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虎太郎「おねぇちゃぁん…」にこ「待っててね・・・」
- 1 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:14:50.09 ID:VYw0bI9S.net
- にこ「だから、もうやらないって言ってるでしょ!?」バン
・・・
希「あれ?部室から今にこっちの声が・・」
希「これにこっちの携帯・・・?」スッ
M【にこ?ちょっとまた困ってるんだけど手伝ってくんない?また、助けたいでしょ?」
希「なにこれ・・・!?」
- 2 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:16:41.77 ID:VYw0bI9S.net
- 希「とにかく、絵里ち連絡やね。これは、μ'sのみんなにも・・・」
〜〜〜
にこ「ハァハァ・・・、私はもう変わったの・・・!!変わったんだから!!」
にこ「今はスーパーアイドル矢澤にこ!アイドルなんだから!!!」
にこ「もう、あの時みたいにはなりたくない・・・みんなに迷惑掛けたくない」ギュッ
にこ「ごめんね、みんな」
- 3 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:18:16.23 ID:VYw0bI9S.net
- 〜時は4年前に遡り矢澤にこが中学2年生〜
〜〜
2:00
にこ「んぅ・・・トイレ・・・」
「だから、何回も言ってるだろ!!?」ドンッ
「私は、それじゃダメだって言ってるの!!この子たちが・・・」バン!
にこ「また、やってる・・・」
これは、私の両親の毎日の会話
私が、中1の最後の頃からずっとこのような感じ
話す内容は決まってる。
これからの家族について、こんな簡単なことに怒号をあげる両親にはもう飽々してきたの。
いつからだろう、私が変わったのは
いつからだろう、私が間違った方向に向いていったのは・・・
- 4 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:19:18.79 ID:VYw0bI9S.net
- 学校
にこ「はぁっ・・・」
M「あれ?にこいつもの元気ないわね?どしたのよ?」ギャハハ
彼女はM子、私の親友の一人破天荒な性格で私にいつも元気を与えてくれた
にこ「なぁ〜に言ってんのよぉ?私はあのにこよ?に〜こ?元気ないわけないでしょ〜」
M「まぁ、あんたが元気ないなんて信じられないからね〜早く元気出すんだよ?」ニコッ
にこ「わかってるわよ、あんたも早く席つきなさいよ」
M「はいはい、にこさんに言われたらどうしようもないわね」
こんな学校生活を私は送っていた。
友達もいて、学校も楽しく普通の毎日だった
普通の毎日だった・・・
普通の毎日だった...はずだった...のに
いつから、私は違う所を歩き始めていたんだろう
そして、だんだんと戻れなくなっていった・・・
普通の【矢澤にこ】に・・・
- 5 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:20:30.34 ID:VYw0bI9S.net
- 帰り道
M「やっぱりにこ元気ないわね〜何があったの?」
にこ「はぁ、あんたやっぱり見抜くわね〜」
M「そりゃ、友達だもん!気づくでしょ」フフッ
この時、このMだから信じて全部を話した
話していいと思った。まともな答えは返ってこない。そう思ってた
けど、そうじゃなかった。彼女はまともに答えてくれた。
どうするべきか、どうなればいいのか。
でも、Mの言うところには一つ一つ危ないところがあった
なぜかそこに魅力もあった。私に無いものが彼女にはあったから。
にこ「ありがとうM、あんた意外にまともな答え出せるのね」
M「そりゃ、私だもん!!!」
にこ「そんなに胸張られても困るわよ・・・」
M「そりゃ、にこ胸が・・・」
にこ「ちょっとぉ!?続き言ったらどうなるか?!」
M「冗談よ冗談!...フフッ、いつものにこね?」
にこ「・・・!!べ、別にいつも通りよ!!」
- 6 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:21:29.59 ID:VYw0bI9S.net
- 矢澤邸:深夜
「もう、いいでしょ!?そんなことは!!」
「お前のいうことは全部無茶苦茶なんだよ!!わかってねえんだ!!」ドンドンッ
にこ(また・・・!もう、いい加減にしてよ!!虎太郎が起きちゃうのに・・・!)
