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【FM】らじおの草子【AM】
- 50 :陽気な名無しさん:2020/03/26(木) 01:02:20.88 ID:sejFzlmS0.net
- NHK クラッシック カフェの過去録を聴こうか と思ったけど、NHK のサイトも らじる・らじる も まだ 使い憎い。 膨大に番組があるから 追い付かないんでしょうね、多分。
で なぜか NHK AM 第2放送の 漢詩の番組 を開いてしまった。月を詠う回 の 李白の詩。知らない詩だ。
月下獨酌
李白
花間一壼酒、獨酌無相親。
舉杯邀明月、對影成三人。
月既不解飮、影徒隨我身。
暫伴月將影、行樂須及春。
我歌月徘徊、我舞影零亂。
醒時同交歡、醉後各分散。
永結無情遊、相期邈雲漢。
五言の古詩。對影成三人…… 李白の影と李白と月で 3人となる。月は目の先に無いと見えないし、そうなると 李白の影は 後ろに出来るから見えないはず、と無粋にも思ってしまった。月が 東や西の空 高めに あるなら、両方 見えるかも知れないが。ま、詩的技巧だろう。
花は よもや 桜ではなく、桃花か。中国では、桃の木は 大きな実を たわわ に結ぶし、桃の実に 豊饒のシンボル も見て 貴ぶ、と教わった。桃源郷も 読んで字の如く。酔って 謳い も 舞い も出て来る、中国大陸っぽい 浪漫的な詩。
西行の、
願はくは 花の下にて 春死なむ
その如月の 望月のころ
同じく 花も月も登場するが、死も出て来る。無常感が先に有り 美学になっている。比較で 民族性の違い を見る思いがする。西行には 酒は入って居らず、しらふ で詠んだのだろうが。李白のは 能の四番目物に無かったかな と思って探したが 無かった。
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