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りきゃこ「きゃんきゃんスティックw」小林「だからギルティスティックよっ!」

1 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:50:12.13 ID:gXmV0KUg.net
りきゃこ「えーw これが?w」
ツンツン

小林「んひゃっ! も、もう……べつにいいじゃん、あたしのなんだから名前くらい好きに付けたって……」

りきゃこ「ギルティスティックww 名前負けにも程があるでしょww」

りきゃこ「それに、きゃんきゃん夜鳴きしてどうしようもないからって私を呼び出したの誰だったかなぁー?」

小林「ち、ちがうもん……夜鳴きなんて……あたしはただ、りきゃこに会いたかったから……」

りきゃこ「じゃあしなくていいの?」

小林「……す、する」

りきゃこ「ふふw」

小林「じゃ、じゃあ……おっぱい触っていい……?」

りきゃこ「そういうのいいからw」

小林「え…?」

りきゃこ「いきなり挿れていいよ。そのきゃんきゃんスティック見てたら私も興奮してきたし」

小林「ほ、ほんと!?」

りきゃこ「ほんとほんとw」

2 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:50:31.28 ID:gXmV0KUg.net
小林「挿れるね……?」

りきゃこ「あ、電話だ。もしもしー?あんじゅー?」
ピッ

小林「ぁ……」

りきゃこ「あんじゅ、ちょっと待ってて」

りきゃこ「ねぇあいきゃん、気にしないで続けていいよ」

小林「う、うん…」

小林(気にしないでって言われても……)

りきゃこ「もしもしー? あーなんでもないなんでもない。え? そうそうw ヤってるとこw」

小林「んっ……」

小林(挿った……やば、やっぱりりきゃこのなか、すんごいあったかくてきもちいい……////)

りきゃこ「あははw えーマジでー? ウソだろー?w」

小林「ふっ……んっ、ぅっ……!」
ギッギッ

りきゃこ「え、近くいるのー? 私もそっち行きたーいw」

小林「りきゃこ……っ、りきゃこっ……////」

3 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:50:44.77 ID:gXmV0KUg.net
小林「んっ……く、んぅっ……!」

りきゃこ「きゃははw なにそれなにそれー? やばw 優勝w」

小林(りきゃこはあたしとエッチするより友達と喋ってる方が楽しいのかな……)

りきゃこ「優勝w 私の中での優勝w」

小林(ていうか突きまくってるのに普通に電話してるとか……りきゃこ、不感症なの……?)

小林(こうなったらあたしのギルティスティックでひゃんひゃん喘がせて……あっ)

小林「んぁっ、きもちいぃ……イ、イクっ……!」
シュビュビュビュッ

小林(はぁ……またすぐイっちゃった……でも気持ちよかったからいっか……////)

りきゃこ「ん? あ、終わった? って……はぁ?」

小林「りきゃこ」

りきゃこ「え、なんで中に出してんの?w」

小林「ご、ごめん……なんていうか、その……抜きそびれちゃって」

りきゃこ「はぁ?w」

りきゃこ「もしデキちゃったらどうするつもりなの?w」

小林「せ、責任とるからっ…」

4 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:51:05.17 ID:gXmV0KUg.net
りきゃこ「あ、ごめんごめん。なんでもなーいw それで、今から行っていいの?」

りきゃこ「ホント? すぐ行くすぐ行くーw」

小林「ね、ねぇ、りきゃこ…」

りきゃこ「あいきゃん、シャワー借りるね。その間に服アイロンかけといてーw」

小林「え? 泊まっていくんじゃないの?」

りきゃこ「急用できちゃったw」

小林「……」



りきゃこ「んじゃ行ってくるねー!」

小林「ねぇ、りきゃこ……あたしたち、付き合ってるんだよね?」

りきゃこ「ばいばーいw」

小林「……い、いってらっしゃい…」


小林「…………」

小林「はぁ……今日は一緒にいられると思ったのに……」


小林(でも、今日もかわいかったなぁ……りきゃこ)

小林(りきゃこはあたしの恋人……見ての通り、超ド級のまぐろ)

小林(まぐろとりきゃこ……いや、まぐろのりきゃこ)

5 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:51:24.40 ID:gXmV0KUg.net
翌日


小林(昨日はうっかり中出ししちゃったけど、大丈夫だったかな……)

小林(りきゃこ、まったく返信してくれないし)

小林「……まぐろ」

あいにゃ「まぐろ?」

小林「あ、いや、こっちの話!」

あいにゃ「なにそれ? ま、いいや。小林、まぐろ買ってきてー!」

小林「なんで!?」

あいにゃ「小林がまぐろまぐろ言ってるから食べたくなっちゃったのー! ねー小林ー! はーやーくー!」

小林「やだよっ! てか小林小林ってあたしの方が歳上だからね!?」

あいにゃ「ここでは私の方が先輩じゃーん!」

小林「それはそうだけど……まぁべつにいっか。ていうかバイト中なんだからちゃんと働いて!」

あいにゃ「はぁーい!」


あいにゃ「ね、小林。終わったらお寿司食べいこうよ!めっちゃお寿司の気分になっちゃった!」

小林「あ、ごめん。今日はこの後、約束あるんだ」

あいにゃ「えーー!! つまんなーーい!!」

6 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:51:38.48 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「…なに、まさか彼女とかー?」

小林「違うって。友達だよ、友達」

あいにゃ「だよねー! 小林に彼女とかいるわけないもんねー!」

小林(いるし…)

あいにゃ「小林ってモテなさそうだもんね」

小林「うるさいよっ」

小林(まぁ事実だけど……恋人だってりきゃこが初めてだから……)

小林(だからこそ、りきゃこを満足させてあげたいけど……どうしたらいいんだろ)

あいにゃ「小林? なんか今日微妙に元気なくない?」

小林「昨日ちょっとあって…」

あいにゃ「……?」

小林「そうだ、あいにゃってさ」

あいにゃ「うーん?」

小林「エッチする時、声どんくらい出すの?」

あいにゃ「え?」

7 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:51:54.75 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「……」

