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絵里「11月14日は」希「いい石の日?」
- 1 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:03:05.53 ID:Dl12Y+yg.net
- 【四月・屋上】
穂乃果「いい考えだと思うんだけどな…」
コツン
穂乃果「…ん?(靴に何か当たって…)」
穂乃果「…石ころ?(なんでこんなのが屋上に…誰かのイタズラ?)」
穂乃果「んー?」ジーッ
穂乃果(ドアが少し開いてる…私、閉め忘れたっけ?)
穂乃果「…あ」
カツン コロコロ…
穂乃果(ここにも小さな石ころが落ちてた…蹴っちゃった)
ギィ…
穂乃果「誰か、いるの…?」
穂乃果(誰もいない…何だったんだろ?)
【外】
ことり(穂乃果ちゃん、どこ行っちゃったのかなぁ…)
コツン
ことり「えっ」
ことり(小さな石ころ…今、転がってきて当たったよね)
ことり「誰…?」キョロキョロ
コロコロ…カツン
ことり(また石ころ…あっちに誰かいるみたい)
タタタッ
ことり(こんなイタズラをするのは…誰かなぁ?)ソローリ
ザッ クルクル スタッ
ことり(…穂乃果ちゃん?)
穂乃果「わぁ!?」ドタッ
穂乃果「いたたた…もう一回!」
ことり(ダンスの練習?に夢中みたい。あの石ころは穂乃果ちゃんの仕業じゃなさそうだね…)
- 2 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:05:18.70 ID:Dl12Y+yg.net
- 海未「三人でやらないと」ニコ
穂乃果「…でも二人とも、いつから見てたの?」
海未「私は、ことりに教えてもらって来たんです」
穂乃果「そうなんだ?」
ことり「あ…そういえば、ここに穂乃果ちゃんがいるって気づいたとき、ちょっと変なことがあったの」
穂乃果「変なこと?」
ことり「これくらいの小さい石ころが転がってきて、靴に当たったの。誰かのイタズラかなって思って…転がってきた方に行ってみたら穂乃果ちゃんがいて」
穂乃果「そ、それ…私もあったよ!?」
海未「穂乃果のイタズラですか?」
穂乃果「違うよ。私も屋上にいたとき、小さい石ころが転がってきて靴に当たったの。ドアが少し開いてたから誰かのイタズラかと思ったけど、誰もいなかったし…」
海未「二人ともですか?…では同じ人のイタズラかもしれませんね…」
ことり「でも悪い人じゃないと思うよ♪私が穂乃果ちゃんを見つけたのは、その石ころのおかげだし」
穂乃果「あ…確かに、私も石ころに気づいたおかげで素敵な歌を聴けたんだ♪」
海未「歌?」
穂乃果「うん。石ころに気づいて屋上から校舎に戻ったとき、音楽室で…」
海未(不思議な話ですね…ただの偶然で勝手に小石が転がってくるとは思えませんし、やはり誰かが意図的に…?)
【翌朝・生徒会室】
絵里「…なにこれ?」
希「トルマリン原石。エリちの誕生日、10月21日の誕生石や」
絵里「まだ四月よ?」
希「十月まで待ってたら廃校になっちゃうやん?」
絵里「こんな物で廃校が止められるっていうの?」
希「まあ、お守りやと思って持ってて。パワーストーンみたいな物やし」
絵里「パワーストーン?」
希「そう。持ってるだけでいろいろな効果があるスピリチュアルな石や♪」
絵里「うさんくさい…」
希「ウチが神田の明神さんでお祈りした特別な石なんよ。音ノ木坂に集まるスピリチュアルなパワーに反応して奇跡が起こるかもしれないやん?」
絵里「奇跡ねえ…具体的にどんな効果があるの?」
希「ピンクのトルマリンは…恋愛やな♪」
絵里「…いや、そんなのいらないわよ…」
- 3 :名無しで叶える物語(関東・東海)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:08:43.38 ID:XgL7xX+I.net
- スーパームーンやな
- 4 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:09:02.07 ID:Dl12Y+yg.net
- 希「同性でも友情や仲間とのチームワークを良くするっていうよ」
絵里「ふーん…」
希「気になる相手に渡せば、きっと今より親密に──」
コンコン
希「…ほら、早速運命の相手が来たんやない?」
絵里「バカなこと言ってないで…どうぞ」
穂乃果「失礼します」ガチャ
絵里「…」
穂乃果「あの…?」
絵里(高坂さんが私の…恋の相手?)
希「いらっしゃい。今日はまたどんな御用?」
絵里(そんなわけないわよね…とりあえず仲良くなったほうがいいって事かしら?)
