【FFBE】FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS LV579

46 ：名前が無い＠ただの名無しのようだ (ﾜｯﾁｮｲ 37a8-E9BP [221.32.194.87])：2016/03/21(月) 15:50:50.15 ID:H9sKKI4o0.net

実はエイリムは既にFFBEから離れており、
広野は一人でFFBEの企画運営から開発までをこなさなければならなかった。
「全然わからないんよ…」
分厚いインフラ設計書、gitへのログイン情報が記載された一通のメール、
チャットログ等から、FFBEの内部を解析し、保守、運営、さらには新たなコンテンツ開発をしなければならない。
また、定期的にメディア露出し、情報の発信をしていくというのもプロデューサーとしての大切な仕事である。
「はやく、はやくしないと、みんなが待ってるんよ…あっ！」
エイリムから渡された告知テンプレートをコピペした結果、ブレフロ用の告知を出してしまう。
「うっ…ううっ…！」
広野の目から大粒の涙がこぼれる。
この一ヶ月、FFBEに期待していた沢山のユーザーが徐々に落胆、失望し、去っていった。
間って欲しい、もう少しだけ間って欲しい。
その思いは誰にも届くことはなかった。
広野は一人でサーバールームに閉じこもり、ルーターに刺さった大量のLANケーブルを眺めて仕事をしている感を出すのだった。