小林「……あ、ご、ごめん! なんか変なこと聞いちゃった!」

あいにゃ「…ほ、ほんとだよ! なんなのいきなりっ!」

あいにゃ「……も、もしかして、小林って私のこと」

小林「ちがうちがうっ、ちょっと一般的な女子の意見が聞きたくなったというか、その……アンケートみたいな感覚…?」

あいにゃ「……なにそれ」

小林「ホントに他意はないからっ!」

あいにゃ「そこまでキッパリ否定されるとムカつくんですけどー! もー!」

小林「ごめん…」

あいにゃ「小林って絶対私でシテるよねー」

小林「し、してないっ! するわけないじゃんっ!」

あいにゃ「またそうやって…」

あいにゃ「小林のばか……」

小林(なんて言えばよかったんだろ……)

8 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:52:09.62 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「むぅ…」

小林「機嫌直してよー! あいにゃー!」

あいにゃ「……お好み焼き食べる」
ジュー

小林「それ、これからお客さんに出す用の…」

あいにゃ「そんなのもう1枚焼けばいいじゃん」

小林「え、えぇー……」

あいにゃ「小林はいらないの? はい、あーん?」

小林「い、いいのかな……でもおいしそうだし……」

小林「…あーん……はむっ、んんっ、熱っ、あちゅいっ!」

あいにゃ「あははっ! そりゃ熱いに決まってるじゃーん! 小林っておもしろっ!」

小林「はふはふっ……けほっ、けほっ……し、死ぬかと思った……口の中、ヤケドしちゃったよ……」

あいにゃ「はい、お水」

小林「ん、ありがと……ごくっ」

あいにゃ「小林。あーんしてあげたんだから、私にも食べさせて」

小林「え、そんなの自分で食べれば…」

小林(なんて言ったらまたぎゃーぎゃー言われるんだろうなぁ)

小林「熱いから気を付けてね……ふーふー……はい、あーん」

あいにゃ「ん、はむっ……もぐもぐ」

9 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:52:24.68 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「優しいよね、小林って」

小林「そう?」

あいにゃ「そういうとこ嫌いじゃないかな」

小林「素直に好きって言ってくれればいいのに」

あいにゃ「す、好きとかっ……そんな、恥ずいこと言わないしっ…」

小林「そんなもの?」

あいにゃ「じゃあ小林は私のこと、好きなの…?」

小林「普通に好きだよ。なんだかんだ一緒にいて楽しいし」

あいにゃ「そ、そう…? …………あり、がと…」

小林「??」

小林(よかった。機嫌直してくれたみたい)


あいにゃ「…で、さっき変なこと聞いてきたけど」

あいにゃ「なんなの? そのアンケートって」

小林「え? あ、えっと……その、友達の……そうっ、友達の話なんだけどね! あたしじゃないよ絶対に!」

あいにゃ「…?」

小林「と、友達がね、彼女とエッチする時に……その彼女が全然感じてくれない、というか感じてるかもしれないけど、それを表情とかに出さないって悩んでて…」

10 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:52:41.63 ID:gXmV0KUg.net
小林「全然気持ち良さそうにしてくれなくて……不感症とかなのかな…? エッチの最中も平然と電話してるし…」

あいにゃ「……」

小林「泊まる約束してたのにエッチが終わると友達と遊びに出掛けちゃうし……」

小林「ま、まぁ、女の子みんながみんな喘いじゃうわけじゃないってのは知ってるけど……だからその、一般的な意見っていうのを知りたくて…」

あいにゃ「……」

小林「だからさっきはあいにゃに変なこと聞いちゃって……ホントごめんね! 友達に聞くようなことでもなかったよね!」

あいにゃ「ていうか女子の一般的なーとか不感症がーとかっていうより、今の話聞いてる限り」

あいにゃ「下手なだけなんじゃない?」

小林「え…」

あいにゃ「あと、愛されてないとか。普通、好きな人とのエッチだったら相手がどんなにヘタクソでも傷付けないようにって感じてるふりくらいするでしょ」

小林「え……」

11 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:52:56.56 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「てか彼女とか言ってるけど本当に付き合ってるのかも怪し」

小林「ぁ……ぁう……うぅ……」
ズーン…

あいにゃ「え? ちょっ、小林!? どうしたの!?」

小林「な、なんでもないよ……うん、なんでもない……へーきだから」

あいにゃ「そ、そう? 平気そうには見えないけど」


カランコロンカラーン…


小林「あ、お客さんだ……あたし、行ってくるね」

あいにゃ「じゃあ私、お好み焼き食べてるね」



小林(エッチが下手……? 愛されてない……? ていうかそもそも恋人だと思われてない……?)

小林(いやいや、そんなわけないっ……あたしとりきゃこは完全に恋人同士だし)

小林(りきゃこだってあたしのこと好きって言ってくれたことあるし……だから、うん)

小林(大丈夫、だよね……?)


小林「うぅ……」
フラー

小林「いらっしゃいませぇ……こちらが当店自慢のお冷や…あっ」
グラッ


バッシャーンッ…


すわわ「……」
ビシャー

小林「あ…」

すわわ「……おいっ!」

12 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:53:11.55 ID:gXmV0KUg.net
すわわ「おいっ!」

小林(や、やってしまったぁ……!)

すわわ「おいっ! おいっ!」

小林(しかもめちゃくちゃ怖そうなお客さんだし……すでにめっちゃキレてるし)

小林「最悪だぁ……」

すわわ「うるさいよ! 最悪なのはこっちなんだよ!」

有紗「大丈夫? すわわ。すんごいびしょびしょだけど」

小林「あの、だいじょぶですか…?」


あいにゃ「ちょっと小林、なにして」


有紗「ちょっと店員さん」

あいにゃ(わわっ! めっちゃ美人!」

あいにゃ「すみません、うちの小林がやらかしちゃったみたいでっ」

あいにゃ「これおしぼりです!」

有紗「いや、濡れたのあっちの方で」

あいにゃ「あっちは小林がなんとかするので大丈夫です!」

13 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:53:25.44 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ(顔ちっちゃ! 芸術品みたい……////)

有紗「すわわ。はい、おしぼり」

有紗(……湿ってるすわわ、色っぽいなぁ//// 拭いてあげたいけど、変に思われるかな…)

有紗「すわわ、よかったら私が拭いて」

すわわ「有紗は座ってていいよ」

有紗「…わかった」
シュン

あいにゃ(有紗っていうんだ、この人…)

すわわ(なにこの子、なんかちっちゃくて可愛いかも……////)


小林「あいにゃ…」

あいにゃ「あー、小林はお好み焼きつくってていいよ。3人前ね!」

あいにゃ「私のチョーおすすめがあるんですけど、それでいいですよね?」

すわわ「う、うむ……////」

すわわ(あいにゃっていう名前かぁ)

あいにゃ「じゃあ小林、これとこれとこれ、大至急ねー!」

小林「う、うん……」

小林(ていうかまた食べるの……?)