穂乃果「ライブです!」
絵里「新入生歓迎会は遊びではないのよ」
希「エリち」
絵里「…やるからには、ちゃんとやってよ?」
ことほのうみ「!」
ことり「ってことは…」
絵里「いいわ。許可します」
穂乃果「ありがとうございます!生徒会長さん♪」ギュ
絵里「ちょ、ちょっと…高坂さん///」
『まだできるかどうかわからないよ?』
『えー!やるよー!』
『待ってください!まだステージに立つとは…』
『できるの?…そんな状態で』
絵里「…」
キーンコーンカーン…
【廊下】
コツン
希「…ん?」
コロコロ…カツン
希(校舎の中に小さな石ころ…いたずら好きの小人でもいるんかな?)
- 5 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:12:11.59 ID:Dl12Y+yg.net
- 希「お」
『グループ名募集中!』
希(あの子たちのグループ名かぁ…)
カキカキ… ストン
希(…これでよし♪)
コツン
にこ「うわ!?」
にこ(石ころ?…何これ、嫌がらせ?)キョロキョロ
カツン コロコロ…
にこ(向こうか…とっ捕まえてやるわ!)タタッ
にこ(こっちの方から…ん?)
にこ「…なに?これ」
花陽「さ、さあ?」
にこ(結局なんだったのよ。不気味ね…)
希「にこっち」
にこ「希…まさか、あんたの仕業!?」
希「へ?」キョトン
にこ「石よ。これくらいの小さい石ころ」
希「ああ…そやね。にこっちにも渡しとくわ」ゴソゴソ
にこ「はぁ?」
希「はい。これ、お守りや」
にこ「これって…確か、マガタマ…とかいうやつ?」
希「そう。黒勾玉は7月22日の誕生石なんよ」
にこ「まだ誕生日じゃないんだけど?」
希「パワーストーンみたいな物や。持ってるだけで御利益があるんよ♪」
にこ「まーたスピなんとかって言うんでしょ?」
希「スピリチュアルや」
にこ「いらないわよ。こんな真っ黒で地味な石…」
希「でも勾玉って可愛い形やろ?…石はブラックトルマリン。希望・忍耐・成功のシンボルなんよ」
にこ「トルマリンねえ…この真っ黒なのが…」
- 6 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:15:07.34 ID:Dl12Y+yg.net
- 希「黒勾玉は持ち主の隠れた才能を引き出すともいわれてるし」
にこ「私の才能は隠しきれないほど溢れてるでしょ?」ドヤァ
希「まあ、とにかく持ってて。きっといいことがあるはずや」
にこ「はいはい。わかったわよ…ま、一応もらっとくわ。ありがと」
にこ(成功、ねぇ…そんな効果が本当にあるなら、もっと早く欲しかったわ)
にこ(私には正直、今更って気もするし…こころかここあにでもあげちゃおうかしら?)
『…なに?これ』
『さ、さあ?』
にこ(そういえば、あのポスター見てたメガネの一年生…まさか石ころのイタズラ、あの子の仕業とか?)
【翌日・屋上】
真姫「興味ないです!」
バタン
絵里「…」スッ
真姫「?」スタスタ
ガチャ
穂乃果「生徒会長さん?」
絵里「(長いので略)簡単に考えてほしくないの」
穂乃果「はあ」
絵里「高坂さん。…手、出して」
穂乃果「え?…はい」
絵里「これ、持ってて」
穂乃果「これは…ペンダント?」
絵里「その石、仲間のチームワークを良くする効果があるんですって」
海未「天然石のようですが…」
ことり「パワーストーンですか?」
絵里「ええ。お守りみたいな物よ」
穂乃果「でも、どうして私に…?」
ことり「私たちを応援してくれるんですか?」
絵里「失敗しないで、ちゃんとやってもらいたいだけ。学校の看板に泥を塗らないように」
穂乃果「だ、大丈夫です。頑張ります!ありがとう生徒会長さん♪」
- 7 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:16:28.38 ID:EzuMVSqg.net
- スピリチュアルやね
- 8 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:25:23.33 ID:Dl12Y+yg.net
- 絵里「石、なくさないでね?」
穂乃果「はい!」
バタン
絵里(思ったより時間かかったわ…眠い)ファー
【一年教室前・廊下】
花陽「頑張ってください…アイドル…」
にこ(…ふーん)
【夕方・神田明神】
希「…」ソローリ
コツン
希「!?(…まずい)」
真姫「!」グイ
希「いだだだ!?」コロン
真姫「何してるんですか?(何か落とした…)」
真姫「なにこれ?…天然石?」
希「もう。落っことしたら傷がついちゃうやん?」
真姫「あなたが急に後ろから…何しようとしてたのよ?」
希「い、いや…別に。それより大事な石をキズモノにしたんやから責任とってよ?」
真姫「別に割れたりしてないでしょ?…まあ、弁償しろっていうならするけど」
希「そういうことやなくて…ほら、責任っていったら(お嫁に)貰ってって意味やろ?」
真姫「この石を?…私にくれるんですか?」
希「うん。それはバイオレットジルコンや」
真姫「それって…4月19日の誕生石じゃない」
希「知ってるん?」
真姫「まあ…(私の誕生日だし)」
希「バイオレットジルコンは心と身体のバランスを保ち、魅力を引き出す効果があるんよ」
真姫「パワーストーンってやつですか?」
希「そう。せっかくやし、お守りがわりに持ってて」
真姫「ふーん…まあ、いいけど」
真姫(…自分のなりたいものになれない私に、心と身体の均衡なんてあるのかしら)
- 9 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:28:21.01 ID:Dl12Y+yg.net
- 真姫(バランス…)
『ね、それで笑ってみて』
『ヴェぇ…』
真姫(魅力を、引き出す…?)
