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今までにあった最大の修羅場 £46

37 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2014/09/09(火) 00:34:31.98 ID:lfANsp9O.net
私がA君の「お姉さん役」を初めてやることになったのは、卒業式前日の最後の練習のとき。
どうか何事もなく終わりますように、A君が暴れだしませんようにとただただ願っていた。


でも入場の練習をする直前になって、A君は指をしゃぶって遊び始めてしまった。
手が唾でベタベタで、その状態で鼻クソをほじって食べたりもしていた。

それを見た私は、手を繋がなきゃいけないのが本当に嫌になってボロボロ泣いた。
障碍者学級の先生がすっ飛んできてA君の手を洗わせに行き、
「ごめんね、もう綺麗になったから、ごめんね」って私に謝ってたけど、それでも汚いものって認識は変わらなかった。

練習が始まり、入場の時になっても嫌な気持ちは変わらず、私はA君の小指の先だけを摘まんで入場した。
しかしそれを見た担任が「ちょっとストップ!」と練習を中断させ、学年の皆の前で私を叱った。
いろいろ言われたけどあまりよく覚えてない。でも唯一覚えている言葉は
「そんな酷いことしないの!!」だった。

先生が私にこんなことさせてるのだって酷いのに、って子供ながらに納得できなくて
でも反論する度胸もなくて、ただ泣くしかできなかった。


練習が再開されて、私は泣きながら嫌々A君の手を握ったけど
それを見た後ろのクラスメイトが小さく「うわっ…」と呟いたのが聞こえた。
そりゃそうだよね、皆A君が唾まみれの手で鼻ほじってるの見てたんだもん。
私はそんなこと絶対しないのに、私も同じ「汚いやつ」として見られるんだと思って
悔しくて悔しくて涙が本当に止まらなかった。

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