あいにゃ(有紗さん……////)

有紗(すわわ……////)

すわわ(あいにゃ……////)


小林「……?」

14 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:53:38.94 ID:gXmV0KUg.net
バイト終了後


小林(うぅ、もうこんな時間だ……急がなきゃ!)
タッタッタッ

小林(遅れそうってLINEは送っといたけど…)

小林(さすがに二時間近く待たせてるのは……っ)


小林「はぁっ……はぁっ……やっと着いたぁ!」


しゅか「おーい、こっちだよー」

小林「ごめんねっ、ホントごめん!」

しゅか「全然へーきへーき! てか走ってきたの!? 汗めっちゃかいてる!」

小林「走るよそりゃ…」

しゅか「あはは」

小林「変なお客さんにつかまっちゃって……ホントにごめん……」

しゅか「そんな気にしなくてもいいからさ。あいきゃんが謝ることないって」

小林「うん……ありがと」

15 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:53:57.19 ID:gXmV0KUg.net
しゅか「あいきゃんバイトお疲れー! かんぱーい!」

小林「かんぱーい!」


しゅか「あ、そうだ! これ、あいきゃんにプレゼント!」

小林「え?」

しゅか「待ってる間にぶらぶらしてたら見つけたんだー」

小林「あ、かわいいストラップだぁ」

しゅか「私も同じの買ったからお揃いだよー」

小林「い、いいの? 貰っちゃって…」

しゅか「もちろん! あ……でも、そっか……あいきゃん、彼女できたんだっけ?」

小林「え? あ、うん…」

しゅか「だったらこういうのって彼女さんに悪いのかな……ごめんね、私そういうこと全然考えてなくてっ」

小林「ううんっ! 大丈夫だよ! うん、すごくうれしい」

小林「ありがとね、しゅか」

しゅか「ホント? えへへ」

小林「それに、しゅかは大切な友達だもん。彼女いるからってどっちが大事とかないから」

しゅか「…うんっ」


しゅか(……友達、かぁ。……そうだよね)

16 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:54:10.03 ID:gXmV0KUg.net
…………────



小林「いえーい!! ビールおかわりー!!」

小林「さっさもってこいよー!! きゃははははっ!!」

しゅか「ちょ、飲みすぎじゃない?」

小林「へーきへーき! きゃははははっ! いえーい!!」

小林「しゅかもほらー! いえーい!」

しゅか「いえーい!」

小林「きゃははははっ! やっぱしゅかといるとたのしー!」

小林「それにくらべてっ! あのまぐろ女ときたらぁっ!」

しゅか「まぐろ女?」

小林「あたしのことをいちばんにかんがえろってのぉっ! もぅーっ!」

しゅか(もしかして彼女のことかな?)

小林「ばいとにいったらいったでっ、あいにゃにはなめられまくるわぁ、めつきのわるいきゃくにりふじんにきれられるわぁっ」

小林「んもぉぉーーっ、なんであたしばっかりこんなやなおもいしなきゃならないんのぉーーっ!!」

しゅか「わかったっ、わかったからもうちょっと静かに、ね?」

小林「はぁーい! かしこまりましたぁー! いえーい! きゃははははっ!」

17 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:54:25.18 ID:gXmV0KUg.net
小林「しゅーかぁー」

しゅか「はいはい、あいきゃんはがんばってるよ。えらいえらい」
ナデナデ

小林「しゅかぁー、しゅきぃー! きゃははっ! しゅかとしゅきってめぇーっちゃにてるぅー!」

しゅか「あはは」

しゅか「ねぇ、あいきゃんの彼女さんってどんな人なの?」

小林「あいきゃんのかのじょさんー? んぅー……そりゃもうちょーーかわいいよっ!」

小林「もうねっ、せかいでいーちばんっ、かわいいりきゃこーーっ! いえーい!」

しゅか「そ、そうなんだ…」


小林「…あたし、へたじゃないもん」

しゅか「ヘタって、なにが?」

小林「あたしえっちへたじゃないもんっ! あたしのこのぎるてぃすてぃっくでえっちしたらおんなのこなんかみーーーーんなっ、ひーひーきもちよくなってくれる、はずなのにぃっ…」

小林「なんでっ、もうっ、りきゃこのふかんしょーなとこほんとだめっ! まじでだめっ!」

しゅか(こんなに荒れてるあいきゃん見るの初めてかも)

小林「あーーもぅーーっ! やだやだやだぁーーっ! りきゃこがきもちよくなってくんないとやだぁーーっ!」

小林「くらぇっ、ぎるてぃすてぃっく! ずばしっ! いえーい!」

しゅか「こ、こんなとこでそんなの出しちゃだめっ! それだけはホントやばいからっ!」

小林「んぅー?」

18 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:54:39.85 ID:gXmV0KUg.net
小林「だめなの…?」

しゅか「だーめ。そんなギルティスティックなんて出したら周りのお客さんビックリしちゃうから」

小林「ぎるてぃ、すてぃっく…」

しゅか「ん?」

小林「しゅかぁぁっ、やっぱしゅかだけだよぉ、わかってくれりゅのぉーー!」
ヒシッ

しゅか「わわっ、どしたの? いきなり抱きついてきて」

小林「あたしのぎるてぃすてぃっくはきゃんきゃんすてぃっくじゃないもんっ……よなきしてもひとりでならめられるもんっ…」

小林「ていうかっ、よなきなんてしないしっ! もうおとなだしっ! いぇーーいっ!」

しゅか(ちょっと意味がわからない…)

しゅか「てっ、ていうかっ、あいきゃん近すぎ! おーもーいー!」

小林「だってぇ、しゅかはいつもあたしにやさしいもん」

しゅか「ぅ……////」

小林「ねー、しゅかぁ」

小林「ちゅーしよー?」

しゅか「えっ?」

小林「ちゅぅ! しゅかとちゅーしたくなったのっ!」

しゅか「あ、あいきゃんっ、ちょっ…」

小林「しゅぅーかっ…」

19 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:57:31.39 ID:gXmV0KUg.net
翌日


