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花丸「心中」

1 :名無しで叶える物語:2018/06/20(水) 20:09:28.31 ID:myalVRh8.net
ゆっくり投稿していきます

523 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 17:53:34.41 ID:gxD6UBcA.net
果南「そんなに怖がらなくてもいいのに」

果南「確かに私は悪いことをしたとは思うけどさ」

果南「わざわざこうして、内浦から離れた場所まで定期的に面倒を見に来てるんだよ」

果南「なのにそんな反応をされたら、結構ショックなんだけど」


花丸「マルは、来てほしいなんて頼んでない」

花丸「むしろ来ないでほしいと思ってる」

果南「仕方ないじゃん、監視も兼ねてなんだから」

果南「他に人もいるし大丈夫だとは思うけど、念のためのさ」

524 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 17:54:32.71 ID:gxD6UBcA.net
花丸「……流石に諦めてるよ、もうここから逃げることなんて」

果南「いやいや、そっちじゃなくて」

花丸「じゃなくて?」


果南「確かに、一応逃げないための監視も兼ねてるけどさ」

果南「メインは、マルが馬鹿なことを、自ら死を選ばないようにするための監視だよ」

花丸「っ」

果南「あれ、見透かされていないとでも思ってた?」

525 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 17:55:34.72 ID:gxD6UBcA.net
果南「この部屋、全く物がないでしょ」

果南「小さな文庫本が数冊あるだけ、その手の行為に利用できる物は一切置いてないの」

花丸「……何で、そんなことを」

花丸「マルがいなくなった方が、都合がいいはずだよね」


果南「さぁ」

果南「指示してるのはダイヤだからね、何を考えているのかまでは」

果南「でもたぶん、ダイヤはマルも助けたいんだよ」

果南「何度も言ってたから、大切な後輩だって」

526 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 17:56:34.09 ID:gxD6UBcA.net
花丸「……だったら、ルビィちゃんを連れてきてよ」

花丸「それかもう、殺してよ」

花丸「大切だっていうなら、マルの望みを叶えてよ」

果南「無茶言うなぁ」

果南「どっちも無理に決まってるでしょ」


果南「もういい加減、ルビィのことは諦めて切り替えなよ」

果南「内浦に居られなくなった代わりに、手厚く面倒を見てあげてるんだから」

果南「普通に生きれば、標準よりいい暮らしができるんだよ」

527 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 17:57:25.28 ID:gxD6UBcA.net
花丸「忘れるなんて無理だよっ」

花丸「ルビィちゃんは唯一無二の存在なの」

花丸「なによりも大切で、マルの全てで」

花丸「少し離れ離れになっただけで、寂しくなるぐらい好きで」


花丸「ルビィちゃんも同じぐらいマルの事を愛してくれた」

花丸「だからずっと一緒にいようと誓い合った」

花丸「どんなことがあっても、離れないはずだったのに」

528 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:00:12.31 ID:gxD6UBcA.net
花丸「もう嫌だよ」

花丸「運命の人と出会った後、その人と引き離されて、一生存在を忘れられずに生きていく」

花丸「辛すぎるよ、耐えられないよ」

花丸「せめて声を聞かせてよ」

花丸「写真を見せてよ」

花丸「ルビィちゃんの存在を、マルから排除しようとしないでよ」

花丸「なんで、なんでみんな分かってくれないの」



果南「……はぁ、面倒くさいなぁ」

529 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:01:04.11 ID:gxD6UBcA.net
花丸「面倒くさいって、そんな」

果南「もういいよ、グダグダ言われるのも堪らない」

果南「それなら、私がマルを逃がしてあげるよ」

花丸「えっ」


果南「正直さ、相手をするのも嫌になってきたんだよね」

果南「いつもうじうじと、泣き言ばかり言って」

果南「一緒にいるだけでこっちまで暗い気分になってくる」

果南「やってられないよ、本当に」

530 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:02:19.20 ID:gxD6UBcA.net
花丸「ちょっと待って、今の本当に――」

果南「まあたぶん、マルが知らないような遠い場所にだけど」

果南「ルビィに近い場所だと、ダイヤに怒られそうだから」

果南「黒澤家を怒らせたら、私も色々ヤバそうだしねぇ」


果南「気が向いたときに、どこかに放り出すよ」

果南「それであとは自由にすればいい」

果南「私は関係ない、適当に小原の所為にでもすれば、ダイヤも納得してくれるでしょう」

花丸「果南ちゃん……」



果南「じゃあ私はそろそろ帰るよ」

果南「またね、マル」

花丸「……うん」

531 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:03:06.85 ID:gxD6UBcA.net
―桜内家―


