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【SS】海の家

1 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 20:55:01.14
亜里沙「お姉ちゃん〜。早く早く。」

絵里「もう、少し休憩にしましょう?」

雪穂「私が亜里沙と遊んで来ますから
休憩していてください。」

絵里「そう?助かるわ。ありがと、
雪穂ちゃん。」



絵里「はあ、μ'sの皆で来たかったけ
ど…にこのバイトの応援に行っちゃっ
たから。私も行けばよかったかしら?」

2 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 20:59:38.39
絵里「まあ、亜里沙と約束してたからね。
しょうがないわ。
それにしても、暑いわね……帽子持ってき
て良かったわ。」

〜海の家〜

絵里「海の家なんて久しぶりだわ。」

店員「いらっしゃいませ〜。何名様
で………お一人様ですね。」

絵里(な、まるで私が独りぼっちみたい
に思ってるわね、この店員。)

3 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:02:50.09
絵里(ん?この声?)

希「どうしました?」

絵里(希じゃないの。そっか、にこのバイトの
手伝いってここだったの。それにしても……
この麦わら帽子ツバがでかいから顔がよく
見えないのね。)

希「えっと………空いてる所にお掛け下さい。」

4 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:07:32.79
絵里(って事は他のメンバーもいるわね。
ふふふ、抜き打ちで見学してあげましょ
う。それじゃあ、)

絵里「すいません。」

ことり「只今伺います。」

絵里(ことりじゃないの。)

ことり「ご注文を承ります。ご主人様。」

絵里(ここはメイド喫茶じゃわよ。)

ことり「どうしました?ご主人様?」

凛「ことりちゃん。ここはメイド喫茶じ
ゃないにゃ〜。」

5 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:11:32.99
絵里(あら、凛のお出ましね。)

凛「ここは、海未ちゃん家だよ?」

ことり「あらら、うっかりしてました。」

絵里(いや、非常に惜しいようで物凄く
遠いわよ。)

ことり「でも、凛ちゃん。海未ちゃん家
はもっとでっかいよ。」

絵里(そう言う事じゃないでしょう。この
お店が小さいみたいじゃない。)

凛「弓道上もないしね。」

6 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:16:25.40
ことり「あっ、そんな事より接客。」

凛「ああ、そうにゃ。えっと、何食べます
?」

絵里(友達かっ!いや、友達だけど。)

絵里「あの、カレーを。」

凛「かしこまりました。」

絵里(少し不安だけどちゃんと出来てる
じゃない。)

男の客「ねえねえ、いいじゃん。俺らと
遊ぼうよ。」

絵里(あら、ナンパかしら。嫌だわ。)

7 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:19:43.17
希「今バイト中なんで。」

絵里(しかも、希が。)

希「あ〜、でも丁度お腹空いたかも。」

男の客「あ、奢っちゃう、奢っちゃうよ。」

希「ホントに?カレーライス、焼きそば、
フランクフルト、ラーメンそれぞれ4つ
入りました〜。」

男の客「はあ?」

希「え?なんでも奢ってくれるんやない
の?」

8 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:25:28.30
男の客「いや、程度ってものが」

希「男の子に恥をかかせちゃいけない
かな〜と思って。」

絵里(希、ナンパよりたちが悪いわ。)

希「いや〜お兄さん達ありがとうね。
やっぱり、気前のいい男はかっこえ
えなぁ。惚れちゃうかもぉ。」

男の客「!?」

希「あ、ウチお肉も食べたいかも。あっ
、でもこのお店ないんやった。」

男の客「買ってくるよ。」

9 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:29:52.22
希「ほんと?ありがとさんね〜。」

店員「バイトーーー。注文がいっぱい
きて大変だから早く厨房来いー。」

希「あっ、すいません。」

絵里(希がいっぱい頼んだせいで大忙し
じゃない………キャンセルしないのかしら
。)

穂乃果「お客さま入りまーす。」

絵里(穂乃果も居たのねってあのお客
どっかで見たことあるんですけど。)

10 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:32:15.84
凛「あれ?海未ちゃんにゃ。」

穂乃果「なんか、一人でウロウロしてた
の。今日忙しかったんじゃなかったっけ
?」

凛「暇ならバイトすれば良かったのに。」

海未「いえ、あの、用事はさっき終わり
ました。」

絵里(海未……なにしてるのかしら?)

