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続・短編集
- 1 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 22:54:21.13
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- 2 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:05:38.02
- 「歩」
- 3 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:15:54.84
- 私の幼馴染みはよく遅刻をします。
「ごめ〜ん。海未ちゃん、ことり
ちゃん。」
「全くあなたは何度遅刻をすれば
気がすむのですか?」
本当に数えたらきりがありません。
幼い頃からずっとです。
- 4 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:19:42.32
- ですが、思い返すと私もことりも
一度も彼女を置いていった事はあ
りません。
必ず彼女と一緒に登校してます。
私もことりも少し甘やかしすぎ
でしょうか?
- 5 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:22:03.61
- まあ、でも私は彼女の隣を歩く
のが好きなので多目に見てくだ
さい。
いつか必ず彼女の遅刻癖を治し
て見せます。
- 6 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:28:32.25
- 私の幼馴染みは粗忽者です。
「あー、宿題をやるの忘れてた。」
…粗忽と言うより怠け者かもしれま
せん。
「全く、昨日あれほど言ったでしょ
う?」
「だって、昨日新しいスクールアイ
ドルを見つけちゃって。」
「言い訳は結構です。」
「ねぇ〜写させてくれない?」
- 7 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:30:55.66
- すぐに私を頼ろうとします。
「ダメです。それではあなたの為にな
りません。」
「う〜、けち。…ことりちゃん。」
「う〜ん。じゃあ、一緒にやろ?それ
ならズルじゃないもんね?」
「わーい。ことりちゃん大好き。」
- 8 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:34:54.77
- たまにことりが羨ましく思います。
ですが、甘やかすばかりでは彼女
の為になりません。
例え私が悪者になったとしても彼
女の為ですからしかたありません。
…本当に嫌われたら生きていけそう
にありませんが。
- 9 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:36:44.74
- 「わぁ、穂乃果ちゃん。その振付いい
ね。」
「うん。昨日他のスクールアイドルの
動画を見て研究したんだ。」
「宿題もしないでね。」
「海未ちゃんの鬼。」
- 10 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:40:13.20
- 好きな事には一生懸命努力する
のですからその熱意を少し勉強
の方に回せれば。
「分かってるよー。ちゃんと、
勉強もするって。」
「しっかりしてくださいよ。」
先が思いやられます。
- 11 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:43:00.47
- 彼女は一生懸命になるとその一点に
集中して他の事に気が回らなくなる
事があります。
「…留学ですか。」
「うん。でも、穂乃果ちゃん一生懸
命だから言い出せなくって。」
ことりの変化にも気づけなかったよ
うです。
- 12 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:45:25.59
- 「なんで、言ってくれなかったの?」
「言おうとしたよ?何度も。でも…」
彼女もことりもそれぞれの思いがす
れ違い私もどうする事も出来ず…。
- 13 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:49:36.18
- でも、
「これからもきっと迷惑かけるかも
しれないし、夢中になって誰かが悩
んでるのに気づかなかったり、入れ
込み過ぎて空回りすると思う。だっ
て私・・・不器用だもん!でも、追
いかけていたいの!我儘なのは分か
ってるけど・・・私・・・」
- 14 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:54:00.54
- 彼女が私を呼び出した時彼女は
そう言いました。
本当に彼女には迷惑を掛けられ
っぱなしです。
それが穂乃果の凄い所なんです。
ですが、彼女は私やことりを
私達の知らない世界へ連れて
いってくれます。
- 15 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:56:20.79
- 結局、私たちは大会で勝ち上がる事
も出来ませんでしたがこれを機に穂
乃果も一回り大きくなったような気
がします。
- 16 :名無しで叶える物語:2016/08/05(金) 23:58:09.36
- 「…生徒会長?穂乃果が?」
「うん。絵里ちゃんがやってみない
かって。」
あの、穂乃果が生徒会長。
遅刻魔でおっちょこちょいで怠け者
の穂乃果が?
- 17 :名無しで叶える物語:2016/08/06(土) 00:02:22.11
- 確かに最近の彼女は落ち着きも出て
来たような気がします。
大人っぽくなったようにも思います。
相変わらず皆を引っ張るリーダシップ
も健在ですし…確かに彼女は生徒会長
に向いているのかもしれません。
- 18 :名無しで叶える物語:2016/08/06(土) 00:07:43.24
- なんだか、彼女が先に歩いて行ってし
まうよな気がします。
置いてきぼりをくらった気分です。
ずっと私を待たせてばっかりの癖に。
私は今までどれだけあなたの事を待っ
たと思っているのですか?
