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マテリアル・パズル 連載中 Part.2

1 :マロン名無しさん:2019/08/16(金) 20:56:46.88 ID:???.net
月刊少年ガンガンにて 2002年2月号より連載が開始された「マテリアル・パズル」
この漫画について色々語りましょう
なお、この作品は粗筋書きがテンションあがってくることで二日に1話のペースで連載されるようです
たまにテンション下がって変な時期に休載したり合併号になったりすることもありますが気にしないでね


※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「第1話・A」とか「第2話・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!

関連スレ等
連載中スレの楽屋裏 第35幕
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1531910380/

連載中スレまとめ
http://rensaimatome.blog.fc2.com/
連載中スレ過去ログ倉庫(更新停止中)
http://rensai.nobody.jp/
※前スレ
マテリアル・パズル 連載中
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1557216556/

85 :マロン名無しさん:2019/08/27(火) 22:37:36.83 ID:???.net
カレーをパンで食うのはちょっと聞いた事無い

86 :マロン名無しさん:2019/08/28(水) 00:11:20.55 ID:???.net
ナンじゃだめなん?て突っ込まれてるしあの世界でも一般的じゃないんだろ
カイザートとサンデーの拘り

87 :マロン名無しさん:2019/08/28(水) 07:53:19.23 ID:???.net
ここまで露骨にパン派だと間違いなくリュシカとも何かしらあるだろーな

88 :マロン名無しさん:2019/08/28(水) 10:27:48.43 ID:???.net
メモリア三十指が賑やかな集まりだけど
ティトォ組は対照的にみんなしんみりしちゃってるなあ

89 :マロン名無しさん:2019/08/28(水) 21:06:51.10 ID:???.net
呪いのアイテムみたいなもんを普通の物置に入れといていいのか

90 :マロン名無しさん:2019/08/28(水) 23:19:31.92 ID:???.net
ドラクエとかでも城の宝物庫に呪いのアイテムが、とか有りそうだし(本当にあるかは知らない
割と戸塚先生風のドラクエオマージュなのかもしんない>呪い装備を物置に保管

91 :粗筋書きの三十指:2019/08/29(木) 17:06:43.19 ID:+VRIEWAL.net
*扉絵はメモリア王国の面々

○グリン   メモリア王子

○バレット  メモリア国王

○シュダン  グリン護衛隊兼教育係のリーダー

○ハワード  グリン護衛隊メンバー  
 パンナケトル
 ハイロウ
 ブラウリー

○マルチーノ メモリア城のメイド達 
 リィ

○モチャ   メモリア城の研究者

○獣面<シンメ> ミカゼに取り付いた謎の顔

○メルルシア メモリア女王、グリンの母 故人

92 :粗筋書きの三十指:2019/08/29(木) 17:07:06.34 ID:???.net
―おーいティトォ 学校行こうぜ―

―ティトォ 今日の夕飯はシチューよ―

―バイバーイティトォくん また明日ね―

―ただいまティトォ 土産あるよ―

鼓動と共にティトォに浮かぶ上がる、過去の記憶たち
すると水面に浮かぶ、何かの存在にティトォが気付き…

・・・次の瞬間、大陸に巨大な爆発が巻き起こる…!!

―――そこで、その体に数々の札を付けられたティトォが目を覚ました
汗だくで目を覚ましたティトォの姿に、悪い夢でも見たのかとバレットが声をかけると
ティトォは100年前の、自分たちが不老不死になる前の景色を見たと答える

「それじゃあ少し休もうかの」
「いえ…続けてください 急がなくちゃ…100年前のあの惨劇をまた起こしちゃならない…
 急いで…手に入れるんだ!! M・P<マジック・パイル>の術を……!!」

93 :粗筋書きの三十指:2019/08/29(木) 17:07:54.27 ID:???.net
ひとまずその実験は一段落しつつ、バレットはティトォに一つの薬を差し出す
魔法の薬、とするそれは服用すれば存在変換が始まるものだと言う

「魔法の薬…… 毒―――か」
「ふぉっふぉっふぉ 人の命を守るために闘う者が 自分の命を自分で断つ事は良しとするのか」
「合理的に考えなきゃ ぼくらの肉体の生死は他人の道徳観とは切り離して考えてますよ」 −ω−)

とはいえ、ミカゼやリュシカは自分で毒を飲むなんて反対するだろうが
…そんなティトォの言葉に、バレットも眉をかすかに上げた笑みを浮べていた

「…またいい友を持ったな…」
「うん ぼくにはもったいないよ」

3人にとって三大神器の力は、確かにティトォの予想を遥かに上回る力であった
が、予想以上の敵が出現する事は予想通り、と言ってみせるティトォ
とはいえそれはバレットも強がりにしかなってないと返すけど ティトォ頬ぽりぽり
それにティトォは気を張りすぎている、休む事も必要だとしつつ
城の中にこもりきりも良くはない、バレットは魔法大会に出てはどうかと提案する
それにミカゼ達も魔法大会に出場する事を決めているそうな

「街も切り裂き魔の事件で暗くなっていたからな 明るい政は必要だ
 それに魔法大会はティトォ お前が昔企画したイベントでは無いか」
「……… 気分転換………ね いいかもしんない」

…城の一角ではサンがメモリアの五大石をこっそり探してた 壁よじよじ
そこに突如ミカゼの叫びが響く、サンもびくっとしちゃうのは置いといて
そこにはガラスに映った、額に謎の顔が宿る自分のお面に気付いたミカゼの姿があった
ミカゼもこの異常をティトォに伝えんとするが、おめん変えただけとしか思われませんでした

「もうどうでもいいや」ーωー) 夕陽の下でミカゼしょんぼり、していると・・・
【元気出せよミカゼ】 額の顔が、ミカゼに向けて話しかけてくる…!?

94 :粗筋書きの三十指:2019/08/29(木) 17:08:46.39 ID:???.net
  第56話|グリンとはじまる魔法大会

そのころグリンはお勉強タイム ようやく終わってグリンもぐてーってなっちゃう
そこにメイドのマルチーノがお茶を届けにくるが
そそくさとお茶だけ置いて立ち去ろうとするマルチーノをグリンが呼び止める
マルチーノの態度がどこかよそよそしいのはグリンも感じていたが
しつこく問い詰めるのでハワードにゲンコツされた、彼女は男が苦手だと説明するが
なんで苦手なのか疑問なグリン、ハワードも知らんと返すが

「…すみません 私……歯並び悪くて……///
 私 歯並び悪くて…学校で男子に笑われて…それで怖くなって…」

恥ずかしげに顔を赤らめながら、眼を伏せつつもそう答えるマルチーノ
そのまま部屋を後にしようとする彼女に、グリンは
「笑えよ 大丈夫 笑えって!」満面の笑みと共にそう言うのだった

リュシカの方は、自作のパンの味にメイドさん達からも舌鼓が出ていた
このパンで魔法大会もバッチリ!と気合を入れるリュシカであった ごもぉー

ジール・ボーイは探偵に人探しの依頼を頼んでいたところ
探すのは兄と母の二人、メモリアにいるかは定かではないが彼自身の勘がその存在を感じていた
魔法大会を通じて、その大会に優勝する事で呼びかけると言う手も考えるが…

そして10月1日、第61回メモリア王国魔法大会が幕をあける
まずは実況がその大会の趣旨を解説

≪かつて本当の魔法は溢れていた時代 メモリア魔法陣という魔法大会が存在しました
 魔法の力がほとんど失われた現代 それを模して始まったのがこの大会です
 現代の魔法使いと呼ぶに相応しい方々を集め―――≫

95 :粗筋書きの三十指:2019/08/29(木) 17:09:50.06 ID:???.net
「とどのつまり魔法という名の一芸を競い合う大会なんだよな
 これもいいんだけどさ 俺はやっぱり―――メモリア魔法陣を開きたいな」
勉強中のグリンもテレビを通じてその中継を目にしていたようで
そう呟きながら笑みを浮べるグリンだが
その前にさっさと教科書開く、と厳しいお勉強は続いていました グリンもなみだ

控え室では、今にも始まろうとする魔法大会に緊張するミカゼの姿があった
自分の力が果たしてどこまで通じるか…だが今は謎の顔が浮かんだお面も気になる
お面の顔が話しかけてきたような…ミカゼもまだ半信半疑なようだが
そうこうしているうちに第一試合が開幕し、さっそくリュシカの出番となるが
その相手は、女神の三十指が一人カイザートだった
堂々と表舞台で参戦する三十指にはグリンとバレット王もどっか困惑 −ω−)

魔法大会の勝負方法は自由、どちらが人々をあっといわせる魔法をもっているか、の一点が肝心のようで
そこでカイザートはリュシカがパン作りの名人と聞き、その味への勝負を挑む

「俺にうまいと言わせればきみの勝ちだ しかし言わせられなかったr」

 う ま っ !!!