『西木野さんの歌声、大好きなんだ♪』
真姫「…」
【後日・神田明神】
穂乃果「真姫ちゃーん!」
真姫「大声で呼ばないで!」
絵里「…」
希「エリち?…急にどうしたん? ウチに会いに来てくれたの?」
絵里「別に…ちょっと様子を見に来ただけ」
希「ああ、高坂さんが気になるんやね」クス
絵里「そんなんじゃないわよ」
希「まあ…せっかく来たんやし、お参りくらいしてき」
絵里「…そうね」
パン パン
絵里(高坂さんたちのライブが…うまくいきますように)
【秋葉原】
ガチャ コロン パカ
海未「レアなの出たみたいです…」
穂乃果「海未ちゃーん!」
海未(これは、天然石?…本物でしょうか?…オレンジムーンストーン。持ち主をポジティブで元気にしてくれる石…と書いてありますね)
海未(ポジティブで元気に…まるで穂乃果のようですね)クス
海未(この石を持っていれば…緊張、しなくなるといいんですけど)
【新入生歓迎会当日】
花陽「り、陸上部…?」
凛「いっくにゃー!」グイグイ
花陽「だ、ダレカタスケテー!」ドタバタ
- 10 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:30:26.90 ID:Dl12Y+yg.net
- ドン
凛「にゃ><」
にこ「ぅわ!?…あ、危ないでしょ!廊下を走るんじゃないわよ!」
凛「ごめんなさいにゃ…」
にこ「ん、あんた…」
花陽「は、はい?」
にこ「…あんたも行くの?…ライブ」
りんぱな「えっ」
花陽「…はい」
にこ「そ」スタスタ
凛「ライブって…スクールアイドル?」
花陽「うん…4時から、講堂で…」
凛「そっか。じゃあ行こっ♪」
花陽「凛ちゃん…いいの?」
凛「かよちんが行きたいとこあるんだったら、凛はどこでもついてくよ♪」
【講堂】
ことほのうみ「…」
絵里(客席は…まだ二人だけ。こんなことじゃないかと思ったわ)
絵里「…あなたたち」
生徒会ABC(モブ二年)「はい!」
真姫「ヴェぇ…(何事!?)」
絵里「…希も、そんなとこに隠れてないで」
希「見つかっちゃった。…ウフ♪」
にこ(…何やってんだか)
ことり「えっと…これで八人?」
海未「いえ…九人です。あの人を入れて」クス
にこ「…」サッ
穂乃果「よ、よーし。歌おう!」
ことり「うん♪」
海未「はい!」
\アイセー♪/
- 11 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:32:50.97 ID:Dl12Y+yg.net
- 穂乃果「ここを満員にしてみせます!」
にこ(…もう行こう)スタスタ
花陽(あっ…あの人、さっきの…)
花陽「ま、待ってください…先輩っ」
にこ「…何?」
花陽「あの…ありがとうございました。先輩のおかげで、ライブに間に合って…だから」
にこ「別に…あんたの友達が私にぶつかってきたせいでしょ」
花陽「す、すみません…」
にこ「謝らなくてもいいわよ。…それより」
花陽「はい?」
にこ「あんた…本当は客席じゃなくて、ステージに立ちたいんじゃない?」
花陽「そ、そんなこと…私なんて…無理だし…」
にこ「無理、ね。…じゃあ、やりたくないわけじゃないんだ?」
花陽「そ、それは…」
にこ「フン…まあいいわ。…これ、あげる」
花陽「え?…これは…?」
にこ「ブラックトルマリンの勾玉よ。持ち主の隠れた才能を引き出すんだって」
花陽「隠れた、才能…?」
にこ「ま、私はスピなんとかいうの信じてないけど」
凛「かよちーん!」タタタ
花陽「凛ちゃん」
にこ「…じゃあね」スタスタ
花陽「ちょ、ちょっと待ってください…先輩っ」
にこ「…なによ」
花陽「あ、ありがとう…ございます…」
にこ「…フン」
【後日・一年教室前廊下】
花陽(西木野さん…?)