小林「ぅ……きもちわるい……」


小林「あたまいたい……また飲みすぎちゃった……」

小林「……どうやって帰ってきたかもよく覚えてないし」

小林(しゅかに迷惑かけちゃったかな……LINE入れとこ)

小林「……ん?」

小林「このストラップ、昨日しゅかに貰ったやつだ。えへへ、かわいいなぁ」

小林「しゅかってセンスあるよねぇ。さすがあたしの大親友……って、頭いたぁっ……」

小林(今日はバイトも休みで予定もないし、とりあえず二度寝しよ…)


ピンポーン…


小林(……誰だろ……ま、無視無視……)


ピンポーン……ピンポーン……


小林(……うるさいなぁ)

小林「……あ! もしかしたらりきゃこかも!」
バッ

小林「はーい! いるよー! いるいるー!」
ガチャ

あいにゃ「やっぱいるじゃん」

小林「……」

20 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:57:46.91 ID:gXmV0KUg.net
小林「あいにゃ……どしたの?」

あいにゃ「シャイニー☆☆☆」

小林「はい?」

あいにゃ「どうせ小林のことだから暇そうにしてると思って、このあいなちゃんが遊びにきてやったんだぞー!」

小林「いやぁ、今日はちょっと前日の疲れが…」

あいにゃ「だいじょーぶだいじょーぶ! あ、二日酔いとか?」

小林「まぁそんな感じ……だから」

あいにゃ「ならへーきじゃん! 風邪とかだったら心配だけどただの二日酔いならそのうち元気になるでしょ!」

小林「えぇ……」

あいにゃ「あー昨日予定あるって言ってたっけ? 誰と?」

小林「え?」

あいにゃ「…誰と遊んでたの?」

小林「誰でもよくない?」

あいにゃ「よくない!」

小林「……友達。昔からずっと仲の良い友達」

あいにゃ「ふーん、友達かぁ……なら許す!」

小林「……?」

21 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:58:02.78 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「おっじゃましまーす!」

小林「あ、ちょっと…! もう……勝手なんだから」


あいにゃ「小林の家、久しぶりにきたー! なんかちょっと変わったー?」

小林「うん、模様替えした」

小林(りきゃこと付き合ってからは誰も入れないようにしてたのに……ま、あいにゃなら浮気とか思われないか)

小林「なんか飲む?」

小林「ていっても缶ビールしかない…」

あいにゃ「えー! 昼間からお酒はないでしょ! まさか私を酔わせて襲おうとか考えてたり」

小林「ないない。それは絶対にない」

あいにゃ「むぅ……ていっ!」
ビシッ

小林「痛っ…! もーなにすんのー!」

あいにゃ「小林のばーか」

小林「意味わかんないし! てかもう水でいい?」

あいにゃ「やだ! ジュース買ってきて!」

小林「なんであたしがあんたのパシりなんかっ」

あいにゃ「私、お客さんだしー」

小林「勝手に来たくせに…」

小林(でもまぁあたしもなんか飲みたいし、ちょっとお腹もすいたし……しょーがない)

小林「はいはい、行けばいいんでしょー」

22 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:58:19.23 ID:gXmV0KUg.net
小林「じゃあ行ってくるから、適当にテレビとか観てて待ってて」

あいにゃ「ん、いってらっしゃぁーい」

小林「いってきまーす」
ガチャ


あいにゃ「…………」


あいにゃ「……小林のベッド」

あいにゃ「……まだあったかい……さっきまで寝てた風だったし」


あいにゃ「……ん………ぅ……小林……」


あいにゃ「……あい、か…………////」


あいにゃ「まくら……愛香の匂いする……////」


あいにゃ「んぅ〜〜////」

あいにゃ「……ん? なにこの髪の毛……」

あいにゃ「ちょい茶髪の、小林のじゃない……なんでベッドの中に……」

あいにゃ「…………」

あいにゃ(そういえば昨日変なこと言ってたっけ……小林)

あいにゃ「小林に、かのじょ……?」


あいにゃ「…………むぅ」

23 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:58:34.84 ID:gXmV0KUg.net
小林「ただいまー」
ガチャ

あいにゃ「このっ!」
ズドドドドッ

小林「ぶふぁっ!? ちょっ、なにいきなり枕投げつけてくんの!?」

あいにゃ「なにって自業自得バズーカ!」

小林「はぁ…? 全然意味がわかんない…」

小林「それより紅茶でいい?」

あいにゃ「うん」


小林「ていうか来るなら来るで前もって言ってよね」

小林「こういきなりだと本当に都合悪い時だってあると思うし」

あいにゃ「…………」

小林「今日はたまたま」

あいにゃ「べつにいーじゃん。私と小林の仲だし」

小林「まぁそうだけど、でもあたしだって」

あいにゃ「…なに、ちょっと彼女できたからって調子乗ってんの?」

小林「え?」

小林「なんで知ってるの?」

あいにゃ「……やっぱそうなんだ」

24 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:58:52.58 ID:gXmV0KUg.net
小林「まぁ……うん」

小林「そりゃあたしだって彼女くらいいるよ」

小林(りきゃこが初めての彼女だけど…)

あいにゃ「ふーん…」

小林(なんであからさまに機嫌悪くなってるんだろ…)

あいにゃ「…じゃあ昨日の話も全部小林のことなんだ?」

小林「昨日の……あっ! あ、あれはっ、と、友達のっ…」

あいにゃ「今更遅いし」

小林「うぅ…」

小林(なんであんなこと言っちゃったんだろ……)

あいにゃ「エッチが下手で約束もすっぽかされるとか、よく考えれば小林以外ありえないよね」

小林「そ、そんなことっ……りきゃこ、あ、あたしの恋人は……ちょっと不感症で、約束だってあたしとのより先にしたやつで忘れてただけだもん、たぶん」

あいにゃ「うわw チョー苦しい言い訳w」

小林「い、言い訳じゃないし!」

あいにゃ「あたしにエッチの時、どんくらい声出すのー?とか聞いてたよねw」

小林「そ、それもう忘れて!マジで忘れて!お願い!」

あいにゃ「……試してみる?」

小林「…え?」

25 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:59:08.23 ID:gXmV0KUg.net
小林「え、えっと…」

あいにゃ「そんなに気になるなら試してみればいいじゃん」

小林(た、試すって……あたしが、あいにゃと……?)

