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海未「Daydream Warrior・・・ですか?」

1 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 21:06:35.16 ID:HOwmKBCJ.net
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月曜日の朝。いつもの様に待ち合わせの場所。



穂乃果「海未ちゃぁーん、ことりちゃぁーん!」タタタッ

海未「どうしました?穂乃果?そんなに慌てて」クルッ

ことり「あっ!穂乃果ちゃぁん♪おはよっ♪」ニコッ

穂乃果「あのね昨日、お昼寝してたら穂乃果すっごい夢みっちゃったんだよっ!!というのがね・・・・」ワクワク

穂乃果「それでね!・・・それがね!・・・でこーなって!!・・・」ニヒヒ


はぁ・・・。珍しく穂乃果が、遅刻もせずに待ち合わせの場所に来たと思ったら・・・。
穂乃果が、突拍子もない事を言いだしました。昨日見たという保不思議な乃果の夢の話。私は何となく興味を持ってしまいました。


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音乃木坂学院 アイドル研究部


放課後・・・。

カチッカチッカタカタ

絵里「あらっ、海未早いのね?作詞作りかしら?」

海未「絵里おはようございます。えぇ、ちょっと面白い話が聞けたのでまとめておこうかと」

絵里「面白い話?それは楽しみねぇ。ねぇ、どんな話なの?」ワクワク

海未「穂乃果が見たという夢の中の話です。とても興味深くて…」クスッ

海未「それを元に作詞をしてみようかと、今まとめていたところなんですよ」

絵里「へぇぇ、ますます興味が止まらないわ。ねぇ、どんなお話なの?」ワクワク

海未「ちょっと待ってくださいね。もう少しで終わりますから」



穂乃果が見たという夢の話、それは夢であったはずなのに、やけに現実味を帯びた不思議な夢。現実ではまず起こり得ない
体験をしたと…。
その話をヒントに視点を変え少しアレンジを加え一つの物語を構想してみました。

2 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 21:10:58.89 ID:HOwmKBCJ.net
物語はこう始まる…。

舞台は現代ではなくファンタジーの世界観。そこで私は背中に大きな弓と両腰に刀を二刀下げた狩人。
果てしなく広がる青い大空の下に、果てしなく広がる深く茂った木々。大樹がそびえるどこかの森。
丁度、人一人が身を隠せる程の木の枝の上で息を潜め身を隠していた。

海未「初めての任務でこんな人里離れた場所なんて…」ブルブル

海未「早くお家に帰りたいですぅ・・・ほのかぁ・・・ことりぃ…」

海未「・・・。それにしても、こんな所に本当にターゲットがくるのでしょうか・・・?」

その刹那。ふたつの足音が聴覚を刺激する!

!!

海未(ま、まちがいないです!あのお二人は、手配書で確認した方達・・・)

気配を伺いつつ周りを警戒しながら、ゆっくりとこちらへ歩みを進めてくる。幸い木の上に居る私には気が付いていないようだ。

ゆっくり、ゆっくり歩を進める二人。私は背中の弓を取りしっかりと狙いを定める。

海未(大丈夫、まだ気づかれていない。片方を弓で仕留め、残る一方を短剣で仕留める。やれる、やれます!)

距離を保って、そう確実に仕留められる様にギリギリまで待って

もう少し・・・あと少し・・・今です!!

海未「ラブアローシュート!!」


――
――――――
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オトノキ村隠れ里


リジチョウ「任務お疲れ様でした!海未さん」ニッコリ」

リジチョウ「貴方ならやれると私は信じていましたよ」

海未「あ、ありがとうございます!」

海未「そ、それでは私はこれで失礼しますね・・・」グッタリ

ガチャバタン

穂乃果「すごーーい!すごいよー!さっすが海未ちゃんだね!」

ことり「お疲れ様♪海未ちゃん海未ちゃんの為にマカロン焼いておいたんだ〜食べてくれるよね?」ニコニコ

海未「ほのかぁ〜、ことりぃ〜」ヘナヘナ

ことり「海未ちゃん頑張ったね♪」ナデナデ

そうして私は三人で暮らす暖かい家に戻ったのでした。

3 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 21:16:27.21 ID:HOwmKBCJ.net
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???「ねぇ、ほんとうにここで合ってるのかにゃぁ〜?」

