2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

真姫「理事長の娘と呪いの人形」

1 :名無しで叶える物語:2018/06/12(火) 22:59:34.25 ID:Qtc3PCSu.net
御機嫌よう、音ノ木坂学院2年生の園田海未と申します
前回までのあらすじは

ある日の夕方、遅くなっても雪穂が家に帰ってこないと穂乃果から連絡を受けた私
雪穂を探しに出た私でしたが、そんな時に中学校に侵入をしようとしている生徒会長を発見、呼び止めることに
どうやら生徒会長も妹を探して中学校まで来たようで、しかも生徒会長は亜里沙のお姉さんで、亜里沙が学校の中に閉じ込められていると訳の分からないことを言っていると私の携帯に雪穂から連絡が、どうやら雪穂も学校にいるようです
そしてその場にいた二人からにわかには信じがたいのですが、中学校で超常現象が起きていて雪穂や亜里沙達が閉じ込められてしまっているようです
半信半疑ながらも二人を救うべく、生徒会長とその場に居合わせていた凛が所属している部の3年生の東條先輩とシックスセンス持ちだという西木野さんと共に校舎の中へ
そして色んな障害を乗り越えながらなんとか学校に囚われていた人達を救うことに成功しました
オカルト的なことが本当に起こるなんて...この世界には私がまだまだ知らないことがたくさんあるものなのですね

102 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 05:31:20.86 ID:poi5eOmT.net
いいねぇ

103 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 09:26:20.56 ID:2MA1DVGt.net
続きが楽しみ

104 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 16:33:46.50 ID:2MA1DVGt.net


105 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 19:25:34.89 ID:OFN0yZJR.net
商売じゃないんだし、好きなように書いてね!

106 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:25:53.10 ID:Wwj0r9EP.net
「西木野さーん、園田先輩が呼んでるよー」

真姫「え?私?」

凛「真姫ちゃんを呼ぶなんてなんだろう?」

真姫「ちょっと行ってくるわね」

花陽「いってらっしゃい」


海未「すいません、いきなり呼び出してしまって」

真姫「いえ、なにかご用ですか?」

海未「...場所を変えましょう、ついてきてください」

真姫「はぁ...わかりました」

107 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:30:31.51 ID:Wwj0r9EP.net
海未「ここなら誰もいなさそうですね」

真姫「わざわざ屋上まで連れてきてどうしたんですか?」

海未「実は今日、ことりが体調不良で学校を休んでいます」

真姫「え!ことりは大丈夫なんですか?」

海未「熱は出てるようですが、そこまでは重くないそうです」

真姫「そうですか...」

海未「実は貴方を呼び出したのは一つ頼み事がありまして」

真姫「頼み事ですか?」

海未「はい」

108 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:31:43.05 ID:Wwj0r9EP.net
海未「実は先日、ことりの家にいったのですが、その時に妙なものというか...気になる物がありまして」

真姫「気になる物?」

海未「はい、見た目は古いアンティークの人形なんですが、それが嫌な感じがするという話でして」

真姫「!!」

海未「私やおそらくことりも感じてはいないようなので気のせいという可能性もありますが」

真姫「人形...」

海未「最近、体調がずっと優れていないのも気になります、なので」

真姫「私が呼ばれたという訳ね」

海未「はい、こういった超常現象的なことは専門外ですので」

真姫「成程....」

海未「お願いできませんでしょうか?」

109 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:35:08.01 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「わかりました」

海未「ありがとうございます、まだ先日のお礼もちゃんとできていないのというのに」

真姫「気にしないでください」

海未「そうはいきません、いつかちゃんとお礼はさせてください」

真姫「わかりました」

海未「さてと、それはそれとして.....」

真姫「?」

海未「西木野さんとことりは随分と親しげでしたが...どういうご関係なんですか?」ギロッ

真姫「!!」

海未「答えていただけますか?」

真姫(この殺気は...この間の殺気は園田先輩だったのね....)

