百年の恋も冷めた瞬間！195年目

おさかなくわえた名無しさん＠＼(^o^)／

同棲してた元彼氏。
生活費は全て折半していたが、ある時から収入が厳しくなり家賃を私が負担することに。
その分家事を頑張るという交換条件だった。
ある日疲れて帰宅すると、彼が高価そうな傘を買っていた。おしゃれだし、大事に長く使えるし、似合うねと褒めた。
あくる日、オーダーメイドのワイシャツが仕上がったとニコニコ着て見せた。ひとしきりファッションショーをして、あのズボンと靴と合わせたらかっこいいねと褒めた。
そんな調子がしばらく続き、ふと鏡を見ると、自分が１年以上新しい洋服を買っていないことに気がついた。肌も髪も荒れ放題でボロボロ。
久々に会った友達に、あんたどうしたのと泣かれた。
今度はスーツを注文した。これもオーダー。割安だし、必要なものだからと力説された。
自分が笑っていないことにそこで気がついた。
デートで街に買い物に出ても、お金なくて買えないなと思うと全然楽しめなかった。
スタイルがよく、センスがいい所が好きだったはずなのに、最後にはそんな金があるなら家賃出してほしいと罵ってしまった。
収入が低くてお金の管理が苦手な自分にも要因はあったけど、本当に辛かった。
ちなみにその元彼はユニクロやマクドナルドをバカにして絶対に利用しない人だった。
今の彼氏は着るものにちょっと無頓着だけど、安くても似合いそうな洋服をあれこれ着せるのが楽しみ。