???「知らないわよ!ここだって聞いてるんだから、たぶん合ってるんじゃないの?」クルクル

???「二人とも落ち着いてよ、ここで間違いないわ。情報通り間違いない。ねっ」ニコッ

夜の帳。3つの影がとある民家の近くで影が揺れる。

???「じゃあ、いくわよ!後に続いて!!」

???「わっくわくするにゃ〜」

???「はいはい、わかったわよ」

カチャスーー

寝静まった民家に忍び寄る影…。スースーと寝息を吐きながら眠る住人。それ目掛け振り下ろされるキラリと光る物

だが、この一声で氷ついた!

海未「絵里!え、えりです…よね・・・」

暗がりの一瞬カーテンの揺るぎと月明かりで見えたその横顔見間違えるはずもない。金髪にして蒼い眼・・・。

構えた剣を一旦引き、けれど鞘には収めずこちらを見つめてくる。色々な感情が渦巻いた眼をしながら口を開こうとするが、

絵里「・・・失敗よ。撤退するわ」

小さな声でそれだけ言うとその場を離れた。

撤退は早かった。穂乃果とことりは襲来者に気付くことなく眠っていたようだった。私が起き上がり剣を手にするまでには、

3人は煙のごとく消え去っていた。



絵里・・・。どうして貴方が・・・。



翌日・・・。

ことり「穂乃果ちゃぁーん起きてー朝だよーー」

穂乃果「ムニムニ。もうたべらんないよぉー」

ことり「なにか食べてる夢みてる♪かっわいい♪」

穂乃果「・・・ウヒヒ、それおいしいよぉー」

ことり「もー、どんな夢をみてるのかな♪」

海未「穂乃果は相変わらずですね」ウフフ

それは、いつもと変わらない日常。

4 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 21:23:50.77 ID:HOwmKBCJ.net
にしても・・・昨日の出来事・・・一体・・・何故なんでしょう・・・?

絵里に何かあったのでしょうか・・・わからない…。どうして絵里があんな事を・・・。

穂乃果「うーん、わるいゆめなんだ・・・」ウーンウーン

海未「!!」

ことり「えっ、ええ?」アセアセ


――悪い夢だと思いたい。あんなにお世話になった絵里がまさか・・・――


穂乃果「こっちだよーー!こっちこっちー」

ことり「まってよー穂乃果ちゃぁーん」

穂乃果「あはは、これとかいいと思うんだー!」

海未「穂乃果は元気ですね」

ことり「ハァハァ、早すぎるよぉ」

その日は何も事が、起こってないかの用に普通に過ごしました。あまり二人に心配と迷惑を掛けるわけにはいきませんからね。
私達はいつものように買い物を楽しんでいました。

ジャリッ

???「・・・ことりちゃん?」

ふと後ろから声を掛けられ私達は振り向きます。

ことり「えっ、かよちゃん♪どうしたのーお久しぶりだねっ♪」ニコッニコッ

花陽「あ、あの、おひさしぶりですぅ」ペコリ

花よ「えっと、・・・突然なんですが・・・え、えぃ!」

そう言った瞬間、腰の小剣を抜きことりに向けて斬りかかってきたのです。
咄嗟の判断で買い物袋でいなし、私も剣を構えました。

花陽「・・・」

黙ったまま、ことりを見据えています。

ことり「ど、どうして?かよちゃん何かあったの!?」ガクガク

ことりは泣き崩れたままその場に座り込んでしまいました。
私は戦闘態勢を崩さないまま相手を見据えます。

花陽「ごめんね・・・ごめんね」

謝りながらも小剣をもう一本抜きジリジリと迫ってきます。
対峙する私とこの娘、ことりは蹲り泣いていてそれを穂乃果がなぐさめています。

私は…。

5 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 21:27:46.61 ID:HOwmKBCJ.net
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海未「ハァハァ・・・」

