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今までにあった修羅場を語れ 38話目

684 :肺炎:2018/07/04(水) 22:22:03.23 ID:UzoAlaUX.net
もう、駅周辺まで行くしかない。でも、結構限界近い。そうだタクシーを呼ぼう。
「では、タクシーを呼びたいので電話をお借りできませんか?いえ、電話したら外で待ちますから、決してご迷惑は…。」
「出て行けと言っているんです。警察を呼びますよ!」

嘘ぉ…。医療に従事する者が、急病人に対してこんな扱いアリ?
あぁ、うん、警察もアリかな。そしたら救急車も来てくれるかな…。あぁ、救急車だ。救急車を呼んでもらわないと。もうそろそろダメぽ。
「すみません、もう本当に辛いんです。救急車を呼んでください。」
「アンタ、バカなの?病院が救急車なんて恥ずかしくて呼べる訳ないでしょう!早く出てけ!」

受付婆は、想像以上に屈強な腕で俺を文字通り病院から掴み出してドアを閉めた。

このK医院のドアはニ〜三段の階段の上にあって、掴み出された俺は上手くバランスを取れる訳もなく、転がり落ちて腰を強かに打ってしまったが、ある意味、その痛みで意識が少しだけハッキリしたのも事実で。
こんな所で押し問答している暇があったら、早く他所の病院に行かなければ…。

力なくフラフラと立ち上がり、腰をさすりながら歩き始めた辺りで記憶が飛んだ。


目が覚めると、俺はちょっと大きな総合病院のICUで、酸素マスクを付けていた。体中にソコソコの本数のチューブが繋がれていて、まぁ、動いちゃいけないって事はスグに分かった。

総合病院の医者によると、俺は肺炎で本当に死にかけていたらしく、行き倒れになっていたそうな。
で、親切な命の恩人は、お巡りさんにだけ素性を明かして「御礼不要、問題になった時だけご連絡下さい」と仰ったらしく、警察からは連絡先を教えて貰えませんでした。

と、言うわけで、K医院の受付婆に「俺、何でこんなひどい扱いを受けてるの?」と思いながらフラフラしてた時がスレタイ。

ちなみに、総合病院から退院するには3週間近くかかりました。
皆さんは、限界を意識する前に救急車を呼んだ方が良いと思います。

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