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バイオの警備員が日記を書きなぐるスレ

1 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/11/04(水) 18:46:29.56 0.net
11月4日

俺の名前はエリアス。アンブレラ社警備部門の警備主任だ。
今日から日記をつけることにした。

本当は日記は飼育係の担当だったんだが、あの野郎若年性痴呆症なのか最近すっかりボケちまった。
何を聞いても「かゆい うま」だ。まったくイカレてやがる。
あいつの影響か俺の部下のスコットまでボンクラになっちまって、主任の俺にお鉢が回ってきたって寸法だ。
まったく、余計な手間ばかりかけさせやがって。安月給だってのに割に合わねえ。

俺は飽きっぽいし面倒くさがりだから、毎日律儀に書いたりはしねえ。
どうせこんな日記、上の連中は読みやしないんだからな。書いたって無駄なことはわかってる。

無駄とわかっていても書くのは、単にヒマだからだ。…今のところ。
とりあえず、50を目指して書いていくことにする。

203 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/12(土) 01:42:20.15 0.net
>>202
12月12日

リーチマンには銃弾が効かない。身体を構成するヒルを一匹二匹撃ち殺しても意味がねえ。
米軍の連中が持っていた手榴弾が大いに役に立った。こういう奴は爆破しちまうに限る。
合流したのは正解だったな。U.B.C.S.の他の部隊には肩すかしを食ったが、やっとお仲間が増えて嬉しい限りだ。
下水道の終点にはクソでけえヒルの親玉が待ち構えていやがったが、全員で焼き殺してやった。
手榴弾は底をついたが、脱出路はもうすぐだ。出し惜しみはしちゃいられない。

俺たちの前方上空を、輸送ヘリが飛んでいる。
下部にでかいコンテナをぶら下げているのが気になるが、今はそっちに気を取られている場合じゃねえ。
ラクーン警察署から出動したとおぼしき装甲車を見つけた。こんなところで再会できるなんてな感激だ。
こいつに乗ればミッションオーバーってところか。助かった!

204 :映画バイオ2のUBCS三人組:2015/12/12(土) 19:32:12.16 0.net
カルロス「早くしてくれ!!俺たちはここだ!!」(発煙筒をヘリへ向ける)
ニコライ「俺たちはここだぞ!!ここだよ!おい、待てよ....!どこへ行く気だ.....!?やっとここまで来たんだぞ!?」
ユーリ「どうなってるんだ!?救助地点に来たのに......?」

205 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/13(日) 23:24:26.15 0.net
>>204
12月13日

アンブレラ地下研究所は通称「ハイブ」と呼ばれ、厳重に警備されている。
今回のバイオハザードは、元はと言えばそのハイブでGに変貌したウィリアム・バーキンとU.S.S.の戦闘がきっかけだった。
その結果死神ハンク以外のU.S.S.は全滅し、ラクーンシティはゾンビの楽園になっちまったという訳だ。
アンブレラがラクーンシティに研究施設なんぞおっ建てなけりゃ、こんな事にはならなかった。
だが、アンブレラがなけりゃ俺たちはおまんまの食い上げだったというのも事実だ。

装甲車を確保しようとする俺たちの上空で、輸送ヘリが何者かの攻撃を受けた。
ヘリ自体は撃墜を免れたが、衝撃で輸送していたコンテナが脱落。俺たちの真上に降ってきやがった。
半壊したコンテナから、何かが出てくる。――人間ではない、いや動物でさえない何かが…

206 :名無しになりきれ:2015/12/15(火) 01:56:25.16 0.net
なんてこった、畜生!
こんな馬鹿な話があるかよ!

207 :名無しになりきれ:2015/12/15(火) 06:50:37.99 0.net
ここは俺に任せて先に行け!

208 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/15(火) 17:58:54.77 0.net
>>206
12月15日

ラクーンシティ市街地から、郊外へと抜ける道路を走りながら、装甲車の中でこの日記を書いている。
結論から言うと、我々U.B.C.S.は脱出に成功した。
だが、生き残りは4名。米軍兵士含め、ほとんどの仲間は死んだ。
これから、その状況を記す。

墜落したコンテナから這い出したのは、人とも何とも言えない文字通りのバケモノだった。
肉の塊と言えばいいだろうか。ずんぐりしたフォルムは遠巻きに見れば人間のようだが、細部はまるで異なる。
無数のゾンビがめり込んだまま蠢く、巨大な右腕。太さが互い違いの足。目鼻口の見当たらない頭。
そんな異形の怪物が、ノッソリと現れては俺たちの前方を塞ぐ。
「なんてこった、畜生!こんな馬鹿な話があるかよ!」>>206が叫ぶ。
まったく同感だ。最後の最後ってときに、どうしてこんなバケモノが現れるんだ?
壊れたコンテナに書かれた「Nyx」――ニュクス――の文字が、炎に照り返されてやけに鮮やかに見えた。

>>207
12月15日

おぞましい叫び声を上げ、肉の塊が襲い掛かってくる。動き自体は鈍重だが、野郎、自分の体の一部を飛ばしてきやがる。
比較的近くにいた米軍兵士のひとりが、長い腕に取り込まれてあっという間に奴の肉の中へと消えた。
決して近付かず、遠距離から仕留めろと指示する。

だが、銃弾もグレネードも奴のぶよぶよした肉に当たるとすぐに威力を失っちまう。
弾丸も残り少ない。もうここでおしまいか、と、さすがに諦めたくなった。
と思った矢先、ここは俺に任せて先に行け、と>>207が言うのが聞こえる。
俺の制止も聞かず、>>207が怪物へと突進していく。怪物が>>207を取り込んだ瞬間、大爆発が起こった。
あいつ、手榴弾をまだ隠し持っていやがったのらしい。怪物もさすがに無傷ではいられなかったらしく、蹲っている。
肉が大きくえぐれて、心臓みてえな器官が剥き出しになっているのが見えた。

チャンスだ。そう思った。

209 :名無しになりきれ:2015/12/15(火) 21:52:15.59 0.net
米兵「クソがッ........!!よくも俺の仲間(米兵4)を..........!!!!!撃ちまくれ!!奴を殺すには今がチャンスだ!!」(遠距離から撃ちまくる)
米兵2「クソッ!!そういえば焼夷手榴弾がまだあった!!こいつを喰らいやがれ!!!!」
米兵3「俺のグレネードを喰らえ!!仲間の敵討ちだ!!」(M4小銃のグレネードを撃つ)
(米兵2が手榴弾を投げて、米兵3がグレネードを放った、焼夷手榴弾とグレネードが同時に直撃しニュクスは木っ端みじんになった)

210 :名無しになりきれ:2015/12/15(火) 22:33:18.84 0.net
念の為に火葬にしておいた方が良いだろう
もしかしたら再生するかもしれんからな
「念には念を」だ
ちょうど近くに壊れたタンクローリーがあるしな
ほら、マッチだ

211 :名無しになりきれ:2015/12/16(水) 03:44:10.35 0.net
…やったか?

212 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/17(木) 17:26:15.48 0.net
>>209
12月17日

米兵たちの攻撃によって、あの巨大な肉の塊はくたばった…ように見えた。
だが、そいつは誤りだった。奴は飛び散った周囲の肉片を取り込み、元の姿へと戻ってゆく。
奴の吐き散らす濃厚なT-ウィルスが、辺りの空気を汚染する。
今までのラクーンシティの戦いで疲労し、免疫の低下した仲間たちが、みるみるうちにウィルスに冒されていく。
時間がない。このままじゃ、俺たちは全員お陀仏だ。
どうすれば、あのバケモノの息の根を止められる?
そう思ったとき。

俺は、アーロンの形見のロケットランチャーの存在を思い出した。

>>210
12月17日

アーロンが>>170でワクチンと一緒に手に入れてくれたロケットランチャー。
こいつを背負ったきり、すっかり忘れていたなんて、俺はなんて大マヌケなんだ。
仲間がひとり、またひとりと倒れていく。ありったけの弾丸を奴へ見舞うよう生き残りに指示し、俺はランチャーを構えた。
ふたたび、バケモノの腹から核が現れるタイミング。
その瞬間に、ロケットランチャーが火を噴いた。

核にランチャーを喰らった肉色の不格好な怪物が、炎に包まれて燃えてゆく。
最低の悪夢に出てくる悪魔だってまだマシと思えるような断末魔の悲鳴をあげ、のたうち回るのが見える。
こんな悪夢を見るのは二度と御免だ。再び夢に出ないよう、念には念を入れる必要がある。
仕上げに>>210の忠告通り、タンクローリーをブチ当ててやった。これで奴もくたばるに違いない。
…たぶん。

213 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/17(木) 17:29:02.68 0.net
>>211
12月17日

以上がラクーンシティでの我々の作戦行動の顛末だ。
生存者は四名。俺ことU.B.C.S.小隊長エリアスに、紅一点の>>78。サバノミソニこと>>89
それから、>>198の米兵1。
我々はラクーンシティより脱出後、米兵1を適当な場所で降ろし、アンブレラ本社へ移動する。
お上に言われた通り、この日記という名の報告書を提出しなくちゃならない。

俺が体験したことが、少しでも社の役に立てば光栄だ。
それが、死んでいった仲間たちへの何よりの餞になる。


以上で報告を終える。

214 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/17(木) 17:41:43.75 0.net
(破り捨てられたメモ)

俺たちは、バイオハザードの起こったラクーンシティの治安維持という名目で派遣された。
だが、それは偽りの命令だった。お上の本当の狙いは、治安維持なんかじゃなかった。

俺たちはモルモットにされたんだ。
バイオハザードの起こった街の中で、軍隊がどのような行動をするのか。
B.O.W.に遭遇した際、どのように対処するのか。その光景はすべてモニターされていた。
俺たちは、最初から捨て駒だったんだ。

U.B.C.S.は亡命者や元軍人、戦争犯罪者など、脛に瑕持つ人間で構成されている。
アンブレラは国によって裁かれる身の俺たちを掬い上げ、庇護してくれた。
つまり、俺たちは国に裁かれることを免除される代わり、アンブレラの犬になったってことだ。
しかし、だからといって、こんな扱いを受ける謂れはねえ。

俺の部下たちはモルモットになって、くだらねえデータ収集のために死んだ。
ゾンビに喰われ、ノミに血を吸い尽くされ、ニュクスの吐くウィルスに感染して死んだ。
アンブレラがこんなことをしなきゃ、みんな死なずに済んだんだ。

俺はあの、赤と白の傘マークを絶対に許さねえ。
俺はこれから社に帰還するが、そいつは今まで通り奴らの犬として働きたいからじゃねえ。
あの傘マークをいつか地べたに引きずり下ろして、ふんぞり返ってるおえら方に思い知らせてやろう。
地面に額をこすりつけて、謝らせてやろう。そして地獄に送ってやる。

それが、死んでいった仲間たちへの何よりの餞になる。

215 :名無しになりきれ:2015/12/17(木) 20:20:22.82 0.net
よくぞ生還してくれた
俺たちの戦いはこれからだ!