梨子「そっか、曜ちゃんにはフラれちゃったんだ」

千歌「うん……」

梨子「告白する前は、ひょっとしたらとは思ったんだけどね」

梨子「曜ちゃんは千歌ちゃんが大好きだから」

千歌「あはは、いつも反対してた割にそんなこと考えてたんだね」

梨子「別に、現実的な可能性の話よ」

532 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:03:53.26 ID:gxD6UBcA.net
千歌「でも自分でもね、肯定してくれるかもと思ってた」

千歌「曜ちゃんが返事を悩んでいたのを見て、もしかしたらって」


梨子「悩んでいたのは、断り方でしょ」

梨子「あんな最悪のタイミングで告白して、受け入れてもらえるわけない」

千歌「あはは、そうなんだけどね」

千歌「あそこで止めないと、曜ちゃんまで鞠莉ちゃんみたいな目に遭うかもしれなかった」

千歌「そう考えたら、もう止まらなくなってた」

533 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:04:50.55 ID:gxD6UBcA.net
梨子「本当に変な人ね、千歌ちゃんは」

千歌「そうかな」

梨子「ええ、私には理解できない」

千歌「そっか」

千歌「私自身は、酷い人間だとは思ってたけど、変な人ね」


梨子「実際、意味はなかっただろうから気にすることはないわよ」

梨子「少なくとも、二人に対して千歌ちゃんが責任を感じることはないと思うわ」

千歌「まあ、そうなのかもね」

534 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:07:19.43 ID:gxD6UBcA.net
千歌「でもわからないよ」

千歌「曜ちゃんは何でもできちゃう子だから、ひょっとしたら」


梨子「……その過程は考えない方がいいわよ」

梨子「絶対に無理だった」

梨子「そんな風に考えないと、それは一生消えない傷になるかもしれない」

梨子「千歌ちゃんの考えていることは、恋による盲目的な過程」

梨子「私に言わせれば、そんな感じのものよ」

千歌「うん、ありがとう梨子ちゃん」

535 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:08:31.09 ID:gxD6UBcA.net
千歌「でもね、目を逸らしちゃいけないと思うの」

千歌「私の行為が招いたかもしれないという事実からは」


梨子「……千歌ちゃんは、強いわね」

千歌「そんなこと、ないよ」

梨子「いいえ、強いわよ」

梨子「自分への言い訳を、必死に頭の中で組み立てている私とは大違い」

千歌「それは単純に頭の良さの違いだよ」

千歌「千歌は馬鹿だから、梨子ちゃんみたいな考え方ができないだけ」

536 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:09:47.98 ID:gxD6UBcA.net
千歌「これから二人は、どうなるのかな」

梨子「……さあね」

千歌「私に、気を遣ってる?」

梨子「そんなことは――

千歌「いいよ、正直に言って」

千歌「その答えには、何となく気づいているから」


梨子「……許されない恋をした者が愛を成就させる方法は、一つしかない」

梨子「私が東京で愛した人としたように」

梨子「花丸ちゃんは、早い段階でそれに気づいたみたいだけどね」

537 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:10:26.04 ID:gxD6UBcA.net
千歌「……だからこそ、止めたかったんだよね」

梨子「そうね」


梨子「そもそも、その方法さえも上手くいくとは限らない」

梨子「片方だけが取り残されてしまうこともある、不確実な方法」

梨子「実際、上手くいかなかったから私もここに居るわけだしね」

千歌「……」

梨子「千歌ちゃん?」

538 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:11:35.22 ID:gxD6UBcA.net
千歌「ごめんね、また思い出させちゃって」

梨子「いいのよ、これは自分自身への戒めでもあるから」


千歌「二人は、もうどうしようもないのかな」

梨子「そうね」

梨子「愛を成就される方法すら選べない」

梨子「お互いの事を想いながら、葛藤して、苦しんで、ただの生き地獄を味わい続ける」

梨子「すぐに相手の事を忘れられる薄情さがあれば、別だったかもしれないけどね」

千歌「愛の深さ故に、か」

539 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:12:35.07 ID:gxD6UBcA.net
梨子「だから千歌ちゃんも止めておきなさい」

梨子「深すぎる愛はただでさえ上手くいきにくい」

梨子「それが普通の形でなければなおさらよ」


梨子「ちょうどフラれたタイミングで、諦めた方がいい」

梨子「元々、私と違って女の子が好きというより、曜ちゃんが好きなだけでしょ」

梨子「千歌ちゃんみたいに可愛いし、人当たりもいい子はモテるわよ」

梨子「きっとすぐに素敵な人が見つかるはず」

梨子「だから、ね」

540 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:13:45.93 ID:gxD6UBcA.net
千歌「そうだね」

