ダイヤ「ただいま帰りましたわ」聖良「おかえりなさいま聖良！」

名無しで叶える物語

ダイヤ「……はい」

聖良「おかえりなさいま聖良～！」ﾋﾞｼｯ

ダイヤ「あの、バイト帰りで疲れてるので……そのテンションにはついていけませんわ」

聖良「む。仕方ありませんね」ｽｯ

聖良「ダイヤさん。テンションをセルフコントロールできないと立派なアイドルにはなれませんよ」ﾌｩ

ダイヤ（無視）

ダイヤ「ところで、お夕飯はなんですか？」

聖良「ふふ、驚かないでください。なんと今日はボルシチを作ってみました」

聖良「函館の有名店の味を思い浮かべながら作ったので、なかなかの出来だと自負しています」ﾄﾞﾔ

ダイヤ「もしかして、以前に私が食べてみたいと言ったのを覚えて―――」

聖良「ダイヤさんのお部屋を掃除したときに、エリーチカのポスターが目に入りまして」

聖良「その瞬間から、故郷で食べたボルシチに心を支配されています」

ダイヤ「……そうですか。まあ、楽しみです」

聖良「さっそく温めますね。さ、食器の準備は終わっていますので着替えてきてください」

ダイヤ（わたくしは何にガッカリしているのでしょうね、ふふ……）

二人が東京でルームシェアすることになったらいいなあ
そんでもって姉様が実はちょっとアホだったらいいなあ

ダイヤ「ただいま帰りましたわ」 聖良「おかえりなさいま聖良！」

ダイヤ「ただいま帰りましたわ」聖良「おかえりなさいま聖良！」