小林「いや、ないないないない…」

あいにゃ「…っ、ていっ!」
ベシッ

小林「ふぎゃっ! だ、だから枕でひっぱたかないでって!」

あいにゃ「むぅ……」

小林「…てか全然気付かなかった……あいにゃがあたしのこと…」

小林「ちょっと、っていうかかなり衝撃的…」

あいにゃ「……」

小林「でも、ごめん。あたし、今の彼女のこと好きだから……その、だから、あいにゃとは」

あいにゃ「でも小林はその人から好かれてないじゃん。てかホントに付き合ってるの? どうせ小林の妄想とかじゃない?」

小林「し、失礼な! そこまでやばいヤツじゃないよあたし!」

あいにゃ「ま、私からしたらそんなのどーでもいいし」

小林「どうでもいいって冷たくない…? まぁそういうわけだから、あいにゃとは」

あいにゃ「……ぷっ、あはははっ!」

小林「……?」

あいにゃ「てかじょーだんに決まってんじゃんっ……私が小林なんか好きになるわけないっしょ?」

26 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:59:23.60 ID:gXmV0KUg.net
小林「そ、そうだよね! あーもうびっくりしたー!」

あいにゃ「マジで焦っちゃう小林ってばチョーおもしろかったー!」

小林「趣味悪っ!」

小林「…ん、でもちょっと安心したかも」

あいにゃ「安心?」

小林「あいにゃとはずっと友達でいたいって思ってたから。一緒にいるとすっごい楽しいし」

小林「だから気まずくなるのとか心配してたけど、うん、よかっ」

あいにゃ「っ、んっ……ちゅっ」

小林「ぇ……ン、んむっ……ぁ……」



小林「あ、あいにゃ……なんで、今、キス」

あいにゃ「友達ならキスくらい普通でしょ? 小林ってばおっくれってるー!」

小林「そ、そんなわけっ…」

小林(あれ……?)

小林(いや、ちょっと待って……昨日の夜のあたし……しゅかとキスしてた、ような……)

小林(いやいやっ、そんなわけないないっ! でも記憶に残って……で、そっから……)

小林(…………だめだ、全然思い出せない)

27 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:59:37.46 ID:gXmV0KUg.net
小林(あたし、りきゃこがいるのに他の女の子とキスしちゃったの……? しかも自分から!?)

小林(そ、そんなわけがない! あたしはりきゃこ一筋だし! そう、あれはたぶん夢っ!)

小林(……絶対違う。その後は思い出せないけど、キスした記憶は完全に復活してしまった……)


あいにゃ「…小林?」


小林(これは、浮気……? ちがうちがうっ!)

小林(と、友達、だから……! そう、友達! 友達同士ならキスしても浮気じゃないからっ!)


あいにゃ「ちょっとー、こばや」

小林「あ、あいにゃっ……ちゅっ……んぅ、ひゅ、ぁ……んんっ……」

あいにゃ「んんっ、…ゃ……んぁ、ひぁ……////」

小林「ぷはっ……はぁ、はぁっ……」

あいにゃ「こ、小林……////」

小林「と、友達だから……キスくらい……だよね?」

あいにゃ「……ぅ、うん////」


小林(よ、よし……しゅかもあいにゃもあたしの大切な友達……友達同士はキスくらいして当たり前……よってこれはまったく浮気じゃない)

小林(たぶんあたしが今まで知らなかっただけで、世間一般の常識なんだ)

小林(だんだん罪悪感が薄れてきたような…)


あいにゃ「…ぁ、あいか……もっとしよ?」

あいにゃ「私とあいかは、チョー仲良しじゃん……だから、いっぱい……////」

小林「…ぅ、うん……////」

28 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 01:59:58.79 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「んっ……ぁ……ちゅるっ、んむ……っ……////」

小林「ゃ……ぁっ……、ン、ちゅ……んんっ……////」


あいにゃ「んぅ、もぅ……めっちゃマジになってんじゃん」

小林「そ、そんなこと、ないから……これくらい、余裕、だし……」

小林(…ってあたしはなにしてんの?)

小林(こんな、こと……っ、しちゃダメって本当はわかってる、のにっ……)

あいにゃ「ン……あいか……もっと、して……////」

小林「…あいにゃ……っ、ぁ……で、でも」

小林「これ以上は、その……さすがにっ…」

あいにゃ「シたくなっちゃう? …べつに、いいけど……私は」

小林「ぅ……うぅ……だ、だめーーっ!」

小林「はいおしまい! あいにゃとは、き、きすはするけど、それ以上はしないからっ…!」

あいにゃ「……ヘタレ小林」

小林「だ、だだだって…! あたしにはりきゃ…彼女いるし!」

あいにゃ「ふぅーん……ま、いいや」


あいにゃ「で、私とのキス……どうだった?」

小林「ぇ……あ、うん……きもち、よかった……////」

あいにゃ「…そっか……よかった!」

小林「……っ////」

29 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:00:16.34 ID:gXmV0KUg.net
小林「…あいにゃってさ、やっぱあたしのこと好きでしょ……?」

あいにゃ「小林は?」

小林「え…?」

あいにゃ「小林は、私のこと好き?」

小林「…そ、そういうこと、今まで考えたこと、なかった、し……それに、あたしにはりきゃこが」

あいにゃ「……昨日は好きって言ってくれたのに」

小林「そ、それはっ……友達として、だから」

あいにゃ「友達としてなら私のこと好き?」

小林「う、うん」

あいにゃ「ちゃんと言って」

小林「…好き、だよ」

あいにゃ「……もっかい」

小林「……好き。大好き」

あいにゃ「ん……ちゅっ」

小林「んぁ……んっ、ちゅぱっ……ふぁ……ゃ……////」

あいにゃ「ぁ……ン、……ね、ホントにしないの?」

小林「彼女いるから……エッチは、だめ」

あいにゃ「もし、彼女いなかったらシテた?」

30 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:00:31.86 ID:gXmV0KUg.net
小林「…あいにゃってさ、やっぱあたしのこと好きでしょ……?」

