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【剣も魔法も】ヘヴィファンタジーTRPGスレ【重厚】

1 :レヴィ ◆6aWspnxs8w :2015/11/10(火) 19:29:39.54 0.net
重厚なファンタジースレです。
楽しく、積極的にいきましょう!

225 :名無しになりきれ:2016/01/24(日) 13:35:14.17 0.net
インフルの経験ある奴は分かるだろ
体調良いのに外に出られないし仕事にも行けない期間があるんだよ
読書とかネトゲ、物書きに最適だろ

226 :名無しになりきれ:2016/01/27(水) 19:36:35.61 0.net
知るか関係ねーわヴォケ!
インフルなんて予防接種できちんと対策出来たはずだろーが!
俺なんて毎年打ってるから一度もなったことないわ!
体調管理出来ない甘えタレはさっさと弾いて続きせんかいな!

227 :名無しになりきれ:2016/01/27(水) 20:13:12.92 0.net
参加者でもない奴が口出すなカス

228 :名無しになりきれ:2016/01/29(金) 18:00:16.44 0.net
いつまで待たせんだよ糞雑魚

229 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/01/29(金) 21:45:22.93 0.net
>『"魔女"から"魔女狩り"へ。屋敷正面に使い魔5体を送るわ、自律駆動だから誤射に気をつけて』

「……おっと、考えたな。そう言っておけば一発くらいなら俺に撃ち込んでも言い訳が利く」

ヴィクトルは皮肉を返しつつ、地上げ屋の屋敷を見下ろす。
敵の兵隊はまだヴィクトルを見つけ出す事すら出来ていなかった。
魔女の召喚した使い魔や、少女の召喚した「何か」、また火災への対応が重なっている為だ。

「さて、こちらは……引き続き嫌がらせをしてやるか」

ヴィクトルは火矢を再び弓に番え、今度は三階に集中して射掛けていく。
火の手はすぐに潰されていくが――火を放つ労力に比べ、火災を消す労力は遥かに大きい。
消火が殆ど一人の手によって行われているのなら、尚更だ。

妄執すら感じられるほどの過剰な防衛。
ヴィクトルは三階に地上げ屋が――そして『地走』がいる事を確信していた。

と、ヴィクトルは新たに数本の矢を手に取る。
鏃に纏わせたのは灯火ではなく――魔法によって形成された水球だ。
それらも、やはり射掛ける先は地上げ屋の屋敷で――直後、三階の内部に膨大な白煙が生じた。
矢に纏わせた水魔法による濃霧が屋内に打ち込まれたのだ。

「さぁ……警戒しろ。お前の飼い主が襲われるかもしれないぞ」

無論、地走という甲種が防衛しているであろう三階に忍び込むという選択は下策だ。
例え隠密行動を得手としていたとしても、リスクが高すぎる。
そんな事は地上げ屋の陣営も、地走も理解しているだろう。

だがそれでも、万が一があるかもしれない――そう思わせる事さえ出来れば、ヴィクトルの策は成功しているも同然なのだ。
その万が一の可能性を、地走はその強い忠誠心故に捨て切る事も、他人に任せる事も出来ない。

(今回の目的は破壊工作だ。
 最も警戒するべき甲種の意識は既に三階に釘付けになっている筈。
 後は侵入して、さっさと地下の倉庫に火を放ち、撤退するだけ……)

そう判断し、ヴィクトルは瑞鉄を操作――拷問用の杭と糸と矢を作り出す。
三つは独立しているのではなく、一つに繋がっていた。
そしてまず杭を足元に打ち込み、続けて矢を地上げ屋の屋敷の屋根に打ち込む。

そうする事で、ヴィクトルの現在地から地上げ屋の屋敷まで、糸の道が繋がった。
後は拷問用の鉤爪を瑞鉄で形成し、糸に引っ掛ければ――上空から悠々と、屋敷へ入る事が出来る。

そしてヴィクトルは糸の道による滑空を始めた。
姿は既に水鏡の魔法により隠匿してある。
一定以上の実力者には看破も可能な水鏡の魔法だが、今、屋敷は混乱の渦中にある。
様々な攻撃への対応に追われる中、「そこにいない者」を探し出すのは極めて困難だ。

「――オメルタファミリーを見くびりすぎじゃあないか?え?」

だがその「極めて困難」を、容易に成し遂げる者がいた。
地上から二階の高さにまで跳躍し、更に壁を蹴り、跳び上がる男。
その視線は――確かにヴィクトルを捉えていた。そして斬撃が彼を襲う。

ヴィクトルは殺気に反応し、咄嗟に身を捩る――糸の道から身を投げ出して回避。

着地を果たし、首元を左手で撫でる。
魔女狩りのコートの襟が、大きく切り裂かれていた。
もし反応が僅かにでも遅れれば、死に至る傷を受けていた。

230 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/01/29(金) 21:46:28.81 0.net
「……見くびられるのは、それ相応の理由があるからだぜ」

「そうかい。だが奇遇だな。
 オメルタファミリーがこの街で君臨し、恐れられているのも――」

言葉を紡ぎ終えるよりも速く、男は踏み込みを始めていた。
同時に右腕が鋭くしなる――剣を振るう動作。しかしその右手の中に、刃はない。
ヴィクトルはその光景に一瞬怯み――しかし動揺による動作のミスは起こさない。

風魔法による気流の把握から、斬撃が確かに存在する事は感じ取れていた。
故に腕の振りから不可視の剣身の軌跡を読み――瑞鉄の盾による防御を行う。

鮮血が、屋敷の庭に飛び散った。

「――それ相応の理由があるんだ。お分かり頂けたか?」

ヴィクトルは斬撃を防ぎ損ねていた。
肩口から胸にかけて、致命傷ではないが、決して浅くない刃傷が刻まれている。
殆ど無意識の内に治癒の魔法を発動して、出血を止める。

「……あぁ、よく分かったぜ」

そして――ヴィクトルは不敵に笑った。

「お前のその下らん手品の種がな」

瞬間、男――『焔月』が動いた。
再び不可視の剣による斬撃――今度は、ヴィクトルは盾ではなく細剣を構えていた。
狙いは斬撃を放つ焔月の右手――見えざる刃の根本。

金属音が響き、焔月の斬り付ける動作が止まった。

「ただの曲刀だ」

ヴィクトルは鼻で笑い――焔月が刃を切り返す。
だが種が割れてしまえば、不可視の斬撃は不可視足り得ない。
ヴィクトルは再び細剣を振るう。
今度は、斬撃を止めるのではなく、焔月の手を切り落とす軌跡で。

今度は焔月が、笑みを――堪え切れず綻びたような笑みを浮かべた。

ヴィクトルの斬撃が、不可視の金属に阻まれた。
しかし感覚的に何が起きているのかは理解出来た。
細剣のハンドガードに剣を誘い込まれ、捕らえられてしまった時の感覚だ。

剣の自由が利かない。
ヴィクトルの細剣を捕らえたまま、焔月は距離を詰める。
その左手には――やはり不可視の、しかし確かに存在する何らかの武器。
構えと動作からして恐らくは短刀――腹部を抉られれば命に関わる。

ヴィクトルは――咄嗟に瑞鉄を操作。
細剣をコートの内側の帷子と同化させて回収――右手の自由を取り戻し、その場から飛び退いた。

「……瑞鉄か」

「おいおいおい、心外だな。これはれっきとした俺の技術だ」

焔月は炎魔法の使い手だった。
炎は金属を鍛造し、またその熱気は時に見えるものを見えなくする。
彼が操る武器は鍛造によって形を変え、熱によって姿を消す――まるで月のように。故に『焔月』。

231 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/01/29(金) 21:47:01.61 0.net
「言っとくが、あのケチな召喚獣の援護は期待するなよ。
 喝破のオッサンの怒鳴り声はアイツらの砲撃なんかよりずっと強力だ」

「――そりゃ、厄介だな」

忌々しげにヴィクトルは呟き、そして心中の中で言葉を続ける。
だが予定通りだ、と。

先ほどヴィクトルは三階への直接侵入を試みた。
甲種がいるであろう領域に、あえて侵入する素振りを見せた。
そうする事で自分が「本命」で、その目的が「地上げ屋の暗殺」だと強調したのだ。

ヴィクトルが水魔法を発動――爆発的な勢いで濃霧が周囲に発生する。
逃亡の為だ。既に敵の一人に「目的地は三階」であるかのような動きを見せている。
後は逃げ出しても、勝手に敵が三階への警戒を強めてくれる。

そう判断し、ヴィクトルは悠々と濃霧の中で身を翻し――

『無駄だ。まやかしとはいずれ暴かれるもの――喝ッ!』

どこからともなく聞こえてきた声と同時、彼の身を隠す濃霧が一瞬で吹き飛んだ。
彼の視線の先には、男が立っていた。
修行僧の如き様相の、禿頭の強面の男。

「『喝破』のオッサン?召喚獣の方はどうしたんだよ」

「数を減らし、丙種に任せた。紅雀からの指示だ。……その男を逃がすなとな」

喝破と呼ばれた男はそう言うと、一度深く息を吸い込んだ。

「では、やるぞ焔月。『悪党に枷を繋いでやるとしよう――喝ッ!』」

喝破が言葉を紡ぐと、不可思議な現象が起こった。
宙空に魔力ではない、何らかの「力」が浮き上がったのだ。
そしてそれは、最後の掛け声と共に矢の如くヴィクトルへと飛来する。

ヴィクトルはそれを跳躍により回避――「力」は背後の庭木に命中する。
直後――その庭木が軋みを上げながら、独りでに、ゆっくりと、へし折れた。
威力による破壊、といった体ではなかった。
まるで――年老いた木が、自重に耐え切れず崩れ落ちるかのような光景だった。

「……なるほど、なんとなく分かった」

喝破の放ったその「力」は、彼の故郷では「言霊」と呼ばれるものだった。
彼は言葉が秘める力を具象化し、操る事が出来るのだ。
とは言え、それは決して言葉通りの現象を起こせるといった便利な技術体系ではない。
自分に都合がいいだけの言葉に「力」など宿らない。
力を引き出すには、術者が心からそう断言出来る「真実性」が必要なのだ――故に『喝破』。

