種村有菜ってどう？297

花と名無しさん

窓にタキシード仮面もどきのシルエット「ジゼルを返してください」
寮長が振り返り「だっ、誰だ！？」と問うも、シルエット（=人型のまそかち）が素早く寮長の顔に手を翳して眠らせ、通さまの首をトンして気絶させる。
ジゼルが頬を染めて「まそかち……」
まそかちがジゼルの手を取り「探すのに手間取ってしまいました。大丈夫ですか？」
ジゼルがぽろぽろと涙をこぼしながら「遅いよばか～～～っ」
まそかちが甘く微笑んで「ヤキモチを焼かせるあなたが悪いんですよ。さぁ泣かないで。魔力を補給してください。
ジゼル「いいの？」
まそかち「ふっ、今さら何を」と上着を脱ぎシャツを肌蹴てジゼルを引き寄せる
ジゼルもまそかちに身を寄せ、肩？？？に喰いつく
まそかち「私はあなたの、非常食ですから」

外。流星を探す一立と瞬大。
瞬大「流星ー？どこだー？」
一立「いないな」
瞬大「うーん……あと探してないとこは」
焦る瞬大の背後から怪しいタキシード仮面もどき（=まそかち）の手が伸び、口を塞ぐ
瞬大「！」
がくっと意識をなくして倒れこむ瞬大を、まそかち（人型）が支える
一立「世良！？おまえ誰だ！！」
一立の背後から、コツと足音を響かせジゼル登場
ジゼル「久しぶりだね、椎名一立。私はジゼル、ジゼル＝フェレス」

契約通り、君の願いを叶えに来たよ

次号に続く