リュシカのパンに叫び声を上げながらふっ飛ばされ、強烈なダウンを喫するカイザート
このパンにはサンデーもアンナも太刀打ちできない…カイザートも自身の負けを認めるしかなかった
…その結果にグリンもハワードも(なんだこりゃ)と白い目だったけど
観客席ではコモレビ、メルチナの姿もあり その負けっぷりにはメルチナも溜め息がでちゃうが

「楽しいねーメルチナちゃん」「ん――― そう?」
「…あたし達 闘わなくちゃいけないのかな……」
「そりゃね 女神の三十指なんだから」 

「できたらこのまま……」蒼空に残る呟きは、コモレビのものか、メルチナのものか…

<続く>

96 :マロン名無しさん:2019/08/29(木) 18:31:50.38 ID:???.net
カイザートがなんか動くたび面白くてずるいw

97 :マロン名無しさん:2019/08/29(木) 19:45:55.91 ID:???.net
若い頃とか女たらしとかグリンは将来有望やな

98 :マロン名無しさん:2019/08/29(木) 22:50:09.23 ID:???.net
汁男さん兄貴が家出ちゃったのはなんか語ってたけどお袋さんも行方不明なんだっけ?

99 :マロン名無しさん:2019/08/29(木) 23:37:02.26 ID:???.net
マジックパイルは単行本でちょろっと触れられてたな
グリさんとの邂逅での状態は結構マジックパイルに近かったのだろうけど
3つの力が一つになれば、はお約束だしパワーアップするなら外見もそれなりに強そうになって欲しいな

100 :マロン名無しさん:2019/08/30(金) 18:07:43.42 ID:???.net
魔法大会ってより大道芸人大会な件
というかなにも見せられないで負けたカイザートは何しにきたんだw

101 :マロン名無しさん:2019/08/30(金) 18:49:08.65 ID:???.net
パンを食べに

102 :粗筋書きのアダラパタ:2019/08/31(土) 17:39:46.85 ID:9Z0GsxVs.net
 マテリアル+パズル
 おまけFILE D

 皆さんこんにちはアダラパタです
 今回は読者の皆さんを驚かせるためにバックに雷などを配置してみやがりました
 ですがこーゆー場所だと伝わりませんねェ いやはや

 今回は懐かしいキャラの紹介です さて 覚えていやがりますかねぇ

103 :粗筋書きの三十指:2019/08/31(土) 17:40:13.43 ID:9Z0GsxVs.net
[クライム]
A.D.1679 10月現在 28歳
A.D.1650 12月6日生まれ
血液型:A

[好み]
*好きなもの
・金庫破り ・温泉旅行 ・かぼちゃ ・小銭 ・こども ・フェンシング

*嫌いな物
・金 ・金持ち・ お笑い芸人 ・甘いもの ・ドン・プリンパン

[人生とその目的]
・人々を苦しめる悪い金持ちを懲らしめ 貧しい人々を救う事が彼の目的
 実は裕福な家の育ちである
 子分のヒューとビンズと共に悪い金持ちの家に押し入り
 金庫を魔法で空け、貧しい人々にバラ撒いている
 しかし微々たるものなのであんまり世間に影響を与えてない
・現在はリュシカの離れた孤児院「ムジナの穴」を影ながら見守っている そして―――…

104 :粗筋書きの三十指:2019/08/31(土) 17:40:47.28 ID:???.net
[キャラクターを考えよう]
・頑固でまじめ 少しだけ間が抜け気味
・盗賊であるが現ナマに弱く 大量の札束を見ると緊張し、鼓動が早まり気絶してしまう
 その為せっかく大金持ちの金庫を開けても全く盗めない
 割って入るガラスの修理費のほうが高くつくので、クライム用に入り口を作ってある家も
・自分も女神グリ・ムリ・アの陰謀に関与している為
 その責任感からティトォ達についていきたい気持ちもあるが
 ヒューやバンズ、そして「ムジナの穴」があるため離れられないでいた
・やはり考え方が固いので何事も一筋縄では行かない


*クライムの魔法
○鍵 マスターキィ 魔法レベル68
・物を開いたり閉じたりする魔法
・物にはなんでも鍵穴が存在し、そこに差し、ひねれば開く事ができる
・もともと鍵穴のある戸や金庫などはそこに差し込めばいいだけ
・開き具合も自分のパワー次第で本気を出せば大岩をバラバラに出来る そして人体も
・さらになんでも閉じる事ができ、鍵の無い扉に鍵をかけ開かなくもできる
・傷口を瞬時に閉じる事もできるので、人体や物の修理にもある程度可能
・バトルモードでフェンシングの様にも使える
・鍵穴さえ見つかれば、魔法すら分解し無効化してしまう

・さらに秘密があるかもしれない

105 :粗筋書きの三十指:2019/08/31(土) 17:45:08.87 ID:???.net
[ガシャロ]
A.D.1679 10月現在 享年25歳
A.D.1654 3月3日生まれ 血液型:B

[好み]
*好きなもの
・金 ・風呂 ・わかめ ・毛皮のコート ・帽子 ・指パッチン ・冬


*嫌いな物
・髪がフサフサの男 ・キムチ ・夏 ・金持ち

[人生とその目的]
・若くして莫大な親の遺産を受け継ぎ大富豪となる
 贅沢三昧の毎日だったが、火事で全てを失いその時のショックで髪が抜け落ちハゲた
 そのハゲを治す為、毛生え薬の研究をするが資金が足りずに困っていた
 そこを女神に付けこまれ、三十指となり金集めに走る
・魔法を使いガシャロ教という教団を作り、信者達から金を集めていた
 その金はグリ・ムリ・アにも渡り研究費などに使われていた
・自分の目的は金集めではなく髪を生やす事だったと気づいた時、アダラパタに殺される

106 :粗筋書きの三十指:2019/08/31(土) 17:45:31.93 ID:???.net
[キャラクターを考えよう]
・ずる賢く卑屈 嫉妬心が強く、他人を嫉む事で強くなった
・まだ若く、行動に深みがなくキレやすい
・金に対する執着心が凄まじく強いが、それは髪に対する執着を女神によって歪められたもの
 それに気付かず利用されていた、三十指の中で最も可哀相な男

*ガシャロの魔法
○渦 叫星魔渦<きょうせいまう> 魔法レベル51
・引力をつくり出す魔法
・渦をつくり出しそこに物を引き寄せる 対象物は指定する事もできる
・渦を逆回転させ、斥力(引き離す力)を発生させる事もできる
・例えば砂地の下の岩に魔法をかけ、そこに相手を引きずり込めば砂の中に封じる事ができる
・自分の周りに斥力を発生させれば攻撃を届かなくしたり、当たっても軽減できる

107 :粗筋書きのアダラパタ:2019/08/31(土) 17:46:10.13 ID:???.net
 さあ…いよいよです
 ヨマが魔法 アデルバ を引っさげてメモリアにやって来やがります いよいよです
 奴は三十指でも2番目に残虐非道な男ですからねぇ

 え?一番は誰かって? もちろん決まってやがるじゃねーですか
 
 ボクですよ ボ ク ! キゃきャキャ


  11かんに (−ω−) つづく

108 :マロン名無しさん:2019/08/31(土) 18:36:09.45 ID:???.net
そういえばクライムさん、明らかに出番ありそうな引きがあったのに未だに出番ないな

109 :マロン名無しさん:2019/09/01(日) 09:26:22.91 ID:???.net
>「できたらこのまま……」

ラストのこのセリフのせいでメルチナ達3人に一気に死亡フラグが・・・

110 :荒筋書きの三十指@携帯:2019/09/02(月) 18:18:05.74 ID:???.net
ちょっと回線関係のぐだぐだで色々たて込んでおります
今日の投下はもうしばらくお待ちくだされ;

111 :粗筋三十指@遅れてスマヌ:2019/09/02(月) 20:51:29.05 ID:apxPNkvu.net
メモリア王国魔法大会は数々の実力者が己の全てをかけた死闘の連続が繰り広げられる
素手で瓦を10枚割ったり、足でトーンを貼ったり等々の、様々な魔法を見せる参加者達
ミカゼも緊張の面持ちでその出番を待つ、やはり自分は格闘術での優勝を狙うと意気込むミカゼ
…と、試合のほうに眼を向けると、参加者の両名にらみ合いとなっている様子
どうやら奇しくも両者、同じ格闘家同士、真っ向勝負の立会い勝負となるが
ミカゼから見ても、両者の戦いはあまりたいした物ではない様子で…

バレット王曰く、この大会はマテリアル使いを発掘する意図もあるとのこと
人間を超えた才能を持つものは皆、強力な魔力を持つもの 魔力=才能の燃料、と言うことである
その観点で言えば、現在やり合ってる両者は人間レベルでしかないが…


  第57話|ティトォと終わる魔法大会


…と、新たに鋭い眼つきが特徴の男、カミッツ選手が入場
剣を手にし、脇に羊を抱えたその男はなにを見せるのか…
するとカミッツはおもむろにひつじを宙へと放り投げると、その剣を振るう!
すると地面に着地した羊は、もこもこの毛皮だけが一瞬で綺麗に刈り取られるのだった
その技を目にしたグリンも、彼は要チェック、とその目を光らせる

112 :粗筋書きの三十指:2019/09/02(月) 20:52:36.32 ID:???.net
カミッツの技を映し出す街頭ビジョンに足を止めるライト
その脳裏には街で聞いた『切り裂き魔』の情報が浮かび上がる…
なんでも件の切り裂き魔は、女性ばかりを狙う殺人犯だとの事で
最初の被害者は1回、ふたりめは2回、以前の8人目で8回斬られてるという話である
犯人は剣の達人では無いかとも噂されており…ライトも後でカミッツの情報を調べる事に
その前にライトは城へと向かう、なんでも"TAP"に見せるものがあるらしいが…?

