今までにあった修羅場を語れ 35話目

おさかなくわえた名無しさん＠＼(^o^)／

会社の飲み会で女子社員Aが彼氏と別れたいけど別れられないという話を持ち出した。
彼氏との先が見えないと思っている最中、彼氏が車を買い替えそれが高級車だということで、
Aは「私の為にこんな車を・・・」と思い、別れを言い出せなくなったらしい。
しかしSNSには彼氏とラブラブなアピール。その車もベタ誉め。
まぁよくある自虐風の自慢だと思っていた。
ちなみにその高級車というのはその中でもランクの低い、中古で200万くらいのものをヤンキー仕様。
その写真を見せられた女子社員Bは「すごいねぇ～。いいなぁ～。愛されてるねぇ～。」とニコニコしながら聞いていた。
それに気持ち良くなったAはどんどん自虐風の愚痴を語る。

ちなみにBには彼氏がいて、その彼氏は他会社の役員でかなり羽振りのいい人。
それはその飲み会に来ている人はほぼ知っている。
みんな内心「Bにその自慢は滑稽すぎるだろ・・・」と思っていたはず。
B自身は車に無頓着だからそんな事は思っていないだろうけど。

後日、Bから「ちょっと相談がある」と就業後に近くの喫茶店に呼ばれた。
話を要約するとその飲み会の翌日に上司が茶化しながらだと思うけど、
「Bの彼氏の車はAの彼氏の車が6～7台くらい買えるのけどなw」と言ったらしく、
回り回ってAはBが言ったことだと思い込んでいるようで、AはBに冷たく当たってるとの事。
正直俺は面倒だしAの誤解を解いてやるような事は考えなかった。

しかしここでSNSが思いもよらぬ働きを見せた。
Aがアップする写真に赤の他人とはいえ、いろんな人から
「だせぇw」「車が泣いている」「それ高級車じゃないからw」
と立て続けに書かれ、Aは我に返ったのか誰かの入れ知恵なのかSNSのアカウントを閉じたらしい。
そして後日、彼氏と別れたという報告を受けた時にさらっと俺は「あれって上司が言ったらしいよ」と言ったが、
Aからすればそういう問題じゃないらしく今もまだAとBは不仲が続いている。

このタイミングでBがいよいよ結婚する事になり、その報告はAに出来ていないらしい。
とはいえAにもその話は耳に入ってくるもので「Bの結婚式までに会社辞める」と言ってる。
意地を張り続ける女子は大変だな。