本当は喜ばしい事なのに…。
寂しいのです。
- 19 :名無しで叶える物語:2016/08/06(土) 00:13:37.44
- 「でね、ことりちゃんにも頼んだん
だけど…生徒会、海未ちゃんも一緒
にやらない?」
どうやら、もう少し彼女と一緒に歩い
て行けるようです。
「ねえ、海未ちゃん。新入生への挨拶
一緒に考えてよ〜。」
…訂正します。やはり早く自立して
貰わなければ。
- 20 :名無しで叶える物語:2016/08/06(土) 23:01:05.07
- 「アイドル」
- 21 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:22:03.93
- 私がアイドルに憧れた理由…。
随分昔の事で忘れてしまった。
それくらい前から私はアイドル
が好きだったんだ。
- 22 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:28:34.26
- 小さな頃の私はそれは寂しがり屋で
母が居ないと直ぐにグズるぼど。
そんな私を笑顔にする方法。
それは、私にアイドルを見せる事だ。
- 23 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:37:52.79
- 可愛い女の子が可愛い衣装を着て歌
って踊る。
そんな華やかな世界が私を笑顔にし
てくれた。
いつか私もテレビの中のアイドルの
ように人々を笑顔にしたい。
私をそうしてくれるように私も人々
を幸せにしたい。
そう思うようになっていた。
- 24 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:43:35.96
- そんな気持ちは成長をすると共に
大きくなっていった。
…これが憧れた理由になるのかな?
- 25 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:45:53.48
- 成長した私、17歳、音乃木坂学院
アイドル研究部部長。
これだけ言えば聞こえは言いけど。
- 26 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:47:26.15
- 私がアイドル研究部に入部したの
は高校1年生の頃。
入部と言うよりは設立。
同じクラスのアイドル好きの5人と。
- 27 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:49:20.26
- 最初は順風満帆に思えた。
同じ物が好きな友達と過ごす日々。
こんなに楽しい事があるものか。
そう思っていた。
- 28 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:53:04.85
- でも、同じ物が好きでも同じ方向を
向いてるとは限らないから。
「ねえ、今流行りのスクールアイドル。
あれを私達でやってみない?」
私の提案に賛成する者はいなかった。
彼女達はアイドルが「好き」なのだ。
自分がなろうなんて思ってる人間はそ
こにはいなかった。
- 29 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 21:55:51.75
- それでも、私が無理をいって2人
スクールアイドルをやってくれる
事になった。
私の夢の第一歩。
その夢を現実に昇華させる為に必
要な物は努力。
- 30 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:01:17.90
- 手は抜きたくなかった。
好きだからきつくても頑張れる。
「あなたの理想を押し付けないで。」
きっとライブが上手くいけば…
努力が報われれば…
- 31 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:04:26.85
- 現実は理想通りにはいかず。
「…恥をかいたわ。」
「もう学校に来れないわよ。」
「次は…もっと練習をすれば」
「勝手して。私達はもう貴女にはつ
いていけない。」
- 32 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:05:00.24
- そして私は一人になった。
- 33 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:08:54.93
- 辞めればいいわ。
一人になっても私は辞めないから。
だって私はアイドルが好きだから。
- 34 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:11:43.29
- その後も努力は怠らなかった。
それでも、私の夢はカレンダーを捲
る度に痩せ細っていった。
- 35 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:14:18.29
- 最近、うちの高校に新たらしくス
クールアイドルが出来たらしい。
2年生と1年生のメンバーで構成
されているらしい。
気に入らないな。
私は上手くいっていないのに。
- 36 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:16:04.23
- 彼女達は順風満帆とはいってない
らしいけど……。
私はただただ羨ましい。
- 37 :名無しで叶える物語:2016/08/07(日) 22:21:04.12
- むせ返るような熱気に包まれた講堂。
今、私達はステージに上がろうとし
ている。
「…にこちゃん、どうしたの?」
「…なんでもないわ。」
まるで奇跡だわ。
1、2、3、4、5、6、7、8、9
μ'sミュージックスタート。
これが成長した私達。
- 38 :名無しで叶える物語:2016/08/08(月) 23:50:27.62
- 「希2」
- 39 :名無しで叶える物語:2016/08/08(月) 23:56:07.49
- 拝啓、お父さん お母さん。
お元気ですか?お仕事は忙しいですか?