232 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/01/29(金) 21:49:53.96 0.net
(状況は……クソッタレだな。だが……まだ「最悪」じゃない)

ヴィクトルは焔月、喝破の両方に警戒をしつつ、考える。

(だから……俺はもっと、追い詰められる必要がある)

例えば、今この瞬間に地下室への放火が成功したとして。
それで保管されている薬品を全焼させられるだろうか。
答えは、恐らく否――ヴィクトル達の狙いが保管庫だと悟った瞬間、地上げ屋は甲種に全力の消火を指示するだろう。

それでは超人薬の貯蔵分は残ってしまう。
だから――もっと追い詰められる必要があるのだ。
もっともっと追いつめられて、この状況から逃げ切れる訳がないと思わせる必要が。

そして、甲種を誘い出すのだ。

今はまだ甲種に動き回られては困る。
魔女と少女の行動に支障が生じる可能性がある。

だがヴィクトルが逃亡出来ないほどにまで追い詰められたなら、その瞬間、甲種は動く。
彼女自身の判断か、指揮官か、地上げ屋の指示かは分からないが、間違いなく動く。
そうなるようにヴィクトル自身が仕向ける。

そうなれば――最早、地下保管庫に放たれた火を即座に消し止める術は地上げ屋達にはない。

ただし、この作戦には重大な欠陥がある。
なにせヴィクトルは殆ど詰みの状況にまで追い込まれてから、更に甲種まで誘い出して、その窮地から逃げ延びなければならないのだ。

233 :ラウテ ◆uUre4dQFyk :2016/02/01(月) 23:18:30.67 0.net
時刻は未だ朝方、オメルタ邸は煙に包まれ混迷している様子が伺えた。
ラウテが召還したショゴスに加え、リタリンが送り込んだバントラインへの対応のため情報が交錯しているのだ。
本来指揮官であるはずの焔月や喝破らの姿が見えないことも、その影響のひとつだろう。
ショゴスは数名の丙種冒険者を捕食する事で、その体積は減るどころか増えてさえいた。

囲んで殴ると言う戦法が通じないと察した冒険者たちは、包囲を広げ安全な距離からの射撃を基本とした戦法へと切り替え始める。
しばらくはその戦法が効果的であると思われていたが、状況は一変する。
十分に距離を空けていたはずの冒険者たちが、攻撃を受け倒れ始めたのだ。
最初は何が起きたのか分からなかった。しかしよく見ると、倒れた冒険者の体には深々と「牙」が突き刺さっていたのである。
ショゴスは闇雲に暴れていた訳ではない。周囲の状況を把握し、学習する事の出来る生き物なのだ。
体内に生成した牙を射撃の弾として扱うことを、この状況から学習したのだ。
全方向に収縮できる筋肉のような構造を持つショゴスにとって、体をそのように変化させること自体は難しくない。
しかし、優れた知性を持たずして、きわめて効率的な自己進化を促すことは不可能であろう。

遠距離攻撃を学習したショゴスの周囲では、被害が広がる一方だった。
倒れた冒険者は捕食され、新たな弾薬の材料として吸収されていく。
臆病な冒険者たちはその場を離脱し、数名の冒険者と鋭鋒のみが残されていた。
鋭鋒はその卓越した槍捌きで、ショゴスの復元速度を上回る攻撃を与える事が出来る。
そう思われていたが、攻撃が射撃に移行した現在、両者の戦力が拮抗したのだ。
たった今思いついたとは思えないほどに、ショゴスの放つ牙の弾丸の速度は速い。
否、明らかにそのスピードは進化し続けていた。より効率的な射撃を模索しているのだ。
不定形故に射撃モーションも存在せず、射撃精度と弾速は放たれるたびに上がってゆく。
鋭鋒がそれを見切れなくなるのも、時間の問題であろう。

「獣使いから魔女へ…そのまま真っ直ぐ…15秒後に二時方向から敵影、隠れて」

ラウテは騒ぎに乗じて身を隠し、ソナーを用いてリタリンの誘導援護を行っていた。
窓から侵入したそこは屋敷の二階に位置する客間のひとつ。周囲の状況を探るには絶好の位置取りだ。
人払いの魔法は感知される恐れがあるため、あえてそれは使用しない。
壁は頑丈な石造りであったが、床は木製で音を通しやすい。
床を通じて十分に敵を察知する事が出来たのは幸いであった。
屋敷の地下へと至る通路は隠蔽されていたが、音を頼りに入り口を見つけるのは容易いことだ。
一階の厨房の床板に偽装された入り口は、おそらく知る者は少ないのだろう。
この混乱の最中では見張りの者もおらず、辿り着ければ侵入は容易だと思われた。

リタリンを誘導する一方で、ラウテは同時にヴィクトルの動向もまた窺っていた。
状況は劣勢、しかし援護を要求しないのは彼なりの策があってのことだと察せられた。
彼はおそらく、甲種を釣る事が目的なのだろう。彼なりのこちらへの援護なのだ。
ならばこちらは予定の任務をこなすのみ。ラウテは物陰に身を隠したまま魔笛を奏で続ける。

ソナーの魔法は音を媒体に周囲を探知する魔法だが、息が途切れればその効果は失われる。
しかしその音色は途切れることはない。ラウテは既に十分ほど、その音を保ち続けていた。
循環呼吸法、と言うものがある。実際に存在する楽器の奏法の名称だ。
鼻で息継ぎをしながら、同時に口は息を吐き続けるという離れ業を成す奏法である。
熟練した奏者のみが奏でることが出来るというそれを、ラウテは若年にしてマスターしていたのだ。
途切れぬ音は屋敷中を駆け巡り、数十メートルに及ぶ範囲を手に取るように彼女に伝える。
魔笛を奏でている最中は身動きがほとんど取れないのが欠点だが、身を隠していれば安全だろう。
もちろんソナーの魔法は自身の周囲も探知しているため、この環境において完璧に近い安全を確保していた。

234 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/02/04(木) 17:35:21.55 0.net
屋敷中央二階での化物との戦闘は、既に惨状という形容を違和感なく使える状態となっていた。
捕食された丙種冒険者は10人を超え、生きている者も大半が負傷して撤退を余儀なくされている。
そんな中、指揮官兼筆頭冒険者である鋭鋒はほとんど一人で化物の矢面に立ち進行を食い止めていた。

「負傷者多数!救護を回せ!」「痛え、痛えよ……」
「庭園にて『魔女狩り』と思しき侵入者を捕捉、焔月様と喝破様が交戦を開始しました!」

矢継ぎ早に耳へ入ってくる報告、要請、うめき声を頭の片隅で処理しながら、鋭鋒はひたすらに槍を打ち続ける。
そうする他に化物の触手を防ぐ方法がないからだ。
しかもこの不定形の魔獣は、鋭鋒と拮抗しながら他の冒険者への攻撃も同時にこなしていた。
それを可能としているのは、触手の合間に撃ち込んでくる小型の砲弾だ。
犠牲者達の肉と骨によって形成されたそれは、丙種冒険者の防御を撃ち抜くほどの威力をもっている。

「攻撃魔法の手を緩めるな!少しでも穴が空いたら突き崩されるぞ!」

現在、こちらの陣形は鋭鋒を中心として丙種の魔術師達を扇状に配置している。
攻撃魔法による十字砲火を効率よく行い、火力を集中させるための差配だ。
鋭鋒が触手を穿ち落とし、その隙に丙種達が魔法の爆炎で本体に攻撃を加える――
その方法でいっときは化物を押し返すことに成功していたが、時間が経つにつれ戦況は覆り始めた。
化物がこちらの攻撃に対応し始めたのだ。恐るべき学習能力である。

「クソ……火力が足りねえ……!おい『紅雀』、一階か三階にいる乙種を増援に寄越せ!
 誰かいるだろ、『黒鉄』か『礫塵』が良い、あいつらの攻撃力なら――」

遠話で『紅雀』に指示を出した、その一瞬の隙をついて、化物の射出した弾丸が槍衾を潜り抜けた。
羽虫の羽撃きに似た音と共に擦過していった弾丸が、鋭鋒の首筋を食いちぎった。
鮮血が噴き出し、槍を抱えたまま膝をつく。すぐに部下の丙種が治癒魔法をかけるが、鋭鋒の攻撃速度は目に見えて低下する。
化物との戦力差が、決定的になり始めた――。

(持ちこたえられるのか……増援が来るまで……?)

