の塔から無理やり支柱を引き抜くような事だったらしい。
支えを失った塔は、塔を塔として律する物すら失った。
水と魔力で作られた体は形を保てず崩れ去り、私は霧になった。
動く事すらままならず、ただ風に流され、徐々に拡散し消えてゆく。
微かに残った記憶と名前だけが辛うじて私を世界に留まらせていた。
どれ程風に流されたのか、薄明るい靄の中
私は、あの娘に出合った。
■
……
………なんだか、懐かしい夢を見た気がするわぁ。
どんな夢だったかは……忘れちゃったけれどねぇ。
>>176 ヒメ=サマルスメリア
どうかしらねぇ。記憶を失って何百年もこんな風だからねぇ、昔の私とはだいぶ変わってしまっているわぁ。
そこに急に記憶が戻ったら、本当の私と今の私がゴチャゴチャに混ざるかも知れないわねぇ。
そうしたら、今の私でも昔の私でもなくて、別の何かになってしまうのかも。
でも、今の不完全なままよりはいいと思うけどねぇ。
あらあら、まあまあ。そうよねぇ、そう言えばおヒメ様、仮にもお貴族様だったわねぇ。忘れる所だったわぁ。
現実はそれなりに見てるでしょうし、夢を見るほどお子様でもなかったわねぇ。
知ってるかもしれないけどねぇ、魔法って一言で魔力を使う物を全部ひとくくりにしてるけど、全然違う物よぉ。
水を魔力で霧に変えるのが私の魔法の根本だけど、クリストフは詠唱で精霊に命令して魔法を発動させてるみたいよぉ。
魔力の使い方一つでもこれくらい違うわぁ。それが詠唱とか触媒の種類でもうごちゃごちゃに入混じってるのだから、それはもう膨大な種類よぉ？
そうねぇ、おヒメ様が生まれ持ちに魔法が使えるのなら、多分自然的で単純で本質に近い魔法でしょうねぇ。
なら、もしかしたら使い方も全く違うけれど私と系統が似てるのかもねぇ。
うふふっ、でもおヒメ様が霧で私を脅かせるなんてできるかしらぁ？
私が教えたのはまだまだ、ほんの一欠けら、霧への一歩目だけだからねぇ。うふふっ。
おヒメ様はどこまでできるかしらねぇ？
……ええ、そうねぇ、そうみたい。おヒメ様の近くに居たおかげですぐに見付かったわぁ。
まるで、本当におヒメ様が運命を握っていたみたいねぇ。感謝しておくわぁ。
でもねぇ、ずうっと探していたものが見つかった今、待ってはいられないわぁ。
今すぐにでもヴァイセンに行って取戻さなくちゃいけない。
……勝算なんて無いけれどねぇ、それはおヒメ様も同じよぉ。ギャレンはちっぽけな人間でも、手下は大勢居るわぁ。
それだけでも面倒なのに、ギャレンの裏にはアイツも居る。
おヒメ様はどうやってギャレンを倒すつもりなのかしらぁ？
- 182 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2015/11/22(日) 23:25:49.27 0.net
- >>178 レア・ヴァイセンドルヒ
そうねぇ、生き物って生きてるから物を食べるのでしょう？
でも、死んでいるなら食べ物はいらないわよねぇ。
うふふっ……なんて冗談よぉ。
私はねぇ、体の無駄な働きを抑えてるからねぇ。それで他の人より食べなくても大丈夫なのよぉ。
あとは慣れ、かしらねぇ？
ヴァイセンのお嬢ちゃんは健康なそのままが一番よぉ？少し羨ましいくらい。
体を無理やり変えるのは、あるべき物を歪めるのと同じことだからねぇ。
あらぁ、騎士って案外大変なのねぇ？もっと楽なものだと思ってたわぁ。
そうねぇ、優秀なヴァイセンのお嬢ちゃんには色々手伝ってもらおうかしらねぇ。
これから、凄く面倒なことになりそうだからねぇ。
＞ヴァイセンに行ってもそいつに会える保証はないッス。
……ヴァイセンのお嬢ちゃん達でも居場所がわからないとなると、本当に神出鬼没の魔女ってことねぇ。
私が探し続けても見付からないのだから、当然と言えば当然だけどねぇ。……つくづく忌々しいわぁ……。
ギャレンの根城の近くで待つにしてもアイツの姿までは思い出せないし、長居して私の存在が知られると厄介ねぇ……。
アイツ、ギャレンなんかに使われて甲斐甲斐しく大陸中歩き回っているのかしらぁ？
それなら御苦労なことだわぁ。あんな力を持ってても人間に使われてるのだとしたら、本当に笑っちゃうわぁ。うふふふっ。
………そこまでして何を狙っているのかしらねぇ……。
おヒメ様を殺しにアイツが来るかも知れないって言うの？
それは大分悪い話ねぇ、アイツは……間違いなく私よりも強いわぁ。
どう強いのか思い出せないのだけど、私が負けて力を奪われるくらいだからねぇ……相当よぉ。
おヒメ様とヴァイセンのお嬢ちゃんでは絶対に勝てないわぁ。殺されるか力を奪われるかそれとも両方よぉ。
……でも、おヒメ様の魔法と、ヴァイセンのお嬢ちゃんの身軽さと
私の霧があれば時間稼ぎくらいは出来るかも、ねぇ。
>>180
やりたいならやりたい事をするべきだおもうわぁ。
やれなくて後で後悔してしまうからねぇ。
それに、その大切な人はあなたが生きてる限り本当に傍にいてくれるのかしらぁ？
裏切ったり失望したりしないのかしらぁ？あなたを置いて何処かへ行ったりしないのかしらぁ？
あなたにとって大事な人ってなにかしらぁ？
うふふっ、でも結局はあなたが自分で決めることよぉ？
- 183 ：名無しになりきれ：2015/11/28(土) 19:43:34.15 0.net
- 冬はまだこれからなのに既に寒すぎて何もやる気が出ない
冬眠させてくれ
- 184 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2015/11/29(日) 23:31:30.70 0.net
- >>179
奥の手ねぇ……。アンタを見たところ魔法、って感じじゃないし……。
その袖の下とか手甲に何か隠し武器でも忍ばせてるのかしら？
まあ秘密みたいだし何でもいいけど。それでアンタが足手まといにならない自信があるならね。
それにしても私より小さいくせに剣の腕にはそこそこ覚えがあるみたいじゃない。
ヴァイセンって何か有名な剣術の流派でもあったっけかしら。あまり聞いたことないのよね。
確かに施しも貴族の義務かもしれないけどさぁ……。それを言ったらアンタだって貴族の端くれじゃないの？
返す気があるなら、最初から胸張ってかして欲しいと言えばいいのよ。借金なんて、私もしょっちゅうしてるもの。
それじゃ安心して励みなさい。私はそこらの金貸しと違って利子をとろうなんて考えてないからね。
その気があるなら体を張った働きってやつで、かした分以上を返してもらうわ。
人質にするって言うのは半分冗談だけど……アンタたちの家が公式に存在しないはずの組織ってこと、私に言っても良かったわけ？
アンタたちみたいな連中って国のために命を捨てているわりには報われることが少ないわよね……。
そう考えると、ほんのちょっとだけ可哀そうかな。
よそで言いふらしたりする気は今のところないけどさ、ヴァイセン公に会うことがあったら話しのタネにはなりそうね。
しっかしアンタたちの国も穏健というか大人しいというか……
暗殺が無理なら軍の食事に毒草を混ぜるなり井戸に鉱毒をぶち込むなり奴らの陣地に疫病を流行らせるなり
嫌がらせくらいならいくらでも出来るでしょうに……。ギャレンに敵が多いってことは、殺してさえしまえば後はどうにでもなるってことでしょう？
……まあいいわ。アンタたちの立場もわかるから、そういう汚れ仕事は私たちが引き受けてあげる。
ン……？ 何変な顔してんのよ。あ、安心しなさい！ さっき言った嫌がらせっていうのは、私はやったりしないから！
過去に私たちがやられたことを言ってみただけなんだから！
シーザーが見つかるかどうか、このところ不安に思っていたけれど……アンタ見てたら何とかなりそうな気がしてきたわ。
顔も知らず、名前も間違えて覚えていても人探しって出来るものみたいだからね。
ところで今向かっている土地は教会の領地なんだけど、ヴァイセンは教会と仲いいの？
私は教会の一部から命を狙われてるかもしれないから……。なんかあったらアンタが話つけなさいよ……？
>>180
私から言えることは一つだけね。やりたい事がある時に、出来ない理由を探さないこと。思いに嘘をつかないことよ。
何かを為さずに後で悔やむことは、何かを試した後で悔やむことよりずっと心に残り続けるものなの。
ネーベルも言っているけれど、アンタがやりたいならそれはやってみるべきね。
アンタが大事な人にかける迷惑ってどんなことなのか、それは解決できないものなのか……。案外アンタが迷惑だと思い込んでるだけかもしれないわ。
そんなに気になるのならその人と話してみるのもいいんじゃない？
繰り返すけど、手段や方法を言い訳にして出来ないという理由にはしないことよ。
それが失敗だったかどうかなんて誰にも決められないし、神にだってきっとわかりはしないんだからさ。
- 185 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2015/11/29(日) 23:33:57.59 0.net
- >>181
昔のことを知らない私からしたら、今のアンタが不完全とは思わないんだけどね。むしろちょうどいいくらいと思うわ。
大体アンタみたいな生意気な性格で無駄に強い力なんて持ってたらそれこそ分不相応だわよ。
記憶と力が戻ってアンタがどうなろうと私にとってはどうでもいいけど……
また懲りずに悪さする魔女に戻っちゃったら、今度は私が退治してあげてもいいわよ。
まあその時にはアンタやその他の連中からしっかり報酬はいただくけどさ。アンタも頼んでおくなら今のうちよ？
言われてみれば確かにさ、アンタと私の魔法の使い方は少し似ているかもしれないわね。
アンタは体の中で水を霧に変えて放出している。私は魔粒子を体に取り込んで、水に変えながら放出して霧にする。
言葉にすると違って聞こえるけれど、自分の体を経由して魔法を使うという点では同系統と言えるんじゃない？
私はこんな理屈よりも先に自然と魔法の使い方を頭と体でわかってたみたいだから、もしかしたら魔女の素質があるかもね。
そりゃあ今はまだアンタほど達者に霧を使うことは出来ないけれど、すぐに使いこなせるようになってみせるわ。
……だからまた今度霧の魔法を教えなさいよね。出し方も少しそうだけど……操り方も少しはね。
言ったでしょう？ 私には光の獅子の祝福があるって。でもアンタねえ……折角感謝するならもう少し嬉しそうにしたら？
あら、私にはちゃんと勝算はあるわよ。アンタと違って私には信頼できる騎士隊があるもの。
赤騎士隊ってどうせ知らないでしょうけど、私の頼れる騎士と兵たちがヴァイセンにいるのよ。
おあつらえ向きにギャレンの軍のすぐ喉元にね。
私がシーザーを連れて戻れば皆が力をかしてくれる。どこまであてにしていいかはわからないけど、レアを通じてヴァイセンを動かすことも出来るかもしれない。
伊達に今まで戦場で生き残ってきた訳じゃないんだから。戦争するなら負けないわ。
あとはその魔女ってヤツね。ギャレンにとり憑いているアンタの仇がどれほど強かろうと、邪魔をするなら倒すだけよ。
アンタが殺るなら私はそれでいいと思うけど……出来ないのなら私がやる。
最もそれは全ての準備が整った後でのことよ。アンタに合わせて今すぐ騎士隊を動かしてあげるつもりは私にはないの。
だけど……何かあるなら遠慮なく言いなさい。私がアンタにしてあげられることがあるなら、聞くだけ聞いてあげるから。
>>183
そうかしら……。多少は温かいけれど、暦の上ではとっくに冬じゃない。ほら、北の方に見える山々は峰に雪が光ってるわよ。
冬眠するにも準備がいるけどアンタはしっかりしてたのかしら？
それよりしっかり仕切りした家とか小屋で火を焚いて温まっていた方がずっと寝てるより楽しいこと多いと思うわよ。
何もやる気が出ないなんて言うのは一時のことよ。温かいスープを飲んで氷が張った湖の上で釣り糸でも垂らしてみれば、気分も変わってくるんじゃない？
- 186 ：名無しになりきれ：2015/12/11(金) 18:47:12.00 0.net
- ,.:―――‐‐.、 あたまテッカテカ 濡れてピッカピカ
／ , - ､, - 、 ヽ それがどうした 僕マ○えもん
/ ,.-‐'l ｡ ,! ｡ l―.ヽ
l l ヽ｀ - ○- ' ‐ i l 大人の世界の 電動ロボット
l l - ｀ー┴―' ‐ l.,! どんなもんだい 僕○ラえもん
＼ヽ' `./
ヽ＝==(ﾃ)=＝"l 奇妙奇天烈 摩訶不思議
(l () () .l 奇想天外 自己挿入
l () l) 悶エ迅速 男ハ不要
l () l
l () l) マ○えもん（ｳｨﾝｳｨﾝ）
(l () l ○ラえもん（ｳｨﾝｳｨﾝ）
l () () l ツウ販デカッタ
l () l) 通ハンデ買ッタ
〔liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiil〕 マ○えもん
〈:..... .....:〉
〈:..... .....:〉
〈 .〉
l｀ー―――‐‐'l
｀ー――――'
- 187 ：名無しになりきれ：2015/12/12(土) 10:16:19.84 0.net
- ちゃんとご飯食べてる？偏食はだめよ
- 188 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2015/12/15(火) 01:03:53.96 0.net
- この季節に北へ向かう人なんてほとんどいないと思っていたけれど……。
そういう物好きって思ったよりはいるものなのね。寒いのなんて私は何がいいのかさっぱりわからないわ。
花も咲かないし、食べ物だって少なくなるし、いい事なんて何もないのにね。
それにしてもレアのヤツ……どこまで斥候に行ったものやら、まるで帰って来ないわね。
頼んだ料理も冷めちゃいそうだし、私だけ先に食べてやろうかしら！
雪、降ってきたのね。……ネーベルはどうしてるかな。
>>187
旅してるとご飯って結構大事な楽しみの一つじゃない？ 私はちゃんと食べてるわよ。
この時期じゃ食べたくても食べられないものも多いから、食べるものが偏るのは仕方ないと思うけどね。
果物は乾物で持ってきてるし別に文句はないわね。パンくらいどこに行っても食べられるでしょ。
まあこの先目指すところまで誰も住んでいないって可能性もあるけれど……。
そうなったらそうなった時よ！
- 189 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2015/12/17(木) 23:33:56.51 0.net
- ……この時期は眠くなって仕方がないわぁ……。
いくら食べなくても大丈夫だといってもねぇ、眠らないと心と魂が疲れ果ててしまうわぁ。
疲れた心と魂は……磨耗して………
…………zzz......
