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穂乃果「お月見だよっ!」
- 1 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:20:33.84
- 全員『お月見ぃ!?』
穂乃果「そう!今夜μ'sみんなでお月見パーティーをするの!楽しそうでしょ!?」
海未「突然部室に集まるように言ってきたと思ったら…何を言い出すんですか。大体十五夜は昨日ですよ?」
穂乃果「そんなの海未ちゃんに言われなくたってわかってるよー!だって穂乃果達は昨日はずーっとお店のお手伝いでお月見所じゃなかったんだもん!」
ことり「十五夜限定のうさぎさんのおまんじゅう、凄い売れたもんね!」
穂乃果「そうだよー!お月見のお団子いっぱい売ってるのに穂乃果達だけお月見できないのはおかしいよ!だから…ね!みんなで集まればきっと楽しいよ!」
花陽「みんなでお月見…楽しそうです!」
希「ええんやないかな?なぁ、えりち!」
絵里「えぇ、たまにはそう言うのも楽しそうね!」
- 2 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:25:45.11
- 凛「ところでお月見って何をするにゃー?」
穂乃果「みんなで月を見ながらお団子食べるんだよ!多分!」
海未「穂乃果はまた適当な事を…」
真姫「まぁ、あながち間違いでもないから良いじゃない。でもお団子はどうするの?もう十五夜は終わっちゃったんだからどこにも売ってないんじゃないの?」
にこ「甘いわね!当日が過ぎちゃったからこそ、スーパーなんかでは半額とかでお団子が売ってるはずよ!」
穂乃果「ふっふっふっ…にこちゃんもまだまだだね!これが目に入らぬかー!」
- 3 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:26:31.89
- 海未「そ、それはっ!」
ことり「穂乃果ちゃん家のうさぎさんまんじゅう!」
穂乃果「そう!昨日お店のお手伝いする代わりに今日みんなの分のおまんじゅう用意してってお父さんにお願いしておいたの!」
にこ「変な所で用意が良いわね…」
絵里「でも場所はどうするの?この辺りでお月見に適した場所なんてあったかしら?」
穂乃果「それも大丈夫!ことりちゃん!」ガタッ
ことり「ふぇっ!?」
穂乃果「学校、貸して!」
7人『なるほどっ!』
- 4 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:28:38.26
- 〜屋上〜
ガチャ
海未「あ!ことり!どうでしたか?許可は取れましたか?」
ことり「うん!ばっちり!」キョカショペラー
海未「ほっ…よかったです。まったく…穂乃果はいつもいつもやることが唐突過ぎです!」
ことり「まぁまぁ♪海未ちゃんもせっかくだからお月見もしたかったですねって言ってたでしょ?ことりもみんなと一緒にお月見できて嬉しいよ♪」
海未「それはそうですが…もう少し計画性を持ってやるべきです!」
ことり「穂乃果ちゃんなりに一生懸命計画してたんじゃないかな?お父さんにおまんじゅうの予約してるくらいなんだしさ♪」
海未「まったく…ことりは穂乃果に甘すぎです!」
- 5 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:31:17.80
- ガチャ
希「おっ、ウチらが一番乗りかと思ったら先客がおったんやな。穂乃果ちゃんは?」
海未「希!絵里!」
ことり「穂乃果ちゃんならお家におまんじゅうを取りに行ったよ♪」
絵里「そう、飲み物買ってきたわよ、残りのメンバーが来るまでここで待ちましょ…って、このお座敷は何!?どこから持ってきたの!?」
海未「茶道部から借りてきました。小さめですがこれだけあれば十分にメンバー全員座れるでしょう。」
希「お!ええやん!雰囲気でとんな!」
絵里「…ハラショー」
- 6 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:33:28.01
- ガチャ
真姫「何よ、みんなずいぶん早いのね。」
にこ「ちょっと、言い出しっぺがいないじゃないの!穂乃果はどうしたの!?」
海未「穂乃果は家におまんじゅうを取りに行きました。それよりも真姫…その大きいのは…」
真姫「一眼レフよ、パパから借りてきたの。せっかくお月見をするならキレイに残したいじゃない?」
希「…で、にこっちのそれは?」
にこ「…デジカメよ、何か悪い?」
希「いやいや、ええんやないかな?ただ月を撮るのはちょーっと難しいんやないかな?」
にこ「いいのよ!ここあたちと宇宙No1の月を撮るって約束したの!絶対に真姫ちゃんより綺麗に撮ってやるんだから!」
真姫「な、何ムキになってるのよ。」
- 7 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:34:19.84
- ガチャ
花陽「よい…しょっ…って、あれ?モウミンナキチャッテルノォ??」
真姫「遅いわよ花陽…って何その大量のススキは!?」
花陽「十五夜にススキを飾るのは稲がよく実りますようにって言う意味なんだって!だから花陽もいっぱい飾っちゃいます!」
希「これでみんな揃った?」
絵里「ちょっと待って…穂乃果と凛がいないわ!」
花陽「ふぇっ!?花陽はススキを取りに行くので凛ちゃんには先に行って貰った筈なのに…」
海未「穂乃果も家にお団子を取りに行っただけにしては遅いですね…ちょっと電話してみます!」
にこ「まったく…言い出しっぺが何やってるのよ。」
ことり「穂乃果ちゃん…大丈夫かなぁ…」
- 8 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:41:26.67
- プルルル…
海未「おかしいです。穂乃果の家に電話したら穂乃果はもう家を出てると…携帯にも繋がりません…」
花陽「凛ちゃんにも繋がらないよ!」
海未「ちょっと様子を見てきます!何かに巻き込まれたのかも…」
バーンッ!
