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あなたの心がなごむとき〜第71章

518 :なごみ:2014/06/29(日) 18:25:28.31 ID:T+ChlXy90.net
数日前の朝の出来事。
ここ数週間、仕事とかいろいろ立て込んでいて、ヘロヘロだった。
ぶっちゃけ、録画してある深夜アニメを見る時間もないくらい、心身ともに余裕がなかった。
仕事でヘマをやらかすわけにはいかないので必要な睡眠時間は確保していたけど。

自分は自転車通勤で、毎朝毎夕、田舎の国道沿いで自転車を走らせている。
その日の朝も自転車通勤中、国道と脇道の交差点で赤信号に引っかかって信号待ちしてた。
脇道のところで信号待ちしていた大型観光バスが国道に右折で合流するために、
自分の目の前を横切るように、ゆっくりと進み出てきた。
疲れてたこともあって、はやく信号青にならんかなーとかボーッと考えながら前を見てたら、
その観光バスの窓からなんかヒラヒラ動いているのに気付いた。
よく見ると、体操服を着た幼稚園児が2人(男の子と女の子)、こっちのほうに手を振っている。
たぶん、幼稚園の遠足か何かで移動するところなんだろう。
一瞬、他の誰かに手を振ってるのかなと思ったけど、自分の周囲には誰もいない。

あ、自分に手を振ってくれてるのか!とやっと気付いて、慌てて手を振り返そうとしたら、
無視されていると思ったのか、女の子が一瞬アカンベしてきたww
で、自分が手を振り返した直後、アカンベを引っ込めて、また手を振ってくれた。

忙しさでずーっと気持ちが張り詰めていたので、ふっと肩の力が抜けた気がした。
特に子どもが好きとかいうこともないのだけど、「なごむとき」ってのはこういう瞬間を言うのかと思ったよ。

観光バスの窓から子どもが手を振っている光景はたまに見かけるけど、
ピンポイントで自分に向けられたことがなかったので、ちょっとドキドキしたw
でも今度からは、ピンポイントに自分向けじゃなくても、手を振り返してあげようと思った。

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