……ん……えっと、なんの話だったかしらぁ？
あらそうそう、おヒメ様を待たせてたわぁ。雪も降ってるし早く戻らないとねぇ。
>>183
そうねぇ、私が全力を出した霧をいっぱい吸えば冬眠ほどじゃないけどグッスリ眠れると思うわよぉ？
でも、運が悪いと凍死か餓死して本当に永遠に眠っちゃうかもねぇ、うふふふっ。
それにねぇ、あなた夏は夏で暑くてやる気が出ないって言いそうな顔してるわぁ。
やる気なんて元々から無いんじゃないかしらぁ？うふふっ。
>>185 ヒメ=サマルスメリア
分不相応ねぇ……うふふっ。でも、それが私なのだとしたらそれもいいわぁ。
私は私のやりたいと思ったことをするだけよぉ。良いとか悪いとか、そういうのは関係ないわぁ。
また村でも町でも国でも、滅ぼしたいと思ったら滅ぼしちゃうかもねぇ。
でも、それでもしおヒメ様が退治しに来たら少しだけ手加減してあげようかしらぁ。
本当に殺しちゃったら、つまらないものねぇ。うふふふっ。
人間が魔力や魔法を感覚的に操るのは難しいらしいし、それが生まれ持ちに備わっているのはもっと稀ねぇ。
ならおヒメ様の人並み外れたそれは、ある意味本当に魔女的なのかもねぇ。
……でもまだまだねぇ。おヒメ様の魔法の使い方は力が入りすぎているわぁ。霧は繊細なものよぉ？
強過ぎると前みたいに弾けて、弱すぎるとすぐ拡散してしまう。その強弱を覚えないとねぇ。
操り方は燃もう少し霧を出せたら教えてあげるわぁ。おヒメ様が出来るかどうかは知らないけれど。
うふふっ、そうねぇ。あまり信じてなかったけれど。おヒメ様の言うそれも案外本当なのかもねぇ。
……でもなんでかしらねぇ、本当は凄く嬉しいはずなのに。心の底から嬉しいはずなのにねぇ。
寒くもないのに、少し寒気がするの。こんな感覚は初めて。まるで私が……なにかを恐れてるみたい……。
あらあらおヒメ様、おヒメ様はギャレンと戦争をするつもりなの？
そうねぇ、上手く行けばおヒメ様が有利かもねぇ。内側からギャレンを崩せるかもしれないわぁ。
でも、失敗したら怖いわよぉ？おヒメ様達の口を塞げば、傍から見れば謀反そのものだからねぇ。
今度は皆で処刑台行きかも知れないわよぉ？おヒメ様の腕がどの程度なのか見所ねぇ。うふふふっ。
ふぅ……おヒメ様も大概無鉄砲と言うか怖いもの知らずよねぇ。その自信はどこからくるのかしらぁ。
全部上手く行く保障も何も無いし、どれもギリギリよぉ？それでも勝てると言うの？
それに……おヒメ様は本当にシーザーが今も生きてて見つけられると思うの？
>>187
前よりは確り食べてるわよぉ。
おヒメ様と会う前は水だけとか、よくてパンを投げてもらったりとかだったからねぇ。
それに比べたら今なんて……
………そんな目でひとを見るものじゃないわよぉ？うふふふっ……。
- 190 ：名無しになりきれ：2015/12/22(火) 21:36:28.82 0.net
- 何度目かの新しい風が吹いていますね
- 191 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2015/12/27(日) 21:36:45.16 0.net
- >>189
はぁ……アンタって芯からひねくれてるわね。
アンタには自分でやりたいことなんて本当はないから、いまだに昔の自分を諦めきれないんじゃないのかしら？
まあ、私はアンタが国を滅ぼしたなんて話、信じていないけど……。
何かを壊したり滅ぼしたり……そんな空しいことは魔法じゃなくても出来ることよ。
もっと何か、アンタの魔法でしか出来ないことを考えてみたことはないの？
あらネーベル、アンタ私に勝つ気でいるの？ 私を相手にするってことは私の騎士隊を相手にするってことよ。
そうなったらアンタ一人、どうとでも料理出来るわ。殺すどころか私に指一本触れる事すら出来ないでしょうね。
こうして知り合ったよしみもあるし、一度くらいは見逃してあげてもいいけどさ。
アンタは失った自分の力に相当うぬぼれがあるみたいだから、一度その鼻を明かしてやるのも悪くないって思えるのよね。
そうね、私とアンタが一対一で戦ったら……それはどうなるかわからないけれど。
昔ね、私が魔法を使うたびに先生が言ってたの。私の中には精霊がいるみたいだって。
私が魔法に精霊の力をごくわずかしか借りていないってことを言いたかったみたいなんだけど、物は言いようよね。
アンタに言わせれば魔女の力ってことなんだから。
仮に私が本当の魔女……つまりアンタの同類だったら、アンタどう思うの？ 嬉しい？
そりゃあアンタに比べたら私の霧はまだまだでしょうけどねえ！ アンタだって私みたいに稲妻や炎を操れやしないでしょうに！
霧の出し方は練習あるのみね。アンタの話でコツは掴めた感じだから、あとは体で覚えるだけって気がするの。
見てなさいよ。私の才能を目の当りにしたら、きっとアンタも驚くはずなんだから！
……何よ？ そんなに嬉しくないの？ やっと仇が見つかったのに、何を恐れているって言うのよ。
まさか、今更行くのが恐くなったとでも言うのかしら？ まあ、気持ちはわからないでもないけどねぇ。
全盛期に勝てなかった相手に対して、力を失ったまま戦ったって勝てるわけないもの。
戦争だなんて大げさなものじゃないわ。ただの仇討ちよ。
それでもアンタよりは勝算あると思うけど。ギャレンが帝国に謀反を企てているという証拠を私は掴みかけているところだからね。
私たちは戦場でいつも仁義を通して来たわ。今度の相手が誰だろうと、同じように筋を通してもらうまでのことよ。
無鉄砲だなんて、アンタにだけは言われたくないわ。敵に対して無策のくせにさ。
私よりアンタはどうするつもりなのよ。よく知りもしない相手なんでしょう？
そのまま行っても今度こそ殺されるだけなんじゃないかしら。
私のことは心配ご無用よ。私にはアンタと違って、上手くいくって予感があるの。
ご先祖様が導いてくれているって予感ね。皆最初はバカにするけれど、私の予感は外れたことがないのよ。
シーザーのことにしても、アイツは私の騎士だからね。まだ生きてるに違いないわ。私にはわかるの。
後は見つけてあげるだけだけど、アンタの探し人も見つかったんだからきっとすぐに会えるんじゃないかって思うんだけどね……。
>>190
新しい風、かぁ。私には……よくわからないかな。暦が改まる時期のこと？
今年も長かったような短かったような……。旅に出て面白い人たちに出会えたのは、ちょっと良かったけど。
チビ助、チビちゃん、ネーベル、レア、街や村で良くしてくれた人々のこと……こういう時期にはよく思い出すのよね。
- 192 ：名無しになりきれ：2015/12/30(水) 21:26:58.09 0.net
- ヒメ様はちょっとだけ人当たりが柔らかくなった気がする
- 193 ：名無しになりきれ：2016/01/01(金) 10:42:03.33 0.net
- あけおめ！
- 194 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/01/06(水) 03:54:51.78 0.net
- 寒くなったからって着せられちゃったけれど、おヒメ様の買ってきた服はなんだか落ち着かないわぁ。
でも脱ごうとするとおヒメ様怒るのよねぇ。
ふぅ……新しい服は苦手だわぁ……。
>>190
そうねぇ、きっと何かが始まって、そして何かが終ってしまうわぁ。
終わりの無い物なんてないからねぇ。
私やおヒメ様の探し物もアイツとギャレンの企みもどんな結果でも全部全部いつかは終るわぁ。うふふふふっ……。
ほら、こうしている間にも何かが終って何かが始まった気がするわぁ。
>>191 ヒメ=サマルスメリア
ひねくれてて結構よぉ。おヒメ様がどう言おうとどう思おうとも私は私よぉ。
今の私に何も無くても、力を取り戻した私にはなにかやるべき事もあるかも知れないしねぇ。
だから今の私なんて大して重要ではないのよぉ。
……私の霧でしか出来ないこと？そうねぇ………そんな物あったかしらぁ……。
ああ、でも、いつだかわからないけれど、毒の霧で何かをいっぱい殺した気がするのよねぇ。
その時はなんだか凄く喜ばれたみたいだけれど、一体なんだったかしらねぇ？
……あらぁ？私はそもそもなんでそんなことしたのだったかしらぁ……？
それに、いつどこで……？
鎧を着ても剣を持っても大勢集まっても、結局は人間でしょう？
目に見えない毒とすべてを覆い隠す霧を相手に戦う事なんてできるかしらぁ？
それこそ、私に指一本触れれないじゃないかしらねぇ？うふふふっ。
おヒメ様が一人で挑むなんて蟻が巨人に挑むような物よぉ？
自分とお仲間に自信が有るのはわかるけれどねぇ、自分で命を投げ出すのはとても愚かなことよぉ？
おヒメ様がもしも魔女だとしたら、ねぇ。……そんなに嬉しくもないかしらねぇ。
魔女なんてそんなにいいものじゃないし、私は私以外の魔女はあまり好きじゃないわぁ。
そうねぇ、確かに私は霧を操ることしかできないわぁ。他の魔法の使い方なんてよくわからないしねぇ。
覚えようと思ったこともないわぁ。興味も無いしねぇ。
違うわぁ……アイツなんて怖くないわぁ。もっと違う何かなの。言い様も無くて、思い出せないのだけれどねぇ……。
それはなんだかとても嫌な感じがするの……なんだかまるで……思い出したくない何かみたいにねぇ……。
ならそうねぇ、それならやっぱり私がギャレンなら、おヒメ様がヴァイセンに来る前に仕留めるわねぇ。
口も塞げて邪魔なおヒメ様も居なくなるのだからねぇ。うふふっ。
……ヴァイセンのお嬢ちゃんの言う通り、本当にアイツが来てもおかしくはないのかもねぇ……。
そうねぇ、霧でギャレンの根城にこっそり忍び込むことくらいなら出来そうだけれどねぇ。
アイツの居場所さえわかれば部屋の中に毒の霧を充満させるくらいなら無理はないわよぉ？
結局最後は予感とか直感なのねぇ。おヒメ様のお友達の気苦労がちょっとだけ知れるわぁ。
でも、おヒメ様らしいと言えばおヒメ様らしいけどねぇ。うふふっ。
ふぅ、いいわぁ、もう少しだけおヒメ様の我侭に付き合ってあげるわぁ。
なんだか私にも少し時間が必要みたいだからねぇ……。
>>192
そうかしらぁ？すぐ近くに居るとあまり感じられないけれどねぇ。
まあでも、おヒメ様は性格キツイけど面倒見よさそうなのところもあるからねぇ。
うふふっ、シーザーの前だとどんな風になるのかが見物よねぇ。
>>193
あらあらぁ、いつの間にか年を越えていたのねぇ。
なんだか早いものねぇ……おヒメ様やクリストフ達に会ったのがまるで昨日みたいなのにねぇ。
月日の流れは速いわぁ……。
それじゃぁ改めて、あけましておめでとう。かしらねぇ？
- 195 ：名無しになりきれ：2016/01/07(木) 07:28:43.27 0.net
- それでも終わったり別れたりするのが寂しいと思う今日この頃
緑の切れてしまった人たちもみんな元気だといいなあ
- 196 ：名無しになりきれ：2016/01/13(水) 22:17:17.45 0.net
- 新しい服ってどんなの？
露出高めだと俺が喜びます
- 197 ：名無しになりきれ：2016/01/14(木) 00:22:51.87 0.net
- >>195
皆それぞれの道を歩んでいると考えよう
死んだ奴はあの世で楽しくやっているといいよね
- 198 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/01/15(金) 01:47:29.77 0.net
- >>192
ン……？ 何よ。もしかして私の話してんの？
私はずっと優しいでしょうが。食い詰め者やら流れ者やら……得体の知れない連中とも話してあげてるんだから。
私みたいな、血筋で言えば皇族に連なる貴族が、よ？ 皆私がどれだけ偉いかいちいち言わなきゃわからないのかしら。
アンタたち妙に馴れ馴れしいとこあるからたまに私も忘れちゃうんだけど、そもそも身分が違うんだからそこんとこ弁えなさいよね！
>>193
こんな街道筋の林の中を彷徨って、気付けば年が変わってたわけね。ま、戦争中じゃないだけマシかな。
侘しい年越しなんて珍しい訳じゃないけど、騎士隊を離れてこんな旅に出ることになるなんて思ってもみなかったわ。
そう言えばチビ助たちやネーベルやレア、皆お国が違うみたいだけどいつもはこの時期どういう風に過ごしてたのかしら。
私はご先祖様の遺した品々を綺麗に整理したり、箴言書や詩書を読んだり、お祈りをしたりって言うのがしきたりだったけど……
妹がほとんどやってくれてたから私はごちそうがあれば食べるってくらいだったわね……。
……この指輪くらいは磨いて置こうかしら。
>>194
呆れた……。残った記憶を辿ってみても魔法を使って結局殺すの殺されるのって、アンタ案外芸がないのね。
ギャレンに手をかしてるのは気に入らないけどさ、アンタの仇の魔女の方が何か目的のために力を使っているだけマシに思えてくるわよ。
アンタは力を失ってみて返って幸せだったんじゃない？
