種村有菜ってどう？299

花と名無しさん

モブ「あいつみんなたたくんだ」「ちかよらないほうがいいぜ」
瞬大「へー、いけめんなのに」
モブ「顔かよ！」
聞き耳を立てていた一立、無表情で頬染め
一立（不仲な親にやっかい払いされ、幼学部から全寮制の学園に入れられて、はっきり言って小さな俺はやさぐれていた）

夜、フッと目が覚めた一立が寮を出ていく
一立（夜な夜な独り学園の中を歩き回った。宇宙人が迎えに来て「星を救って！」とかジェイソンに襲われるとか、そんな楽しいことは起こらなかったけど、眠れない夜に広い敷地は散歩にぴったりだった）
無表情でぼけっと立つ一立の背後に、いつの間にか満面の笑顔の瞬大×2コマ
一立「世良！？」瞬大「椎名‼」GUTS‼
一立「なんだよおまえついて来たのか！？」
瞬大「うん！ぼくも一緒に散歩する‼」
満面の笑顔の瞬大×「うへぇ」と縦線たっぷりの一立
一立「はっ、いいぜ、俺について来れたらな」
だーーーーっと走る一立を笑顔で追い抜く瞬大×3コマ
一立「なんだよお前は‼」
両手の人差し指で自分の頬を突きながら「ぼくは足が早いんだよ～っ」と瞬大
諦めたのか、ふたりならんで座る。内心悔しい一立（くっそくっそくっそ）
瞬大「なぁなぁ、いつもここで何してるんだ？」
一立「……死に場所を探してる」と真顔で
瞬大は一瞬真顔になるも、すぐにまた満面の頬染め笑顔で「生きてたらびっくりするくらいいいことあるのに」
一立「ねぇよ。こんな所、俺には刑務所と同じだ！抜け出したくてもこんな子供じゃどこにも行けない。止めるならついてくんな！」とすくっと立ち上がる
瞬大「ううん、俺も一緒に探してやるよ！」と崩れない笑顔
一立（こいつ……。すっごいバカかただの天使だな）

おそらく別の日
モブ「ボク、しーな嫌い。すぐ殴るし」
瞬大「殴るなって言っとくよ！だから今度一緒に遊ぼ」と笑顔で。瞬大の笑顔がひたすらばかっぽい。。。
植込みの反対側で偶然会話を聞いた一立、照れ顔
瞬大「俺はしーなのこと、好きだよ。いけめんだし」
モブ「顔かよ‼」ズビーと突っ込み。鼻水垂れてんのかと思いました
一立「………」照れながらむにーっと頬を引っ張ってみる