ガラガラ
にこ「もう、いい加減にして!!分かってないの!?こころもここあも虎太郎も寝てるのよっ!?もう、いい加減にしてよ!!」バンッ
「にこ!!」
ダッダッダッ!!
にこ(もう、やってらんない!!こんな家!!もう出てってやる!!もういい加減にしてよ!!!)
にこ「はぁ、出たのはいいけどこれからどうするかなのよね・・・」
にこ「M、起きてるかな?」スッ
起きてる?既読
にこ「流石暇人ね・・・」
M「どうしたの?にこ??」
今の状況を全部伝えた
気持ちも全部ぶつけた
何もかも聞いてほしかった
誰かに、このことを
- 7 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:23:34.78 ID:VYw0bI9S.net
- M「そうなの・・・にこ、あんただからそんなに疲れてたのね」
にこ「気づいてたのね・・・」
M「だから、何回も言ってたじゃない。元気出してって」
M「にこ、今から遊ばない?元気出る方法あるよ?」
にこ「今からって、あんた2時よ?2時!!丑三つ時に出るなんて自殺行為よ??」
M「って言ってあんたまさに今出てるじゃない」
にこ「あ・・・」
それから、私たちは集合した。
Mは私の行ったことのない場所に連れて行ってくれた。
ゲームセンター、カラオケ、パチンコ
なんで、Mはこんなに知ってるんだろう?
こんな時間じゃ子どもが入れないような場所まで全部知ってる。
しかも、そこら辺の怖そうなヒトとも普通に喋ってる。
そこのMにいつものMはいなかった。
いや、Mはいる、確かにいる。
けど、MじゃないMがいた。
私たちは、夜通し遊んだ
- 8 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:24:09.06 ID:VYw0bI9S.net
- にこ「はぁ〜楽しかった!Mありがとね!!」キラキラ
M「もちろんよ!!あなた、久々にそんな表情見せたわね」
にこ「えっ」
M「ずっと最近、何かに悩んでるような表情だったから安心した」
にこ「そ、そうかしら・・・」
M「じゃあさにこ!また、色々遊ぼうね?」
にこ「もちろんよ!!」
・・・
そこから、私は道を外した。
毎日のように夜遊び、Mと遊び続けた
それが、私にとっての生きがいだった
それしかないと思ってた。けど、一線だけは超えないように意識していた。
Mと遊んで一週間だろうか?始めて見た
Mがタバコを吸っているところを
M「にこも吸う?タバコ?おいしいわよ??」スッ
にこ「あ・・・」
吸ったら終わりだと思った。絶対に吸わないこんなの吸っても意味がない。馬鹿だと思ってた
なのに、不思議と手を伸ばしてしまった
- 9 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:24:47.25 ID:VYw0bI9S.net
- でも、結果は散々
私は吸うことは出来なかった。喘息のようになって絶対に吸わないと決めた
M「にこは、タバコ吸えないんだね。まぁ、そういうヒトも居るから仕方ないね!」
にこ「ま、まあそんな税金なんて意味ないから吸わないけどね!!」
M「吸えないんじゃなくて?」クスッ
にこ「あ!バカにしたわね〜!」アハハ
楽しかった。
ただ、この一言だった。
次に、あんな発言を聞くまでは・・・
M「ねぇ、にこ?」
にこ「どうしたの?そんな表情して」
M「タバコでストレス消せないんならさ・・・」
M「万引き,,,しない?」
- 10 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:27:37.89 ID:VYw0bI9S.net
- ここまで、過去ログ行ってたんでコピペして続けました
見てくれてた人がいたんで続けます
- 11 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:31:22.60 ID:tzJmkKo9.net
- ならはよ書けゴミが
- 12 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:41:16.29 ID:VYw0bI9S.net
- にこ「・・・あんた何いってんのよ?馬鹿じゃないの?タバコだけでも違法なのに」
M「にこ、いつまであんた真面目を続けるつもりなの?」
にこ「・・・!な、何よ。真面目の何が悪いの!?」
M「羨ましいんだよね?」
にこ「!!」
M「あんたは、面白い。けど、真面目を演じ続けてるだけ。本当は、周りから違う存在が羨ましい」
M「だけど、変わるチャンスがなかった。いつもクラスで見てるあの人気者も悪キャラ」
M「周りとは違うものを手に入れたいんでしょ?にこ?」
にこ(...!)