大道芸まがいの霧しか使えなくなったおかげで、今では少しくらい人々の目を楽しませることが出来るようになったんだから。
そもそもアンタに言いたいんだけど、こだわりとか必要がないなら無駄な人殺しは止めなさいな。
霧じゃお腹は満たせない。でも人の心を慰められるわ。
アンタがいつかやってたように、朝靄の中に輝く可憐な花を咲かせることや、
子供たちと戯れる霧の蝶々を生み出すことは、下らない人間を百人殺すより余程尊いことだと思うわ。
昔アンタが何人殺して誰に喜ばれたか知らないけど……
今のアンタだってやろうと思えば誰かを喜ばせることが出来るんだってことを忘れてんじゃないの？ 全く……。
いくらアンタが伝説の魔女だろうと、半分くらいは私に手の内知れてるじゃないの。
アンタが霧を使って人を惑わすなら私は風を吹かせてその邪気を掃ってやるわ。
大体アンタ、かつて人間に追われたからこそ今こうして食い詰めてるんじゃない。
どんなに愚かしいと思っても、場合によっては巨人に挑む蟻になれるのが人間なのよ。そしてその蟻が巨人を倒してしまうこともある。
アンタも長く生きてるんならご存じかもしれないけどね。それにしたってもう少し人間のことを理解しようとしたらどうなの？
そう……。ン、別に深い意味のある質問じゃないのよ。
ただ同類というか……生まれた時から心を許せる友人みたいな存在がアンタにいれば、
ここまでひねくれることも無かったのかなって……少し思っただけのことよ。
まァた興味がないとかやりたくないとかそんなことばっかり言ってさ……。アンタは見ようとしないから見たいものすら見えなくなるのよ。
（指先からチロチロと炎を出すと）ほら、これが火の魔法。私にしてみれば霧より簡単だわ。
本当に出来ないかどうか、試してみたらいいじゃない。結構便利なこともあるのよ。
火の魔法が使えれば雨の日に暖をとるのも簡単だし……って言っても、アンタは寒いの平気なんだっけ？
フーン……。人の技と記憶を奪う以外にも何かソイツにはあるってことかしら。
まあ今更怖がったところでどうなるものでもないし……私はソイツのこと知らないしね。
……でもアンタが渋い顔するのは見ててちょっとだけ面白いわ。その嫌な感覚が何から来るのか、ちょっと私も興味あるかな。
ああ、そう言えば追手が来るかもしれないとか何とか……。でも大丈夫よ。
アンタほど自信家ではないつもりだけど、天に代わって私を殺せる者がいるはずないからね。
命の危険には慣れっこよ。それに今はアンタやレアもいるんだもの。いざとなったら手をかしてもらうわ。
暗殺か……。ギャレンは兎も角、敵の魔女にそれが通じればいいけどね。
わ……私が仲間思いじゃないみたいな言い方しないでよ！ 私の勘を信じないなら、それでもいいわ。
そ、そう？ アンタが私と一緒に来たいって言うなら……傍にいさせてあげる。
フフッ、どうせお互いに最後の目的地は同じ訳だし、その方がいいかなって私も思ってたの！
もう少し嬉しそうな顔をしたら？ 私と一緒にいれば、きっとアンタにも良いことがあるわ！
- 199 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/01/15(金) 01:51:25.29 0.net
- >>195
ふと思い立った時に会ったり手紙をやり取りしたり……そういう当たり前のことが出来なくなるのは悲しいことよね。
だけど人の縁って言うのは思っているよりずっとずっと切れにくいものよ。
アンタが誰かを思い出すように、誰かもアンタを思ってるんじゃないかしら。ううん……きっとそうだと思う。
思い出の中だけにいる人のために祈ることが出来るのは、優しい人だって証拠だからね。
>>196
私がネーベルにあげたのは兎の毛皮のロングコートよ。
あまり喜んではくれなかったみたいだけどね。折角私が見立てて作らしたのにアイツったらさ……。
ほら見なさいよ。フードのところに兎耳の飾りがついてて可愛いでしょ？
露出は全然ないけど……。上等な仕立てですごく温かいから下が薄着でもきっと平気だと思うわ。
>>197
私は教会にはあまり行かないから死んだ人の楽しみって何があるのかわからないわ。
人のこともそうだけど、アンタはどうなの？ 自分の道を歩んでいる？ 今は楽しいかしら？
人の楽しみはわからないけどさ。自分の楽しみくらいはわかるでしょう。私もアンタも……。
- 200 ：名無しになりきれ：2016/01/15(金) 07:34:39.97 0.net
- ヒメのカーチフってどんな感じで身に付けてるんだ？
- 201 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/01/23(土) 02:48:11.51 0.net
- >>195
別れが悲しいの？でも生きている限り別れは必然よぉ？
あなたが生きている限り何かに出会って、そして別れるわぁ。
それはあなたが死ぬまで続いて、あなたの死も誰かの別れになるわぁ。うふふふっ。
別れが本当に嫌なら、そうねぇ……生まれた時から一人で死ぬ時も一人ならいいんじゃないかしらぁ？
でもそれって本当に生きてるのか死んでるのかわからないわねぇ？
>>196
あらぁ残念。おヒメ様の買ってきた服は防寒着よぉ？
露出も何もあったものじゃないわぁ。
それにねぇ、私の体なんて見ても面白い物じゃないわよぉ。
ほとんど骨と皮だけ。中身の無い剥製みたいな物よぉ。……ほんとうにねぇ……うふふふっ……。
>>197
あなたは死後の世界を信じるの？私はそういうのは信じてないけれどねぇ。
私は一度本当に死にそうになったことがあるけどねぇ。それは身も心も魂も、全てが拡散して消えてゆく感じだったわぁ。
その先には何も無くて、ぜんぶ終ってしまう気がして、とても……とても………
……
……とにかくねぇ、死後の世界なんてありはしないわよぉ？
だからねぇ、あなたは今を生きたほうがいいわぁ。いつ死ぬかなんて誰にもわからないからねぇ。うふふっ。
- 202 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/01/23(土) 02:55:43.35 0.net
- >>198 ヒメ=サマルスメリア
あらあらぁ、そこまで言われるといくら私でも少し悲しくなるわぁ………うふふふふっ。
でも気まぐれだったかも知れないけれど、私が世の為人の為に力を使ってるのよぉ？それも一つの奇跡じゃないかしらぁ？
本当に力があれば名誉とかそういうものは要らないはずでしょう？
私がそんな物を求めて霧を使うわけもないしねぇ、きっと本当に奇跡だわぁ。
それにねぇ、すべての物にはそれに相応しい使い方があるわぁ。霧は覆い隠し惑わせる物、毒は命を奪う物。
だとしたら私は折れた剣で踊ってるような物よぉ。剣舞にはなっても命は刈取れない。
でも、もう一度研ぎ直して力を取り戻せば……きっとまた幾らでも刈取り奪えるわぁ。
……霧を見せびらかすのも嫌いじゃないけれどねぇ。でもこんなのはただの遊びみたいな物よぉ？
アイツを探すついでのお暇つぶしと路銀集め。それだけよぉ。
おヒメ様も勘違いしちゃだめよぉ？
手の内が知れても大した問題じゃないわぁ。私の霧に逃げ場なんて……風……？
おヒメ様は風の魔法が使えるの……？それは……よくないわぁ……風は全てを吹き曝して暴いてしまう……。
……けれどねぇ、より強い霧の中では何の意味もないわぁ……うふふっ……。
確かに私は人間の考えの深いところはよくわからないわぁ。表面くらいしか見ないし見えない。
でも、それがどう重要なのかしらぁ？理解したところで何も変わらないと思うけれどねぇ。
さぁねぇ、どうかしらぁ。……でも、もしそうだったら私は沼を出ずにいたかもねぇ……。
同じような存在が居たのならあんな毒沼でも私の居場所に………
……なんて、ねぇ。そんなのはもしも、だったらの話でしょう？
結局私はこんな風だし、沼には誰も居なかったし何も無かったわぁ……。
寒いのは平気だけれどねぇ、火の魔法って火傷とかしないの？
私は寒さ暑さはほとんど感じないけれど、痛みは感じるのよぉ？……火傷はしたくないわぁ。
だから……もう少し詳しく教えなさいよぉ……。
まあそうねぇ、逃げたり隠れたり隙を作るのなら私の霧はうってつけねぇ。
ヴァイセンのお嬢ちゃんは気配を消すのが得意みたいだし、霧の中で同士討ちさせたり一人ずつ仕留めるくらいならできるかもねぇ。
先に言っておくけれど、私は戦わないからねぇ？この体には剣なんて重くて持てた物じゃないわぁ。
……私は記憶を取り戻す為にずうっと彷徨ってたのに、私の記憶は私を止めようとしている……気がするのよぉ……。
これ以上思い出しちゃいけないって言ってる気がするの……そんなはず無いのに……。
今更何を思い出しても何とも思うはずも無いのに、凄く嫌な感じがするの……。
私は……記憶を取り戻したくないの……？
……殺せはしないわぁ。今の私の霧では暫く眠らせるくらいが限度よぉ。
でも、それでもいいわぁ。この魔法がどうしたら解けるのかもわからないのだしねぇ……。
趣味じゃないけれど、捕まえたらじっくり聞き出してあげるわぁ。うふふふふっ。
ふぅ、おヒメ様は本当に楽天的ねぇ。そこまで言うのだから早目にシーザーも捕まえてもらわないと困るわぁ。
シーザーは野生の動物みたいな相手なんでしょう？猟師と猟犬でも雇って山狩りでもするのかしらぁ？
おヒメ様にはどんな考えがあるのか聞きたいところねぇ。
>>200
おヒメ様の頭のアレ？そうねぇ……こう、頭に結わいてるんでしょう？
なんだか丁寧な刺繍が入ってるし大切なものなんじゃないかしらねぇ。
- 203 ：名無しになりきれ：2016/01/24(日) 21:54:36.12 0.net
- うさみみもふもふ
- 204 ：名無しになりきれ：2016/01/24(日) 22:31:33.81 0.net
- リヴンてちっちゃいんだよな
幼女くらい？
- 205 ：名無しになりきれ：2016/01/31(日) 00:37:26.00 0.net
- 旅の途中ってなに食ってるの？
- 206 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/02/02(火) 21:58:49.26 0.net
- 少し待ってたつもりなんだけど、チビ助やチビちゃんたちもレアのやつも追いついてこないわね……。
あまり待ってばかりもいられないし、私は私で先に進むしかないのかしら。
レアのヤツ、何かあったのかな……？ ちょっと意地悪しすぎちゃったかな……。危ない目に遭ってなければいいけど。
チビ助たちにもアイツにも、行く先で伝言は残してあるんだけど……行き違いになってしまったかしらね。
まあいいわ。私にとっては誰かとはぐれるのなんていつものことだし、二度と会えないってこともないでしょうし。
先回りされているってこともあるかもしれないし……ね。
>>200
どんな感じって……そりゃあカーチフだもの。こうして頭とか髪を覆うように、結んでいるに決まってるでしょう？
それにしても、このカーチフが気になるなんて中々アンタも目利きじゃない。
布自体は随分古いものなんだけど、私が今もこうして使えるくらい丈夫で上等なのよ。肌触りもとってもいいしね。
極めつけはこの紋章！ 美しい刺繍でしょう？
言い伝えによるとこれは三代目のシシオン大公がさる名工と出会った折に――って何さっきから見つめてんのよ。
いいから集中して私の話を……ン！？ ほっかむりみたい、ですって！？
せっ、折角私が話をしてあげてるのに何よその言い草は〜！？ もういいわよ！！ この平民！！
>>203
さ、触んないでよ！！ このフードの耳は特注なんだから！！
でも見るだけだったらいいわ。フフン、どう？ カワイイでしょう？ 私ウサギって大好きなの。
毛皮はもこもこして温かいしお肉はおいしいし。……話してたらなんだかウサギが食べたくなってきたわ。
アンタさぁ、ウサギのお肉持ってない？ 無いなら獲ってきてくれてもいいけど……？
>>204
まあチビよね。私の半分くらいかな？
目つきが良くて愛嬌があれば子供に見えないこともないけれど……。どうかしら。
子供からみたら子供に見えるみたいよ。なんか懐かれてる時があるから。子供って偉いわよね。
>>205
宿に泊まれる時はそこでご飯を食べるけど。野っ原で寝る時はまあ色々ね。
固くなるけどパンは持って行けるし、果物やお肉も乾物ならどうとでもなるわ。
必要なら少しは採集したりもするしね。今みたいに冬じゃ碌な木の実も落ちてやしないと思うけど。
私は自分で狩りをしながら旅をするってことはほとんどないんだけど、シーザーならやってるかもしれないわね。
アイツ釣りとか獣追いとか巧いのよ。冬眠してるクマを起こして獲ってきたこともあるし、何度もウサギを獲ってきてくれて、それを皆で食べたっけ……。
あぁ、話をしてたらウサギ食べたくなって来ちゃった。次の宿屋に着いた時には絶対ウサギを食べてやるわ……！
- 207 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/02/02(火) 22:00:34.26 0.net
