その神経が分からん！part436

おさかなくわえた名無しさん

>>918
観光で超有名な北海道のとあるＸ市がある
そこの郊外にこれまた有名なお菓子メーカーが運営する売店兼レストランがある
「Ｘ市の天然水を使っています」
オープンから何年も経つんだけど、そのイメージ戦略は抜群で今も外から観光客が絶えない人気のスポットである

ところがよくよく話を聞いてみると
元々あの一帯は上質な水資源に恵まれているわけではなく、着工時からＸ市の上下水道を使う予定だった
たまたま基礎工事かなんかの最中に水脈に当たったものの、臭くて汚くて利用価値なんか無いと誰もが思ってた
粘土質と泥炭が主な地層だから普通はこんな泥水を使おうなんて思わない

ところがお菓子メーカーの責任者が強引というか発想が豊かというか
「汚れていようがなんだろうがＸ市の天然水に違いはない」
「これを売りにするぞ！」
というわけで水道の契約は無しとし、大規模な水浄化システムをオプションで追加した
その初期投資もランニングコストも膨大なもので、普通に上水道引いた場合の何倍もかかるとか
当然、大部分の汚れの除去に伴って一部の有効ミネラルも徹底的にろ過されてしまう
そんなものに一体なんのありがたみがあるのだろうと思ってしまうところだが

「ここのご飯美味しいね」
「Ｘ市の天然水だもの、何食べても美味しいに決まってるじゃない」
「普通にお水をゴクゴク飲んでも美味しい！」
「子供って本能で良いものがわかるのかしら」

こういう客ばかりだからそらヒットするわな