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今までにあった修羅場を語れ 32話目

587 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2017/01/15(日) 07:39:49.64 ID:0g5jlYBk.net
数年前。
イヌ(中型雑種5匹)の散歩に門から道に出たらイノシシがいた。60kg級の母1頭、
もうウリでなくなった、25−30kgぐらいの子が4頭。
まあいい。山の中だからイノシシ、カモシカ、クマはいて当然。
母イノシシがウリだった頃から顔見知りだし、4頭の子も当然、ウリの頃から知っている。
問題は、子がある程度大きくなって母から離れていたせいで、自分とイヌが母と子2頭の間に入りこむ形になってしまったこと。
自分たちを挟んで、坂の上に母と子2匹、坂の下に子2匹。
子たちは自分とイヌをさほど気にしていないのに、母は怒った。
背中の毛を逆立てて、グフっグフっくぐっ・・・と唸りながら、一歩ずつ、ゆっくり、坂の上から近づいて来る。
イヌが吠えてもお構いなし。
仕方ないのでイヌを引きずりながら後ずさりした。後ずさりする人間は道しか歩けない。横の土手は登れない。
すると子イノシシに近づくことになってしまう。母、ますます怒る。
子イノシシがどっかいってくれればいいんだが、振り返って肩越しにちらと見ると、気にせずミミズかなんかほじってる。
「母ジシよ、オマエの子たちはもうウリウリじゃねえ。うちの一番大きいイヌより大きく育っているではないか。
オマエの子に危険はないのだよ」
と言っても聞くはずもなく。
門を出てから20mも後ずさっただろうか、母はどんどん迫ってくる。

野生動物を刺激してはいけない、というのはむろん知っていた。
が、間合いが3mほどになった時、仕方なく決心した。

「うりゃあああ」

と喚きながらイヌたちと供に母に向かって突進した。両手がイヌのリードでふさがっているから
お腹の前とかスカスカな感じで心細かったが(手が使えてもなんにもならないのに)。
母はパッと身を翻してくれた。子たちも同期して逃げていった。

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