110 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:38:29.02 ID:Wwj0r9EP.net
海未「成程、ことりと西木野さんは幼馴染だったのですね」

真姫「はい...って言ってもたまに会うくらいでしたけどね、私の家で」

海未「だから私とは面識がなかった訳ですね」

真姫「他にもたしか、高坂先輩も幼馴染でしたよね?」

海未「穂乃果のことも知っているのですか?」

真姫「まぁ、たまたま入った和菓子屋さんでこの間の雪穂ちゃんに会って色々と」

海未「そういえば、穂乃果がうちの生徒で新しい常連さんができた言ってたのは西木野さんのことだったんですね」

真姫「多分、私と希のことですね、特に希があのお店のお饅頭を気に入ったみたいでね」

海未「当然です、穂乃果のお父様が丹精込めて作っているんですから!」

真姫「なんでそんなに誇らしげなんですか?」

海未「あそこのお饅頭は私の大好物ですから、それに親友のお店が褒められれば誇らしくもなります」

真姫「そうですか」

111 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:43:01.86 ID:Wwj0r9EP.net
海未「すいません、話が脱線してしまいましたがことりの件、お願いします」

真姫「わかりました」

海未「では放課後にまた、声をかけますのでお願いします」

真姫「はい」

海未「それではまた.....」

バタン!


真姫「...ようは、呪いの人形ってところかしら?」

「............」ブラブラ

真姫「...........」チラッ

真姫「相変わらず、貴方は屋上にいるのね」

「..............」

真姫「なんで貴方はいつも手すりに座ってるのよ、しかも子供の貴方がなんでこの学校にいるのよ」

「.............」ブラブラ

真姫「まぁ...いいわ、悪さはしないみたいだし、また来るわ」

バタン!

112 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:46:13.44 ID:Wwj0r9EP.net
希「どうしたの?真姫ちゃん?昼休みに部室に来るなんて」

真姫「厄介なことが起きたみたいなの」

希「厄介なこと?」

真姫「ことりが呪いの人形を持っているみたいなの」

希「呪いの人形?また、危なそうなものがなんでまた」

真姫「誰かから貰ったみたいなの、その人形は」

希「貰い物...」

真姫「ことりが誰かに怨まれてて送られている可能性も考えた方がいいかもね」

希「それでどうするの?」

真姫「ことりを説得して撤去するだけよ」

113 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:50:21.35 ID:Wwj0r9EP.net
希「撤去してどうするの?」

真姫「お寺とかにお願いをしてお祓いをしてもらうしかないわ」

希「成程」

真姫「だから放課後は園田先輩とことりの家に行くから、部活には行けないから」

希「うちも行くよ」

真姫「危険よ、私と園田先輩でなんとかするから」

希「ダメ!一人じゃ行かせないから!」

真姫「希、私は貴方を心配して」

希「うちだって!真姫ちゃんのことが心配だよ!」

真姫「はぁ...わかったわ、でも凛と花陽には内緒にしてね、二人まで巻き込みたくないから」

希「わかった」

真姫「じゃあ、放課後屋上で待ち合わせましょう」

希「了解」

114 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:54:35.58 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「............」

海未「............」

バタン!

希「ごめん!お待たせ!!」

真姫「遅い!!」

希「ごめんごめん、ちょっと色々あって」

真姫「もう、時間にルーズなんだから...すいません、園田先輩」

海未「大丈夫です、東條先輩もお付き合いいただきてすいません」

希「いいんよ♪まぁ、うちは真姫ちゃんのサポートってかんじだけどね」

真姫「じゃあ、行きましょうか」

海未「はい」

115 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:56:55.02 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「これは....」

希「やっぱり嫌な感じがする?真姫ちゃん」

真姫「えぇ、なんかこう...体が締め付けられるような感じがするわ」

海未「ということはやはり」

真姫「なにかがこの家にある、そういうことね」

海未「.........」スッ

真姫「また竹刀ですか?」

海未「ないよりはましです、弓もありますよ?」

真姫「使わないで済むことを祈ります」


ピンポン!