千歌「確かに私は曜ちゃん以外の女の子を好きにならないかもしれない」

千歌「男の人も同様かもしれないけど、同じ条件なら普通の道を目指すべき」

千歌「それは、分かるよ」


梨子「そうよ」

梨子「そもそも恋が成就しても、まともに生きていけるわけがない」

梨子「私や花丸ちゃんたちみたいにならなくても、苦難の連続が待っているだけ」

梨子「そもそも曜ちゃんは考えを簡単に変えるような子じゃない」

梨子「素直に諦めて、幼馴染の親友として生きて、おばあちゃんになったら告白の話は若気の至りと笑い飛ばして」

梨子「そんな風に生きるのが、一番幸せなのよ」

541 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:14:30.03 ID:gxD6UBcA.net
千歌「うん、ありがとう」

千歌「梨子ちゃんが千歌の為に真剣に言ってくれてるの、よく分かるよ」

梨子「なら――


千歌「でもね、全てがそうなるとは言えないでしょ」

千歌「梨子ちゃんのは、自分の経験に基づいた話」

千歌「確かにそれが一つの事実であることは間違いない」

千歌「だけど、世の中にはもっと違うケースもあるかもしれない」

542 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:21:20.18 ID:gxD6UBcA.net
梨子「千歌ちゃんは、まだ恋を諦めないの」

千歌「うん」

梨子「私がこんなに、現実の話をしてるのに」

梨子「実体験まで語っているのに」

梨子「千歌ちゃん自身だって、それが間違っていると分かっているはずなのに」


千歌「だって、それぐらい曜ちゃんの事が好きだから」

千歌「傍にいれば、いつかこの想いは叶うと信じて」

千歌「幸せな未来があると想い続けて、一緒に居続けるの」

543 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:22:10.12 ID:gxD6UBcA.net
梨子「……変じゃなくて、馬鹿な人の方が正しかったかしら」

千歌「うん、さっき自分でも言ったじゃん」

千歌「千歌は馬鹿だって」


梨子「まあ、そこまで意志が固いなら私は止めないわよ」

梨子「勝手にフラれて絶望するといいわ」

千歌「フラれたら慰めてくれる?」

梨子「親友として、最低限はね」

千歌「ふふっ、ありがとう」

544 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:23:29.24 ID:gxD6UBcA.net
千歌「でもね、私は梨子ちゃんにも諦めないでほしい」

千歌「『私たち』にはまだ、希望がある」

千歌「今は相手にその気がなくても、いつか気が変わるかもしれない」

千歌「別の恋をするならともかく、相手のことを想い続けるなら、諦めちゃ駄目だよ」

千歌「今、手元にある希望を捨てるのは、あの子たちにも失礼だと、私は思う」


梨子「……そうね」

梨子「きっと私の考えは変わらない」

梨子「でも一応、頭の片隅には入れておくわ、その言葉」


千歌「うん」

千歌「今はそれで、十分だよ」

545 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:24:10.81 ID:gxD6UBcA.net
続きは夜に
次の投稿分で完結予定です

546 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 18:28:20.28 ID:Us+fu8tX.net
おつ、最後が怖いけど楽しみだわ・゜・(つД`)・゜・

547 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 19:13:54.82 ID:dHL9+MnA.net
果南ちゃんも地味に怖い……
乙です

548 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 19:16:15.22 ID:WEZ4GUeA.net
乙!待ってます

549 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:00:13.35 ID:gxD6UBcA.net
――黒澤家――


曜「こんにちは〜」

ダイヤ「あら二人とも、いらっしゃい」

善子「ふふっ、ヨハネ降臨!」

ダイヤ「善子さんは今日も元気ですね」

善子「ヨハネよ!」

550 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:00:54.35 ID:gxD6UBcA.net
曜「今日も遊びに来ましたよ」

ダイヤ「すみませんわざわざ、ルビィの為に」

曜「これぐらいしかできることはありませんから」

善子「親友の為なら当然でしょ」


ダイヤ「……本当に感謝してますよ」

ダイヤ「おかげさまでルビィも以前に比べてずいぶんと元気になりました」

曜「いやいや、まだまだですよ」

551 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:01:54.95 ID:gxD6UBcA.net
善子「それにしても今日は人が少ないのね」