216 :名無しになりきれ:2015/12/17(木) 20:49:35.86 0.net
エリアス…ほれ

色々…思うことはよ、あるけどよ…
…その…あの…
(鍋を置く)
ほれ、すき焼きだ。…旨そうだろ?たまごといてやるからよ、ちょっと待て…

酒も用意した。日本酒は度がキツいけどおめえ、酒は強えほうか?
箸はちょっと辛えか。フォークとスプーンで食うしかねえか…

カッカしてる時はちょっと落ち着かねえと、その、なんだ。…その、よお
く、食いたくねえならいいけどよ…

217 :198:2015/12/17(木) 22:09:15.03 0.net
米兵2「おいちょっと待て!?俺と米兵3は生きてるぜ!?」
米兵3「俺らは死んだ扱いですかい.....」
米兵1「いいじゃないか、こうしてこの町から脱出出来たんだ......今はそれを喜ぼう....」
米兵3「ああ....しかし米兵4は浮かばれねえだろうな.....脱出寸前であの肉塊に取り込まれちまったんだからな....」
米兵1「ところでエリアス、アンブレラに復讐したいなら俺らも呼んでくれ......」

218 :名無しになりきれ:2015/12/18(金) 14:14:32.10 0.net
>>217
戦闘云々で殉職だろ
エリアスが決めたことなんだからうだうだいうなカス

エリアスお疲れお尻ゲット

219 :名無しになりきれ:2015/12/18(金) 14:48:08.17 0.net
エリアス死ね

220 :名無しになりきれ:2015/12/18(金) 15:00:36.90 0.net
エリアス生きて

221 :142:2015/12/18(金) 23:57:24.25 0.net
アァーミィーゴー!!(がばっと抱きつこうとする)
グラシアス、本当にグラシアス!
あの情報が無かったらアタシらは今頃瓦礫の中さ。
アンタ達はアタシらのヒーローだよ…お疲れさん。 ほら、アンタ達も礼をいいな!
「おにーさんありがとー!」「怖かったの…でも助かったのー!」

222 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/19(土) 13:56:43.54 0.net
>>215
12月19日

アンブレラのいち支社でまる一日もの間、防疫と除染の処置を受けた。まるで食器洗い機の中の皿になった気分だ。
その後報告をし、おえら方と面会する。
「よくぞ生還してくれた」と幹部連中が俺たちを労う。
だが、その目は笑っちゃいなかった。乾いた笑い声は、ちょっと出来のいい実験動物に向けてのものか。
くそったれ共め。

俺たちラクーンシティU.B.C.S.の残党は、新たにこっちのU.B.C.S.に組み込まれるという。
こっちはずいぶん隊員の数も多いし、ここにいりゃ滅多なことは起きねえだろう。
と思っていたら、すぐに新しい辞令が下りやがった。

>>216
12月19日

サバノミソニの作ったスキヤキをつつきながら、酒を呑む。
久しぶりの酒だ。ジャパンの酒はクセが強くて、俺の好きなギネスとは全然違うが悪くない。
スキヤキもうまい。さしずめ生還の味ってところか。
ところで、生き残ったら伝えたいことがあるんだろうと>>78に訊いたら、はぐらかされた。
なんなんだ。

けつの落ち着く暇もなく、俺たちに上からの辞令が突きつけられる。
バイオハザードを生き延び報告書をまとめた俺を一階級昇進させ、新たに一部隊を任せるだと。
つまり、またモルモットを補充してやるから、他の地獄へ行ってこいということらしい。
どうしても、お上は俺らを実験に使いたくって仕方ねえみてえだ。

223 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/19(土) 13:57:26.32 0.net
>>217
12月19日

次の赴任先はロックフォート・アイランド。
南方の絶海の孤島にある、アンブレラ社所有の施設刑務所だ。
アンブレラに刃向かう者を収監する監獄。俺たちアンブレラ関係者の間じゃ、一度ブチ込まれたが最後って噂の場所だ。
ここの前任の警備チーフが病死したんで、部隊を率いて新しく就任しろって話だ。

ロックフォート島は脱出不可能の絶海の孤島。一度行ったら俺たち内部の人間もそうそう出られねえ。
あの米兵らは元気にしているだろうかと、ふと思い出した。
何かあったらと連絡先を渡されていたが、どうにも合流は難しそうだ。

>>218
12月19日

ロックフォート島刑務所の所長、アルフレッド・アシュフォードには黒い噂が耐えない。
兵器コレクターだとか、異常性嗜好者だとか、サイコ野郎だとか…
とにかく、ロクな人間じゃねえことは確かだ。
そんな奴の下で働けとは、おえら方も無茶を言いやがる。

とはいえ、上の命令には逆らえねえ。さっそく荷物をまとめて出発の準備だ。
ロックフォート島の中にも、生物兵器を扱う研究所があるのだろうか?
それなら、ちょいと考えがある。
とか何とか思案していると、いきなり尻を撫でられた。まったくこの会社にはホモしかいねえのか。
身を案じてくれているというのは、ありがたいんだがな。

224 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/19(土) 13:58:25.90 0.net
>>219-220
12月19日

出発間際に会社から多少時間をもらい、近くに住んでいる顔見知りの店に挨拶しておく。
よくもあのラクーンシティから生き延びただの、死ねだの、生きろだの、色々言われる。
生憎としぶとく出来てるんでな、そうそう簡単にゃくたばらねえ、と返してやった。
もちろん、ロックフォート島でもくたばるつもりはねえ。この世の地獄との噂の場所だが、地獄なら一度見た。
あれほどの地獄にゃ、そうそう巡り会えねえだろう。

馴染みの連中と酒を呑む。島へ行ったら、また当分は酒もお預けだろう。
こいつらとまた酒を呑むためにも、俺は俺のやるべき仕事をする。そう誓った。

>>221
12月19日

酒を呑んでいると、不意に店の中が騒がしくなる。
見れば、ラクーンシティで食い物と武器弾薬を交換した>>142が子供たちを連れてきていた。
俺たちが別れ際、行き先を告げていたのを辿ってきたのだという。よくも見つけられたもんだ。
行きがけの駄賃で情報を教えただけだったが、首尾よくあの地獄から逃れられたようだ。
関係ねえと思っちゃいたが、実際元気なところを見ると、ほっとする。

子供たちが口々に礼を言う。こそばゆい。
柄にもなく、本当に正義のヒーローにでもなったかのような感覚。
ああ。こいつらのためにも、ちょいと格好いいところを見せてやらなくちゃな。

225 :名無しになりきれ:2015/12/19(土) 18:26:00.40 0.net
あの双子のイカれっぷりキチっぷり大好き
死ぬほど好き
ベロニカはそこだけがほんと好き
スティーヴ死んだ時泣いてたわ
これこそHDエディション出してほしい

226 :名無しになりきれ:2015/12/19(土) 23:02:21.70 0.net
なあ、ラクーンシティってどんなところだった?酷い有様だったとは聞いたが

227 :名無しになりきれ:2015/12/21(月) 01:04:26.20 0.net
unhappy new year!unhappy christmas!

228 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/21(月) 18:16:47.67 0.net
>>225
12月21日

アシュフォード家と言えば、アンブレラを設立したスペンサーとマーカスに並ぶ名家だ。
それが、なんだってロックフォート島みてえな僻地の管理者に収まってるのかわからねえが。
それでも、まだそんなアシュフォード家の威光に平服する奴らは多いみてえだ。

アルフレッドは気に入らねえことがあると、すぐにライフルをぶっ放すあぶねぇ野郎だと聞いたが…。
まあ、せいぜい胡麻でもすってご機嫌を取っておくことにしよう。
妹のアレクシアは研究中の事故でくたばったらしいが、かつては天才と呼ばれた才女だったらしい。
何でも、同じく天才との誉れも高かった当主ベロニカの再来と謳われたとか…。
天才なんてもんはロクなもんじゃねえ。俺はそいつをウィリアム・バーキンで思い知った。
くたばってて御の字だぜ。

>>226
12月21日

新たに配属された20人からの部下を伴って、輸送機に乗ってロックフォート島へ。
新しい副官の>>226が俺にラクーンシティでの出来事を訊ねてくる。正直思い出したくもねえ話だが…。
しかし、これから地獄を共にする奴には話しておいた方がいいだろうかと思い、かいつまんで説明した。
ゾンビで溢れ返った街のことを。突進してくる像の死体、身の丈以上のノミ、蠕動する巨大な肉の塊のことを。
どいつもこいつも、話を聞いて死人みてえに蒼褪めていやがる。

ロックフォート島では、まさかそんなことはないだろうが――
アンブレラの手のひらの上で踊る限り、バイオハザードのリスクは必ずついて回る。
有事の際の覚悟だけは、しておくに越したことはない。

229 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/21(月) 18:17:26.72 0.net
>>227
12月21日

そういや、世間はもう年の瀬。もうすぐクリスマスで、それが終わりゃ即新年だ。
だが、俺たちにゃそんな世間様のイベントなんざあ全く関係がねえ。
クリスマスも、ニューイヤーも、変わらず絶海の孤島で囚人どもの見張り番だ。
元々戦争やら何やらに明け暮れて、まともな生活のできなかった俺たちだ。それが似合いなのかもしれねえが。

輸送機の小さな窓の下に、ロックフォート島が見えてきた。
岩礁に囲まれた、海の牢獄。脱出不可能なこの世の果て。
次にここから出、のんびりギネスを呑んだりスキヤキが喰えるのは、いったいいつの日だ…?

