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希「わしわし占いはじめました」

1 :名無しで叶える物語(アメリカ合衆国)@\(^o^)/:2014/11/10(月) 13:34:59.74 ID:v0drbDre.net
 ――放課後 音ノ木坂学院>みんなの部室


希「のんたんアナライズ!」

にこ「ふゅひっ!?」

希「わしわし――むむっこれはこれは」

希「にこちゃん? 昨日のお風呂あがりに
  棒アイスくわえながらストレッチしてたら
  スマホにアイスこぼして『やっちゃったにこ……』って
  四つん這いになりながら涙ながらに呟いてるね?」

にこ「なんで知ってんの!?」

希「バストサイズから血行骨密度筋肉量性癖排卵日に至るまで」

希「オッパイ揉めばその子の事だいたい分かるんよ」

希「スピリチュアルやね?」

にこ「スピリチュアルどころかオーバーテクノロジーよ!
   近未来的すぎんでしょ! カメラの有無を疑うぞコラ!」

希「別にええよ? 盗聴器もカメラも仕掛けてへんからなぁー」

にこ「ぶっちゃけそっちの方がまだ良かったわよ……」

205 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/18(火) 19:12:39.95 ID:XMNi6lhz.net
 五分後――放課後 音ノ木坂学院>講堂


海未「遅いですよ! にこ――え?
   希ですか? 見てませんけど……」

海未「って待ちなさい! 話はまだ――」



 五分後――放課後 音ノ木坂学院>みんなの部室


絵里「――どうしたの? 血相変えて」

絵里「のんたん……? ここには来てないわよ
   てっきりアンタと一緒なんじゃないかと――」


 五分後――放課後 音ノ木坂学院>校門前


ツバサ「……きゃっ いきなり何?」

ツバサ「え? 見てないけど――とにかく肩を離して」

ツバサ「何かあったの……? あっ――こら、待って!」

206 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/18(火) 19:22:13.58 ID:XMNi6lhz.net
 数時間後――夜 音ノ木坂学院>理事長室


ことりママ「――本当にいいのね?」

希「はい」

ことりママ「出過ぎたことを言うようだけれど……」

ことりママ「アナタのご両親は 自分たちの都合で
     いくつもの学校を転々としてきたアナタを いつも案じていた」

ことりママ「だからこそご両親はアナタにこう尋ねた
      親元にいるか親元を発つかのをどちらかを」

ことりママ「その結果アナタはここにいます
      一人暮らしを音ノ木坂学院を選んだ」

ことりママ「それはアナタ自身が 音ノ木坂でなら
      より良い結果が得られると思ったからでは?」

ことりママ「なのに 実際に2年在籍した今になって――なぜ……自分から」

希「……」

希「決めた事ですから――ウチ……東條希は」

希「音ノ木坂学院から転校します」

207 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/18(火) 19:26:25.31 ID:XMNi6lhz.net
 同刻――夜 秋葉原>にこの家


 >おかけになった電話番――

こころ「お帰りなさい! お姉さま」

 >の届かない場所に――

にこ「……」

こころ「お姉さま……?」

 >源が入っていないため――

にこ(のぞみがいない……どこにもいない)

にこ(のぞみのいえにも……おとのぎさかにも
   じんじゃにも……ぶしつにも――どこにもいない)

にこ「希……」

にこ「どこにいるのよ……希――」


 >トゥルルル

 >トゥル――

 >ト――

 >――

208 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/18(火) 19:28:15.84 ID:XMNi6lhz.net
>第五話しわし

 『激おこスピリチュアルファイナリアリティのんたんドリーム』

           完

209 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/18(火) 20:10:38.63 ID:XMNi6lhz.net
絵里「こんばんはみんな アナタのエリーチカよ」

絵里「それで希は? 私のんたんと一緒じゃないと
   喋りたくないんだけど」

絵里「……え? 話が違うじゃないの!」

絵里「私はのんたんとイチャラブ出来る密室があるって
   聞いたからここまで来たのに! そんなのあんまりよ!」

絵里「……えっ コレ、希も見てるの?」

絵里「……コ、コホン」

絵里「長かった揉みしだき占い道を 終える覚悟をもって 仲間の元から去る決意をした希」

絵里「誰もがその状況に打ちひしがれる中でもなお
   瞳に絶え間ない煌めきを宿す 彼女がとった決断とは!」

>次回! 最終話しわし

 『のんたん大勝利! 希望の未来へレディ・スピリチュアルやね!』

絵里「……は? 私と希についてに関する記述が
   まるでないんだけどこの予告! おかしいわよこんなの!」

絵里「ハラショー! もう怒ったわ! エリチカ! おうちかえr

210 :名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/:2014/11/18(火) 20:23:47.81 ID:eGsjOYlZ.net
続きが気になりすぎる
乙やん

