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鞠莉が社長

497 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:49:46.89 ID:W1kyALhf.net
ちかマリー果南ちゃん

498 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:49:55.63 ID:6LvtNLLo.net
梨子と聖雪姉

499 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:50:19.31 ID:Oe0zIoEx.net
善子ちゃん、実はおねしょが治ってないことが鞠莉ちゃんにバレてしまい、口止め料として1日従業員となる
仕事の内容は曜ちゃんが働いてる水族館で従業員(アルバイト)が集団食あたりに遭い、人手が足りなくなったので手伝いに行く
因みに曜ちゃんは水族館の正社員

500 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:50:24.52 ID:NlfCX3mh.net
十千万で

501 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:51:16.88 ID:AFIy4xW6.net
>>499
キャラ関係ないじゃん
埋め茸か?

502 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:51:40.75 ID:6LvtNLLo.net
いつものおねしょでしょほっとけ

503 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:53:25.93 ID:Oe0zIoEx.net
いや、千歌ちゃん鞠莉ちゃん果南ちゃんと善子ちゃんの4人で水族館で働いて欲しいって言ったつもりなんだが...
決して埋めではない

504 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:56:41.12 ID:6et1cF9b.net
30秒で書けるような内容じゃないから少なくとも>>503は嘘だな

505 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:57:24.22 ID:KDaWGdRR.net
178名無しで叶える物語(中部地方)2018/06/23(土) 21:17:16.60ID:idxp/vEB>>177
ヨハネとマリー

179名無しで叶える物語(茸)2018/06/23(土) 21:18:23.40ID:txth8sqX>>177>>177
千歌が梨子への恋心を相談に来る

こういう安価の取り方で千歌ちゃんが話に入ってきてたから
ありかなって思ってやっただけ

506 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:58:27.05 ID:pxO0PX/d.net
おもらし善子とちかりこ厨いい加減にしてくれ

507 :名無しで叶える物語:2018/06/26(火) 23:59:14.27 ID:KDaWGdRR.net
>>504

鞠莉、ダイヤなら
仕事の依頼が来る、派遣要員への応募者が来る、経理要員への応募者が来る、その他(内容自由)のいずれか



これに備えてあらかじめ文章(>>499)を用意してたんです
後は張り付けただけ

508 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 00:02:45.91 ID:FeS9VhPr.net
こいつがいくらうざくてきもちわるい性癖連打してても判断するのは社長なんだからほっとけよ

509 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 00:10:28.56 ID:jssif+2M.net
もっとせらりー見たいわ

510 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 00:11:43.62 ID:oq3AL6me.net
聖良さんはキャラ崩壊しすぎであんま出て欲しくないな

511 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 07:18:28.80 ID:jsV7kleG.net


512 :社長 :2018/06/27(水) 07:44:48.86 ID:TLLfHSW9.net
prrr…

その日かかってきた一本の電話。

それが、全ての始まりだったのデース…



鞠莉「ダイヤぁ! 大変たいへんタイヘンよ!」

ダイヤ「誰が大変態ですか」

鞠莉「冒頭から伝わりづらいキャラ崩壊はやめてよ」

ダイヤ「失礼」

鞠莉「果南が…果南がやらかしたわ!!」

513 :社長 :2018/06/27(水) 07:49:58.53 ID:TLLfHSW9.net
ダイヤ「果南さんが…テロ?!」

鞠莉「そうなの! ほんとかどうか知らないけど…っていうかそんなのなんかの間違いには決まってるんだけど、さっき連絡があったの」

ダイヤ「テロなんて…果南さんにそんな計画性が必要なことをできるわけがないわね。連絡は誰から?」

鞠莉「みとシーの職員から…」

ダイヤ「みとシー? 水族館の?」

鞠莉「ウン…横浜・八景島の…」

ダイヤ「三津どこ行ったのよ」

514 :社長 :2018/06/27(水) 07:53:04.53 ID:r7T7ImBy.net
鞠莉「果南はうちの従業員だから、代表者のが引き取りにこいって…お願いダイヤ。一緒に来て!」

ダイヤ「もちろんです。代表者としてすぐ迎えにいきましょう」

鞠莉「…代表者はマリーよ? そうよね?」

ダイヤ「いいですから、早く支度して」

515 :社長 :2018/06/27(水) 07:57:27.42 ID:ISUFOHRf.net
聖良「…何事ですか? 慌ただしいようですが」

ダイヤ「聖良ちゃん」

ダイヤ「聖良ちゃんはまだ直接会ったことがないわね…果南さんのことはわかる?」

聖良「ここに勤めているもう一人のかたですよね。今は旅館に行ってらっしゃるとか」

ダイヤ「そう。そのかたがね、少し厄介事に巻き込まれたみたいで…鞠莉さんと迎えにいってこようと思うの」

聖良「そうでしたか、それは早く行ってきてください」

鞠莉「せらりーお留守番頼んでもヘーキ?」

聖良「お任せください! 私もここの従業員なのですから、お留守番程度のこと、立派にやり遂げてみせます!」ドン! プルン

ダイまり((頼もしい胸だ))

516 :社長 :2018/06/27(水) 08:03:00.63 ID:ISUFOHRf.net
ダイヤ「それじゃ、行ってーー」

善子「待ちなさい」ガラ

鞠莉「あら、おはよう善子」

善子「ヨハネよ! あっ」

ダイヤ「すみません善子さん、遊んでほしいのはわかりますが今朝はそれどころでは」

善子「反射で! 間違ったの! 誰が遊びたがりよ!」

517 :社長 :2018/06/27(水) 08:07:15.38 ID:ISUFOHRf.net
善子「鞠莉とは私が一緒に行くから。ダイヤは事務所に残って」

ダイヤ「は?」

鞠莉「善子が? 来てくれるの?」

善子「そうよ。鞠莉、クルマあるでしょ」

鞠莉「あ、ウン…前回のミニバンが…」

善子「キー貸して。運転するから」

ダイヤ「ど、どういうつもりなの?」

善子「なにがよ。急いでるんじゃないの?」

ダイヤ「急いではいますが…」

518 :社長 :2018/06/27(水) 08:12:02.43 ID:ISUFOHRf.net
善子「いくらこの子が残るといっても、重要な来客対応なんか任せられないでしょ。求人もまだ掲載中だし、急ぎでって派遣依頼が来るかもしれない」

善子「代表者が呼ばれたんならダイヤが残るしかないじゃない。そんだけよ」

ダイヤ「それは…そうですが…」

善子「私はハンドル握るだけ。よくも悪くも向こうで口出しなんかしないわ。さ、行くわよ」スタスタ

鞠莉「あ、ま、待ってよ善子…それじゃあ、善子と行ってくるわね?」

ダイヤ「え、ええ…お願いします…」

519 :社長 :2018/06/27(水) 08:15:41.93 ID:ISUFOHRf.net
ブゥゥゥゥン

鞠莉「バスでもよかったのに」

善子「さっき出たばっかりで、しばらく来ないわよ」

鞠莉「免許ならマリーもあるのに」

善子「朝から動転中の人に運転なんかさせたら、呼び出し先が増えるだけ」

鞠莉「んもう、信頼ないんだから。…っていうか善子」

鞠莉「せらりーと二人がイヤだっただけでしょ」

善子「…うるさい」

ブゥゥゥゥン

520 :社長 :2018/06/27(水) 08:20:14.85 ID:ISUFOHRf.net
みとシー

鞠莉「着いた! アリガト、善子」

善子「はいはい。いいから早く行ってあげたら? あの人あれでいて結構ナイーブなんだから、へこんでるんじゃない」

鞠莉「それもそうね。…はい、善子。お小遣い」

善子「なんでよ」

鞠莉「帰りがいつになるかわからないから、また迎えにきてほしいのよ。それまで適当に遊んでて」

善子「アッシーか。ま、いいけど」

善子「なんかあったらすぐ呼びなさいよね」

鞠莉「うん! それじゃ、また後で!」タタタ…

521 :社長 :2018/06/27(水) 08:22:33.20 ID:ISUFOHRf.net
曜「鞠莉ちゃん! 待ってたよ!」

鞠莉「曜じゃない。どうしたの、こんなところで」

曜「やだなー、私ここで働いてるって言ったじゃん」

鞠莉「そうだったかしら」

曜「それより、こっちこっち! 果南ちゃんがね、大変なんだよ」

522 :社長 :2018/06/27(水) 08:25:34.54 ID:ISUFOHRf.net
※今話においてのみ、発言者「職員」とはみとシーの職員を示す

曜「お疲れ様です、株式会社みかんさんの代表者のかたをお連れしました」

職員「ああ、渡辺さん。ありがとう」

鞠莉「おはようございます。株式会社みかんの代表者、小原と申します」

職員「おはようございます、シーパラダイスの者です。朝からわざわざお呼び立てしてしまって申し訳ありません」

鞠莉「いえ、それは構いませんが…うちの者がなにか、失礼を…」

職員「はい。こちらに」

523 :社長 :2018/06/27(水) 08:29:24.68 ID:AxdF76g4.net
果南「あ、鞠莉じゃん。遅いよ!」プンスコ

鞠莉「…あの、あっちでペンギンの檻に入ってるヒトガタの動物は」

職員「松浦さんです。御社の従業員だと伺ったのですが、」

鞠莉「そうですけど! うちの従業員なんですけど?!」

果南「まーりー。なんかこの中くさいから早く出してよー」ガシャガシャ

ペンギン コツンコツン

果南「いてて。おい、つつくなよ」

鞠莉「ご説明いただけますか?!」

524 :社長 :2018/06/27(水) 08:33:38.70 ID:J1BCt+dC.net
職員「今朝から松浦さんが当水族館へお越しになって、差し入れを下さったんです」

鞠莉「差し入れを?」

職員「はい。聞けば渡辺さんの友人だというので、我々もありがたく頂戴したのですが、そしたら…その…」

職員「食べた者が全員お腹の不調を申し出まして…」

鞠莉「ちなみに、差し入れとは、なにを?」

職員「お刺身でした」

鞠莉「不注意が過ぎるでしょォ! 差し入れたほうも受け取ったほうもね!」

職員「だって渡辺さんの友人が腐ったものを差し入れてくるなんて思わないじゃないですか」

鞠莉「だってじゃないわよ」💢

525 :社長 :2018/06/27(水) 08:35:41.97 ID:5F1u92yt.net
鞠莉「カナァン! 今の話はァ?!」

果南「え? 全部ほんとだよ」

鞠莉「なにしゃあしゃあとしてるのよ! あなたテロリストだとか言われてるんだからね!」

果南「そんなこと言ってもな〜。私は魚であたったことなんて一回もないもん。今日のお刺身だって私も一緒に食べたけどなんともないし」

鞠莉「あなたと人類を同じに語らないで」

526 :社長 :2018/06/27(水) 08:38:01.28 ID:5F1u92yt.net
鞠莉「…あら? 曜」

曜「なに?」

鞠莉「あなたはなんともないのね」

曜「私ほら、お刺身は…」パス!

鞠莉「ああ、そっか」

職員「やっぱり渡辺さんもグルだったのかな…」ジーッ

鞠莉「ちょちょちょォ! なにもかも悪いほうにはたらいてるじゃないの!」

曜「おかげで私は二日間謹慎処分であります!」ゞ

鞠莉「それをすんなり受け入れたあなたにも非があるわよ…」

527 :社長 :2018/06/27(水) 08:46:21.75 ID:5F1u92yt.net
鞠莉「うちの者が不注意でご迷惑をお掛けしたことはお詫び申し上げます。ですが、本人に悪気はなく、どうか寛大な措置を…」

職員「わかりました。今回は運が悪かったのだと思って、どうということにはしません」

鞠莉「ありがとうございます!」

職員「ただ、その…うちの職員が大勢倒れたのは事実でして」

鞠莉「そうですよね…賠償かなにか…」

職員「お金は結構です。それよりも今日の営業自体が立ち行かなくなってしまいますので、何名か御社から人材をお借りできませんか?」

鞠莉「…ワオ」

528 :社長 :2018/06/27(水) 08:47:41.91 ID:5F1u92yt.net
鞠莉「…と、ゆーことでぇ!」

千歌 ドン!

果南 ドン!

善子 ドドン!!