そして次に、ジール・ボーイ、ティトォ、ミカゼの出番が連続で行われる事になり
ジール・ボーイはその手にグィタァを携え、自身の歌を披露せんとする

(どこかで聴いているかもしれない兄よ 母よ 届けこの歌)
ジール・ボーイがグィタァを奏でようと弦に手をやり   弦ぜんぶ引きちぎった
・・・いろんな意味でこっからどうするのか、観客もグリンも固唾を飲んで見守るが・・・
するとジール・ボーイ、弦の千切れたグィタァをそっと置き…

「士熊」 (ええ―――ッ!!?)
とりあえずシグマは寸前で放たれず、どうにかグィタァは無事(?)ですみました

続けて出るのは、ティトォと女神の三十指がひとり?ダークアイ・Qであった
ティトォも改めて対峙するその謎のいきものにちょっと困惑気味
と、ティトォが知力自慢という事でダークアイ・Qはその知力勝負を挑む
そんなワケで勝負内容は数学の問題集 かなり地味な勝負となったが
グリンの予想に反し、ダークアイ・Qはみじかいおててで両手にペンを持ち
猛烈な勢いでその問題集を一瞬で解いてしまう!! まさに魔法の如きスピードであった

113 :粗筋書きの三十指:2019/09/02(月) 20:53:02.15 ID:???.net
〔ふん! 所詮人間か……〕
そう吐き捨てるダークアイ・Qに、ティトォもちょっとその表情が引きつってしまう

控え室ではネクバーバ船長が出番を待っていたところだったが
会場から戻ってきたへんないきものの姿に、ネクバーバも衝撃を受ける…!!

「見つけたぞ―――ッ!お前こそッ!!お前こそ運命のォォ―――――ッ!!!」
雄叫びを上げながらダークアイ・Qを捕まえようとするネクバーバだったが
みじかいおててのパンチ一発でぶっ飛ばされた

〔下等生物が……!!〕 
蔑みの眼光と共に、その瞳を物理的に輝かせるのだった ギラァー

そうして遂にミカゼの出番がやってきた 共に現れたのは料理人のアーロン選手
と、アーロンはミカゼに今まで食べたもので一番うまかったものは何か尋ねてきた

「えと…山のヌシ捕まえてイノシシ鍋にしたときかな」
「よし!今からそれよりうまいもんを食わせてやる
 断言するぜ 今から俺が食わせるものはこの世で一番うまい料理だ!!!」

ミカゼも自分の食ったあの鍋よりうまいものなんてあるわけない、として
アーロンの出すその料理に挑まんとするミカゼ そしてミカゼの前に出されたのは…

「これがこの世で一番うまいもの――― ラーメンだ!!!」

見た事も聞いた事もないその食べ物、ラーメンに目を丸くするミカゼ
そして…その麺を一口すすると…その味の強烈な衝撃がミカゼに襲い掛かる!!

114 :粗筋書きの三十指:2019/09/02(月) 20:53:49.83 ID:???.net
(コクと深みがありそれでいてしつこくなく飲みやすいスープ!!
 コシが強くスープがからんだちぢれ麺!!
 そしてこれは炭火で炙り限界まで油を抜いてサクサクにしたチャーシュー!!)
「うまい!!なんだこれは!!めっちゃくちゃうまいぞ!!
 こんな未知の食いもんがあったなんて!!」(ずぞー
「おっと坊主!こいつも入れてみな こいつを入れるともっとうまくなるぜ!!!」
そう言ってアーロンが差し出したのは、にんにくの調味料

「まっ まさか そんな……これ以上うまくなるというのか―――――ッ!!!!!」
困惑の表情と共に叫ぶミカゼであった

で、夕暮れ時 本日の魔法大会が終了し、ティトォ一向そろって一回戦負けでした
とはいえティトォもいい気分転換になったとしつつ、明日からはまた城の中で箱詰め
しかしジール・ボーイのほうは街で用があるから城に戻らない、とする

(元軍人なのにどうしてこうこのお方は協調性が皆無なんだろう……;)
二人もジール・ボーイの単独行動にはそう思ったそうな

星空の煌く夜空を見上げながら話し込むティトォとグリン
街の方は楽しかったと答え、ティトォも目を伏せながら
「できれば このまま………」そう、呟くのだった

115 :粗筋書きの三十指:2019/09/02(月) 20:55:29.69 ID:???.net
翌日、三十指の泊まる宿屋にて カイザートがこっそり朝のプリンを食べてたとこだが
メルチナとコモレビに見つかってました カイザートも俺は別に、と言い訳しちゃう

「これはナタリーが好きだったんだ…それを思い出しているだけなんだ
 いやクレアだったか? みちこだ!!」
「どうでもいいけどこいつ最低なんじゃないのかな」

二人がちょっと白い目なのは置いといて
カイザートもその穏やかな日々に
「楽しいな… できればこのまま…」 そう、呟くカイザートだが

・・・その平穏は、突如現れた5本の指が一人、ヨマにより破られる事となる…!!
いつの間にか窓の縁に立っていたヨマの姿に気づくカイザート達
しかしアダラパタの姿は無い様子の宿屋を一瞥すると、宿屋の屋上に移るヨマ
そして部下のエイキ、ボブリッツに命令を下し、3人はメモリア城を落とさんとする
だがそれをカイザートが引きとめんとする、が
ヨマはカイザートの警告を無視し…怒りのカイザートは堂々とヨマに挑まんとする!!

「この俺が正義の名の下にお前を倒す!!誰一人犠牲者を出すわけにはいかない!!
 俺はイマリ国の勇者 カイザートだ!!! マテリアル・パズル」

―――だが、次の瞬間 カイザードの身体は 鈍い音と共にヨマの腕に貫かれた

「ジェニ・・・・・・ファー・・・・・・」
その言葉を最後に、カイザートは息絶え…額の紋章がひび割れ朽ちるのだった…

「陽が…陰る前に…終わらすぞ 城の…クソ蟻共を皆殺し…だ……」
腕の刃に突いたカイザートの血をなめ取りながら
ヨマ達3人は高笑いと共にメモリア城へと攻め入ろうとする…!!

<続く>

116 :マロン名無しさん:2019/09/02(月) 21:08:24.57 ID:???.net
チャーシュー単品は知ってるのかミカゼ
ていうか土塚理弘にんにくラーメン好きだな

117 :マロン名無しさん:2019/09/02(月) 21:11:04.60 ID:???.net
肉料理としてチャーシュー単品であるんだろうかw
意外とハムサラダのお肉みたいで悪くないかもしれないけど

そしてカイザート…南無

118 :マロン名無しさん:2019/09/02(月) 21:18:33.28 ID:???.net
ちょっ、おまっ、死んでんじゃねーよ!せめて魔法は使ってから死んでくれよ〜

そして、Qの謎のハイスペックぷりは一体何なんだ。こいつ、敵として倒すのか?

119 :マロン名無しさん:2019/09/02(月) 21:21:55.74 ID:???.net
1/Nからのゲストがもう一人来たことの衝撃が完全にどっか行ってしまった
なんだよこいつ容赦なさすぎだし怖すぎだろヨマ

120 :マロン名無しさん:2019/09/02(月) 22:46:53.68 ID:???.net
額の魔法器具?割れてるしアビャクの死亡パターンとかから見てもこれガチ死に?
ジールボーイと正面対決しようとしてたから攻撃型の魔法使いだろうし死後発動する能力とか変化球はなさそうだよな
マジでどうすんのこれ

121 :マロン名無しさん:2019/09/02(月) 23:49:32.26 ID:???.net
カイザートの犠牲でメルチナ、コモレビの二人が無事ですんだ。とでも思わんと不憫すぎる
ここはヨマの部下戦辺りに、なぜか剣持ててるカミッツの活躍に期待したいところだ。切り裂き魔疑いもあるけど
正直いって、剣士=切り裂き魔は安直過ぎるしカミッツは白だと思いたいな。

122 :マロン名無しさん:2019/09/03(火) 07:34:11.79 ID:???.net
リュシカとQの魔法大会決勝!ってところでヨマ襲撃でおじゃんになりそう

123 :マロン名無しさん:2019/09/03(火) 18:54:35.05 ID:???.net
カイザートのこの女たらしっぷりを見るに、モデルはイースシリーズのアドルだった可能性が

124 :粗筋書きの三十指:2019/09/04(水) 17:03:21.12 ID:???.net
冒頭、学校にて子供たちが算数のお勉強中 
黒板の問題にマーシュン君が手を上げる、のだが…
マーシュン君は「魔法使いって本当にいるんですか?」と聞いてきた
そんなマーシュン君に先生も困った笑顔と共に溜め息ついちゃうのでした

学校が終わり、マーシュン君はお家へ帰宅 
ベッドで横になる母の姿を確認し…父へのお手紙を書くマーシュン
どうやらマーシュン君は病気の母を治すために魔法使いを探しているようで…
実は先日、魔法使いと言っている人を街で見かけたそうだが…
そこで目にしたのは女神の三十指、コクマとドルチルの二人でした

「我らがかの有名な魔法使い 女神の三十指である!!
 今からその魔法を披露してしんぜよう!!」
と、コクマがドルチルの頭に水の入ったやかんを乗せ、
んでドルチルがテンション上げて やかんのお水がぴーっと湧いたが
そんな本物の魔法を目にしたマーシュン君は、一瞥すらせず立ち去りました
あんなのはインチキとしながら、本当の女神の三十指に会いたい、と願う
女神の三十指は正義の魔法使い、きっと母の病気も治してくれる…そう書き綴るマーシュン君であった

同じ頃…正義の魔法使い、女神の三十指が一人カイザートは鮮血に倒れていた…


  第58話|少年と死神


メモリア郊外ではアダラパタが太陽丸に念話を送っていたところ
太陽丸によればヨマは既にメモリアに向かったそうだが
待ち合わせの現地にはパンダしかいませんでした

125 :粗筋書きの三十指:2019/09/04(水) 17:04:18.72 ID:???.net
情報が食い違っているのか、ホテルのほうに向かったのかもしれない、とするアダラパタ
確認しようにもヨマには魂の着信拒否をされてるそうで…仕方ないのでもう少し待つ事にするが
ヨマは既にメモリアにて城を落とすべく動き出していた…!!