夏の暑さも影を潜めたとはいえ油断は
禁物です。どうかお体に気をつかって
ください。
- 40 :名無しで叶える物語:2016/08/08(月) 23:59:34.54
- それでは、希の近況を。
私は今、生徒会に所属しています。
私が生徒会なんてびっくりでしょう?
昔の私なら考えられないもんね。
- 41 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:05:56.55
- 友達が誘ってくれたのです。
一緒にやろうって。
友達の名前は絢瀬絵里さん。
とっても美人さんで真面目で責任感が強
くて私の初めての友達。
- 42 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:10:41.06
- 最初は何かにとり憑かれたように気を
張っていて今にも崩れてしまいそうな
境遇も性格も全然違うだろうけどなぜ
か私に似てるような気がしました。
だから、私から勇気を出して声を掛けて
みました。
- 43 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:14:24.72
- 最初はなかなか心を開いてはくれません
でした。
それどころか迷惑に思われていたかもし
れません。
でも、私は彼女の友達になりたい。
理屈もなくそう思いました。
- 44 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:19:02.43
- 想いは届くものですね。
だんだんと彼女も私に心を開いてくれる
ようになったのです。
生徒会に誘ってくれた当初はまだなにか
引っ掛かる物があったのですが最近では
私に笑顔も見せてくれるようになりました。
- 45 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:24:14.95
- きっと、あれが本来の彼女なんですね。
優しくて笑顔が眩しくていつも一生懸
命で本当はちょっと甘えん坊な。
そんな私の友達。
いつか、お父さんとお母さんにも紹介
したいです。
- 46 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:33:30.35
- 来月で私が一人暮らしを始めて1年です。
学年も2年生になります。
お父さんとお母さんは私の事が心配でし
ょうが安心してください。
希は今日も元気でやってます。
- 47 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:36:43.30
- 「何か落としたわよ?」
「あ、ありがとう。」
「手紙?」
「まあね…ラブレターってやつ?」
「あら、それは由々しき事態ね。
ここ女子高よ?」
- 48 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:39:32.90
- 「まあ、色々あるやん?世の中って。」
「…。」
「何?どしたん?」
「いえ、なんかあなた出会った当初と随
分と変わったなと思って。」
「それを言うならえりちこそ。」
- 49 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:41:54.93
- 「私はずっと変わってないわよ…あら、
それ美味しそうね?もーらい。」
「あ、えりち…それオモチャ。」
希は今幸せです。
- 50 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:47:51.21
- 「悲しみの行方」
- 51 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:52:31.47
- 「どうして悲しみなんてあるのかな?」
「人間の脳の構造を解明出来たらノー
ベル賞らしいよ?」
被っている帽子を脱ぎながら的外れな
答を提供する。
わざとなのか本気なのか?
わざとに決まってる。
- 52 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 00:57:09.11
- 「じゃあ、言い方を変える。どうすれば
誰も悲しまないでいられるのかな?」
彼女は私を一瞥した後私と同じ色の私よ
り長い髪を結ぶだけ。
- 53 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:02:34.98
- 「こないだね、絵里ちゃんに生徒会長を
やってみないかって。」
「君が生徒会長か〜。やってみればい
いじゃん。」
人の気も知らないで。
私はこれから、彼女に相談しようと
しているのに察してくれないのかな?
- 54 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:06:37.13
- 「うん。そうなんだけど。もし、生徒会
長を引き受けたら私いっぱいになっちゃ
うかも知れない。周りが見えなくなっち
ゃうかも。そしたらまた、誰かを悲しま
せるかも…。」
「…。」
ここまで言っても彼女はただ私を見つめ
るだけ。
- 55 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:07:04.10
- 「はあ、悲しみなんかなくなれば
いいのに。」
- 56 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:10:25.67
- 「あのね、悲しみはなくならないよ、
絶対に。この先も絶対に悲しい思い
は絶対するよ。人に傷つけられたり
傷つけたり何かを失ったりきっかけ
はわからない。」
- 57 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:18:19.46
- 彼女の視線は真っ直ぐただ私の瞳に注が
れている。
「私達は生きてる限り前に進んで行かな
ければいけないの。悲しい道でも辛い道
でもね。君は悲しみを感じたくないから
何もしない?」
彼女の言葉が鋭く胸に刺さる。
- 58 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:21:56.59
- 「そんなわけにいかないでしょ?」
「…わかってる。」
いつの間にか彼女の瞳はいつもの優しさ
を取り戻していた。
「ならさ、悲しみの可能性なんか探して
ないでやってみたら?絵里ちゃんもあな
ただから推薦してくれたんでしょ?」
「…うん。」
- 59 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:27:27.75
- 「でも、ひとつ。何も考えずに進むの
と模索しながらゆっくりでも進むのと
では違うからね?」
どうして彼女はこんなにも頼りになる
のだろう?
