マタニティランチャー

名無し百物語

マタニティランチャーとは

母体を砲台とし胎内にいる胎児を弾道とし腹圧で胎児を排出する兵器
母体への負担が大きすぎるため二発め以降は装填するまで半年以上の時間を費やすことになる
兵器としての使い勝手は皆無で一部のマニアの嗜好品として売買取引されている

母体（ランチャー）によっては
個大差が有るため中には永く使えるものがあれば一発発射しただけで使い物にならなくなる粗悪品も発生する
余談だが倫理的問題があり開発当初は生きている女性を兵器化することは道徳的にも禁忌である
従って兵器化は見送られたもののクローン技術が発達したことにより
代替品として元の女性の細胞から採取した物を培養し複製する
事がマタニティランチャーの生産コストを抑え大量生産することに成功し
健康的で優秀な個体から採取した遺伝子で採用した結果
マタニティランチャーは
限り無く並列化を達成し開発当初よりも使い勝手が飛躍的に向上し
多数のグリーンカラーのメインウェポンとして嗜われ愛されている