230 :名無しになりきれ:2015/12/21(月) 21:02:43.20 0.net
なあ
毎回ロケットランチャー撃ち込めばそれでいいんじゃねえのか?
何でハンドガンしか渡されねえんだよ
ゾンビなんざ一発だろ

231 :名無しになりきれ:2015/12/21(月) 21:56:50.40 0.net
>>230
ゾンビ1匹にロケットランチャーはコスパが悪すぎる
それに柔らかいから信管が反応せず不発になる可能性がある
装填にも時間がかかるし持つ際も重い上サイズがデカいから大量に持ち運べない
それにゾンビの様に小さいものを撃つには命中精度が低い
一撃必殺が目的なので複数の標的には全くの不向き
それだったら破片手榴弾の方がはるかに有効だ

232 :名無しになりきれ:2015/12/22(火) 13:22:53.92 0.net
地雷とか持ち込んだらどうだ?
手榴弾と地雷。どっちが安いかは知らないけどよ。
脚さえなくなりゃ、ゾンビどもなんて地面を這いずる芋虫だぜ!

233 :名無しになりきれ:2015/12/22(火) 14:29:30.13 0.net
>>232
地雷だと味方が踏む可能性があるぞ?
地雷の方が大きいから手榴弾より利点が少ないぞ?
重機関銃が1番だろう
ブローニングM2とかM60E4とか

234 :名無しになりきれ:2015/12/23(水) 13:04:50.73 0.net
なぁ、
普通にデザートイーグル一丁で良くないか?

何故かライフル弾より拳銃弾の方が威力が強くなる世界なんだからさ

235 :名無しになりきれ:2015/12/23(水) 13:13:52.72 0.net
>>234
弾数が少ないだろう
機銃が1番だ

236 :名無しになりきれ:2015/12/23(水) 17:21:44.81 0.net
もうダメだ辛抱ならん!(ズボンとパンツを下ろし、ナニをしごき始める)

237 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/23(水) 18:39:12.43 0.net
>>230-235
12月23日

着陸を前にして、新隊員共の雑談になんとなく耳を傾ける。
俺の体験談をもとに、どうすりゃゾンビまみれの街の中で生き抜けるかを議論していやがる。
やれロケットランチャーがいいだの、地雷をもって行けだの、重機関銃が一番だの…。

確かにそれらの武器は有効だろう。持っていけばゾンビどもを一掃できるに違いない。
だが、「俺たちにそんな装備はない」。ありもしない武器を使って戦うなんざ所詮机上の空論、絵空事に過ぎない。
俺たちに支給された武器は、M4カービン。H&K MP5。SIG SAUER Pro。ベネリM3。
他に、狙撃手にはPSG1が支給される。

これだけだ。これだけが、俺らがバケモノと対峙するときに使うことのできる牙だ。
重機関銃だの、デザートイーグルだの、そんなもんは存在しねえ。
ありもんで勝負をつけるしかねえんだ。

まあ、ゾンビを怖がりもせず、こうして議論を戦わせるさまは頼もしい。
その意気を、くたばる寸前まで失ってほしくはないもんだ。

>>236
12月23日

1840時、ロックフォート島に到着。所長の出迎えを受ける。
噂通りと言うべきか、甲高い声がやけに耳障りな、いかにも坊ちゃん然とした所長だ。
生っちろい顔に厭らしい笑みを浮かべて、「きみたちの働きに期待している」だと。気色が悪い。

とりあえず今日は長旅の疲れを癒してくれということで、休暇を貰った。
とはいえ、言葉通りに休むボンクラはいねえ。あてがわれた部屋に荷物を置いたら、さっそく警備セクションのチェックだ。
これから寝起きする場所のどこに何があるのか、俺たちは何を誰から警備するのか。
そいつを確認しねえことには、おちおち横になってもいられねえ。
まして、ここは地の果て。アンブレラの重鎮アシュフォード家の腹ん中だ。

隊員共にもそいつを充分に言い含めておいたが、隊員の一人>>236が部屋から出てこねえ。
何をしていやがるのかと思ったら、マスをかいてやがる。バカなのか?
そんなもんは溜めておけってんだ。そのうち、無駄な体力を使って損したと臍を噛むだろうよ。

238 :名無しになりきれ:2015/12/24(木) 07:17:11.43 0.net
何かを引きずるような音がする…

239 :名無しになりきれ:2015/12/24(木) 08:17:50.94 0.net
ルーデルやシモ・ヘイへや舩坂弘がいればなぁ・・・

240 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/26(土) 16:20:36.67 0.net
>>238
12月26日

ロックフォート島は5つのセクションに分かれている。
刑務所、公邸、アルフレッドの私邸、訓練所、そして空港だ。
俺たちは空港の担当となった。主に島へ物資を運んでくる定期便のチェックだ。
荷物の中身は食料や日常品などが主で、首を傾げたくなるような怪しいブツはない。
ゾンビやらバケモノやらとは無縁の、しごくまっとうな任務だ。ちょろすぎて逆に怪しく感じるくらいだが…。

だが、そんな平和な日常にも胡散な話はある。
真夜中、誰もいないはずの刑務所の区画で何かを引きずるような音がするという。
刑務所に隣接した墓地の死人が徘徊している、という噂もあるようだ。
そんなバカな…と思ったが、一度ゾンビが歩き回っているのを目撃しちまった俺だ。
嘘と断言することができない。苛つく。

>>239
12月26日

振り返るに、ラクーンシティで俺が率いていた部隊は、非常時への対処があまりにもお粗末だった。
どいつもこいつも俺の指示に逆らって、勝手に戦いに行ったり火事場泥棒に行ったりする連中ばかり。
結局、部隊で最後まで生き残ったのは俺から離れなかったふたりだけだった。
部隊行動においては、足並みを揃えることこそが最も大事。俺はそいつを骨の髄まで思い知った。

今回配属された連中も、正直言って有事の際に俺の命令を聞いてくれるかは怪しい。
だが、もし何かが起こったときにはぶん殴ってでも言うことを聞かせなきゃならないだろう。
それが、部隊を纏める隊長であるところの俺の役目だ。

部隊に必要なのは、伝説のスナイパーや不死身みてえな兵士じゃねえ。突出した個人は足並みを乱す。
上の命令をきっちり聞く部下。それが一番優れた、一番生き残れる兵士だと俺は思う。

241 :名無しになりきれ:2015/12/26(土) 20:50:42.62 0.net
女房と娘に手紙を書いているんだ
せっかくのクリスマスだったのに帰れなくてごめん、年明けには帰るってな
そういや隊長は独り身か?

242 :名無しになりきれ:2015/12/28(月) 01:19:59.65 0.net
ここの飯はうめえけどお上品すぎるというか堅っ苦しいというか食った気にならんな
俺ら平民には不釣り合いだ なあ?

243 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2015/12/28(月) 23:14:31.36 0.net
>>241
12月28日

何やら>>241が熱心に書いているもんだから、なんだと訊いたら女房子供に手紙を書いているという。
家族を持つ身で、U.B.C.S.みてえなモルモットの愚連隊にいるなんて、格別にツイてねえ奴だ。
だが、このくそったれな海の果てでもラクーンシティよりゃ億倍ましだろう。
何もなければ、希望通り年明けにゃ一旦娑婆に戻ることだって出来るに違いない。
何もなければ、だが。

隊長は独り身か、と言われた。そうだと肯定する。
もし守る者がいたんなら、俺は今頃ここにはいなかっただろう。
強いて言うなら、こいつら隊員が今、俺が守るべきすべてだ。

>>242
12月28日

海の果て、絶海の孤島ここロックフォート島だが、定期便のお蔭で物資は充実している。
なんでも、アルフレッド所長が常に物資の備蓄は潤沢にと命じているからだそうだ。
お貴族様ってもんは、どこに行っても贅沢な暮らしをせずにはいられねえもんらしい。
お蔭で俺たちもアンブレラにいるよりうまいもんが食える。

ただ、ウチの隊員どもの口に所長の趣味の上品ぶった料理は合わねえらしい。今日も文句を聞いた。
確かに、フランスだかイタリアだかわからねえチマチマした料理は食ってて肩が凝る。
フォアグラやら何やらより、ゲロみてえな味のレーションやパサついたカロリーバーの方がいいとは贅沢な連中だ。
そりゃ、俺も同じだが。

244 :名無しになりきれ:2015/12/29(火) 02:10:44.16 0.net
それにしても兵士のくせに皆んな弱いんだな
対ゾンビ用の戦闘術でも編み出せば良いのにな
マシンガンを絶叫しながら乱射して最後に食われて死ぬなんて、端からしたらアホらしいよな
あのセガールの様にパンパンパーンと無双出来れば良いのにな

245 :名無しになりきれ:2015/12/29(火) 09:09:02.31 ID:lUkTqRpVj
そういやサムライ野朗はアンブレラ本社から呼び出しがあって以来、音信不通だとよ。
あいつ、生き残ってたんだな・・・峰と言う女と一緒に今じゃどっかの砂漠地帯で新しい実験の警護だとよ。

246 :名無しになりきれ:2015/12/31(木) 18:34:25.98 0.net
今年は散々だったが、来年も順調にはいかないようだな

247 :グラマラスな女隊員:2016/01/02(土) 09:15:25.23 0.net
エリアス…今夜、どう?
隊員として…隊長と、じっくり親交を深めない?

