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今までにあった修羅場を語れ 32話目

296 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2016/12/31(土) 22:10:16.33 ID:Qm9hvqIt.net
うちの墓掃除のついでに叔父の墓を掃除した続きで、数年前に亡くなった叔父の思いで話を母親と今日した。
自営両親が不在がちなのでよく遊んでもらった。外にも遊びに連れて行ってもらっていた。
そこでとんでもない事を母親から知らされた。
母親いわく、俺が実家をでたあと叔父は女性がらみの不祥事で警察沙汰になったらしい。
なんだかな〜という気分でどんよりして、晦日の酒も抜けたころ叔父との記憶をたどって
ぼんやりしていた。

そしたらなぜか、この歳になって無かった記憶の断片が頭の中にしゃしゃり出てきた。
親は何時も家にはいなかった。午後の家、田舎の無駄にでかい総二階の廊下の突き当りの奥座敷。
そこは普段誰も近づかない。
その部屋で入学前の俺は叔父によく遊んでもらった。叔父が追っかける、俺が逃げ回る。俺は奇声をあげている。
叔父の手が俺の足を捕まえて、背後から俺を抱きかかえて、羽交い絞めにされてジタバタした俺は叫んでいる。
叔父の無精ひげが俺の頬や首筋に痛くて気持ちが悪くて嫌悪感に囚われたけど叔父と遊んでいる
甥っ子を演じていたような記憶がある。
気持ちの悪い頬ずりの後の記憶はまったくない。
記憶がないんでそれ以上のことはなかったんだろう。

思い出さなくていいことってあるよな。
なんだかな、ますますどんよりするよ。憂鬱な年越しの晩だよ。

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