メモリアの市街地、その空を駆けるヨマ達3人 その姿をマーシェン君が目にし
本物の魔法使いだ、と声をあげ それを追いかけようと家を飛び出すのだった

メモリア城ではジンナ殿が直々に出迎える客人が訪れたと、メイド達が噂していたところ
城を訪れたその人物は、ライトであった ライトの父、万(バン)とはメモリアとも交流があったそうで
病で亡くなった時も王が悲しんでいた、との言葉に…ライトもその事で来た、として
父の死の真相、女神の三十指に暗殺された事を明かすライト
…ジンナ殿もその言葉を聞くと、その表情が曇る…

「………いきなり渋い顔になりましたね」
「今…城にバレット王の古い友人という者達が入っているのですが………
 あなたも…同じ目的でしたか――― 
 できれば……バレット王やグリン王子… この国を巻き込まないで頂きたい
 なぜ我が国が莫大な金と時間を費やしてまで…そんな者達と闘わなければならないのですか……?」

……とある砂漠の国、住人達が水を求めて苦しんでいたが
そこに突如、砂漠の街に豪雨が降り注ぐ!歓喜の声を上げる住人たちの前に…女神が姿を現す!
手にした台本通りに、住人達に救いの言葉を告げる女神だが
雨降って大喜びの住人達はさっぱり聴こえていませんでした うひはー

そんな出来事があったのは十年前の事 また疫病に苦しむ国にはワクチンをもって現れたともいう
また、女神は女神の三十指と呼ばれる、魔法の力を与えた人間たちの配下も数多くいる
有名なのはアルカナのジール・ボーイ、イマリのカイザート等である
与えられた魔法の力を、平和のために使う正義の魔法使い…そのイメージは人々に知れ渡る
だがその一方で、魔法の力を悪用するものもいる 国際犯罪者、ヨマの一味もまた三十指のメンバーである

126 :粗筋書きの三十指:2019/09/04(水) 17:05:11.81 ID:???.net
ジンナ殿も力を与えられた人間の中には欲望に駆られて悪事を働くものもいるだろう、としながら
それだけで女神を倒すべき"悪"と断定するのは…そんな彼にライトは新たな資料を見せる
ライトが見せたのは祖父、バンを殺した存在…月丸の残した言葉である
恐れ多くも女神の事を探ろうとした罰、として消された祖父、バン
残された者達に、月丸は死にたくなければ全て忘れろ、と脅しをかけるのだった

「そしてバンが調べた女神に関する資料―――
 それと "TAP" つまりティトォさんとアクアさん プリセラさんに関する資料
 魔法使いに関する資料を持ち去っていきました

 女神は…女神を名乗る者は この世界の裏で何かとてつもなく大きな事をしようとしています
 ―――それを 世界の人々に伝えたいんです!! 女神の真実を!!
 そして表に引きずり出してやりたいんです!!殺されたじいちゃんのためにも!!!」

ライトの叫びと共に、テーブルには女神の膨大な資料が出され…
それと共に応接間を新たに誰かが訪れる
「ぼくの知っている事は全てお伝えします だから―――
 全て教えてください 100年前の事実を―――」
部屋を訪れたその人物、ティトォに向けてライトはそう願うのだった

メモリア市街のほうでは、なにやら街頭に立つ人の姿に町の人たちもざわめきの声が出る
そんな中一人の少年はその人物の姿に目を輝かせていた、が…
・・・街頭に立つその男、ヨマが振り返り…ただ一言、町の人達に向けて告げる

「 死 ね 」

―――次の瞬間、ヨマの放つ光の矢が降り注ぐ!!
成すすべなく吹き飛ばされていく街の人達…そんな中、奇跡的に少年、マーシェン君は無事ですむが
破壊された街、悲鳴をあげる人達、その光景に小躍りするヨマはへたり込むマーシェン君の姿に気づき
ヨマは下卑た笑みを浮べながら、少年に狙いを定めた一発を放つ!
閃光が、マーシェン君を包み―――

127 :粗筋書きの三十指:2019/09/04(水) 17:05:31.33 ID:???.net
―――土煙が晴れ…ヨマは何者かの存在に気付く
マーシェン君を間一髪で救ったその人物は、ジール・ボーイであった
どこか呆然としながらも、マーシェン君はジール・ボーイに問いかける

「おじさんが…助けてくれたの…? おじさんも…魔法使いなの…?
 おじさん…お母さんの病気を治してくれる………?」

「俺には 治せない 俺は誰も救えない」
少年の言葉に、ジール・ボーイの脳裏には 守れなかった部下、メッツの姿が浮かび…
・・・そして、振り返りながらジール・ボーイはこう続ける

「俺にできるのは ヤツを倒す事だけだ」

<続く> 

128 :マロン名無しさん:2019/09/04(水) 17:51:52.94 ID:???.net
言っちゃなんだけどヨマの言動がヤバいのは解るんだが
なんか所々チンピラ感があると言うか、小物っぽく感じちゃうのは気のせいだろうか

129 :マロン名無しさん:2019/09/04(水) 20:04:58.64 ID:???.net
グリンと属性が似てるし、色々対比にしてるのかも知れんな
子供な大人がヨマで 大人な子供がグリンで って感じで

130 :マロン名無しさん:2019/09/04(水) 20:34:21.91 ID:???.net
メモリあ編は初めはちょっと低速気味だったけど一気に盛り上がってきたなw
五本の指同士の決戦を出し惜しみせず見せてくれるのはうれしい

131 :マロン名無しさん:2019/09/04(水) 20:36:08.57 ID:???.net
ジンナも決して嫌なやつではないな。単独(三人組だけど)で、国落とせる奴ら相手にするとか、金も命もかかりすぎる。言ってるのは割かし正論に近い
つか、ヨマによるメモリアの犠牲者すでに百人近く出てたりする?なんだこの死神

132 :マロン名無しさん:2019/09/04(水) 20:56:39.17 ID:???.net
まあ国を守りたいって気持ちは本物だと思うよ、ジンナ殿
そのせいでいらん揉め事をもってくるTAPに良い感情を持たないのも当然だとは思う

133 :マロン名無しさん:2019/09/04(水) 22:02:12.98 ID:???.net
つーかカイザートはマジで死んだのか・・・

134 :マロン名無しさん:2019/09/05(木) 17:07:16.99 ID:???.net
武人だったジールボーイに対してのチンピラヨマって対比は良く出来てるな。
ヨマが何するか分からないみたいなヤバさが出てる

135 :マロン名無しさん:2019/09/05(木) 19:46:44.39 ID:???.net
ライトもだいぶメイン入りしてきた感じ?

136 :粗筋書きの三十指:2019/09/06(金) 17:06:38.38 ID:???.net
ヨマの襲撃でパニックと化すメモリア市街、警官たちもその対応に追われながら
街の異常は、即座にメモリア城にも警報として送られる

そのころ森でヨマを待つアダラパタの方は、なんか森の仲間達が集まってました
−ω−) −ω−) −ω−) ●ω●)
森の仲間達に気に入られたか、森の中に招待されてたのは置いといて
街の方の異変にアダラパタも気付く

「街の方が騒がしい…まさか ヨマ すでに!?」

その突然の襲撃に、ティトォも迎撃に向かわんとする
そしてその襲撃者、ヨマとジール・ボーイとの闘いが始まろうとしていた…!


  第59話|死と破壊


グリンも闘おうとするが、これからグリンは勉強の時間、と護衛隊に止められてしまう
そんな事してる場合かと反論しようとするが、ブラウリーがその首根っこを無理やりに引っ張る
「貴方はこの国の王になって頂かねばならぬお方だ!!」
ブラウリーの厳しい言葉に、グリンも何も言い返せず…

「それにこの前のテストが32点だったよ 勉強しましょうね―――」 −ω−)
ハイロウにも散々のテスト結果を見せ付けられるグリンでした ガーン
…その時、城内にも轟音が響く…!