海未「そんな事より穂乃果!その、
水着はなんですか?」

11 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:34:55.38
穂乃果「ああ、ことりちゃんが選んでくれ」

海未「際どすぎます。男の人も見てるので
すよ?」

穂乃果「うん。気を付ける。気を付けるか
ら座ったら?」

凛「仕事の邪魔だよ?」

海未「はっ!」

凛「………海未ちゃん何しに来たの?」

絵里(ほんと何がしたいのかしら、海未)

12 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:39:38.25
海未「とにかく、穂乃果」

穂乃果「海未ちゃん。本当に仕事中だか
ら。穂乃果が連れ込んであれだけどさ。」

海未「うぅ。で、ではコーヒーを一つ。」

穂乃果「コーヒー入りました〜。」

花陽「カレーライスになります。」

絵里(花陽もやってるのね。引っ込み
思案の花陽にはいい傾向だわ。)

花陽「あの、」

13 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:44:45.80
絵里「は、はい?」(バレたかしら?)

花陽「こちらのカレーなんですけども。
ライスの方がこだわっていまして。
なんと、魚沼産の」

店員「バイトォォォ。米なんかの説明は
いいから早く戻ってこぉい。」

花陽「あ、は、はい。ごめんなさい。」

絵里(………悪い傾向ね。)

海未「花陽は大丈夫でしょうか?私は心
配です。」

絵里(私は海未のが心配よ。)

穂乃果「はい、海未ちゃん。コーヒー。」

14 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:49:08.58
海未「あ、ありがとうございます。
では、あ、あっつい。」

穂乃果「そりゃ、そうでしょ。」

海未「私、アイスを頼みましたよね?」

穂乃果「アイス?かき氷?あれってアイス
?」

海未「アイスコーヒーです。」

穂乃果「え?言ったっけ?」

海未「こんなに暑いのにホットなんか
頼むわけないでしょう。」

穂乃果「もう我慢してよ。」

15 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:52:11.77
絵里(仮にも客よ、穂乃果。)

海未「まあ、いいです。あっつい」
バシャッ
海未「あちちあっついです。」

穂乃果「大丈夫?」

絵里(え?バカなの?学習能力ないの?)

ことり「海未ちゃん…じゃないご主人様
大丈夫ですか?」

絵里(正解はお客さまよ。)

穂乃果「火傷したかも。」

16 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:54:50.84
ことり「待ってて。痛いの痛いの飛んで〜。
さ、穂乃果ちゃんも。」

絵里(もう、メイドですらないわ。)

穂乃果「痛いの痛いの飛んでけ〜。」

海未「はああ、治ったかもしれないです
。」

絵里(そんなわけないでしょう。)

凛「はい、氷持ってきたにゃ。」

海未「ありがとうございます。」

17 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 21:59:33.75
絵里(海未につける薬氷よりもは穂乃果と
ことりね。)

店員「バイトォォォ。この大量の注文は
何処に持っていくんだぁ。」

希「あ、それはナンパの男の子がウチに」

店員「何処にいるんだ?」

希「へ?あっ……逃げられた。」

絵里(肉を食べたいなんか言うからでしょ。)

希「あ、あの、どうしましょう?」

店員「お前が注文したんだろ?」

希「ま、真姫ちゃ〜ん。」

18 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:04:47.74
真姫「何よ?」

希「お金貸して?」

真姫「はあ?なんの為にバイトしてるの
よ?」

希「は!そっか。バイト代から引いて
下さい。」

絵里(バイトする意味が。)