211 :名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/:2014/11/19(水) 10:09:04.51 ID:fs5EHrAR.net
乙mokin sick style

212 :名無しで叶える物語(らっきょう)@\(^o^)/:2014/11/25(火) 01:25:02.74 ID:dRaOeJWI.net
作者どこいった

213 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/25(火) 23:56:04.99 ID:C0gG4xRW.net
 ――夜 秋葉原>バス乗り場


希「……」

 >ピッ

希(ははっ……たくさんメール来てる
   電話もこんなに――)

希(にこちゃんはともかく みんなまで
   これは……告げ口されちゃったかな)

 >プシュー

希「……あっ すいません――ウチも乗せて下さい」

希(……ふふっ おかしいなぁ)

希(つい方言が出てきちゃうよ)

希(もう使う機会もないのになぁ……)

214 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/:2014/11/25(火) 23:58:53.98 ID:oMuCiG7i.net
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

215 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 00:05:53.11 ID:foMdYnXN.net
 同刻――夜 にこの家>居間


にこ「……」

にこ「ん……」

にこ「――あれ……ここ」

ことり「……み、みんな! にこちゃんが起きたよぉ」

海未「本当ですか!?」

穂乃果「にこちゃん! 分かる? 私だよ! 穂乃果!」

にこ「ち、近っ! 分かるわよ! 分かるから離れてっ」

ことり「良かったぁ……」

真姫「だから言ったじゃない 単なる貧血だって」

海未「だからといって心配はします!
    家の前で倒れたと聞かされれば普通は」

にこ(そうか……私 希を探してる途中で――)

にこ「……希 そうよ……希は!?」

216 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 00:12:47.97 ID:foMdYnXN.net
ことり「それは……」

穂乃果「にこちゃん……私達もあの後ね
     にこちゃんを探し回ってたんだよ」

にこ「私の事なんかいいから質問に答えてよ!
    希の事で なにか知ってるんでしょ!?」

にこ「あの様子……普通じゃなかった
    希に何かあったら私……私」

真姫「……私達も同じだったのよ」

にこ「え……?」

真姫「私達も にこちゃんに何かあったんじゃないかって
    気が気じゃなかったって言ってるの」

真姫「だから もう二度と
    『私の事なんか』なんて言わないで そんなの――」

真姫「いつも自分がNo.1アイドルだって
    のたまってる にこちゃんらしくないじゃない」

にこ「真姫ちゃん……」

217 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 00:19:34.73 ID:foMdYnXN.net
にこ「……ゴメン」

ことり「ううん仕方ないよ それだけ
     希ちゃんの事が好きになったんでしょ? にこちゃんは」

にこ「なっ……べ、別にそんなんじゃないわよ!」

ことり「そうかなぁー?」

穂乃果「いつもなら真っ先に 自分の心配してたのに
     優先順位がガラッと変わってるもんねー?」

ことり・穂乃果「ネー」

海未「そんな話をしている場合じゃないでしょう!?
    つぎ脱線させたら2人とも ラブアローシュートで磔にしますから」

ことり・穂乃果「はい すいませんでした」

真姫(まるで犬とその飼い主ね)

218 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 00:29:52.48 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「みんなで一緒に にこちゃんを探してた話はしたよね」

穂乃果「にこちゃんの様子が変だって教えてくれた
     ツバサちゃんと絵里ちゃんも 一緒になって探したんだけど」

穂乃果「にこちゃんは見つからなかった……でも
     辺りが暗くになった頃 私達に二つの連絡が入ったんだ」

海未「一つはアナタが玄関先で倒れたという
    アナタの妹達からの連絡です」

真姫「もう……人が何度も鳴らしてるんだから
    倒れる前に携帯くらい出なさいよねっ」

真姫「妹さんが機転を利かせて 着信音から
   私達への連絡に繋げたから良かったものを……」

真姫「それと 救急番号くらい教えといて――」

にこ「わ、わかったわよぉ! うん……
    ゴメンね……ありがとみんな こころ達は……?」

花陽「――寝かしつけてきたよぉ」

219 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 00:38:37.31 ID:foMdYnXN.net
ことり「ありがとう 花陽ちゃん」