- >>202
奇跡といえば奇跡かもね。主従でもない、あまり気が合うわけでもないアンタと私がこうして一緒に旅してるんだから。
名誉っていうのは求めて得るものではなくて、それに相応しい者に後からついて来るものなのよ。
いらないと思っても手にしてしまうこともあるわ。どう扱うかは自分次第でしょう？
本当にいらないと思ったなら、自分の名誉を自分で汚すのは簡単なことだわ。だけどそれは、自分の力を自分で汚すようなものじゃないかしら。
端から見てると苦々しいのよ。認めないだろうけど、今のアンタってそんな感じだから。
人殺しに関しては私もアンタのことは言えない商売してたんだけど、殺す相手は選んでたわよ。
殺し自体が楽しいと思った事もあまりない。アンタは違うの？
勘違いなんてしちゃいないわよ。アンタにとってはお遊びなんでしょ。でも私には楽しい時もあるの。近くで見てればロハだしね。
……何よ、ヘソ曲げんじゃないわよ？ 私は良いことだと思ってるんだから。
あら、風と聞いて顔色が変わったわね。そうよ、私は魔法の才能あるんだから。（小声で）風はそこまで得意じゃないけど……。
この世の中にアンタしかいないんなら理解することもないかもしれないけどねぇ。
人間のことがわからないからアンタは物乞いなのよ。そうならない様に出来るのに、そうなることに甘んじてる。
このままじゃ力が戻ったって上下が入れ替わるだけでアンタと世界の関係は変わらないわ。
なんて話をいくらしても聞く耳持たないかしら。……だけどなんでかな。話さなきゃいけない気がする。
これはご先祖様が私に与えた試練の一つかもしれないわね。アンタに人間を教えることが。
なんでかはわからないけど、そんな気がする。
あーもう！ アンタみたいなひねくれ者に下らないこと聞くんじゃなかったわ！
これじゃ友達なんて出来るわけないわね。いくらアンタと同種の存在がアンタに好意を持ったとしても！
プッ、クフフ……ちょ、ちょっとアンタ、笑わせないでよ。自分の魔法で火傷なんてするわけないでしょうが。
体が燃えてるんじゃなくて、魔法を火の形で現してるだけなんだから。アンタって霧のこと以外何も知らないのね。
途中までは霧と同じよ。現そうとする時に魔素の粒子を身体の中で炎の形にすればいい。
でも私って人に魔法教えたことがないから、ええっと……い、言わなくてもアンタなら何となくわかるんじゃないの！？
つ、つまりね、こう……大気中に漂うエーテルを身体に取り込んだ後、魔法に変えて自然へ返すと言うのが五大元素魔法の基本的な理論なんだけど……
（目を泳がせながら説明している内に指先の火が大きくなり手袋に燃え移る）あちっ！！ あつつ熱い熱いじゃない！！ なんで炎が！？
べ、別にアンタに剣を振るえとは言わないけどね、私が危なくなった時には少しは助けようとしなさいよ！？
アンタと違って私はデリケートなんだから……。斬られたり叩かれたら痛いんだからね。
ご飯食べさせてあげたの、忘れたわけじゃないでしょ！ 私を置いて逃げたりしたらタダじゃ置かないわよ！
思い出したくない気もするけれど、思い出さずにはいられないなんて……難儀な探し物ね。
その嫌な感じが記憶そのものにあるのか、それとも相手の魔女にあるのか……。会えばわかるけど会った時には遅いのかしらね。
それにしたってアンタがいまさら躊躇うなんて……。一体どうなってるの？
そうか、敵を倒せば記憶が戻るっていうような単純な話じゃないかもしれないんだ……。
私は仇と話すことなんて何もないけど。アンタはその分大変ね。
う〜ん……。正直私もここまでアイツが見つからないものとは思ってなかったのよね……。
私がアイツを見つけるよりアイツに出て来てもらった方が早いかもしれないとさえ思ってるのよ。
何度も言うけどシーザーは私の忠実な騎士だから、私が探しているって知ればアイツの方から来てくれるんじゃないかって思うの。
まあその方法が確かじゃないからここにこうしているんだけど。
- 208 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2016/02/06(土) 01:00:07.07 0.net
- いやーしまったしまった、仲間と落ち合うのにだいぶ時間を費やしてしまったッス！
それにしてもヒメ様と霧売りさん、まだこの町に滞在していればいいんスが。
何かと目立つおふたりですし、とりあえずこの辺りをぶらっと一回りしてみるッスかね。
>>180さん
ドーン！どうっすか？比較的勢いよくお背中を押させていただいたッス！
もうだいぶ前にご決意されていたようッスが、今はいかがお過ごしッスか？
願わくば>>180さんにとって善きように成られていることを、深く深くお祈り申しあげるッス！
>>183さん
ううぅ、小生も冬眠したいッス。誰にも邪魔されずに一心不乱に眠れたら、すごく気持ちがよさそうッス！
でも冬眠に失敗したクマさんはかなり凶暴になるらしいッスからねえ、良し悪しッスかねえ。
寝不足で目の下にクマを作ってしまったら世話ないッスからねえ！
>>186さん
ほうほう、これは興味深い品物ッスねえ…。
ツウハンというお店で扱っている品なんスか？なるほど。
所在地を知っていたら是非教えていただきたいんスが…。
あ、いま羊皮紙を用意するので少々お待ちを。
>>187さん
何事も偏りが過ぎるとよくないッスからね〜。
その点小生はバランスよく何でも食べているッスよ。
お肉も野菜もお菓子もお酒も！何でもどんと来いッス！
>>190さん
年明け早々の新風が気持ちいいッス！いや気持ちいいって言うか…ほんとのところ寒いッス！
この風のなか北上するなんて、ヒメさん達もまったく豪気なことッス。
しかし、それも内心燃え滾る想いがあればこそでしょうなあ。あやかりたいッス！
>>192さん
一人旅ではなかなか気を抜けないものッスが、ようやくそれが緩んできたのかも知れないッスねえ。
この町では霧売りさんや他の冒険者の方々と交流があって、ヒメ様の周りはとっても賑やかだったッスから！
ヒメ様のガードがゆるんだ今が頼み事のチャンスかもしれないッス！
>>193さん
あけおめッス！ここにきて新年のお喜びを…ってもうそんな時分じゃないッスかね？
まだ大丈夫ッスか？ ちなみに小生はまだまだ正月気分ッス！
>>195さん
便りのないのはよい便りッス！
皆さん各々、自分の道を歩んでいるに違いないッスよ。冒険の道はひとつではないッスから。
でも>>195さんの言うとおり、小生も少々寂しく思うときもあるッス。
そんなときにちょっとお顔が見れたらな、なんて思ってしまうッスよ。てへへ。
>>196さん
この寒い中お肌なんて出したら、それこそ自殺行為ッスよ！
そういうのは南国か温泉地に行った時に期待して欲しいッス。
中にはお洒落のために頑張るかたもおられるかもしれないですが…小生にはとても真似できないッス！
>>203さん
おおっ、二人ともなんだか暖かそうなお召物ッス！
ピンとたったお耳も可愛いッスけど、ロップイヤーの垂れ耳も捨て難いッス！
もふもふ！ああ＾〜心がぴょんぴょんするッスぅ＾〜！
>>205さん
ヒメ様が仰るようにやはり保存食が中心になるッス。
腐らないよう水分を飛ばした食材…干し肉とかドライフルーツとか、固く焼しめたパンとか。
冬場は食材が傷みにくいッスから、もうちょっと融通が利くッスかね。
道中に川や森があれば、釣りや狩りで調達することもあるッスよ。
- 209 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2016/02/06(土) 01:02:15.29 0.net
- >>182リヴンさん
おおっ霧売りさん、お久しぶりッス！
お元気そうでなによりッス！そのコートもとっても似合っているッスよ！
食べ物のことですが、霧売りさんに言われた通り、あんまり気にしないで食べることにしたッス。
いやー、1食2食を小食にしてみても、その後の3食、4食目でお腹いっぱい食べてしまうのであんまり意味がないことに気が付いたッス！
とはいえ、霧売りさんの体質が羨ましいのは変わらないッスけどね。
ヴァイセンの騎士団は小規模とは言え常設ッス。
だから戦時でないときも年金が支払われるんスが、その代わりに警備や訓練が課されるので、なかなか忙しい毎日ッスよ。
小生の無駄に頑健な肉体もその賜物ッス！
力ある魔女が権力者の下につく。それにはどんな目的があるのでしょうかね？
金や権力や名声？
違うと思われるッス。
例の魔女が来てから数年、彼女への報酬と思われる大きな額の金は動いてないですし、
彼女は権力を振う側ではなく、霧売りさんの言う通り、ギャレンから振われる側ッス。
名声だって、彼女が表舞台に立つことなんてほとんどないッスから、功名に興味があるわけでもないでしょうね。
では一体何が目的なんでしょうか。魔女の気まぐれ…で片づけるには、ギャレンについて回っている時間が長過ぎる。
彼女の意図がわかれば、正面衝突を回避する方法もわかるかもしれないッスね。
>>184ヒメさん
ヒメ様もいらっしゃったッス！
おーいおーい！お金の返済はもう少し待って欲しいッス〜！
いやあ、ヒメ様の慧眼には恐れ入るッス！
小生の奥の手のネタばらしは、使う機会が訪れたらご覧にいれますよ。そんな機会がずっと来ないことを期待しているッスけどね。
足でまといになるかならないかは、もうすでに足でまとっている可能性も否定はできないッスが、精一杯お勤めさせていただくッス！
貴族の端くれではありますが、無い袖は振れないッス！
それに市井の生活を知ってしまえば、お金借りるときに腰を低くするのは当然の世渡りと言えるッス！
しかしヒメ様がそう仰って下さるのなら、こちらとしても大変ありがたいッス。働き甲斐が倍増ッス！
特に無利子のところがポイント高いッス！
あっ、しまった！ついうっかり家の秘密をバラしてしまったッス！
できればヴァイセンドルヒの話はここだけの話、聞かなかったことにして欲しいッスよ。公や関係者にも秘密ッス！
とはいえ、お互い命を張って行動を共にする以上、腹に含むところがあったら信用問題にならないッスか？
だからそれはそれで、バラしちゃって良かったかもしれないッス。いや、そういうことにするッス！
ギャレンには敵も多いッスが、その分、子飼いの勢力も半端ないッス！
話術、金、ときには暴力。そういうものを使った人心掌握がすごく巧みな人物なんだと思うッス。才能なんスかねえ。
それに南部方面軍の駐屯地は治外法権、あそこは神聖帝国の飛び地みたいなもんスから、大胆なことをするのは難しいッス。
失敗して尻尾を掴まれたらヴァイセンは帝国を敵に回して、ヴァイセン公国自体がなくなる、なんて事態にもなりますし…。
…ここは様々な汚れ仕事をこなしたりこなされたりしてきた、シシオン家の頭領に付いていくしかないッス！頼りにしてるッス！
ヒメ様、ギャレンだけじゃなくて教会からも命を狙われているッスか…？
一体何をすればそんなに敵を作れるのか不思議ッスが、ヴァイセンも正教勢力下の国なので融通はきくと思うッス。
かといって特別なコネを持っているわけじゃないッスから、あまり頼りにされてもガッカリするかも…ってところッス！
- 210 ：名無しになりきれ：2016/02/07(日) 21:50:37.04 0.net
- リヴンがうさみみフードならレアには犬耳飾りつきの耳当てをプレゼント
ヒメ様？あー牛耳牛角つきのカチューシャかなんかでいいんじゃね（鼻ホジ）
- 211 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/02/08(月) 01:36:40.62 0.net
- >>203
そうねぇ、もっふもふのうさ耳ねぇ。
でも、わざわざこんな飾りまでついた物を選ぶなんて、おヒメ様も随分変り者よねぇ？
新しい服も苦手だけど、私には奇抜過ぎる気がするのよねぇ……。
まあでも、こんなに雪が降るところに来ちゃったしねぇ。
今更脱いで凍傷になるのも嫌だし、暫くは着ていてあげようかしらねぇ。うふふっ。
……
……そろそろ耳から手を放してほしいのだけれどねぇ？
>>204
そうねぇ、確かにおヒメ様もヴァイセンのお嬢ちゃんも私より大きいわぁ。
私だって好きで小さいわけじゃないのよぉ？
でも、この体じゃなければ何百年も探し歩けなかったでしょうねぇ……。
運命ってちょっとだけ面白いものねぇ。
>>205
今はお金もあるし、パンとか干したお肉とかねぇ。
そうそう、干した川魚もありねぇ。炙らなくても美味しいし、炙るともっと美味しいわぁ。
ちょっと前まで道の草とか木の根っこを食べてた頃があったけれど、なんだかもう懐かしいくらいねぇ。
そう言えばおヒメ様、ウサギを食たがっていたわぁ。
……ウサギってどこを探せばいるのかしらぁ……あなたは知ってる？
- 212 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/02/08(月) 01:39:28.75 0.net