……エリアス、まさか…貴方もなの?
貴方も…さっき断った奴みたいに…ゲイなの?

248 :グラマラスな女隊員:2016/01/02(土) 09:22:06.12 0.net
>>247
あら…楽しみすぎていい間違えちゃったわ
隊長として、隊員と、じっくり交流を深めてみない…?

249 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/02(土) 13:32:17.98 0.net
1月2日

年が明けたところで、俺ら警備チームのやることは何も変わらねえ。
定期便の積荷のチェックと、脱走者の追跡。射殺。これだけだ。
…いや、もうひとつ。あのくそったれのアルフレッド所長のご機嫌うかがいって仕事があった。
こいつが一番面倒だ、やれやれ。

>>244
1月2日

ヒマに任せて、隊の連中は皆好き好きにやっている。
俺は面子を集めてポーカーだ。アークレイ山の研究所にいた時から、こいつが定番の暇つぶしだった。
スコットがイカサマをしただの何だの、飼育係が因縁を吹っかけていたのを思い出す。
懐かしい話だ。

ふと、>>244がおかしなことを言ってきた。対ゾンビ用の格闘術があればいい、だと。
そんな使い道の限定されたもんを誰が身につけるってんだ。
第一、ゾンビなんてもんはつい最近まで映画やペーパーバックの中のもんだとばかり思っていたんだ。
そんなもんが確立されるまで待ってるような時間はねえ。
ゾンビに相対したときに一番有効なのは「逃げる」。これに限る。
戦おうとするからやられるんだ。俺はさっさとケツをまくるぜ。

250 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/02(土) 13:36:37.68 0.net
>>246
1月2日

去年は、本当にロクでもねえ一年だった。
ウィリアム・バーキンとアルバート・ウェスカー、U.S.S.に米軍の特殊部隊。
ウィルスを欲しがる連中のバカな目論見のおかげで、ラクーンシティは地球上からキレイに消滅した。
俺も危うくゾンビになるところだった。もう、あんな目に遭うのはまっぴら御免だぜ。

俺たちは現在、ゾンビとは無縁の場所にいる。
だが、だからといってもう平穏無事で将来も安泰ってワケじゃねえ。
ロックフォート島にはロックフォート島の秘密ってもんがある。
…俺は、そいつをこっそりあばいてみるつもりた。

>>247-248
1月2日

ポーカーで負けが込んでイライラしていると、>>247が俺を誘ってきやがった。
露骨な色目を使ってきやがって、何を考えてんだと訝ったが、今は俺の部下だ。邪険にはできない。
それに、あの女はU.B.C.S.の装備の上からでも容易に分かるほどいい身体をしている。
まさに、すこぶるつきの美女ってヤツだ。そんな奴が、どうして俺の小隊にいるだろう?

そいつぁ願ったりだ、じゃあ今晩2300時に俺の部屋へ来い、と言ってやった。ゲイだと誤解されるのは業腹だからな。
据え膳食わぬは何とやら、と言う。いい機会だ、たっぷり親睦を深めておくか。
いつまた、気味の悪いバケモノやゾンビの徘徊する地獄にほっぽり出されるかわからねえんだ。
暇なうちにたっぷり楽しんでおくのも、円滑な業務の遂行に必要な行動ってやつだろう。

251 :名無しになりきれ:2016/01/02(土) 18:47:16.22 0.net
しばらく姿を見ないが、ジョニーの奴どこ行ったんだろう?

252 :名無しになりきれ:2016/01/06(水) 11:31:49.75 0.net
shit...damn it...oh, come on...fuck, holy shit
elias! how bitch!

253 :名無しになりきれ:2016/01/06(水) 11:42:04.32 0.net
エリアス、ちょっといい?

この前夜遅くに>>247があなたの部屋に入っていくのを見たんだけど。
…もしかして二人ってそういう関係なの?

254 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/06(水) 18:53:24.61 0.net
1月6日
隊員の間でおかしな噂が上がっている。
所長のアルフレッドの私邸の近くで、ドレスを着た女を見かけたという話だ。
だが、そんな筈はねえ。所長は独身で女っ気もねえし、私邸には男の使用人しかいねえんだ。
女は所長の妹、アレクシアの肖像画によく似ていたという話もある。
死んだアレクシアの亡霊か?まさかな…。

>>252

1月6日
一回出しちまえばそれでおしまいの男と違って、女の性欲には底ってもんがねえ。
ちょいと気分転換と思って>>247の誘いに乗ってみたのが運の尽き、朝まで搾り取られた。
俺も娑婆じゃそれなりの経験を積んできたつもりだ…と思っていたが、上には上がいるもんだ。
ほっとくと今晩も親睦を深めにドアを叩いてきそうな勢いだったんで、ほどほどにしろと釘を刺した。

詰め所に行って、腰が痛えと他の連中の前で愚痴ったら、>>247ですかとカマをかけられた。
どうやら、みんな揃って穴兄弟ってやつらしい。…病気は大丈夫だろうな?
ゾンビになるのは避けられたが、代わりにエイズになりましたなんてな洒落にもならねえぜ。

255 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/06(水) 18:56:04.13 0.net
>>253

1月6日
物のついでとばかりに一頻り部下どもと猥談して、席を立った途端、廊下で>>253に詰め寄られた。
親睦を深めただけだと言っても聞きやしねえんで、俺が誰と寝ようがいいだろうと言ったら頬を張られた。
なんだってんだまったく。
おまえも俺と親睦を深めるか、なんてな事を言おうと思ったが、睨まれたんで黙った。おっかねえ。

それよりおまえは俺に言いたいことがあったんだろうと訊き返したら、またはぐらかしやがる。
告白は次の修羅場までお預けってことか?だが、次に地獄に放り出されても、生きて帰れる保証はねえ。
言いたいことがあるんなら、俺が生きてるうちに頼みてえもんだ。

>>251

1月6日
あんまり強く>>253が詰め寄ってくるもんだから、さっさと逃げた。
報告によると、巡回警備をしていたはずのジョニーの姿が見えないという。野郎、どこかでサボッてるのか。
きつく>>253に詰め寄られた鬱憤でも晴らしてやろうと探し回っていたら、ほどなく奴を見つけた。

濁った目。喉から漏れ出る呻き。酔っ払いのように頼りない動き。
そして、動く者すべてに牙を剥く、その姿。
俺は腰の拳銃で、迷いなくジョニーの頭をフッ飛ばした。
ジョニーは血と脳漿と骨片をブチ撒けて、俺の足元に倒れ伏した。もうピクリとも動かない。

ここは絶海の孤島、ウィルスとは縁もゆかりもねえ刑務所じゃなかったのか?
なのに、なぜ。

なぜ。ジョニーはゾンビになってるんだ?

256 :名無しになりきれ:2016/01/06(水) 21:35:58.47 0.net
こっそり確保していたインクリボンが役に立つ時が来たようだ

257 :名無しになりきれ:2016/01/07(木) 02:11:10.42 0.net
どうなってんだよ、隊長…

嫌な予感がする…
それになんだ?この…不快なもんが纏わりつくような空気の感じ…

258 :名無しになりきれ:2016/01/09(土) 15:51:04.58 0.net
どっひゃー!え、エリアスがジョニーを打ったー!

259 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/10(日) 11:03:47.48 0.net
>>258
1月10日

一旦ゾンビになっちまったら、元の人間に戻すことは不可能だ。だから俺は即座にジョニーを撃った。
だが、そいつを>>258に見られちまった。奴には、俺が乱心したように見えただろう。
奴の怯えた視線が突き刺さる。だが、いちいち説明している暇なんてない。

お前も頭をブチ抜かれたくなかったら、今すぐ詰め所に戻って全員に非常事態の宣言をしろと呶鳴った。
と同時に警報が鳴動する。場所はおそらく空港だろう。
俺もすぐに装備を整え、詰め所に赴く。
どうやら、俺らはいつのまにか次の地獄の入り口に立っていたらしい。

>>256
1月10日

服を着替え、装備を整えて詰め所へ入ると誰もいなかった。恐らく準備に行ったのだろう。俺が一番乗りだ。
無線で空港の連中へ連絡を取ると、正体不明の部隊と交戦中だという。
定期便を装って、正面から飛行機で乗り入れて来たようだ。統制の取れた行動はプロの仕業と判断。

隊員が揃い次第、俺たちも空港へ向かう。空港は俺たちの任されたセクションだ。
そこが破られたとあっちゃ、U.B.C.S.の沽券に関わる。
準備を整えた隊員のひとりが、インクリボンを差し出してきた。
無線端末やネット設備は便利だが、ここ一番で頼りにならん。最後に役立つのはこういうアナログ機器だ。
だから、俺もいつまでも日記帳が手放せねえ。

260 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/10(日) 11:05:57.86 0.net
>>257
1月10日

さすがにラクーンシティの寄せ集めとは違い、新たに編成されたチームは支度が早い。
統制も取れている。勝手なことをやらかす連中はいないだろう。
だが、準備を終えた連中は俺に矢継ぎ早な質問を浴びせてきた。
それに答えている時間はない。状況は現場で把握しろとだけ吐き捨て、俺は外へ出た。

この、粘つくような空気。どんよりと曇った空。
ああ。こいつはあのときと同じ。ゾンビで溢れかえったラクーンシティと同じ空気だ。
ハンヴィーに乗って空港へ赴く。
俺の隣で>>257が「嫌な予感がする」と呟く。
地獄の扉が開く。俺たちは、今度も生き残ることができるのか?