にこ「花陽……」

花陽「眠る間際まで にこちゃんの心配をしてたよ?
    もう こんな無茶しちゃ……駄目だからね?」

にこ「うん……ありがと」

海未「……二つ目の連絡は ことりのお母さんからでした」

穂乃果「落ち着いて聞いてね? にこちゃん」

にこ「さっきの流れで いま釘をさすって事は
    やっぱり……希に関する事よね?」

穂乃果「うん……希ちゃんが 希ちゃんがねっ……?」

真姫「今夜……東京を発つそうよ」

にこ「……」

にこ「え……?」

220 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 00:44:14.72 ID:foMdYnXN.net
にこ「ウソ……」

海未「本当です」

にこ「ウソ! なんでそんな……!」

にこ「なんでよ ねぇ……どうして!?」

花陽「にこちゃん……静かに――ね?」

にこ「あ……」

にこ「……ゴメン」

海未「にこもやっぱり 聞かされていませんでしたか」

にこ「小旅行や……なにかじゃないのよね?」

花陽「残念ながら……」

ことり「ことりだって信じられないよ……
     希ちゃんが自分から転校したいだなんて」

にこ「はは……自分から転校って……なに?」

にこ「アイツはいつも……ヘラヘラ笑いながら
    人のことモミモミするドスケベ乳好き女だけど……」

にこ「私達が悲しむと自分のことのように悲しんで……
    私が笑うと 自分の事のように喜んでくれた……助けてくれた……」

にこ「それなのに……どうして?」

 >ポタッポタッ

にこ「どうしてなの……?」

ことり「にこちゃん……」

海未「……」

真姫「……」

花陽「……」

穂乃果「……行こう みんな」

221 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 00:51:12.78 ID:foMdYnXN.net
にこ「穂乃果……?」

穂乃果「分からないなら聞くしかない!」

穂乃果「分からないままには しておきたくない事だから!」

穂乃果「そうだよね? にこちゃん」

にこ「あ……」

にこ「当たり前……じゃないっ」

ことり「穂乃果ちゃんがいうなら 私は何でもいいよ!」

海未「詳しい転校先はまだ決まっておらず
    希はしばらく 親元に帰って休学する予定だそうです」

海未「つまり 希が使う交通機関 ルートの一切が不明です
    東京から出て雲隠れされてしまえば一巻の終わりでしょう」

海未「他のみんなはまだ外で探してくれています
    人手はあればあるほど良い 頑張りましょう!」

真姫「結局は人海戦術か
    とっかかりが欲しい所だけど仕方ないわね」

花陽「私だってまだ 希ちゃんと話したい事いっぱいある!」

にこ(希……!)

にこ「絶対に探しだしてやるんだから!」

222 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:02:04.39 ID:foMdYnXN.net
 同刻――夜 秋葉原>バス乗り場


絵里「すんすん……ここら一帯からも 希のスメルが香るわね」

絵里「……あれ ニオイがここで途切れてる
    まるでのんたんが空を飛んで逃げたかのよう……不思議チカぁ」

ツバサ「すこぶる信じがたい情報ありがと」

絵里「なによ! 私と希の絆にイチャモンつける気なの!?」

ツバサ「つけてないからすこし黙ってて」

 >ピッ……トゥルルル

ツバサ「もしもし――私の現在地から出たバスが
     どこに向かうのかを全員に伝えといて」

ツバサ「英玲奈」

223 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:12:59.06 ID:foMdYnXN.net
 10分後――夜 秋葉原>ラジ館前


 >トゥルルルル

にこ「はぁはぁ――な、なによこの着信さっきから
    非通知でかけてきて――あぁもう無視よ無視っ」

にこ(……でも もし希からだったら――?)

にこ「ええい! はいもしもし!」

 >矢澤にこ 今すぐ駒込駅南口に向かえ

にこ「はぁ!? 誰よアンタ! 変な機会音声使って!
    なんでアイドルにこちゃんの番号を知って――」

 >さぁ? 強いて言うなら君たちに借りがある
  いちアイドルグループかな それと声は地声だ

にこ「はぁ?」

にこ(言われてみると この声、どこかで聞いたような――)

 >いいか? 駒込駅南口だ

 >とある手がかりを元にしてもなお

 >手当たり次第が前提にある懸念付きだ 人手がいる

 >君たちの仲間はもう他の場所に向かっているぞ

にこ「あんた……」

 >東条希に会いたいのだろう? ならば行け

にこ「っ……ありがとう!」

にこ(希……! 希……!)