あいにゃ「小林は?」

小林「え…?」

あいにゃ「小林は、私のこと好き?」

小林「…そ、そういうこと、今まで考えたこと、なかった、し……それに、あたしにはりきゃこが」

あいにゃ「……昨日は好きって言ってくれたのに」

小林「そ、それはっ……友達として、だから」

あいにゃ「友達としてなら私のこと好き?」

小林「う、うん」

あいにゃ「ちゃんと言って」

小林「…好き、だよ」

あいにゃ「……もっかい」

小林「……好き。大好き」

あいにゃ「ん……ちゅっ」

小林「んぁ……んっ、ちゅぱっ……ふぁ……ゃ……////」

あいにゃ「ぁ……ン、……ね、ホントにしないの?」

小林「彼女いるから……エッチは、だめ」

あいにゃ「もし、彼女いなかったらシテた?」

31 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:01:08.40 ID:gXmV0KUg.net
小林「ぅ……ぇ、えっと、どうだろうねぇ……あはは…」

あいにゃ「ヤリたいだけじゃん」

小林「ち、違うしっ! もしあたしに彼女いなかったとしたら……ちゃ、ちゃんと好きになるもんっ! なってから、したいし…」

あいにゃ「ふぅーん…」

小林「だ、だから……ごめんね?」

あいにゃ「なにが?」

小林「その、あたしとエッチできなくて…」

あいにゃ「…し、したくないしっ」

あいにゃ「ヘタクソの相手とかしたくないしっ!」

小林「へ、へたくそ!? 違うわぁっ!」

あいにゃ「てか何様のつもりですかぁー? きゃはははっ!」

あいにゃ「エッチがヘタだわ貧乳だわスティックもちっちゃいわで、そんな小林としたいわけないっしょw」

小林「な、なななななっ…!!!!」

小林「見たことないくせにっ、そんな適当なことっ…」

あいにゃ「着替えの時、普通に見えるし。おっぱいもスティックも」

小林「ギルティ化したらすごいもんっ!」

あいにゃ「はいはいすごいねー」

小林「エッチだって下手じゃっ…」

32 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:01:49.31 ID:gXmV0KUg.net
あいにゃ「…じゃ、確めてあげよっか?」

小林「ぅ……し、しないっ……しないからっ!」

小林「そんな上目遣いで見られても流されたりしないもんっ!」

あいにゃ「きゃはははっ! やっぱ小林ってチョーおもしろいわーw」

小林「あいにゃがどこまで本気なのかわかりづらいわっ!」

あいにゃ「ま、小林には一生わかんないだろーねーw」

あいにゃ「て、やば! もうこんな時間! なにやってんの小林、早く支度して!」

小林「へ? なんで?」

あいにゃ「なんでって出掛けるからに決まってるじゃん!」

小林「いや、このまま家でよくない? 外出るのめんどくさいよ」

あいにゃ「デートなの! デート!」

小林「デートって……だからあたしらはそういう関係じゃないってさっき」

あいにゃ「小林のアホ! あんたとじゃないわ!」

小林「はぁ…?」

あいにゃ「これからありしゃとデートなの!」

小林「あり、しゃ……? ……だれ?」

あいにゃ「もー小林ってホントアホ! 昨日店に来てたじゃん!」

小林「店……あー、あの水かぶってキレてた人ね」

あいにゃ「そっちはすわわ! すわわじゃない方のチョー美人の人!」

小林「じゃない方……」

小林(全然覚えてない……)

33 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:02:06.77 ID:gXmV0KUg.net
小林「てかなんであたしもなの…?」

あいにゃ「だってー! 私とありしゃのデートにすわわもついてくるとか言うから、小林はすわわの相手!」

小林「やだよそんなの!」

小林(というか……すわわとかいう人がついてくるじゃなくて、二人のデートにあいにゃがついていってんじゃないの……?)

あいにゃ「ほーらー、はーやーくー!」

小林「んー……やっぱあたしは遠慮しとく。まだお酒残ってるし、太陽の光浴びるのはキツい……」

小林「すわわって人に今度は水じゃなくてゲロぶっかけちゃったらシャレにならないし」

あいにゃ「それはそれでおもしろそーだけど」

小林「他人事だと思って……とにかく、あたしは行きませーん」

あいにゃ「ちぇー、ま、いいや」


小林「んじゃ楽しんできてねー」

あいにゃ「うんっ! 絶対ありしゃをおとしてみせるっ!」

小林「あはは、がんばってー」

あいにゃ「あ、小林」

小林「んー? …っ、ンゅ……ぁ…」

あいにゃ「んぅ、ちゅ……っ、んんっ、ぁ……ぷはぁっ!」

あいにゃ「じゃ、行ってくるねー!」

小林「い、いってらっしゃい……////」

34 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:02:22.14 ID:gXmV0KUg.net
小林「……ふぅ」


小林「うぁ……めっちゃギルティ化してる」

小林(あいにゃの誘惑によく耐えたなぁ、あたし……////)

小林(正直、エッチしたかった……でも、りきゃこを裏切るわけにはいかないから)

小林(たいせつな、だいすきな、りきゃこを泣かしたら恋人失格だよね……うんっ)

小林(あいにゃ、ありしゃって人とうまくいくといいな)

小林「あいにゃ……////」

小林(やば……めちゃめちゃキスしまくってたし、思い出すとマジでヤバい……////)


小林「と、とにかくこの夜鳴きを落ち着かせなきゃっ…」

小林「ひとりで……あ、りきゃこを……でもまたエッチのためだけに呼んだとか言われたり……」

小林「で、でもりきゃこに会いたいし……」

小林「…………って!! そんなことしてる場合じゃなかった!!」

小林「しゅ、しゅかっ!!!!」

小林(しゅかに昨日の夜、なにがあったのか聞かなきゃ……!!)

小林(……連絡してもだいじょうぶ、かな……大丈夫だよね)

小林(しゅかなら……うん、きっと大丈夫……!)

35 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:02:38.67 ID:gXmV0KUg.net
小林「……なんか緊張する」
ピッ


小林(しゅか……しゅか…………)


小林「…………」

小林「…………出ない」

小林(ま、まさか避けられてる!? しゅかにキス以上のことしちゃったとか!?)

小林(い、いやいやっ、そんな記憶ないしっ!)

小林(……でもどうやって家に帰ったかの記憶もない)

小林(マジで何した!? 昨日のあたしっ!!)

小林(てか今日のあたしも何してんだ!?)