真姫「バカね。」

店員「偉そうにしてないで皿運べ。」

真姫「え?あっ、す、すいません。」
バリーン

真姫「きゃあ。」

19 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:06:48.71
店員「なにやってんだぁ。」

絵里(ここの店長さんに同情するわ。)

穂乃果「あはは、お嬢様には難しいかな。」
バリーン

凛「穂乃果ちゃんも割ってるにゃ〜。」
ガッシャーン

店員「勘弁してくれ〜。」

絵里(本当に同情するわ。)

20 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:09:57.85
店員「大人気のスクールアイドルの水着
姿が近くで見れるし客寄せパンダにもな
ると思ったから雇ったのに……。」

絵里(店長もくずだったわ。)

海未「それは聞き捨てなりません。」

店員「なんだよお前は。」

海未「そんな邪な気持ちで経営をする
なんて。」

店員「俺の店だ。俺の勝手だろ。」

21 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:13:45.83
海未「違います。ここは、海の家です。」

店員「はぁ?だから海の家は俺の店だろ。」

海未「海未は私です。私がいる以上この
家でメンバーにセクハラまがいの発言は
慎んで頂きましょう。摘発しますよ。」

絵里(半分以上うちのメンバーが悪い
気もするけどね。)

パチパチ

店員「なぁぁ!」

22 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:16:57.00
海未「ふん。」

店員「ち、ちくしょう。覚えてろ〜。」

絵里(どうするのよ。店長逃げちゃった
けど。もう、目茶苦茶よ。)

穂乃果「ねえ?どうするの?雇い主
いなくなったけど。」

凛「バイト代は?」

希「ウチは助かったけどね。」

絵里(あなたは自分勝手すぎるわ。)

真姫「はあ。」

23 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:20:34.32
絵里(真姫?)

真姫「パパに頼んでみるわ。ここのお店の
事。全国で海の家を経営してる人がいたか
も。」

希「真姫ちゃん……………高校生にもなって
パパって。」ニヤニヤ

凛「真姫ちゃんはパパが大好きなんだね
〜。」ニヤニヤ

絵里(そっち?)

真姫「イミワカンナイ。」

絵里(でしょうね。)

24 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:22:42.59
ことり「とひあえず、ご主人様がいるから
仕事は続けよ?」

絵里(お客さまね。)

花陽「そ、そうだよぉ。私はお米植えてく
るよ。」

絵里(炊くんじゃなくて?)

穂乃果「いや〜、でもこれで一件落着だね。」

凛「うん。」

希「めでたしめでたし。」

25 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:24:25.17
絵里(めでたくないでしょう。)

亜里沙「お姉ちゃん〜。」

希「あっ、亜里沙ちゃん?え?あっ、
えりち。」

凛「本当だ。」

雪穂「お姉ちゃんもいる!」

穂乃果「雪穂?どうして。」

雪穂「いや、かくかくしかじかで。」

26 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:26:57.95
穂乃果「なるほど。」

希「そう言うこと。言ってくれれば
良かったのに。」

絵里「い、いや。」

海未「本当です。」

凛「いや、海未ちゃんは本当に何しに来
たの?」

海未「はあ?」

亜里沙「あの、」

絵里「どうしたの?」

27 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:30:13.97
亜里沙「そういえば、にこさんは?」

穂乃果「あっ!」



にこ「だーかーら、にこは迷子じゃないの
。バイトの呼び込みをしてたのよ。」

男「はい。所でにこちゃんのお母さんか
お父さんは?」

にこ「だーかーら、にこは小学生じゃな
いの。」

28 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:30:58.81


29 :名無しで叶える物語:2016/08/30(火) 22:39:42.87
乙w

30 :名無しで叶える物語:2016/08/31(水) 16:27:44.86
SCに建てても見てるやつほとんど居ないから2ch.netに建てろ

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