正直、Mの言うことは当たっていた。全部その通りだった
クラスで見る人気者もお調子者もみんな、少し悪かった
昔から、悪いことはカッコイイとちょっとばかり思ってた
だから、羨ましかった。
けど、勇気が出なかった。そんなことしても意味が無いと思っていた。
タバコもなんで吸うのかわからないし、ましてや法律を犯すなんて
絶対に出来ないと思っていた。
思っていた・・・
- 13 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:45:38.12 ID:VYw0bI9S.net
- その日、私は初めて万引きをした
盗んだものもしょうもないものだった。10円ガム、お菓子類
そんなものだった
余計に悔しかった。それだけしか盗めない私の勇気の小ささがそのまま物に反映されてるようだった
M「ま、最初にしてはいいんじゃないの?にこ、やるじゃん」ニコッ
にこ「こ、こんなこと簡単よ・・・」ガクガク
M「にこ、ビビってんの?」
にこ「な、なわけないでしょう!!」
M「にこ、気分はどう?スッキリしたんじゃない?前とは違う自分が出来たとは思わない?」
...
言われてみれば、前より何故か自信がついた
私は、私以外の人には出来ないことを成し遂げたと感じた
小さな達成感と同時に罪悪感が私を襲ってきた。
でも、少しだけ、少しだけ大きくなれたような気がした
- 14 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:52:02.41 ID:LWMAwabW.net
- ほう
とりあえず期待
- 15 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:56:15.96 ID:BQpPQ7v5.net
- キャラを犯罪者にするアンチが書くなよ
- 16 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 21:56:40.27 ID:VYw0bI9S.net
- M「にこ、今日はここまでにしましょ。いくら、土曜日でも夜更かしは体にわるいでしょ?」
M「だから、にこ帰りなよ」
にこ「わかったわ・・・また今度ね?」
M「ええ、また今度」
..............
不思議とスルッと「また今度」が言えてしまった
癖になってしまったんだ
悪いことをするっていうのが
にこ「みんな、寝てるかしら・・・?」ガチャ
こころ「お姉たま!!」タッタッタ...ダキッ
にこ「こころ・・・」
こころ「お姉たま!おかえり!!」ニコッ
にこ「う、うん!!ママとパパは?」
こころ「それがママもパパもどっちもいないの!それより!!お姉たま!遊ぼ!!」
にこ「そ、そうね!!」
にこ(今何時だと思ってるのよ・・・12時なのにご飯も作ってないなんて!!)
- 17 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 22:01:16.20 ID:VYw0bI9S.net
- ジューッ...トントントン...
にこ「にこ特製!オムライスよ!!」
こころ「うわぁ!!おいしそう!!流石お姉たま!!」
にこ「もっと褒めなさい!!」フン
ここあ「おねえちゃん・・・」ジュルッ
にこ「あーあー、またここあは鼻水垂らして・・・女の子なんだからしっかりしなさいよ?」
ここあ「うん・・・!」
虎太郎「Zzz...」
にこ「よかった、虎太郎は寝てるのね・・・!やっぱり、みんなの顔を見ると安心するわ・・・」
にこ「本当に、ママとパパは何してんのよ!」
プルプルプル...
にこ「電話...?」ガチャ
にこ「はい、もしもし」
M【あ、にこー?ごめん、さっきあったばっかだけど今日夜会えない?一緒に行きたい所あるんだけど?】
にこ「あー、わかったわ・・・!」
- 18 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 22:09:40.74 ID:VYw0bI9S.net
- 22:00
M「ごめん、待ったー?」
にこ「遅いわよ、いつまでまたしてんの?ま、いーけど」
M「それじゃ行こっか?」
いつも通りの遊びになった。
そして、この日以来夜遊ぶことが増えてきた。
段々とやることもすべてがエスカレートしていった。
けど、私は極力悪いことからは離れるようにしていた。
一線を超えすぎたらもう戻れなくなるような気がしたから
M「にこ?あんたもやらないの?」
にこ「私は、いいわよどうぞやってて」
毎日、夜通し遊び続けた
学校もポツポツ休むようになり、成績は下がっていった。
けど、周りからの目線は全くと言っていいほど違うものになっていた
それで、満足だった。
にこ「ただいまー」
ここあ「おかえりぃ!」ジュルッ
けど、この子達の顔を見ると今まで私がしていたのは何だったのだろうと自己嫌悪感に襲われる
...