真姫「...........」

希「あれ?応答がない?」

海未「おかしいですね、ことりはでかけてないはずなのですが」

116 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 20:59:41.95 ID:Wwj0r9EP.net
海未「...電話にも出ないですね」

ピンポン!

真姫「ことり?いるの?」コンコン!

ガチャ

希「あれ?鍵は開いてるよ?」

真姫「不用心ね....どうします?」

海未「ことりが心配です、上がりましょう」


海未「お邪魔します」

希「お邪魔しまーす」

真姫「お.....」

バタン!!

真姫「!!」

希「扉が勝手に閉まった?」

真姫「歓迎されているということかしら?」

117 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:03:05.67 ID:Wwj0r9EP.net
海未「それにしても、なんでこんなに家の中が暗いんですか?」

希「夕方とはいっても、この暗さは....電気をつける?」

海未「そうですね」カチッ

海未「ん?点かない?....」カチッカチッ

希「停電?でも、外の街灯とかは点いてたよね?」

真姫「家の中も少し肌寒いし、ここは敵のテリトリーってことね」

海未「ことり....」

真姫「ことりは自分の部屋かしら?」

海未「おそらくは...行きましょう」

118 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:05:09.04 ID:Wwj0r9EP.net
海未「この部屋です」

真姫「じゃあ、行きましょう....」


コンコン

海未「ことり?私です、お見舞いにきました」

真姫「..........」

希「反応がないね、寝てるのかな?」

海未「入りますね、ことり」

ガチャ

海未「ことり?」

希「ここも暗いなぁ....カーテンも閉まってるし」

真姫「あれ?いないのかしら?」

119 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:09:56.12 ID:Wwj0r9EP.net
希「えっと....ライト...」カチッ

海未「ベッドにふくらみが...寝ているのでしょうか?」

真姫「........」

海未「ことり?...寝ているのですか?」

「...........」

希「これってホラー映画なら布団をめくったら...ことりちゃんじゃない、なにかがいるパターンのやつだよね」

真姫「余計なことを言わなくていいの希」

海未「っ...ごくりっ....失礼しますよ」

真姫「..........」

バッ!

120 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:10:42.78 ID:Wwj0r9EP.net
ことり「..........」

真姫「!?」

希「なにこれ...なんで南さんがグルグル巻きに....」

海未「こ、ことり!!」

ことり「....ん...ん〜!!!」ジタバタ

海未「今、解きます!暴れないください!!」

真姫「希、私達も手伝うわよ」

希「うん!」


海未「これで...よし!」スッ

ことり「う、海未ちゃん....」

海未「ことり!怪我とかはしてないですか?」

ことり「怖かったよぉ!!!海未ちゃぁん!!」

121 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:13:39.26 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「なにがあったの?一体」

希「ん?あれ?」

ことり「わからない、寝てたら急に息苦しくなって、それで起きたらグルグル巻きにされて....」

海未「.........」

ことり「それでなにか声みたいなのが聞こえてきて、そしたら体が動かなくなって....」

希「んー?」

ことり「声が段々声が近づいてきて....そしたら怖くなって気を失っちゃったみたい....」

真姫「とにかく家から一回出た方がいいわね、立てる?」

ことり「う、うん....」

希「...........」

真姫「希?さっきからなにをしてるのよ」

希「真姫ちゃん、ドアが開かない」

真姫「は?」

122 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:18:53.47 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「そんな馬鹿な....」ガチャガチャ

海未「ことり、無理はしないでくださいね、私が支えますから」

ことり「うん.....」

真姫「嘘、開かない....」

海未「どうしたんですか?」

真姫「ドアが開かなくなってます」

海未「そんな...ちょっとことりをお願いします」

真姫「はい」

海未「........」ガチャ

海未「たしかに開かなくなっていますね」

希「どうやら閉じ込めるつもりみたいやね、うちらのことを」

123 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:22:03.70 ID:Wwj0r9EP.net
海未「なら出てやるまでです....はぁ!!」ドン!!