- （深雪が積り薄霧漂う森の中。魔女は一人狩りをしていた）
うふふっ、案外うまくいくものねぇ。でも、当然といえば当然かしらぁ？
霧で眠らせてしまえば、いくら足が速くても関係ないものねぇ。
（毒霧で昏々と眠る野ウサギを抱かかえ）
でも、ちょっと奥深く入りすぎたみたいねぇ……早く宿に戻らないと……。
>>206 ヒメ=サマルスメリア
おヒメ様には私がどう見えてるのかしらねぇ？惨め？哀れ？それとも傲慢かしらぁ？
でも、べつにどうでもいいわぁ。私の力も何もかももうおヒメ様の言う汚れだらけだからねぇ。
私は名誉を求めないし、人のために生きるわけでもなくて、多分だけど私は私の流れに従ってただ生きてるだけよぉ。
殺したりするのだって今の私は好きでも嫌いでもないけれど、昔がどうだったかなんてわからないわぁ。
おヒメ様のそういう気力はどこから来るのかしらねぇ……ふぅ……。
なら、おヒメ様。私にいったいどうしろと言うのかしらぁ？
私はねぇ、こうやって百年以上ずうっと生きてきたけど、それをおヒメ様はどう変えたいのかしらぁ？
それで、変わってどうなるのかしらねぇ？
好意なんて持ったことも持たれた事も無いから、わからないわぁ。
時々興味を持っても、それはただの興味だしねぇ。
ねぇ、おヒメ様。人を好きになる気持ちってどういう風なのかしらぁ？
エーテル？魔素……？そういう小難しい理論とか論理は苦手ねぇ……。
私はもっと意識的に感覚で魔法を使ってるから魔法の詳しいことなんて知らないわぁ。
うふふっ、でも集中が途切れると危ないという事だけはよーくわかったわぁ。うふふふっ。
（掌を広げどこか集中した表情で凝視）
大気中に漂うエーテルねぇ……漂う力の粒に呼びかければいいのかしらぁ？
（すると、掌に熱の気が集まり始め、暫しの後にか細く青白い炎が姿を現した）
そうは言ってもねぇ、私だって斬られたりしたら痛いだけじゃすまないのよぉ？
剣の使えるおヒメ様と違って剣の防ぎ方なんて知らないし……この体が無駄に傷つくのは避けなくちゃいけないしねぇ……。
今の私に出来るのは本当に霧を出すくらいのものねぇ。
それで助けれるのなら助けるけど。無理な時は逃げるわぁ。私だって無用な場所で死にたくはないのよぉ？
ずうっと探して、探して探して……探し続けることだけが私の全てだったのに……。
私は探してるつもりで本当は何も探してなかった、なんて、ねぇ……そんなはずは絶対にないけれど……。
今はなんだか少し恐ろしいの……。記憶を取り戻したら……私は本当に元に戻れるのかしらぁ……？
魔女の魔法なんて得体の知れないものよぉ？殺して終わりなら簡単でいいのだけれどねぇ。
とにかくアイツを捕まえて口を割らせないとどうにもならないわぁ……。………あまり気は乗らないけどねぇ……。
ふぅ、ついにご主人様まで自分の首を狙いにきた、だなんて思われてないといいのだけれどねぇ。
うふふっ、行き当たりバッタリのおヒメ様の運も、この辺りで途切れちゃったかしらぁ？
まあ、そうよねぇ。重罪人として首に賞金までついてて追ってる人なんておヒメ様だけじゃないものねぇ。
それでも捕まらないのだから、こんな山奥でたった一人で本当に生きてるなら大したものねぇ。
………わかってるわよぉ。おヒメ様がそこまで言うのだから生きてるのでしょう？
だから、そんな顔するものじゃないわぁ。
- 213 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/02/08(月) 01:40:46.72 0.net
- >>209 レア・ヴァイセンドルヒ
あらぁ、ヴァイセンのお嬢ちゃんじゃない。
随分と姿を見せないと思ったけど何をしていたのかしらぁ？
おヒメ様なんかあなたが居ない間ずうっと寂しそうにしてたわよぉ。うふふふっ。
無い物をねだっても良い事はないわよぉ。
でも、四食ってなんだか多くないかしらぁ？おヒメ様は見る限り一日三食くらいだしねぇ。
（しげしげ）
……
うーん。ヴァイセンのお嬢ちゃん、あなた見ない間に少し太ってないかしらぁ？
いいわねぇ、頑丈で健康なのは本当にいいことよぉ。
そうねぇそう、あなたがもう少し幼くて魔法が使えるのだったらもっとよかったのだけれどねぇ。
本当に危なくなったらヴァイセンのお嬢ちゃんでも………
……うふふっ、こっちの話よぉ？うふふふふっ。
見返りも無しにギャレンなんかに入れ込んでるならそれは不思議よねぇ。
魔女にとってお金も権力も名声もそこまで重要とは思えないけれど……それでも、なにも無しに力を貸すのはもっと変よねぇ。
んーそうねぇ。………うふふっ、もしかしてひょっとしてだけどねぇ、ギャレンがアイツのハートを打ち抜いちゃった、とかどうかしらぁ？
ギャレンに惚ちゃって打算無しにギャレンの為にせっせと動いてるとしたら、それってすごくお笑いものじゃないかしらぁ？うふっ、うふふふふふっ。
……まあそんな冗談は置いておくけれど、ギャレンが魔女を惹き付ける何かを持ってるのは多分確かよねぇ……。
権力でもお金でも名声でもない何か……それを満たせる力を持ってるのかも知れないわぁ。
ギャレンについて何か詳しい話ってないのかしらぁ？
>>210
うふふっ、ヴァイセンのお嬢ちゃんはそうねぇ、確かに犬っぽいとこあるわよねぇ。
上に命令されてこんな辺鄙な所にまで来させられちゃうのだからねぇ。いっそのこと首輪まで似合いそうねぇ。
うふふふっ。
おヒメ様は……そうねぇ。なんだか不機嫌でよく怒るしねぇ。角とか似合うかもねぇ。
それか、いつも見せびらかしてる頭の布の獅子とかどうかしらねぇ？
……なんだか私達とっても珍奇な集まりになってはいないかしらぁ？
- 214 ：名無しになりきれ：2016/02/08(月) 21:22:49.02 0.net
- そういやシーザーってハーフエルフ娘とよろしくやってなかったっけ・・・・などと不安を煽る名無しであった
- 215 ：名無しになりきれ：2016/02/11(木) 19:59:46.47 0.net
- その毒霧は当然、熱処理で完全に抜けるんだろうな！？（ナイフとフォークを準備しながら）
- 216 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/02/14(日) 21:21:20.96 0.net
- （白い息を吐きながら）雪にばっかり気を取られてたけど、いつの間にか森の木々がオークとか松の木ばっかりになってる……。
まだ帝国の領内なのに、なんだかすっかり北国って感じね。思ってたより寒いって以外は順調だわ。
目的地まではあと数日ってところかしら……。このまま何もなければいいけど……。
>>208
あっ！！ アンタ、レア・ヴァイセンドルヒ！！ 今までどこをほっつき歩いてたのよ！！
てっきり斥候に行ったものと思っていたのにいつまでも帰ってこないんだもの。何があったのかって心配しちゃったじゃない！
……私の目の届かないところで後ろめたいこととかやましいことでもしてたんじゃないでしょうね？
まあ、それにしても置き去りにするつもりでここまで来たのによく追いついて来られたじゃない。
とりあえず無事で良かったわ。お腹空いてない？ 大丈夫？
な〜んかアンタは腰が低いって言うより居直ってる感じするのよね。
いい？ 利子はとらないからって言ってもかした分はきっちり返してもらうわよ。
アンタの働きが足りなかったらアンタの親兄弟、親戚、縁者を回って肩代わりさせるし、アンタ自身も身ぐるみ剥いでやるからね。
それでも足りなきゃ髪を刈って売り飛ばすし、歯も……歯はちょっと可哀そうかしらね。
とにかく借り逃げはさせないから、その倍増した働き甲斐とやらでしっかりやんなさいよ。
なるほど……。アンタたちも大変ね。その物言いがちょっと引っかかるけど、荒事は私たちに任せておきなさい。
しかしそうなるとヴァイセンの戦力はまるっきり当てに出来ない訳か。ちょっと策を練る必要があるわね。
……ン？ ああ、教会って金払い悪いから、雇われるより敵に回す方が多かったってだけよ。
それだけのことだと思うんだけどねー、何だか思った以上に恨まれちゃって……。私何かしたのかしら。
アンタが司祭やなんかと問題起こさずに話が出来るんならそれでいいわ。
何せネーベルのヤツは魔女で見るからに怪しい子だし、私は私で色々あるしね。
>>210
フン！！（>>210に拳骨を食らわせる）
……どう？ 思い知ったかしら？ 私に無礼を働くと痛い目にあうってこと。
牛骨のカチューシャだろうと可愛いならいいけど、こんなの付けたら私まるっきり剣闘士みたいじゃない！
でもこの犬耳の耳当てはすごくいい出来ね。レアみたいな垢抜けない子にはもったいないくらいだわ。
ところでアンタ職人なの？ この耳当てを作ったのがアンタなら、言葉遣いは気にいらないけど腕は確かみたいね。
私腕輪が欲しいんだけど、そう言うのは作ったりしないの？ 気に入ったら買ってあげてもいいけど。
- 217 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/02/14(日) 21:24:31.99 0.net
- >>212
そうね……敢えて言うなら惨めだし、哀れだと思うわ。アンタは優れた霧の力を持っているけれど、それだけだもの。
その力を自分のためにも、他人のためにも使っていない。ただ気まぐれに力を持て余して、遊んでいるだけ。
それって私にはすごく物足りないのよ。
アンタは今持っている力だけで人を幸せにすることも、自分自身が幸せになることも出来るはずなのに、それにいつまでも気付かない。
そんなんじゃ仇討ちが済んだって、その後何も変わることなんてないんじゃないかしら。
私はアンタに知らせたいの。何百年も生きてきたアンタが未だに知らない人間の心を。
人と同じ姿をしていながら人と異なる存在であるアンタに、私たちと共に生きるっていうのがどういうことかを教えてあげたいのよ。
そうしたらさ、その作り笑いをやめて少しは楽しそうな顔できるようになるんじゃないの……？
えっ……？ ひ、人を好きになるってことは、好きになるってことよ。
その人のことを思うとなんだか落ち着かなくって、胸がドキドキ、チクチクしてきて……
ずっと一緒にいたいって思ったり、優しくしてあげたくなったり、してほしくなったり……そ、そんな感じね！
そう言えばアンタって今まで好きな人とか出来たことないの？
（リヴンの出した青白い炎を見て少し驚いたように）や、やれば出来るじゃない……！
さすがと言えばいいのかしら……。やっぱりアンタと私ってちょっと力が似てるのかな。
いえ、でもこれは私の教え方が良かったせいね！ これで私ばっかり火起こしの当番しなくていいわ。
その魔法の使い方ちゃんと覚えておきなさいよ！
まあ仕方ないわね。今のアンタに私の騎士たちのような忠誠と献身を期待したって酷だものね。
私は記憶を失くしたことがないからアンタの不安な気持ちはわからないわ。でも怖いんだったら記憶が戻るその時には、一緒にいてあげてもいいわよ。
こうして会ったのも縁だからね。それで元のアンタが今よりいけ好かないヤツだったら私が懲らしめてあげるわ。
それが嫌なら力と記憶が戻った後も、今のアンタでいればいいじゃない。
あっ、そうだ！ アンタが愚かにも私を忘れたりしないように、この紅石をあげる。鎖がついているから腕とか首に巻いておくといいわ。
昔妹からもらった物だけれど、アンタにあげる。その石の輝きを目にするたびに私のことを思い出しなさい。
口を割らせるのはいいんだけど、私拷問ってあんまり得意じゃないのよね。も、もしかしてアンタってそう言うの、好きだったり……するの？
シーザーのことを追っているのは私だけじゃないかもしれないけど、その誰もがまだアイツを捕えていないんだからまだ無事でいるはずよ。
もしかしてあの赤い鎧……もう脱いで捨てちゃったのかな？ だとしたら手がかりも半分になっちゃう。
…………。……ン、何よ。心配してくれてんの？
ところでアンタそんな雪まみれになって一体どこ行って来た訳？ レアのヤツだって今日は寒いからって偵察にも行かずに火の側にいるのに……。
こっち来て一杯やりなさいよ。人心地ついたらご飯食べましょう。アンタが戻るまで待っててあげたんだからね。
……あら？ アンタ腕に何を持ってきた……って、それもしかして、ウサギ！？
>>214
ハ、ハーフエルフの娘！？ アイツに限ってそんな……女にうつつを抜かすだなんてことがあるわけ……い、今も一緒なのかしら……。
そう言えば賞金稼ぎを返り討ちにしたとかって話はちらっと小耳にはさんでたけど、まさかそのこと……？
それにしてもハーフエルフの子かぁ。……もしかしてアイツ、そ、そう言う趣味、だったのかな？
>>215
横から何よ酔っ払い！ このウサギは私の！ ……いえ、私とネーベルのものなんだから！
でも確かに……ネーベルには悪いけど毒見役は必要かもしれないわね。
……。あっ。そうだわ！ 毒見はレアにさせればいいのよ！ 悪いけどアンタに出番はないわ！
食べ残ったらあげてもいいけど！