紅雀にはああ言ったが、他の警備要員は警備の必要があるからそこに居るのだ。
防衛ラインに穴を空けてこちらへの増援を工面することは簡単ではないだろう。
すぐさま都合をつけて駆けつけてくれるなんて期待はできまい。
再編成には時間が必要なはずだ。それまでに、鋭鋒達が全滅すればアウトである。

転移魔法でどこかへ飛ばそうにも、こんな街のど真ん中からどこへ飛ばしたってその先での被害は甚大だ。
街の守護というオメルタファミリーの(建前上とは言え)第一義に大きく反してしまう。
少なくとも鋭鋒の個人的な主義としてそういう民間の犠牲は出したくなかった。

鋭鋒の治療をサポートすべく丙種達が前に出る。
ギリギリで多重障壁の呪文斉唱が間に合ったらしく、戦場である二階通路の狭さも手伝ってなんとか化物を閉じ込めることに成功した。
しかしこれも焼け石に水だ。高度な障壁魔法は長くは保たないし、それより先に化物は対応して破りにかかるだろう。

時間にしてほんの数十秒ほどの限られた安息の中、鋭鋒は治癒魔法の光に包まれながら逡巡していた。
あと数十秒で増援が駆けつけることは不可能だ。負傷した首は治るだろうが、それは振り出しに戻っただけで好転ではない。
むしろこちらの丙種戦力は目減りし、敵の攻撃力が上がっている以上全滅するのは時間の問題、単なる数十秒の延命に過ぎなかった。
この数十秒で打開の策を見つけられなければ、彼らに生き残る術はない――

235 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/02/04(木) 17:35:57.89 0.net
「早く運びだせ!引火するぞ!」

障壁のおかげで動けるようになった屋敷の使用人達が手近な部屋からいくつかの壺を持ちだしてきた。
料理や化粧、薬の調合など生活用途に使われる油壺だ。
屋敷に火を放たれているいま、化物によって壺が破壊されれば延焼を免れない為、今のうちに運び出そうとしているのだ。

「待て、そいつをこっちに寄越せ。お前らはさっさと逃げろ」

丙種達に油壷を持たせ、再び鋭鋒は立ち上がる。槍を携えて化物へと吶喊する。
応じるように、ついに障壁が破られ化物が侵攻を再開する。
戦闘開始時と同じ状況、鋭鋒はまたしても一人で槍衾を形成し、化物と拮抗を始めた。
敵の攻撃力が上がっているいま、この拮抗もすぐに覆されるだろう。だから鋭鋒は決着をつけにいく。

「今だ、やれ!」

丙種達が水魔法の応用、流体制御魔法で油壷の中身を化物めがけて撃ち放つ。
迎撃の触手が奔るが、ここぞとばかりに鋭鋒が槍の回転速度を上げて撃ち落とす。
継戦重視の巡航速度から短期決戦の最高速へと己の中のギアを切り替えたのだ。鋭鋒の槍捌きはまだまだ先がある。
瞬く間に体積の大部分をぶち抜かれた化物が、降ってきた大量の油によってずぶ濡れになる。
瞬間、鋭鋒が大きくバックステップ。入れ替わるように投じられた魔法の火の玉が化物に着弾。
ごお、と空気の巻き込む音と共に油へと引火し、化物が燃え上がり始めた。

死体を利用する魔法というのは古今東西普遍的に存在している。
死者の肉体から情報を抜き取るネクラファジーのような魔獣や、死体を自律駆動させるゾンビ化の魔術などがそうだ。
戦略的に大きな意味のあるこれらの魔法には、当然ながらそれを行使させない対抗策というものがある。
もっとも簡単で効果的な対抗策とは――火葬である。

化物は殺された丙種達の肉体を取り込んで成長していた。
だから鋭鋒はまずその化物内部にある犠牲者達の遺体を直接火葬することで、化物の身体を維持できないようにしたのだ。
そして基本的なことだが火がついている間継続的に化物はダメージをうけることになる。
火力不足はこれで補えるという寸法だ。
守護すべき屋敷に火を放つ結果となってしまったが――まあその責めは魔女狩りに負わせればいいだけの話だ。

「一気に押し込むぞ、続け!」

魔女狩りよろしく火攻めの助勢を受け、敗北に傾き始めた戦況は更に覆り始めた。

――――――

236 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/02/04(木) 17:37:07.74 0.net
>「獣使いから魔女へ…そのまま真っ直ぐ…15秒後に二時方向から敵影、隠れて」

『了解。――形容する、"灯火"と』

屋敷一階にてスニーキングしているリタリンは、ラウテからの的確な指示によってかなり奥まで入り込んでいた。
廊下の灯火に形容することでステルスし、歩哨をやり過ごす。
下手に戦闘すれば遠話ですぐに仲間を呼ばれかねないので、交戦はおろか不意打ちを狙えてもスルーが基本だ。

『魔女から獣使いへ、姿が見えないけどどこから遠話してきてるの』

ソナーによる指示が可能ということはそう離れた場所にはいないはずだ。
リタリン一人では万が一見つかった時に本当に無力なのでできれば位置を把握しておきたいが、
下手に居場所を遠話に乗せて傍受されてもそれはそれでやりきれない。
と、順調に屋敷を進んでいたリタリンは曲がり角の手前で脚を止めた。

『獣使いへ。まずいことになったわ。この先に乙種冒険者がいる――あれは確か、"礫塵"』

リタリンは千里眼の応用で物陰から視野を広げて角の先を見ることができる。
視界の先には、大型の鎧を着込んだ人影が立っていた。
ドラクマと同じ超重騎士団の重装鎧だ。彼のものとの違いは、色がカーキ色なのと兜の形状が怪魚を模しているところ。
元騎士のヘヴィアーマーで、術式戦槌による圧倒的な打撃力で全てを瓦礫と砂塵に変えてしまう――故に『礫塵』。
典型的なパワータイプのように見えて、砂礫を巻き上げ鎧の迷彩色でステルスまでこなすという技巧派でもある。
その乙種冒険者が、倉庫までの通路に立ちふさがっていた。迂回するにはあまりにも遠すぎる。

『鉢合わせになるわ。丙種ぐらいならごまかせても、乙種をやり過ごすのは無理――交戦するしかないわね』

幸い礫塵はまだこちらに気づいていない。
不意打ちで一撃食らわせて、ラウテの援護を受けつつ戦えば倒しきれなくても道を拓くぐらいはできるはずだ。
そして地下倉庫にたどり着くのは別にリタリンでなくとも良い。
ラウテが迂回してこっそり厨房まで行き、倉庫の扉を開くかたちでも作戦は成功なのだ。

『魔女から獣使いへ。仕掛けるわ、援護して』

リタリンは杖で床に魔法陣を描く。
奇襲にあたって高階梯の詠唱をしている暇はないので、短い文節でも最大限の効果を発揮するよう陣で補助をするのだ。
礫塵は左右をゆっくりと見回しているが動きはない。鎧を着込んで歩哨するだけでも体力は消耗する。立哨への切り替えは賢い選択だ。
不意打ちは効果が薄いかもしれないが、いずれにせよこれがリタリンにできる最大の戦略だ。

『――雷槌よ、奔れ』

最短にして最速の現象系第一階梯雷撃魔法。地面を這うように奔る紫電の一条。
それが魔法陣の効力により四条に増加し、それぞれが有機的な軌道をとってリタリンの手から離れた。
飛燕のごとき疾さで通路の角を曲がり、礫塵めがけて疾走する――

『奔れ、奔れ、奔れ、奔れ!』

立て続けに第一階梯を4連続詠唱。それぞれが魔法陣で四倍されて計16の紫電となって奔っていく。
それを追うように同時にリタリンは走り出す。
礫塵の前に飛び出した瞬間、先行していた雷撃が礫塵によって砕かれた床に阻まれるのを見た。
魚を模した兜の向こうの眼光がリタリンを捉える――

『爆炎よ、穿て!』

現象系第一階梯の火焔魔法が兜目掛けて炸裂した。
礫塵はまるで堪えた様子もなく、僅かに後退しただけで悠々と雷撃の中を歩き始める。
やはりリタリン程度の現象魔法では目眩まし程度にしかならない。
捕まえられるのは時間の問題であった。


【倉庫手前にて乙種『礫塵』と交戦。劣勢】

237 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/02/06(土) 07:05:04.93 0.net
>『鉢合わせになるわ。丙種ぐらいならごまかせても、乙種をやり過ごすのは無理――交戦するしかないわね』

「……何をモタモタしてやがる。マジで俺を死なせるつもりか?」

切迫した報告を寄越す魔女にヴィクトルは悪態を吐き――直後、焔月が動いた。
不可視の得物を携えての踏み込み。
ヴィクトルは目を見開き、腕の振りからその軌跡の予測を試みる。

袈裟懸けの斬撃――だが直刀か曲刀かで斬撃の軌道は大きく変わる。
読み切れない。故に彼は後方に大きく飛び退く。
つまり地から足が離れる時間が、戦闘の最中としては長くなる。

遠間からの攻撃の的だ。

『お前は強者ではないな。逃げ回るのは、いつだって弱者だ――喝ッ!!』

放たれた言霊がヴィクトルへと迫る。
着地し、再び身を躱す余裕はない。
だがこの手の魔法の類を防御するのもまた下策だ。
魔法や魔術とは、物理的に防御して防げるものばかりではない。

故に、ヴィクトルは自ら転んだ。
着地の瞬間に脚部を脱力し、後方に倒れ込む事で言霊を回避。
だがこの展開は決して好ましいとは言えない。

双剣を武器とする華翼には「低さ」を利用した戦いが出来た。
しかし焔月は武器を作り直せる。
長物を使われれば、地に倒れ込んだ状態の相手に、一方的に攻撃が可能だ。

焔月が両腕を左右に大きく広げた。
そして縦と横、異なる軌道で同時に振り下ろす。

「さぁ、どっちが当たりか分かるかな――!」

気流で軌道を読んでいては対応は間に合わない。
不可視の一撃が自分に届くまでの一瞬にも満たない時間の中で、ヴィクトルは思考する。
思考し――決断した。
右の細剣を用いて横薙ぎの軌道に対して防御を行い――左手にも、細剣を作り出す。
そして振り下ろしの軌道に対して――見えない、曲刀の刃を弾くように、振り抜いた。

金属音が、二つ響いた。

「――どっちも当たりだ」

読みは通った。
もしどちらかに渾身の力を込められていたら、細剣では防ぎ切れなかった。
ヴィクトルの額に、冷たい汗がほんの僅かにだが、滲んでいた。

だがそれを拭っている時間はない。
斬撃を弾かれ、焔月の上体は開いている。
起き上がりざまの刺突一閃で心の臓を貫ける。

ヴィクトルは横薙ぎの斬撃を凌いだ右手を支えに体を起こし――鮮血が庭の芝生に飛び散る。

「『――言葉とは時に鋭く、人に突き刺さるものだ』」

ヴィクトルの左腕に、矢の形を得た言霊が突き刺さっていた。
刺突は放てず――焔月が体勢を立て直した。
ヴィクトルはすぐさまその場から離脱する。

238 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/02/06(土) 07:06:26.90 0.net
「……命拾いしたな」

「お前がな。俺は喝破のオッサンが援護してくれるって分かってるからな。
 何度だってギャンブルが出来るって訳だ。
 お前さん、なかなか鋭い読みをしているみたいだが――何回、正解を引けるかな?」