224 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:22:18.71 ID:foMdYnXN.net
 数十分後――夜 東京>駒込駅


 >タタタタッ

にこ(ふざけんな! ふざけんな!)

にこ(そうよ! こんなの絶対ふざけてる!)

にこ(これから私に 何回、思い出させる気よっ)

 >スマホにアイスこぼしたね?

 >わしわしすればその子の事だいたい分かるんよ

にこ(携帯いじるたび 占いの露天みかけるたび)

 >バストアップも夢じゃないかもよぉ?

 >ウチと一緒に香水 選びに行こう?

にこ(シャワーを浴びるたび 小瓶に触れるたび
    ……呼吸をして香るたび)

 >ウチにチャンスをくれへんか?

 >じゃあ ウチらも仕切り直しといこか

 >にこちゃん ありがとう

にこ(悔しくなるたび 嬉しくなるたび
   ……寂しくなるたび 絶対アンタを思い出す……)

にこ「人が捨てられないような物っ……たくさん増やしてっ!」

にこ「こんなに人の日常を――私の心を占めてから消えるなんてっ」

にこ「絶対に許さないからぁー! ――希ぃー!」

希「……え?」

にこ「はぁ……はぁ!」

希「にこ、ちゃん……?」

225 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:27:30.91 ID:foMdYnXN.net
希「にこちゃん……なんで」

にこ「なんで? なんでっつった!? アンタ!」

にこ「はっ分かんないでしょうね!
    人の気も知らないで 勝手に逃げ回ってたアンタには
     こんな人目もある場所じゃ 胸だって揉めないでしょうし!」

にこ「だから聞かせてあげる!
    ……そんなの そんなの――!」

にこ「好きだからに決まってんでしょ……!」

 >ギュッ

希「あ……」

にこ「バカ……!」

226 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:28:31.28 ID:Gl25b6X/.net
えんだああああああ

227 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:32:42.20 ID:foMdYnXN.net
希「……にこちゃん」

にこ「どうしていなくなったのよ
    にこが嫌いになったから? アイドルが嫌になったから?」

希「ううん 違うよ――私が嫌なのは私だけ」

希「自分の力に振り回されて
   みんなをだましてる自分が嫌になったの」

にこ「力って……あの占いのこと?」

希「うん……昔から私は転校しがちでね
   友達を作るなんて夢のまた夢だったんだ」

希「誰だって……目を見て話をして手探りで心を開いてるのに」

希「私は力をつかって覗き見て 人の心をこじ開けて
   ずっと相手に取り入ってを繰り返してきた」

希「……でもね 仕方なかったんだ……」

希「いつ別れてしまうかわからない環境で
   友達を作るためには こんな力にでも頼っていかないとって」

希「強迫観念みたいな気持ちがずっとあった
   転校生ってハンデもあって――なおさらね」

にこ「そんなの! 別にどうだっていいじゃない
    アンタが私達を助けてくれたことに変わりはないもん!」

228 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:38:15.91 ID:foMdYnXN.net
希「……」

希「音ノ木坂学院での暮らしも そうなるハズだった
   でも――一人で暮らせるなら 転校はしなくてもいいって言われて」

希「私はこれで解放されるって思った
  もう力に頼らなくてもいいって」

希「でも駄目だった――こんな力に頼ってるうちに
   私は 普通の友達の作り方が分からなくなってた」

希「それでも自力にでって みんなの気を引く一環に
   無理やり口先を変えたら引っ込みがつかなくなって
   エリチと出会った頃には 結局……力に頼ってた」

希「もう分かったでしょ?
   私はみんなを助けるなんて建て前で ずっと正当化してた」

希「私はただ 自分が助かりたかっただけ……」

希「あまつさえ 絵里ちゃんやツバサちゃん……
   あんなに良い子の恋心まで 私のズルで向けさせて
    ……巻き込んで」

希「にこちゃんも……ゴメン ゴメンね……」

希「みんなのグループを 私の一心で汚しちゃった」

希「こんな私じゃみんなに アイドルに相応しくないよ……」

229 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:48:31.86 ID:foMdYnXN.net
にこ「……バカ!」