小林「ぅ……あぅ……////」

小林「あいにゃとのキス……気持ちよかったなぁ……////」

小林(りきゃことしたキスとは違ってた……それはたぶんあいにゃもあたしのことを求めてくれてたから……)

小林(……っ、ううんっ、りきゃこだって、あたしのこと……)


小林「……しゅかとのキスは、どうだったんだろ」

小林(したことは覚えてるのに、どんなキスだったかは思い出せない……)

36 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:02:54.26 ID:gXmV0KUg.net
…………────


小林「……ん……あい、にゃ……んぅ…………しゅか、ぁ…………Zzz……」


小林「……んんぅ……いつのまにか寝てたぁ」

小林「もう夕方かぁ……なんかちょっと頭スッキリしたかも」

小林「…あ、しゅかから着信入ってる…!」
ピッ

小林「…………あっ! もしもし? しゅか!?」

小林「え、あ……仕事中……そうだよね、ごめん」

小林「ぇ、えっと、きゅ、急用ってわけじゃなくて……え? 1時間後?」

小林「あ、うん、だいじょうぶだよ、うん、わかった」


小林(……はぁ、ちょっと緊張しちゃった。変なの、しゅかとなのに)

小林「あ……1時間後って、急いで準備しなきゃ!」

小林「とりまシャワー浴びて、髪キレイにして、メイクも……って顔やば! ……昨日そのまま寝たからだ」

小林「こんな顔でコンビニ行ってあいにゃともあんなこと…………死にたい」

37 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:03:14.15 ID:gXmV0KUg.net
小林「よかった、今日は遅刻しなかった」

小林(しゅかもまだみたい…………電話の時はいつも通りみたいだったけど)

小林(やっぱりキスとか、何もなかったのかな……あれは、きっとあたしの夢だったんだ)

小林(…………でも、頭の中にはあの時の記憶が鮮明に……それに、唇の感触も……////)

「ん? …あれ?」

小林「しゅ、しゅかっ!? ……え? あ、いやっ」

りきゃこ「あいきゃんじゃん。こんなとこで何してんの?」

小林「り、りきゃこっ!?」

りきゃこ「待ち合わせ? しゅかって誰?w」

小林「しゅかは、その、昔からの友達…」

りきゃこ「へぇw」

小林「りきゃここそ、何してんの?」

りきゃこ「私も似たようなものかなw」


いにゃみ「おーい! 早く行こー? ん? その子だーれ?」

りきゃこ「ごめんごめんw あんじゅ」

小林(女の子……あんじゅってたしか、りきゃこがよく電話で話してる人だったような)

小林(……もしかして浮気? だからあたしに素っ気ない態度ばっか)

りきゃこ「誰って彼女w」

いにゃみ「あー! 前に話してた」

りきゃこ「そうそうw けっこうかわいいでしょ?」

いにゃみ「だねー」

小林(か、彼女……//// しかもかわいいとか……////)

小林(やば、テンションあがる……やっぱりきゃこ好き……////)

38 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:03:32.77 ID:gXmV0KUg.net
小林(えへへ、うれしいな……////)

小林(そうだよね、あたしはりきゃこの彼女だもん……りきゃこだって隠したりせず友達に紹介してくれたし)

りきゃこ「なんでにやついてんの?w」

小林「な、なんでもないっ! それより今度いつ会える!?」

りきゃこ「んー、まだわかんないw あんじゅ次第だからw」

小林「……え?」

いにゃみ「もー! 彼女さんの前でそんなこと言っちゃだめでしょー!」

いにゃみ「ごめんねー? えーと、あいきゃんだっけ?」

小林「は、はい……その、いえ……平気です」

いにゃみ「そっかぁ、ならよかった」

小林「……」

いにゃみ「そんな心配しなくても、私とりかこはなんでもないからさ。ただの仲良い友達」

小林(仲の良い友達……てことは、りきゃことあんじゅさんもキスしたことあるのかな……)

小林(い、いやっ、そんなわけない! りきゃこがあたし以外の人と…………でも、あたしはした……)

小林(ちゃんと言った方がいいのかな……でもそれで嫌われちゃったりしたら)

いにゃみ「んー? どしたのー?」

小林「な、なんでもないでしゅっ!」

いにゃみ「ふーん…」

りきゃこ「てかそろそろ行こ、あんじゅ」
ギュッ

いにゃみ「うん!」

小林(腕組んでる……りきゃこの方から……)

りきゃこ「じゃあねー、あいきゃん」

小林「う、うん、いってらっしゃい」

39 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:03:51.82 ID:gXmV0KUg.net
小林(……なんかもやもやする)

小林(完全に嫉妬だ……りきゃこ、あたしだけを見てくれればいいのに……)

しゅか「……」

小林「……!? あ、しゅか! いつからいたの!?」

しゅか「さっきから。なんか入っていきづらくて」

しゅか「…さっきのって、あいきゃんの彼女さん?」

小林「う、うん……まぁね」

しゅか「二人いたけど、どっち? もしかして両方とか?」

小林「ち、ちがうちがうっ! かわいい方がりきゃ……あたしの彼女」

しゅか「かわいい方って言われても…」

小林「あ、えっと……髪の長い方!」

しゅか「…そっか! うん、たしかに美人だった! かわいい子同士、お似合いだね!」

小林「あ、あたしはべつに……りきゃこはかわいいけど」

しゅか「……」

小林(やっぱみんなそう思うよね。りきゃこ、かわいいもん……あのあんじゅさんもそう思ってるのかな……)

しゅか「それで、今日はどうしたの?」

小林「ぁ……っと、しゅ、しゅかに会いたくなっちゃって」

しゅか「昨日会ったのに?」

40 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:04:10.64 ID:gXmV0KUg.net
小林「だめ、だった…?」

しゅか「そ、そんなことないっ!!」

小林「そ、そっか。安心した……あはは」

小林(よかった……とりあえず嫌われてはないみたい)

小林(もししゅかに嫌われたら、りきゃこがいたとしても生きていけないし…)


小林「で、でねっ……しゅかに聞きたいことがあって」

しゅか「んー?」

小林「き、昨日って…」

小林(てかこんな道端で話すことでもないよね…)

しゅか「うん」

小林「あ、あー、とりあえずどっか入ろっか! しゅかも仕事で疲れたでしょ!」

しゅか「そんな疲れてはないけど、お腹はすいたなー!」

小林「よーしっ! じゃさっそく行こー!」

小林「ついてこーいっ!」

しゅか「おー!」

41 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:04:23.82 ID:gXmV0KUg.net
…………────