焔月が両腕を、演者めいた動作で広げてみせる。
その前腕の半ばから指先にかけてが、不意に消えた。
見えなくなったのだ。不可視の得物と同じように。

「これならどうだ?さっきの読みも、俺の「握り」を見て曲刀だと読んだんだろ?
 いやマジで見事な読みだったと思うぜ。残念ながら……次はないけどな」

挑発的な、遊び半分のような口調――だがヴィクトルは眉一つ動かさない。

(……時間稼ぎだな。俺を仕留める事よりも、底を見せず、攻めあぐねさせる事が狙いか。
 つまり……増援の予定があるって訳だ。そいつは結構なんだが……。
 堕廃の奴め。俺が甲種を釣り上げるまでに保管庫に辿り着けるんだろうな)

地走は、精神の均衡を保てていない。
だからこそ御しやすくもあり――しかし同時に読み切れない。
ヴィクトルは彼女を誘き寄せる為の手段を考えている。
だが、それを用いるよりも早く、地走が衝動的に自分を始末しに来る可能性は常に否定出来ないのだ。

もし保管庫破壊の準備が整う前に地走が釣れてしまったら、ヴィクトルは極めて危険な状況に陥る。
堕廃の魔女と魔笛の少女の援護を得られないまま、甲種と、至近距離で遭遇する事になるのだから。

(……なんにせよ、一度状況を変えるか)

ヴィクトルは水魔法を行使――右手に構える細剣の周囲に水球が現れた。
細剣が虚空を切る。
水滴が周囲に飛散し――それらは空中で薄く広がり、水鏡と化す。

鏡面が周囲の風景を映し――その全てにヴィクトルの姿があった。
濃霧の魔法は先ほど、喝破の言霊により一瞬で掻き消された。
故に、欺瞞の方法を複数の、分離した水鏡を用いるように変えたのだ。

水鏡に身を隠し、ヴィクトルは左腕の矢傷を見た。
言霊の矢は未だ消えず残っている。
左腕は、神経が断たれているのか上手く動かない。

処置が必要だった。
だがその矢は何らかの術による産物。直接触れるのは下策だ。
故にまず、細剣を矢傷に割り込むように腕に突き刺す。
そして傷口を広げ、そのまま剣先を用いて矢を引き抜き、放り捨てた。
治癒魔法によって傷口が塞がれていく。

焔月と喝破は、動きあぐねていた。
二人で背中を預け合い、周囲を警戒している。
水鏡の領域から脱出するのも、それらを破壊するのも、不意を突かれるリスクを伴う。

彼らの判断は間違っていない。
しかしその表情は硬い――この状況で、ヴィクトルは逃げようと思えば楽に逃げられると分かっているからだ。
逃がさない為には、不利な勝負に挑むしかない。

鏡面の影から飛び出したヴィクトルが喝破に迫る。
焔月が咄嗟にそれを切り払い――しかし水鏡による囮だ。容易く弾け、水飛沫が飛び散る。
やや遅れて、血飛沫がその後を追った。

焔月と喝破、両者の腕と胸部に、お返しと言わんばかりの矢が突き刺さっていた。

239 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/02/06(土) 07:07:28.45 0.net
鏡面越しにヴィクトルが射掛けたものだ。
矢は瑞鉄で出来ていて、すぐに持ち主の手元に戻った。
それに伴って付いてきた二人の血液が、ヴィクトルの手に付着し――彼はそれを無言で舐め取った。

『……魔女狩りから魔女へ。こちらは敵の妨害を受け作戦が滞っている。
 状況を脱し、再度陽動を行え。援護してやる』

無論、この作戦の本命は魔女と少女にこそあり、陽動はヴィクトルの方だ。
彼の言葉の殆どは、単に盗聴の可能性がある遠話で、それを悟られぬ為の偽装。
唯一の真実は――これから援護を行う事。
魔女の姿も、敵の姿も見えない、屋敷の外から中へ、援護を行う。それだけだ。

ヴィクトルが気流に意識を集中する。
焔月と喝破は不意打ちの脅威を強く意識させてある。
水鏡に身を隠した彼を探し回れはしない。

窓の位置、屋敷の構造、堕廃の魔女と――礫塵の位置。
その全てを風が教えてくれるような感覚。

風を読む時、ヴィクトルは奇妙な気分になる。
心地良くもあり――酷く不快でもある気分に。
「エルフの血を引くだけの何か」としてしか生まれられなかった自分が、
まるで本物のエルフであるかのような、そんな気分に。

彼は矢を手に取り、矢羽を僅かに千切ってから、弓に番えた。
そして弓を目一杯引き絞り――解き放つ。

疾風の如く、征矢が翔ける。
風魔法により構築された「道」を駆け抜け――屋敷の窓を突き破り、屋内へ。
窓があった。つまり風の道は作れていない。

しかし、矢は窓を突き破った直後、更にその軌道を僅かに変化させた。
千切れた矢羽が正常ではない空気抵抗を生み、ぶれが生じたのだ。

『……あぁ、そうだ。一つ言い忘れた。頭下げとけよ』

矢は魔女のローブのフードを僅かに揺らし、そして――礫塵に。

「……本物のエルフなら、仕留めてたのかもな」

受け止められていた。
狙い過たず、比較的装甲の薄い面頬の隙間を貫く軌道を取っていた征矢が、鋼鉄の五指に掴み取られ、へし折られた。

だが――礫塵は気付けない。
自分のへし折った矢が『薄い水膜を纏っていた』事に、面頬越しの視界と鋼鉄に包まれた指では気付けない。

瞬間生じた濃霧が、礫塵の視界を完全に奪い取った。

240 :ラウテ ◆uUre4dQFyk :2016/02/10(水) 00:41:23.31 0.net
【遅くなってしまい申し訳ありません。ちょっとした怪我のため遅れております】
【明日、もしくは明後日くらいになりそうな感じです】

241 :リタリン:2016/02/10(水) 06:37:29.32 0.net
【了解です、ご自愛ください】

242 :ラウテ ◆uUre4dQFyk :2016/02/10(水) 22:50:27.87 0.net
>『魔女から獣使いへ、姿が見えないけどどこから遠話してきてるの』

『魔女へ。大丈夫よ、全部見えてるし。それにここは安全だから』

しばらく屋敷にいる間に、屋敷の壁の特性を生かし反響を効率化させる術も把握した。
屋敷全体……は少々広過ぎるが、概ねの構造と人の有無を把握することは出来る。
ショゴスによる撹乱は十分な功績をあげている。このまま様子を見るだけでも大丈夫だろう。

そう思っていたが、状況は悪いほうに転がるものだ。
ソナーの魔法で大柄な人物の存在を確認すると同時に、リタリンから遠話が飛んでくる。

>『獣使いへ。まずいことになったわ。この先に乙種冒険者がいる――あれは確か、"礫塵"』

ソナーで把握出来るのは、体格や服装の構成材料までだ。
おそらくはとびきりの重装甲を纏った大男、それで乙種ならかなりのつわものだろう。

>『鉢合わせになるわ。丙種ぐらいならごまかせても、乙種をやり過ごすのは無理――交戦するしかないわね』

リタリンが向かう先の道を塞いでいるのなら、おそらく地下倉庫の存在は確実だ。
突破するだけの価値があるだろうということは、容易に想像出来た。
しかし、ここに来ての乙種の敵……リタリン一人なら破るのは容易ではないだろう。
援護の必要があると思われるが、ここから届かせられる音魔法では威力が伴わない。
召還のリソースのほとんどをショゴスに費やしている今、ラウテに出来ることは少なかった。

>『魔女から獣使いへ。仕掛けるわ、援護して』

『了解、一分待って。そっちに駆けつけることにする』

そう遠話で伝えるとほぼ同時。
ラウテはソナーを止め大きく息を吸い込むと、鋭く大きな音を発した。
範囲を限定した凝縮された音波は、足元の床に作用しそれを崩壊させる。
崩壊音波と呼ぶそれは、接触している素材を音波により崩壊せしめる、強力な魔法だ。
床を崩壊させ穴を開けたラウテはそのまま落下し、一階の部屋のひとつに軽やかに着地する。
そこからリタリンの居る位置まではすぐだ。ラウテはそこまでひた走る。

243 :ラウテ ◆uUre4dQFyk :2016/02/10(水) 22:51:04.97 0.net
そしてちょうど一分、ラウテはリタリンに追いつく形で合流した。
そもそも何故ラウテが屋敷に潜入し地下倉庫の破壊に向かわないのか。それはラウテが援護に特化しているが故である。
身を隠し敵を撹乱させ、戦闘は召還獣に任せることで場を支配する。それがラウテの基本スタイルだ。
もちろん直接戦闘も可能ではあるが、それはあくまで撹乱の手段のひとつだったりする訳で。
魔法を放ち、それでも効果がないことに愕然とするリタリンに、後ろからそっと声を掛ける。

「援護は任せて、とにかく最大火力で」

ラウテは小さな音で複雑な旋律を奏で、床の魔法陣と自らの間にパスを繋ぐ。
他の体系の魔法と音魔法は、それほど相性が良い訳ではない。しかしラウテにはそれが出来た。
魔法音楽に特化し、優れた魔法作成能力を持つが故に、大抵の魔法を読み取り音楽に組み込めるのだ。
単音では埒が明かないと判断したラウテは、楽器をリュートに持ち替え、更に奏でる。
繋いだパスから魔力を注ぎ込み、リタリンの魔法を強化しているのだ。
人並み外れた魔力を持つが故に出来る力技。にも拘らず繊細に魔法を制御している。

