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今までにあった修羅場を語れ 24話目

826 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2015/09/04(金) 16:20:16.43 ID:LkP7ZlnW.net
「本当にうちは無理だ」と何度かK君、もといクラスの皆に言ったと思うが、担任のY先生含め、誰も味方にはなってくれず…
教師なんだから必死なガキ見て察しろや!と今なら思う。
やがて何度も繰り返される「言い出しっぺ理論」に耐え切れず、しまいには折れて「親に頼んでみる」と言ってしまった。

今考えると「クラス全員で決めたことを正論気取って責任転嫁してんじゃねえ」とでも返せるぐらいには正論なんて無意味な物だと、経験を重ねたからこそ思う。
だが、その時は全然考える余裕もなく、そんな経験もなく、ただただ悔しさでいっぱいだった。
正直クリスマス会なんてその瞬間どうでも良くなった。休もうかとさえ思っていた。

俺はとにかく明日にでも「やっぱり無理だった」と言えばなんとかなると思ったので
母が帰ってきてすぐ、言うだけ言おうと
「学校でクリスマス会やる事になってクリスマスツリーを飾ろうって言ってしまった。言い出しっぺが用意するのが普通って言われた。無理だよね」
って言ったと思う。泣きながら言った気もする。あんまり覚えてない。

そしたらいつも鬼ババアみたいな事を言ってたはずの母が
「それなら日が近いから誕生日プレゼントも一緒に買おう」と言いだし、仕事が終わってすぐなのに、もう夜なのにその足で駅前まで一緒に行き、ゲームボーイと2400円の小さいクリスマスツリーを買ってくれた。
道中、母と「K君も言い方がきついね」なんて言いながら雪の積もった道を歩いたのをかすかに覚えてる。

今考えると、色々母の気持ちを察する所もあるが、当時の俺には一切そんな感情はなく
肝心のクリスマス会はどうでも良くなり、ゲームボーイで遊ぶ日々を過ごした。

その後色々あって、整理のつかない気持ちなどで一時期すごい憎んでおり、何年も会わなかった。
久々に母に会ったのは2年前。その前にも何回か会ったが、ひときわ母の背が小さくなっていて少し寂しい感じがした。
おわり。

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