261 :名無しになりきれ:2016/01/10(日) 21:02:48.34 0.net
そういえば今は何年だ?
1994年より前ならあの人
塩田剛三先生に頼めばゾンビ共を無双してくれそうだが
ジャパンの生ける伝説だぜ?

262 :名無しになりきれ:2016/01/10(日) 22:58:19.71 0.net
トイレから出たら外にゾンビがうろついてたんで慌ててトイレに引き返した
救援願う

263 :名無しになりきれ:2016/01/11(月) 01:10:33.08 0.net
(出発したエリアスの部屋に、行き違いで小包が届いている)

(手紙が入っている)


エリアスへ

どうだ?エリアス。任務は順調か?
風邪でも引いてねえか?
クリスマスはちゃんと祝ったか?こっちじゃ俺が腕を奮ってでっかいケーキとチキンを振る舞って
お偉いさんも皆にも好評だったんだ。おめえにも見せてやりたかったし、食って欲しかった。
ところで正月はきちんと過ごしたんだろうな?年末の大掃除、ちゃあんと隊員達率いて
やったんだろうな?年越し蕎麦、食ったか?おせちと雑煮もちゃあんと食ったろうな?
餅は気を付けて食ったか?喉に詰まらせてたりしてねえか不安だ。
こっちでも正月は俺の料理したおせちも雑煮も餅も皆に振る舞った。いや、やっぱりよ、こういう
もんはいっつも作るもんとは違ってやっぱ難しいもんだ。作り終えてそのまま疲れっちまってよ、
俺はほとんど食ってねえ。というか三ヶ日過ぎてからようやく手を付けた。
まあ皆が食ってくれたからそれが一番だけどよ。七草粥も作り終わって、ようやっと落ち着いたところだ。

島でもちゃんとお祝いしたか?こういうのはよ、出来るときにやっておかねえと、いつ食えるもんか、
いつゆっくり楽しんで、行事を祝いながら味わって食えるか、解らねえ。そうだろ。

まあこっちは元気でやってるからよ、時間のある時ちゃあんと顔見せろや。な。
じゃあまた何か送るからよ、そん時まで待ってろ。
またな。


(もう一枚、白紙の紙が入っている。光に透かすと、僅かに文字のようなものが見えてくる)

264 :名無しになりきれ:2016/01/11(月) 03:12:42.14 0.net
(エリアスへ)

(…こ、これで、大丈夫か?ちゃんと、文字、見えてんのか?見えるのか?
見えてるか、エリアス。元気か。風邪引いてねえか。何か、起こったりしてねえか?

おめえにいわれた通り、俺は、こっちでの情報調達と、監視をやってる。…だけどよ、
こっちは、俺以外に料理をする奴がいねえ。そうしたら、まるでそこに籠ってろといわんばかりに、
「なるべく厨房にいて研究員の健康管理に努めてくれ」…といわれた……なあ、エリアス。
バレてねえよな……?おめえがやろうとしてることも。それを俺も>>78も、知ってることを。
だがな、俺は上の人間は気付いてるとは思えねえ。ラクーンの生き残りで、それで食料をどうにかしてた俺は、
食料担当に思われてるだけみてえだ。厨房にいろ、っていうのも、事実…夜中に
夜食を要求してくる奴もいる。…何かを看破されていて、余計なことをしないように、なんざ思えねえ。
俺はただの生き残り。それくらいにしか思われてねえ。
それが功を成すのか成さねえのか解らねえが、少なくとも、こっちの研究員には
おめえの画策も、その一環で俺がここにいるなんてことも、思われちゃいねえみてえだ。

食事を運ぶ時、食事の時間の時、なんとか耳を澄まして、研究員が何か手掛かりになるような
ことはいわねえか、こぼさねえか、神経を尖らせてんだが…
すまねえ。今のところ、これといった情報がねえ。うめえとか、疲れたとか、そんな他愛のない話ばっかりだ。
本当に、こればっかりは本当に、すまん、としかいいようがねえ。
…おめえの強え思いに、応えられねえ自分が、情けねえ。

言い訳になっちまうが、あんまり目立ったことしちまって…おめえの計画が、成し遂げてえことが、
台無しになっちまったらそれこそお終えだからよ…だからといっちゃ何だが、
あんまりうろちょろ嗅ぎ回ることも出来ねえ。だが、すまねえ。本当に、すまねえ。

だけど俺はちゃんと任務をこなしてえ。何より、おめえが俺にこのこっちでの監視任務を任せて
くれた。同じくラクーンに放り出されて、生きて帰って来れた、同胞にそういうことを任されるのは、
何よりも嬉しい。だから何か情報が入ったら、すぐにでも伝える。それこそ、島へすっ飛んででもな。

そっちは孤島なんだろ…ちゃんと食ってるのか?なあ、ちゃんと食えてるか?
俺はこっちのほうも心配で堪らねえ……ありったけ、送れるもんは詰め込んだ。
暖かくして、食って、食える時に食え。

ちょいと中身を変えておいたぜ。うめえぞ。食えよ。

じゃあな。何かあったらすぐ伝える)

(段ボールの中に、
「謹賀新年」という墨で書かれた文字の下に縦書きで英文で「明けましておめでとう、今年も…」
とつらつらと書かれた縦書きのハガキと、
網袋に包まれた大量のみかん、チョコレート、着替え用のシャツ、海苔、せんべい、
タートルネックの毛糸のセーター、の下に、

大量の秋刀魚の蒲焼きの缶詰が入っている)

265 :名無しになりきれ:2016/01/11(月) 08:15:11.82 0.net
…!エリアス!危ねえ!
(エリアスを突き飛ばす)

266 :名無しになりきれ:2016/01/12(火) 07:26:53.37 0.net
何だか体が痒い
どうしたんだろう

267 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/12(火) 11:17:57.07 0.net
>>261
1月12日

ハンヴィーに乗っている隊員たちは一様に表情を強張らせている。
非常警報への緊張。正体不明の敵部隊への恐怖。そして、部下をいきなり射殺した俺への不信。
そういった感情が、隊員どもの精神を圧迫しているのだろう。

そんな中、>>261がジャパンの伝説がどうのと言い出した。
なんでも日本のジュージツ・マスターらしいが、素手でゾンビとやり合うなんてな狂気の沙汰だ。
こんなにクソでけえアサルトライフルを抱えていてさえ、怖くて堪らねえってのに。
シオタは凄いとしきりに>>261が言う。緊張をほぐそうとしているのだろう。
だが、もし万が一、そのジュージツ・マスターが感染でもしたら、誰が相手をするんだ?

>>262
1月12日

2232時、無線入電。空港エリアのトイレで籠城しているという。
救援要請は受けたが、生憎こちらに割ける人員はない。しばらくそこで待てと返答。
ゾンビどもに扉を開けるほどの知能はない。息を殺して籠っていれば、しばらくは持つ。
もっとも、それがゾンビ「だけ」の場合なら…だが。

空港入口に戦闘の痕跡。敵影なし。既に敵部隊は空港を突破したのか?予想以上に動きが早い。
空気中のウィルス濃度が濃い。隊員全員にガスマスクを装備させ、空港内の生き残り探索に当たらせる。
トイレの奴も救えるなら救えと言って、俺は管制室へ向かった。
それにしても、敵はこんな絶海の孤島に攻めよせて、いったい何をするつもりなんだ?
もしや…俺と同じものを狙ってるのか?

268 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/12(火) 11:21:06.73 0.net
>>263-264
1月12日

管制室の機材を使い、アルフレッド所長に非常連絡を入れる。
奴は私邸に部下が踏み込むことを極端に嫌う。以前、それでライフルの銃口を向けられたこともあった。
今の時間、奴は就寝しているだろう。まったく忌々しい。

応答を待つ間、ふと、アメリカのアンブレラ支社に置いてきたサバノミソニのことを考える。
ラクーンシティから生還した俺は、同じく生き残ったサバノミソニ、そして>>78にこれからの計画を打ち明けた。

俺らの頭の上でのうのうと広がってやがる、この赤と白の傘をへし折ってやる。
おえら方を高みから引きずり下ろし、地べたに額をこすりつけさせてやる。
ラクーンシティでくたばった、すべての仲間たちに謝らせてやる…と。

俺はラクーンシティの地獄を詳細に記載したレポートを、お上に提出した。
と同時、同様のものとラクーンシティで得たG-ウィルスのサンプルを、極秘でとある機関に送りつけた。
今、そこでは急ピッチでウィルスの解析が行われていることだろう。

T-ウィルスは、アンブレラ創設者のひとりジェームズ・マーカスが創造したという。
が、T-ウィルス誕生の前にそのベースとなったウィルスがあるということを、俺はその機関から聞かされた。
始祖ウィルス”…そいつがすべての元凶らしい。
始祖ウィルスは世界各地のアンブレラの研究所へ『株分け』され、それぞれ独自に研究されたという。
その成果のひとつがTであり、Gだという話だ。

始祖ウィルスを手に入れることができれば、ウィルスの解析は劇的に進む。
解毒剤、抗ウィルス剤の開発もはかどるだろう。
おえら方からロックフォート島への赴任を命じられた時、俺は内心喝采した。
不世出の天才と謳われた才女、アレクシア・アシュフォードのいた島。ロックフォート・アイランド。
そこになら、必ず始祖ウィルスはある…そう踏んだからだ。

だが、内偵を進めてみても、一向に始祖ウィルスのありかは掴めなかった。
代わりに手に入れたのは、「T-Veronica」というコードネームだけ。
これはなんだ?アシュフォード家の初代当主の名を冠するウィルス…なのか?