一通りの作業を終えたラウテは、武装を双剣に持ち替える。
ちょうど時を同じくして、ヴィクトルの遠話が飛ぶ。

>『……魔女狩りから魔女へ。こちらは敵の妨害を受け作戦が滞っている。
 状況を脱し、再度陽動を行え。援護してやる』

もちろん作戦というのはフェイクだ。本命はリタリンそのものである。
そしてラウテの目的もまた、リタリンを地下倉庫に導く事なのだから。

ヴィクトルの矢が礫塵に掴み取られた瞬間、ラウテは駆け出していた。
双剣を構え、低い姿勢で礫塵の懐へ潜り込むように近づく。
同時に濃い霧が発生したのを確認したラウテは、走りながら歌っていた。
それは楽器を用いない声によるソナー。濃霧の中でも正確に相手の位置を捉えているのだ。
まるで踊るような足取りで敵の背後に回り込んだラウテは、首筋の鎧の隙間めがけて、剣を繰り出す。
しかしそれは鎧に阻まれる。攻撃を察知した礫塵が、わずかに動く事で狙いを逸らしたのだ。
振り向きざまにいい加減に放たれる鉄槌の一撃を、ラウテはバク転で距離をとり回避する。
軽い双剣では、礫塵の防御を貫くことは非常に難しい。だがしかし、魔法なら可能だ。
こちらを振り向いた礫塵の背後で、詠唱を終えたリタリンの魔法が放たれる。

244 :名無しになりきれ:2016/02/12(金) 00:35:29.35 0.net
雑魚は一掃しないと
キリがなくなるぞ

245 :リタリン:2016/02/15(月) 20:41:13.55 0.net
【すみません!一両日中には投下します!】

246 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/02/16(火) 21:59:57.03 0.net
重装の甲冑騎士、礫塵が雷撃の林の中を疾駆する。
その先にいるのは防毒マスク姿の魔女、リタリンだ。
彼女は礫塵の圧倒的な防御力、突破力に小さく悲鳴を漏らしながら、健気にも自身の杖を構えて対峙を選んだ。

「……!」

礫塵は無言、しかし裂帛の気合は呼気というかたちで表に出る。
一瞬肉体が鎧越しにも膨張したかのような錯覚とともに、振りかぶった術式戦槌をまっすぐに打ち下ろした。
彼の得物は魔法による加速を施した華翼と同種の魔導兵装だが、華翼のそれが機動力重視であるのに対し、こちらは威力に全振りだ。
その加速度と超質量、超硬度によってあらゆる物体を砕き尽くす。
その一撃には指向性のある大量の魔素が伴う為に、この戦槌は魔法さえも砕くことができる。
ドラクマがタフさを頼りに魔法を受け切って殴り合いで勝つスタイルなら、礫塵は魔法ごと相手を叩き潰す超攻撃的防御戦型である。
いずれにせよ、リタリンにとって相性が悪いことには変わるまい。

(バントラインを一体でも連れてくるんだったわ……!)

正門の陽動に当てているバントラインは、本来こういった重装甲の相手をする為の戦術要素だ。
潜入任務においてはあの巨体はむしろ邪魔になると踏んで置いてきたのが裏目に出たかもしれない。
当然だが、新たに召喚する余裕などあるはずもない。

『形容する――"泥沼"と!』

向かってくる礫塵の足元へ向かって形容魔法を放つ。
床が液状化し、泥のようにうねって礫塵の脚部甲冑を絡めとる。
鎧武者はそれを面頬の奥の相貌で一瞥すると、打ち下ろし軌道にあった戦槌のグリップを巧妙に握り替えた。
加速ののった鉄塊の軌道が僅かに変更され、リタリンの頭蓋ではなく足元の泥と化した床へと叩きつけられた。
パギィン!と金属質のなにかが爆ぜ割れる音と共に形容魔法が打ち砕かれ、床のエンチャントが解除される。
この巨体で恐ろしくアドリブが効く。やはり乙種の名は伊達ではない。
生まれた隙にリタリンは矮躯を必死にねじ込んで、なんとかバックステップで距離をとった。
もう後はない。廊下は狭く、逃げるスペースは有限だ。
――しかしそれでも、戦況はジリ貧ではない。

>「援護は任せて、とにかく最大火力で」

要請していた援護に応え、ラウテがリタリンの背後から合流した。
これで二対一。たとえ相手が乙種であろうが、このラウテもまた正式な乙種冒険者。
一回りも年齢の違う少女の頼もしさにリタリンはもう泣きそうだ。

「詠唱するわ。時間をちょうだい」

ラウテはその短いやり取りで完全に意図を理解したらしく、魔法の音律を奏で始める。
魔法陣への魔力供給を確認、魔女の魔法を強化する支援魔法だ。
驚く無かれこの魔笛の少女は、この若さで魔女の専門分野を理解し、使いこなし始めているのだ。

>『……魔女狩りから魔女へ。こちらは敵の妨害を受け作戦が滞っている。
 状況を脱し、再度陽動を行え。援護してやる』

そこへヴィクトルから遠話が飛んできた。
陽動。彼は意図的に遠話に虚実を織り交ぜている。
それはつまり、傍聴者の存在を示唆するような『敵の妨害』を受けているということだ。
そんな中で何が嘘で何が真実なのか判別する根拠は示されていないが、彼が何をするつもりなのかはわかっていた。
あの男は、やると言ったことはやる男だ。――たとえそれがどれだけはた迷惑な副次被害を産もうとも。

>『……あぁ、そうだ。一つ言い忘れた。頭下げとけよ』
「もう慣れたけれどね!」

リタリンは半ばやけくそ気味に膝を曲げた。
瞬間、窓を突き破って入ってきた矢が意味不明な軌道をとってリタリンの頭上を刈った。
冷たいものが背中を駆け下りていく感覚に身震いしながら見上げると、礫塵へ向けて鋭い曲線を描く矢羽の尾が見えた。
甲冑騎士は危なげなくそれを掴みとる。曲軌道で速度が下がっていたとはいえ、信じられない反射神経だ。

247 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/02/17(水) 00:53:12.56 0.net
「ダメじゃない!」

リタリンはヒステリックに叫んだ。
しかしそれは、彼女がヴィクトルの意図を完璧に理解していたが為の、礫塵に対する精一杯のブラフだった。
本命は矢による刺突ではなく――矢にエンチャントされた水魔法だ。
礫塵によって矢がへし折られた瞬間、仕込まれた魔法が発動、水が濃霧となって礫塵の周囲一体を白く染め上げた。

そして連携できていたのはリタリンだけではない。
ラウテもまた、矢が掴み取られた時点でその手の武器を双剣に持ち替え疾走を開始していた。
礫塵にはそれが、失敗した狙撃のフォローに動いたように見えただろう。
だが真実は違う。何故なら彼女は歌っている。濃霧の中でも敵の位置を把握できるソナーの魔法だ。
彼女の言った援護という言葉にも嘘はない。だからリタリンは、間髪入れずに詠唱を開始できた。

『燦然の空、十二の柱、四方千里を染め上げる霜の平野。
 銘は氷雪、その神威を以って万象一切の時を止めよ』

文節五つ、第五階梯現象系氷魔法。
第五階梯はいわゆる中位魔法で、魔法使い系職であればそう苦労せずに唱えられる程度のものだ。
詠唱破棄の使えないリタリンが戦闘中に使える魔法としては最大級。
これでも礫塵ほどの実力者であれば大したダメージもなく耐え切ることができるだろう。
だが、今は加えてラウテの魔力供給がある。その彼女はソナーで霧の中へと切り込み、礫塵へと飛びかかる。
放たれた剣閃は浅い、しかし急所狙いの一撃は礫塵に警戒させるには十分だった。
甲冑武者が術式戦槌を少女へ向けて振り回す。霧の向こうのその背中へ、リタリンも魔法の照準が合った。

『――凍てつけ!』

凝集された氷結魔素による投射攻撃。
疾風の速さで殺到する魔力の波濤が、廊下の壁や床を凍りつかせながら礫塵へと迫る。

しかし礫塵もまた乙種冒険者。こちらに魔法使いがいるという意味を読んでいた。
ラウテへ向かって振り抜いた戦槌、その勢いを殺さずに右足を軸に一回転。
十分な加速が乗ったまま周回してきた術式戦槌が、リタリン肝煎りの魔法攻撃を迎撃する。
あの戦槌には魔法を破壊する効力がある。どれだけ健気に詠唱した魔法であろうと、ディスペルされれば意味を失う。
鎧の向こうの双眸が、己が勝利への確信に輝いた。

――しかし!
完璧な軌道でもって出迎えたはずの戦槌は、攻撃魔法を穿つことなく空振った。
氷結の魔法は礫塵の位置まで届かなかった。何故ならリタリンの魔法は、初めから礫塵など狙っちゃいなかったからだ。
魔法の対象となったのは、礫塵ではなくその周囲の『濃霧』。
あの性悪エルフが性懲りもなく放り込んできた嫌がらせの水魔法、それが生み出した濃霧へと氷結魔法を放ったのだ。

霧とは、密度こそ低いものの空間に偏在する水の集合体である。
水であるからには、当然凍る。それが強化された魔法による影響力であれば抗いようがない。
リタリンの魔法は礫塵の周囲を色濃く覆っていた霧へと作用し、一瞬で凝結させた――その渦中にいる礫塵ごと。
氷城のように氷柱の塊の中に閉じ込めることはできなくとも、鎧の関節や隙間を強靭な氷で覆うことはできる。
そしてこの重装甲、一旦駆動性を失われてしまえば、それは最早鎧ではなくただの鋼の棺桶だ。
ヴィクトルの水魔法、ラウテの魔力援護、そしてリタリンの氷結魔法が歯車のごとくピタリと噛み合った結果。
関節を固められ身動きの取れなくなった礫塵はそのまま屋敷の壁めがけて倒れこんだ。
脚も固まっているので起き上がることすらできないだろう。
リタリンは鎧の隙間から杖先を差し込み、初級の雷撃魔法を流して礫塵を失神させた。

