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ネタバレ全般総合スレ・三十七冊目 [転載禁止]©5ch.net

36 :花と名無しさん:2018/01/25(木) 11:12:07.83 ID:4ml2/8oX0.net
アシガール 第71戦

現代。
平生寺からの帰りのバスに揺られながら「4か月分の涙を一度に放出して見るも哀れっぽい顔のお姉ちゃんはほっといて」尊の頭が4ヶ月振りに動き始めた。

僕の思いついた発明が成功したとして、その後の若君の状況がわからないのが問題。
永禄4年2月に黒羽城で死んだことになっている若君を救うためには、‪5日後‬の満月の夜に戦国へ行かなきゃならない。

あれこれ考えを巡らせる尊を「哀れっぽく見えて実は全くあきらめてない期待に満ちた不気味な目」をした唯がじっと見ていた。
窓の外には雪が。

戦国。
若君が唯と別離後の2ヶ月を過ごした戦場にも、雪が舞っている。
小垣城で捕らわれの身となった若君は、織田家武将・相賀一成の与りとなり、西美濃の加地城攻めの先鋒を務めていた。

若君が黒羽城を出てから3ヵ月後、相賀立会いの下、忠高・天野のじい&父との対面が叶う。
若君は「父上、勝手ばかり致し申し訳ございません」と頭を垂れる。
黒羽城の主となった相賀は、高山・松丸は織田に降ったこと、残る羽木への仕置きを信長から一任されていることを告げ、羽木主家一族と三家老(天野・千原・木村)は月の内にこの地一帯から立ち退け、野上の里からも出て行け、と命じる。
更に、戦上手な若君に惚れ込んだから一族の志津姫と娶わせて婿にしたい、と爆弾発言。
忠高は既に嫁がいるので、と断るが、月へ帰ったと噂されるほど見目麗しい輝夜のごとき姫が妻だとしても現状行方知れずなんだから好都合!と相賀ゴリ押し。
天野のじい、若君と羽木兵を相賀の名の下に今後も戦でこき使いたいのだろう、羽木家総領が相賀の婿などとんでもない!と顔を真っ赤にして怒り狂う。
相賀も激高し、即刻忠清の首をはねよと言う宗鶴を宥め、羽木父子は切腹させろと言った信長を取り成した自分の申し出を受けぬとは、心得違いも甚だしい!と言い放って散会。

事の次第を聞いた小平太も怒り心頭。
戦となれば若君が真っ先に討たれてしまうから仕方ない、と天野父。
小平太は、歯痒いほど我を通すことをしない若君が唯之助のことだけは押し切ったのに、城を奪った敵の婿になるとは、と嘆く。
控えていた吉乃に唯之助の行方を訊ねるも存じませぬとの返答で、悔しそうに「たわけめっ…」と吐き捨てた。

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