ダイヤ「両親は所用で、家の者も色々あって出払っていますの」

ダイヤ「ちょうど良かったかもしれませんがね」

ダイヤ「せっかく友人が遊びに来ているのに、家の者がうろついているのも野暮でしょう」

善子「確かに、それはそうかもしれないわね」

曜「善子ちゃん、警備の人とか怖がってたもんね〜」

善子「う、うっさい」

552 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:03:46.90 ID:gxD6UBcA.net
ダイヤ(楽しそうにじゃれ合う二人)

ダイヤ(彼女たちは、私には無い力を持っている)

ダイヤ(私では絶対に取り戻せなかったルビィの心を徐々に取り戻す力を)


ダイヤ(退院後、鞠莉さんにはどんな事をされても仕方ないと思っていた)

ダイヤ(それなのに平手一回でで手打ちにしてくださって)

ダイヤ(皆がとても、心が広い)

ダイヤ(寛容すぎて、どこか違和感を覚えるぐらい)


ダイヤ(いや、考えすぎかもしれません)

ダイヤ(ここまで尽くしてくれているのです、あまり疑ってかかるのも失礼でしょう)

553 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:05:36.71 ID:gxD6UBcA.net
  ※


曜「やあやあ、こんにちヨ―ソロー!」

ルビィ「……また来たの、二人とも」

善子「ぐっ」

曜「もぅ、そんな煙たがらないでよ」

曜「流石にお姫様抱っこ登校は悪かったと思うけどさ」

554 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:06:34.40 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「確かにあれは恥ずかしかったですけど」

曜「だよねぇ」

ルビィ「でも、関係ないです」

ルビィ「そもそもルビィは曜ちゃんや善子ちゃんと話したくないんです」

曜「そんなこと言わないでよ、つれないなぁ」

ルビィ「もう放っておいてください」

ルビィ「ルビィは二人に会うことを望んでいません」

曜「うーん、そこまで煙たがれると……」

555 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:07:29.20 ID:gxD6UBcA.net
善子「大丈夫よ曜さん、ルビィは照れてるだけだから」

ルビィ「へっ」

善子「曜さんが来ることを本当は喜んではいるのよ」

善子「その証拠に、こうして普通に話すようになってるわけだし」

ルビィ「ち、違うよ。そうしないと前みたいに無理やり――」


曜「あー、なるほどね、照れ隠しか」

ルビィ「ち、ちがっ」

曜「もー、可愛い後輩ちゃんだなぁ」

556 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:08:32.00 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「ち、違うもん!」

善子「おっと、怒ったわ」

ルビィ「もぅ、曜ちゃんと善子ちゃんなんて知らない」


善子「ありゃ、拗ねちゃった」

曜「ルビィちゃん、機嫌直してよ」

ルビィ「嫌だ、絶対」

曜「困ったなぁ、それなら――



曜「私が、花丸ちゃんのいる場所まで連れて行ってあげるって言ったらどうする」

ルビィ「えっ?」

557 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:09:22.76 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「それって、どういう――


 ガラッ


ダイヤ「三人とも、そろそろおやつにでも――


曜「善子ちゃん!」

善子「了解!」

ダイヤ「へっ」


  ガシッ


ダイヤ「な、なにをするのですか!?」

善子「なにって、貴女を抑え込んでるのよ」

558 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:10:21.43 ID:gxD6UBcA.net
曜「ルビィちゃん、行くよ!」

ルビィ「ふぇ、またお姫様抱っこで――」

曜「善子ちゃん、後任せた」

善子「ええ!」


ダイヤ「よ、善子さん、離しなさい!」

ダイヤ「こんなことをして、ただでは済みませんよ!」

善子「無理よ、私も曜さんも鞠莉さんに脅されてるの」

善子「家族や大切な人の命がかかってるから、絶対に無理」

ダイヤ「ま、鞠莉さんはまだ――――」

559 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:11:07.70 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「ど、どこに行くの」

曜「だから、花丸ちゃんのところ!」

ルビィ「む、無理だよ、捕まっちゃう」

ルビィ「このまま走ってたら、絶対誰かに――」


曜「大丈夫、ちゃんと考えてあるから」

曜「すぐに内浦から出られる方法を」

ルビィ「で、出られる方法?」

曜「うん――これだよ!」

560 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:11:51.36 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「ば、バイク!?」


曜「早くヘルメット被って!」

ルビィ「免許持ってるんですか!?」

曜「最近取ったの」

曜「本当はまだ2人乗りは駄目なんだけど、今は緊急時だから」

曜「今日は警備が薄いから、これがあれば逃げ切れるはず」

ルビィ「す、凄い」

曜「被れたら後ろ乗って」


 ブロロッ


                          .