鞠莉「みんなで水族館のお仕事をやっちゃうわよ〜☆」

ちかよし「「ちょっと待てえーーーーいっ!!」」

529 :社長 :2018/06/27(水) 08:49:50.33 ID:5F1u92yt.net
善子「どうして私達が当然のように駆り出されてるのよ!」

鞠莉「しょうがないじゃない。派遣できる人材なんて、うちには果南と梨子しかいないんだもの」

千歌「梨子ちゃんは?! 最優先で声掛けるべしだよね?!」

鞠莉「今日は東京ドームよ」

ちかよし「「あのウグイスめー!!」」

530 :社長 :2018/06/27(水) 08:51:32.49 ID:5F1u92yt.net
千歌「ってゆーかそれを抜きにしたって別にチカ関係ないじゃん!」

鞠莉「監督不行き届き。貴社に派遣中の従業員の不始末は貴社の責任も同義よ」

千歌「くっ、くそう…」

鞠莉「お姉さまとお母さまにも了承は取ってるしね」

千歌「ちくしょーーーーっ!」

531 :社長 :2018/06/27(水) 08:53:41.21 ID:KuIvuFh3.net
善子「私は?! 何度も言うけど鞠莉んとこの従業員じゃないし、今だって呼び出されたからもう帰るんだと思ったら…」

鞠莉「善子」

善子「な、なによ」

鞠莉「悪いとは思ってるわ♡」

善子「理由なきとばっちりだァ!」

果南「まーまー、二人とも。決まったことなんだからぎゃーぎゃー言わずにやろうよ」

ちかよし「「そもそも 果南ちゃん/あなた のせいなんだけど?!」」

532 :社長 :2018/06/27(水) 09:02:10.08 ID:Jn54A5lN.net
今朝はこんなところかな
安価取ってくれたのに独断で申し訳ない、おもらし癖は取り除かせてもらった
しかしみとシー遊びにいっといてよかった

なんか今回安価出せるシーンないような感じがするから、適当に飛ばしとく
今話で入れてほしいシーンとか要素を自由に >>534

533 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 09:11:11.28 ID:1zIOOOj8.net


534 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 09:11:28.18 ID:3pVGsxGK.net
善子、仕事中におもらし

535 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 09:15:07.11 ID:FeS9VhPr.net
千歌ちゃんがプールに落下して濡れぬれひろう

536 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 12:11:09.56 ID:MxQgetPb.net


537 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 14:52:00.84 ID:JCRf2ayo.net
>>535
これ

538 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 15:16:23.82 ID:I0EJm+qt.net
>>535
スケスケえっろで頼む

539 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 15:40:24.54 ID:f60FQt2N.net
>>534
しつこいぞ

540 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 17:38:01.51 ID:VhcLD0wc.net


541 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 17:52:39.70 ID:8PJSL2Ts.net
>>534採用するなら切る
荒らしの増長招くのも荒らし

542 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 18:02:11.50 ID:xhLjF6kS.net
そろそろおもらしをNGワードに入れるか

543 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 18:57:27.37 ID:M9QkrILQ.net
果南ちゃんが刺身を差し入れて集団食あたりて...
営業における評判もやばくなるな
経営がますます心配になる

544 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 19:37:16.13 ID:TzVyjaDb.net


545 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 20:46:39.77 ID:1YDXM45/.net


546 :名無しで叶える物語:2018/06/27(水) 21:51:23.48 ID:AbPX+8zV.net
真面目にこの話続けば続く程
経営がやばくなるんでね?

547 :社長 :2018/06/27(水) 22:23:51.12 ID:j2lxh+5G.net
ははは…みんな困らせてくれるなー…
それが安価ssだ、ってところかな
今日は更新できない すまん
明日の日中細々と更新しとくから

548 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 00:16:24.16 ID:+DPUODAs.net


549 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 00:37:18.21 ID:auSsbQhM.net
スレ立てした者だけどここまで伸びてるとは思わなんだ…内容も面白いしありがたい。るびまるはどんな仕事してるんだろう

550 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 02:07:26.69 ID:Hl6cx2iQ.net
まあ伸びてるのは茸のせいなんだけどな
本当に茸って最悪だわ

551 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 08:27:23.26 ID:SK6L+Ys+.net


552 :社長 :2018/06/28(木) 09:34:17.61 ID:AdXhV/MB.net
鞠莉「いいじゃない、みんなでなにかやるなんて最近じゃ滅多にないんだから。あの頃を思い出して、楽しくやろうよ。…ね、お願い」

善子「…ちぇっ。わかったわよ、やるわよ」

千歌「鞠莉ちゃんにそこまで言われちゃあね」

果南「水族館の手伝いなんて、それこそ高校生の頃みたいだよね。ところで、私達はなにをすればいいのかなん?」

曜「今回食あたりになっちゃったのは、みんな私が所属するアシカ・イルカ部の人だから…」

果南「と、いうことは」

曜「うん」

553 :社長 :2018/06/28(木) 09:35:37.32 ID:AdXhV/MB.net
鞠莉「みんなでサワガニ水槽のお掃除よ〜!」

ちかなんよし「「「なんでやねん!!」」」

554 :社長 :2018/06/28(木) 09:37:20.90 ID:AdXhV/MB.net
果南「アシカ・イルカ部の人達の代わりで働くんだよね?!」

曜「そうだよ」

善子「アシカ・イルカ部の人達ってアシカショーとかイルカショーとかやるんじゃないの?!」

曜「そうだよ」

千歌「アシカ・イルカ部の人達の職掌範囲にはサワガニ水槽のお掃除が」

曜「含まれないよ」

ちかなんよし「「「なんっっっでやねん!!!!」」」

555 :社長 :2018/06/28(木) 09:39:33.67 ID:AdXhV/MB.net
千歌「アシカとイルカのお世話、お部屋の掃除、躾から始まり今話最大の見せ場として最後にはみんはでアシカショーとイルカショーやるパターンのやつだろ、これェ!」

曜「あはは、やだなー。今日っ限りのド素人にショーなんて任せるわけないじゃん」

果南「正論すぎてぐうの音も出ないや」

556 :社長 :2018/06/28(木) 09:46:54.95 ID:AdXhV/MB.net
曜「私は昨年度までイズリバの維持管理やってたから、こっちでみんなの指揮を取って、アシカ・イルカのほうは前任者にお願いしてあるよ」

曜「ショーの時間はこっそり観にいっちゃおうね」

善子「それは楽しみだけどぉ…」

千歌「想像した展開となんか違う…」

曜「あと、微妙にマリンパークと記憶がごっちゃになってるから、描写が変でも気にしないでね」

善子「は、はあ…描写?」

千歌「なんでここで働いてるよーちゃんがマリンパークとごっちゃになるの…」

557 :社長 :2018/06/28(木) 09:49:41.05 ID:AdXhV/MB.net
果南「っていうか、曜。謹慎処分じゃないの? 仕事場うろついてていいわけ?」

曜「わーお。果南ちゃんに指摘されるとだいぶ腹立つねこれ」

曜「誰かが指揮しないと、鞠莉ちゃん達なにすればいいかわかんないでしょ。これ以上人員は割けないから、私が対応してるんだよ」

果南「なんだ。謹慎処分解けたんだね、よかった」

曜「いや解けてないよ。明日から二日間にずれただけ」

善子「果南さんは不問なのに…」

558 :社長 :2018/06/28(木) 09:51:24.13 ID:AdXhV/MB.net
鞠莉「さ〜て、お喋りはそのくらいにして始めるわよー!」パンパン

みんな「は〜い」

559 :社長 :2018/06/28(木) 09:57:02.35 ID:AdXhV/MB.net
鞠莉「みんなでサワガニ水槽のお掃除すればいいの?」

曜「んー…と思ったけど、五人がかりでやるもんじゃないからね。手分けしてイズリバの水槽やっちゃおうか」

曜「鞠莉ちゃんはサワガニ水槽を私と、ちかちゃんと果南ちゃんはそっち側から、善子ちゃんはそっち側から」

曜「水槽のコ達の邪魔をしないように、ささっと壁面を拭くのと、水草が枯れたり腐ったりしてるのがないか確認してもらって、あったらメモしといて最後に教えて。水槽の外側にお魚の数も書いてあるけど、数えるの難しいだろうからそれは無視していいや。それと…」

千歌「あわわわわ」

果南「あわわわわ」

560 :社長 :2018/06/28(木) 10:01:18.62 ID:AdXhV/MB.net
曜「…って感じで! 営業開始まで時間あんまりないけど頑張ろうね! それじゃ始めよっ!」

千歌「水草が枯れてたらメモするのとお魚数えるのと…」ブツブツ

果南「や、チカ。魚は数えなくていいんだって。それより水温の確認とエアポンプの確認と、」アワアワ

善子「じゃ、私こっちから始めてるわよ」スタスタ

曜「おっ、さすが善子ちゃん。手際よさそうだな〜」

鞠莉「……そうねえ」

561 :社長 :2018/06/28(木) 10:09:43.08 ID:AdXhV/MB.net
千歌「ぎゃわー! 果南ちゃん果南ちゃん魚に手つっつかれたー!」

果南「大丈夫! 私なんかさっきペンギンにつつかれまくったから!」

千歌「えっ…それはほんとに大丈夫なの…」

果南「皮膚に穴あいたけどもう治ったよ」ホラ

千歌「ほらじゃなくて」

562 :社長 :2018/06/28(木) 10:14:25.41 ID:AdXhV/MB.net
鞠莉「カニってこんな小っちゃいのもいるのね〜」

曜「あはは。鞠莉ちゃんがカニって言うと、ズワイガニとかアブラガニとかのほうだよね」

鞠莉「ウン。こんなに小さいんじゃ、何匹食べてもお腹いっぱいにならないわね」

曜「サワガニは食べないかなあ」

鞠莉「かき揚げにすればいいかも?」

曜「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん、これマジね。サワガニは食べないからね」

563 :社長 :2018/06/28(木) 10:16:04.53 ID:AdXhV/MB.net
善子 ゴシゴシ

善子「…水温よし、エアポンプよし、水草よし」

善子「………」チラッ


ちかなん キャーキャー

ようまり アハハ


善子「…ふーっ」

善子 ゴシゴシ…

564 :社長 :2018/06/28(木) 10:20:21.27 ID:AdXhV/MB.net
曜「よーっし、オッケーかな!」

千歌「ふえ〜〜、なんか疲れたあ…」

果南「チカは普段から大浴場とか掃除してるんじゃないの?」

千歌「なんかこう、普段使うのとは違う部分をいっぱい使った感じで疲れたの!」

曜「細かいし数も多いからね。そうだ、なにか気になる水槽があった人はいない?」

鞠莉「私は曜と一緒だったから」

善子「…私も別に」

果南「四番水槽だっけ、コケが剥がれてぷかぷか浮いてたよ」

曜「四番…あー、あのコか。たまにやるんだよね。ありがとう果南ちゃん、確認しとく」

565 :社長 :2018/06/28(木) 10:28:26.60 ID:AdXhV/MB.net
曜「なんとか営業開始には間に合ったね。さすが元Aqoursのみんな、チームワークは抜群であります!」ゞ

千歌「それじゃ帰って寝よっか〜」

曜「冗談は善子さんだよ、ちかちゃん」ガシッ

善子「ヨハネ。違うけど」

曜「お次は裏方の仕事に移るよ!」

566 :社長 :2018/06/28(木) 10:30:35.07 ID:AdXhV/MB.net
曜「ここではお魚を捌きます」

千歌「おひるごはんっ!」

曜「違うけど、そうだね。いきものにあげる餌の用意をするんだよ」

善子「こんなことまでするのね」

果南「お客さんとして来てると知らないことばっかりだね」

567 :社長 :2018/06/28(木) 10:34:12.85 ID:AdXhV/MB.net
曜「魚ごとの捌きかたとそれをあげる相手、分量はここにメモがあるから。捌いて、それぞれのごはんバケツに入れておいてくれればいいかな」

曜「ちかちゃんと果南ちゃん、お願いできる?」

果南「任せて。魚を捌くのなんて朝飯前だよ」

千歌「チカもー! お魚なら毎日料理してるからねー」

果南「よーし、どっちが早くできるか勝負しよっか」

千歌「望むところだー!」

曜「あはは…まあ、任せても平気かな…」

568 :社長 :2018/06/28(木) 10:44:16.04 ID:AdXhV/MB.net
曜「じゃあ、終わったらインカム飛ばしてくれる? 果南ちゃんには給餌を手伝ってほしいからさ」

果南「おっけ〜い」

千歌「きゅーじってなに?」

果南「そんなん決まってるじゃん。炎天下で白球を追う男子高校生が…」

曜「じゃ、鞠莉ちゃんと善子ちゃんはこっち」

果南「おーい、せめてつっこんでいけー。そういうとこあるぞ渡辺ー」

569 :社長 :2018/06/28(木) 10:53:33.43 ID:AdXhV/MB.net
曜「二人にはここでプレートを作ってほしいんだ」

鞠莉「お魚のネームプレートみたいなの?」

曜「そうそう。ちょっと古くなってきたから取り替えようってことになったんだけど、そしたらみんな張り切りだしちゃって…細かいとこまで凝るから進まなくってさ。いい機会だから、ちゃっちゃと済ませちゃってほしいんだ」

善子「鞠莉もこういうの割と凝り性よ」

曜「えー、それは困るな〜」

鞠莉「ダイジョーブよ! お仕事にオーバースペックは禁物だってば!」

曜「ま、全部終わらせる必要なんかないからね。これとか見本にいいかな。作るプレートの一覧があるから、完成したらあそこの箱に入れるのと、チェック付けといてくれる?」

鞠莉「オッケー♪」

570 :社長 :2018/06/28(木) 10:55:55.23 ID:AdXhV/MB.net
インカム『渡辺さん。クラゲのほう少し見にいってもらっていい?』

渡辺さん「はい、わかりました。すぐ向かいます」

曜「じゃ、ちょっと外すね。わかんないとこあったらインカム飛ばすか、後回しにしといて後で聞いて!」タタタ…

鞠莉「はいは〜い」

善子 モクモク…

鞠莉「取り掛かるの早」

571 :社長 :2018/06/28(木) 10:57:41.45 ID:AdXhV/MB.net
鞠莉「写真あるけど、」ペラペラ

鞠莉「みんな同じに見えるわねー」

善子「そーね」モクモク

鞠莉「ほら見て、このコとこのコなんか瓜二つよ! 曜達よく見分けがつくものね」

善子「そーね」モクモク

鞠莉「…」

572 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 10:59:06.83 ID:aQ70xhPn.net


573 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 11:00:24.66 ID:+DPUODAs.net
えっサワガニ食べれるでしょ!?