「終わったわ……ご苦労さま。先へ進みましょう」

礫塵がここで歩哨をしていたということは、この先に重要な物資があることは間違いない。
急激な魔力の使用に肩で息をしながら、リタリンはラウテへ先を促した。


【礫塵撃破】

248 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/02/21(日) 05:54:32.76 0.net
ヴィクトル・シャルフリヒターは風を読む。
濃霧に満たされた廊下の中で、交錯する疾風と暴風――礫塵と魔笛の少女。
その外側から紡がれる空気の震え――堕廃の魔女の詠唱。

そして――その震動が終わると同時、刹那の内に静止する気流。
濃霧の動きも、暴風の如き気配も、最早感じ取れなかった。

「……使えるな、アイツ」

ヴィクトルは小さく呟き――その手は既に弓に矢を番え、引き絞っていた。
水鏡の鏡像で取り囲んだ焔月と喝破に、状況を改善する隙は与えない。
射掛けられる無数の矢は、少しずつ、だが確実に二人を追い詰めていた。

喝破の操る言霊は強力な術だが――その発動には言葉を伴う必要がある。
ヴィクトルの放つ征矢は彼が一呼吸を終えるよりもずっと短い時間で、彼を貫ける。
初撃で胸部――肺を射抜かれていれば尚更、被弾を堪えて言葉を連ねる事も困難だった。

そしてそんな喝破を庇わざるを得ない焔月も、徐々に消耗を強いられていった。
だが彼とて乙種の冒険者――ただ一方的に嬲られているばかりではない。

『――其は尾を喰む蛇。森羅の起こり、万象の終焉』

射掛けられる矢の雨を、致命の物のみを弾きながら焔月が声を紡ぐ。

『全を巡り、遍く一の姿を得し者よ。汝に求めしは灰と塵。
 一を零に。零を全に。全てをその輪廻の裡へ』

彼は優れた白兵戦術の使い手だが、その基盤となっているのは高度な炎魔法の技量だ。
時間稼ぎや魔力の消耗と言った「戦闘における不純物」を考慮しなければ、
近接戦闘を行いながらの魔法行使が彼には可能だった。

『喰らい尽くし、虚無を齎せ――【燃える世界】』

大振りの斬撃と共に放たれた炎の魔素が、彼の周囲を焼き払った。
周囲に張り巡らされた水鏡が一瞬間の内に蒸発する。

(晴れた!あの野郎は――)

焔月が周囲を見回そうとして――その体を、四肢の関節を、疾風の如き尖矢が貫いた。
矢は、屋敷の窓――彼らのすぐ傍にあった一階の窓から射掛けられていた。

展開された水鏡を打破するべく、炎魔法の使い手が取り得る最良の手段は明白だ。
周囲を焼き尽くす大魔法――だが、それも無制限に使える訳ではない。
彼は地上げ屋とその屋敷の警護に雇われた冒険者だ。

その彼が、屋敷を巻き込み、火災を招き、主人に危険の及びかねない魔法の使い方を出来る訳がない。
詠唱が聞こえた時点で、水鏡の欺瞞に身を隠しながら屋敷の窓に飛び込む判断をする事は、ヴィクトルにとって困難ではなかった。

「なかなかいいザマじゃないか。飼い犬風情にはかなりお似合いの姿だぜ」

芝生に倒れ伏す焔月と喝破を見下しながら、ヴィクトルは再び屋敷の外へ出た。

「だが――今の判断は最悪だったな。まったく、何の意味もないぜ」

彼は嘲笑を浮かべながら――屋敷の三階を見上げた。

「考えてもみろよ。お前達が負けたら……一体誰が代わりに俺を止めるんだ?」

そして細剣を自身の眼前に立てるように構え――口を開く。

249 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/02/21(日) 05:57:12.08 0.net
『其は天上の神。全の象徴。分け隔てなき施す者』

焔月の表情が、強張った。

『慈悲を示せ。愛を以って与えよ。無慈悲なまでの施しを。
 草木に灯りを。大地に温もりを。闇に黄金の如き輝きを。
 その施しで全てを押し潰せ』

エルフが剣を掲げた。
切っ先の向く先は――屋敷の三階。

『熱を満たし、光を与えよ――【爆ぜる世界】』

詠唱完了と共に放たれた火球が、屋敷の外壁に触れた瞬間、炸裂した。
強烈な爆風と熱波が拡散し――『城塞』の魔法により高度な堅牢化を施された外壁が、容易く砕け、溶け落ちる。

屋敷の三階の内装が、外からでも確認出来るほどの大穴が穿たれていた。
もし「壁のすぐ裏側に誰かがいたのなら、絶命は免れなかった」だろう。

それは、地走には我慢ならない事だろう。
自分の一切与り知らない状況から、運が悪ければ飼い主の命を奪っていた爆撃が放たれたのだ。

「さぁ、『キレて』きやがれ、甲種……!」

故に、地走は間違いなく激怒する。
そして――爆撃を仕掛けた外敵を始末しに来る。
最早それを、自分以外の、信用ならない部下達に任せはしない。

ヴィクトルは確信していた。


そして――穿たれた大穴から、悪鬼の如き形相の地走が、彼を見下ろした。


死神の鎌を首に掛けられたかのような悪寒。
それを感じた時には、ヴィクトルは既に水鏡の魔法を行使していた。
己の姿を隠匿し、更に周囲には無数の鏡像を展開、加えて濃霧を張る事で幻惑の看破を阻害。

同時にその場から飛び退き――直後、地走の飛び蹴りが、彼が一瞬前にいた地点を抉った。
ヴィクトルがやや緊張混じりの、皮肉げな笑みを浮かべた。
所詮は獣だ、と。

後はこのまま付かず離れずの距離で牽制を仕掛け、屋敷から引き離せばいい。
魔法に長けた乙種が二人、鎮火に適性がある乙種が一人、既に無力化出来ている。
地走さえ誘き寄せれば、地下保管庫の消火はすぐには行えないだろう。
そうなれば――後は地上げ屋の陥落も時間の問題だ。

その未来予想図を打ち砕くように、地走が、姿を隠したヴィクトルの方を見た。
不可視の相手を闇雲に探している動きではない。
彼女は確信を持ってヴィクトルを睨み――そして、踏み込んだ。

鋼鉄の刃とすら見紛う貫手を――ヴィクトルは深く屈み込んで躱した。
地走はヴィクトルよりもずっと背が高い。つまり視点も高いという事だ。
濃霧の中、地に伏して姿を隠したヴィクトルを見つけ出すのは――少なくとも先ほどよりかは難しい。

ヴィクトルは地走に対する見くびりを捨て、気配を殺して地に伏せ続ける。
周囲には鏡像だけでなく鏡面そのものや、中身の無い不可視の水鏡を展開。
欺瞞に欺瞞を重ね、発見される恐れを少しでも低減させる。

250 : ◆xAR6oa9/33KJ :2016/02/21(日) 05:59:05.41 0.net
(……どうなってんだ。昨日よりも……更に動きが……感覚も、鋭くなってやがる)

そして地走の変貌に対して思索を始め――答えはすぐに見当が付いた。

(そうか……「過剰摂取」させやがったな。甲種が薬の正体を知っているにせよ、
 いないにせよ、口実は幾らでも用意出来る……!あのキレっぷりも、「悪酔い」混じりって訳だ……!)

「自分が地上げ屋の立場である」と仮定して考えれば、すぐに分かる事だった。

(逃げ切れる……か?)

考えて――今度もやはり答えはすぐに出た。

逃げ切るのは極めて困難だ。
完全に気配を殺している今でこそ発見されていない。
が、地走は欺瞞の目もくれずに周囲の様子を伺っている。

動けば、見つかる――ヴィクトルは確信していた。

ならば、どうするのか。
答えは、単純明快。

それでも、動くしかない。
魔女と少女はもう放火を済ませた頃合いだろう。
二人の援護を受け、地走を屋敷から引き離し、地下保管庫を完全に破壊する。
作戦に変更はない。

ヴィクトルは立ち上がり、屋敷の塀へと脱兎の如く駆け出した。

その不可視の背中を、地走はやはり正確に見据えた。

『――離脱する。援護しろ』



(……アイツの魔法、何かがおかしかった)

焔月は四肢を射抜かれ動けない状態のまま、思考していた。

(あんな魔法が使えるなら……なんで戦闘中に使わなかった?
 階梯を幾つか落としゃ、エルフなら詠唱短縮か……完全破棄して魔法が使えるだろうに)

彼は首を左右に振る。

(それだけじゃない……アイツが使ったあの魔法は……俺の、俺が使える最大の爆炎魔法だ……
 偶然、なのか……?戦闘中、一度も戦闘用の魔法を使わなかったアイツが、
 唯一使った魔法が俺の、最大魔法……何かが、おかしい……)

だが、その疑問が解に至る事はない。
そして失血による失神寸前である彼は――その疑問を誰かに伝える事さえ、出来はしない。

251 :ラウテ ◆uUre4dQFyk :2016/02/24(水) 21:27:47.37 0.net
ヴィクトルら一行が作戦を開始して未だ一刻も経たず……オメルタ邸の周辺は騒ぎに気付き始めていた。
立ち上る煙と戦いの声や音……邸宅の外からでも分かるそれらは、住民らに不安を与えている。
ここは高級邸宅地、それなりに地位のある者ばかりが住んでいるのだから、安全は必須だ。
宅地の広さ故に火事が起きても延焼の危険は少ないが、何らかの形で被害が及ぶ可能性はある。
しかし付近の住民らが下した結論は「関わらないこと」だった。
何せ相手はあのオメルタの屋敷だ。警備も厚く、この街で最も安全な場所のひとつである。
もし何か騒ぎがあったとしても、すぐに鎮圧されるのは目に見えているのだ。
煙が上がっていると言っても大した様子はないし、消防を呼ぶ必要はないだろう。そう考えたのだ。
リスクを避けるには関わらないことが一番である……彼らにとって、それは唯一の答えだった。