137 :粗筋書きの三十指:2019/09/06(金) 17:07:17.95 ID:Beaj2DS8.net
「大変です 城内にも敵が―――!!」
メモリア城を直接攻め入るのは、ヨマの部下、エイキとボブリッツの二人
兵士達では歯が立たず、現在はミカゼが一人で立ち向かってはいるが、苦戦は否めず…

ミカゼと対峙するエイキは、自身の魔法「妖老裸骨蛇」<ようろうらこつじゃ>を発動させると
その片足が蛇の如く変幻自在に延び曲がる! 蛇足の動きに翻弄され、ダウンするミカゼ
そこにボブリッツの魔法「ウィンクルディレクター」による石碑の弾丸が襲い掛かる!
倒れるミカゼを咄嗟にリュシカがかばい、エンゼルフェザーでその石碑に立ち向かうが
リュシカの羽でも防ぎきれず、腕から血が溢れ出てしまう…

「ボブリッツのウィンクルディレクターはただ飛ばしてるだけじゃねーぜ 弾丸だ 抉れるぜ」

とりあえず城に向けて撃ったのがバレればヨマがお怒りになるので
黙っといてやる、とするエイキ ボブリッツ頭ぼりぼり

白昼堂々、街で騒ぎを起こし、同時に城攻めも仕掛ける三十指にティトォも動揺が浮かぶ
だが、アダラパタの差し金というよりも一部メンバーの暴走によるものと見るティトォ
どちらにせよ確かなのは、城攻めを行っているのは相当の実力者達と言うことであった

騒ぎを聞きつけ、現地に向かうアダラパタもヨマの暴走には苛立ちの顔が浮かぶ
自分のいう事も、女神のいう事も聞きやしない五本の指は本当に扱いにくいと愚痴りながらも
どうやらメモリアには、ただ攻め込むだけではダメな何かがある様で…

(そしてヨマ!!奴は確かに強い 正に無敵だ
 ―――しかしその無敵と引き換えに 大きな弱点が―――)

138 :粗筋書きの三十指:2019/09/06(金) 17:08:43.65 ID:???.net
…いつに無く、真剣な面持ちでアダラパタは極楽連鞭でとある人物への念話を送る
「もしもし 斬り裂き魔さんですか?
 今 城のなかにいやがりますね?予定より早く動いてもらう事になりやがるかもしれません」

ティトォはミカゼ達や他のケガ人の治療にも当たる必要がある、他の二人に換わることは出来ない
ここは自分が、ホワイトホワイトフレアを展開し
背中にねこ乗せながらミカゼ達の救援に駆けつけるのであった −ω−)
ミカゼ達とエイキ達が激しい闘いを繰り広げる中…
ミカゼのおめんに取り付いた謎の顔は、なんでこいつが魔法使いと戦っているんだ、と困惑した様子が浮かぶ

エイキの強烈な一撃がミカゼにクリーンヒットするが
間一髪でティトォのWWフレアが間に合い、パワー全開!勝負はここからが本番!
一方で予定時間を遅らせられないエイキの方は焦りと共に嫌な汗が浮かぶ

「何がやべーって ヨマさんキレたら何するかわかんねェ ボブリッツ!!本気で行くぞ!!」

ヨマとジール・ボーイとの闘いに場面を移し、ふとヨマは対峙するジール・ボーイに向けて言う
「利き腕の魂…アダラパタに砕かれ…ちまったんだってな
 そんな奴…如きに本気は出さねぇ…そんな奴…如きに"光刺態"<こうしたい>は使わねぇ…」
そう宣言すると共に、ヨマの放つ光がジール・ボーイに炸裂する!
それで決着、と城に目を向けるヨマ だが、その光の爆発からジール・ボーイが飛び出し!
無防備な顔面にシグマをぶち込み!そのままシグマと牛輪の猛烈な乱打を浴びせる!!
―――だが 「如きが喚くなアッ!!!」 ヨマの反撃の一撃で、地へと落とされる…!

139 :粗筋書きの三十指:2019/09/06(金) 17:09:39.87 ID:???.net
血まみれの顔面になりながらも「ザーコ」と吐き捨て、ヨマは改めて―――

「飛燕 啄」その背後から放たれた鋭い飛燕が、ヨマの脇腹を切り裂く
「実力はあるが 驕りが過ぎるな あまりにもひどい闘い方だ」
ヨマの戦いにそう評するジール・ボーイ …だが、深手を負いながらもヨマは狂気の笑みを浮べながら
その身のいたるところに光の弾が展開されると共に、顔の傷も、脇腹の傷も一瞬で再生していく…!?
その姿にジール・ボーイもその目を見開く 果たしてヨマの魔法、その正体とは・・・

城内ではグリンの怒声が響く どうやら彼の武器、穿印の宝物庫に戻されてしまったようで
…その上でシュダンは、穿印などはいくら使ってもかまわない、としながら…

「しかし闘いに赴くとなるとあなたはあれを使ってしまうかもしれません
 あれを…もうひとつの魔法を…」


コ +
」 ニ
 .」

「あなたを再び永き眠りにつかせるわけにはいきません」

\その頃メモリアイーストスタジアムでは!!ダークアイ・Qが優勝を飾っていた!!!/

〔跪け下等生物共めェエエエエ―――!!!〕
表彰台の上でトロフィーを掲げ、観客たちの喝采を浴びるダークアイ・Qなのでした

<続く>

140 :マロン名無しさん:2019/09/06(金) 17:58:18.72 ID:???.net
ヨマは当然として子分二人も中々やるな
伊達にヨマの腰ぎんちゃくはしていないだけある

141 :マロン名無しさん:2019/09/06(金) 20:20:33.94 ID:???.net
ヨマが事を起こす前から城にいる斬り裂き魔って
もしかして元から城の関係者、って事か

142 :マロン名無しさん:2019/09/06(金) 20:44:43.35 ID:???.net
ヨマって光源さえあれば回復するってこと?
と思ったが弱点がどうこう言ってるから日光限定っぽいね

自動回復はありがちだけどこいつ五本の指なんだろ? 今の戦力で戦えるの?

143 :マロン名無しさん:2019/09/06(金) 21:00:14.64 ID:???.net
おまけにまだなんか奥の手もってそうだしな、ヨマ。
鍵を握るのはやっぱグリンなのかなー、強敵相手はまたプリセラ頼りってのもちょっとアレだし。

144 :マロン名無しさん:2019/09/06(金) 21:19:37.39 ID:???.net
アダラパタがマジになってるのいいな
三十指側からしてもヨマの暴走はかなり予断を許さない状況なのがよくわかる

145 :マロン名無しさん:2019/09/07(土) 02:23:17.31 ID:???.net
ガチテロ起こそうとしてたバルラがメモリアから密輸した最新兵器の集中砲火でも無傷のジールボーイ
メモリアの軍隊でも通常の武器では歯が立たないエイキとボブリッツ

攻撃系の魔法使いってやっぱり普通の人間から見ると化け物だな

146 :マロン名無しさん:2019/09/07(土) 07:21:58.25 ID:???.net
ヨマ対ジールボーイまじかっこいい
「如きが喚くなアッ!!!」のシーンとかめっちゃ痺れる

147 :マロン名無しさん:2019/09/08(日) 17:44:37.64 ID:???.net
両拳揃ってる状態ならもう少し効いてたのかな三獅村祭
まともな直撃受け止めたのって肉体人類最強のプリセラくらいだけど万全な状態ならもっとヨマを追い込めそうな気がする

148 :マロン名無しさん:2019/09/08(日) 18:50:57.36 ID:???.net
言うてジルさん板前な状態で仲間になってたらパワーバランス崩れ捲るぞ

あくまでも全身のバランスが崩れて弱体化しただけだから今後元の強さに戻るのかもだけど

149 :粗筋書きの三十指:2019/09/08(日) 19:16:53.82 ID:tJBBR5Qk.net
*現在のメモリア城の各々の状況 城の外
・エイキ ○蛇 妖老裸骨蛇
・ボブリッツ ○弾 ウィンクルディレクター
ヨマの手下 城の奴らを皆殺しにする!!

VS

・ティトォ ○活 ホワイトホワイトフレア
・ミカゼ ○面 なし
・リュシカ ○羽 エンゼルフェザー
侵入者から城を守る!!しかしティトォが…

*城の中
・グリン ○雷 穿の印 ○時 ?
王子という立場のため闘えない

・バレット ○?
なんとかせねば…

・切り裂き魔 ○斬
城の中?

*どっかそのへん
・サン ○石
逃げよう隠れよう

・ねこ
日なたぼっこは気持ちいいなぁ −ω−)

150 :粗筋書きの三十指:2019/09/08(日) 19:18:09.32 ID:???.net
ホワイトホワイトフレアの炎を強烈に燃え上がらせ、立ち向かうミカゼ
それをこざかしいと蛇足を振るうエイキだが
うまくその足をいなし、反撃の蹴りがエイキのどてっぱらに突き刺さる!


  第60話|グリン誕生とWWフレア誕生


久々の活躍にミカゼもご満悦な笑顔が浮かんでました =ヮ=)
ミカゼも足技には自身がある、としながら
余裕かまして両手を使わないからそうなると挑発するミカゼ
…よく見れば確かに、エイキの両腕は袖がポケットに入り封をされ、容易に両腕を取り出せないようになっていた
そしてその挑発に、エイキは静かな怒りの行増が浮かぶ…

エイキの振るう蛇足を回避するミカゼだが …その時、額の顔がミカゼに警告を発する
【一度かわせたからといって油断してはいかんぞミカゼ
 この攻撃は生きている物だ 通常の蹴りとは違う魔法の蹴りだ!!
 獲物を狙い死角からまた襲いかかってくるぞ 感じろ!上だ!!】

どこかから聴こえるその警告に、ミカゼも死角からの一撃を間一髪で回避する事に成功
「やった!!かわしたぞ!!」
【まだだ!! 土の声を聞け!!肌で感じるはずだ
 空中にばかり気をとられるな!軸足に気をつけろ!!!】
その言葉で…地中を進む何かの音に気付き、エイキの地面に突き刺した蛇足が飛び出すが
これも間一髪で直撃を避け、掠める程度で済む が…その足は掠めただけでもあの世行きの毒もち
その言葉どおり、掠めたミカゼの腕が毒でしびれ―――
毒が全身に回る前に、ティトォのWWフレアが毒を浄化させる!

