深夜の黒澤家。布団の中でまどろむダイヤは、暗闇の中、誰かがそっと部屋に忍んで来たのを察して目を開けた

名無しで叶える物語

ダイヤ（ルビィ？こんな夜中に、何を……）

ルビィ「おねぇちゃん、寝てる……よね？ルビィ、もう我慢できなくて……イケナイ事だと分かってても来ちゃったんだ」

ダイヤ（これは、まさか……）

ルビィ「でもお姉ちゃんがいけないんだよ、ルビィを誘惑して……本当にイケナイのはお姉ちゃんなんだ」

ダイヤ（だめ、だめ、いけませんわ、わたくし達姉妹なのよ！？）

ルビィ「あんな、見せ付けるみたいに……私を狂わせたのはお姉ちゃんだよ……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

ダイヤ（探ってる！？探ってますわ！溢れる衝動のままに手探りで姉の肢体<カラダ>を求める妹の手で禁断の花園に導かれてしまうなんてぶっぶーですわ！）

ルビィ「……ん……このへんかな？」

ダイヤ（違います。もっとこう、ほら）

ルビィ「あれ？この中？」

ダイヤ（ああもう手際の悪い……こっちですわよ！！」

ルビィ「……あったぁ！駅前超人気店の限定販売抹茶生チョコげーっと！」

ダイヤ「おいコラ」