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【ss】にこにー赤ずきん
- 1 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 06:16:03.90
- 突然頭に舞い降りたので初めて書いてみます。色々拙いかもしれませんが生暖かく見てやってください…
- 2 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 06:19:05.24
- 花陽『むかしむかしあるところに、元気でかわいらしい女の子がおりました。その子は、いつもお母さんのつくった赤いずきんをかぶっていたので、赤ずきんと呼ばれていました。』
花陽『そんなある日、お母さんが赤ずきんにこう言いました。』
希「赤ずきん、今日は森に住むおばあさんのお家に、このケーキとワインを届けにいってくれへん?」
にこ「いいけれど、どうしてなの?お母さん(希はなんで言葉遣いそのままなのよ…!?)」
希「おばあさん、今病気で寝込んでるんや。だから、赤ずきんがお見舞いに行ってあげたらきっと元気になるやろなって思って。お願いできる?」
にこ「わかったわ、このにこにーのキュートな笑顔で、おばあさんを元気にしてみせるんだからっ!(にこっ☆のポーズ取り)」
希「でも、森の中には狼がいるから、よーく気をつけるんやで?」
にこ「はい、わかったわお母さん」
- 3 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 06:20:54.28
- 花陽『赤ずきんはケーキとワインを持って、さっそくおばあさんの家へと出発しました。しばらく森の中を歩いていると、きれいなお花がたくさん咲いているお花畑につきました。』
にこ「るんるん、るるるん。おばあさんの家まではあとどれくらいかしら?まあ、なんて綺麗なお花畑…」
花陽『すると奥の草むらからガサガサという音がして…』
穂乃果「がおー!こんにちは、にこちゃ…じゃなかった、赤ずきんちゃん!」
- 4 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 06:22:14.66
- にこ「きゃああっ!狼だわ!かわいいかわいいにこにーを食べに来たのね!」
穂乃果「ちちちがうよぉ!食べたりなんかしないからこわがらないで?それよりも、この綺麗なお花畑のお花を摘んで、おばあさんに持って行ってあげたら、おばあさんきっと喜ぶよ!」
にこ「あら、穂乃…じゃなくて狼さんもそう思う?じゃあそうしようかしら!でもその前に…」
- 5 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 06:29:04.99
- 花陽『赤ずきんは花を摘んでいくことを決めると、カゴの中をごそごそとさぐり、なにかを取り出すと、それを狼の前にかざしました。』
にこ「じゃっじゃーーん!これなーーんだっ!」
穂乃果「ああっ…!そ、それは…穂乃果の…!」
にこ「ふふふ、そうよ。穂乃…じゃない、狼さんのだーいすきな、イチゴよ!1パック丸ごとあげるから……取ってきなさーい!!!」
花陽『赤ずきんはそう言うとプロ野球選手顔負けの投球フォームと投擲力でもって、いちごのパックを遠い遠い青空のかなたへ向かって投げました。』
穂乃果「あーーーー!!待ってーーーーー!いーちーごー!!!」
にこ「…ふぅ。これでゆっくりお花がつめるにこ♪」
- 6 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 06:38:28.64
- 花陽『赤ずきんはみごと、狼を追い払うと、安心してお花をたくさん摘み、かごの中へ入れました。』
にこ「これでよし、ね。さあ、おばあさんの家までもうひと頑張り!」
花陽『お花を摘んだ赤ずきんは、また元気に歩きはじめました。そしてしばらく歩くと、おばあさんの家の赤い屋根が見えてきて、赤ずきんは無事におばあさんの家につくことができました。』
花陽『赤ずきんはおばあさんの家の扉をノックします。』
にこ「おばあさん、わたしよ、赤ずきんよ。お見舞いにきたの。開けてくれるかしら?」
絵里「よく来てくれたわね赤ずきん、いらっしゃい。さあ、はいって。ちょうど今もう一人お客さんがいるから、お茶にしようと思ってたところなの」
にこ「お客?」
- 7 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 07:14:19.84
- 花陽『案内された赤ずきんは家の中を見てびっくり。なんとテーブルにさっき追い払った狼がいるではありませんか!』
にこ「ぎゃあああ!なんでアンタがここにいるのよぉ!?」
穂乃果「あ、お邪魔してまーす!」
絵里「落ち着いて、赤ずきん。それは今から説明するわ」
花陽『驚きのあまり言葉遣いが素になってしまった赤ずきんをなだめながら、おばあさんが話し始めます。』
絵里「今日も私は体調がすぐれなくて安静にしていたのよ。そしたら突然、屋根の方に何かが当たって落ちてきたような音がしたの」
絵里「何かと思ってベッドから起きてここへ見に来たら、何故かいちごがたくさん入ったパックがキッチンに落ちていたのよ。きっと煙突から入ったんだろうけど、なんで急に空からいちごが降ってきたのか不思議でたまらなかったわ」
にこ「(げ…にこが投げたいちごパックはこんなところに落ちてたのね…)」
絵里「だからもしかしてこれから天変地異でも起こるのかしら?と心配になって窓の外を見たらまたびっくり。なんと穂乃果…じゃなくて狼さんが倒れてたのよ」
絵里「あわてて助け起こしてみたらお腹がすごい音で鳴って」
- 8 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 07:18:00.59
- 〜回想〜
絵里「ちょっと、あなた大丈夫!?」
穂乃果「うう…い、いちごぉ…(ぐぎゅ〜〜〜るるるる…)」
絵里「あなた、お腹がすいてるのね?いちごもちょうどあるし、良かったらわたしの家でなにか食べていくといいわ」
穂乃果「え、いいの!?ありがとう!ぅ絵里ちゃ…じゃなくておばあさん!(嬉しそうに抱きつき)」
絵里「きゃっ!ふふ、よかった、思ったより元気ね」
〜回想終了〜
- 9 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 07:19:52.96
- 絵里「…というわけよ」
にこ「…はあ、そういうことだったのね…でもよかった。そうだ、お母さんが持たせてくれたケーキとワインがあるのよ」
絵里「それはいいわね。さっきのいちごと一緒に、みんなでいただきましょうか」
穂乃果「やったあ!」
にこ「きれいなお花も摘んできたから、あとでにこが飾ってあげるにこ♪」
絵里「ええ、お願いするわ、赤ずきん」
花陽『こうして、おばあさんは赤ずきんが持ってきてくれたケーキとワイン、そしてきれいな花ですっかり元気になり、みんな笑顔になりましたとさ。めでたしめでたし。』
真姫「…ちょっと、狩人の私のこと忘れたりしたら、承知しないわよ。…ってもう物語終わっちゃったし!イミワカンナイ!」
END
- 10 :名無しで叶える物語(モコモコ)@\(^o^)/:2015/04/27(月) 07:24:23.75
- 短かったですが以上です。ありがとうございました。
というわけで以下はキャストなど。
赤ずきん:にこ
母親:希
おばあさん:絵里
狼:穂乃果
狩人:真姫
森の動物:凛
衣装:ことり
ナレーション:花陽
監督:海未
という感じの割り振りです!
狩人の真姫ちゃんと森の動物の凛ちゃんを出す暇がなかったですが…
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