俺と一緒にロックフォート島へ行きたいと言うサバノミソニを置いて、俺はここへ来た。
外部との連絡手段を残しておきたかったし、それに…これ以上仲間を死なせたくないという気持ちもあったからだ。
そういえば、非常事態のお蔭で定期連絡を怠った。奴め、さぞ気を揉んでるだろう。
さっさと片付けて、連絡をしてやらなくちゃな。

269 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/12(火) 11:22:46.38 0.net
>>265
1月12日

さっきからひっきりなしに連絡しているのに、アルフレッド所長は一向に出ねえ。
野郎、私邸にいないのか?この非常時にどこをほっつき歩いていやがる?
イライラしていたら、突然後ろから突き飛ばされた。
いきなり何しやがる、と怒鳴って振り向くと同時、驚きに目を見張る。
…なんだ?こいつは?

一見すると全裸のゾンビのようだが、右腕が直立したままでも地面に届くくらい長く、そして大きい。
対照的に、左腕はほとんど痕跡くらいしか残っていない。
B.O.W.…なのか?だが、こんなバケモノは見たことがない。敵部隊の持ち込みってことか?
バケモノの巨大な腕に、>>265の頭が捕われている。バケモノは咆哮と共に、>>265の頭を握り潰した。
くそったれ!

>>266
1月12日

ありったけの弾丸をブチ込んで、バケモノが怯んだ隙に管制室から逃げ出した。
走りながら、全員に退却を叫ぶ。命を捨てて俺をかばってくれた>>265の死は無駄にはしねえ。
幸いあのバケモノは俺たちを追ってこなかった。部隊を纏め、ハンヴィーに乗り込む。
空港は捨てるしかないだろう。他のセクションがどうなったのかが気になる。

敵部隊は定期便に偽装した航空機に、T-ウィルスとB.O.W.を持ち込んできやがったらしい。
隊員の一人>>266が、身体が痒いと言いだした。どうやらガスマスクをかぶるのが遅かったようだ。
以前なら、ウィルスに空気感染した部下どもがゾンビがしていくのを手をこまねいて見ているしかなかった。
だが、今は違う。

俺はバックアップから拳銃型の機材を受け取ると、>>266の首筋にブッ放した。
アンプルシューター。抗ウィルス剤を打ち込む特殊装備だ。
こいつがあれば、しばらくの間はゾンビ化を食い止められる。
欠点は、実弾で撃たれるのと同じくらい痛いという点だが…ゾンビにならねえだけでも御の字だろう。

270 :名無しになりきれ:2016/01/12(火) 15:44:10.69 0.net
どっひゃー!え、エリアスが>>266を打ったー!

271 :名無しになりきれ:2016/01/12(火) 20:03:57.11 0.net
もうこんなの嫌だ
こめかみに銃を当てて俺は死ぬ

272 :名無しになりきれ:2016/01/12(火) 22:10:33.32 0.net
今からテレビゲームのオンライン生放送始めようってのに!
もう放送枠もとってあるのに!

273 :名無しになりきれ:2016/01/12(火) 22:52:30.00 0.net
エリアス、さっき外をふらついてたらこんなのを見つけたぜ
WW2で使われてた500kg爆弾だ
多分どっかの飛行機が落として不発に終わったんだろう
上手く利用出来ねぇかな?

274 :名無しになりきれ:2016/01/12(火) 23:36:03.29 0.net
隊長隊長、自分凄いこと考え付いたであります!
ここは絶海の孤島ですよね?
逃げ場はない…しかし、島にいる人間にも限りがあります!
全員でゾンビを一人残らず倒せば…感染が収まるのでは!?

275 :名無しになりきれ:2016/01/12(火) 23:42:51.39 0.net
>>273
おいおい、遂に幻覚見るまでになったか?
そんなもんごろごろ転がってるわけねえだろうがよ
…おめえが何をいおうと…もう……もう>>265はもう帰ってこねえ…
しっかりしろ!妄想に逃げんじゃねえ!

276 :名無しになりきれ:2016/01/13(水) 00:19:56.05 0.net
>>275
馬鹿野朗!!
本当にあんだよ!!
今持って来てやっからまってr
(爆弾を取りに行こうと走って行くが突如彼の足元が爆発し、彼は粉々に吹き飛ぶ。足元に不発の地雷が埋まっていたのだ)

277 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/14(木) 18:32:39.90 0.net
>>270
1月14日

俺が突然アンプルシューターで>>266を撃ったことで、また悲鳴があがった。
きっと隊員どもは俺のことを頭のいかれた隊長だと思っているんだろう。だが、それでいい。
思えば、俺はラクーンシティで「隊員に甘くしすぎた」。
それで俺は部下どもに舐められ、隊員の勝手な行動を許し、結果として被害を拡大させてしまった。
だが、同じ轍は踏まん。

俺の真意を部隊全体に周知させる必要はない。俺の頭の中は、ほんの一握りの人間が知っていればいい。
他の隊員は俺の言うことを忠実に実行していればいい。それが生き残る最も確実な道だ。
それが出来ねえ奴は、容赦なく切り離す。

>>271
1月14日

敵部隊はきっと、もう島の奥へ進んでいるのだろう。俺たちとは入れ違いになっちまった形か。
空港は既に非戦闘員の職員や、今日空港警備の任についていた俺の部隊の人間のゾンビでいっぱいだ。
敵部隊が土産として持ってきたB.O.W.もその辺を徘徊していやがる。おなじみのハンターの姿も見えた。

空港セクションからハンヴィーに搭乗して刑務所へ。刑務所セクションも案の定防御が破られている。
ハンヴィーを降りて警戒しながら進んでいくと、正門の詰め所で看守が死んでいた。
ゾンビにやられたかと思ったが、違う。手前で手前のこめかみに拳銃を押し当てて自殺したらしい。
「もうこんなの嫌だ こめかみに銃を当てて俺は死ぬ」
そんな遺書を見つけた。こういう連中はこれからもっと増えるだろう。

278 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/14(木) 18:34:14.76 0.net
>>272
1月14日

敵さんがバラ撒いたT-ウィルスは効果覿面だ。予め対策を講じていなかった連中は軒並みゾンビになっている。
俺たちの部隊は大丈夫だ。ガスマスクもあるし、戦闘服は対ウィルス特殊兵装。抗ウィルス剤も腐るほどある。
俺の経験が生きた、ってヤツだ。少なくともT-ウィルス相手じゃ、こっちは当分負けねえ。

そんな俺の精神的余裕を察してか、>>272がオンライン生放送がどうだのと言ってくる。
つい先刻までヒマを持て余して、それぞれポーカーしたりコミックスを読んだりしていたのにこのザマだ。
さっさと切り上げて、思う存分生放送しやがれ、とハッパをかけた。
ひょっとしたら、この状況を生放送した方がゲームよりウケがいいかもしれねえが。

>>274
1月14日

ゾンビを駆逐しながら奥へ進んでいく。幸い弾丸の数は潤沢だ。
ついでに、ロックフォート島の各所には有事の際の備えにと至るところに銃弾の備蓄がある。
外部の連中は知らないだろう。だが俺は知っている。それだけでも、こっちはだいぶ有利に立ち回れる。

背後の>>274が意見を提案してくる。確かに、この島にいる人間には限りがある。
ゾンビを片っ端から片付けて行けば、感染の被害は収まるだろう。悪くないアイデアだ。
だが、それは今やるべきことじゃない。まずは、T-ウィルスをバラ撒く原因を始末するのが先だ。
でないと、いつかは俺たちも弾が尽き、抗ウィルス剤が尽き、感染を招くことになる。
その作戦は最後の最後だ、だから死なないようにがんばれ、と言ってやる。
俺のそばを離れず、いい子でいろよと…>>274が利口なら、きっと生き残れるだろう。

279 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/14(木) 18:36:45.60 0.net
>>273>>275-276
1月14日

バカが囚人の脱走防止用に埋設されていた地雷に引っかかって吹っ飛んだ。
爆弾がどうだとか言っていた気がするがよく聞こえなかったし、どうせ大したことじゃねえだろう。
俺の命令を聞かず、勝手をやってくたばった奴のことなど知ったことか。
>>275に隊列を乱すなと怒鳴って、先へ進む。

刑務所セクションの外れにある墓地から、死体が蘇る。墓石を押しのけ、土を掻いて起き上がってくる。
まさにB級映画のノリだ。粉々にしろ、と命令。
ここでおかしな状況に気付く。刑務所内で上陸してきた敵部隊とおぼしきゾンビに遭遇したのだ。
こっちの部隊との戦闘で死亡した者のゾンビかと思ったが、違う。…空気感染している。
どういうことだ?奴ら、自分でT-ウィルスを持ち込んでおきながら、感染時の対策を何もしていないのか?
こいつらのボスは、いったい何を企んでいやがるんだ?

280 :名無しになりきれ:2016/01/15(金) 00:35:40.96 0.net
墓石の下から出て来るゾンビに見た事のねえ化け物…

これと似たような事がラクーンで起こってたんだろ?
良く生き残って帰って来れたな…隊長

281 :名無しになりきれ:2016/01/18(月) 22:53:07.59 0.net
Alfred is just a psychopath...oh, no...

282 :名無しになりきれ:2016/01/19(火) 00:26:09.74 0.net
なぁ隊長
ここにアルフレッドとかいうイカれた所長が居たろ?