561 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:12:35.93 ID:gxD6UBcA.net
曜「色々聞きたいことはあるかもだけど、今は我慢して」

曜「ちょっと飛ばさないといけないかもしれないから」

ルビィ「わ、分かりました」

曜「ちゃんと捕まっててね!」

ルビィ「は、はい!」


曜(よし、ここまでは計画通り)

曜(ちゃんと言われた通りに実行できてる――

562 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:13:28.03 ID:gxD6UBcA.net
  ※


―小原家―


鞠莉「よく来てくれたわね、二人とも」

曜「来ないと思ってたの?」

鞠莉「いえ、ほぼ来るという確信はあったわ」

鞠莉「それでも、私に会うということ自体、勇気のある行動だから」

曜「ダイヤさんに、目をつけられるから」

鞠莉「まあ、そうね」

563 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:14:06.01 ID:wXj8civF.net
あーおもいだした とりあえずいっとけばけいの だせいだったよな いまもかわんないけど

564 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:14:26.38 ID:gxD6UBcA.net
善子「それで、ルビィたちを助ける方法って」

鞠莉「……その前に、一つ話しておかなきゃいけないことがあるの」

善子「なによ」


鞠莉「実は果南に頼んでね、ルビィに聞いてきたの」

鞠莉「何か、私にしてほしいことはないかって」

鞠莉「そしたらルビィは言ったらしいの、『最後に花丸ちゃんに会いたい』と」



善子「えっ……」

曜「最後って、それじゃあ」

565 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:14:46.76 ID:97pydFP6.net
大長編やな

566 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:15:22.92 ID:wXj8civF.net
あーおもいだした とりあえずいっとけばけいの だせいだったよな いまもかわんないけど


きゃっきゃっきゃ とくにめすが どっちもしゅうちゃくしんつよいけどねー

567 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:15:30.80 ID:gxD6UBcA.net
鞠莉「でも私は叶えなきゃいけない。それが二人の望みなら」

鞠莉「二人がここまで追い込んでしまったのは私」

鞠莉「自分の感情で、無理やりその恋を成就させようとした私の責任」

鞠莉「だからその分、私が救ってあげなきゃいけない」

鞠莉「例え大切な友人に恨まれることになっても」

曜「鞠莉ちゃん……」

善子「マリー……」

568 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:16:04.54 ID:wXj8civF.net
あーおもいだした とりあえずいっとけばけいの だせいだったよな いまもかわんないけど


きゃっきゃっきゃ とくにめすが どっちもしゅうちゃくしんつよいけどねー

なーんか
こっちがそんてか ざんねんなほうこうに ゆういにたとうとしtげたんだろうなつねに いろいろ ひがいしゃづらとかもなー

569 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:16:27.62 ID:gxD6UBcA.net
鞠莉「頼みは簡単」

鞠莉「ダイヤの信頼を得て懐に入り込んで、信頼を得る」

鞠莉「そして油断したところで、ルビィをさらってもらう」

曜「さらう……」

鞠莉「そして、私が指示する花丸との合流地点まで連れて行ってほしいの」

鞠莉「その途中の移動方法も考えてある」


鞠莉「ダイヤはしっかりしているようで甘い子だから、どこかであなた達を信頼して警戒を緩めるはずよ」

鞠莉「そうなれば後は、黒澤家に人が少ないタイミングでルビィをさらえる」

鞠莉「二人いれば、十分に可能なはずだわ」

570 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:18:00.84 ID:gxD6UBcA.net
曜「でも、花丸ちゃんの方はどうするの」

曜「今の居場所さえ分からない状態だよね」

鞠莉「花丸の方は果南が上手くやってくれるらしいから、どうにかなるはずよ」

曜「果南ちゃん、協力してくれるのかな」

曜「ダイヤさんの味方、なんだよね」


鞠莉「少なくとも、ルビィとの仲介役にはなってくれた」

曜「でも、全部ダイヤさんに筒抜けにするための可能性も」

鞠莉「……信じるしかないわ、無理なら他の方法を考える」

571 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:18:49.36 ID:gxD6UBcA.net
鞠莉「果南は私とダイヤを同じぐらい大切だと言っていた」

鞠莉「でも一度、ダイヤの味方をして、私の敵になった」

鞠莉「だから今度は、私の味方になってくれる番――だといいのだけど」


曜「ずいぶんと、薄い根拠だね」

鞠莉「ええ、そうかもね」

鞠莉「でも私にはそれしか方法がないの」

鞠莉「果南を、曜を、善子を信じて助けを借りないと、また失敗してしまうから」


曜「…………」

善子「…………」

572 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:19:26.02 ID:gxD6UBcA.net
鞠莉「曜、善子」

