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今までにあった修羅場を語れ 26話目

984 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2015/12/22(火) 11:12:38.57 ID:r+/8vX0X.net
続き。

Y子ちゃんとは何の問題もなく遊んでいたが、Y子ちゃんの母親は正直苦手だった。
遊びに行く度にお礼を言われ時には泣かれたりするのは勿論、Y子ちゃんと遊んでる時でも合間にやたらと私に話し掛けてくるのも反応に困るものだった。
子供には子供の世界があるし、入ってくるな。と。友達の母親と何を話せばいいんだ!って感じで。
しかも内容が「ああ見えてY子はね…」とか「寝顔は本当に天使みたいで…」とかそんなん。
段々「○○ちゃん(私)は本当にいい子ね」とか「○○ちゃんは可愛いわね」とか私をやたら褒める事も多くなり、それも反応に困った。
それからY子ちゃん母が「いつもY子と遊んでくれるお礼」として、何回か私をファミレスやモスバーガーに連れて行ってくれた。
そこに何故かY子ちゃんの姿はなかった。
Y子ちゃん母と私の二人での外食。
Y子ちゃん母はニコニコしながら私が食べるのを眺めていた。
「○○ちゃんは本当にいい子」「○○ちゃんは本当に可愛いわね」とか何とか私を褒めながら。
そして「○○ちゃんがうちの子だったらよかったのにね…!」と泣きながら言われた。
その姿を見ながら、私は子供ながらに気まずいを通り越して、何となくヤバいと思った。お母さん迎えに来て!って思った。
それから段々Y子ちゃんの家に行かなくなり、小学校での新しい生活が出来て完全に疎遠になった。
20年前の話。
子供の頃の思い出なんて他はあんまり覚えてないのに、Y子ちゃん母との事は凄く覚えてる。
あんまり修羅場感ないかもしれんが、あの時の、私の名前を呼びながら「うちの子だったら…」と泣いてるY子ちゃん母を前にした時の感じは本当に独特の空気だった。
よく、ダウン症の子の親が「うちの子は天使」と言っている話を見掛ける度、思い出しては何とも言えない気持ちになる。
以上、長くなったけど終わり。

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