574 :社長 :2018/06/28(木) 11:01:13.67 ID:AdXhV/MB.net
善子「それにしても、調理場もこっちも任せっきりにして離れちゃうなんて、随分と信頼されたものね」モクモク

鞠莉「そりゃそーよ。みんなで奇跡を成し遂げた仲間なんですもの。これで信頼されてなかったらマリーかなりショックよ」

善子「プライベートはそうかもしんないけど、仕事になると話は変わるでしょうに」モクモク

鞠莉「…」

善子 モクモク…

善子「完成」ポイッ

575 :社長 :2018/06/28(木) 11:04:18.44 ID:AdXhV/MB.net
ほんとだ サワガニ食べれるみたい
すまん、思い込みで書いちゃった
鞠莉があまりにも真剣にサワガニ見つめながら言うもんだから、「このコ達は食べないからね?!」って雰囲気だったことにしといて。
素揚げで美味しいんだってさ

576 :社長 :2018/06/28(木) 11:08:54.41 ID:AdXhV/MB.net
鞠莉「善子、水槽の点検ヘーキだった?」

善子「平気ってなに。なにも問題なかったと思うけど」モクモク

鞠莉「そう。どんな風に点検した?」

善子「どうって、曜が言ったようによ。水草、水温、…あとなんだっけ、忘れた」モクモク

鞠莉「果南と千歌は二人がかり、善子は一人だったけど、随分速かったわね」

善子「そうかしら」モクモク

鞠莉「水槽いくつ点検した?」

善子「覚えてないわよ、そんなの」モクモク

鞠莉「…そう」

善子「ええ」モクモク

577 :社長 :2018/06/28(木) 11:15:30.84 ID:AdXhV/MB.net
インカム果南『曜〜、魚おおかた捌き終えたよ〜』

曜「おっ、ありがとう! すぐそっち向かうね」

578 :社長 :2018/06/28(木) 11:16:42.60 ID:AdXhV/MB.net
曜「それじゃ、これから果南ちゃんと給餌を始めたいと思います!」ゞ

千歌「えさやり!」

曜「真相を掴んだか、ちかちゃん」

千歌「つかんだ!」

579 :社長 :2018/06/28(木) 11:18:47.81 ID:AdXhV/MB.net
曜「今さらながらの確認だけど、果南ちゃん潜水士持ってるよね?」

果南「持ってるよ。高校を出てから取った」

曜「よし。いきものにエサあげるには潜水士がないといけないからね」

果南「へー。じゃ、曜も持ってるんだ?」

曜「うん! 専門学校で取ったのであります!」

580 :社長 :2018/06/28(木) 11:20:42.41 ID:AdXhV/MB.net
曜「ウェットスーツ着て、ボンベ背負って、えさバケツつけて…よし!」

果南「よし!」

千歌「うわ〜、すごいすごい! ダイバーみたい!」

曜「ダイバーだよ」

581 :社長 :2018/06/28(木) 11:21:47.55 ID:AdXhV/MB.net
みとシーに大水槽はなかったような気がするけど…まあいいよね
あることにしといて

582 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 11:23:45.71 ID:wdqG57WN.net
細かいことは気にするな

583 :社長 :2018/06/28(木) 11:27:09.49 ID:AdXhV/MB.net
曜「それじゃ、水槽に行ってくるね。ヨーソロー!」ピョン ドボン

果南「ちょっくら行ってくるよ。覗き込んで顔に水浴びないようにね」ピョン ドボン

千歌「いってらっしゃ〜い! いいなー、チカも潜水士持ってればな〜」

584 :社長 :2018/06/28(木) 11:29:48.31 ID:AdXhV/MB.net
給餌中

曜(よーしよし、みんなにごはんあげるの久し振りだね〜)

果南(うわ、みんな曜のほうに集まっていってる)

曜(しばらく給餌してたからね。みんな意外と覚えててくれるものだよ)

果南(へー。うわっとと、なんだこいつめっちゃ押してくる!)

曜(あはは、引っ張ってきたりするコもいるからね。危ないと思ったら一回浮上してね)

果南(はいよ〜)

585 :社長 :2018/06/28(木) 11:32:16.60 ID:AdXhV/MB.net
曜(どのコにどれをどのくらいあげるか、わかる?)

果南(一応メモ読んだから、だいたいはね)

曜(さすが。最初はどのコがどの種類かわかんないって場合が多いんだけど、海の子だもんね果南ちゃん)

果南(まあね〜。この辺で見る魚が多いし)

曜(そういうコンセプトの水槽だからね)

586 :社長 :2018/06/28(木) 11:34:57.67 ID:AdXhV/MB.net
曜(…ほら果南ちゃん、水槽の外見てみて)

果南(ん?)

客 手フリフリ

果南(あっ、そっか…お客さんが見てるんだ)

曜(水族館だからね。だから、余裕があればお客さん向けのパフォーマンスも意識できるといいかも)

果南(お客さん向けのパフォーマンスか…)

曜(私はいつもみんなと並んで端から端まで泳いだりしてたよ。久し振りにやろうかな〜)

587 :社長 :2018/06/28(木) 11:37:11.78 ID:AdXhV/MB.net
果南(いくぞーっ、よーーーいドン!) ドン!

スイーーーーーーーーーッ

スイーーーーーーーーーッ

客 オオオオオオオッ

曜(競泳…だと)

曜(しかもわずかに果南ちゃんのほうが速い…だと…) センリツ

588 :社長 :2018/06/28(木) 11:40:36.37 ID:AdXhV/MB.net
曜(全員にあげたかな)

果南(私は五匹にあげたよ)

曜(私は七匹だから、うん。これでみんなだ)

曜(ありがとう果南ちゃん。随分早く終わっちゃった)

果南(チカが飽きちゃってるかもしれないから、早く浮上してやらないとね)

曜(いやー、飽きてないみたいだよ) ウエウエ

果南(…はは、ほんとだ)


千歌「うわー、二人ともすごーい…人魚みたい」目キラキラ

589 :社長 :2018/06/28(木) 11:41:01.07 ID:AdXhV/MB.net
果南(あんなに覗き込んで…子どもみたいだなあ)

曜(ちかちゃんはいくつになってもあのままでいてほしいよね)

果南(そうだね。…って、あ)


千歌 ツルッ


曜(あ)


千歌 ドボン

590 :社長 :2018/06/28(木) 11:43:57.01 ID:AdXhV/MB.net
千歌「ーーーーー?!」ゴボゴボ

果南(あーあ、言わんこっちゃない)

曜(泳げるから大丈夫だと思うけど、水が目に入ったり飲んじゃったりしたらまずいね) スイー ガシッ

曜(ちかちゃん、平気?)

千歌 コクコクコク

果南(…って、なんで水中ゴーグル着けてんのさ。顔つけて覗いてたな?)

千歌 エヘヘ…

曜(息が続くなら、少しだけこのまま泳いであげよっか)

千歌 コクコクコクッ!

591 :社長 :2018/06/28(木) 11:46:08.23 ID:AdXhV/MB.net
曜(どう? これが海の中の世界だよ)

千歌 パァァァ…

果南(付け加えると、内浦周りの海の世界、だね)

千歌 ジタバタジタバタ

曜(なに? どうしたの?)

果南(テンション上がって興奮してるだけだと思うよ)

曜(そっか)

千歌 ワクワク

客 ドヨ…ドヨ…

ようかな((ん?))

592 :社長 :2018/06/28(木) 11:47:42.88 ID:AdXhV/MB.net
客 指差し

客 スマホ スッ カシャー

客 ザワザワ

曜(なんだか珍しがられてるね。まあ、滅多にこんな格好で水槽の中にいる人なんかいないだろうけど)

果南(そうだね………ああ、なるほど)

曜(なに?)

593 :社長 :2018/06/28(木) 11:48:40.58 ID:AdXhV/MB.net
果南(いや、たぶんさ)

果南(チカはウェットスーツ着てないからだと思うよ)

曜(珍しいってことだよね?)

果南(ううん)


果南(服が透けてるからだと思う)

594 :社長 :2018/06/28(木) 11:49:13.64 ID:AdXhV/MB.net
千歌「ーーーーーーーーーーーーーーーっっっ??!!」

595 :社長 :2018/06/28(木) 11:52:01.24 ID:AdXhV/MB.net
ザバーッ

千歌「はあっ…はあっ…はあっ…」ビッショリ

プハッ

曜「ちかちゃん、大丈夫? 深呼吸しなね」

果南「いやー、いい経験になったな〜。水族館の職員って悪くないね。十千万終わったらここに来たいくらいだよ」

曜「派遣さんに給餌してもらうかは怪しいけどね」アハハ

曜「それじゃ、シャワー浴びたらお昼ご飯にしよっか」

果南「おっ、待ってました」


千歌「ちょっと待てえい!!」

596 :社長 :2018/06/28(木) 11:54:46.98 ID:AdXhV/MB.net
千歌「チカっ、服、いや下着とかっ、みんなに、少しはっ気遣いの言葉をっ」ハアハア

果南「まだあんまり勢いよく喋らないほうがいいんじゃない?」

千歌「これが喋らずにいられないよ! 見てよこれ! ずぶ濡れでスッケスケなんだよ!」スケーッ

曜「うんいやあ実にエロい」ウンウン

果南「本能で眼福って言葉の意味を悟ったよエロい」ウンウン

千歌「堪能してるんじゃないよ!!」ササッ

曜「隠すなー!」果南「隠すなー!」

千歌「うるさいな!!」

597 :社長 :2018/06/28(木) 11:57:15.30 ID:AdXhV/MB.net
千歌「めっちゃ写真とか撮られてたよ! 個人のSDカードに永久保存されると共にSNSにアップされてゆくゆくはエロコラとか作られちゃうじゃん!」

曜「コラにしなくてもたぶんそのままでぐうエロい」

千歌「より問題ィィィ! まだコラのほうがマシなんだけど!」

果南「そんなこと言ったって、もう私達にはどうしようもないじゃん。まさかお客さん一人ひとりのスマホ借りて削除していくわけにはいかないし」

千歌「んんんっっっぐあああああああッッ!!」ガーーーッ

598 :社長 :2018/06/28(木) 12:00:03.26 ID:AdXhV/MB.net
曜「まあまあ、ちかちゃん。お昼私が美味しいもの作るから機嫌直しなよ」

千歌「よーちゃん自分事だったらそれで立ち直れるの…」グッタリ

曜「私は無理」

果南「私も無理」

曜「私達だってつらいんだよ。ちかちゃんのあられもない姿がたくさんの人の目に触れるなんて」

果南「チカのあられもない姿でたくさんの人が」

千歌「それ以上はやめろ」

599 :社長 :2018/06/28(木) 12:00:52.35 ID:AdXhV/MB.net
シャワーなう! シャワーなう!

………

シャワーわず! シャワーわず!

600 :社長 :2018/06/28(木) 12:04:18.30 ID:AdXhV/MB.net
曜「さーてお待ちかね! 曜ちゃん特性ランチの時間だよー!」

果南「よっ、待ってました〜!」

曜「入社一年生はお昼ご飯係だからね、私の料理スキルも格段にアップしてるよー!」

果南「楽しみだなあ」

千歌 ズゥゥゥゥン…

善子「なにあれあの人どうしたの」

鞠莉「さあ…」

善子「一番テンション上がりそうなのに」

鞠莉「ね…」

601 :社長 :2018/06/28(木) 12:05:01.34 ID:AdXhV/MB.net
Wi-Fiの工事来るから少し更新とまる

曜ちゃんが作ってくれたランチ >>603

602 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 12:16:41.42 ID:kDqmJTmv.net
懐かしのヨキソバ

603 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 12:16:58.68 ID:ZNXWNBC5.net
>>602

604 :名無しで叶える物語:2018/06/28(木) 21:05:13.47 ID:4iOgjG8H.net


605 :社長 :2018/06/28(木) 23:39:33.00 ID:r2BwfCmh.net
曜「ほいっ、お待たせ!」コト

果南「こ…これは、懐かしの!」

鞠莉「ヨキソバね! long time no see!」

善子 ウズッ

果南「善子?」

善子「曜、ちょっと調理場借りるわよーー」

鞠莉「こら善子!」グイ

善子「ぐえっ」

鞠莉「堕天使の涙作る気でしょ! メッよ!」

善子「な…なによ! こんなん見せられたら我慢できなくなるでしょ!」

鞠莉「マリーだってシャイ煮作りたいの我慢してるんだからダーメー!」

ギャーギャー

果南「いただきまーす」

曜「なんでもいいけど冷めるよー」

606 :社長 :2018/06/28(木) 23:41:46.69 ID:r2BwfCmh.net
千歌「ヨキソバ…これ、ヨキソバだあ…」フラ…

曜「ち、ちかちゃん?」

千歌「あの頃に…あの頃に戻りたい…」ポロポロ

果南「ちっ、チカ?!」アセ

千歌「誰もチカの下着なんか見たことのなかったあの頃に…戻りたいよぉ…」ウエッウエッ

曜(私は見たことあったけど黙っとこう) モグモグ

果南(その頃から割と見たことあったけど黙っとこう) モグモグ

607 :社長 :2018/06/28(木) 23:43:57.25 ID:r2BwfCmh.net
食後

果南「いやー、食べた食べた」

鞠莉「so delicious だったねー」

曜「あはは。そう言ってもらえると作ったかいがあるよ」カチャカチャ

善子「皿洗いくらいやるわよ。どいて」

曜「お、ありがとう善子ちゃん」

608 :社長 :2018/06/28(木) 23:44:52.96 ID:r2BwfCmh.net
鞠莉「ちかっち立ち直った?」

千歌 キッ

鞠莉 ビクッ

果南「しばらくその話はしないほうがいいと思うよ」

鞠莉「怖いよ〜…」

609 :社長 :2018/06/28(木) 23:47:21.47 ID:r2BwfCmh.net
曜「それじゃ、あと30分くらいは休憩ね。午後はいそあそびーちのほうを見にいくのと、ショーも観ようね」