鞠莉「二人は、これを手伝う意志はある?」


鞠莉「責任はすべて私が取る」

鞠莉「例え反対されてもこれは譲らない」

鞠莉「だから、あなたたちと大切な人の立場は守られる」



鞠莉「だけど十字架を背負うことになる」

鞠莉「これに加担することによって、重い、一生に背負わなければならない十字架を」

鞠莉「それでも、協力してくれるかしら」

573 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:20:14.82 ID:gxD6UBcA.net
  ※


曜(……これで、よかったんだよね)

曜(少なくとも、直接的に手を下したのは私)

曜(善子ちゃんは私より、罪の意識は薄くなるはず)


曜(ルビィちゃんも、きっと花丸ちゃんもこれを望んでいる)

曜(数だけで見れば、これは正しい決断)

曜(だけど、ダイヤさんは……)


曜(いや、考えるのは止めよう)

曜(私は考えて、決断して、行動に移した)


曜(あとは、果南ちゃん次第……)

574 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:21:34.23 ID:gxD6UBcA.net
―――???―――


花丸(ここ、どこだろう)

花丸(果南ちゃんに突然連れ出された先)

花丸(近くには崖みたいな場所)

花丸(見たこともない景色)

花丸(ここで生を終えろということ?)

花丸(マルの死に場所を、用意してくれたってこと?)

575 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:22:30.41 ID:gxD6UBcA.net
花丸(あれから、どれほどの月日が経ったかな)

花丸(マルはルビィちゃんと引き離された日から)


花丸(最初は数えていたけど、気がつけば分からなくなった)

花丸(数える意味などないと気づいて、止めてしまったから)


花丸(崖下を覗くと、大きな荒れた海が見える)

花丸(なるほど、これは確かに死の舞台にふさわしい)

花丸(果南ちゃん、こんなところで無駄に気を遣ってくれるなんて、馬鹿みたい)

576 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:26:12.14 ID:gxD6UBcA.net
花丸(あぁ、緊張するな)

花丸(飛び降りる前に、何かするべきことは――)


花丸(ルビィちゃんに電話してみる?)

花丸(ちょうどそこに公衆電話がある)

花丸(小銭まで置いてあるから、かけることはできそう)

花丸(でも、きっと番号は変わっているよね)

花丸(ダイヤさんがそんなミスを犯すとは思えない)


花丸(そうだ、遺書を書くべきかもしれない)

花丸(きっと果南ちゃんが回収してくれるだろう)

花丸(紙は、文庫本の空白でいいかな)

花丸(でもペンは――ポケットに入ってる)

花丸(なんて至れり尽くせりな、確かに標準よりいい待遇かも)

577 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:27:14.31 ID:gxD6UBcA.net
花丸(内容は、どうしようかな)

花丸(ルビィちゃんへの愛を語る?)

花丸(でもそれだと、残されたルビィちゃんに悪影響かな)

花丸(そもそも、本人にメッセージを伝えてもらえないかもしれない)


花丸(いっそ、罵詈雑言でも書けばいいかな)

花丸(それでルビィちゃんがマルを嫌いになれば、また新しい人生を歩み直せるかもしれない)

花丸(でも、生半可な言葉だと嘘だってばれるよね)

578 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:28:43.13 ID:gxD6UBcA.net
花丸(悪口……ルビィちゃんの悪口なんて思いつかない)

『ルビィちゃんの馬鹿、あほ、まぬけ』

花丸(なにこれ、小学生みたいな――


ルビィ「あはは、小さい子どもみたいだね」


花丸「えっ」

ルビィ「マルちゃん、ルビィのことをそんな風に思っていたの?」

花丸「……ルビィ、ちゃん?」

ルビィ「うん、そうだよ」

花丸「本物? それともルビィちゃんを想い続けていたマルが生み出した幻覚?」

579 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:29:28.21 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「本物だよぉ、だってほら」


 チュッ


ルビィ「この感触、変わらないでしょ」

花丸「……そうだね」


花丸「ルビィちゃんの味、匂い、声」

花丸「これが幻覚だったら、マルは超能力者だよ」

ルビィ「ふふっ、信じてくれた――


 ギュッ


ルビィ「わっ、マルちゃん」

580 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:30:21.11 ID:gxD6UBcA.net
花丸「ルビィちゃん、ルビィちゃんだ」