海未「ことり、修理代は後で弁償します、許してください」

ことり「う、うん!」

希「うちも手伝うよ!」

海未「すいません、行きますよ....せーの」

ドン!!

海未「もう一度です、せーの!」

ドン!!

真姫「........」

ことり「....あれ?」

真姫「どうしたの?」

ことり「あの人形がない?....また、どっかに落ちちゃったのかな?」

真姫「.......」

124 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:26:49.36 ID:Wwj0r9EP.net
ドン!!バキッ!

海未「ふぅ...なんとか開きましたね」

希「なんか映画のワンシーンみたいやね」

真姫「呑気なことを言ってないでさっさと出るわよ」

海未「ことり行きますよ」

ことり「うん....」


真姫「おかしいわね」

希「どうしたの?真姫ちゃん」

真姫「なんで部屋から出たのにいつまでも玄関にたどり着けないのかしら?」

海未「そうですね、たしかに妙です」

希「というかずっとなんか廊下を歩いてない?うちら、しかもすっごい暗いし」

真姫「...簡単には帰してはくれないのね、相変わらず」

125 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:30:09.85 ID:Wwj0r9EP.net
海未「!!」

ことり「どうしたの?海未ちゃん」

海未「前からなにやら気配がします...ことり、私の後ろに」

ことり「う、うん....」

希「真姫ちゃん」

真姫「来るわ....さてとどう対処しましょうか?」


「.........」フワフワ

希「あれは...人形?人形が浮いてる?」

ことり「!あ、あの人形は....」

海未「穂乃果の予感は当たっていたようですね」

真姫「成程、あれが先輩の言っていた人形ね」

126 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:31:08.82 ID:Wwj0r9EP.net
海未「そこを通していただけませんか?ことりが体調不良なんです」

「...........」

真姫「さすがに私も呪いの人形の呪いの解き方まではわからないわよ」

希「ピンチってやつやね」

ことり「............」

「.........」シャキン!

真姫「な!包丁を持ってるわよ、あいつ」

希「下手に丸腰では近づけないよ」

海未「そうですか、素直には通してはくれないみたいですね...なら!」スッ

海未「全力で貴方を倒して、ここを出てみせます」

127 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:33:29.96 ID:Wwj0r9EP.net
海未「やぁ!!」ブン!

「..........」ブン!!

海未「おっと....人形の癖にいい動きをするじゃないですか」

真姫「いくら海未先輩でも包丁を持った相手に竹刀で戦うなんて危ないわ」

希「!そうだ....これを!」ゴソゴソ

真姫「なにかあるの?希」

希「この間、明神さんで魔除けのお札をもらったんよ....あった!」

真姫「効果はわからないけど、使ってみる価値はありそうね」


海未「はぁ!!」バキン!!

ドン!!

海未「手ごたえありです」

128 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:36:32.76 ID:Wwj0r9EP.net
希「よし、この札で.....」ダッ

真姫「待って!希!」

「..........」ムクッ

希「!!」

「............」ブン!!

希「しまっ!!」

真姫「っ.......」バッ


ドン!!

真姫「っ!!」

希「真姫ちゃん!!」

真姫「ふぅ....馬鹿!!不用意に近づかないの!!」

希「ご、ごめん....」

129 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:39:24.34 ID:Wwj0r9EP.net
海未「だ、大丈夫ですか!?西木野さん!」

真姫「大丈夫です、かすっただけです」

ことり「海未ちゃんの一撃を受けたのに立ち上がるなんて」

海未「成程、人形ですからダメージの概念がないのかもしれないですね」

真姫「不用意に近づけば、攻撃を受けてしまうし...どうしたら」

海未「私も竹刀で戦いながらお札を貼るのは難しいです、しかもこの暗さで」

ことり「どうしたら.....」

希「..........」

真姫「....!園田先輩!あれを借りてもいいですか?」

海未「あれ?......!成程、それはいい考えかもしれません!」

130 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:43:48.90 ID:Wwj0r9EP.net
海未「効果があってくれればいいんですが....」