- 218 ：名無しになりきれ：2016/02/20(土) 16:08:46.50 0.net
- 旅暮らしだと雨の日は大変だったりする？
- 219 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2016/02/21(日) 22:28:13.41 0.net
- えっ、この兎料理を？
小生が一番にいただけると！？
これは霧売りさんがヒメ様にと獲ってこられたものでは？
なんだかうれしいやらおこがましいやら…ではお言葉に甘えさせてもらうッス！
ムグムグ…おおっ…ほれは美味しいッス…！
はんだか…はらだが…ひびれるような…おいひさッフ！
>>210さん
わーい、耳が暖かいッス！
まだまだ寒い日が続くのでありがたいッスよ！
ところでこの犬耳は小生が国家の犬であるという直喩なんでしょうか…？
>>210さんも霧売りさんも中々キツイッスぅ。
でも事実ッスから仕方ないッス！
ワンワン！ワンワン！犬は犬でも小生は勇猛果敢な戦犬ッスよ！
>>213リヴンさん
あのヒメ様が小生のことを！？
嬉しいような末恐ろしいような複雑な気分ッスが…でもきっと、ヒメ様はそんなに寂しくはなかったはずッス。
だって霧売りさんがずっと傍にいたッスからね！
霧売りさんはお歳のわりに落ち着いて見えますので、色々と話し易い雰囲気があるッスよ。
なんと小生、以前より肉付きがよくなってしまったッスか！？
最近は動きずめだったので、油断して食べ過ぎたかもしれないッス…！
言われてみれば服もちょっとキツくなっているような…胸のあたりとか…。
このお肉を少しでも霧売りさんにわけてあげたい気分ッス！
ん？
小生がもっと若くて魔法が使えると、なにかいいことがあるんスか？
あのう霧売りさん、何か邪悪なことをお考えではないッスか…？
小生の勘はよく当たるッス！あんまり物騒なことには巻き込まないでいただけると有難いッスぅ！
魔女が心底惚れてしまう魅力ッスか…。
ギャレンは確かにお金も権力も持っていますが、小生には目つきの鋭い性悪おじさんにしか見えないッス！
そういう方がお好きな人もいらっしゃるでしょうが、霧売りさんだったらどうッスか？惚れちゃうッスか？
ギャレンは大層な野心家として有名な男ッス。
上にいくためならどんな手段も厭わない、奸智に長ける政治屋というのが世間一般の人物評ッス。
ということは人心掌握術にも造形が深いでしょうから、
霧売りさんの言うように魔女の心をすっと掴んでしまったというのも、強ち間違いとも言えないのかもしれないッス。
あるいは、両者の利害が一致した、という可能性もあるッスよね。ギャレンと魔女の目的が一緒になったというか。
つまりそれは、帝国への叛逆、ということなんスけど、大きな野望をもつ二人が出会ってしまったんでしょうか。
元々ギャレンは小領主の次男坊で神聖帝国の騎士団に所属。
剛剣の使い手として盗賊や山賊退治で名をあげた人なんスが、あるときから政治の世界に活躍の場を移しているッス。
なにか人生感がぐるっと変わるような出来事でもあったんでしょうかねえ。人間生きていれば、そんなこともあるでしょうからねえ。
- 220 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2016/02/21(日) 22:29:12.02 0.net
- >>214
な、なんだってーッス！
ヒメ様というものがありながら、旅の行き摺りで出会った娘と逃避行とは…！
シーザーさん…なんか羨ましいッス！
小生、そういうの全然ないッス！一回もないッス！ずるいッス！
うーん、でもシーザーさんとヒメさんの修羅場も見てみたいッスから、それはそれでよかったのかも知れないッス…！
>>215
いやー、一時はどうなることかと思いましたが、あのあとすぐに抜けたッスよ！
霧売りさんの霧狩りは、すばしっこい小動物にも警戒されることがないので成功率が高そうッス。
なのでこれからも是非お世話になりたいッス！
それにあの感じは結構癖になりそうッスよ。こう、頭がぽわ〜っとしてきてッスな。
>>216ヒメさん
小生、足腰には少々自信がありますので、夜駆け朝駆けなんのそのッス！
後ろめたい事もなにも、御随伴に復帰しようと必死に追い縋ってきたッスよ！
ところで小生留守の間、ヒメ様におかれましてはさぞ心許ないご様子だったと聞いておりました。
ささ、今こそ小生の胸をお貸しいたしますぞ！どうぞどうぞ！温かいッスよ小生体温高いッスから！
どうかこの北の大地で身包み持っていくのはご容赦を！
髪の毛は…小生のこの短髪では幾らにもならないッスよぉ。
社交の場ではやはり金髪ロングのウィッグが人気！ヒメ様のはいい匂いがしそうッスなあ。ふんすふんす。
うわっ、冗談ッス！怒らないで欲しいッス！歯はご飯が食べられなくなってしまうので最後の手段ということでお頼み申しますッス！
教会との確執は仕事柄のことッスか。
因果な商売ッスねえ。勝利の栄光と賞賛の裏側で、しこりのように残る憎悪の影…。
シシオンの剣の冴えが、知らないうちに教会の恨みをかってしまったんでしょうか。
特に帝国は教会との繋がりが深いッスから、なんとか関係を改善するような切欠があるといいんスが。
ま！教会との折衝は小生にお任せいただきたいッス！
元気溌剌爽やか笑顔と、いろんな宗派向けにいろんなホーリーシンボルを取り揃えておりますので、これで微妙に取り入ることが可能かと！
>>218さん
旅人に雨対策は必須ッス！
雨が降ると前は見えにくいし、足元はぬかるんで転んでしまうかも知れないッス。
なにより体温が奪われるのがまずいッス。寒いまま過ごすと風邪や風土病にかかり易くなってしまうッスよ。
そんなときには厚手のマントやフードが役に立つッスけど、それでも土砂降りになるとお手上げッス。
急ぐ旅ならともかく、雨が降ったらまずは雨宿りを考えるッスよ。
そして雨風を凌げる場所を確保した暁には、照る照る坊主の量産体制に入るッス！
- 221 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/02/24(水) 01:27:23.96 0.net
- >>214
あらぁ、シーザーってそんなに大胆な性格してるの？
逃げながらエルフを誑し込むなんてロマンチックだけれど豪快ねぇ。
おヒメ様の入り込む隙間はあるかしらぁ？うふふふっ。
……案の定おヒメ様混乱してるわねぇ。
混乱してるおヒメ様は下手な魔物より危険よぉ？近づかないほうがいいわぁ。
>>215
………さぁ、ねぇ？霧で狩をしたのなんて初めてだからねぇ。私にもわからないわぁ。
でも多分大丈夫よぉ。霧でちょこっと眠らせてるだけだからねぇ。
死ぬほど強い毒なんて使ってないし、食べてもべつにだいじょう………
……食べても……？
あらぁ、また、だわ……なにかを思い出しそうなのに、思い出せない……。
大切なことだった気がするのだけれど……。
- 222 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/02/24(水) 01:30:34.13 0.net
- >>216 ヒメ=サマルスメリア
むぅ……勝手なことばっかり言ってくれるわねぇ。本当におヒメ様は勝手ばっかり。
しかも力で人を幸せに出来るだとか人の心を教えたいと絵空事ばっかりねぇ……。
おヒメ様は私に真人間みたいにでもなってほしいのかしらぁ？
……でもそれは無理よぉ。私はおヒメ様が生まれるよりもずうっと昔からこうなんだもの。
今更変われるとは到底思えないし、私には人の心の深いところなんて難しすぎてわからないわぁ……。
……それなのに、おヒメ様はどうやって私に人の心を教えようというのかしらねぇ……？
ドキドキチクチクしてずっと一緒にいたくなる……。なんだかよくわからないわねぇ。
私はそういうふうに人を好きになったことはないけれど……
……でもそう言えば……小領主様の所に居た時はべつに毎日が楽いわけじゃなかったけど、
なんだか、そこに居なくちゃいけない気がしたのよねぇ……。
小領主様は性格は悪いし色々駄目な人だったけれど。なんだか、こう、ねぇ……。
べつに好きとか嫌いとかじゃないのよぉ？
（集中した面持のまま炎を縮小させて消火する）
……っふぅ。なんだか久し振りに集中したわぁ……。でも思ったほど難しくもないわねぇ。
そうねぇ、大体おヒメ様の言うとおり。漂う力に呼びかけて火の姿を与える。コツは何と無く掴めたわぁ。
あとはもっと強く早く楽に出せるといいのだけれどねぇ。これじゃあ火起しだけで疲れちゃいそう。
なによぉ、すぐに見切りをつけないだけマシだと思ってほしいわぁ。
じゃぁ、おヒメ様はもし私が敵に捕まったり死にそうになっても助けてくれるのかしらぁ？
……まあ、助けないわよねぇ。私はおヒメ様の必要そうな情報はもう持ってないのだから。
私がおヒメ様を助ける理由はあっても、おヒメ様が私を助ける理由は無いものねぇ。
……今の私、ねぇ……。……ふふっ、うふふふっ。そうねぇ、確かに私は私の思うままに居た方が私らしいかもねぇ……。
あらぁ、その石くれるの？……おヒメ様みたいに強情で頑固で強引な人、なかなか忘れようにも忘れれそうにないのだけれど……。
それでも、そうねぇ。おヒメ様がくれるというならその石、もらっておこうかしらねぇ。
（首から提げ暫し眺める）
私にはちょっと派手だけど……まあまあ綺麗ねぇ……。
あらあらぁ、おヒメ様。私がそんなに趣味悪く見えるかしらぁ？
でも、そうねぇ。正直に喋らないなら爪の一枚二枚くらいなら剥いだりしちゃってもいいかもねぇ。うふふふっ。
……ふぅ、本当のことを言えば、なんだかあんまりお喋りのしたい相手じゃないわぁ。
でもねぇそれと同時に少しだけ、ほんの少しだけアイツがどんな奴なのか知りたいような、そんな気もするのよねぇ……。
なんで私から力を奪ったのか、なんでギャレンなんかと手を組んでるのか……そもそもアイツは一体何者なのか、とかねぇ。
知りたくないし知らなくてもいいのに……知らなくちゃいけないような、変な感じねぇ……。
……べつに私はおヒメ様の心配なんてしてないわぁ。
ただなんだか、おヒメ様がそんな不安そうな顔をしてると、見付かるものも見付からないような気がしただけよぉ。
ええ、ちょっとねぇ。……ちょっとそこまで散歩に行ってただけよぉ。
えっと、このウサギはねぇ、えっと……そう、散歩の途中道に落っこちてたから霧で眠らせて拾ったわぁ。
おヒメ様、ウサギウサギうるさかったから丁度いいかと思って、ねぇ。
……ヴァイセンのお嬢ちゃんで毒見？……べつに……構わないけど……。
＞ムグムグ…おおっ…ほれは美味しいッス…！
＞はんだか…はらだが…ひびれるような…おいひさッフ！
………煮ても焼いても……毒は残るみたいねぇ……。
- 223 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/02/24(水) 01:34:17.75 0.net
- >>218
そうねぇ、あなたの言うとおり旅に雨は難敵よぉ。
食べ物は湿気ちゃうし服もビチャビチャで気分も下がっていいことないわぁ。
幌付の馬車でもあれば多少の雨でも快適なんだけれど、おヒメ様が馬はどうとか言ってねぇ。
今は雪が多いけど、もう季節は春に変わるしねぇ。雨にも気をつけないとだめねぇ。
>>219 レア・ヴァイセンドルヒ
あのもどのもないわよぉ。
まあ、ヴァイセンのお嬢ちゃんはおヒメ様の言動にしょっちゅう振り回されてるからねぇ。
たまに見てて可哀想になるわぁ。……うふふふっ。本当よぉ？
さてどうかしらねぇ。おヒメ様は口のよく回るお喋りな人だから。
でもまあそうねぇ、無駄に年だけとった甲斐があったというものかしらねぇ？
まさかそういう返し技を持ってくるとは、ねぇ……。……侮り難いわねぇ……。
………あらぁ、その顔は今のは確信犯じゃなくて素なの？あら、そう。。
まあそうねぇ、体の成長には力が必要だからねぇ。
外から取り入れるだけじゃなくて生まれた時から備わってる力、それが無ければ成長も何も無いわぁ。
べつに獲って食べちゃうとか売払うとかそういうのじゃないわぁ。
そう、エコ。ちょっとした再利用をするだけよぉ？うふふふっ。
……まあ、この先何が起こるかなんてわからないからねぇ。
ヴァイセンのお嬢ちゃんは死んだりする覚悟はできてたりするのかしらぁ？
権力大好きで目付きと性格が悪い、ねぇ………。
そういう人って結局自分のことばかりよぉ。周りが見えてるようで本当は何一つ見えてないわぁ。
だからいつも自分になにか足りない気がして、足りない物を求めてて………。
えっと、ねぇ。要するに、私の趣味じゃないわぁ。そうでしょう？
私は国がどうとか政治がどうとか興味もないしどうでもいいけれど……
ギャレンは反逆して自分の国でも欲しいのかしらぁ？そうしたら王様？アイツはアイツで公爵にでもなるのかしらぁ？
……なんだかしっくりこないわねぇ……。
アイツのことなんて全然知らないし覚えても居ないのだけれど……なんだかねぇ。