にこ「私、どうしたらいいんだろう・・・」
- 19 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 22:21:13.97 ID:VYw0bI9S.net
- ある日、それは起きた
プルプルプルプルプルプルプルプルプル
にこ「もう、うっさいわね!!」ガチャ
にこ「はい、もしもし!!」
M「あ、にこ?ちょっとやばいんだけど来てくれる?」
にこ「どうしたの?」
いつものMらしさがなく、息も切れている様子だった
M「今、金せびられててさ、それで一緒に盗んでほしいんだけど?」
にこ「はぁっ!?あんた何いってんの!!?」
M「お願いよ!!そこをなんとか!!」
にこ「無理なものは無理よ!じゃあね!!」
M「ちょっ、にこ・・」
私が、イライラしていたのもあって勝手に、こちらから切ってしまった
けど、気づいてたこの一ヶ月
- 20 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 22:30:46.91 ID:VYw0bI9S.net
- にこ「酷すぎるよ・・・」
最近、Mのやることが余計ひどくなっていったことに
もう、私も見てられなくなった
ひどすぎて、最初の破天荒なおもしろさはもう彼女にはなかった
一緒に居たこの間でもわかるぐらいひどかった
だから、私は離れていった
今のMは私の知ってるMではなくなったから・・・
そして、Mは学校にも来なくなった。
とうとう、連絡も取れなくなってしまった
クラス2人の子から聞いた話だけど、女子少年院に入ってしまったらしい。
- 21 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 22:38:25.00 ID:VYw0bI9S.net
- にこ「やるんじゃなかったな」
自分が注目されたいがために悪いフリをして悪いことを本当にしてしまって
手に入れたものはゼロ
何をしていたんだろう、私は
でも、やっと目が覚めた
今の私は一歩も理想の自分に近づけてない
逃げて逃げて逃げて逃げた先に落とし穴があった
落とし穴に気づけたのは光があったから
いや、自分が光にならないといけなかったから
にこ「この子達のためにも・・・」
にこ「こころ、ここあ、虎太郎。絶対に守るからね」
にこ「たとえパパもママも居なくなっても私が助けるからね?」
ママは金だけおいて自分の部屋に引きこもり状態だった。
パパは行き先もわからない
それでも、大事な妹、大事な弟がいたから・・・
中学3年生が始まろうとしていた
- 22 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 22:40:31.92 ID:VYw0bI9S.net
- とりあえず、一旦ここまでにします続きはまた後で
- 23 :名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 22:44:11.61 ID:MqOm5jQZ.net
- ほほうほうほう
- 24 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/19(水) 23:02:44.25 ID:O+HYfIke.net
- ほ
- 25 :名無しで叶える物語(もんじゃ)@\(^o^)/:2017/04/20(木) 00:29:04.84 ID:xOKCVnUN.net
- つまんね
- 26 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2017/04/20(木) 00:44:58.77 ID:E7nSm6HP.net
- ほ
- 27 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/20(木) 09:00:08.92 ID:kzWFQEL3.net
- つまんねーけどはよ
- 28 :名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/:2017/04/20(木) 12:19:33.88 ID:5f5UQBD5.net
- >>27
性格悪い
- 29 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/20(木) 21:15:10.67 ID:+ksm+C1f.net
- 中3からはMも居なくなって真面目に登校し続けていた
Mから教わったものは大きい
周りからの目立ちかた
ストレス発散方法
街での遊びかた
…今思えばろくな事がなかった