真姫「…」スタスタ
花陽(…行っちゃった)
- 12 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:41:24.17 ID:Dl12Y+yg.net
- コツン
花陽「ピャァ!?」
花陽(廊下に…石ころ?)
花陽(あ…生徒手帳が落ちてる)
【翌日】
\ダレカタスケテー!/
『本当は客席じゃなくて、ステージに立ちたいんじゃない?』
『隠れた才能を引き出すんだって』
花陽(大丈夫…凛ちゃんや西木野さんも居るし)ギュ
花陽「アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!」
【六月】
にこ「…あんた」
花陽「小泉花陽です。…あの、これ」
にこ(ブラックトルマリンの勾玉ね)
花陽「先輩に返そうと思って…」
にこ「はぁ?…ぬぁんでよ?」
花陽「あのとき先輩が言ったこと…」
『本当は客席じゃなくて、ステージに立ちたいんじゃない?』
花陽「先輩も…そうですよね?」
【後日・屋上】
にこ「にっこにっこにー!…はい」
花陽「にっこにっこにー♪」
『それ、あんたが持ってなさい。私には必要ないから』
『えっ。…でも』
『私を誰だと思ってんの?…私の才能は放っといても隠しきれないほど溢れてるのがわかるでしょ!』ドヤァ
『そ、そうですね…ふふふ』
- 13 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:43:36.62 ID:Dl12Y+yg.net
- 【後日】
絵里「意味がわかりません…」
理事長「そう?…簡単なことよ?」
絵里「…」
【廊下】
真姫「待って。生徒会長」
絵里「…なに?」
真姫「これ…持っててください」
絵里「天然石?…もしかして、希の…」
真姫「そう。これはバイオレットジルコンです」
絵里「それを…どうして私に?」
真姫「心と身体のバランスを保ち、魅力を引き出す効果があるって…副会長が言ってました」
絵里「魅力…」
真姫「あなたにも、やりたいことがあるなら──」
【七月】
希「だから理事長は、エリちのことを認めなかったんと違う!?」
絵里(心と身体の、バランス…自分の思いに正直に行動しろということ…?)
『申請とは言ってないわ。ただ話があるの』
絵里(物怖じしない、あの子の瞳の色に似た石…)ギュ
穂乃果「μ'sに入ってください!」
希「九人や。ウチを入れて」
\ダイスキ♪/
【後日】
海未「ことり…これを持っていてください」
ことり「…天然石?」
『レアなの出たみたいです…』
海未「オレンジムーンストーン。持ち主をポジティブで元気にしてくれる石だそうです」
ことり「ポジティブで元気な、オレンジ?…それって」
海未「穂乃果みたいでしょう?」クス
ことり「そうだね…」
- 14 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 00:53:29.28 ID:Dl12Y+yg.net
- 海未「これを持って…穂乃果になったつもりで考えてみてください。…ことりが気を遣って黙っていて、ずっと後になって知ったら。…嬉しいですか?」
ことり「…」ギュ
ことり(ポジティブで元気。…穂乃果ちゃんなら、きっと…)
穂乃果「え…?」
ことり「…」
穂乃果「なにそれ?…千代田区にそんな学校あったっけ?」
ことり「違うよ。東京じゃなくて、アゼルバイジャン…ロシアの南にある国だよ」
穂乃果「ふーん…旅行?」
ことり「留学」
穂乃果「誰が?」
ことり「私が。…もう。穂乃果ちゃん、話聞いてなかったの?」
穂乃果「聞いてないよ!なんで、ことりちゃんがそんな知らない国へ行かなきゃならないの!?」
ことり「だから…前から服飾の勉強したいと思ってて…」
穂乃果「そんなの!海外行かなくたってできるじゃん!?アゼルバイジャンじゃなくて、東京でいいじゃん!」
ことり「穂乃果ちゃん…でも」
穂乃果「いやだよ!行かないで!」ギュー
ことり「…穂乃果ちゃん///」
【十一月・矢澤家】
コツン
にこ「ん!?」
にこ(小さい石ころ…まさか)ヒヤアセ
ここあ「あ、お姉ちゃん。…えへへ」
にこ「なんだ、ここあか…石ころなんかで遊ぶんじゃないの」
ここあ「ごめんなさーい…」
にこ(学校の廊下の…あれはさすがに、ここあの仕業じゃないわよね。…結局何だったのかしら?)
