今までにあった修羅場を語れ 38話目

おさかなくわえた名無しさん

昨年の冬、京都に行った。仕事関連で突発で一泊。可能な限り観光地を回りたくて、翌朝真っ暗な時間から伏見稲荷に行って鳥居の階段をハアハアしながら登ってた。まだ真っ暗で1人だから文句も言ってた。
分岐点のところで犬のリードを限りなく短く持って鳥居の柱に隠れきってないおっさんがいて、犬が私に吠えた。
死ぬほどビビって私も吠えたらさらに犬も吠えて、後ずさった私が鳥居にぶつかり、蜘蛛の巣が顔にかかって、虫嫌いなんで恐怖で両手と頭を振り回しながら「あんあああ！」と叫びながら地団駄踏んだ。
おっさんは「えっえっえっ」とパニクって犬はさらに吠えて三つ巴みたいになった。ビビりすぎて死ぬかと思ったけど、あとでおっさんに
「誰か殺して現場を立ち去る犯人か、メンタル系やられた人かと思った」
と言われた。驚かせてすみませんでした。