穂乃果「遅れてごっめーん!」
凛「あー!もうみんな来てるにゃー!」
絵里「穂乃果!凛!」
穂乃果「もー!お父さんったらハリキリ過ぎちゃってさー!1人じゃ持ちきれないくらいのお団子を作っちゃって!どうしたら良いか考えてたら…って海未ちゃん!?そんな所に蹲ってどうしたの!?」
海未「…ほぉ〜のぉ〜かぁ〜!」
- 9 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:43:22.11
- ーーー
ーー
ー
海未「まったく!そもそもがそんなに大変な状態なら私たちに連絡してくれればよかったのです!何のための携帯電話ですか!」
穂乃果「いやー、すっかり頭から抜けちゃって」
希「まぁまぁ、穂乃果ちゃんが心配だったのは解るけどそのくらいにしとき?もうすぐ日が沈むで。」
海未「わ、私はそういうつもりで言っている訳では…!」
にこ「さっ!日が沈んじゃう前にちゃちゃっと準備しちゃうわよ!」
『おーー!』
- 10 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:44:54.20
- 真姫「ススキはこんな感じで良いかしら…それにしても花陽、こんなたくさんのススキどこで手に入れてきたのよ。」
花陽「えへへ、近くにススキがたくさんあるお家があったんだ!お願いして少し分けて貰ったの!」
にこ「ちょっとって量じゃ無いでしょうこれ…」
希「おっススキ組も終わったみたいやね!後はお月様が出てくるのを待つだけやね!」
凛「お団子早く食べたいにゃー」
絵里「ダメよ凛、お月見なんだから月が出るまで待たなきゃね!」
凛「わかってるよー!」
- 11 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:45:57.08
- 穂乃果「月ってどっちから昇ってくるんだっけ?西?」
海未「穂乃果…月も太陽も昇ってくるのは東ですよ!」
ことり「あれ?ほら、あれ!あれじゃない?お月様!」
海未「え?どこですか?」
ことり「ほら!UTXの所!」
『えぇぇぇ!?』
- 12 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:46:43.70
- 真姫「ナニコレ??イミワカンナイ??」
凛「おっきなお月様だにゃー…」
絵里「ハラショー!こんな月、初めて見たわ!」
花陽「凄いです!まさかこんなものが見れるなんて!」
真姫「そういえばパパが言ってた気がする…今日は月が地球に最も接近する日、スーパームーンだって」
にこ「スーパームーン?」
希「つまり、ウチらは最高にスピリチュアルな日にお月見をしてるわけやな!」
ことり「凄い…きれいだね♪」
海未「えぇ、とっても…」
穂乃果「……よぉ〜し!それじゃあ、お月見パーティー、始まりだぁ!」
- 13 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:47:47.43
- 希「これが穂乃果ちゃん家の限定まんじゅう…」モグモグ
絵里「…!ハラショー!希!これとても美味しいわ!」モグモグ
凛「かよちんそんなに食べたら太っちゃうにゃー」モグモグ
花陽「凛ちゃん…わかってるの!わかってるのに…あぁ、お団子が止まらない!」モグモグ
海未「ふふ…そうでしょう、穂乃果の家のおまんじゅうは私のお墨付きです!」
穂乃果「まだまだあるからね!」
- 14 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:48:33.31
- にこ「十五夜に月へと帰る薄幸の美少女…にこってかぐや姫にぴったりかも♪あぁっ…でもダメよっ!にこは地球のオーディエンスをラブにこで救わなくちゃだから、月には帰れないの……ごめんねぇ…」
真姫「…キモチワルイ」パシャパシャ
にこ「ぬぁによ!」
ことり「ことり、思ったんだけど……絵里ちゃんって肌が白くて綺麗で、かぐや姫にぴったりかも?」
絵里「あら、かぐや姫が似合うなんて言ってもらえて嬉しいわ。ことりも一緒に月まで行く?」
凛「まん丸大きなお月様…うーん、お月様が煮卵の黄身に見えてきた…」
花陽「クスクス…凛ちゃんったら♪」
- 15 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:49:29.46
- 穂乃果「………」
海未「…穂乃果?どうしたのです?そんな所に立って」
穂乃果「ちょっとお月様にお願い事!」
スゥゥゥ…
全員『……?』
穂乃果「ラブライブ!優勝するぞぉぉぉぉ!」
全員『!?』
真姫「もう!何よ!びっくりさせないでよ!」
希「穂乃果ちゃん、それはお願いというより宣言やな!」(苦笑)