【音ノ木坂】
凛「凛知ってるよ。今日は“いい石の日”なんだよねー♪」
海未「ああ、十一月十四日だから…」
希「11(いい)14(いし)なんやね」
にこ「どうでもいい語呂合わせね…」
- 15 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 01:03:53.61 ID:nBRXVXXU.net
- アゼルバイジャン
- 16 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 01:05:56.52 ID:Dl12Y+yg.net
- 穂乃果「石といえば、このペンダント…絵里ちゃんが作ったんだよね?」
絵里「ええ。そうよ」
希「そういえば結局穂乃果ちゃんにあげたんやったね。御利益あったやろ?」ニヤニヤ
絵里「も、もう…希!」
真姫「私のは?」
絵里「もちろん、ちゃんと持ってるわよ。…ほら」
希「え。…真姫ちゃんもエリちのこと…?」
真姫「はぁ?」
絵里「え!?」
穂乃果「…ん?」
花陽「私も、これ…ずっと持ってるよ♪」
にこ「ふ、ふーん。そ///」
ことり「私も…えへへ♪」チラ
穂乃果「?」
海未「そういえば…まだ返してもらっていませんでしたね」
ことり「え!?」
海未「もう留学はやめたのでしょう?…石も役割を果たしたのですから…そろそろ返してください」
ことり「そんなぁ!?海未ちゃんがくれた、穂乃果ちゃんの石なのに…」
穂乃果「え?…何の話?」キョトン
海未「私が引き当てた石ですよ。これも運命ということです♪」
ことり「ずるいよ海未ちゃん><」
希「浮気はアカンよ?エリち…」ジトー
真姫「ちょっと!私のことは本気じゃないとでも言うの!?」
絵里「そ、そんなこと言ってないでしょう。希が勝手に…」
穂乃果「ぅ絵里ちゃん!真姫ちゃんと何があったの!?」
絵里「な、何もないわよ。本当よ?」
真姫「…私とは無くて、穂乃果とはあるっていうの?」プルプル
絵里「い、いやそういうことじゃなくて…」
穂乃果「ぅ絵里ちゃん!」
真姫「エリー!」
コロコロ…コツン
ことほのうみえりまき「!」
- 17 :名無しで叶える物語(王都図書館司書室)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 01:22:27.94 ID:Dl12Y+yg.net
- ことり「今のって…」
海未「小石が靴に当たったようですが…」
真姫「凛!変なイタズラやめなさいよ」
凛「凛、何もしてないよー?」
穂乃果「あのときの…あれと同じじゃない?」
花陽「誰もいないのに小石が…」
絵里「な、なにそれ…やめてよ」ガクブル
希「悪いものやないと思うよ。不思議だけど…」
ことり「そういえば、あのときも私たちを助けてくれた感じがするね」
穂乃果「そうだね!誰だかわかんないけど、きっと悪い人じゃないよ」
にこ「人かどうかもわかんないけどね…」
花陽「でも、今度は何を教えようとしてるの…?」
希「ケンカしないで仲良くしなさいって言ってるんやないかな?」
海未「はあ」
凛「そうそう。せっかく石がきっかけで仲良くなったんだから♪」
穂乃果「石といえば…」
ことり「石といえば?」
穂乃果「焼き芋!」
花陽「や、焼き芋…」
海未「今度は焼き芋屋さんを始めるよ!とか言い出すつもりですか?」
穂乃果「そうじゃないけど、みんなで焼き芋したいなって♪石焼き芋じゃなくてもいいから」
真姫「それって、もう石は関係なくない?」
穂乃果「そうと決まれば…早速、音ノ木坂に畑を作ろう!」
花陽「そこからなの!?」
にこ「いつ焼き芋できるのよ…」
希「こうと決めたらとことんやる…それもまた強い意志やね」
凛「ちょっと寒くないかにゃー?」
おわり
- 18 :名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 01:23:07.74 ID:WPWM4wxO.net
- いつもお疲れ様!
- 19 :名無しで叶える物語(もこりん)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 01:53:01.99 ID:yhRH8R7L.net
- おつおつ
話に石の効果を絡めるの面白かったよ
- 20 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/:2016/11/14(月) 02:07:18.54 ID:aJJkRylM.net
- 穂乃果ちゃんの石欲しい
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