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もし目が覚めたらそこがDQ世界の宿屋だったら19泊目

118 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2014/07/01(火) 02:18:07.11 ID:pjcH3UJR0.net
>>117
「こんなとこに宿屋?」
「一晩6ゴールドですが お泊りになりますか?」
エルフの娘はオレの言葉が聞こえなかったかのように台本通りの言葉を続けた。

はい
いいえ

「はいだ!はい!」

訊ねたいことは山ほどあった。しかしそれ以上にオレたちは疲弊していた。
提供された魔法の聖水漬の食べ物と薬草がひきつめられたベットにオレたちは身
をゆだねた。


翌朝、聴きなれたチェックアウトのチャイムでオレは目が覚めた。出発の合図。
昨日の疲れが嘘のようにすっきりしている。

扉をノックする音がした。

「お客様、そろそろお時間なのですが・・・・・・」あのエルフの娘だ。

その声で昨夜のことを思い出した。ひょろりとうねうねはすでに出立の支度を
整えていた。遅れを取ったのはどうやらオレのようだ。

再びノックの音がした。ひょろりがすっと立ち上がり扉を開けた。
そしてエルフに何度か頭を下げた。オレが寝坊したのを謝ってるのか?
背の高いひょろりが頭を下げるたびにエルフの姿が扉越しにちらりと見えた。

オレの荷物をまとめる手が止まる。

彼女の腰まである黄緑色のさらさらした髪が、その透き通るような色白のなめら
かな肌に絡まる。大きなアーモンド型の青い瞳。艶やかな薄めの唇。鼻は高から
ず低からず、その端正な顔立ちに目立たず静かに存在していた。そして均整のと
れた肢体にある胸は、大きくもなく小さくもないいわゆる美乳で、腰は引き締ま
り、長い手足がそれにアクセントを加えていた。

昨夜は疲れから、彼女の容姿を気に留める余裕もなかったが、魔王ハーレムが彼
女を連れ去らなかった理由は、人間ではなかったから、という以外には考えられ
なかった。

うねうねの触手がオレの肩をぽんぽんと叩いた。
「わかってるよ。今急いで支度するから。」

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