「回復魔法か―――!!やっかいだな」
(…だったら一撃で心臓を抉り出してやる)
ティトォの支援に、エイキも忌々しげな表情を浮べるが
…そこで、リュシカが気付く 息を切らせ汗だくのティトォの姿に…

151 :粗筋書きの三十指:2019/09/08(日) 19:18:41.07 ID:???.net
城内では衝撃を受け、うろたえるジンナ殿の声が響き
その原因がティトォ達である事を察し
彼らのせいでこの国の人々が襲われていると声を荒げるジンナ殿
たとえ王の友人だとしても許せるものではない そんなジンナ殿の言葉に…
バレット王はゆっくりと振り返り…彼がティトォ達と出会った経緯を話し始める

王が始めて彼らと会ったのは1611年、16の時 父を亡くし若くして王位を継いだバレットだが
若さゆえか、今のグリン同様王の自覚など無く
自慢の剣技で岩を削り石造を作るなど遊びまわる毎日を送っていた
そんな時、一つの噂、不老不死の人間に関する話を耳にしたそうで…

―――(回想)―――

そうして不老不死の人間が王の前にその姿を見せる、が
彼を捉えた者達により、両腕を縛られ拘束され、地に投げ出された姿に…
罪人の如きその扱いにバレットも彼を捕らえた男の胸倉を掴み上げ、怒声を上げるのだった
ひとまず落ち着き彼に詫びるバレット だがその姿を一目見て普通の人間で安心した、と笑みを浮べるが…

「間違いじゃないですよ ぼく達は不老不死 …それに 罪人だ・・・」
少年はそう呟きながら、どこか死んだ目を浮べていた…
そのまま肩にねこを乗せてその場を立ち去ろうとする少年を、バレットが引きとめる

「名前 訊いてもいいか?
「…… ティトォ」
「なぁティトォ やっぱりもう少し話したいんだけどよ いいか?
 ろくなもん食ってないんだろ?城のごちそう食わせてやるぜ!」

笑顔でそう言うバレットに、ティトォはどこか目を丸くしていたが
喉元でなった「グ〜」の音が返事になるのでした

152 :粗筋書きの三十指:2019/09/08(日) 19:19:21.15 ID:???.net
話しながらも、自分達の荒唐無稽なその話を感嘆に信じるバレットに、ティトォも何処か困惑の表情が浮かぶが
バレットも王として歴史は学んでいる ドーマローラと思われる逸話や存在を司る力を狙う何者か
大魔王デュデュマの御伽噺とその裏に隠された真実等から、バレットもその話を信じると返し

「存在を司る力は大地の力だろ?それを手に入れるっつう事は…
 つまり大地が滅びるかもしれねえって事だろ?
 だとしたら闘うわなきゃいけねえ!!メモリア王国の王としてな!!」
不敵な笑みと共に、バレットは女神グリ・ムリ・アを自分の敵、と定めるのだった

それからバレットはティトォ達に魔法を教えることにした
不死のティトォ達を完全に殺し存在を司る力を持つ源、星のたまごを奪うには魔法の力が必要
女神は魔法使いの刺客を送り込むはず、対抗するにはこちらも魔法使いになるしかないが…

という訳でそれから新たにアクアに変換され、バレットはアクアに魔法の指導中
「いいかアクア!魔法も機械と同じ魔力の組み立て次第だ!
 攻撃 回復 補助――― 無限に作れる
 組み立てっつってもあまりに複雑すぎるから頭ん中とかじゃできねぇ
 時間、経験、才能、そして運だ!! 幸い若いままの身体を意地できるからな!
 肉体がピークのまま魔力を練り高められる」

3人の魔法使いは時間は幾らでもある 経験もその中で練り上げればいい
問題は才能、これに関してはアクアは問題なくクリアするが、他の二人はそううまく行かなかった
プリセラには魔法を扱う才能がまったくないとわかったため、肉体を鍛える事に専念し
そしてティトォも炎の攻撃魔法を扱う事を選ぶが、その構築に苦戦していた…

それから8年がたったAD1619年 ティトォは一人炎を構築せんとするが
中々イメージどおり組み立てることができず… と、そこにバレットが声をかける
年月を重ねるうちにバレットは妻メルルシアと結ばれ、その子を宿すが
現在、母子共に危険な状態を迎えていた 今は落ち着いているようだが…
その時、妻メルルシアの心臓が停止し胎児の反応も無いと報告が上がる…!!
慌てて妻の前に駆けつけるバレットだが、その表情が強張る・・・

153 :粗筋書きの三十指:2019/09/08(日) 19:20:19.43 ID:???.net
一人残されたティトォは虚空を見上げ…自身の中のプリセラとアクアは
ティトォになんとかならないかと、悲しげな表情を浮かべ・・・
そしてティトォは、自身の手元で燃え盛る炎へと手を伸ばし…!
炎が自身の手を焼き焦がしながらも、ティトォはその炎から一つの魔法を構築し始める…!!
自身の魔法、白い炎を纏ったティトォもメルルシアの元に駆けつけ
その白い炎を、心配が停止したメルルシアの身体へと纏わせ、そして―――

赤ん坊の産声があがる手術室、バレットは生まれたてのその赤子を抱き
どうにか山場は越え、ティトォもさすがに疲れたかその場にへたりこんでいた

「すげえよティトォ…すげえ魔法だよ…」
「炎の魔力を…回復と強化の力に変換したんだ…うまくいってよかった
 闘うためには――― 敵を倒すためには攻撃魔法だと考えていた…でもぼくには向いてなかったみたいだね」

ティトォもその生まれたての赤子…グリンを抱き笑顔と共に
きみのおかげで魔法が完成した、とグリンに感謝し

夜空の下に、ティトォか…バレットか、その「ありがとう」の言葉が静かに残るのだった

だがこれによりティトォは攻撃魔法を使う事ができなくなり、1対1での戦闘では向かない魔法となってしまう
そんな彼を、バレットは何に変えても守らなくてはいけない、と決意をかためるのだった…

―――(回想終わり)―――

「ティトォ達がいなければメルルシアはあの時死んでいた グリンは生まれてもいなかったのだ
 なにより故郷の無いティトォ達にとってここは 唯一の帰るべき家なのだ!」

そうしてバレットは、ティトォ達のためにその力となり
そしてティトォも、バレットの国のためにその炎を燃やすのだった

<続く>

154 :マロン名無しさん:2019/09/08(日) 19:23:58.08 ID:???.net
>>148
強力な敵キャラが仲間入りするとパワーダウンするのは色々お約束だし…w

155 :マロン名無しさん:2019/09/08(日) 20:12:27.88 ID:???.net
なんかミカゼの呪い顔が師匠ポジになりそう

156 :マロン名無しさん:2019/09/08(日) 21:13:55.58 ID:???.net
ティトォとバレットの馴れ初めが普通にいい話だ
これだけの恩義があったら口うるさいジンナも何もいえないだろうな

157 :マロン名無しさん:2019/09/08(日) 22:01:16.24 ID:???.net
ティトォがここで赤子グリンを救う魔法を会得してなければ、今ミカゼも含めて、結構な人たちが生きていないんだよなあ
そう思うとWWフレアの重要性がすごい気がしてきた

158 :マロン名無しさん:2019/09/09(月) 08:31:26.38 ID:???.net
>>157
回復魔法って能力漫画では軽視されがちだけど(ジョジョは無茶な戦闘後のリカバリー手段みたいになってるし)
実際はドラゴンクエストホイミ禁止プレイみたいな状況に追い込まれるって話だからな

159 :マロン名無しさん:2019/09/09(月) 20:11:16.07 ID:???.net
ヘタに回復能力持たせると平気で手足の一本がもげたりするバトル漫画の世界は頭おかしい

160 :マロン名無しさん:2019/09/09(月) 20:43:55.39 ID:???.net
ミカゼですら…いや、仮にも主人公の一人にすらっていうのもアレだが
ようやっと活躍の場に恵まれてきたのに、サンは相変わらずだなあ
前々作の主役(語り部役)だったから、意図的に出番を抑えてるのかも知れんけど
果たしてサンにギャグキャラ的な賑やかし以上の活躍があるのかな

161 :粗筋書きの三十指:2019/09/10(火) 17:23:16.95 ID:rYP3wEGv.net
女神の三十指は不死の力を奪わんとティトォ達を狙うが
今回の襲撃はそれだけが狙いではないと見るバレット
おそらくはこの国に眠る剣を狙っているのだろうと推測するが…

同じ頃、三十指の潜伏ホテルに少し遅れてアダラパタが到着
カイザートの死体を一瞥しつつ…ホテルの従業員が顔出したところでその魂を捕らえ
カイザートの死体を片付けるよう命じるアダラパタは、ここに居ないメンバーも即座に呼び寄せんとし
そして全員でヨマのところへ向かう、とコモレビとメルチナに命ずる

「どうすんの?」
「ヨマを止める…!!貴様等を呼び寄せた一番の理由はそれですからねぇ
 ぶっちゃけ戦闘力はヨマひとりいれば事足りるんですよ
 しかし暴走を抑えるために三十指が10人は必要だったんです
 行きやがりますよ 力ずくでヨマを!!最悪殺してでも止めます!!」

そしてメルチナはアダラパタに本当の目的を問い…
バレットは三十指の目的がメモリアに眠る、一つの大秘宝であると見る その秘宝とは

「最強剣」/「命七乱月」<いのちななみだれづき>

  第61話|グリンと魂の居場所

場面は三十指を迎撃するティトォ達へと移るが
ティトォはもはや限界が近いかのように憔悴しきった様子で…
WWフレアも弱まり、次第に一行は押され始め…
その隙を突き、ボブリッツは突如急加速しリュシカに突っ込む!!

