今までにあった修羅場を語れ 28話目

おさかなくわえた名無しさん＠＼(^o^)／

修羅場ほどじゃないが

小６の夏、浴衣で近所のお祭りへ行った。
あまり浴衣を着たことがなかったため、
もうテンションもマックス。

で、
蛸焼きやフランクフルトを食べ、暫くして
盛り上がる時間帯になってきた。大通りは
人でワチャワチャ。なので、裏道に入った。
(それでも屋台があるので人は多少いる)
そこで綿あめを食べていたら、いきなり

「あの、よかったら一緒にまわりませんか？」と後ろから声を掛けられ、肩を叩かれた。
(えっ、ホントに？)とか思い振り返ると
中2くらいの男の子だった。
そして目が合ったとたん、

「あ、やっぱりいいです」と言われた。
相手は私服だった。着物なんぞに洒落こんで
いる自分が、対して惨めに思えた。

残りの綿あめを呑みこんで、帰路に着いた。