にこ「バカバカバカ!」

にこ「勝手に見くびってんじゃないわよ! もう!」

希「に、にこちゃん……?」

にこ「このスーパートップアイドルにこちゃんが
    培ってきた審美眼が告げてるのよ! アンタは――」

にこ「最高に素敵な女の子で 最高に可愛いアイドルって」

海未「――そうですね」

希「う、海未ちゃん……」

海未「希 アナタは大きな思い違いをしています」

海未「力が人格を作るのではありませんよ マンガじゃあるまいし
    人格が力を育むだけなんです――なにより」

海未「アナタは穂乃果と私に言ってくれたじゃありませんか
    想い合ったキッカケが互いを傷つける事はないと
     傷つくのは 遠ざてしまってからの時間だけだって」

海未「あの言葉も アナタの力とやらが
    もたらした物なんですか? 違うでしょう?」

海未「アナタはとっくに解放されていますよ 私から見れば、とっくに」

230 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:55:01.12 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「うん! 私と海未ちゃんがこうしていられるのは 希ちゃんのおかげ!」

希「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「占いのやり方がどうかなんて 気にしなくていいんだよ!」

穂乃果「希ちゃんは希ちゃんのやりたいやり方で
     私達を見守ってくれればいいの!」

穂乃果「そのやり方が占いじゃなくなってもいい!
     私は 希ちゃんの言葉を信じてるから!」

ことり「そうだよ! 私の信じる穂乃果ちゃんの
     言葉を信じてよ! 希ちゃん!」

希「ことりちゃん……」

231 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 01:57:52.51 ID:foMdYnXN.net
真姫「そもそもね 決定的な矛盾があるのよあんたの話には」

真姫「わしわしを拒まれない時点で
    そ、それなりの仲じゃないの……?」

真姫「べ、別に私とアンタが仲良しってワケじゃないけどね!」

真姫「……帰ってきなさいよ こないと許さないから」

希「真姫ちゃん……」

凛「凛はわしわしされてないし 
   難しい話はよく分かんないにゃー」

凛「でも 希ちゃんがいなくなるのは嫌にゃ」

凛「だから一緒にラーメン食bじゃなくて アイドルしようよー」

希「凛ちゃん……」

232 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:01:37.79 ID:foMdYnXN.net
花陽「私は希ちゃんのおかげで 強くなれたよ」

花陽「今だって たくさん走ってきたけど
    これも希ちゃんがくれた課題なんだよね?」

花陽「そう、だよね……? グスン……!」

花陽「やだよぉ 希ちゃんがいなくなるの嫌なの……」

希「花陽ちゃん……」

絵里「みんなアナタが好きみたいね」

絵里「どうするの? アナタがまた自分を卑下したら
    アナタを好きな私達の気持ちまで貶めちゃうけど」

希「絵里ちゃん……」

ツバサ「それ 他人行儀で気持ち悪いから
     いつもの呼び方にしてよね――のんたん」

希「ツバサちゃん……」

希「みんな……私は……」

希「ううん ウチはっ――」

233 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:06:13.56 ID:foMdYnXN.net
 数日後――お昼休み UTX学院>食堂


あんじゅ「――それで! 続きは続きは?」

ツバサ「聞きたい?」

あんじゅ「聞きたい聞きたい!」

英玲奈「おいおい ここまで来て生殺しか?
     せっかく手伝ってやったのにな」

ツバサ「借りを返すっていう名目でやった事に 見返り求めないでよっ」

英玲奈「おっとそうだったな」

234 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:18:59.11 ID:foMdYnXN.net
ツバサ「まぁ結末が知りたければ
     自分の目で確かめましょうって事ね」

あんじゅ「なによそれーもう 某ゲーム会社の
      攻略本みたいなこと言って! ツバサちゃんの意地悪! ぷんぷんっ」

英玲奈「まぁ今日は特に予定もないからな
     音ノ木坂学院に顔を出しにでもいくか」

ツバサ「ほんと!?」

英玲奈「いい加減 部費をツバサのタクシー代に回してる
     お叱りを受けそうなんでな 今日は私達がエスコート役だ」

あんじゅ「わぁい! じゃあ放課後にレッツゴーね!
      お姉ちゃん道案内 頑張っちゃう!」

あんじゅ「ツバサちゃんの愛する生のんたんって
      どんなのかしら 直に会うのは初めてだから楽しみね><」

ツバサ「生っていうな――そうね まぁ一言でいうなら」

ツバサ「優しい人かな 誰よりも――」

235 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:25:10.30 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>教室


 >もみもみ

穂乃果「うーん」

ことり「ど、どうしたの穂乃果ちゃん!?
     これ見よがしに自分の胸をわしわししてっ!」

海未「……」

穂乃果「なんか最近さー 変な感触が
     するような気がするんだー……気のせいかなぁ」

穂乃果「希ちゃんに診てもらおうかなー」

海未「……」

ことり「そ、そそそういう検診ならば!
     希ちゃんが出るまでもなく ことりがしちゃうよぉ!?」

 >バンっ!