千歌「チカ寝るー。つかれたぁ〜」グテ

善子「私も寝る〜」グテ

果南「もー、だらしないなあ」

鞠莉「こんなメンバーでいるんだもの。ちょっと甘え癖が顔を出しちゃうのもわかるけどね」

果南「ま、そうだね」

610 :社長 :2018/06/28(木) 23:50:55.06 ID:r2BwfCmh.net
千歌「善子ちゃ〜〜ん」ノソノソ

善子「ちょっとリーダー頭乗せないで〜」ウーン…

千歌「善子ちゃんの腕枕ちょーどいい高さで…」スピー

善子「そのまま寝ないでよ…」スピー

611 :社長 :2018/06/28(木) 23:54:29.04 ID:r2BwfCmh.net
鞠莉「果南は疲れてないのね」

果南「疲れてなくはないけど。掃除も料理も潜るのも日頃やってることと大差ないし」

果南「鞠莉のほうこそ意外。いっつも事務所で座ってるだけでしょ」

鞠莉「失敬ね! ちゃんとダイヤにしごかれて書類作成とかしてるもの!」

果南「私っていつまで十千万にいるの?」

鞠莉「もう辞めたいの?」

果南「ううん、別に。どうなってるのかなーって思っただけだよ」

鞠莉「まあ…ちかっちに免許皆伝されるまででしょうねえ」

果南「免許皆伝とかあるのか〜」


※時系列としては、しいたけマスターになる前

612 :社長 :2018/06/28(木) 23:57:42.79 ID:r2BwfCmh.net
鞠莉「曜はお昼休みなにして過ごすの?」

曜「んー、なんだろ。ごはん食べた後は、音楽聴いたりとかかな。これといってなにもしないよ」

鞠莉「寝ないんなら、久し振りにお話ししましょ。三人で」

曜「おっ、いいね! みんなのこととか聞きたい」

鞠莉「それじゃまずはダイヤの近況報告から…」

曜「えー? 鞠莉ちゃん自身のじゃないんだー」

果南「私も聞いときたいな〜」

ワイワイ…

613 :社長 :2018/06/29(金) 00:02:34.74 ID:k/d/F0wY.net
鞠莉「起きなさーーーーい! 朝よーーーー!」

果南「昼だよ」

千歌「んが…もう働きたくない…」ムニャ

善子「んん…二度と働きたくない…」ムニャ

果南「なにこのぐずりまくりの生き物」

614 :社長 :2018/06/29(金) 00:09:35.73 ID:k/d/F0wY.net
曜「ほら二人とも、アシカとイルカのショーが待ってるよー」

千歌「アシカショー!」パチッ

千歌「うう〜〜ん…まだ寝てたいけど、起きなきゃなー」ノビー

曜「おっ…さすが、言ってもいい感じに社会人だね」

善子「イルカショーは録画しといて…」ゴロン

曜「おお…こっちはいい感じに自堕落だね…」

鞠莉「起きなさい!」スパン!

善子「ぎにゃっ?!」

果南(善子には割とスパルタなんだよなー)

615 :社長 :2018/06/29(金) 00:29:02.83 ID:k/d/F0wY.net
短いけどここまで
夜が明けたらまた更新する
プライベートの大きな部分がこいつの更新に呑まれていくぜ…

616 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 00:29:17.75 ID:qRHOGL12.net
乙乙

617 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 00:47:18.84 ID:KVwatopm.net
>>615
楽しいやろ?

618 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 02:22:56.17 ID:jOpChB1N.net
乙ー

619 :社長 :2018/06/29(金) 08:01:49.54 ID:bozfLTgv.net
>>617
おはよう
楽しい

620 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 08:06:20.33 ID:r3q9rKw5.net


621 :社長 :2018/06/29(金) 08:06:51.88 ID:bozfLTgv.net
曜「じゃ、早速いそあそびーちに行こうか」

鞠莉「what's that?」

千歌「えっ?! 鞠莉ちゃんいそあそびーち知らないの?!」

果南「この内浦に住んでて?!」

鞠莉「え…そんなに有名なものなの…」

千歌「知らないの鞠莉ちゃんくらいだよ!」

曜「そこまで大げさなものではないと思う」

622 :社長 :2018/06/29(金) 08:08:54.86 ID:bozfLTgv.net
曜「簡単に言うと、おさわりプールだよ。行ってみたほうが早いかな」

鞠莉「おさわりプール…なんだか年齢対象のありそうな響きね…」ゴクッ

果南「ねーよ。水族館だって言ってんだろ。ゴクッじゃねーよ」

善子「ピンク色の雰囲気に厳しいわね…」

千歌「チカのときもそれくらいの厳しさで未然に防いでほしかった…」

623 :社長 :2018/06/29(金) 08:11:42.53 ID:bozfLTgv.net
いそあそび〜ち
※浅いプールに魚が放ってあって、人が入ることもでき、魚を追い回したりして遊ぶプール。水が冷たい。

曜「ここがいそあそびーちだよ!」

鞠莉「wao! fantastic!」

千歌「ブンシャカラカ ブンシャカラカ」

果南「wao…fantastic べ」

善子「やめなさい」

624 :社長 :2018/06/29(金) 08:17:17.83 ID:bozfLTgv.net
曜「お昼過ぎになると子ども達の利用率がぐんと増えるからね。転んで怪我したり、魚にイタズラしたり、そういうことがないように職員がつくんだ」

果南「んじゃ、私達もここで見張ってればいいのね」

曜「見張るって言うとちょっと堅いな〜。休憩の延長とまで言わないけど、危ないことが起こらないように見ててくれればいいよ」

果南「ん、りょーかい」

善子「五人もいる? ここ」

曜「はは…善子ちゃんは目のつけどころがパナだなー」

善子「配慮が意味不明を招いてるわよ」

625 :社長 :2018/06/29(金) 08:18:19.91 ID:bozfLTgv.net
曜「じゃ、善子ちゃんともう一人は向こうに行こう」

鞠莉「マリーはここ! ここから動かないわよ!」バシャ

果南「なに既にプール入ってんのさ」

鞠莉「冷たくて気持ちイイわ♪」

果南「聞けよ」

曜「あはは…じゃあ鞠莉ちゃんと果南ちゃんに任せるよ。ちかちゃん、こっちいい?」

千歌「うん。みとしーの森でしょ?」

曜「さすが超地元っ子、お察しの通りだよ」

626 :社長 :2018/06/29(金) 08:20:32.64 ID:bozfLTgv.net
みとしーの森
※カワウソとフクロウがいる休憩所

曜「休憩所じゃないから」💢

千歌「えっ、なにが」

曜「ごめん、なんでもない」

善子「今日の曜さんはたまに不気味ね」

627 :社長 :2018/06/29(金) 08:24:58.62 ID:bozfLTgv.net
善子「ーーって、うわー! ふ…フクロウよ! フクロウがいるわよ! 白いの!!」

曜「食い付いたぞ」

善子「きれい…かわいい…しんぴてき…まほうのせかい…ヘドウィグ…」

曜「おい。メガネイナズマのペットじゃないよ」

千歌「チカはカワウソちゃんがお気に入りなの〜」ヤッホー

カワウソ キュー…

千歌「今日も可愛いね♡」

628 :社長 :2018/06/29(金) 08:29:36.77 ID:B1g3K2rl.net
善子「で? 私達はヘドウィグと遊んでればいいの?」

曜「ヘドウィグじゃないってば」

曜「お客さん向けにエサやり体験をやってるから、まあ見といてもらえばいいよ」

千歌「エサやりならチカできるよ」

曜「へ?」

千歌「300円預かって、ここからエサ出して、この窓からあげてもらう…でしょ」

曜「おお…完璧じゃん」

千歌「えへへ〜…だってお小遣い貰うたびにエサやりに来てたもん」

曜「さすがだね!」

629 :社長 :2018/06/29(金) 08:32:52.33 ID:B1g3K2rl.net
曜「じゃあカワウソはちかちゃんにお願いしよっかな。私がフクロウ担当するから」

千歌「はーい!」

善子「私は? 私はなにすればいいの? 見てるだけなの?」

曜「う〜ん…フクロウと接するのは慣れてないと危険も伴うしなー……あ、そうだ」

曜「じゃそこの記念写真の撮影スポットで撮る役やってあげてよ」

善子「私だけ人間のお世話じゃないのよ!」

千歌「口が過ぎるよ接客業の場で」

善子「ごめんつい」

630 :社長 :2018/06/29(金) 08:37:01.19 ID:MgoHyWRV.net
曜「あはは、冗談だよ。私がフクロウの担当するから、善子ちゃんはその補佐をーー」

インカム『渡辺さん! 渡辺さん、取れる?!』

渡辺さん「は、はい? みとしーの森、渡辺です…どうかしましたか?」

インカム『すぐにイズリバまで来てちょうだい! 十二番水槽!』

渡辺さん「は、はい…わかりました。すぐに行きます」

千歌「よーちゃん?」

曜「わかんない、なんかトラブルかも。ちょっとここ離れるね」

善子「フクロウは?✨」

曜「一人では扱わせられない!」タタタ…

善子「…ちぇー」

千歌「仕方ないよ。一緒にカワウソやろ?」

善子「うん」

631 :社長 :2018/06/29(金) 08:39:09.54 ID:MgoHyWRV.net
子ども「おねーちゃん! 魚そっちに行った!」

鞠莉「よーし、マリーが捕まえちゃうわよ〜☆」

果南「鞠莉が一番楽しそうなんだけど…ん?」

曜 タタタ…

果南(なんかあったのかな?)

632 :社長 :2018/06/29(金) 08:40:17.80 ID:MgoHyWRV.net
イズリバ

曜「先輩!」

職員「あっ、渡辺さん!」

曜「どうかしましたか? 十二番水槽って…」

職員「見てもらったほうが早いかな。これ」

曜「………えっ…」

633 :社長 :2018/06/29(金) 08:43:25.76 ID:MgoHyWRV.net
曜「鞠莉ちゃん、ちょっといい? 事務所まで」

鞠莉「え? いいけど」ビショビショ

善子「…」

曜「果南ちゃん、ここ一人で頼める?」

果南「…うん、平気だよ」

曜「みとしーの森はちかちゃんに頼んであるから。なにかあったらインカム飛ばして」

果南「わかった」

曜「ごめんね。こっちに」

鞠莉「うん…」

634 :社長 :2018/06/29(金) 08:46:07.15 ID:MgoHyWRV.net
事務所

曜「遅くなりました」ガチャ

職員「ああ、ありがとう。…すみません、少しお話を伺いたくて。そちらに」

鞠莉「はい…失礼します。…善子も」スッ

善子 スッ

鞠莉「なにか?」

曜「先輩、私から」

職員「うん。それじゃ、お願いする」

曜「あのね、鞠莉ちゃん。善子ちゃん…」

635 :社長 :2018/06/29(金) 08:51:23.07 ID:2ygLhvI/.net
鞠莉「水槽のお魚がみんな死んじゃってる…?!」

曜「十二番の水槽に入ってたコ達がね」

曜「どうやら、水槽に異物が混入してたみたいで…水質がすごく酷くなってて、」

鞠莉「………それは so bad ね」

曜「うん、それで、」タジ…

鞠莉「それで? どうしてマリー達が呼ばれるの?」

曜「………」

職員「…本日、朝から皆さんには代理で館内運営を手伝っていただいていますね」

鞠莉「ええ」

636 :社長 :2018/06/29(金) 08:52:17.58 ID:2ygLhvI/.net
職員「その立場からして失礼を申し上げるのは重々承知なのですが、」

職員「今朝、イズリバの水槽点検は皆さんに手伝っていただいた、とか」

鞠莉「はい。曜と、私達とで………って、まさか…」

曜「………」

職員「十二番水槽の点検をしてくださったのは、津島さんだそうですね」


善子「っっ!!」

637 :社長 :2018/06/29(金) 08:58:26.53 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「待ってよ! 私達が、善子がなにかしたって疑ってるの?!」ガタッ

曜「お、落ち着いて鞠莉ちゃん。そういうわけじゃ…」

曜「でも、昨日の宿直報告では異常なしだったんだ。担当したのもすごくベテランの人で、あんなにはっきりした異常を見落とすとは思えない」

曜「十二番に異常が起こったのは、だから、昨日の宿直が終わってからさっき異常が見付かるまでの間ってことに…なる、から…」

鞠莉「…おんなじよ。つまり結局は善子がなにかやったんだって言いたいんでしょ?!」

善子「………っ」

職員「直接なにかをなさったとまで言っているわけではありません。ですが、もしかしたら、今朝の点検時点で異常があったのを見落とされた可能性はあるかもしれない、と…」

鞠莉「……!」

638 :社長 :2018/06/29(金) 08:59:59.85 ID:tsKZsl3c.net
曜「もちろん、初めてやるお仕事で完璧であることなんか求めてなかったよ。みんなに任せただけで最終確認しなかった私も悪いんだ。でもね、」

鞠莉「…曜、ごめんなさい」

曜「え?」

鞠莉「少しだけ、善子と二人にしてほしい」

曜「鞠莉ちゃん…」

鞠莉「お願い」

曜「………先輩、いいですか」

職員「でも、」

曜「お願いします。私の大切な友人なんです。少しだけ」ペコ…

職員「…わかった。外に待機していますので、お話が終わったらすぐに呼んでください」

鞠莉「ありがとうございます」

ガチャ… バタン

639 :社長 :2018/06/29(金) 09:02:24.53 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「…………」

善子「…………」

鞠莉「…………」

善子「…………」

鞠莉「………………善子、」

善子「鞠莉も、疑ってる?」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)


640 :社長 :2018/06/29(金) 09:02:58.52 ID:tsKZsl3c.net
やっちまった 同文羅列警告か
これどうすれば回避できたんだっけ

641 :社長 :2018/06/29(金) 09:05:00.09 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「私は、あなたが水槽に異物を入れたなんて思ってないわ。だけど、見落としたってことなら、絶対にないとは言えない」