真姫「あることを信じましょう」

海未「矢は手製の練習用のやつですが、大丈夫でしょうか?」

真姫「このお札を相手に打ち込めれば問題ないので大丈夫かと」

海未「よし...できました」

真姫「これであいつを撃ち抜きましょう」

海未「では、私が....」

真姫「あとは囮は...私が....」

希「うちがやる」

真姫「希、でも貴方」

希「うちにやらせてお願い」

真姫「.........」

131 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:45:05.92 ID:Wwj0r9EP.net
希「さっき真姫ちゃんに...その、迷惑をかけちゃったし」

真姫「今更、何を言ってるのよ」

希「園田さん、この防具を借りてもいい?」

海未「えぇ、構いませんが」

真姫「希!」

希「大丈夫、防具を付けるから安全だよ」

真姫「なら私が....」

希「たまには真姫ちゃんを...貴方を守らせて」

真姫「希....」

希「大丈夫、うちはラッキガールだから」

真姫「わかったわ....」

132 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:46:35.41 ID:Wwj0r9EP.net
海未「準備はいいですか?先輩」

希「いつでもOKだよ」

海未「ではお願いします」

希「OK!いっくよー!!やー!!」ブン!!

「..........」ブン!!

希「このっ!!」ブン!!

「..........」スッ

希「おっと!!」ガキン!!

真姫「希!」

希「ガードしてるから大丈夫!!たああああ!!」バキン!!

ドン!!

ことり「!!」

真姫「やった!!」

133 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:50:14.71 ID:Wwj0r9EP.net
希「園田さん!」

海未「はい!照らしてください」

真姫「はい!」

「............」ムクッ

海未「....はぁ!!」パシュ!!

ザシュン!!

ことり「やった!当たった!!」

パー!!

真姫「っ!!」

希「眩しい!!」

海未「..........」

パン!!!

134 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:54:16.82 ID:Wwj0r9EP.net
ドサッ

海未「.....やったのでしょうか?」

真姫「廊下が明るく....どうやらそうみたいですね」

希「はぁ...緊張した....」

ことり「一体さっきのなんだったんだろう?」

海未「終わったんです、もう気にしなくていいです」

真姫「それにしても...あの人形は一体なんだったのかしら?」

希「お寺に持っていこうよ、とりあえず」

真姫「構わないわよね?ことり」

ことり「あ、うん......」

135 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 21:55:00.33 ID:Wwj0r9EP.net
海未「今日はうちか穂乃果の家に泊まっていってください」

ことり「いいの?」

海未「今、一人でいるのは辛いでしょう、むしろ3人でお泊り会でもしますか?」

ことり「ありがとう、海未ちゃん....」

海未「穂乃果やことりは大切な人ですから」

ことり「海未ちゃん....」

海未「.........」


真姫「とりあえずはひと段落ね」

希「そうやね、真姫ちゃんは怪我とかしてない?」

真姫「大丈夫よ、希は」

希「うちも大丈夫」

真姫「...じゃあ、私達は後処理をしますか」

希「そうやね」

136 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 22:00:13.57 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「ふぅ...人形もお寺に預けたし、一件落着ってところかしら?」

希「そうやね」

真姫「全く、この街はどうしてこう変なことばかり起こるのかしら?」

希「そうやね」

真姫「今度は呪いでゾンビが出てきてもおかしくないわよ」

希「たしか、ゾンビは呪いで復活した死者って設定もあるもんね」

真姫「でたらどうする?」

希「レコードディスクでも投げる?」

真姫「嫌よ、もったないわ」

137 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 22:03:26.88 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「それにしても...なんで呪いの人形がことりのところに」