海未「はしたないです!」

海未「第二次成徴期に伴う胸の違和感ていどに
    ピーチクパーチクしてないで 黙ってお昼を食べなさい!」

穂乃果「はぁい……でもよかったぁ」

穂乃果「みんな胸に違和感がある日もあるんだ
     海未ちゃんがいうなら間違いない!」

海未「うっ……」

ことり(あ……やっぱり知ったかぶりだったんだ)

236 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:34:03.30 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「胸のスペシャリストといえば希ちゃんだけど
     出来ることなら自分で解決しなくちゃだしね!」

穂乃果「ありがとう! 海未ちゃん!
     海未ちゃんも困った時はいつでも私に言ってね!」

海未「ぐぅうう――!」

ことり(海未ちゃん……小さい胸に収まった
     大きい良心が痛んでるんだね……?)

穂乃果「あ、でも 海未ちゃん恥ずかしがり屋さんだから
     私達には話しにくい事もあるよね でも大丈夫! そういう時にこそ――」

海未「ほ、穂乃果……? も、もうこれ以上は……!」

穂乃果「希ちゃんに相談だよ! オッパイについt

海未「うわぁああああああああああああん!!!!!!!!」

海未「穂乃果のばかぁあああああああああああああああああ!!!!!!」

 >ガラガラッピシャン!

穂乃果「……その他もろもろ――ってアレ?」

237 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:37:56.92 ID:foMdYnXN.net
穂乃果「えっと……もしかして海未ちゃん泣いてた?」

ことり(そりゃあ 想い人から胸揉み占いの仲介なんて受けたら
     誰だって泣くよ……ことりだって泣く……)

穂乃果「ううう……ま、まずは希ちゃんに相談
     しちゃダメぇ! まずは自分で動かなくちゃ!」

穂乃果「待ってよ海未ちゃあああああん!」

 >ガラガラッピシャン!

ことり「……チュンチュン」

ことり「目の前に私がいるのに 希ちゃんに相談……かぁ」

ことり「羨ましいな……ちょっとだけ」

ことり(わしわし占い……私も受けてみようかなぁ)

238 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:44:38.42 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>音楽室


絵里「――というわけで
    のんたんに捧ぐラブソングを作るから 協力してくれない?」

真姫「ヴェー……脈絡がない上に
    モチベーションの上がらない依頼しないでよね……」

真姫「そもそも にこちゃんと希はもう……相思相愛じゃない」

真姫「今さら何やっても……意味ないんじゃないの?」

絵里「意味のあるなしじゃないでしょ 色恋沙汰は」

絵里「意味なんて損得勘定は捨てて
    イミワカンナイで突き進むべきなの!
     そこはいつも 真姫を参考にさせてもらってるわ」

真姫「まさか私のせいでこの前の学院ジャック事件が起きたの!?
    自己嫌悪に陥るからやめてよ! あと別にイミワカンナイは
     私の代名詞でも座右の名でもないから!」

239 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:51:31.25 ID:foMdYnXN.net
絵里「いいから曲作ってよ
    とびっきりNOZOMIサウンドっぽいのでお願い」

真姫「身を引く気は?」

絵里「引かないし媚びないし省みないわ
    ハラショーに後退はないのよ!」

真姫「……はぁ なんでよ……イミワカンナイ!」

真姫「私は……諦めて身を引いたのに
    何でアンタは……そうやって あぁもう……!」

絵里「えっ……真姫 アナタ、泣いてるの?」

真姫「泣いてない!」

絵里「ま、まぁその アレよ……うん」

絵里「今度ピザおごってあげる 
    A-RISEピザは高いからDreamピザね」

真姫「ははっなによそれ……! 励まし方もバカ丸出し!」

絵里「ば、バカとは何チカ!」

240 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 02:55:44.39 ID:foMdYnXN.net
真姫「あーなんか馬鹿みてたら
    私も真面目にするのバカらしくなってきた!」