まあ、どうでもいいわぁ……。
- 224 ：名無しになりきれ：2016/02/28(日) 21:59:50.00 0.net
- 最近月日が経つのがやたら早いんだが何かの異変ではないだろうか？
- 225 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/03/02(水) 02:25:46.56 0.net
- >>218
そりゃそうでしょうが。私は農民じゃないんだから。
アンタだって雨の日にずっと歩き通しでいたいなんて思わないでしょ？
道楽で旅してる訳じゃあるまいし、雨は邪魔でしかないのよ。
こっちの北の方ではあまりないみたいだけど、雨季には氾濫して渡れなくなる川だってあるんだから。
アンタも旅に出ようなんて考えてるなら覚えておくことね。
>>220
な、何勘違いしてんのよ！ アンタがどっか行ったくらいで私が不安がる訳ないでしょ！
そりゃあ……かしたお金をどうしよう……とか、何かあったのかな……とか、そのくらいのことは思ったけれど！
まあ、兎に角無事で良かったじゃない。
あ、そうそう。私の目の届かないところでアンタが間者と通じていたかもって疑いも当然忘れてないからね。
何か怪しいことして私を欺いたらアンタ本当に後ろから刺すからね？
まあね、教会と言っても色々あるでしょうが。
私が対立したのはその一部だけれど、一度そう言う……不信心だとか悪評が立つと尾ひれがついて広がっちゃったりするみたいなのよね。
人から恨みを買って来たのは確かだからね、別に言い訳するつもりはないけどさ。
別に良いわよ。いよいよとなったら皇帝陛下に弁明すれば教会の奴らも黙るに違いないわ。
大体私だって本を正せば神の血引いてるンだから！ 今度あいつらに説教してやろうかしら。
フーン、頼もしいわね。気付いてると思うけれど今歩いてるここは既に教会領だからね。
ばれるまで通行税なんて払わないで行くつもりだから、人に会ったら頼むわよ。
- 226 ：ヒメ=サマルスメリア ◆LkTu0CaoSc ：2016/03/02(水) 02:27:59.78 0.net
- >>222
別に特別なことなんて何もしなくていいわ。人の心をわかるって言うのは実は難しいことじゃないの。
こうしてしばらくの間私と一緒にいればいいのよ。そうすればアンタは私のことがわかるでしょう？
私のことがわかったら、他の人間の気持ちのこともきっと考えられるようになるわよ。
私はアンタを真っ当にしたいとか、そんな風には思ってない。
だけどアンタが人と共に生きることが出来る存在なら……そうなって欲しいと思っただけよ。
そ、そりゃあ私だって自分の好きって気持ちを他人に知らせるなんて経験ないもの……。
ちょっとは恥ずかしいんだからそう何度も繰り返して言わないでよね！
フーン……。アンタはその田舎貴族のこと、気に入ってたのかもね。好きって気持ちとは違うみたいだけど……。
生憎と私は性格も良いし完全無欠だし、アンタのタイプにはならないでしょうね。
な〜に言ってンのよ。火を出すなんて魔法の初歩よ、初歩！
アンタぐらい魔法が出来るのにこんなところで躓く訳が……って、あら？ アンタなんだかいつにも増して顔色悪くない？
まさかあれっぽっちで疲れるなんてないとは思うんだけど、何か無理してんなら言いなさいよ？
アンタが私の家臣なら、見捨てたりしないって言えるんだけど……。それはその時になってみないとわからないわよね。
でもそんな風に、助ける理由がないなんてアンタから言われるのは少し心外だわよ。
付き合いは短いとはいえ、レアもアンタも同じパンをわけ合って食べた仲じゃないの。まあ、私のパンだけどさ。
個人的な心情ではアンタの仇討ちに助太刀してあげたっていいとも思ってるのよ。
一々言うことじゃないから言わないけどさぁ、アンタも少しはそういう仁義というか恩義というか……そういう気持ちを汲んだらどうなの？
私が不安そうな顔してた！？ そんなことがあるはずない！ ……って言いたいけど――今度ばかりはそうかもね。
シーザーのこと、なんだかはっきりわからない。疑問も晴れないし、不安なの。
いつもみたいに絶対にまた会えるんだっていう確信が……あんまり湧いてこないのよ。私どうしたらいいのかな。
…………なんて、ね。何よ大袈裟な顔して。アンタみたいな朴念仁に心配されたりしたらそれこそ貴族の名折れだわ。
見てなさい。天運が来ないならこっちで引き寄せてやるから。シシオン家の辞書に絶望の文字はないのよ！
へぇ……私にウサギを献上したかったなんて。フフッ、可愛いヤツねー！ アンタも中々わかって来たじゃない！
アンタの気持ちは疎かにしないわ。このウサギは私がおいしく食べてあげるからね！ 毒見は……どうやら大丈夫みたいだし！
（食器を使うのももどかしく肉の塊を口に運び）ハムハム……モグモグ……
うん、美味しい！ 美味しいわ！ ちょっと香草？ 香辛料かな……？ ピリピリした不思議な食味がするんだけど――でも美味しい！
アンタも見てないで食べなさいな。レアも>>215も隙あらば自分が全部たいらげようって勢いよ。
折角アンタが私に獲って来てくれたものなんだから、一緒に食べなきゃ味気ないじゃないの。
>>224
私はそんなに感じないけど。歳をとるとそうなるものだってランゲルフが昔言ってたなぁ。アンタも歳とったんじゃない？
でも何年かに一回そういう年があるって伝説がなかったかしら。四年か五年に一回くらい。
確か日食の年……あら？ 閏年だったっけ？ 全然覚えてないけどね。
あとは……時の精霊に気に入られてイタズラされてるなんてこともあるかもね。子供みたいに寝る前にお祈りでもしたらいいわ。
私の時間を元に戻してっ、てね。
- 227 ：名無しになりきれ：2016/03/04(金) 09:16:53.43 0.net
- このスレからは王者の風格を感じる
- 228 ：名無しになりきれ：2016/03/04(金) 11:17:41.57 0.net
- このスレからは王者の風格を感じる
- 229 ：名無しになりきれ：2016/03/04(金) 11:17:44.49 0.net
- このスレからは王者の風格を感じる
- 230 ：名無しになりきれ：2016/03/07(月) 01:13:54.20 0.net
- ◆◇◆ 重 要 告 知 ◆◇◆
なりきりネタ板TOPの板ルールに
http://tamae.2ch.net/charaneta2/
＞この板はキャラクターになりきり、レスのやり取りを行うための掲示板です。
＞なりきり形式ではない創作の投稿は創作発表板でどうぞ。
創作の投稿は創作発表板向けとルールが明記されました。
なりきり行為より創作の意味合いが強いTRPGはこの板ではなく創作発表板向けのスレということになります。
従って板のルールに沿い、今後は創作発表板に場を移してお願いします。
創作発表板
http://hayabusa6.2ch.net/mitemite/
- 231 ：名無しになりきれ：2016/03/07(月) 06:26:41.35 0.net
- ここはなりきり形式が主だから特に問題なさそうだが。
- 232 ：名無しになりきれ：2016/03/07(月) 06:41:35.29 0.net
- >>230
誘導コピペ貼るスレ間違えてるぞ？
ここに限っては普通の質雑中心の形式でやってるから現行ルールでも問題ないスレ
現行ルールで板違いになったのはだらだらと長文SS垂れ流すのに重点が置かれたようなスレ
例えば要塞ファンタジーTRPGとかな
誘導するならそっちのスレを誘導してくれ
- 233 ：名無しになりきれ：2016/03/07(月) 20:44:11.90 0.net
- 恩師って呼べる人いる？
- 234 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/03/13(日) 23:12:10.39 0.net
- >>224
太陽も月も毎日沈んだり昇ったりだけの毎日だからねぇ。
いつも同じ速さだと飽きちゃうから退屈凌ぎに急ぎ足で動いてるとかかしらぁ。うふふっ。
でもそうねぇ。確かにそう。
私もねぇ、なんだか最近はめっきり日日の感覚が早く感じるのよぉ。
年が明けたのが昨日で、おヒメ様と出会ったのが一昨日みたいな気分ねぇ……。
>>226 ヒメ=サマルスメリア
うふふっ、なんだか本当に大した事ない方法ねぇ。
一緒に居るだけ、ねぇ。まあ、あれをしろこれをしろ言われるよりは楽でいいのだけれど。
どちらにしてもおヒメ様とはまだまだ一緒に居なくちゃだから、暇つぶしくらいに考えておくわぁ。
人と生きる事が本当に私にとって得があるのかすら解からないらねぇ……。
あらあらうふふっ、やっぱりねぇ。おヒメ様はプライドが高いし、なんだかそういうところは奥手っぽい所あるからねぇ、うふふふっ。
いいえ、こっちの話よぉ？うふふっ。
でも私はおヒメ様の無駄に自信過剰で傲慢なところは嫌いじゃないわよぉ？タイプかどうかは別として、ねぇ。
……ふぅ、べつに無理なんてしてないわぁ。ちょっと、ちょっと疲れただけよぉ。
霧と火では性質が大きく違うからねぇ、多分それでちょっと気を入れすぎたみたい。
……でも大した事ないわぁ。何度も使っていればその内慣れるから。
これで初歩なんでしょう？さぁ、次は何をしたらいいのかしらぁ？
あらぁ、私のほうが意外だわぁ。
おヒメ様ってもっと目的の為になら非情になれる人だと思ってたのだけどねぇ。
いくら一緒に同じ食事をして旅をしても、おヒメ様はおヒメ様で私は私よぉ？
つまらない感傷で命を落としたらそれこそ愚かよぉ。
アイツやギャレンの企みを止めれるのは私と……いえ、今はだけれどおヒメ様くらいねぇ。
だったら、おヒメ様が死んじゃうと企みを覆せなくなるわぁ。
……べつに、私は逃げたり隠れたりは得意だから。死にさえしなければどうにかなるし……。
……見たでしょう？毒は残ってるしヴァイセンのお嬢ちゃんも痺れてるし……。
そんなもの……無理して食べる必要は………！おヒメ様っ…！？
＞うん、美味しい！ 美味しいわ！
ど、どうしておヒメ様……痺れたり、しないの……？気持ち悪くは……？
無理して食べてるわけじゃ………
＞アンタも見てないで食べなさいな。レアも>>215も隙あらば自分が全部たいらげようって勢いよ。
え、ええ……？
（肉の一切れをおずおずと一口）
……な、なんだか味がよくわからないわぁ……。不味くはないのだけれど……。
（肉を頬張る面々を見回して）
…………すごく大事ななにかを思い出しそうだったのに……
おヒメ様達ののんきな顔を見ていたら……忘れてしまったわぁ……。
なにかの取り越し苦労だったのかしらぁ……それとも……
- 235 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/03/13(日) 23:13:00.27 0.net
- >>227>>228>>229
……そう何度も言わなくても聞こえてるわよぉ。でも、王者の風格ねぇ？
そんなこと言われてもねぇ。おヒメ様は貴族でヴァイセンのお嬢ちゃんも育ちはいいみたいだけれど、王者というほどでもないわぁ。
二人とも何かしらに仕えているからねぇ。
王者はまず自分自身の支配者であるべきじゃないかしらぁ？うふふっ。
>>233
恩師とか、そういう人はいないわねぇ。
私は人に物事を教わったことなんてあんまり……
そうねぇ、思えば魔法を教えてもらったのなんて初めてねぇ。
おヒメ様を恩師だなんて言うつもりないけれど、新しい魔法が使えるのも少しは悪くないのかもねぇ。
- 236 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2016/03/13(日) 23:50:27.81 0.net
- ここのところ暖かかったり寒かったりで、体調を崩される方が多いようッスね。
皆さんも気を付けてくださいね、ご自愛くださいッス！
クチュン！
…ちなみに小生はこの通りッス。ずびずび。
>>223リヴンさん
歳をとっても見た目は若いって、なんだかずるいッス！
でも霧売りさんの場合は少し若すぎる外見のような気もするッスねえ。
年相応というのもなんだか変ですが、もう少しお歳を重ねた感じになれれば酒場の人気者になれそうな…？
霧売りさんがそういうのに興味さなそうなのは存じていますが、なんだかお酒を飲みながら愚痴を聞いてくれそうな感じがギュンギュンくるッス！
はて、返し技とはなんのことでしょう？
何の事かは分かりかねますが、霧売りさんのような形がお好きな方も大勢いらっしゃるようですので、心配はなさそうッス！
なるほど。成長には生まれたときから備わった力が重要なんスか。
では霧売りさんの全盛期には、さぞ豊満な力が全身を駆け巡っていたんスね！
再利用？小生の体を再利用？
わかったッス、この話題はヤメヤメ！突っこんでいくごとに怖さに深みが増していくッスから！
でも死ぬ覚悟ってことなら、この職に就いたときに宣誓したッス。