善子「…」

鞠莉「おもらしグセ」

鞠莉「それが完全に治ったのかどうか、私にはまだわからないんだもの」

642 :社長 :2018/06/29(金) 09:10:26.80 ID:tsKZsl3c.net
善子には、悪い癖があった。

事務作業や流れ仕事などの単純作業、連続作業において、ふと工程をすっ飛ばしたり、一つ飛ばしにしたりする癖。

高校を卒業してすぐに一般企業に就職した善子は、その癖が発覚してから、度重なるミスによって少しずつ病んでいった。

そして、やがて周りも本人も耐えられなくなりーー辞職。

環境の急激な変化などによるストレスから来る精神的なものだということで、善子にはしばらくの療養と地道なケアが言い渡された。

643 :社長 :2018/06/29(金) 09:13:27.80 ID:tsKZsl3c.net
ただし、善子自身は病院に入ることも通うことも嫌がった。

自宅で内職などを行える状態でもなかった。

そこで私が手を挙げ「家政婦」という名目で雇い、経過観察と療養、ケアを目的として家事全般の手伝いをしてもらっている。

私と善子、ダイヤしか知らないその悪癖を、「おもらしグセ」と呼んでいたーー

644 :社長 :2018/06/29(金) 09:16:02.38 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「最近のあなたはとても優秀よ。家事もしっかりこなしてくれてその質にも申し分はないし、おもらしすることもほとんどなくなった」

鞠莉「そろそろ社会復帰しても平気なんじゃないか、って私も思ってたところよ」

鞠莉「だけど、知人の家で家事手伝いをやるのと実際の職場で仕事に従事するのとでは、やっぱりーー」

善子「違う」

645 :社長 :2018/06/29(金) 09:22:13.02 ID:tsKZsl3c.net
善子「絶対に、私じゃない。私が点検したときには、どの水槽にも異常なんか絶対になかったわ」

善子「そりゃ素人だもの。どんな状態が適切かなんてはっきりはわからないけど、でも…あそこまで言われるほど明確な異常なんだったら、気付かないわけがない。おもらしも絶対にしてない」

鞠莉「善子…」

善子「当然じゃない! 私のおもらしグセで一番苦しんでるのは私よ! そのために鞠莉にまで迷惑を掛けて…それなのに、いざお仕事するってときに注意しないと思う?!」

善子「チェック項目はちゃんと聞いて覚えたし、一つひとつ指差し確認もしたわ。わざわざ折り返してそれぞれの水槽を二回ずつ点検したんだから。…本当なのよ!!」

鞠莉「…」

善子「…鞠莉はさっき言ったわね。千歌さんや果南さんに比べて随分と速かった、って。私はきちんとやったつもりだけど、それでもやっぱりダメだったのだとしたら、もう……」

ガチャ

千歌「善子ちゃんじゃないよ、絶対に」

善子「! 千歌さん」

鞠莉「果南も…」

646 :社長 :2018/06/29(金) 09:25:11.00 ID:tsKZsl3c.net
果南「水槽の点検が速かったから、手を抜いたんじゃないかって疑いが拭えないんでしょ。鞠莉」

鞠莉「…そうよ」

果南「だったら、それは勘違いだよ。善子が速かったわけじゃない。私達が遅かったんだ」

鞠莉「そんなの、相対的に見れば当たり前でしょ。言い方を変えただけよ…」

千歌「違うの、鞠莉ちゃん! チカ達は普通よりも遅かったの!」

鞠莉「なんですって…」

647 :社長 :2018/06/29(金) 09:27:27.57 ID:tsKZsl3c.net
千歌「チカ達がチェックしたときね、」


千歌『ぎゃわー! 果南ちゃん果南ちゃん魚に手つっつかれたー!』

果南『大丈夫! 私なんかさっきペンギンにつつかれまくったから!』

千歌『えっ…それはほんとに大丈夫なの…』

果南『皮膚に穴あいたけどもう治ったよ』ホラ

千歌『ほらじゃなくて。…ってか治ってないよ! 果南ちゃん血だらだらじゃん!』

果南『え? うそ』

千歌『ほんとだよ! よく今までそんな平然としてたね?!』

648 :社長 :2018/06/29(金) 09:30:33.31 ID:tsKZsl3c.net
果南『あはは。痛みって過ぎると感じなくなるよね』

千歌『あははじゃないし! それ感覚なくなるくらいの大事ってことじゃないの?!』

果南『えー、大げさだよ。さ、早く点検の続きやろ』

千歌『なんでそんなに無頓着なの?! 昔は怪我とかに敏感だったじゃん! 絆創膏、絆創膏!』

果南『私は別に怪我で困ったこととかないからなー…鞠莉やダイヤには負担が掛からないように気を付けてたけど』

千歌『バケモノフィジカルのせいか! ほら足! 足出して!』

果南『チカは心配性だな〜』


千歌「…ってことがあって、その分チカ達の点検は遅くなったの」

649 :社長 :2018/06/29(金) 09:32:46.46 ID:tsKZsl3c.net
果南「これがその怪我。朝、ペンギンにやられたとこだよ」スッ

鞠莉「あのときの…」

果南「そう。だからね、善子は特別に速いわけでもなんでもなかったんだ。本人がちゃんとやったって言うんなら、間違いなくちゃんとやったはずだよ」

善子「果南さん…」

650 :社長 :2018/06/29(金) 09:38:25.79 ID:tsKZsl3c.net
千歌「そうじゃなくったって、今日の善子ちゃんの様子を考えてみてよ! 誰よりもお仕事に積極的で真剣だったじゃん!」


曜『営業開始まで時間あんまりないけど頑張ろうね! それじゃ始めよっ!』

善子『じゃ、私こっちから始めてるわよ』スタスタ


曜『じゃ、ちょっと外すね。わかんないとこあったらインカム飛ばすか、後回しにしといて後で聞いて!』

善子 モクモク…

鞠莉『取り掛かるの早』


果南『いやー、食べた食べた』

鞠莉『so delicious だったねー』

善子『皿洗いくらいやるわよ。どいて』

曜『お、ありがとう善子ちゃん』


曜『じゃあカワウソはちかちゃんにお願いしよっかな。私がフクロウ担当するから』

千歌『はーい!』

善子『私は? 私はなにすればいいの? 見てるだけなの?』


千歌「そんな善子ちゃんが手を抜いたりするなんて、絶対絶対ぜぇーーーったい有り得ないから!!!」

鞠莉「ーーーーーーっ!」

善子「千歌さん…」

651 :社長 :2018/06/29(金) 09:40:50.38 ID:tsKZsl3c.net
果南「…どう? これでも、まだ善子のこと疑う?」

千歌「これでも善子ちゃんのこと信じられないって言うなら、わたし鞠莉ちゃんのことーー」

鞠莉「ごめんなさい」スッ

鞠莉「ごめんなさい。果南、千歌…そしてなにより、善子」ペコ…

善子「鞠莉…」

652 :社長 :2018/06/29(金) 09:43:21.36 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「私、とんだバカちんだったみたい。普段から善子の一生懸命なところ、誰よりも近くで見てたはずなのに…それに、」


善子『それにしても、調理場もこっちも任せっきりにして離れちゃうなんて、随分と信頼されたものね』

鞠莉『そりゃそーよ。みんなで奇跡を成し遂げた仲間なんですもの。これで信頼されてなかったらマリーかなりショックよ』

善子『プライベートはそうかもしんないけど、仕事になると話は変わるでしょうに』


鞠莉「わかってた…はず、なのに」

653 :社長 :2018/06/29(金) 09:44:28.46 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「他の誰が疑っても、私だけは信じてあげなきゃいけなかったのに…」

鞠莉「ごめんね、善子」ギュ…

善子「鞠莉…」

善子「…いいのよ。そう言ってくれるだけで、いいの…」ギュ

654 :社長 :2018/06/29(金) 09:50:52.58 ID:tsKZsl3c.net
それから程なくして、開園直後に十二番水槽へ食べかけのアイスを投げ込んだという子どもが保護者に連れられてきて、無事に善子の疑いは晴れることとなったーー

職員「誠に申し訳ありませんでした!」

曜「申し訳ありませんでした!」

善子「もう、いいってば。最後くらい笑顔で手を振りなさいよ」

鞠莉「遊びにくるときには、モ・チ・ロ・ン」

職員「はい! もちろん割引を」

鞠莉「モ・チ・ロ・ン、」

職員「…もちろん、無料でご案内いたします」

鞠莉「そうよねー♡」

千歌「ねえ、事の発端がそもそも果南ちゃんにあることって…」ヒソ

果南「まあ、どっこいどっこいってことでいいでしょ。まさか鞠莉も本気で無料で入ろうなんて思ってないだろうし…」ヒソ

鞠莉「カナァン、ちかっち〜! 人数分の年パスくれるってよ〜☆」

果南「まじかあの女」

655 :社長 :2018/06/29(金) 09:53:58.86 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「それじゃ、そろそろ帰るわね」

曜「うん。結局閉園までいてもらっちゃったね」

善子「なんだかんだで楽しかったし、別にいいわよ」

曜「善子ちゃんにそう言ってもらえると、もう…とんでもなく肩の荷がおりるよ…」ハハ…

善子「曜さんもたまには遊びにきなさいよね」

曜「うん! 絶対行かせてもらうよ」

鞠莉「マリーのとこね? あそこ一応マリーのとこだからね?」

656 :社長 :2018/06/29(金) 09:57:50.57 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「帰りはマリーが運転するわ」

善子「へえ。どういう風の吹き回し?」

鞠莉「贖罪よ」

善子「素直でイイことね♪」

657 :社長 :2018/06/29(金) 09:58:28.85 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「ちかっちー…は、まあそこだからいいとして、果南も乗ってくでしょ? 送るわよ」

果南「私はいいよ。チカんとこでお風呂入ってから帰るから」

千歌「うちのお風呂を当然のように」

果南「従業員権限でね」

千歌「なにをー! 派遣のくせにー!」

果南「あっパワハラ! その発言はだいぶパワハラだったぞ!」

千歌「へへ…すいやせん。ゆっくりしてってくだせえよ」ヘコヘコ

果南「弱っ! 責任者パワハラってワードに弱っ!」

善子「あれなら放っといてよさそうね。帰りましょ」

鞠莉「そうね」

658 :社長 :2018/06/29(金) 10:00:35.67 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「それじゃ、またね」

果南「おー、善子もまたねー」

善子「今日はありがとう。嬉しかったわ」

果南「いひひ…当然じゃん。大切な仲間で可愛い後輩だよ。なんかあったら守るさ」

善子「千歌さんも」

千歌「善子ちゃんが善い子だって知ってるからね。また遊ぼーね!」

善子「ええ、必ず」

659 :社長 :2018/06/29(金) 10:03:34.45 ID:tsKZsl3c.net
ブゥゥゥゥン

善子「今日は働いた感じするわね〜」

鞠莉「感じがするんじゃなくて、働いたのよ」

善子「あら。いつになく甘いじゃない」

鞠莉「今日は今までで一番労われて然るべきだもの」

善子「…そ。悪くない気分ね」

鞠莉「そろそろ、どこか就職先を探してみてもいいかもしれないわね。沼津から出ない範囲なら、マリーから口利きもできるわよ」

善子「…そうね。考えとく」

鞠莉「ええ。ゆっくりね」

ブゥゥゥゥン…


第八話
善子・クライシス


660 :社長 :2018/06/29(金) 10:04:10.49 ID:tsKZsl3c.net
ギャグssだったはずなんだけど。
安価どうにかすることを考えたらこうなった
満足してもらえたならいいけど

661 :社長 :2018/06/29(金) 10:07:41.83 ID:tsKZsl3c.net
次の話、誰にメインスポットを当てるか
鞠莉、ダイヤ、果南、聖良、善子、梨子、千歌、曜、その他(自由指定) >>663
絡ませたいキャラを同時に指定してくれてもいい

鞠莉、ダイヤなら
仕事の依頼が来る、派遣要員への応募者が来る、経理要員への応募者が来る、その他(内容自由)のいずれか >>665

果南、千歌なら
十千万での様子、仕事以外の時間の様子、その他(内容自由)のいずれか >>665

梨子なら
派遣の仕事の様子、その他(内容自由)のいずれか >>665

聖良か善子か曜なら内容はこっちで考えちゃう
>>665 で指定してくれてもいい

ちょっとずつ長くなってきたな
あと二話くらいで完走しそうな感がある
最終話は決算の話だろうなあ…不安だなあ営業成績

662 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:09:32.23 ID:3w+p1WXu.net
鞠莉、ダイヤ

663 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:10:10.11 ID:9JE02RAj.net
鞠莉、善子、花丸

664 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:14:35.05 ID:8d+AoQXs.net


665 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:14:40.82 ID:yDzDLbzQ.net
花丸ちゃん、善子ちゃんを家政婦(兼恋人)として雇いたいと鞠莉の会社に突撃
月給20万円からのオークション

666 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 12:34:22.86 ID:24emy2Pi.net


667 :社長 :2018/06/29(金) 12:36:55.33 ID:K3n2Iz4e.net
刺激的な安価でワロタ
話の根幹(誰が競り落とすか的な部分)は安価に任せたほうがいい?
おれが独断で書いたほうがいい?