奴がこないだ囚人どもの小屋に

283 :名無しになりきれ:2016/01/19(火) 02:54:50.76 0.net
>>282
頭をsageろっつってんだろ
死にてえのか?
撃たれようが俺は知らねえからな

284 :名無しになりきれ:2016/01/19(火) 16:14:27.34 0.net
おっと、途中送信されてやがるな

なぁ隊長
ここにアルフレッドとかいうイカれた所長が居たろ?
奴がこないだ囚人どもの小屋に「事故」を起こしに来た時に偶然すれ違ったんだが、
微かだが、奴の体から香水の匂いがするのを感じたんだ
俺に香水のなんたるかは分からねぇし知りもしねぇが、
ただ一つアレは野郎の付けるような質のものじゃないということは分かる

確たる証拠は無いが、
俺が思うに、アイツはオカマ野郎だぜ

285 :名無しになりきれ:2016/01/19(火) 18:02:50.50 0.net
警備員「オラ、大人しくしろ!
ドクター、この男が該当ナンバーの囚人です」

囚人「な、なんだアンタ?確か刑務所医の…」

医者「なるほど、なかなかバランスのいい体格だな
これならアレの…ああいや、こちらの話だよ
それじゃあ、彼を診療所まで連れて来てくれたまえ
丁重に、な…」

警備員「了解です
よし、行くぞ!さっさと立て!」

囚人「や、辞めろ!何をする気だ!?ひぃぃっ…」

286 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/19(火) 18:18:51.03 0.net
>>280
1月19日

隊伍を組んで、万全の布陣でゾンビどもを駆逐していく。
有事の際の備えにと、刑務所エリアの間取りは赴任直後から完璧に頭へ叩き込んである。
たまにハンターに驚かされることはあるが、まだ想定の範囲内ってヤツだ。
内部に突入して分かったことだが、空気中のT-ウィルス濃度が極端に濃い区画がある。
つまり、そこが敵さんの通った道…ってことだ。

「良く生きて帰って来れたな」と、>>280が感心したように言う。
正直、俺がラクーンシティから生還できたのは奇跡だ。多くの奇跡と、そして仲間の屍が、俺を生き延びさせた。
だが、今度はまぐれでは生き残らねえ。俺は俺の経験と実力で、生き残るべくして生き残る。
「ちょろいもんだ。だから俺はおまえらの隊長をやってんだよ」……。
そんな軽口を叩いて、前進を促した。

>>281
1月19日

ウィルスの濃度を足跡代わりに、敵の部隊を追う。
どうも奴らはアルフレッド所長の私邸へ向かっているらしい。
ということは、アルフレッドが狙いか?嫌な予感がしてきやがった、と歯噛みする。

アルフレッドは常日頃からライフルを持ち歩き、何かと言えば人に銃口を向けるサイコパスだ。
奴の不興を買って射殺された人間だっているって話だ。実際、俺の前任の警備主任は…。
所長は無能な男だが、この島の最高責任者だってことは間違いない。
そして、もし万が一敵さんのボスの狙いが俺と同じものなのだとしたら…。
奴らが所長を狙うのは自然な話だ。早く追いつかなくちゃならん。

287 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/19(火) 18:21:15.03 0.net
>>283
1月19日

行軍中は可能な限り身を低く、素早く、音を立てないように。そんなことは初歩の初歩だ。
ぼんやり突っ立ってるようなマヌケは、いの一番に的になる。
不意に口を開いた>>282を、>>283が鋭く制する。この辺りの緊張感は実に結構だ。
俺が怒鳴りつけるまでもなく、隊員間で注意を喚起してくれるなら、そんなにやりやすいことはない。
ここにいるのは銃器を使うことさえ忘れ果てたゾンビや、そもそも知能のねえB.O.W.だけじゃねえ。
いまだどこの誰ともわからん敵の部隊もいるんだからな。

いいから頭をsageてろ、と改めて命令する。そして勝手なことをするな、とも。
俺が隊員に命じることはそれだけだ。こんな簡単な命令にも従えないなら、そいつは死んだ方がいい。

>>284
1月19日

アルフレッド所長はオカマだと、>>284が言う。
だが、そんなことはとっくに知ってることだ。
何のために俺が毎朝毎晩、柄でもねえおべんちゃらを交えながら奴に定時報告をしていると思ってるんだ。
奴に気に入られて、情報を聞き出すためだろう。
でもなきゃ、誰があんな女臭え香水をぷんぷんさせてるカマ野郎のご機嫌なんぞ伺うもんか。

だが、そんな苦労のお蔭で奴はいくつかの情報を喋ってくれた。きっと俺を体力だけが取り柄の守衛と思っているんだろう。
奴の妹、アレクシア・アシュフォードの研究していた「T-Veronica」。
それはもう完成している、そして…アレクシアは生きている、と。
それが真実なのか、それとも奴の妄想なのかを、これから確かめてやろう。
この混乱のドサクサに…敵さんに感謝することがあるとしたら、その一点に尽きるな。

288 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/19(火) 18:31:26.78 0.net
>>285
1月19日

刑務所内の診療所には、いまだ煌々と明かりがついていた。
誰かいるのか?と思って踏み込んでみると、勤務医の>>285に露骨に残念そうな顔をされた。
「囚人じゃないのか」と奴が言う。ガッカリしたその顔と物言いで、大体の事情は察する。

つまり、こいつも俺のよく知ってるアンブレラの連中と同じ穴のムジナってわけだ。
動物じゃ飽き足らず、人間にワケのわからねえ投薬をして、新しいB.O.W.を作ろうとしていやがる。
自分以外の人間をモルモットとしか見ていない人間。アンブレラのおえら方と同じ人種。
そう思うと無性にムカッ腹が立ってきて、思わず拳銃に手が伸びた。
だが、>>78に声をかけられて我に返る。いけねえ、危うく>>285の眉間を風通しよくするところだった。
この島はもうダメだ、退避しろ、とだけ言って、俺たちは診療所を出た。
こいつへの裁きは、神様がしてくれるだろう。

289 :名無しになりきれ:2016/01/19(火) 19:23:45.31 0.net
警備員A「おお、無事な奴等がいたか…救急スプレー余ってるがいるか?」
警備員B「俺達は船で脱出しようと思ってるんだが…お前らはどうするつもりだ?」

2人はそれぞれショットガンで武装している。

290 :幹部職員:2016/01/19(火) 21:47:57.39 0.net
クソッ…なんということだ!
まさか、この島がラクーンの二の舞になろうとは…
所長とは連絡が付かず、脱出の手筈も整わないまま…
い、イヤだ!私はこんなところで死にたくない!

ゾンビ「アァ…ウァァ…」
警護兵「抑えろ!近付けさせるな!」<ダンッダンッ
警備兵「か、数が多すぎて!うぎゃあぁぁぁっ!」
警備兵「ぐああぁぁ…」
警備兵「クソッ!遠慮はするな!噛まれたヤツは撃ち殺してやれ!」

ひぃぃっ!?も、もうこんなところにまで!?
い、いいな、貴様ら!命に変えても死人どもを通すな!
私の警護を第一にしろ!早くうぅぅっ!

バンダースナッチ「………」

じ、実験体!?まさか、こいつらまで逃げ出していたのか…
よ、寄るな!寄る…あがああぁぁぁぁっ!<グシャッ

291 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/24(日) 16:59:45.48 0.net
>>289
1月24日

島内は阿鼻叫喚の地獄絵図だ。まったくクソのような光景だが、懐かしいと感じるのは何故だろう?
空港から刑務所セクションを抜け、公邸を経てアルフレッド所長の私邸へ急ぐ。
私邸に近付けば近付くにつれて、敵部隊隊員のゾンビが増えてゆく。
こいつらのリーダーは最初から手下をここで使い捨てるつもりだった、とでも言うのか?

公邸の近くで、公邸の警備をしている連中に出会った。どうやらまだ無事らしい。
敵に遭遇しなかったか?と訊ねたら、いち早く持ち場を離れて逃げ出していたという。
懲戒もんだが賢い判断だ。
救急スプレーを貰い、早期の退去を促す。
俺たちそはどうする、と訊かれたので、俺たちのお仕事はこれからだ、と返した。
きっと奴らには俺たちがさぞかし立派な、しかし愚かなアンブレラの飼い犬に見えたことだろう。
だが、俺たちがこれから始める仕事はアンブレラのためなんかじゃねえ。

>>290
1月24日

公邸の中には所長直属の幹部職員、つまりアルフレッドの腰巾着がいるはずだが、姿が見えない。
いるのはゾンビと、そしてさっきも出会った腕の長いバケモノくらいだ。公邸の連中は全滅か。
長い腕に捕まらないように距離を取って仕留めろ、と命じて、バケモノに対処する。
ヤツらだって完全無敵じゃねえ。生きてるんなら殺せるってことだ。

アルフレッドの私邸へ行くには、鍵が必要だ。そしてそれは幹部職員が持っている。
公邸内のバケモノをあらかた片付けて家探ししたら、幹部職員の死体を見つけた。
例によって頭がなくなっていたが、ご立派な服装が本人だと教えてくれた。
ポケットから鍵を拝借し、私邸へ。ここで、きっと敵さんのボスとも対面することになるだろう。

292 :名無しになりきれ:2016/01/24(日) 18:19:08.52 0.net
ふと思ったんだが救急スプレーとかって節約出来ないのかな?
何かでカサ増しすれば1つで何人分かに分けられないのか?

