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艦隊これくしょん〜ゴーヤをいじめ隊part28

201 :名無したんはエロカワイイ:2016/08/06(土) 00:56:50.73 ID:M6c6mm5S0
>>200
ありがとうございます

>>186の続き

まだ日も明けぬ午前4時、ゴーヤ達は汚い掘立小屋の中で寝ている。
ボロボロになった毛布を2、3人で共有して、露出した地面に板を敷いて寝ているのだ。
「起床時間だオラァ!さっさと起きろクソ共が!」
小屋の前で看守が大声を上げると、ゴーヤ達は慌てて飛び起きて小屋の前に並ぶ。
「これより点呼を始める!ゴーヤ050号!」
「でちっ!」
「ゴーヤ056号、ゴーヤ057号、ゴーヤ058号……よし、全員いるな。お前らはさっさと飯に行け」
そういうと看守は立ち去っていき。ゴーヤ達は胸をなでおろした。
朝の点呼に少しでも遅れると、連帯責任として全員が看守から鞭で打たれるのである。
恐らく間に合わなかったのだろう、隣の小屋からはゴーヤ達の悲鳴が聞こえた。

飯場と呼ばれる空き地には、たき火の上に大きな鉄の鍋が置かれていた。
鍋の中には海水で煮た残飯や少量の米が入っている。これがゴーヤ達の朝食である。
「てめえらは文句ばかり言うが他のゴーヤプリズンではもっとひどい飯を食わせられる、そもそも、最前線で戦ってる艦娘や本国の一般人にも
こんな飯を食ってる者たちもいるのだ。分かったらさっさと食え、15分以内に食い終わらなかったら棒叩き120回だからな」
そう言うと、看守たちは別の鍋から米と野菜の量が若干多い雑炊をよそうと、楽しそうに談笑し始める。
その様子をゴーヤ達は恨みがましい目つきで見ながら塩っ辛い残飯雑炊を啜るのが毎日の朝食の風景であった。

朝食が終わると労働が始まる。
ゴーヤ058号と呼ばれている新人の子ゴーヤはタンクを運ぶ仕事に回された。
この中には質の悪い燃料と、赤ごっぱをミキサーにかけてできた汁の混合物が入っている。
このタンクを燃料置き場から作業機械に運んで給油するのが子ゴーヤの仕事である。
重いうえにかわいい赤ごっぱの死骸入りのタンクである。心身の辛さに子ゴーヤは泣きながらタンクを運んでいた。

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                 (( -――-.(ソ         うんしょ、うんしょ
                /::::::::::::::::::::::゚丶        ヒック……ヒック…
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続く

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