花丸「もう二度と、会えないと思ってた、ルビィちゃん」

花丸「マルの大切な人」

花丸「永遠に寄り添うことを誓った、最愛の人」

花丸「大好きな、大好きなルビィちゃん」


ルビィ「……うん、そうだよ」

ルビィ「マルちゃんが大好きな、ルビィだよ」

581 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:31:25.16 ID:gxD6UBcA.net
花丸「これから、ずっと一緒に居られるの?」


ルビィ「それは、無理かな」

ルビィ「じきにお姉ちゃんがルビィ達を見つけ出す」

ルビィ「今度はマルちゃんだけじゃない」

ルビィ「協力してくれた人とも二度とかかわれない場所に連れ出されるかもね」

ルビィ「海外にでも連れていかれるかな」

ルビィ「二人とも別々の国で、絶対に会えないようにされて」

花丸「そんな……」

582 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:32:23.55 ID:gxD6UBcA.net
花丸「せっかく再会できたのに、結局また」

花丸「そんなの、嫌だよ」

ルビィ「うん、ルビィも嫌だ」

ルビィ「もう二度とマルちゃんと離れたくない」

花丸「ルビィちゃん……」


ルビィ「だからマルちゃん、いいんだよ」

ルビィ「ずっと望んでいた、『酷いこと』をしても」

ルビィ「ルビィ、覚悟はできてるから」

583 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:34:38.27 ID:gxD6UBcA.net
花丸「……無理だよ」

ルビィ「どうして」


花丸「どんなに理想を語っても、マルはルビィちゃんを傷つけられない」

花丸「さっきの遺書にも、まともな悪口一つ書けないぐらい、ルビィちゃんが大切で」

花丸「本当はそれを望んでいるのに、身体がいうことを聞いてくれないの」


ルビィ「……そっか」

ルビィ「それなら――――


花丸(あれ)

花丸(ルビィちゃんの手、何か光って――)
 

 グサッ



花丸「あっ、あぁ」

584 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:35:46.89 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「それなら、ルビィが助けてあげる」

ルビィ「代わりに『酷いこと』、してあげる」

花丸「……ルビィ、ちゃん」


ルビィ「ごめんね、痛いよね」

ルビィ「でもちょっとだけ我慢して」

ルビィ「ルビィも、すぐに一緒にいくから」

ルビィ「ちゃんと一緒に、マルちゃんを1人にしたりしないから」

花丸「……ありが……とう」

585 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:36:52.20 ID:gxD6UBcA.net
ルビィ「ごめんね、ずっと苦しめちゃって」


花丸「マルは……ルビィちゃんと最後に居られて……幸せだよ」

ルビィ「ルビィも、幸せ」

花丸「……最後に……抱きしめて」

ルビィ「うん」


 ギュッ


ルビィ「マルちゃん、温かいよ」

花丸「……ルビィちゃんも……ね」

586 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:38:24.12 ID:gxD6UBcA.net
花丸「……生まれ変わっても……ずっと一緒に居よう」

ルビィ「そうだね」

ルビィ「どちらかが男の子になるか、女の子同士でも一緒に居られる、そんな世界で」

花丸「……素敵だね……そん……な……世界」


ルビィ「もう、限界かな」

花丸「……う……ん」

ルビィ「ルビィも、そろそろいくね」

花丸「……………………」


ルビィ「バイバイ、マルちゃん。また来世で」






ルビィ「生まれ変わっても、ずっと一緒だよ」

587 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:38:49.34 ID:gxD6UBcA.net


588 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:40:11.72 ID:VBfY+0zT.net
かなり面白かった。こういう終わりもありだよね

589 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:40:44.64 ID:gxD6UBcA.net
以上で完結となります
途中長い中断期間がありながら無事完結できたことを嬉しく思います
保守、コメント等、皆さんにはとても助けられました
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました

590 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:41:39.55 ID:1mlRfLZV.net
見届けた3人とダイヤのその後も知りたいところ

591 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:42:26.99 ID:z358DUkH.net
完走お疲れ様でした
約一ヶ月ハラハラしながら読ませていただきました

592 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:45:50.77 ID:UMmNVh0H.net
一ヶ月もやってたのか結構短く感じた
面白かったありがとう

593 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:48:09.05 ID:myPEbMxj.net
乙です

594 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:54:44.26 ID:Wv74P74Q.net
( T 8 T )

595 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:55:31.75 ID:viGvZZCt.net
乙、やっぱり最後は避けれないか…
周りも含めて、幸せな選択だったのか複雑なところだな
花丸ちゃんは元々心中願望があったようにも見えるし…

596 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 21:56:17.96 ID:YzKPysbs.net
完結乙

他にも同じような子たちがいたわけだけど、そっちの方はどういう結末を迎えるかとかは考えてたりするの?