けど、私は感謝してる
Mみたいにならないと決めた
にこ「私は、もしかしたらMを利用してたのかもしれないわね…」
にこ「けど、やっぱり普通の矢澤にこが一番ね、無理に個性なんて作らなくても私は私なんだ!」
そう思った日から嘘のように生活が楽しくなっていった
私は、私でいいんだ…って
- 30 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/20(木) 21:42:21.77 ID:+ksm+C1f.net
- クラス
L「でねでねー…」
にこ「また、あの話してる…」
にこ「スクールアイドル何てもののどこがいいのよ…」
L達は全然流行ってもないスクールアイドルの話をしてた
なんで、そんなものに手出すのかわかんないけどL達の目はキラキラしていた
L「ねぇ、にこちゃん?」
にこ「うわぁ!何よ?!」
L「リアクションでかいわね、フフッ」
L「一緒にさあ?UTX学園受けない?」
にこ「ゆーてぃーえっくす?なによそれ?」
L「それがねー?」
彼女にパンフレットを見せられた瞬間私の中で何かが動き始めたような気がする
L「かわいいよねー、スクールアイドル!」
L「まだ、そんなに有名じゃないんだけど…」
にこ「い、いいじゃない…スクールアイドル…」
L「ホントに?!やったー!にこちゃん可愛いから絶対人気出ると思ってたんだ!」
にこ「でもさあ…」
L「?どうしたの?」
にこ「ここじゃないとダメ?」
L「えっ…?」
にこ「私…音ノ木坂学院受けたいんだけど?」
- 31 :名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/:2017/04/20(木) 21:52:21.99 ID:IVKoyf9Y.net
- ブラザーズ…
- 32 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 01:01:59.90 ID:aRakaQuN.net
- L「お、音ノ木坂学院っ?!な、なんでまたあんなところに?!」
にこ「スクールアイドルはもうUTXにあるんでしょ?だったら、私達で新しく作ってUTX越えてみない?」
L「さすが、にこ…言うことが違うわ…」
L「ま、私も迷ってたんだよね音ノ木坂学院!これで、決心がついたよ!ありがとう!にこ!!」
にこ「はいはい」
L「それと、にこ?」
にこ「どうしたのよ?」
L「ありがとう…ね?」
にこ「…!なぁに、今さら感謝してんのよ?さ!そうと決まったら調べるわ!」
こうして、私はスクールアイドルにハマっていった
本当はUTXに受けるだけの金がなかったからなんだけど…
このときはこんなに楽しかった
まさか、次の日から絶望を見るなんて思ってもいなかったから…
- 33 :名無しで叶える物語(プーアル茶)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 01:29:44.75 ID:KL0j3L1F.net
- 面白い
- 34 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 02:22:08.72 ID:aRakaQuN.net
- にこ「虎太朗?!こたろおっ?!」
虎太朗「おねえちゃぁん…」
にこ「待っててね・・・」
ピーッ
38.9°
にこ「高熱じゃない?!ちょっと…病院病院!!」
プルプルプル…ガチャ
『はい、こちら三葉病院』
にこ「あのっ!弟が高熱なんですけど!」
『体温の方は?』
にこ「38.9°です!!!」
『?!…5月に高熱は…分かりました!すぐにこちらにいらしてください!』
にこ「ありがとうございます!すぐに向かいます!」
ガチャ
にこ「虎太朗?!」ダダッ
虎太朗「うー…ゴホッゴホッ」
病院内
にこ「虎太朗!着いたよ!!」
虎太朗「ゴホッゴホッ…」
にこ「ほっんと!時間かかるわね!!」
『矢澤さん!!』
- 35 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 02:29:16.71 ID:aRakaQuN.net
- にこ「先生!虎太朗は大丈夫なんですか?!」
{これは、おたふく風邪と…もしかすると他の病気が同時にかかっているかもしれませんね…}
にこ「っていうことは…?」
{ええ、合併症の危険性があります}
にこ「?!そんな…」
{なので、今から病院を変え、緊急搬送で措置します}
にこ「分かりました…」
{病院なんですが…}
にこ「………」
先生の話も全く入ってこなかった
やっと、真面目で楽しい学校生活が戻ってきたと思ったのに…
なんで、またこんなことが起きるの?