海未「ふふっ…穂乃果らしいといえば穂乃果らしいですがね。」
- 16 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:50:10.28
- 花陽「んぐっ…ん〜〜〜!!」
凛「かよちんが喉にお団子詰まらせたにゃー!」
絵里「大変!誰か!水!水!」
ことり「は、はい!お水です!」(ここで手を滑らす)
びしゃぁっ
にこ「……ぬぁんでよ!」
真姫「ほら花陽、水よ、飲みなさい。」
花陽「んぐっんぐっ…っはぁっ!川の向こうに米俵が見えました…」
凛「かよちんが渡らなくてよかったにゃー!」
- 17 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:50:37.91
- 穂乃果「ふふっ…あはははっ!」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「やっぱりお月見も、μ'sみんなでやると賑やかになって楽しいね!」
にこ「賑やかにしてるのはほとんどあんたなんだけどね!」
穂乃果「また…お月見しようね!」
絵里「えぇ、そうね。」
希「ウチらは来年は卒業してるだろうけど、誘われたら3人で飛んでくで!」
にこ「にこたちの事を呼ぶのを忘れたりしたら承知しないんだからね!」
穂乃果「もちろんだよ!また9人みんなで…お月見しようね!」
全員『………』(微笑み)
- 18 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:51:21.70
- 凛「あっ!流れ星!」
ことり「えっ!?どこどこ!?」
凛「あっちにゃー!」
花陽「ふぇぇ!?凛ちゃんまってぇ!」
にこ「私たちも行くわよ!」
真姫「ちょっとにこちゃん!引っ張らないでよぉー!」
絵里「希!行ってみましょう!」
希「よし!ウチらで1番に流れ星みつけよ!」
イチバンハリンダニャー!
ツギミツケタヒトガイチバンナノヨ!
- 19 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:51:46.54
- 海未「ふふっ、私たちも…って穂乃果?」
穂乃果「…ん?あ、海未ちゃんは行かないの?」
海未「穂乃果こそ、普段こういうのには真っ先に食いつきそうなのに…」
穂乃果「んー、流れ星も良いんだけど、今はもう少し月を見ていたい気分かなって!せっかくのお月見だし!」
海未「穂乃果にしては珍しくしおらしいですね」(クスクス)
穂乃果「穂乃果だってそういう時ぐらいあるよー!」
海未「ふふっ、わかってますよ。」
穂乃果「もおっ…」
海未「………」
- 20 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:55:00.62
- 穂乃果「……海未ちゃんは行かないの?」
海未「えぇ、私も今は月を見ていたい気分なので」
穂乃果「そっか!」
2人『…………』
海未「……穂乃果。」
穂乃果「ん?」
海未「月が…綺麗ですね。とっても綺麗…。」
穂乃果「うん!そうだね!とっても綺麗!やっぱり見に来て正解だったよね!みんなも楽しんでくれたし!」
海未「ふふっ、でも星も綺麗ですね。」
穂乃果「……?うん!そうだね!」
- 21 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:55:48.96
- 海未(意味には気づいてるのでしようか…。いえ、きっと穂乃果の事だから気づいてないのでしょうね。)
穂乃果「海未ちゃん?どうしたの?」
海未「いえ、穂乃果はそのままでいてくださいね…って。」
穂乃果「えー!なにそれー!」
海未「今は知らなくていいです!」
穂乃果「えー!おしえてよー!海未ちゃーん!」
海未(いつかあなたがこの意味を知った時、いったいどんな顔をするのでしょうか?でも今はまだ…もう少しこのまま…)
- 22 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:56:16.68
- 海未「また今度です!」
穂乃果「ぶー!海未ちゃんのケチー!」
海未「(クスクス)」
穂乃果「あ!そうだ!」
海未「?」
穂乃果「穂乃果も海未ちゃんの事、だーいすきだよっ!」
〜おわり〜
- 23 :名無しで叶える物語:2015/09/30(水) 20:57:35.46
- スクフェスの十五夜ボイスを見て書いてみたくなり書いたのですが十五夜はだいぶ過ぎてしまいました…。
まだギリギリ9月だしセーフ…だよねっ!
読んでくださった方ありがとうございました!
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