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歴代FE主人公が兄弟だったら 58章

188 :稲荷神、陥落/歓楽:2016/11/14(月) 22:05:35.47 ID:w+MrhOob.net
【警告】番外編時空でキヌが食べられます


「……あらあら。見ているだけじゃ物足りなくなったのね?」
 エフラムの寝室でオタノシミの最中、サラが唐突に、隣の部屋に続く扉を開け放った。
「………ふえ……ふ……んぅ……」
「お、お稲荷様っ!?!」
 そこにうずくまっていたのは、サクラが叫んだ通り、お稲荷様こと妖狐のキヌ。
 左手は自身の胸に、右手は太ももの間に。
 その姿は、誤魔化しようもなく、こちらはこちらでオタノシミ中。
「フフッ。自分でなんて、はしたない娘」
「ぁ、あぅぅ……」
 羞恥で俯くキヌの顎に人差し指を当てて、クイと顔を上げさせるサラ。
「でも、足りないんでしょう? 見ているだけでも、自分の指でも、物足りないでしょ?」
 慈母のような微笑みで、瞳だけは嗜虐の光を灯している様子は、まさにサラ様。
「だけど、残念ね。兄様は、相手の意思をとてもとても大切にくれるのだもの。
 何を、どこを、何で、どんな風にしてほしいのか、ちゃーんと、自分で言わないと、ね?」
 様子を伺っていた娘達の心は1つになった。あー完全にSスイッチ入ってるなー、と。
 しかし止めない。下手に近寄ると、我が身が危険である。
 心の中で両手を合わせる。南無。
「ぅぅ……でも……そ、そんな、ことぉ……」
「それなら、わたしが慰めてあげましょうか? 兄様の目の前で。
 兄様に、キヌの可愛いところ、見てもらいましょうか?」
 背筋が震えるほど妖艶に、サラが笑う。
 キヌの顎に添えていた指が、喉を伝って、既に着崩れた着物の襟にかけられ、もう少しだけ、はだけさせる。
 外気に肌を晒され、僅かに身震いするキヌ。
 キヌの反応1つ1つに、嗜虐心を加速させられるサラ。
 心のままに、思うままに弄んだら、この娘はどんな表情を見せてくれるだろう。
 しかし、世はままならぬもの。
「イジメは感心せんぞ」
「きゃ!」
 襟から手を差し入れようとしたサラの脳天に、割りと強めのチョップが降る。
「……兄様。ミルラと途中じゃなかったのかしら?」
「すぐ横でこんな状況なのに、続けられるわけがあるか」
 ごもっともである。ミルラは、極めて不満そうに、涙目でサラを睨んでいるが。
「もうちょっと……もうちょっとで、おにいちゃんを久し振りに達せられるところだったのに……」
 本当にタイミングの悪い娘だ。流石のサラも、ミルラにアイコンタクトで謝っておいた。
 返答は、許しません、だったが。視線が恨みがましい。
「キヌは……むぅ、どうしたものか……」
 咄嗟に巻いた腰布1枚の格好で悩むエフラム。
 後始末用に準備していたタオルなので、本当に腰に巻いただけである。
 そして、隠されてなお、布の内側から自己主張する槍を、キヌは見詰めていた。
 山で小動物や鳥を狩る時のように、爛々と目を輝かせ。
 エフラムから香る、達する寸前の匂いに、脳髄を蕩かし。
 荒い呼吸を、唇から溢して。
 無意識に、口内に溜まった唾を、飲み込んだ。
「エ……エフ、ラムゥ………あたし……あたしにも……」
 息を荒げ、瞳を潤ませ、キヌは言った。
 自ら着物の襟を更に広げながら、しっかりと、教わった通りに。
 どんな風にしてほしいのか、自分の言葉で懇願した。

 ミルラは、今は自分の番だとは、言えなかった。

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