希「住職さんに聞いたけど、あの人形には人の怨みが込められていたんだって」

真姫「怨み...か」

希「あくまでここからはうちの推測だけど、ことりちゃんに怨みがある人が送ったって可能性もあるんと思うんよね」

真姫「ことりの話だと留学先の人から送られてきたって言ってたけど...」

希「なんでかはわからないけど、その人がわざと送った可能性もあるよね」

真姫「可能性はあるわね、ことりは服とかのデザイナーとして才能があってね、それで海外から声がかかるレベルの才能なのよ」

真姫「だからことりの才能に対して、妬みとかも抱いてる人もいるとは思うわ」

希「一番怖いのは...人間なのかもね...」

真姫「そうかもね」

138 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 22:04:16.06 ID:Wwj0r9EP.net
希「真姫ちゃんおはよー」

真姫「おはよう、希」

希「ん?その荷物は?」

真姫「あぁ、園田先輩からのお礼っていったところかしら?」

希「へー...なにをもらったの?」

真姫「お饅頭よ、高坂先輩のところの」

希「なんか最近、お饅頭ばっか食べてるような...」

真姫「美味しいからいいじゃない、花陽と凛にも分けてあげようと思って」

希「成程ね」

139 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 22:06:50.57 ID:Wwj0r9EP.net
希「ねぇ、真姫ちゃん」

真姫「なに?」

希「うちが卒業しても一緒にいてくれる?」

真姫「突然どうしたのよ」

希「だってうちは3年生やし、ずっとこうやって学校に通えるって訳じゃないし」

真姫「...拒否したっているつもりなんでしょ?どうせ」

希「まぁね」

真姫「なら聞くまでないじゃない」

希「ふふふ....」

140 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 22:08:56.45 ID:Wwj0r9EP.net
真姫「むしろ逆にこんな霊感があって危険に巻き込まれやすい私と一緒にいてもいいのかしら?」

希「もちろん」

真姫「すごい自信ね」

希「将来二人でゴーストバスターズでもやらない?」

真姫「できれば引退したいんだけど」

希「ごめんごめん、平和が一番だよね」

真姫「そうよ、平和が一番」

希「じゃあ、今日はデートでもしちゃう?」

真姫「あー...パス」

希「え....」ガーン

真姫「ふふ、冗談よ」ダッ

希「!あ!ちょ!真姫ちゃん!!!」


希「もー!!真姫ちゃん!待てー!!」

真姫「これぞ...青春ってやつなのかしら?」


真姫「.....おしまいよ」

141 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 22:10:26.87 ID:Wwj0r9EP.net
これでおしまいです
このシリーズ?も書き始めて1年経ちました
今回もお付き合いいただきありがとうございました

142 :名無しで叶える物語:2018/06/16(土) 22:12:06.85 ID:iP8Wh1Xk.net

凛ちゃんが修行の成果を見せる時は来るのか・・・?

143 :名無しで叶える物語:2018/06/17(日) 00:23:30.23 ID:0IjUfJY4.net
おつでした
祝おつきあいはじめました

144 :名無しで叶える物語:2018/06/17(日) 00:44:10.09 ID:7WCzWM8Y.net
祝ってやる

145 :名無しで叶える物語:2018/06/17(日) 02:07:45.50 ID:zoeG7TT7.net
今回も面白かった
うみりんに影がありそうな感じだし今後も楽しみ

146 :名無しで叶える物語:2018/06/17(日) 14:48:23.21 ID:YYwQyToL.net
おつです、おもしろかったです

147 :名無しで叶える物語:2018/06/18(月) 02:21:48.56 ID:xVZWvl/G.net
乙でした
ハッピーエンド主義者の頃から読んでる
次回作も楽しみにしてるんで今後もよろしく

148 :名無しで叶える物語:2018/06/18(月) 15:03:57.39 ID:TaGcqB7W.net
のぞまきミステリー、良いです

149 :名無しで叶える物語:2018/06/19(火) 15:02:04.32 ID:lijYJSTf.net
ざまあw

150 :名無しで叶える物語:2018/06/20(水) 15:01:04.79 ID:8w+UUc71.net
がっかり

151 :名無しで叶える物語:2018/06/21(木) 15:00:05.29 ID:rmWg0/n2.net
かっこいい

総レス数 151
69 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★