「ボブリッツはなんでも弾丸にする事ができる 自分自身だろうが―――
 相手そのものだろうが――― な」

そしてついにその一撃がクリーンヒットし
弾丸と化したリュシカの身体は壁に叩きつけられ磔と化す…!

162 :粗筋書きの三十指:2019/09/10(火) 17:24:16.25 ID:???.net
そしてその場に駆けつけ、その光景を目にしたグリン 
その瞳には静かな怒りを宿し…宝物庫のほうに手をやると

「おいで モルガン」
その呼び声に応じ、グリンの大槌が宝物庫の壁をぶち破りグリンの手元へと呼び寄せられる
ボブリッツの放つ石碑の弾丸を、グリンの大槌が一撃で砕く!!
その戦いにグリンも参戦する中…グリンの脳裏に、ティトォとの一夜の出来事が浮かぶ

―――(回想)―――

「なぁティトォ 俺 30年も眠っててさ 起きたときすげー怖かったんだよ
 特に親父とおふくろに会うのがさ だから逃げた
 今まで2〜3年寝ちまったときもそうだったよ
 時代が変わってるんだ 友達がもう俺の事なんて忘れてんだ
 それが今回は30年だろ?最初笑いましたよ
 とにかく俺は部屋を抜け出して そんで一晩考えて――― やっぱり昔の友達の所に行ってみた
 でも…友達は友達じゃなくなってた 友達をなくしたって事は…俺は全部をなくしたって事なんだよ」

その言葉とともにグリンは涙目と浮べるが、直後に浮かび上がるのは
「でも違った――― おふくろも…モルガンもいなくなってた――― けど……」

―グリン!!― ―ぼくの友達だ― ―バカ王子!!― ―王子― ―グリン王子―

―まったく…この子は本当によく寝るな……―

自身を慕う、友達、家臣、そして父親、みんなの笑顔を浮かべ―――

―――(回想終わり)―――

「皆が持っていてくれたんだ 俺の居場所を……
 だから俺はここを!!何に変えても!!命をかけて守んなきゃなんねんだよ!!」

163 :粗筋書きの三十指:2019/09/10(火) 17:24:44.96 ID:???.net
高らかにそう宣言するグリンを見据えるボブリッツは、ゆっくりと口を開き…
その口内から光を放つ球状の物質を見せ付けるボブリッツ
本気になったボブリッツの姿に、エイキもニヤリと笑みを浮べる

「こいつは育ちのいいガキが大嫌いなんだ 自分が親に捨てられてるからな
 ちなみに口の中のが魔法の器具 ウィンクルディレクターだ」
「なんかこいつさっきから説明してくれてるよな」「親切だね」 −ω−)

本気を出したボブリッツが地面を削り取り、自身の魔法を発動させ
砕いた地面が無数の散弾と化してグリンに襲い掛かるが
それに対しグリンは自身に雷のオーラを纏い、その散弾を全て弾き落とす!

「俺はある魔法を使ったせいで30年間眠ってたのよ
 その魔法は禁断五大魔のひとつで―――
 使っちまったら魔力の回復にすっげー時間がかかるんだ
 そしてその眠りは回復のためだけじゃあない
 目覚めた時のために更なる魔力を身体に蓄積させてくれる…
 ありがとよ 寝ぼけていた魔力がどうやら覚醒してきたみたいだ」

次第にその魔力を高めるグリンは、据わった眼差しでボブリッツを睨む

…城内の方では侵入者に対抗するため魔法封じの結界を起動させようとしていたが
なにやら手間取っている様子で…反応のない結界の装置に困惑する作業員達
そこで、その装置を動かす配線が、いつのまにか切られていることに気づく…

「まったくアダラパタ ボクの正体がバレたらどうするのか」
そうぼやく何者か…『斬り裂き魔』の手には魔法で構築された刃がいくつも展開されていた

<続く>

164 :マロン名無しさん:2019/09/10(火) 18:17:42.02 ID:???.net
ヨマ対グリンになるかと思ったらティトォ達の救援に来たか
というかこれ、まさかのTAP組&アダラパタ三十指 VS ヨマのオールスターになるのか?

165 :マロン名無しさん:2019/09/10(火) 22:08:27.54 ID:???.net
グリンまじつえー

166 :マロン名無しさん:2019/09/11(水) 07:21:29.56 ID:???.net
斬り裂き魔のこの口調からすると、該当者はパンナっぽい感じもするな…
グリン止める護衛隊メンバーの中だと「ボク」なんてつけるの一人だけだろうし

167 :マロン名無しさん:2019/09/11(水) 12:18:42.17 ID:???.net
あんなお口にでかい玉突っ込みながら、「マテリアルパズル」って言えるのすごいな、ボブw

168 :粗筋書きの三十指:2019/09/12(木) 17:10:43.30 ID:tU1mmVAH.net
相対するグリンとボブリッツ、待ち構えるグリンにボブリッツが仕掛ける
自身を弾丸を化した超高速の動きで縦横無尽に翻弄せんとする
城のいたる所でボブリッツの掠める チュイン と甲高い音が響き
そしてその城のあちこちを跳ねる弾丸がグリンの背後から襲い掛かるが

―――その弾丸の動きを、グリンは容易く一瞥し 手にした大槌で向かってくるものを叩き落す!
弾丸の動きよりなお速いグリンには、さしものミカゼも目を丸くするのだった


  第62話|強さと怯え


しかし叩き落したのは本体ではなくボブリッツの放った石碑弾丸
忌々しげにボブリッツの跳ねる音が響く城を睨むグリン するとそこにエイキも動く
城の1塔に蛇足を巻き付け、屋根部分をへし折る! さすがにグリンもその顔が引きつるが
そしてへし折った屋根部分をボブリッツが弾丸とさせ、全員まとめてつぶしにかかる…!
迫る巨大な弾丸を前に、グリンの脳裏に一つの光景が浮かび上がる…

―――(回想)―――

ある日のグリンとバレット、メルルシア夫婦が健在だった頃
今日はグリンの誕生日、来賓の貴族たちも待たせており早く正装に着替えるよう母メルルシアがいうが
しかしグリンは自分の友達の所に行っちゃ駄目、とうわめづかい
なんでも友人が誕生日だからお祝いしてくれるそうで…
…母も申し訳無さそうに駄目と言いかけるが、バレットは行って来いとグリンの背中を押してくれた

「あんたなに言ってんのよ!皆もう待ってらっしゃるのよ」 −ω−)にゃー
「んなもんいいんだよ 友達との約束のが大事だ!!
 はやく行きなグリン 友達待ってんだろ 何よりも友達を大切にしろ 父さんや母さんよりもだ」

どーせお偉いさん達の堅苦しい挨拶だけ、俺も一緒に行こうかなんていうけど
メルルシアにぶっとばされるバレットは壁を突き破り宙を舞うのでした

169 :粗筋書きの三十指:2019/09/12(木) 17:11:48.46 ID:???.net
「しょうがないわねグリン 行っていいわよ
 そのかわりろうそくの火を消す7時までには帰ってくるのよ」
「…… うんっ!!」

母からの許しも得てグリンは満面の笑みを浮べるのだった

―――(回想終わり)―――

―――そして、ボブリッツとエイキの放つ超巨大弾丸が城の中庭に突き刺さり…
その魔法に対し…グリンがその身を挺し、ティトォとリュシカをかばうように立っていた
だがさすがにグリンの雷のオーラを纏いながらも防ぎきれず、ボロボロの身となりながらも…

「嫌だ… もう…ひとりは…」 そう呟きながら、悲痛な表情を浮かべるグリン…

そこでエイキが気づく、いつの間にかミカゼの姿がその場に居ない事に
その瞬間ボブリッツの背後からミカゼが奇襲し、その顔面に衣服を被せボブリッツの視界を奪う!
だが反撃の拳に吹き飛ばされるミカゼ そのままトドメを刺そうとするが
そこでその衣服に光り輝く[陰]の文字があった事に気づく…!
そう、グリンはあの一瞬で自身の衣服に点精印を打ち、それをミカゼに託したのだ
エイキもそれにヤバさを感じ、それを離すよう叫ぶ が

「遅
 ェ
 |
 |
 |
 |
 ッ
 !!」

その一瞬!雷光と化したグリンの一撃がボブリッツの脳天に突き刺さり!!
膨大なその魔力は、雷鳴と化し轟く轟音を響かせる…!!

