今までにあった修羅場を語れ 30話目

おさかなくわえた名無しさん＠＼(^o^)／

その後数か月して叔母が亡くなり、遺産分けの話となった
叔母は、自分の妹を信用しておらず俺が遺産分けの手続きをすることを叔母自身が宣言していた
叔母の遺志通り「全員一円単位まで同額のお金を分ける」「叔母の持ち家は三回忌まで保持し
法要が終わると売ってお金は同様に叔母の妹に等分で渡す」という話をした所、次女と四女が
すぐに家も売り払ってお金にして寄こせと云いだした
余りにも情けない主張なので、つい俺も「病院で叔母の耳元で定期預金の話していたので恥を
かいた」話をした所、突然四女が切れて掴みかかってきた
看護師、お医者さま、母親などその気になれば幾らでも証人がいる話なのに絶対違う、私は
そんな話はしていないなどと主張してくる
母親が中に入って懐柔しようとしたが、叔母にさんざんお世話になっていたのと、次女、四女
は反吐が出るぐらい嫌いだったので俺も語気が荒く、言い争いになり、四女も俺に掴みかかっ
てきて最終的に顔や手や背中などを引っ掻かれ血だらけになった
とはいえ、俺は分割の手続きのみ担当で、遺産を貰える権利があるのは次女、母親（三女）、
四女だけなので、多数決で家もすぐに売りお金を分ける事になった
四十九日の法要の翌日、全額を三等分してそれぞれの口座に入れた
一度も叔母の面倒を見ていない次女や四女が掴みかかってきた時は流石に呆れたよ
後出しみたいになるが、亡くなる前叔母に財産は全部隠して俺に渡したいと云っていたのだが
そんな事をすると妹同士が絶縁してしまう、長女がそんなことしたらダメでしょと諭して
俺から、全員に均等に分ける事を提案した
今思うと、叔母に申し訳ないことしたなと思うのとあの時の次女と四女の形相は一生忘れられ
ないと思う