胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい！(134)

おさかなくわえた名無しさん＠＼(^o^)／

前に生徒総会の武勇伝があったかと思うけど、私のひとつ年上の姉も生徒総会のときにやらかした。

当時姉は中学2年生で図書委員会委員長の立場を3年生から引き継いだばかり、毎年11月に行われる後期生徒総会の壇上で、全校生徒を目の前に緊張しながら活動報告や次期の目標等を読み上げていた。
そして質疑応答の時間になったとき、事件発生。
隅でたむろしていた不良たちが、返答に詰まるような質問をして相手を挑発する悪戯をし始めたのだ。実はこれは生徒総会のたびにある妨害行為で、今までにも結構な数の生徒たちが泣かされている。
一応質問という形なので先生方も下手に注意もできず、扱いに困っていた。
そして姉の番になったときも彼らは参上。

「委員長ー、性教育の本を増やしてくださいよぉー」

姉は頭の中が真っ白になったが、委員長として要望には応えねば！と訳のわからない責任感にも駆られたそうだ。

「私個人にとってもすっっっごく興味深い分野です！ぜひ増やしましょう！」
「ていうか正しい性知識を学校内の全員で身につけましょう！」
「歪んだ認識は望まない妊娠とか性犯罪とか悲劇のモトですからね！」
「本を増やしたら専門コーナーを設けますから絶対に見に来てくださいね！」
「自分の身を守るためには事前に知識を身につけないといけないし！」
「貴重なご意見ありがとうございました！皆さん拍手！」

こんな内容のことを一気にまくし立て、満面の笑みを作り力一杯パチパチ手を叩く姉。
釣られて壇上にいた全員も手を叩き始め、そのうち場内は割れんばかりの拍手に包まれた。
不良たちは.+ﾟ*(оﾟдﾟо)*ﾟ+.←な顔になっておとなしく退場し、その後生徒総会は無事に閉会。
姉はその夜、熱を出して寝込んだ。

ちなみにその後はおかしな質疑応答にも対策が必要だと事前にシュミレートするようになり、母校の生徒総会の質疑応答タイムは委員長vsちょっとヤンチャな生徒たちの大喜利大会に成り代わってしまった。今でもその伝統は細々と続いているらしい。
ある意味退屈な生徒総会を変えたヒロインとして、姉の存在は母校で語り継がれているそうだ。

そんな姉に先日子供が産まれ、初めてのご対面が終了したので嬉しさのあまり書き込んでしまいました。
姪っ子超可愛い。姉に似た責任感のある娘に育ってほしい。