でもそれは、生きることを軽んじろ、ということではきっと無いッス。だから再利用は勘弁して欲しいッス！
小生はギャレンが好きにはなれませんが、足りないものを求める姿勢というのは、悪くない気もしてるッス。
ずっと満腹の人に進歩はないでしょうけど、腹ペコの人はご飯のためにいろんな工夫をする。そこに何かがあるんじゃないかって。
霧売りさん。
霧売りさんの視線の先には何があるんスか？今のままで、ずっと満足ッスか？
小生にはときどき、霧売りさんがとてもひもじそう見えるッスよ。
>>225ヒメさん
いやあ、さすがヒメ様！なかなかの食べっぷりッスなあ！
やはり組織の長たる者、それくらいの健啖家でなくては務まらないッス！
いくらヒメ様とは言え、後ろから刺されるのは勘弁願いたいッス！
できれば前からお願いしたいッス…///
小生が怪しいのは否定しませんが、実際ヴァイセン側ではヒメ様を狙う理由もないッス！
だから安心して小生を側に置いて欲しいッス！
個性豊かな国々をまとめる一つの精神的支柱になっているのが教会ッスからねえ。
そこに嫌われちゃうと各国も体面上、シシオンへの対応が難しくなるって感じッスかね。
しかしそんな状況下でも領土を賜って地盤を固められているんスから、シシオン家の名声と実力も本物かと。
んー、でもそうなるとシーザーさんが教会の庇護を受けている、というのも考えにくいッスかねえ。
赤騎士隊の赤備えも、教会では有名でしょうし…。
もっとも、そんな目立つ鎧なんてとっくに脱いでいるかもしれないッスけど、なんとなくまだ着ているような気もするんスよねえ。
ヒメ様のご様子やお話を聞いていると特に。
…おっと、フードはもっと目深にお被りくださいヒメ様。その金髪は目立ちます。このモノクロの景色には。
- 237 ：レア・ヴァイセンドルヒ ◆BZ3C1uyvTWIb ：2016/03/13(日) 23:52:17.32 0.net
- >>224さん
うーむ、実は小生も224さんと同じ異変に巻き込まれているみたいッス。
1週間、あっという間ッス！
1か月、あっという間ッス！
このままいくと、小生はあっという間にシワシワのお婆さんになってしまうのではないかと困っているッス…。
なので、この時間の流れに合わせて生き急ぐことでバランスを取ろうと思うッス。
はいっ224さん！そこのジョッキを取って欲しいッス！早い時の流れに合わせて、早くその中のワインを飲み干すッス！
>>227-229さん
なぜ3回言ったッスか！？重要なことだからッスか！？
だいたい王者の風格とは一体…ヒメ様から常時溢れ出しているあの雰囲気のことでしょうか。
ちなみに小生には一級品の噛ませ狗の風格が備わっているらしいッス！嬉しくないッス！
>>233さん
騎士団の先輩方や同僚、皆が小生の恩師ッス！
とはいえ、それでも特別ということになれば、やはり父上でしょうか。
ヴァイセンドルヒたる者の心得と、一子相伝の業を教えて頂いたのは何物にも替え難い。
だから、今回の任務も絶対に達成しなければならないッス。父上の教えどおりに。
- 238 ：名無しになりきれ：2016/03/16(水) 10:22:14.16 0.net
- ヘイお嬢さんたちかわいいね、ボクとお茶しない？
- 239 ：名無しになりきれ：2016/03/25(金) 10:51:31.53 0.net
- ヒャッハー！酒だー！
- 240 ：名無しになりきれ：2016/03/25(金) 20:36:50.24 0.net
- 津波だ!
上から来るぞ気をつけろ！
- 241 ：リヴン ◆ZKZ3BUex9w ：2016/03/26(土) 00:12:07.38 0.net
- >>236 レア・ヴァイセンドルヒ
若いのはいいことだけれどねぇ、若過ぎるのも考えものよねぇ。
子供扱いされるのはあんまり嬉しくないし、救貧院とか孤児院みたいのに連れてかれそうになるのも本当に迷惑だわぁ……。
そうねぇ、そうやって酒場で働けるくらいの体なら丁度よかったかもねぇ。
でも、愚痴を聞くのは面倒ねぇ。聞くならもっと面白い話がいいわぁ。
それならお酒半分に聞いててあげてもいいのだけれどねぇ。
ふぅ、わかってて言ってるじゃない……。
太ってるなんて言ったのがそこまで気に障ったのかしらぁ？
ちょっとした冗談よぉ、冗談。胸も何も大きくなってないわよぉ。
あとねぇ、私のことを見縊ると後で後悔するわよぉ……多分、だけどねぇ……。
まあ、そうねぇ、たしかにお腹がすいたまま考えをやめちゃったら面白くないわぁ。
でも食べても食べてもお腹が一杯にならないのだとしたらどうかしらねぇ。
あれを食べてもこれを食べても満たされない、だから次はあれをその次はこれを。なーんて雪だるまみたいに食欲だけがどんどん大きくなっちゃったりねぇ。
だとしたら、いつになったら満腹になるのかしらねぇ？
……なにかしらぁ、急に改まって……？
私がなにを見ているのかだなんて、聞かれても、ねぇ……。
……今の私は奪われたものを取り戻す、それだけよぉ。
後のことは後で考えるし、それはヴァイセンのお嬢ちゃんには関係の無いことよぉ？
今はおヒメ様の流れに乗ってるけど、全部終れば私は私の思うまま私の流れで動けばいいのだしねぇ。
>>238
あらあらぁ、こんな殺風景な片田舎に似合わない優男ねぇ？旅人かしらぁ？
うふふっ、でもお誘いの仕方がなってないわぁ。私とお茶がしたいならもっと……
あらぁ？お嬢ちゃんは向こうで遊んでろって？あら、そう。
うふふっ、それなら霧はいかがかしらぁ？あなたの本当に見たい物が見れる、かも、しれないわよぉ？
うふふふふっ？
>>239
うふふっ、お酒はいいものよねぇ。
でも、騒がしく飲むよりも静かに飲みたいものねぇ。
こうやって静かに一人で飲んでいるとねぇ、何かを忘れられるし、ふと何かを思い出せる気がするのよぉ。
でも、飲むと眠くなってどうでもよくなっちゃうのは欠点かもねぇ、ﾋｯｸ
>>240
あらあら大騒ぎねぇ？
でも、こんな森の奥で津波なんてくるかしらぁ？
と、言いたいところだけれどねぇ、私は地図も何も持ってないしここが何処かってあまり詳しくはないのよねぇ。
教会の……何とか、だったかしらぁ？
- 242 ：名無しになりきれ：2016/03/31(木) 08:04:00.88 0.net
- ここは俺に任せて早く逃げるんだ！
- 243 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:26:48.91 0.net
- ／ ＼
/ ／ ヽ
/ / ／ ｨ /i /1 、
/ i / ∠ﾑ/_ | // ! i
,' | i |/ ﾚ ﾄﾊ／ｲﾊ.| |
, /^ﾚ| kｨぅ卞ｚ, 乂| /ト|、 ｜
, { ｒハ |弋シ ﾘ/Jｲ_ | `/i |
/ ヽｒ- ﾍ ! """ 辷癶,| / ﾘ 今日は何食べたい？
, |:! ﾍ 、"" /ﾙ
/ ｜ l ＼ ｒ‐ ｧ /
/ |:i 」＞-＼ ＿ -‐'
// i |／ ヽヽ .ｨ＝y = 、 __
イ |/ ',ヘ ＿_ γ/_j__r ヽ、 .|[]|
i i ! | l ^ ≧-ｭ: : :≧、 丶 |::::|
| | 人∧ | ｰ丶ヽ: : ﾊ l ｨﾆL;;--ｭ、
| | i i { |丶,! ｜ 丶 `ﾍ: : } ／ -‐ 〈
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|ﾊ ! | |ﾊ | ヾ| | ヽ j:/／ -く
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ヽ丶 ! ', ＞ " ／ ′ | |
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L: : : : イT ﾍヾ ニニ''"＿. .--ｭ、 !_ノ { ￣1 人 T ^ヘ丿 ￣─-
￣ ／j └=≧; : : : : : : : : : : ＞ 、 ヽイ ｀
＞／ ./ ` ＜; : : : : : : : : :_:＞
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- 245 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:27:47.24 0.net
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- 246 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:28:18.24 0.net
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- 251 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:31:26.23 0.net
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- 252 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:31:58.35 0.net
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- 253 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:32:26.89 0.net
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- 254 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:32:58.98 0.net
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- 260 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:37:20.76 0.net
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- 261 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:37:51.72 0.net
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- 265 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:40:22.06 0.net
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- 266 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:40:52.59 0.net
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- 267 ：名無しになりきれ：2016/04/01(金) 03:41:38.19 0.net
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- 269 ：??? ◆n0smz7Ijy.：2017/04/03(月) 00:22:07.01 ID:xwHR9PLgt
- やっとこさ馴染みの宿についたと思ったら廃墟かよ…ついてねえ
こんなクソ田舎の貧乏宿を襲ったのは何処のどいつだよ…まあ寒さがしのげりゃいい
- 270 ：名無しになりきれ：2017/04/07(金) 16:59:01.39 ID:0VIaAivmb
- おや旅の人とは珍しい
ご覧のありさまだがゆっくりしておいき
- 271 ：??? ◆n0smz7Ijy.：2017/04/09(日) 22:47:37.97 ID:4ZvM0mV93
- おっと誰もいないわけじゃないのか
俺はダントレス。ダントって呼ばれてる傭兵だ。
じゃあま、身の振り方考える前に一休みさせてもらうかね
- 272 ：名無しになりきれ：2017/04/27(木) 20:24:07.79 ID:G62UnQTLl
- 身の上話でも一つ聞かせておくれよ
こんなとこに住んでると退屈でね
- 273 ：シェンリー ◆onIkYTAR5nuu：2017/04/27(木) 23:07:43.57 ID:LqX7UKXd8
- 新緑の風も、鳥のさえずりも、人の営みも……みんな消えてしまった。
ずっと一人だったはずなのに……何故だろう、寂しい……？
（ボロボロの廃墟となった石造りの塔の天辺に腰かけ、尻尾を寂し気にゆらゆらと）
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