さて、その騒ぎの只中、最も中心に位置しているのは暴れるショゴスとバントラインたちだ。
ショゴスの胃が満たされているせいだろうか、それとも単に不味そうなのか、ショゴスはバントラインに手を出さない。
むしろショゴスは率先して、バントラインたちの行動を手助けするような動きすら見せている。
と言うのも、ショゴスはこの状況に飽き始めていたのだ。餌は豊富だし遊び相手もいるが、刺激が少ないのだ。
だったら状況を転がして騒ぎを大きくし、より快適に捕食と殺戮を行えるようにする。そう考えたのだった。
ショゴスの主人から、ここで可能な限り時間を稼ぐように言われていた事は覚えている。
だがその命令はどうでも良い。必要なのは殺戮を楽しむ事だけだ。それがショゴスの思考の全てであった。

そんな騒ぎのおかげで比較的安全に建物一階を探索出来ているラウテとリタリンだったが、ラウテはひとつの疑問を感じていた。

「さっきの大男、何故殺さなかったの?」

リタリンにそう問い掛ける。少しでも魔力を消耗するより、刃物でも鎧の隙間に突っ込めばいい話だ。
そういう部分を、ラウテは合理的ではないと感じる。逆に人の命を奪うことに疑問を感じないのだ。

ラウテは生まれたときから、魔笛と契約することを定められていた。
彼女の実家は代々魔笛を奉り、それを守り操ることを生業としている。
一族の中でも秀でた才能を持っていたラウテは、当然のように魔笛に選ばれた。
彼女が教わったのは、魔笛の扱い方と音楽魔法、そして人の殺し方だった。
魔笛アムドゥスキアスは人の魂を餌とする。それを扱うためには、贄を用意する必要があったのだ。
故にラウテは、人を殺すことにためらいを、禁忌を覚えない。
弱い者は餌となり、強く生きねば食い殺される生活を当たり前として過ごしてきた。
だから彼女は人を殺す。魔笛が喜ぶように、出来るだけ残虐に。

急ぎながらも言葉を交わしていた二人だったが、すぐにお目当ての厨房に到着した。
安全を確認し厨房に侵入した二人は、すぐに床に作られた扉を発見する。
一見ただの床下収納……しかしその先に広い空洞があることは、ラウテの魔法で感知済みだ。
案の定、扉には大きな南京錠がかけられている。物理的に破壊するか、開錠の魔法を使う必要があるだろう。
ラウテの扱う魔法体系に、開錠のスペルは存在していない。そこでラウテは迷うことなく、その錠前に短剣を振り下ろした。

252 :ラウテ ◆uUre4dQFyk :2016/02/24(水) 21:28:42.72 0.net
「リタリン、ちょっと離れててね」

叩き付けた短剣を足で押さえ、空いた両手で笛を吹き鳴らす。
先ほども使った、崩壊音波の魔法を短剣に対し使ったのだ。
接触している物体にしか作用させられない上に、楽器を扱うのに両手が塞がってしまうという、使いどころの難しい魔法だ。
それでも簡単に床に穴を開けてしまうほどの音波は、南京錠を破壊するのには十分だった。
南京錠はあっけなく砕け、地下への扉は開放された。後は中を確認して火を放てば良いだけだろう。

「ラウテはここで見張る。その間に中をお願い」

入り口はひとつしかない。そこを押さえられてはならないし、火を放つならリタリンのほうが適任だろう。
ラウテは改めて笛を吹き鳴らし、周囲の状況を音波と一つ目蝙蝠で探り始める。
相変わらず人の気配は二階に集まっているようだ。三階にも人影は確認出来るが、脅威にはならないはずだ。
問題は建物の外、戦闘を繰り広げているヴィクトルとその相手たちだ。
ここからだと多少距離があるため巻き込まれる心配はないが、問題は戦っているヴィクトルだ。
気配から察するに、あの地走もまた戦闘に参加したものと思われる。
そう察知してすぐ、遠話がヴィクトルから飛んできた。

>『――離脱する。援護しろ』

『了解、こちらもすぐに「靴紐が解ける」わ』

あらかじめ決めておいた暗号だ。倉庫の破壊を示している。
しかし援護か……と、ラウテは暫し思案する。
ショゴスを動かすために、リソースを割き過ぎているのだ。今は大したものは呼べない。
思案の後、彼女は笛を鳴らす。すると、邸宅の上空に黒雲が垂れ込め始めた。
否、それは雲ではなく鴉や鳩の群れだ。上空を旋回し、ひとつの意思ある生き物のように蠢いている。

ヒッチコックの「鳥」という映画をご存知だろうか? 鳥が人間を襲うと言う、パニック映画の傑作である。
人々は謎の鳥の凶行に恐怖し、逃げ惑う事しか出来ない。鳥が恐ろしいのではない、群れと言うのが恐ろしいのだ。
そんな映画さながらのように、鳥たちは「獲物」を睨み付け、群れと言う生き物として行動する。
狙いが定まった鳥たちは、まっすぐに人間たちに向かって落下し始めた。
その嘴で、爪で、攻撃を繰り返す。大したダメージにはならないが、邪魔くらいにはなるはずだ。
支配された鳥たちは、攻撃を受けても怯んだりはしない。効果があるとすれば、動物が本能的に忌避する炎くらいだろうか。

253 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/03/02(水) 21:01:09.27 0.net
「うまくいってるみたいね、陽動」

オメルタ屋敷の瀟洒なインテリアを指でなぞりながら、リタリンは窓の外の喧騒を垣間見た。
彼女達は現在、屋敷一階の厨房を探して歩き回っている最中だ。
はじめに撃破した礫塵を除いて、立哨などは配置されていなかった。
それは一階の警備人員を割かねばならないほどに庭での戦闘が激化しているという証左に他ならない。
最低限の要員として残されていた礫塵さえ突破すれば彼女達が自由に動き回れるだけの空白地帯がそこには生まれていた。
とはいえ、悠長に時間をかけて探していられるわけではない。
庭では依然としてヴィクトルが戦っているのだ、こちらに援護を寄越す余裕があるとはいえ、それは永久保証ではない。
甲種が出てくる前に撤退できるならそれに越したことはないのだ。

>「さっきの大男、何故殺さなかったの?」

共に廊下を歩きながら、ふとラウテがそんなことを聞いてきた。
リタリンは心の底から何を言ってるのか理解できないといった顔をして、それをすぐに消した。
魔笛の少女が本心からそう訪ねていることに気付いたからだ。

「殺す理由がないでしょ」

リタリンは短くそう答えた。これも本心だった。
リタリンにとって、敵というのは長らく巨大な恐怖の塊だった。
開拓地時代は馬よりも大きく狼より凶暴な原生魔獣や、言葉の通じぬ残虐な風習を持つ現住部族と戦ってきた。
もっぱらリタリンの役目は魔法を用いた後方支援で、直接対峙して打破することは稀ではあったが――
むしろそれ故に、開拓地で彼らに遭遇すること、彼らの間合いに接近することは死を意味していた。
貧弱な魔法使いであるリタリンには、戦うことはおろか逃げ切ることさえ絶望的だったからだ。

そして戦えば、彼らを殺すしかなかった。
言葉が通じなければ分かり合うこともできないし、分かり合えなければ共存することもできない。
目が合えばそれは相手を殺すか相手に殺されるときで、コミュニケーションは言葉ではなく剣と魔法の炎だった。
内地に戻ってこれた時、そこでの諍いに巻き込まれた時、話すことができるというのはなんと素晴らしいことかと痛感した。
今でもそう思っているし、現に二度目の魔女狩りで生き残れたのも交渉の余地がヴィクトルにあったからだ。

分かり合おうという意志を無視して殺される絶望を、リタリンは理解できる。
分かり合える可能性が少しでもあるならば、それを完全に無くしてしまいたくはない。
故に、リタリンは殺さない。もちろん完全に無力化できているという前提はあるが。
では殺さなきゃ無力化できない、作戦に支障が出るとなった時、リタリンは相手を殺せるのだろうか……?
とまれかくまれ、結局のところ、理由は一言に帰結する。

「私は殺されたくないの。だから殺さない。自分がやられて嫌なことは他人にもしない、これって大事なことよ」

そこまで言って、なんだか説教臭くなりそうで、やめた。
偉そうにラウテに説教できるほど自分が出来た人間じゃないという自覚はもちろんある。
だけどそれ以上に、どんなに言葉を尽くしたって、この少女にはおそらく、自分の想いは響かないという確信めいた諦念があった。

ラウテ・パユ。魔笛の奏者。百千もの魔獣を従える魔性を持つ少女。
彼女は利発で、仲間であるリタリンやヴィクトルに好意的だし協力的だ。
しかしその反面、自分と深く関わりあわない他者に対しては驚くほどに酷薄で、残虐だった。
砂漠の海亀亭で拉致してきた店主を酸鼻極まる拷問の末に殺し、化物の餌にしてしまった昨日の夜、リタリンは真に彼女に恐怖した。
もっと言えば、あの化物に食わせる為にスラムから何人か攫ってきて殺していることも知っていた。

殺すなとは言えなかった。それはラウテの無機質な殺意が自分に向かうことを恐れてのことではない。
おそらくラウテは、純粋に単純に『必要だから』人を殺しているのだ。
若年の自覚があるリタリンをして一回りほども年下の、まだあどけなさを残すこの少女に、殺人の必要を迫らせる"何か"が恐ろしい。
そして必要にかられての殺人を、なんの感動もなく事務的にこなしてのける少女の変質が怖かった。

254 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/03/02(水) 21:01:30.76 0.net
青い顔で話を打ち切ったリタリンと、その後に続くラウテは、やがて目当ての厨房を探り当てた。
誰もいなかった。当たり前だ、この非常時に火の気のある場所にとどまる者などいるはずもない。
そして、ラウテの探知魔法に導かれるまま床の扉を発見した。
酒瓶などの湿気に強い食材を温度の低い床下に保存する為の収納口、しかし不釣り合いな空洞が探知されている。
不自然なほど厳重に施錠されているのも怪しい。