穂乃果「海未ちゃん!!すごい・・・」

ことり「・・・」

花陽「こ、これで・・・勝ったと思わないでください・・・」

花陽「まだ・・・、始まったばかりですから…」

そう言った刹那、彼女は煙につつまれ泡となり最後は消えていきました。一体なんなのでしょう・・・。


家に帰り着いた後、ことりはずっと泣きじゃくっていました。花陽という名前は以前から聞いていてことりにとっては
大事な人。姉妹のような関係だったと記憶しています。

そんな相手がなぜ?・・・

穂乃果「ことりちゃんーー穂乃果達がそばに居るから泣かないでーーー」

海未「・・・」

掛ける言葉もありません。何せそんな大事な相手を手にかけてしまったのですから・・・。

・・・もうこの家には居られませんね・・・

ことり「うみちゃ・・・」グスグス

ことり「・・・ごめんね。ありがとう・・・」

海未(大事な人を手に掛けたというのに…ことり・・・)

海未(それでも・・・私はもう・・・ここには居られない・・・)

海未「いえ、ことりが危ない目に合いそうだったので・・・その・・・申し訳ありません」

ことり「ううん!こっちこそ助けてもらってありがとうだよ♪かよちゃんの事なら気にしないで♪」

そう言ったことりの表情は何とも取れない感じだった。無理もありません。
しかし、一体何が起きているのでしょうか・・・。

穂乃果「・・・」

不意に、それまで黙ったままだった穂乃果が顔を上げジッと私を見つめて来ました。

穂乃果「あのね・・・」

6 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 21:33:06.60 ID:HOwmKBCJ.net
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朝。
どこかの大きな町の市場のはずれ
二人の少女が開店準備の為に荷物を運んでいた。


にこ「さぁて今日も一日がんばるわよーー」ニッコリ

希「にこっちは今日も元気屋さんやなぁ」ホッコリ

にこ「もーーーそんほっこりした顔してないでたっくさん売るわよーー」

希「はいはい、えーっと今日の占いも・・・」

にこ「占いも?」

希「あはは、大丈夫やって!商売繁盛!良縁爆発」キヨッタマハラッタマ

にこ「りょ、良縁爆発って・・・」

にこ(にしても・・・真姫ちゃんってば何処で何してるんだろ・・・)

希「なはは、でもなぁ、にこっち占いで出た結果だけが人生やないんやで!どんな結果にnatt」

にこ「わかってるわよ!さぁさっさと開店準備始めるわよ!」

希(そうやな、占いの結果は運命で変えて行くこともできる!9人の女神がついとるしな)

希「わわっにこっちまってぇなー」

希(大丈夫やんな?女神さま信じてるで…)

パタパタと走って追い掛ける。

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日中だというのに薄暗い部屋。そこに3つの影があった。
時折り差す日光の光でおぼろげに3人の女の子だとわかる。


絵里「そう…花陽がやられたの・・・残念だわ・・・」

7 :名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/:2017/04/21(金) 21:33:37.26 ID:HOwmKBCJ.net
???「どうするつもりなの?この前も失敗しちゃったし・・・」

絵里「凛、大丈夫。なーんにも心配しなくてもいいわ。私に全て任せてくれればいいわ」

???「ねぇ・・・。本当に大丈夫なの?エリー。このまま引き下がるなんて嫌よ?」

凛「ほんとに任せて大丈夫なのかなぁ。」

絵里「真姫、絶対成功させてみせるわ。安心して」

真姫「だと、いいけど」クルクル

真姫「で、次はいつやるの?」

絵里「・・・」

凛「凛は、いつでも準備オッケーにゃ!早く暴れたいにゃ!かよちんのカタキもとらないとだしね!」

絵里「そうね、次は・・・」

真姫「・・・次は?」

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