絵里「うぅう〜! バカバカしつこぉい!」

絵里「真姫なんて知らないチカ! もう謝っても
    ピザおごってやらないから! ぷんぷん!」

真姫「いらないわよ! 励ましなんて――もう必要ないの!」

真姫「作ればいいんでしょ? アンタと希が
    くっつくような曲を そうすれば私も――」

真姫「私も 諦めないから!」

 >ポロロンチャラララ♪

絵里「……」

絵里「……」

絵里「け、計画通りチカ!」 ※嘘です

241 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:04:32.69 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>中庭


凛「お弁当美味しいねー? かよちーん」

花陽「うん! ……でもぉ
    凛ちゃんのカップラーメンは お弁当……なのかな?」

凛「だって美味しいよー? それにかよちんのビックおにぎりも
   端から見ればお弁当とは言い難いにゃー」

花陽「う……それはそうかも でも一番好きだから……」

凛「じゃー 一番好きな物を持ち寄せるのが
   かよちんと凛のお弁当だにゃー」

花陽「……そっか えへへ、そうだね」

242 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:07:40.61 ID:foMdYnXN.net
凛「そーいえばー」

花陽「うん?」

凛「かよちんはどんな凛が一番好きー?」

花陽「えっ」

花陽「えぇええええええぇえええええ!?」

花陽「い、いきなりどうしたの凛ちゃん!?」

凛「なんとなく気になったにゃー
   ねえねえ かよちんはどんな凛が好きなんだにゃーん?」

243 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:10:44.32 ID:foMdYnXN.net
花陽「そ、それは……」

花陽(ああぁああ全部って言っちゃいたいけど
    それは凛ちゃんの専売特許だし そもそも
     この前の一件からソレは言いたくないっ逃げてるみたいで!)

凛「……」

花陽「わ、わたしは……」

花陽「私と一緒にいる時の凛ちゃんが 一番……す、好きだよ」

凛「かよちん!」

 >ガバッ

花陽「はうっ!」

凛「えへへ嬉しいよー」

 >ギュッー

花陽「あぅあぅう……」

花陽(ちょっとズルい言い方だったけど
    凛ちゃんが喜んでくれたから 結果オーライかな)

花陽(ありがとう希ちゃん 希ちゃんがいなかったら
    あんな言葉でてこなかったと思う)

花陽(希ちゃんと出会えて 良かった――)

244 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:16:17.87 ID:foMdYnXN.net
 同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>屋上


 >凛も好きにゃー

 >あぅぅう

希「あらあらうふふ――お盛んやねぇ」

にこ「なーに黄昏てんの?」

希「おっと にこちゃん――部室にいなくてよかったん?」

にこ「別にいいのよ ゴハンも食べ終わったし
    今日はみんな忙しいみたいで集まれないし――それに」

にこ「あんたに会いたかったしね」

希「そっか――んもうっ可愛いなぁにこっちは」

にこ「……そういえばさ」

希「んー?」

にこ「私にもいつの間にかニックネームついてるけど
    なんか基準とかあるの? 結局のところ」

希「あーそれなぁ 簡単な話やよぉ」

希「誰かのウチに対する 好感度、っていったらアレやけど
   ある程度の好意を持たれてたら 考えるようにしてるだけ」

にこ「なんだ……心配して損したわよ あのデコッぱちめ」

希「それでも 自覚してなかったり
   にこっちみたいに思考を先送りにしてる人には
    あまり付けないようにはしてるよ 混乱させたくないからねぇ」

245 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:20:57.39 ID:foMdYnXN.net
にこ「アンタなりの処世術ってワケね……めんどくさ」

希「そうや 面倒くさいんよ
   それでもにこっちは そんなウチを選んでくれた」

希「恋人なんて ずっと出来る気なんかせんかった……
   友達のスキンシップと 恋人のスキンシップは違うから」

希「日常的な触れ合いを深めて 恒常的なモンにする関係やもん
   そうやってウチに触られることを よしとしてくれる子がいるとは思わんかった」

希(――きっとウチがあの日 逃げ出したのは
   そういう面もあったんやろうね いざ出来た恋人に
    嫌われるのが怖くて……出来る前に逃げ出してた)

希(ウチは……)

 >ギュッ

希「にこちゃん……?」

246 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:28:22.27 ID:foMdYnXN.net
にこ「大丈夫よ 私はアンタを嫌いになんかならない」