何もかもが信じれなくなっていった
{というわけで、病院をそちらの方に変えます}
ガラガラガラ
虎太朗「はぁはぁ…」
にこ「虎太朗!がんばって!!お願い!!!」
にこ「私が、悪かったの!私が目を離した隙に!私のせいで!私のせいで!!!」ボロボロ
こうして、虎太朗は緊急搬送された
- 36 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 08:08:10.69 ID:rKjkeFa1.net
- く、くさすぎる・・・
- 37 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 19:13:07.78 ID:VLSd4F10.net
- 面白い
続けてくれ
- 38 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 23:18:33.84 ID:aRakaQuN.net
- 両親に対して感謝もない
"怒り"しか沸いてこなくなった
大事な弟を
私の生活をメチャクチャにした両親を許さない
にこ「私が、絶対に守らないと…!」
ピンポーン
にこ「?誰だろう」ガチャ
にこ「はいー?」
L「あ?にこ?」
にこ「え、L?!…まぁ、いいわ入って」
L「お邪魔しまーす」ニコニコ
彼女はいつも通りニコニコしていた
何やら、話があるらしい
L「私ね…音ノ木坂学院受けることにしたの…!」
- 39 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/22(土) 00:22:44.13 ID:Wc7J13Cn.net
- にこ「…は?この前も受けるって言ってたじゃない」
L「そうなの、そうなんだけど…」
にこ「今日来たのはそんな理由じゃないんじゃない?」
L「鋭いわね…実はにこに見てほしいものがあってね…」ペラ
にこ「?何よ」
そこには、【スクールアイドル】の文字が表紙に書いてある簡単な雑誌が置いてあった
中学生でもつくれそうな表紙なのにこの時は何故か心が惹かれた
L「わたし、本気なの」
L「にこと!スクールアイドルがやりたいの」キラキラ
にこ「……はぁ…ホントにやるつもりねー」
L「でも、悪い話じゃないでしょ?!」
にこ「そうね、でも、全然詳しくないから調べてみるわ」
L「うん!」キラキラ
その時は軽く返事したつもりなのにこんなに、キラキラした目で話されるとは思わなかった
にこ「スクールアイドルね…」
- 40 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/22(土) 07:49:53.88 ID:Wc7J13Cn.net
- にこ「とりあえず、調べてみよっと」
にこ「いや、こういうときは秋葉にいって…」
実際にUTXに行ってみた…
にこ「なによ、これ…?!」
人だらけ珍しい白が基調の制服
みんな、電車の時みたいに校内には入るときはカードをかざして
ピッ通過
にこ「これが、同じ学校なの…?!」
同じ高校でこんなに、差が出るなんて…
ものすごい衝撃をくらった…と同時にある生徒…?中学生?
にこ「同い年…?」
〜
「UTXのスクールアイドルってのがあるらしいんだけど、ここでみんなで私はアイドルをやりたいの」
「まあ、ツバサが言うならいいと思うわ」
「また…あんじゅは甘すぎるぞ」
そこには、3人組の違う学校の中学生がいた
にこ「はぇ〜、本当にスクールアイドル流行るかもね〜」
L「でしょでしょ?!だから、にことやりたいの!時代の先駆けで!!!」
〜
ツバサ「ほら、見て?あそこにもスクールアイドルやろうとしてる子いるでしょ?!だから、やらない?!」キラキラ
あんじゅ「英玲奈ちゃん?」キラキラ
英玲奈「っ…!はぁっ…分かった…やろう…」
ツバサ「ホントッ?!やったわー!」
あんじゅ「けど、ダンスで優秀な成績とらないとだめだからね?」
ツバサ「あ、はい…」
英玲奈「そうと決まったら頑張るしかないな!」
〜
- 41 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/22(土) 07:56:35.50 ID:Wc7J13Cn.net
- にこ「……」
L「でねでね?…ここがこうで…」
私は羨ましかった
同じ夢を目指して共に頑張って共に時間を共有する
それができる友達がほしかったんだ
にこ(今の三人組…ここ受けるのか〜なんか、魅力的だったわねー…)
にこ(それに、どこか応援したくなるし…)
L「って!にこ!!?聞いてる?!私の話!!」
にこ(よしっ!そうと決まったら!!)