668 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 12:51:51.91 ID:24emy2Pi.net
社長の独断のがええと思う
今のように時々安価の方がいい
おもらし茸とか埋め茸に
隙を与えると色々荒れる

669 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 12:55:09.04 ID:YhL+L3TG.net
善子と聖良は仲良くなれるのか

670 :社長 :2018/06/29(金) 13:02:26.07 ID:K3n2Iz4e.net
承知
時間ができたら更新する
なんかよくわからんとこで安価差し込むようにするわ

671 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 14:16:58.25 ID:GmCBEYpC.net


672 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 16:13:44.71 ID:GmCBEYpC.net


673 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 17:41:41.93 ID:ZQ/Yfut1.net


674 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 19:35:12.96 ID:92Izfd4p.net
水族館の話、しっかりまとまってて楽しかった
善子オークションも期待

675 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 21:03:11.89 ID:bArTbKZo.net


676 :社長 :2018/06/29(金) 22:35:16.79 ID:huoT2qc3.net
今晩は更新できなさそうな気配が。

677 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 06:02:24.58 ID:xvj5ZI7j.net


678 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 15:40:18.60 ID:i2SdizhP.net
はい

679 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 17:36:03.18 ID:w30qlZH9.net


680 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 23:52:04.13 ID:4hhPJ8Qr.net


681 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 01:06:36.63 ID:h3viqk8s.net


682 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 08:01:31.28 ID:h3viqk8s.net


683 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 12:12:58.53 ID:b7wlBx/8.net
知らんがな

684 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 16:45:14.91 ID:ZAzwIlfn.net


685 :社長 :2018/07/01(日) 17:45:00.75 ID:0yF99p0C.net
??「…ということで、どうかな」

??「そういうことなら喜んで」

??「キミはいつだって頼りになるね。昔から変わらない」

??「そんな言い方をされると照れてしまうよ。あなたこそ、友人想いなところは相変わらずだね」

??「それじゃ、あとは成り行きで☆ チャオ〜」

??「近いうちにみんなで遊びにいくずら♡」

※一部、口調や声などをぼかしております。

686 :社長 :2018/07/01(日) 17:54:01.66 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「よーしこっ。一緒にお出かけしましょ」

善子「イヤよ。面倒くさい」

第九話
善子と鞠莉の楽しい一日


687 :社長 :2018/07/01(日) 17:55:33.19 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「終わらないわよ?!」

鞠莉「楽しい一日させてよ! キャッチボールも成立してないくらいの一瞬だったわよ!」

鞠莉「遊びましょーよ! よーしーこー、遊びましょーよーーーっ」グイグイ

善子(う…うるせーーーー!) イラッ

688 :社長 :2018/07/01(日) 18:08:35.50 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「どうしてそんなに so cool なのよ。前回マリーに歩み寄りが行われたんじゃなかったの?!」

善子「歩み寄りもなにも、別に鞠莉に対して距離を置いてたことなんかなかったし」

鞠莉「いーや! 善子はなんだか冷たくなったわ! 昔以上に淡白になったとマリーは感じる!」

善子「そう。大人になったのね」

鞠莉「そういうとこよー! 少しくらい感情的に噛み付いてきてよー!」

善子「前回歩み寄りが行われたのはどっちかというとあなたから私に対してだと思う」

鞠莉「そ、そういう攻め方は好きじゃないわよ私!!」

689 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 18:10:05.70 ID:VYfAI2OG.net
お、いつの間にか始まってるじゃん!

690 :社長 :2018/07/01(日) 18:13:47.67 ID:0yF99p0C.net
善子「だいたい遊ぼう遊ぼうって、鞠莉いつも遊んでばっかりじゃない。仕事してるシーン見たことないわよ」

鞠莉「前回だってお仕事だったわよ?!」

善子「無償のね」

鞠莉「ぐぅ…」

善子「もう少ししっかりしなさいよ。知ってる? あなたの会社、関係ない人達にまで経営状態の心配されてるのよ」

鞠莉「だ…誰よそんな失礼な心配してるの!」

691 :社長 :2018/07/01(日) 18:17:21.95 ID:0yF99p0C.net
善子「ま、私には関係のないことだから構わないけど。ダイヤ達にお給料支払えるくらいには頑張りなさいよね」

鞠莉「善子はうちで働くつもりないの?」

善子「今の会話の流れでそんなつもりがあったら私の根性相当ひん曲がってるでしょ」

鞠莉「だから聞いたのよ」

善子「張り倒すわよ」

692 :社長 :2018/07/01(日) 18:22:00.69 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「だいたい、誰よ派遣なんて内容で起業したのは。どうせならもっとみんなで一緒に働ける業種がよかったわ」プリプリ

善子「面倒くさいから突っ込まないわよ」

鞠莉「果南も梨子もちかっちも仲間になったのに、結局お仕事で外に行っちゃうんだったら意味ないじゃないの」

善子「千歌さん仲間になったっけ」

693 :社長 :2018/07/01(日) 18:26:40.09 ID:0yF99p0C.net
善子 …キョロ

善子「ダイヤ達は?」

鞠莉「営業に行ってくるって。マリー残して」

善子「見習おうという気はないの?」

鞠莉「ついていこうかっては聞いたのよ。でも事務所を空けたくないからお留守番しててほしいって」

善子「とうとうダイヤにまで邪魔者扱いされてるじゃない」

鞠莉「んなっ?! そ、そんなんじゃないわよ! お留守番だって立派なお仕事なんだから! マリーにしかできないんだから!」

善子「どうかしらね。あのポニテもできてたと思うけど」

鞠莉「善子のいじわるぅ…」ウルウル

善子「悔しかったら仕事見付けてきなさい」

694 :社長 :2018/07/01(日) 18:32:28.02 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ね、善子」

善子「なに?」

鞠莉「進捗はどう?」

善子「…」

鞠莉「あなたも子どもじゃないんだもの。全てを私に話せなんて言わないわ」

鞠莉「でも、この間も言ったように、私にも役に立てることがあると思うから。困ったことがあったら相談してね」

善子「…はいはい」

鞠莉「約束よ」

695 :社長 :2018/07/01(日) 18:34:42.93 ID:0yF99p0C.net
善子「…じゃ、いっこ聞いてもいい?」

鞠莉「なんでも!!」

善子「私って、なにが向いてると思う?」

善子「これと言ってやりたいことがあるわけでもないから、なんとなく次を探すのがね…」

鞠莉「そうねえ…」

696 :社長 :2018/07/01(日) 18:39:20.45 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「でも、家政婦は意外と向いてるんじゃないかしら」

善子「家政婦ぅ?」

鞠莉「いやあなた現在進行形でやってるからね? 『なにその架空気味の職業』みたいな反応しないでよ」

善子「そうだけど、ここは特殊でしょ。家政婦の求人なんか見たことないし…っていうか、ここ以外のとこ行ってまで家政婦やろうなんて微塵も思わないし」

鞠莉「マリーの傍にいたいってことね♡」キャ

善子「知らないの? 私、転職活動と併せて転居活動もしてるのよ」

鞠莉「善子出てっちゃうの?!」

697 :社長 :2018/07/01(日) 18:42:18.94 ID:0yF99p0C.net
善子「今こそあなたの好意で住み込みにさせてもらってるけど、雇用関係もなくなってなお家までお世話になり続けるわけにはいかないじゃない」

鞠莉「いーわよそんなの! いつまででもいなさいよ!」

善子「私自身のケジメだから」

鞠莉「善子いなくなっちゃうのイヤよぉ…」

善子「どうせ引っ越すにしてもすぐ近くだってば」

鞠莉「それならなおさら出ていく必要なんてーー」


??「話は聞かせてもらったずら!!」スパァン

698 :社長 :2018/07/01(日) 18:44:15.62 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「だ…っ、誰?!」

善子「ずら丸でしょどう考えても」

??「入ってもいいずら?」

鞠莉「どうぞ〜」

??「おじゃまします」

善子「もう名前いいから」

699 :社長 :2018/07/01(日) 18:45:40.82 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ハナマルじゃない! 久し振りね!」

花丸「こんにちは、鞠莉ちゃん。善子ちゃんも」

善子「さっきの勢いよくふすま開いたみたいな効果音なんだったの?」

花丸「演出だよ」

700 :社長 :2018/07/01(日) 18:51:19.55 ID:0yF99p0C.net
花丸「沼津市街のほうで善子ちゃんを見かけなくなったと思ったら、こんなところにいたんだね」

善子「人を失踪者みたいに言わないでもらえる?」

鞠莉「ハナマルは紅茶でいいかしら」

花丸「うん!」

善子「もう少し整然とできないのこの人達」

701 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 18:53:43.24 ID:CXAcssj6.net
カプ厨の思惑を悉く平均化しなるべく公平に運んでいく安価捌き
惚れ惚れするね

702 :社長 :2018/07/01(日) 18:57:59.12 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ハイどーぞ」コト

花丸 ズズ…

花丸「ずらあっ♡」プハー

鞠莉「ハナマルは美味しそうに飲むわね〜」

花丸「だって美味しいんだもん。さすが鞠莉ちゃんの用意してくれたお紅茶だね」

鞠莉「そーなのよ! せっかくいいの選んできてるのに、みんな麦茶みたいにがぶ飲みしちゃうからイヤになるわ!」

善子 ゴクッゴクッゴクッゴクッ

善子「ティーカップ一杯だとなんか物足りないのよね」

鞠莉「言ってるそばからぁ〜っ!」アーン!

花丸(今のはたぶんわざとやったな)

703 :社長 :2018/07/01(日) 19:14:28.85 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ハナマルが可愛いからお菓子あけちゃいましょう」ガサ

花丸「ずら〜〜♡」

善子「それ来客用にって買ってきたやつでしょ。またダイヤに怒られるわよ」

鞠莉「久し振りに会った友達に対して出せないなら、お菓子なんて買い置きしないわ」

善子「…それもそうね」

花丸 パク

花丸「んまあ〜〜〜♡」

704 :社長 :2018/07/01(日) 19:21:46.18 ID:0yF99p0C.net
花丸「そういえばグランマに新しいケーキが出ててね、なんかこう、善子ちゃんが好きそうな感じだったよ」モグモグ

善子「チョコケーキ?」

花丸「ちゃいろかったからそうだと思う。コウモリの羽みたいのがついてて、見た目も可愛かったずら」

鞠莉「ケーキいいわね。買いにいく?」

花丸 パアアアッ

善子「お留守番任されたんでしょうが」

鞠莉「oh…そうだったわ…」

花丸 シュン…

善子「あんたなにしに来たのよ」

705 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 19:23:07.28 ID:QWwxpWhl.net


706 :社長 :2018/07/01(日) 19:24:52.25 ID:0yF99p0C.net
ちょっと外す 今晩また後で更新できると思う

707 :社長 :2018/07/01(日) 19:56:21.00 ID:0yF99p0C.net
関係ないんだけど4コママンガ描いたからアップしてみてもいい?

708 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 19:57:23.92 ID:oTmfLcLq.net
ダメ

709 :社長 :2018/07/01(日) 19:59:11.54 ID:0yF99p0C.net
すまん…
早く用事済ませて続き書くわ

710 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 20:01:39.74 ID:sD2Q7xG1.net
うそです

711 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 20:25:11.45 ID:CXAcssj6.net
アップして

712 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:03:29.70 ID:oSNRw2gD.net
アップして

713 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:17:51.62 ID:bGyCAaW2.net
俺は見たいぞ
頼むからアップしてくれ

714 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:20:37.42 ID:77YvwBzG.net
>>708
なんだこいつ

715 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:26:57.42 ID:K0jmzgY7.net
>>714
ばーか

716 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:00:47.09 ID:rcqRkiYK.net
いつもの糞埋め茸だから無視しろ

717 :社長 :2018/07/01(日) 22:12:53.84 ID:0yF99p0C.net
ただいま、ありがとう
もう少ししたら書く 今日は少なくなると思うけど
https://i.imgur.com/QjNG12C.jpg
https://i.imgur.com/iGw5Vdd.jpg
https://i.imgur.com/4lpkObX.jpg

718 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:15:04.98 ID:YhORmsQP.net
絵は思ったよりかわいいけど山なしオチなしって感じだな

719 :社長 :2018/07/01(日) 22:26:10.34 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「どうして善子はいつもそう言い方が冷たいのよ。遊びにきてくれたのよねえ? ハナマル」

花丸「うん」モキュモキュ ゴックン

花丸「善子ちゃんを奪いにきたずら」

よしまり「「…………へ?」」

720 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:27:41.56 ID:/PBIhEbQ.net
こんなにレス付けといて感想の一つも無しなんて薄情なひとたちだ

721 :社長 :2018/07/01(日) 22:30:11.79 ID:0yF99p0C.net
花丸「高校を卒業して以来、最初の半年くらいはよく連絡も取ったし遊びもしたけど、ここしばらくはほとんど音沙汰なしになっちゃって寂しかったんだよ」

善子「それは…ごめん」

花丸「ううん、いいの。善子ちゃんのこと…少し聞いちゃったから。大変だったよね、今も…なのかな」

善子「…そうね」

722 :社長 :2018/07/01(日) 22:31:44.87 ID:0yF99p0C.net
や、いいんだ
見たいといってくれて嬉しかったよ
描いてみたはいいけどスレ立てるほどのものでもないしさ、どっかで見てみてほしいな〜と思ってた程度だからな

723 :社長 :2018/07/01(日) 22:33:14.83 ID:0yF99p0C.net
花丸「そこでおら考えたんだ」

花丸「善子ちゃん!」

善子「はい」

花丸「おらの花嫁さんになるずら!」

善子「………は?」

鞠莉「な?」

鞠莉「よ?」

鞠莉「めェ?!」

花丸「一人でありがとう」

724 :社長 :2018/07/01(日) 22:35:57.13 ID:0yF99p0C.net
善子「待ちなさいよ、言い出すことが唐突で少しも意味がーー」

鞠莉「だぁ〜〜〜〜めっ!」

鞠莉「だめだめだめだめよーーーっ!! いくらハナマルとは言え善子は譲らないんだから!」

花丸「むむ…っ、なんの権利があって鞠莉ちゃんが引き留めるの! これは善子ちゃんが決めることずら!」

鞠莉「善子はマリーの家政婦だもの!」

花丸「間もなく自由の身になろうとしてるはずだもん!」

鞠莉「ちょっと! 捕らえられてたみたいに言わないでよ!」

725 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:36:52.81 ID:bGyCAaW2.net
4コマ可愛くてすきだよ

726 :社長 :2018/07/01(日) 22:38:15.35 ID:0yF99p0C.net
ギャーギャー

善子「私の意見が最優先でしょ…」

ギャーギャー… ピタッ

まりまる ジッ

善子「?! な、なに?」

花丸「その言い方は、もう心が決まってるの?」

善子「え」

鞠莉「確かにマリー達が言い争うよりも、善子に決めてもらうほうが good よね」

善子「え」

727 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:39:04.23 ID:4p1iro+R.net
>>720
ばーか

728 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:39:28.99 ID:ycDH8gzX.net
>>727
ばーか

729 :社長 :2018/07/01(日) 22:40:42.93 ID:0yF99p0C.net
花丸「鞠莉ちゃんの家政婦は辞めてここを出ていくつもりなんだよね?」ズイ

鞠莉「だからと言ってハナマルのとこに行くなんて言ってないものね」ズズイ

善子「や、あの、二人とも、ちょ…」

まりまる ジリジリジリ…

>>730「話は聞かせてもらったァ!!」スパァン

730 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:41:04.59 ID:rUPn87bE.net
ちか

731 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:41:35.43 ID:6TpDimLP.net
聖良

732 :社長 :2018/07/01(日) 22:44:17.99 ID:0yF99p0C.net
千歌「その勝負はチカが預かろう!!」ドン!

