歴代FE主人公が兄弟だったら 58章
- 91 :助けて!名無しさん!:2016/11/10(木) 20:45:04.83 ID:4UD3xOWK.net
- キヌ(また来ちゃった……サクラのよく行くここ……い、いいよね……ちょっとくらい様子を見ても……。
アタシの目と耳ならちょっとの隙があればいいし……別に邪魔をするつもりもないし……き、今日はどんな……)
シュン
サラ「はい、こんばんは」
キヌ「あ、こんばんは。……ええええええ!?」
サラ「このドローって杖結構便利ね」
キヌ(アタシは術の抵抗には自信あるのに……この子何者!?)
サラ「何をしに来たかは……聞かなくてもいいわね」
キヌ「あー、えー、その……ごめんなさい」
サラ「別に怒ってないわ。それより、この隙間ちょっと見てみたら?」
キヌ「え?」
サラ「いいから」
キヌ(この状況なんだろう……でも悪いのはアタシだしなあ……んん!?)
エフラム「サラはどうしたんだ?」
ノノ「何か疲れたから今日はもう隣で寝るって、珍しくサラからおねだりしたからお兄ちゃん頑張りすぎちゃったんじゃないのー?」
キヌ「ちょっ!?」
サラ「大きい声出さないの」
キヌ「あの……これって……」
サラ「……いいの? 見なくて」
キヌ「いや、あの、それは……」
サラ「分かってるだろうけど、気付かれちゃダメだからね。あと鼻が良いなら気を付けることね」
キヌ「……わ……えぇ……サクラ……他の子も……あ、あれ苦しくないの? あ、あんなこともしちゃうんだ……なんだろうこの匂い……」
キヌ「……はぁ……ふぅ」
サラ「どうだった? じゃあみんながこっちに来る前に帰って」
キヌ「え? あ、うん……わかった」
サラ「……もしまだ興味があるなら明日の昼にまた来るといいわ。人払いはしておくから」
キヌ「……え?」
サクラ「お、お茶どうぞ」
キヌ(来ちゃったけど……何でサクラがいるのー!? 人払いするって言ったのに! まあアタシはどうこう言える立場じゃないんだけど……)
エフラム「その、君のことだけどな」
キヌ(ひぁ!? お、怒られる!?)
エフラム「サラから話は聞いた。稲荷神のとして行いで疲れが溜まっているんだってな、それで俺にマッサージでもしてもらいたいと」
キヌ「……はぇ?」
サラ「私からの気遣いよ、どうせ最近あんまり眠れてないんでしょ? 兄様のマッサージはリラックスできるから受けていきなさい。
私とサクラもあっちにいるから大丈夫。それじゃ兄様、よろしくね」
キヌ(なんだ……確かにあのことが気になってあんまり寝れてないし……ヤな感じもしないからいいか)
エフラム「じゃあ、そこに横になってくれ」
キヌ「あ、うん、よろしくね」
サクラ「よかったんでしょうか……尾行されてた私が言うのも何ですけど……」
サラ「もう一部には知られてるから開き直っても……。それはさておき、味方になってもらえばいいのよ。お稲荷様のご利益が得られれば私達も盤石だわ」
サクラ「……本当は違うんでしょう?」
サラ「……まあね。かわいそうじゃない、神っていってもこういうことも碌に知る機会がなくてモヤモヤしてばっかりなんて。兄様なら女の子が嫌がることは絶対しないし、ちょっと発散する手伝いくらいはね」
サクラ「サラのそういうところはみんな好きですよ、きっと」
サラ「……そういうことは言わなくてもいいのよ」
キヌ「ひゃっ!? あ! なに……これ……こんなの……はじめ……んぅ! ーーー!?」
サラ「……でもいきなり兄様の全身マッサージは刺激が強すぎたかしら?」
サクラ「今更言わないでくださいよぅ……」
その後、サクラとキヌの絆が深まり一緒に遊びに行くようになったり、エフラム達の運気が少し上がったらしい。
518 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver.24052200