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今までにあった修羅場を語れ 34話目

960 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2017/06/22(木) 00:15:03.03 ID:x0b765+o.net
その場で「ご協力ありがとうございました」と解散かと思いきや、痴漢、被害者、俺と男性がそれぞれ別々のパトカーに乗せられ、警察署へ。この時点で夜の十時。
そして事情聴取。明日は仕事だし、早くしてくれないと困るなーと思いながら事情聴取を受けていた。もちろん、聴取は俺、男性、被害者、痴漢でそれぞれ別の部屋。
免許をコピーされ、指紋を取られた。免許のコピーの上に大きく「逮捕者」という判子が捺されていたのはたまげた。

やっと事情聴取が終わって、これで帰れるのかなと思ったら、今度は「現場検証です」。
再び現場へ戻って、痴漢役の警察官を相手に俺と男性で「こうやって捕まえました」という再現をして、その都度写真を撮られる。この時点で午前零時。
ちょっと遅くなったけど明日の仕事には差し支えないかなと思っていたら、「では署に戻って調書を作りますので……」

警察署に戻り、調書作成。すぐに終わるだろうと思っていたが、これにたいへんな時間がかかった。なんでも逮捕者、被害者、被疑者の証言が合致するまでやるようで、
最終的に全てが終わったのは、夜も明け始めた午前六時。いつもならば起きる時間だ。

パトカーでアパートまで送って貰ったはいいが、結局一睡もせずに、予期せぬ徹夜でグロッキーのまま出勤。
職場には「昨夜はこんなわけで」と事情を説明したが、その日は仕事にならなかった。

余談だが、学生の頃は徹夜でカラオケした後そのまま授業なんて平気だったけど、やっぱり歳なんだなぁと実感。

しかし、何が腹立つって、俺たちが徹夜で調書作成していたその数時間前に、痴漢は留置所に入って寝ていたということ。十数年経った今、その痴漢がどうしているのか知る
由もないが、もし会うことがあったら「お前のせいでこんな目に遭ったぞ」と切々と訴えてやりたい。

まあ、俺の担当だった刑事が面白い人だったことと、その後に捜査協力費としていくらか貰えたことが救いかな。

でも、こんなんじゃ積極的に犯罪捜査に協力しようなんて人も減っちゃうんじゃないかな、と思った当時であった。


ちなみに、痴漢はもちろん、被害者とも一緒に捕まえた男性とも、その後一度も会っていない。

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