- 60 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:29:38.49
- 「今、可能性なんか探してないでって
言ったばっかりじゃん。」
「ふふ、いずれ違いがわかるよ。」
- 61 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:31:32.47
- 「…いつも、ありがとう。」
私が困った時にいつも助けてくれる。
「ううん。私こそ。今の私がいるの
は君がいるからだから。」
- 62 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:34:59.37
- キーンコーンカーンコーン
チャイムが校庭に響きわたる。
「う〜ん。」
「こんな所でお昼寝してたら海未ち
ゃんに怒られちゃうぞ〜。」
- 63 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 01:39:04.31
- 「あれ、ここは?」
「もう、寝坊助さん。」
「…。ねえ、ことりちゃん。今、
幸せ?」
「え?どおしたの…幸せだよ。皆と
一緒にいれるから。」
悲しみの行方なんてわからない。
- 64 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 20:42:39.69
- 星空凛ちゃん。
いつも元気で運動が大好きな私の
自慢の親友。
私がスクールアイドルになれたの
も凛ちゃんと真姫ちゃんが背中を
押してくれたから。
- 65 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 20:51:31.41
- そんな凛ちゃんに私は何をしてあげ
られただろう?
私はいつも助けて貰うばっかり。
凛ちゃんが悲しい時、苦しい時
そばにいてあげる事は出来ても
助けてあげる事ができない。
- 66 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 20:53:26.99
- 凛は小さな頃から男の子みたいって
言われてた。
髪の毛も短いしかよちんや真姫ちゃ
んみたいに可愛くもないからしょう
がないんだけど。
- 67 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 20:57:21.62
- それでも凛だって女の子だからそれ
を理由にからかわれたら傷つくよ。
勇気を振り絞ってスカートをはいた
こともあったけどその時もクラスの
男の子にからかわれて…。
凛は恥ずかしくって家に戻ってズボ
ンに着替え直した事もあった。
- 68 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:01:29.84
- 凛ちゃんは私や友達の為なら積極的
なのに自分の事となると消極的にな
っちゃう。
今週からμ'sのリーダーの穂乃果ちゃ
ん達が修学旅行で不在だから代理で
凛ちゃんがリーダーをやる事になった
けど自分は中心にいるような人間じゃ
ないからって。
- 69 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:03:31.39
- アイドルのリーダーなんて柄じゃない。
髪も短いし可愛くないからって…。
そんな事ないのに。
きっと凛ちゃんはまだ昔の事をまだ
気にしてるんだ。
- 70 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:05:59.97
- 穂乃果ちゃん達が不在で凛がリーダー
を引き受ける事になっちゃったけど
それでも穂乃果ちゃんの代わりにあの
ドレスを着るのだけは無理だった。
あんなに可愛いドレス。
本当は凛だって憧れてる。
でも男の子みたいな凛が着たら笑
われちゃうよ。
- 71 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:06:50.53
- そしたらきっと凛はどうしたって
傷つく。
- 72 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:09:24.61
- 穂乃果ちゃんの代わりに私が着る事に
なったあの衣装。
本当は凛ちゃんが着るはずだったのに。
凛ちゃんは自分には似合わないって言う
けど私は知ってる。
凛ちゃんが可愛い事もあの衣装に憧れて
る事も。
- 73 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:11:43.24
- 「本当にいいの、凛?」
「うん。凛には似合わないにゃ〜。」
凛はこのままでいいの。
凛が傷ついて悲しい顔をしたらきっと
かよちんも…
- 74 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:22:02.84
- 「そっか。」
「うん。ごめんね。旅行中に電話しちゃ
って。でも、もう決めたから。」
これでいいんだ。
きっとここで諦めてしまったら凛ちゃん
はこの先も…
- 75 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:22:26.44
- 悲しい思いをするから…。
- 76 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:23:06.95
- 悲しい思いをするから…。
- 77 :名無しで叶える物語:2016/08/09(火) 21:23:31.84
- 完
- 78 :名無しで叶える物語:2016/08/10(水) 21:06:43.76
- 音ノ木な
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