にこ「やるしかないわね…!!」
L「……にこ?」
にこ「私達がトップになるのよおおおお!!」
L「ちょっと!人前でそんなに大きい声出さないでよ!」
ザワザワ ナニアノコ…コワイネ…バカジャナイ?wwwwww
〜
ツバサ「面白い子ね…」クスッ
ツバサ「さ!私達も頑張りましょう!」
英玲奈「そうだな!」
あんじゅ「ええ!」
〜
- 42 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2017/04/22(土) 07:58:43.36 ID:JZGJd8AJ.net
- | ᴗ˘๑)*╮ ヌッ
- 43 :名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/:2017/04/22(土) 07:59:55.61 ID:JZGJd8AJ.net
- ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮ の ぞ に こ 要 素 は ?
- 44 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/22(土) 08:02:36.28 ID:Wc7J13Cn.net
- アイドルに気が向いたのは何となくじゃない
可愛い弟と妹のために
悪いことで稼ぐんじゃなくて人を笑顔にして稼ぎたい…!
はじめてそう思えたから
アイドルならそれができると思ったから
だから、私は本気でアイドルを目指してた
にこ「妹と弟達のために…!!私はセンター!家族のヒーローになるんだから!!!絶対に!」
にこ「絶対に日本一になってやるんだから!!」
中学3年生夏のことだった
- 45 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/22(土) 08:11:22.62 ID:Wc7J13Cn.net
- 絵里「何よっ!これ??」
希「にこっちが携帯置きっぱなしでしかも画面がついてたから見てもうたんやけど…」
絵里「また、助けたいでしょ…?どうゆうこと?」
希「ちょっと調べよか」
絵里「そうね、何か危ない臭いがするわ。もし、にこの身に何かあったら…」フルフル
希「絵里ち!落ち着いて!!」ガタッ
絵里「え、ええ…けど希…あなたも…?」
希「当たり前やん!許すわけ…!とにかくみんなにも伝えんとね!」
絵里「ええ!」
〜
希「ごめんね、にこっち…勝手に携帯見て…」
希「けど、助けたいんよ…お節介でごめんな」
プルプルプル…
穂乃果「もしもひ?」ウミ「ホノカ!パンヲタベタラフトリマスヨ!」
希「なんか、お取り込み中やね…って!それどころじゃないんよ?!早く部室に集まって!!」
穂乃果「…?分かった!」ウミ「ナニカアッタンデショウカ…」ガチャ…
のぞえり「絶対に…!守るから」
- 46 :名無しで叶える物語(もみじ饅頭)@\(^o^)/:2017/04/23(日) 00:50:14.50 ID:S76ZYuRq.net
- L「よぉっし!にこ?勉強頑張ろうね!」
にこ「そうね、頑張りましょー」
L「そんなに、気だるそうに…フフッ」
にこ「何がおかしいのよ?」
L「いやー、一昔前までのにこなら勉強なんて考えれなかったからねぇ…」
にこ「だから、言ったでしょー?変わったって」
L「はいはい」ニコニコ
にこ「全く…」
勉強はそんなに苦しくなかった
Lと一緒にスクールアイドルをやると決めたから
絶対に日本で一番売れるんだって心に決めていたから
『UTXのスクールアイドルってのがあるらしいんだけど、ここでみんなで私はアイドルをやりたいの』
にこ(あの子…UTX受けるのかな…)
こうして、私達は音ノ木坂学院に合格した
- 47 :名無しで叶える物語(禿)@\(^o^)/:2017/04/23(日) 03:55:38.89 ID:01El1f5d.net
- 普通に面白い
- 48 :名無しで叶える物語:2017/04/23(日) 17:56:08.87 ID:S76ZYuRq.net
- 【音ノ木坂学院入学式】
理事長「3年生は残りの学園生活を悔いのないよう過ごし…」
にこ(始まるのね…私達の青春…!)
にこ(始まるのね…!私達のスクールアイドル生活が!)
…
希(あー、入学式緊張するなぁ…また、友達が出来ないのかな…)
希(私と似てる子…いない…かな?)
…
絵里(お婆様…お婆様の通っていた学校に通うことができるようになりました…)
絵里(私の目標はお婆様もなさっていた生徒会長になること…!)
