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あなたの知っているまったく役立たない雑学87

406 :おさかなくわえた名無しさん:2024/01/28(日) 11:19:43.42 ID:WWCS2IAt.net
1970年代、文房具メーカーのパイロットは熱で変色するインクを開発した
当初は変色と復色の温度幅が繊細で文房具として日常で使用はできなかったが、
代わりに熱湯を注ぐと絵柄が浮かび上がる「魔法のコップ」を販売した

これがそこそこ売れたのでパイロットは何色に変わるかを模索し試行錯誤を繰り返した
その際偶然にも無色透明になるインクが出来上がってしまったが、
絵柄が消えるのでは意味がないとお蔵入りになった

研究を重ねインク変色の温度幅が広がるにつれ02年に「イルージョン」を発売
書いた時は黒で専用ラバーで摩擦熱を加えるとカラフルに変色するというものだが、
所詮は奇を衒ったアイテムで売り上げは惨憺たる結果となった

これを知った欧州パイロット社CEOのマルセルは尋ねた
「こすって変色ではなく消えるインクはないか?日本と違って欧州では小学校から
 ボールペンを使うのが一般的で、もしも修正液が不要になったら革命が起こる」

「それならもう有る!!」と日本パイロットは即答した
06年、ついに「消せるボールペン」が先行販売され
8年間でおよそ10億本を売り上げる空前の大ヒット商品となった

ちなみに同インクで書いた書類やメモを炎天下の車内に放置したら消えてしまった、
ということはよくあるが加熱したら消えるということは冷やせば戻るということである
その書類やメモを冷凍庫に入れて1日もすれば元に戻る

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