鞠莉「その声はーーち、ちかっち!」

善子「声はっていうか」

花丸「なぜ千歌ちゃんがここに!」

善子「それはほんとにね。相変わらずひまなのねこの人」

千歌「ちょっと! チカがいつもかつも仕事せずにぶらついてると誤解されるような物言いはやめてもらおうか!」

善子「このスレ遡ってみなさいよ」

733 :社長 :2018/07/01(日) 22:47:26.60 ID:0yF99p0C.net
千歌「花丸ちゃんが遊びにきてると聞いて駆け付けてみればこのザマ…」

千歌「仲良くしなさい! 仲間でしょ!」

千歌「鞠莉ちゃん紅茶をチカにも」

鞠莉「オッケー☆」

善子「テンポ悪いわね、もう…」

734 :社長 :2018/07/01(日) 22:51:13.55 ID:0yF99p0C.net
花丸「預かるったって、一体どうするつもりずら」

千歌「二人が一人を取り合うとなれば、これはもうアレをやるしかない流れ…」

鞠莉「アレ?」

千歌「…そう!」

千歌「善子ちゃん争奪オーーーディション!!!!」

花丸「善子ちゃん…」

鞠莉「争奪…」

善子「……オーディション?」

花丸「オークション?」

千歌「オークション。」

鞠莉「OK」

735 :社長 :2018/07/01(日) 22:51:51.99 ID:0yF99p0C.net
少なくてすまん、寝る
明日からまた仕事だね

736 :社長 :2018/07/02(月) 07:36:11.58 ID:Acpx00UH.net
千歌「ただいたずらに自分が自分がと主張するだけじゃだめだよ」

千歌「いかに善子ちゃんのことを真剣に思い、欲し、守りたい傍にいたいと考えているか。そしてその気持ちで信頼されること」

千歌「オークションとは名ばかりの、三人での真剣な話し合い!」

千歌「それを僭越ながら、不肖このわたしが取り仕切らせてもらうよ…」

善子「じゃあオークションなんて名ばかりの呼び方やめなさいよ」

737 :社長 :2018/07/02(月) 07:38:29.36 ID:Acpx00UH.net
鞠莉「善子への真剣な思いと」

花丸「守りたい気持ち、信頼…」

鞠莉「いいわ、乗りましょう」

花丸「そうだね」

千歌「そう来なくっちゃ」

花丸「元より、善子ちゃんを前に引き返す選択なんてないずら」

善子(今日はあの人いないから昼ごはん私が作るのか…四人分なのかしらね、これ)

738 :社長 :2018/07/02(月) 07:40:25.61 ID:Acpx00UH.net
鞠莉「それで? 具体的にはどうするつもりなの?」

千歌「まあまあ慌てないで鞠莉ちゃん。三つのバトルで二人には善子ちゃんへの思いを争ってもらうよ」

花丸「三回戦…」

善子(バトルなのか)

739 :社長 :2018/07/02(月) 08:03:00.67 ID:Acpx00UH.net
千歌「バトルの内容はもちろんチカが指定するからね! 準備はいーい? 質問がなければ始めちゃうよ〜」

鞠莉 / 花丸 / 善子「>>741
(質問の有無、あるなら発言者)

740 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 08:44:50.85 ID:w5yEXlEt.net
なし

741 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 08:45:50.49 ID:AxOXcGdJ.net
鞠莉「勝った方は善子と結婚出来るかしら!?」

742 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 15:41:31.37 ID:qayDAe1I.net
四コマ可愛いやん

743 :社長 :2018/07/02(月) 18:45:08.61 ID:Acpx00UH.net
鞠莉「はい! 勝ったほうは善子と結婚できるのかしら?!」

花丸「んなっ!」

善子「できるわけないでしょ」

千歌「ふむう…鞠莉ちゃんは善子ちゃんと結婚したいの?」

花丸「はいはいはい! そういう賭けみたいなことは不純だと思うずら!」

千歌「おっと、まさか花丸ちゃんから異議が出るとは」

鞠莉「じゃあハナマルは勝っても結婚しなければいいだけのことよ!」

花丸「鞠莉ちゃんが勝ったら?!」

鞠莉「それはマリーが決めることよ!」

善子「いや私が決めることでしょうよ」

744 :社長 :2018/07/02(月) 18:50:25.17 ID:Acpx00UH.net
千歌「…わかりました」

まるまり ゴク…

千歌「勝ったほうには善子ちゃんの意思の優先度が付与されることにします!」

花丸「優先度が」

鞠莉「付与」

千歌「つまり、どちらが勝ったかという事実が善子ちゃんの意思決定に大きく関与するということだよ!」

花丸「っ!!」鞠莉「っ!!」

善子「…」

花丸「そういうことなら納得だね…」

鞠莉「やっぱり勝ちを譲るわけにはいかないようね…」

千歌「それで異議はないね?」

まるまり「「異議なし!!」」

善子(実質的な勝利報酬ないってことじゃない?)

善子(ま、私には関係ないからいいけど)

745 :社長 :2018/07/02(月) 18:54:06.78 ID:Acpx00UH.net
千歌「それじゃー早速バトルに移ろうか」

鞠莉「マリーから善子を奪おうなんて、そんなこと考えちゃったおつむを恨みたくなるほど…コテンパンにしてあげるわァ」パキパキ ←関節

花丸「たまたま居合わせただけでよくもそこまで厚顔不遜にいたこと…真っ赤な羞恥でその脳に刻み込んであげるずらァ」パキパキ ←首

善子(なんか怖いなこの人達)

746 :社長 :2018/07/02(月) 18:58:36.54 ID:Acpx00UH.net
千歌「最初のバトル内容はこちら!」

>>747』フリップ ドン!

自己プレゼン、料理バトル、善子からお題を貰う…のいずれかから。

747 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 18:59:59.53 ID:hUI+duNp.net
料理バトル!

748 :社長 :2018/07/02(月) 19:03:28.60 ID:Acpx00UH.net
千歌「これだーっ!」

『作ってラブラブ! 食べてモグモグ! 善子ちゃんの胃袋ハンターバトル!』フリップ ドン!

花丸「作ってラブラブ…」

鞠莉「食べてモグモグ…」

まるまり「「善子ちゃんの胃袋ハンターバトルぅ?!」」

善子(語呂も悪いし語感もダサくて言うことなしだ…っ!!)

749 :社長 :2018/07/02(月) 19:05:54.78 ID:Acpx00UH.net
千歌「それではただ今からルールを説明するよ…心して聞くように」ゴゴゴゴ…

鞠莉「要は料理バトル?」

千歌「あ、うん」

花丸「善子ちゃんにより美味しいと思わせたほうが勝ち?」

千歌「うん、そう」

善子(ルール説明の必要皆無じゃない…)

750 :社長 :2018/07/02(月) 19:07:09.32 ID:Acpx00UH.net
善子「ってか、なによそのフリップは」

千歌「こんなこともあろうかと、」

善子「預言者か」

751 :社長 :2018/07/02(月) 19:08:18.72 ID:Acpx00UH.net
料理のお題 >>753
鞠莉の料理レベル >>755
花丸の料理レベル >>757
※レベルが高いほうが必ず勝つわけではない

752 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 19:13:13.34 ID:w1ivd9fY.net
かそく

753 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 19:14:42.77 ID:te/T2b5G.net
ハンバーグ

754 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 19:17:33.93 ID:m1UzSb9v.net
正直下手くそ

755 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 19:19:50.46 ID:lZK4DmdI.net
あんまり上手くはない

756 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 19:23:48.27 ID:EV+o8AwR.net
kskst

757 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 19:24:45.51 ID:D45wEylf.net
魚料理だけ得意

758 :社長 :2018/07/03(火) 07:09:24.05 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「んじゃ、さっそく料理に取り掛かるわよ〜☆」

花丸「…」

鞠莉「ハナマル? どうしたの? ぼーっと立ってても料理は完成しないのよ」

花丸「料理勝負なのにお題はないのかなって」

千歌「あ」

鞠莉「あ」

千歌「…あるよ?」

善子(決めてたことにした!)

千歌「善子ちゃんから発表されるよ」ススイ

善子(しかも振ってきたァ!!)

善子「えー…」

善子「…じゃ、ハンバーグ」

花丸「応ッ!!」

鞠莉「オッケ〜イ!」

759 :社長 :2018/07/03(火) 07:11:32.00 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「食材はなんやかんやでこの魔法の冷蔵庫に入ってるから好きに使っていいわよ」

花丸「まほうの れいぞうこ!」

千歌「昔のゲームかな?」

760 :社長 :2018/07/03(火) 07:14:11.56 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「なんのお肉にしようかしらね〜」ゴソゴソ

花丸「ししとう…あるずら! ムール貝……あるずら! ズッキーニ………ふおおおおっ、あるずらぁ〜〜!」

千歌「…」

千歌「料理勝負は食材選びから。」

千歌「この勝負をどう見ますか? 解説の善子さん」

善子「思ったよりひまになることに気付いたんでしょ」

761 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 07:16:00.45 ID:+Fn//67X.net
下手くそと魚料理しか作れない2人にハンバーグ...
大丈夫か?

762 :社長 :2018/07/03(火) 07:18:45.23 ID:AMdb4VTa.net
善子「そうねえ」

善子「あの二人が料理してるとこって、私あんまり見たことないのよね…それこそ出会った頃から数えても」

千歌「チカは、………まあ、見たことないかも」

善子「でもずら丸もいい年齢なんだし、少しはできるんでしょ。だからどっちかといえば未知数なのは、鞠莉のほうね」

千歌「一緒に住んでても知らないの?」

善子「だって炊事は私の仕事なんだもの。…最近はポニ子ちゃんがやってるけど、どっちにしたって鞠莉が台所に立つことはこの家ではほとんどないに等しいわ」

763 :社長 :2018/07/03(火) 07:21:43.70 ID:AMdb4VTa.net
千歌「そっかー」

善子「ええ。だから、誰でも作りやすいハンバーグを指定したつもりなんだけど」

千歌「善子ちゃんが食べるんだもんね…」

善子「え」

千歌「え?」

善子「私が食べるの?」

千歌「そりゃそーだよ。ルールは『善子ちゃんに美味しいと思わせたほうが勝ち』なんだから」

善子「ちょっと二人ともォ! 絶対変なもの持ってくるんじゃないわよ!」

千歌「それはフラグというのでは」

764 :社長 :2018/07/03(火) 07:24:14.57 ID:AMdb4VTa.net
千歌「もし料理の腕が同じくらいなんだとすれば、有利なのは鞠莉ちゃんかもね」

善子「それはどうして?」

千歌「んー? ふふ…だって、」


鞠莉「ただ美味しいハンバーグを作るわけじゃない…善子に食べてもらうのよ…」ブツブツ


千歌「ずっと近くにいた鞠莉ちゃんは、善子ちゃんの好みをよくわかってるだろうからね」

善子「…なるほどね」

765 :社長 :2018/07/03(火) 07:27:25.87 ID:AMdb4VTa.net
千歌「お、二人とも食材は選び終わったみたいだね」

善子「さて、私達はどうしましょうか」

千歌「どうって?」

善子「まさか、二人が料理する様子をただ眺めてるつもり? レシピによっては一時間くらい掛かるわよ、ハンバーグって」

千歌「………っ!」

千歌「…松月でも、行く?」

善子「ひまならあなたも作ってくれば? 私は食べないけど」

千歌「食べてくれないなら作らないよ!」

766 :社長 :2018/07/03(火) 07:30:18.57 ID:AMdb4VTa.net
〜数十分後〜

鞠莉「もうできるわよー」

花丸「こっちもー」

ガラリ

善子「んん、なかなかいい匂いね」スンスン

花丸「善子ちゃん、いいから早くお皿出して」

善子「すげー使われるんだけど」カチャカチャ

767 :社長 :2018/07/03(火) 07:32:34.56 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「あら、ちかっちは?」

善子「千歌さんなら向こうよ」

鞠莉「寝てるの?」

花丸「勝負には関係ないから別にいいけどね」

ガラッ

千歌「寝てないしひどくない?!」

花丸「食卓に遅れるほうが悪いずら」

善子「Maru's kitchen かな?」

768 :社長 :2018/07/03(火) 07:34:25.44 ID:AMdb4VTa.net
千歌「さて、二人の料理が出揃ったよ!」

鞠莉「ちかっちなんだかやつれてるわ」

千歌「善子ちゃんゲーム強すぎてあんまり楽しくなかった」ボソ

千歌「せっかくだからそれぞれメインの食材と簡単な紹介をしてもらおうかな!」

769 :社長 :2018/07/03(火) 07:38:32.73 ID:AMdb4VTa.net
千歌「まずは鞠莉ちゃん」

鞠莉「OK」

鞠莉「なんといってもこの勝負の point は、審査員が善子であることよ。ただ美味しいハンバーグを作ればいいわけじゃない」

鞠莉「そういう意味じゃ、ハナマルには少し不利だったわね」

花丸「ずら?」

鞠莉「毎日善子のごはんを食べてきたんですもの。善子の好きな味も、好きな食材も、まるで自分のことのように知っているのよ」

花丸「…なるほどね」

770 :社長 :2018/07/03(火) 07:42:27.20 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「そんなマリーはもちろん知ってるわ…善子がどのお肉を一番好きであるかもね!」

千歌「そうだね。料理バトルにおいて、審査員に対するアドバンテージはなかなか覆せるものじゃないよ…」

千歌「かの天才的審査員であるピエロだって、人間であるがゆえに電子レンジに嫌悪感があるという穴を持っていた…」

善子「何たてじゃパンの話よ」

771 :社長 :2018/07/03(火) 07:46:28.03 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「それでは発表するわよ」

鞠莉「マリーがメインのお肉に選んだのは…これよ!!」

『おうちでサイコロステーキ』ドン!!!