理事長「ですが、本校は知っての通り受験者数が年々減少傾向にあります」
理事長「その中でもあなた達が本校を受けてくれたこと…それにまずは感謝します」
理事長「みんなで、活気のある学校生活を造り上げていき、音ノ木坂学院に活気を蘇らしてくれることを願っています」
…
にこ(活気を蘇らせる…?そんなの、私がやってあげるわよ!)フンッ
…
希(活気…かあ…高校からは元気に行ってみよかな!)
絵里(またとないチャンスね…!私が生徒会長になって!活気を蘇らせるわ!!)
のぞにこえり(私が音ノ木坂学院を元気付ける!!)
〜
- 49 :名無しで叶える物語:2017/04/24(月) 00:53:51.46 ID:VDeLcYJs.net
- にこ「はぁはぁ…スクールアイドルつまてけっこう大変なのね…」
L「そりゃあねぇ…」ハァハァ
にこ「よっし!もう一回行くとするわよ!」
L「そうね!!」
S「ね、ねえ…」
にこ「…?S…?」
彼女は中学時代の友達私もLも仲はものすごくいいとは言えないが悪くもなく、話したことがない程度だった
S「私も…入っていい…?」
L「…!!」
にこ「!」
にこ「もちろんよ!!!さ、やるから早く練習入りなさい?」
S「…!!うん!!」
こうして、三人組になった
L(にこ…やっぱりあんたすごいわ…私は太陽みたいなあなたに連れられてここを受験した)
L(あなたは、いつも引っ張っていってくれた…だから、今回も楽しみにしてるね…?)クスッ
にこ「ぬわぁにがおかしいのよおっ?!」
L「なんでもない!よしっ!!じゃあ、サンニンデ練習始めちゃおっか?」
S「うん!」
にこ「しょうがないわねぇ…」
にこ「…フフッ」
- 50 :名無しで叶える物語:2017/04/24(月) 02:09:01.29 ID:VDeLcYJs.net
- 最初はLの方がスクールアイドルは詳しかった
だから、私はLに任せっきりだった
L「にこー?あんたもサボんないでよねー?」
にこ「分かってるわよ!」
スクールアイドルのことを調べれば調べるほどのめり込んでいった
同時に勇気も沸いてきた
そして、ママにも言う決心がついた
にこ「いい加減にして家に出てきてよ…か…」
にこ「言えるかな…?」
- 51 :名無しで叶える物語:2017/04/24(月) 02:24:44.71 ID:VDeLcYJs.net
- そして、夜言うことに決めた
にこ「スーッ…ハーッ…スーッ…ハーッ…………」
にこ「よし!行くのよ!スーパーアイドル矢澤にこ!!」
トントン
にこ「ママ?!ちょっと話があるんだけど…?」
ママ「…何?」
にこ「いい加減出てきて欲しいんだけど!」
にこ「いつまで、そうやるの?」
にこ「確かに、にこも色々あったよ?けど、ずっと止まってても仕方ないよ…」
にこ「ママ?お願いだからでてきてよ…」
ママ「……」
にこ「それにね…私…スクールアイドル始めたの…」
ママ「…!」
にこ「にこ、今までママにいい姿見せてこれなかった…だから、高校ぐらいはいい姿を見せたいの!」
にこ「だから、スクールアイドルを選んだの!ママに見てほしい!妹も弟も見てほしいから!」
にこ「恩返しがしたいの!ねぇ!ママ!!」ボロボロ
ママ「……」グスッ
ガチャ
にこ「……!ママ!!」
ママ「ごめんね、にこ…そんな思いさせてたなんて…」ギュッ
ママ「本当にごめんなさい…ママを許してくれる…?」グスッ
にこ「ママ…!許すよ!許すから一緒に生活しよ!これからはもう離れないでね…?ママ…うっ…うわああん…!!」ボロボロ
ママ「ごめんなさい…ごめんなさいね…」ギュッ
………………
ママに見てほしかったから…ちゃんと、心から伝えれた
恩返しがしたかったから…
そして、ママは元気になってくれた
出ていってるパパにも頑張ってる私の姿を見てほしかったから
私のスクールアイドルの活動を通じて家族が1つになってくれれば…
それから、私はより一層本気でスクールアイドルを目指すことにした…
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