小林「きゃははははっ! いえーーいっ!」

小林「ビールおかわりー! 3秒以内ねー! はーやーくーっ!」

しゅか「昨日も相当飲んでたよね。大丈夫?」

小林「よゆーよゆー! 起きた時はキツかったけど、復活しましーたー! いえーいっ!」

しゅか「あはは、ならよかった」

しゅか「そういや、聞きたいことがどうとか言ってなかったっけ?」

小林「んぅーー? なんだっけー? あたしそんなこと言ってたー?」

しゅか「言ってたよ、言ってた」

小林「ぜーんぜん、きおくにごじゃいませぇーんっ! きゃははははっ!」

小林「そーんなこーとーよーりーっ……!!」

しゅか「ん?」

小林「りきゃこが浮気してた」

小林「あたしというものがありながら浮気しーてーたーのー!!」

しゅか「あー、さっき一緒にいた人? でも普通に友達とかじゃないの?」

小林「あたしが浮気って言ったら浮気なのーーっ!! 友達でもキスはしてるもんぜったい!!」

しゅか(……キス)

小林「だからあたしもしゅかと浮気するっ!」
ギュッ

しゅか「ちょ、ちょっと、あいきゃん」

小林「べつにいーじゃんキスくらい! 友達同士だからキスくらいするもん!」

小林「昨日もしたんだからいいでしょ! しゅかぁ……////」

しゅか「……そうだね。うん、いいよ」

42 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:04:37.94 ID:gXmV0KUg.net
小林「ンっ……ちゅ、んんーっ……ふはぁ……」

しゅか「ん、ぁ……ちゅっ、んっ……////」


小林「ふぁー……しゅかとのちゅー、きもちいぃ……」

しゅか「私もだよ、あいきゃん」

小林「もっとしよ? もっと、もっといーっぱいしゅかとちゅーしたい」

しゅか「えっと…」

小林「しゅーかぁー! ……しゅかはいやなの? あたしといっぱいちゅーするの、いやなの?」

しゅか(やば……めちゃめちゃかわいい……////)

しゅか「いやじゃないよ。でもね、ここじゃさすがに……人目もあるし、さ」

小林「んぅ…」

しゅか「もしよかったら……この後、うち来る?」

小林「いくーーっ! やったぁーー! いえーーい!」

しゅか「しーずーかーにー」

小林「はーいー!」

43 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:04:55.18 ID:gXmV0KUg.net
…………────


小林「んぅーー……ぅあぁぁーー……」

しゅか「おーい、着いたよー。大丈夫ー?」

小林「よゆーよゆぅー、あたしを誰だと思ってんのよーー…」

しゅか「はいはい、お水飲む?」

小林「ん……んく、んくっ……ぷはぁー!」


小林「ふはぁー、すっきりしたー!」

しゅか「よかったよかった」

小林「しゅかの家来るのもひさしぶりかもー」

しゅか「言われてみればそうだね。前はよく来てたのにね」

小林「ん…」

しゅか「…ね、ねぇ……する? いいよ、ここだったらいっぱいしても」

小林「しゅかぁ……しゅき……ちゅっ、ン……っ」

しゅか「ぁ……ン、ぁっ……ちゅ、んん……////」


小林「ふあぁ……しゅかとちゅーするの、なんか不思議なかんじ」

しゅか「……ねぇ、あいきゃん。なんでキスしてくれたの?」

小林「んぅ?」

しゅか「昨日とか、今日だって」

しゅか「あいきゃんには、あんな美人な彼女さんいるじゃん? それなのに、私なんかと…」

小林「しゅかのこと、すきだから」

44 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:05:16.18 ID:gXmV0KUg.net
小林「だいすきな友達だから」

しゅか「そ、そっか…」

しゅか(友達、か……いつまでたっても、何をしても、あいきゃんの中では私は……)


小林「友達ならキスくらいするもん。だいすきなしゅかとなら、いっぱいちゅーしたいもん」

しゅか「…それは今みたいに酔ってる時だけ?」

小林「ううん、いつでもしたい」

しゅか「……ウソだよ」

しゅか「あいきゃん、覚めたら忘れちゃうもん……忘れてなくても、後悔するもんっ」

小林「しゅか?」

しゅか「今日だって、私に聞きたいことって昨日のことだったんでしょ? 酔った拍子でキスしちゃったから、それを確めようと」

小林「……」

しゅか「私は覚えてるよ。覚えてるから、教えてあげる」

しゅか「昨日、私とあいきゃんは今日みたいにキスした……けど、それ以上は何もなかった」

小林「なにも、なかった…」

しゅか「そうだよ、安心した? もしキス以上のことがあったとしたら、後悔した?」

しゅか「私とあいきゃんは友達だから……だからっ、キス以上はしちゃダメなの…?」

しゅか「私はっ……覚えてるのにっ! あいきゃんとのことならなんでも覚えてるのにっ!」

しゅか「ずるいよっ! ずるいっ……ずるいっ……!」

小林「しゅか、あたし…」


しゅか「ねぇ、あいきゃん……私にしちゃえばいいじゃん」

45 :名無しで叶える物語:2018/06/10(日) 02:05:34.24 ID:gXmV0KUg.net
しゅか「好きだったんだよ? ずっと……ずっと前から」

小林「…あたしもっ! あたしもしゅかのことだーいすきー! いえーーい!」

しゅか「あいきゃん…………ちゅっ、ちゅぱっ……ぁ……ンっ……////」

小林「んぁ、っ……ふぁっ……ぁっ……////」


しゅか「ね……胸、触って」

小林「おっぱい…」

しゅか「じゃなくて! …それでもいいけど」

しゅか「ほら、ドキドキしてるのわかる?」

小林「…うん」

しゅか「あいきゃんとキスして、こんなに近い距離にいて……今までだってそう、あいきゃんと一緒にいる時はいつもドキドキしてた」

しゅか「好きだからだよ? うれしいからだよ? 幸せって思えるからだよ?」


しゅか「だから、私にしちゃおう? ね?」


小林「ぅ……でも、あたしは、彼女が……りきゃこが……」

しゅか「あんなまぐろ女より私の方がいっぱいあいきゃんのこと好きだもんっ!」

小林「ちょっ、な、なんでりきゃこがまぐろってこと知ってるの!?」

しゅか「いや、自分で言ってたし」

小林「そうだっけ?」

しゅか「うん」

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