170 :粗筋書きの三十指:2019/09/12(木) 17:12:52.53 ID:???.net
グリンの雷光の一撃、穿印が見事にボブリッツを下す
だがグリンの負担も大きかったか、よろめく身体をティトォが咄嗟に支えながら
グリンが使った禁断魔法に関するバレットとの会話が、ティトォの脳裏に思い返される

○仔<マザー>
○歌<ヘルキルデスベル>
○血<真紅虎龍牙>
○命<命七乱月>
○時<ゴッドマシン>

グリンが使ったのは、その禁断五大魔の一つ、「時」を操る魔法である
それを使ったのは3人がメモリアを後にして程なくのこと、それはグリンの誕生日に起きた
その日グリンは友人の家に招かれ、プレゼントを贈られる それは拙い工作の贈り物であったが
それをグリンは誤って落とし、壊してしまう 
友人達もグリンの行いに怒りの声を上げ、そのままグリンの元を去ってしまおうとする…

引きとめようとするグリンだが、その足元には自分が壊した友達達の贈り物…
自分自身への怒りの表情が浮かぶグリンは―――その瞬間、時の魔法、ゴッドマシンが発動した
無意識に時を戻し…友人達のプレゼントを渡される時のことまで戻ったグリン
安堵するグリンだが…その瞬間、気を失ってしまう…

それからグリンが目を覚ましたのは、4年の月日が流れてからの事
子供にとっての4年の時は大きすぎるもの、時に取り残されたグリンにもう友は居なかった
その後また新たな友達が出来ても、ゴッドマシンの発動による永き眠りは、幾度と無く友を失わせる…

―ティトォ…頼む……私も長くはない…母ももういない… 息子を…頼む……―

171 :粗筋書きの三十指:2019/09/12(木) 17:13:13.77 ID:???.net
(グリンの強さは……怯えだ 強さも…普段の明るさも…怯えを振り払うためのもの…)
ティトォの手に支えられながら、その手の中で震えるグリン…

「グリン…きみがもし…また眠りにつく事があったら…ぼくもずっと待っているよ
 50年寝ようが100年寝ようが…きみが目を覚ますまで……不死の呪いを解かないで待ってるから…
 きみをもうひとりにはさせないよ だから…だから そんなに震えないでくれ……」

自身の腕の中で、覚えるように震え上がるグリンに
ティトォも、悲痛な表情を浮かべるのだった…
・・・だが、倒れたボブリッツは最後の力を振り絞り、二人に向けて瓦礫の破片を弾丸と―――
放つその寸前!ミカゼのニードロップがボブリッツの脳天にぶち込まれる!!

「邪魔すんじゃねーよ!!」
感動のシーンに水を差す事を許さぬミカゼの勝気な笑みと共にそう言い放つのであった

<続く>

172 :マロン名無しさん:2019/09/12(木) 18:48:38.75 ID:???.net
ミカゼのナイスアシストが光るな、まるで主人公だぜw

173 :マロン名無しさん:2019/09/12(木) 20:00:35.41 ID:???.net
強さが怯えの裏返しってかなり厄介そうねぇ

174 :マロン名無しさん:2019/09/13(金) 07:09:42.39 ID:???.net
怯えで戦うグリンの姿が切ない…
その怯えを乗り越えれば、王としても一皮向けそうではあるが
そっちにいくと今度はバレット王が犠牲になりそうなのが怖い

175 :マロン名無しさん:2019/09/13(金) 08:34:46.04 ID:???.net
女神側が禁断魔法3つも抑えてるのか…と思ったが
グリンみたいな目に見えるリスクもあるし、その辺もあってまだ不完全って言ってたのかな
特に舞響はその影響で精神がイカレちゃったとかもありそうだし

176 :マロン名無しさん:2019/09/13(金) 10:50:51.59 ID:???.net
命七乱月ってどっかで見たことあると思ったら、初期に子供が遊びで言ってた剣か。禁断魔法だったのか
魔法名ほんと格好いいな

177 :マロン名無しさん:2019/09/13(金) 12:34:53.07 ID:???.net
父の「友達を大切に」との教えと、その友達を何度もうしなった辛い思いでで
ある意味「友達」という存在がグリンにとっては呪いになってんだなあ…

178 :粗筋書きの三十指:2019/09/14(土) 17:11:39.06 ID:Gbr8oT8p.net
  第63話|ティトォと迫り来る死神

グリンの穿印による直撃を受けたボブリッツだが、エイキがその首引っぱってどうにか起こし
自分達タッグの奥の手となる大技を放たんとする

「妖老裸骨蛇」を展開したエイキを「ウィンクルディレクター」で弾丸として放つ合体技
「蜷局」がティトォに向けて放たれる!その弾丸の蹴りがティトォに迫るが
その時、ミカゼの額の顔が目を見開き、「蜷局」の前に立つと
その弾丸の蹴りを、ミカゼは片手で止めてみせる!?
…どうやら無意識…と言うよりは額の顔がミカゼの身体を借りて止めたのであろうか…
虚ろな表情のミカゼが意識を取り戻したかのように、自分自身にどこか首をかしげていた

…自分達の切り札すら抑えられ、エイキも苦々しげな表情と共に、ここは撤退せんとするが
グリンも逃がすまいと二人に立ちはだかろうとする、が
振り上げた大槌が、突如真っ二つに切断される!? 両断された大槌に、グリンも呆然としてしまい
その隙にエイキ、ボブリッツの二人はまんまと逃げおおせるのであった

…城内には窓の外からティトォの様子をうかがう、腕に宙を漂う刃を携えた謎の切り裂き魔の存在があり
ティトォも一瞬、切り裂き魔の放った新たな殺気を感じ取り、その表情が険しくなる…

そこに護衛隊のメンバーもグリンに追いつき、グリンの身を案じつつ
ティトォにも手当てを…と言おうとするが、街の方から響く轟音を感じ取り
敵はまだ来る…ティトォも険しい形相と共に、その敵に立ち向かわんとする…!

「待てよティトォ!!そんな身体でどこ行くってんだよ」
「もう立っているのもやっとじゃないですか」
と、ミカゼとリュシカの二人ももはや限界のティトォを止めようとするが
ティトォは懐から簡単に存在変換ができるという、魔法の薬を取り出す
…だが、ミカゼの鼻はその薬が毒薬である事を容易に見抜く
・・・そんな二人に、ティトォはためらいなくその薬を飲み、二人に笑顔を浮かべるのだった

179 :粗筋書きの三十指:2019/09/14(土) 17:12:23.37 ID:???.net
そしてティトォは一人、その身を変換させながら街へと走る!
―――街ではその強敵、ヨマにジール・ボーイが立ち向かっていたが
もはやジール・ボーイもヨマの力に敗北し、吹き飛ばされ宙を舞う…

両腕を光の刃と、光の弓矢に形成したヨマは敗者を見下しながら
世界一の城、メモリア城に目を向け、恍惚とした表情を浮かべながら…メモリア城へ向けかっとぶ!!
メモリアの警備隊も倒れたジール・ボーイに駆け寄り、救急隊を手配しようとするが
意識を取り戻したジール・ボーイががばっと起き上がると、ヨマを追い全力で走るのだった

「元気そうだね」「うん」

…そして城へと向かうヨマは、高笑いと、狂気の形相と共に叫ぶ…!

「メモリア城ッ!!俺の…城!!
 巣食ってる糞蟻共は…皆…死ね…死ねっ!!邪魔する奴も…全て死ねッ!!!
 皆 皆 死ね!!俺が殺して…やる!! 俺は…ヨマだ!!!死神ヨマだッ!!

 ははは・・・はははははははははッ!!!」

そこに、ヨマは立ちはだかる存在に気付く 
その身が分解され、あらたな存在へと変換され、ヨマの前に立ちはだかる存在は、プリセラであった
そして変換が完了するなり、プリセラはヨマの顔面に一撃をぶち込む!
地面に突き刺さりながらも即座に体勢を立て直すヨマ 左腕に光の刃を展開するが
それよりも速くプリセラは、ヨマの二の腕を掴み握りつぶす!!
悲鳴を上げる間もなく、追撃が顔面に突き刺さり岩山を砕きながら吹き飛ばされるヨマ
さらに追撃の頭突きをぶち込むプリセラ それでもヨマは踏みとどまろうとするが
ダメオシにそのどてっぱらへ強烈な肘打ちが突き刺さる…!!
その強烈なラッシュに血反吐を吐くヨマに向け、プリセラはただ一言、告げる

「はじめまして そしておやすみ…」

<続く>

180 :マロン名無しさん:2019/09/14(土) 21:04:24.38 ID:???.net
プリセラ来た!これでかつる!
…と言いたいとこだか、超再生のタネがわからんとプリセラでもジリ貧だろうな

181 :マロン名無しさん:2019/09/15(日) 07:03:13.34 ID:???.net
ミカゼが即座に毒だと見抜くのは流石に付き合い長いだけあるな…
なんだかんだでミカゼも3人の最大の理解者のひとりだと思う

182 :マロン名無しさん:2019/09/15(日) 07:23:21.38 ID:???.net
展開巻き入ってない?

183 :マロン名無しさん:2019/09/15(日) 07:54:20.85 ID:???.net
むしろまだまだこっからが本番でしょ
ヨマもなんか切り札を隠しもってるみたいだし、斬り裂き魔もまだ何もわかって無いし

184 :マロン名無しさん:2019/09/15(日) 10:27:21.58 ID:???.net
ヨマの再生能力って光さえあれば回復だろうから夜まで抑えつけるとか?
てかヨマの切符だってなんだ

185 :マロン名無しさん:2019/09/15(日) 15:26:00.10 ID:???.net
ジルボー戦で言ってた「光刺体」とかいうやつでしょ>切り札

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