293 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/26(火) 18:11:52.08 0.net
>>292
1月26日

救急スプレーの備蓄はたんまりある。こういった事態に備えて、たっぷり用意しておいた。
だが、だからといって大盤振る舞いで使っちゃいられねえ。節約できるものは可能な限り節約する。
この戦いはいつまで続くかわからねえ。スプレーの一本、ハーブの一かけらにいたるまで倹約を心掛ける。

ふと>>292が救急スプレーを嵩増しして、複数回使えないものかと提案してきた。
悪くないアイデアだと思ったが、生憎俺らに専門的な薬学の知識はねえ。
いかがわしいもんを入れて、そもそもスプレー自体が役立たずになっちまうと困る。
俺らに出来ることは、用法容量を正しく守って使うことだけだ。
そいつの出番が来ないように注意して進め、と言って部下を前進させる。

慎重に、しかし一気に、俺は私邸の扉を開いた。

294 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/26(火) 18:43:35.85 0.net
1月26日

最初に視界に飛び込んできたのは、背中だった。
特殊部隊の黒い戦闘服。所属を表す刺繍などはまったく入っていない、文字通りの黒装束だ。
――亡霊。ファントム――俺の脳裏を、そんな言葉がよぎる。
いや、奴は正真亡霊だったのだろう。現世に迷い出てきた、忌まわしい亡霊。

どっと私邸に入ってきた俺たちを見て、奴が振り向く。
緩く撫でつけた、オールバックの金髪。目許を隠すサングラス。
そう、あいつは――

「ウェスカー!」

そう、俺は叫んだ。
だが、奴は死んだはずだ。あのアークレイ山の洋館の中で。
少なくともアンブレラの公文書にはアルバート・ウェスカーは死亡と記載されていたし、俺もそう思っていた。
しかし、奴はそこにいた。ロックフォート島のアシュフォード邸に。俺の目の前に。

…いや。本当にそうか?本当に奴はウェスカーだったのか?
今、こうして日記を書いている最中も、俺はそれを断言することができないでいる。
確かに奴の外見は紛れもなく、俺の記憶の中にあるウェスカーのままだった。
だが、奴の身体から放たれていた、あの気配と言ったらどうだ。
あれは人間のものじゃなかった。むしろ、あれはB.O.W.の…。

ウェスカーは俺たちを一瞥すると、何を言うでもなくすぐに私邸の奥へと消えた。
どうして奴が生きている?なぜ奴は部隊を率いてこのロックフォート島を襲った?

わからないことだらけだが、立ち止まって考えているヒマはねえ。
戸惑う部下どもを叱咤し、俺はウェスカーを追って一歩を踏み出した。

295 :名無しになりきれ:2016/01/26(火) 19:59:29.27 0.net
科学者A「よし、いいぞ、薙ぎ払え!」

タイラントT-078型「………」
(タイラントがその剛腕でゾンビの群れを粉砕している)

科学者B「生き残ったのは3人だけか…
よもや今まで研究に貢献してきた我々まで見捨てられるとはな…」

科学者C「タイラントの予備体を起動させてやったからな
リミッターを解除しない限りはこちらで制御出来る
なに、こいつの力さえあれば脱出用の航空機がある区画まで進むのは容易い」

科学者A「と、特殊部隊の連中が口封じに来るんじゃないのか?」

科学者B「タイラントの前では、人間もゾンビも等しくただの肉塊に過ぎない
連中如きの火力でコイツを殺しきれるものか」

科学者C「とにかく今は逃げて生き延びよう
このディスクに保存した研究データさえあれば、売り込み先に困ることはない」

296 :名無しになりきれ:2016/01/26(火) 20:13:53.85 0.net
おいおい隊長も歳とったなあ
ウェスカーなんかいるわけねえよ
あれは日本の誇るべき文化cosplayだ
ガハハ、一杯食わされたなあ

金髪にオールバック…っつうことはだ、あれだ、アルフレッドの野郎だろう?
ウェスカーのファンかなんかなんだろ、どうせ
自分が英雄になれねえから、英雄ごっこしてやがんだ
弱い奴ほど強い奴ばっか崇拝するだろ?あれだあれ

297 :名無しになりきれ:2016/01/27(水) 17:46:29.34 0.net
エリアス!たたたた大変だー!>>78が!
>>78が!!


おっ?今瞬時にこっちを見たな?
訓練中でも見せない瞬発性を見せたな?
お熱いねえ!ヒューヒュー

ほらお前らも!ヒューヒュー!
(ヒューヒュー!)

298 :研究員:2016/01/28(木) 02:16:13.83 0.net
All hail Alexia...Alexia...Veronica...

299 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/28(木) 20:54:31.83 0.net
>>296
1月28日

ウェスカーを追おうとした俺だったが、すぐに隊員に引き留められた。
落ちつけ、血気に逸りすぎだ、と。…確かに、奴の姿を見て頭に血がのぼったのは確かだ。
だが、それを誰が責められる?そもそもラクーンシティを地獄に変えた遠因は奴にある。
つまり、俺の部下どもの仇だ。そんなのを見て冷静でいられるはずがない。

「あれはアルフレッドのコスプレだ」と>>296が言う。確かに、思い返せばそう見えなくもなかった。
金髪のオールバックにサングラス、それに特殊部隊の戦闘服を揃えれば、一見それらしくは見えるだろう。
だが、違う。あんなうらなり瓢箪のアルフレッドとは体格がまるで違ったし、気配がまるで別物だ。
それに…俺の身体の中の何かが言っている。あいつは紛れもなくアルバート・ウェスカーだと――

奴は間違いなくT-Veronicaを狙っている。そいつを何としても阻止しなくては。
そして奴を今度こそ地獄に送って、死んだ連中の仇を討ってやる。

>>297
1月28日

アサルトライフルの弾倉を確認し、行くぞ、と隊員どもに指示する。
もし、奴らが首を縦に振らなくても、ひとりでウェスカーを追う。そう決心した。
と、>>297の声。>>78の身に何かが起こったのか?ウェスカーめ、ここにもB.O.W.を潜ませていやがったか。
そう思って振り向いたが、そこには何もいなかった。

隊員どもが俺を冷やかす。こんな非常時に、こいつらは何をおちゃらけていやがるんだ?
ふざけやがって。>>78もなんとか言え。ハイスクールの課外授業じゃねえぞ。

てめえ、>>297、あとでぶっとばすと捨て台詞を吐くのが精一杯だった。
扉を押し開き、俺はすぐに私邸の奥へと踏み込んだ。もう後ろは見ない。

300 :エリアス ◆5Gb2oIw2iQ :2016/01/28(木) 20:58:23.77 0.net
>>298
1月28日

私邸は地下で研究所と繋がっていると聞いたことがあるが、具体的にどこが繋がってるかまでは分からない。
島に赴任した直後から密かに内偵を進めてはいたが、調べがついていたのは公邸まで。
私邸に部外者を寄せつけようとしない、所長の猜疑心の強さによって中々調べが進まなかったのだ。
だから、俺たちにとってもここから先は未知の領域ということになる。

私邸の中を進んでいくと、白衣を着た研究員に遭遇した。
負傷している。一目見ただけでわかる、致命傷だ。もう手当てをしても無駄だろう。
うわごとのように呟く「All hail Alexia...Alexia...Veronica...」の言葉がやけに耳に残った。

アレクシア。アルフレッドの死んだ妹。事故によって忽然とこの世から消滅した、不世出の天才。
ベロニカ。アシュフォード家初代当主。アシュフォード家を名門に押し上げた、不世出の天才。
ふたつの名前が、どうにも俺の心をかき乱す。この島は、何かを隠しているはずだ。
アシュフォード家の大きな闇を。

>>295
1月28日

不意の轟音。壁を突き破って出現する、大きな影。
こんな芸当ができるのは、奴しかいない。…アンブレラの傑作B.O.W.である、タイラント。
どうやら研究所の連中がこの混乱のさなかに起動させたらしい。さしずめボディガードってところか。
タイラントは大半のB.O.W.と違って、ある程度コントロールできるのが強み…らしい。
だが、ラクーンシティのタイラントは軒並み制御を離れて暴走していたから、本当かどうかは疑わしい。

研究員の奴ら、臆病をこじらせて俺ら空港セクションの部隊を口封じの特殊部隊と勘違いしやがった。
研究員にけしかけられ、タイラントが大股で近寄ってくる。こんなバケモノと遊んでる時間なんてねえ。
隊員に散開しての撤退を命じる。不要な戦闘で損耗する戦力の余裕は、こちらにはない。

分隊単位で散開し、私邸より出る。ロスタイムだが人命優先だ。
私邸を出、島の崖っぷちにある集合ポイントで待っていると、意外な男と遭遇した。

奴は。奴の名は、元S.T.A.R.S.隊員の――

301 :名無しになりきれ:2016/01/28(木) 22:29:06.58 0.net
なんか最強系主人公がだらだらいかに自分は凄いかを書いてる感じになって
来てるなあ
一人語り痛いし
あくまでアンブレラ内部から壊していく男の物語として見てたのに
内偵()とか
>>294とかもう痛すぎて
やたら「――――」とか使うのも中学生がやる最強系なりきりみたい
ラクーン編は面白かったのに
妄想物語書きたいならノートにでも書いてろ

名無しが絡みにくいのも問題
何やっても「隊列乱すな」で終わりだし

単に物語書き始めちゃったら只のSSよ
なりきりでやるなよなりきりにならないから
名無しとエリアスと勃発する事件が上手く絡んで進行してたのに
>>1一人で暴走してどうすんだよ
ユリウスかお前は

302 :名無しになりきれ:2016/01/28(木) 23:01:44.82 0.net
>それに…俺の身体の中の何かが言っている。

痛ってえw

303 :名無しになりきれ:2016/01/29(金) 04:07:50.97 0.net
うわあウェスカーそっくりだなあ
すげえな隊長
cosplayは愛が全てだ、この人のウェスカー愛は凄いぜ…

写真撮っておこうぜ
すいませーん

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