今までにあった修羅場を語れ 48話目

おさかなくわえた名無しさん

ある日、会社事務所に知らない老婦人が、手土産持参で着物を着て社長と面談していた。
（私の当時の勤務先、30人程度の電気工事会社の応接コーナーです。）

突如2人は興奮して怒鳴りあいになった。後で事情を聞くと、こんな事でした。
勤務している電工見習い19歳が、忘年会の2次会にて、老婦人の娘が勤務のキャバレーに行き
相思相愛に発展して、夜遊びしだして稼ぎが無くなり、娘の収入にみで生活しているので
苦しくなり、二人に交際を止めるように言うも聞かず、困っている。
近くに在住の刑事さんに相談するも、「刑事事件にはならない、無理」と言われて
そこで、社長に相談にきたらしい。

社長は　「独身同士の男女の交際に対して、止めろなど言えない」と怒り出した。
老婦人は、帰宅したが、その後大事件に発展した。
それから、半月後に会社に警察から電話があり「○○さんは、お宅の従業員か？」との確認でした。
その19歳の電工は、山野にて軽自動車の排気を車に気引き込み、ガス自殺していた。

その前日には、独身寮の食堂にて、排気引込み配管を作っていたようで
寮母との会話で「人は死んだらどうなるのだろう？」でした。

その後、ローン会社やサラ金からの請求電話が色色ありました。
彼女との遊興費を借りていたようです。
葬式に会社より2人出たが、友人が多く出席していて驚いたそうです。
その後の話は聞きません。もう関係なし・・。