597 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 22:06:37.13 ID:yGhI6GJD.net
乙後日談とかはないのかな

598 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 22:11:12.46 ID:6/uMHjOg.net
マルちゃんが無理だよって言った時一瞬油断した
最後までとても良かったわ……

599 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 22:18:04.39 ID:Us+fu8tX.net
おつ・゜・(つД`)・゜・推しカプ程悲恋物が似合うのはなんでじゃろ…

ルビまるの依存してる危うい感じはやっぱりいいわぁ…

600 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 22:19:46.32 ID:Us+fu8tX.net
あれだ「輪廻」ってホラー映画の主題歌があったけどそれを思い出したわ…

601 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 22:43:11.53 ID:2gyoTlax.net
これで終わっとくのが一番美しいのかもしれんが、やっぱ構想あるなら後日談見たいなあ

602 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 23:44:42.24 ID:naYuy8Fb.net
タイトル通りのラストだからもう少し補完してほしいね

603 :名無しで叶える物語:2018/07/18(水) 23:49:46.77 ID:uer1Btzt.net
逆、というか
曜→千歌
ならリアリティーがあった

604 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 00:36:19.55 ID:I+sdtosn.net
おつでした面白かった

ダイヤさん後を追いそう

605 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 01:04:20.39 ID:xtMbcSeb.net
お疲れ様でした

606 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 04:21:53.97 ID:g/DVVye3.net
乙でした
エピローグが見たいような見たくないような

607 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 05:22:11.78 ID:W+xg8gy5.net
すごく引き込まれた。
次回作も楽しみにしてるよ

608 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 10:22:49.78 ID:+x1e+w3w.net
後日談を...残された人々の後日談を...!!!

609 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 11:22:13.08 ID:zNaneMGJ.net
心中を善意で助けたんだから鞠莉にとって好きな人と別れるのは死ぬよりつらいことなのかな
そう考えると果南ちゃんとのシーンがよりきつく思える

610 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 11:27:38.67 ID:Ca7I0Am/.net
いろいろあるけど、おつかれさまでしたとだけ

611 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 11:39:24.40 ID:7I/fzbQe.net
水指すみたいになっちゃうけどルビィちゃんが死ねるシーンが描かれてないのが怖い

612 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 11:43:48.32 ID:Ca7I0Am/.net
>>611
やめろ消されるぞ

613 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 19:53:44.83 ID:HN/H6HPy.net
花丸だけが生き残るのがたぶん一番悲惨

614 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 20:38:59.68 ID:z2l/CeHp.net
ルビィちゃんが死にかけてたのをダイヤさんが救って死なせずに生涯行かせ続けるってのもなかなかにきつい

615 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 20:48:09.34 ID:Hg2oKlSj.net
おつ!
やっぱ最後はそうなるよな…
後日談あれば見たい

616 :名無しで叶える物語:2018/07/19(木) 21:33:14.10 ID:gkOLhN/b.net
なかなか辛い結末だったけど、
ほんと読んでて引き込まれたわ


617 :名無しで叶える物語:2018/07/20(金) 10:04:39.96 ID:KU6r5M4v.net
>>200
まるちゃんの家族はLGBTについて何で見たんだ?

618 :名無しで叶える物語:2018/07/20(金) 12:44:53.74 ID:htBLqIG+.net
>>74
こんな風に言い切ってしまうダイヤさんがルビィと花丸が心中してその手伝いをAqoursの仲間がやったと知ったらどうなってしまうのか...

619 :名無しで叶える物語:2018/07/20(金) 15:06:58.40 ID:1PTFV99l.net
ダイヤなら仲間を信用した自分を責めそう

620 :名無しで叶える物語:2018/07/20(金) 20:20:08.59 ID:V+XhNnW/.net
花丸ちゃんに対して自死を警戒するほどだったのに、こうなることは考えなかったんだろうか
ダイヤさんはルビィちゃんを家から追い出すことにはなっても意志を尊重するくらいはできたろうに、考えが甘かったように思う

621 :名無しで叶える物語:2018/07/20(金) 22:07:37.58 ID:ocHv3TZp.net
エピローグ希望者多いからはよ

622 :名無しで叶える物語:2018/07/21(土) 10:21:37.12 ID:8OZSEbhh.net


623 :名無しで叶える物語:2018/07/21(土) 19:23:44.63 ID:yhUMGwJy.net
転生したルビィちゃん達のはなしも気になる(野暮かもだけと)

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