【熊本】仏壇×エレキ　和テイスト満載のギターに　CF募り逸品を

ひよこ ★

https://mainichi.jp/articles/20200221/k00/00m/040/046000c
毎日新聞2020年2月21日 11時06分(最終更新 2月21日 11時06分)

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試作品のギターを手にする寺本裕実さん＝熊本市東区で、山本泰久撮影

　仏壇とエレキギターを融合したオリジナルギターの製作に、熊本市で仏壇店「花遍路」を経営する寺本裕実さん（58）が取り組んでいる。仏壇とギターは木材のローズウッド、エボニー、メープルなどが共通して使われており、ギターに仏壇の彫刻や装飾などを施せば「和テイスト満載のギターになるのでは」と発案。クラウドファンディング（CF）で支援者を募って「何とか1本作りたい」と意気込んでいる。【山本泰久】

　寺本さんは別の仏壇店に勤務していたが、熊本地震を機に独立。被災で仏壇を失った人たちに利益度外視で販売を続けてきた。

　一方で、中学生時代に始めた趣味のギター演奏を続け、20代の時にはバンドを組んでコンテストにも出場した。「木の感触が好き」で、ギターそのものに愛着があり今までに50本以上を所有した。

　好きなギターに仏壇の装飾などの技術を取り込みブランド化できないかと考えるようになり、既存品を基に試作。いい音が出るよう工夫し、「誰でもうらやむギターに」との思いを込め、ブランド名は「ENVYGUITARS（羨望（せんぼう）のギター）」とした。

　しかし、試作品と同じものを新たに一から製作できないかと業者に相談すると、予想以上に費用がかかることが判明。装飾を減らすなど更に工夫を重ねた。SNSに試作品の写真を載せると反響はあったが、CFで支援を呼びかけ更に反響をみることに。「70万円の支援ならギター1本プレゼント」の特典を付けた。

　寺本さんは「1年で1本でも売れたらいい。売ってもうけることより、納得できるギターを作りたい。売れなくても続けていきたい」と話す。

　ギターの装飾については購入者の希望を聞くなど相談に応じるという。CFのアドレスはhttps://readyfor.jp/projects/ENVYGUITARS。問い合わせは花遍路（ソースでご確認下さい）。

【熊本】仏壇×エレキ 和テイスト満載のギターに CF募り逸品を

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