「少し時間かかるけど、解錠魔法を使うわ」

リタリンが魔導書のページを手繰るのを、ラウテの小さな手が制した。

>「リタリン、ちょっと離れててね」

返事をするより速く、彼女は短剣を錠前へと叩きつけた。
足で押さえつけながら、魔笛でなにやら音楽を奏でると――突き立てられた短剣の先で錠前が爆ぜ割れた。
魔力視では特別な魔法は検知できなかった……もっとなにか別の物理的な現象だ。
さすが魔笛、できることの幅が広い。
二人がかりで分厚い扉を開けると、案の定地下への階段が出てきた。

>「ラウテはここで見張る。その間に中をお願い」

「了解、行くわ」

リタリンは注意深く一歩ずつ階段を降りる。
地下は薄ら寒く埃っぽかったが、階段の中央にだけは埃が積もっていない。
毎日のようにここへ出入りしている人間がいるのだ。数年に一度開くか開かないかの床下収納にはありえない。
そしてそんなペースで搬入搬出がされているのに、不必要なほど厳重な施錠が必要な物品と言ったらもう答えはすぐそこだ。

「やっぱり……こちら魔女、『ガラスの靴に履き替えた』わ」

地下室は広く、棚がところせましと林立していた。
それぞれの棚の日付を書いたラベルの下には、この街にあるいくつかの大きな薬屋や料理店の名前が記されている。
その中には砂漠の海亀亭の名前もあった。リタリンは棚を一つ一つ回って、それぞれの名前を素早く手帳に書き写した。
手近な棚の中の革袋を破り、出てきた錠剤と持ち込んだサンプルを照合。
間違いない、これが『超人の薬』そのものだ。

>『――離脱する。援護しろ』

と、ヴィクトルからの遠話が耳に響く。
あの皮肉屋がなんの冗句も交えずに短文で連絡してきた、それだけ差し迫った事態ということだ。
甲種と接敵した、と考えて良いだろう。

>『了解、こちらもすぐに「靴紐が解ける」わ』

ラウテが遠話を返す。もう工作する余裕はない、一刻も早く撤退を開始しなければ。
リタリンは杖で簡易の魔法陣を描き、ラウテからの魔力供給を受けながら呪文の詠唱を始めた。

『北に灰。南に幻想。西の黒き森。東に在るは鉄の都。
 四方より来たる灯火の群れ、八方の敵の直上を照らせ。
 昏き帳を貫き穿ち、緋色の原野を朱色の血潮で覆い尽くさん。
 ――赫き竜よ、己が尾を喰み灰燼と化せ』

第八階梯炎魔法。
リタリンの描いた陣を中心に緋色の輝きが地下室へ満ち、色濃い陰影が輪郭を得始める。
影の中から滲みだすように生まれたのは、夕日にも似た赤々と輝く一匹の竜。
その鱗の一つ一つが燃え盛る炎、空気中の塵が引火してその劫火の体躯を何倍にも膨れ上がらせる。

255 :リタリン ◆77DMiRtfME :2016/03/02(水) 21:02:26.53 0.net
上位魔法は現象そのものがひとつの生き物のように振る舞うほどの存在密度を獲得する。
出来損ないの魔女であるリタリンには到底使いこなせるはずもない高等呪文が、ラウテの力を借りた今なら可能なのだ。
緋色の竜は己の為すべきことが初めからわかっているかのように、片っ端から棚を食い荒らして灰燼へと変えていく。
リタリンは間違って自分も燃やされないように急いで地下室の階段を上がった。

「安置でじっくり詠唱できて外部魔力ありならこんなところね。もう私にも制御は無理、全部燃やし尽くすまで止まらないわ」

行きましょう、リタリンは先を促した。
先と言うのは無論、戦闘中のヴィクトルの離脱支援だ。
既にラウテは先行して使い魔による援護を行っているらしかった。
リタリンも防毒マスクを脱ぎ捨ててローブの裾を掴みなりふり構わず走りだす。

『こちら魔女。わたしに一案あるわ、どうにかして一撃くれてやれるような隙をつくって。
 確証はまだないけれど、うまく行けば甲種を完全に足止めできると思う』

遠話でヴィクトルとラウテへ向けて声を通しながら、リタリンは手近な窓へと齧りついた。
悲鳴や喧騒とは別の、鈍く太い音が断続的に上から響いている。
見上げればそこには、何百、何千羽からなる鳥の群れがあった。
ラウテの使役する使い魔(鳥)の集団だ。

「庭園に出ましょう、あの短足を援護しなくちゃ」

聞こえないようにボソっと溜飲を下しながら、リタリンは舞い落ちる羽毛に紛れるようにして身を屈め移動する。
壁をうまく使いながら、戦闘の起きている場所からの視線を防ぎつつ、その近くまでやってきた。
一案あるとは言ったが、それは地走相手に『リタリンが』接近して攻撃できるような隙がないと成り立たない。
言うまでもなく鈍足で、紛れも無く貧弱な魔女の成り損ないの彼女が、ヴィクトルですら手を焼く化物に直接攻撃を仕掛ける。
たとえ保身をかなぐり捨てた捨て身の吶喊をしたって触れる前に骨にされるだろう。
自分で言うのもなんだがとてつもない無理難題だ。
だから、リタリン自身も動く。己のプランが少しでも現実味を帯びるように。

「バントライン、『プランB』発動」

正門で戦っていた軍用召喚獣バントラインの5頭分隊は、既にその数を1頭にまで減らされていた。
乙種冒険者喝破の参戦はもとより、丙種達の統率のとれた戦術により1頭また1頭と仕留められ、魔素の粒子へと還元されていく。
召喚獣の死というのは、肉体を構成する魔素が形を保てないほどに流出することによって起こる。
密度を失った魔素は空気中に霧散して再び集合することはできず、故に召喚獣は生身の生き物と同じように負傷によって消滅する。
徹底された集団戦術――バントラインのそれよりも遥かに高度な連携により、最後の1頭が全身に槍や剣を突き立てられて昏倒した。
各所の傷から流出する魔素を止められず、その存在密度が急速に希薄となり崩壊していく――召喚獣の死である。

丙種冒険者達が勝鬨の雄叫びを上げる。彼らは見事に正門を守り切ったのだ。
だが、その先の事象は彼ら一介の冒険者達の常識には存在しなかった。
この5頭の異貌なる召喚獣を生み出し、操っていたのが魔女であることなど、知る由もなかったのだ。

召喚主、リタリンは魔女である。
――当然、その召喚獣には違法な改造が施してある。
自分が逃げる時間稼ぎの為に手持ちの召喚獣は軒並み継戦能力を限界まで引き上げていた。
具体的には、崩壊し霧散した魔素を再び掻き集めて新たに召喚獣を再構成できるような機構の搭載だ。
無論、苛烈な戦闘による消耗を考慮すれば、倒されたバントラインをそっくりそのまま元に戻すなどということは望めまい。
回収率はせいぜいが二割程度――5頭のバントライン全ての残留魔素を寄せ集めて、ようやく1頭を復活させられるぐらいだ。

そして、その復活の1頭が、今まさにリタリンの傍へと再構成されていた。
2mを越す巨体に分厚い手斧、何より頭部を大口径の滑空砲へと換装した……異貌の怪人。
怪人は音もなく庭園へと降り立つと、巨躯に見合わぬ速度で滑るように疾走した。
走り、跳び、角を曲がり、ヴィクトルと地走が鎬を散らし合う戦場へと闖入する。

『――言い忘れてたけど、頭下げてたほうが良いと思うわ』

巧妙にステルスを続けているヴィクトルごと、地走の背中へ向けてバントラインの散弾砲が火を吹いた。

【地下倉庫に放火を完了、倒されたバントラインの魔素を寄せ集めて一体都合し、地走へと攻撃を仕掛ける】

256 :名無しになりきれ:2016/03/04(金) 01:51:43.49 0.net
少しずつ世界観崩壊してるな

257 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 18:41:28.44 0.net
◆◇◆ 重 要 告 知 ◆◇◆


なりきりネタ板TOPの板ルールに

http://tamae.2ch.net/charaneta2/
>この板はキャラクターになりきり、レスのやり取りを行うための掲示板です。
>なりきり形式ではない創作の投稿は創作発表板でどうぞ。


創作の投稿は創作発表板向けとルールが明記されました。
なりきり行為より創作の意味合いが強いTRPGはこの板ではなく創作発表板向けのスレということになります。
従って板のルールに沿い、今後は創作発表板に場を移してお願いします。


創作発表板
http://hayabusa6.2ch.net/mitemite/

258 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:14:50.74 0.net
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259 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:15:20.14 0.net
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260 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:15:51.43 0.net
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261 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:16:21.07 0.net
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262 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:16:50.83 0.net
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    ,      |:! ヘ       、"" /ル
   /    | l \   r‐ ァ   /
   /      |:i 」>-\   _ -‐'
  //     i |/     ヽヽ    .ィ=y = 、         __
 イ     |/      ',ヘ __ γ/_j__r  ヽ、      .|[]|
  i  i     ! |         l  ^ ≧-ュ: : :≧、   丶    |::::|
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  |ハ ! | |ハ | ヾ|     |      ヽ    j://          -く
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               ,      _ .ィ   /: : :ハ     | |
             __   ヽ  _<__  _ .イニニ∧  ィ =| ト 、
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269 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:21:04.23 0.net
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      ,'   | i  |/  レ  トハ/イハ.|   |
     ,  /^レ|  kィぅ卞z, 乂|  /ト|、 |
     ,   { rハ  |弋シ    リ/Jイ_ | `/i |
     /   ヽr- ヘ ! """     辷癶,| / リ  今日は何食べたい?
    ,      |:! ヘ       、"" /ル
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270 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:21:06.22 0.net
終了スレ関係者様御用達スレ・4©2ch.net
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1456249720/

271 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:21:32.71 0.net
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    ,      |:! ヘ       、"" /ル
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272 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:22:02.33 0.net
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273 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:22:32.12 0.net
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274 :名無しになりきれ:2016/03/06(日) 19:23:00.53 0.net
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     /   ヽr- ヘ ! """     辷癶,| / リ  今日は何食べたい?
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