にこ「確証が欲しくなったら その度にわしわししたらいいの」

にこ「その為なら私はいつでも胸を貸すわ アンタが
     掛け値なしに私を信じられるその日まで」

希「にこっち……」

希「ありがとう」

 >ギュッ

希(こんなに簡単な事やったんね にこっち)

希(ウチはいつからか 人の本心を引き出すばかりで
   自分の本心を伝える事を 放棄してたんやね……)

希(こんなにも 頼れる人たちが近くにいたのに)

希「もしもな――にこっち
   今からでも 遅くないなら」

希「ウチが明かせる心の内を
   これから少しでも多く 増やしていきたい」

にこ「うん」

希「それで、えっとな……? そ、その初めてを
   にこっちに受け取って欲しいんよ」

希「ええかな……?」

にこ「……うん いいよ? 聞かせて――希」

希「ありがとう ウチはな……」

希「ウチは――にこっちの、にこちゃんの事が」


 >ガタガタッ

247 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:32:03.96 ID:foMdYnXN.net
 >ちょっ! 押さないでよ絵里ちゃん!

 >仕方ないでしょ! 後がつかえてるんだから!

 >凛も見たいにゃー

希「……」

 >こ、こんなの破廉恥です!

 >とかいいながらしっかり凝視してるじゃない!

 >えっと……みんなぁ喧嘩は……

 >穂乃果ちゃん可愛いよ穂乃果ちゃん

にこ「……」

 >ガチャン

えりほのまきことうみりんばな「あっ」

にこ「なぁにしてるワケぇ? アンタたちは?」

絵里「え、えっとぉ」

凛「に、逃げるにゃー!」

穂乃果「全軍たいひー!」

にこ「待ちなさい!」

248 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:38:04.60 ID:foMdYnXN.net
希「あははっ――ふふっあはは!
   もーみんな! 本当に飽きさせんねぇ」

にこ「なぁに笑ってんのよ 行くわよ希!」

希「もとよりそのつもりやね! 一人残らず
   のんたんアナライズの寵愛を受けてもらうよぉ!」


  同刻――お昼休み 音ノ木坂学院>廊下


希(自分より一回りも小さな手を握り 共に駆け出す
   この凸凹な歩幅が今は心地良かった)

希(ウチについてこようと頑張るにこっち
    そのにこっちのペースに合わさるウチの歩調
     その一体感がとても嬉しくて 息が上がってしまいそうだ)

希(溢れ出すにこっちへの感情に釣られて
   我慢が出来なくなったウチは 言わずじまいだった気持ちを
    伝えるべく――手を離して、手を突き出した)

希「のんたんアナライズ!」

にこ「はひんっ!?」

249 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:47:28.53 ID:foMdYnXN.net
にこ「って何で私に!?」

希「全員まとめての対象には にこっちも入ってるんよ
   まぁそんな事よりもな――にこっち」

希「好きです」

にこ「……」

にこ「ふぇ!?」

希「にこっちの事を愛してるよ――私は」

にこ「あわっあわわわ」

希「にこっちはどう?」

にこ「そ、そんなの……分かりきってる癖に……」

希「うん 伝わってるよ……スピリチュアルやね?」

にこ「なにがスピリチュアルよ……非科学的すぎんでしょうが」

にこ「でも……」

 >チュッ

にこ「今だけは 感謝してもいいかもね」

にこ「私達を引き合わせてくれたんだから」

にこ「私も――大好きよ 希」

250 :名無しで叶える物語(新潟・東北)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 03:52:31.15 ID:foMdYnXN.net
 >最終話しわし

 『のんたん大勝利! 希望の未来へレディ・スピリチュアルやね!』













 希「わしわし占いはじめました」

          完

251 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 06:57:56.74 ID:Gl25b6X/.net
乙!
いやーよかったよかった

252 :名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/:2014/11/26(水) 08:07:20.32 ID:A6pedja9.net
いつの間にかアメリカじゃなくなってたけど串止めたんか

253 :名無しで叶える物語(湖北省)@\(^o^)/:2014/11/27(木) 00:51:45.06 ID:9be/jbO3.net
面白かった、おつおつ
また何か書くことあったらぜひ読みたい

254 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2014/11/28(金) 20:58:14.98 ID:BwtaXxOq.net
乙!面白かった
のぞにこというかこういうのんたんもいいね

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