花丸「………………」

千歌「………………」

善子「………………は?」

772 :社長 :2018/07/03(火) 07:49:07.59 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「善子はまじめだけど出不精だからねー、買い物に行かないで通販に頼ることが多いのだけど」

鞠莉「昔っからこの冷凍のサイコロステーキがお気に入りよね。月に一回はこれだもんね」

鞠莉「だからマリーも今回、善子のイチオシお肉をメインに使ってみました☆」

善子「りょ…料理経験のなさが浮き出てるわ!!」ガーンッ

773 :社長 :2018/07/03(火) 07:53:47.99 ID:AMdb4VTa.net
千歌「い、いやいや…いくら出来合いのサイコロステーキとは言え、美味しいお肉であることには違いがないんだから。ちゃんと工程を踏めば、なかなか間違いのない味に…」

花丸「…ぷぷっ」

千歌「ちょっと! 花丸ちゃんなんで笑ったの?! チカのことバカにしたでしょ!」プンスコ

花丸「ご、ごめんなさい…千歌ちゃんをばかにしたわけじゃなくて、その…おらは調理過程を隣で見てたから…」

千歌「チカがバカにされたんじゃないならいいや」

善子「よくないわよ。つまりそれって、」

鞠莉「出でよ! 善子に捧ぐ、マリーのハンバーグ!」

774 :社長 :2018/07/03(火) 07:55:41.43 ID:AMdb4VTa.net
マリーの ハンバーグが あらわれた!

マリーの ハンバーグは いびつなかたちを している! ▼

鞠莉「まずはサイコロステーキを焼いて、そのあとハンバーグを作るようにこねたわ」←手真っ赤

善子(こういうことだァーーーーーん!!!)

775 :社長 :2018/07/03(火) 08:05:12.87 ID:AMdb4VTa.net
さ、仕事に行ってくる

776 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 12:51:46.91 ID:ooYdbuav.net
おつおつ、面白い

777 :社長 :2018/07/03(火) 18:42:05.23 ID:AMdb4VTa.net
マリーのハンバーグ試食中…

善子「形が凄い…」

鞠莉「形は味に関与しないわ」

善子「味覚には関与すると思うのよ」

善子「とは言え、火はちゃんと通ってそうだし、ぱっと見て変な部分はないわね…」クンクン

鞠莉「なんだか失礼ねえ」

善子「えーい、ままよっ!」パクッ

778 :社長 :2018/07/03(火) 18:44:28.09 ID:AMdb4VTa.net
善子 モグモグ…

花丸「…」

千歌「…」

鞠莉 ドキドキ…

善子「…うん」

善子 ヒョイ パク

花丸「二口目に行った…」

千歌「ってことは!」

善子「美味しいわ」

鞠莉「ぃやったあーーーーっ!!」フゥーッ

花丸「ばかなァっ!」

779 :社長 :2018/07/03(火) 18:45:53.53 ID:AMdb4VTa.net
善子「普通に美味しい」モグモグ

善子「でもまあ当然の結果ね」

鞠莉「そうよね。マリーの善子を想う気持ちさえあれば、美味しくないなんてことは」

善子「そういうんじゃなくて、もっと現実的に」

780 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 18:47:10.42 ID:B8pyfvFd.net
鞠莉ちゃんの腕が>>755ってのを考えると結果的には大健闘か

781 :社長 :2018/07/03(火) 18:49:13.36 ID:AMdb4VTa.net
善子「あらかじめ考察されてた通り、そもそもこのお肉は出来合いなんだから、下処理も味付けもきちんとされてる。鞠莉がやったことは焼いて揉んだだけなんだもの」

鞠莉「揉んでない。マリーはこねたのよ」

善子「割と期待してなかっただけに、なかなか満足したわ」

花丸「くっ…」

千歌「これは想定してなかったね…あの流れからまさか鞠莉ちゃんが持ち直すなんて」

鞠莉「ふふんっ。さあ、あなたの番よ…ハナマル」ニイッ

782 :社長 :2018/07/03(火) 18:53:24.81 ID:AMdb4VTa.net
花丸「…」ウツムキ

千歌「花丸ちゃん?」

鞠莉「怖じ気付いちゃったのかしら? ハナマル」

花丸「ふふ…甘い」ニイイッ…

鞠莉「っ?!」

783 :社長 :2018/07/03(火) 18:57:23.11 ID:AMdb4VTa.net
花丸「調理の手際を横で見てたおらからすれば、正直この一回戦は圧勝…勝負にもならないと思ってたよ。でもまさか、結果的に大健闘してくれるとは…予想外だったな」

花丸「でも…甘い」

鞠莉「…どういうことかしら」

花丸「善子ちゃんは言わなかったけど、鞠莉ちゃんのハンバーグには致命的な欠点があるんだよ」

千歌「致命的な…」

鞠莉「欠点…ですって?」

花丸「ね、善子ちゃん」

善子「………」

花丸「まあ、論より証拠。百聞は一口に如かず。勝負の結果はこのコに見せてもらうから」

花丸「来て! 勝利を導く…おらのハンバーグ!!」バッ

784 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 19:00:48.41 ID:UKsn8ldE.net
ハンバーグ二つも食べれない

785 :社長 :2018/07/03(火) 19:02:06.41 ID:AMdb4VTa.net
はなまるの ハンバーグが あらわれた!

鞠莉「…普通ね」

千歌「…普通だね。見た目におかしなところはない…あえて言うなら、焼き色が薄いくらいかな?」

鞠莉「そうね。両面はそれほどじゃないにしても、側面なんかほとんど焼き色がないと言っても過言ではないくらいよ」

善子「…そういうこと」

花丸「うふふ。言葉はいらないよ。善子ちゃん、準備ができたらいつでも食べて」

善子「ええ」

786 :社長 :2018/07/03(火) 19:05:02.98 ID:AMdb4VTa.net
善子「頂きます」スッ パク

鞠莉「マリーの食べるときとえらい違いだわ」

千歌「仕方ないよ。チカでもそうなるよ」

善子 モグモグ…

花丸「お味はどうかな。お口に合ったなら、二口でも三口でも全部でも食べちゃっていいよ」

善子 モグモグ…ゴクン

善子「お言葉に甘えて」ヒョイ パク モグモグ

鞠莉「………っ!」

花丸「ずら♡」

787 :社長 :2018/07/03(火) 19:07:44.14 ID:AMdb4VTa.net
善子「ごちそうさま」

鞠莉「そんな…」

千歌「完、食…」

花丸「おそまつさまでした」ニコッ

千歌「…判定はついてる?」

善子「そうね…いいわよ」

千歌「それじゃ、お願い」

まるまり ゴクリ…

善子「一回戦、料理勝負は…」

788 :社長 :2018/07/03(火) 19:08:36.70 ID:AMdb4VTa.net
善子「ずら丸の、勝ちよ」

鞠莉「…………!!!」

花丸「うふふ、嬉しいずら♡」

789 :社長 :2018/07/03(火) 19:11:18.12 ID:AMdb4VTa.net
千歌「勝利の決め手は?」

善子「決め手ね…その前に、ずら丸」

花丸「ん?」

善子「あなた、メイン食材の発表をしなかったでしょ」

千歌「あ、そういえば」

善子「勝者の義務よ。済ませなさい」

花丸「わかった」

790 :社長 :2018/07/03(火) 19:12:34.69 ID:AMdb4VTa.net
花丸「おらのハンバーグのメインはこれだよ」スッ

アジの切り身 ドン!

千歌「お…お魚?!」

鞠莉「そんな…お肉じゃなかったの?!」

791 :社長 :2018/07/03(火) 19:15:54.23 ID:AMdb4VTa.net
花丸「千歌ちゃん達も気付いてたように、おらのハンバーグは普通のハンバーグに比べると茶色よりも白に近かったよね。もちろん、鞠莉ちゃんのハンバーグと比べても」

花丸「その理由はこれだよ。みんな知っての通り、魚肉は加熱すると白くなる」

鞠莉「魚肉…ハンバーグ」

花丸「そう。ハンバーグとして両面にある程度の焼き色はつけたけど、見た目を考えなければ魚肉ハンバーグの加熱は白くなる程度で充分なんだよ」

792 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 19:18:09.08 ID:MYsij9x2.net
すげぇ

793 :社長 :2018/07/03(火) 19:20:07.17 ID:AMdb4VTa.net
善子「思い出したわ。確か、アンタ料理は結構苦手なほうだったわね」

花丸「うん」

千歌「え? でも、とてもそんな風には…」

善子「魚料理を除いて…ね」

鞠莉「魚料理を除いて?!」

花丸「高校を卒業してからも、たまに果南ちゃんに釣りに釣れていってもらったりしててね。お魚の処理だけがどんどん上手になって、引き換えにお肉の扱い方はよくわかんなくなっちゃったんだ」

花丸「お題がハンバーグだったから食材にお肉しか用意されなかったらどうしようと思ったけど、助かっちゃった…まほうのれいぞうこのおかげでね♡」

鞠莉「っ!」

鞠莉「私は自分で自分の首を…」

794 :社長 :2018/07/03(火) 19:24:42.69 ID:AMdb4VTa.net
千歌「お魚のハンバーグで乗り切ってみせるなんて…とんだ策士だったね…」

千歌「つまり、勝負の決め手は意外性だったってことかな」

鞠莉「うう…マリーの想いが、小手先の料理技術と発想に負けるなんて…」ガクッ

花丸「魚肉を活かせないお題だったら、きっといい勝負になってたはずだよ。健闘にエールを送るずら」スッ

鞠莉「ハナマル………次は負けないんだから!」ガシッ

花丸「次もおらが勝ってストレート決めちゃうよ!」ニカッ

千歌「勝敗を超えて結ばれる友情…いい話だねえっ」ウルウル

795 :社長 :2018/07/03(火) 19:26:12.96 ID:AMdb4VTa.net
善子「ちょっと待ちなさい」

鞠莉「え?」

花丸「善子ちゃん、今おら達青春で忙しいから…」

善子「勝敗は沙汰の通り。でも、判定の決め手は意外性なんかじゃないわ」

千歌「ほえ?」

796 :社長 :2018/07/03(火) 19:30:50.72 ID:AMdb4VTa.net
善子「鞠莉」

鞠莉「は、はいっ」

善子「あなたのことだから、おどけてはいるけど傷付いてるんでしょ。どうせ自分は料理が下手なんだとか、わけのわかんない自責をしてみたりして」

鞠莉「そ、そんなこと…」

善子 ジッ

マリーの ハンバーグ(たべのこし)は ひえきっている! ▼

797 :社長 :2018/07/03(火) 19:34:10.53 ID:AMdb4VTa.net
善子「きちんと言ったはずよ。鞠莉のハンバーグも、ずら丸のハンバーグも、どっちも『美味しい』って」

鞠莉「でも…」チラ

善子「そうね。私はあなたのハンバーグを食べ残した」

善子「それに判定はずら丸の勝ち。これじゃ、状況だけ見れば鞠莉が納得しないのもわかるわ」

善子「でもね、はっきり言うわ。私は鞠莉のハンバーグのほうが美味しいと思ったわよ」

花丸「…………っっ?!!」

鞠莉「な、慰めなんていらないわよ!」

善子「慰めなんかじゃない。本音よ」

798 :社長 :2018/07/03(火) 19:36:04.84 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「だったらどうして…」

善子「花丸が言ったでしょ、鞠莉のハンバーグには致命的な欠点があるって」

鞠莉「あ…」

千歌「そういえば…」

善子「判定の決め手はそれ。致命的な欠点が、味の評価を超えられなかった――それだけよ」

799 :社長 :2018/07/03(火) 19:36:43.59 ID:AMdb4VTa.net
>>798
× 善子「花丸が言ったでしょ」
○ 善子「ずら丸が言ったでしょ」

800 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 19:37:13.45 ID:lW24sqtV.net
お茶番

801 :社長 :2018/07/03(火) 19:38:49.61 ID:AMdb4VTa.net
千歌「そ、その欠点って、いったい…」

善子 クルッ スタスタスタ

マリーの ハンバーグ(たべのこし)は ひえきっている!

鞠莉「だ…だめよ善子。それはもう冷え切ってて美味しくないから、」

善子「美味しいわよ。冷えてても」ヒョイ

善子 パクパクパク…

善子「…うん。やっぱりこっちのほうが好き」

802 :社長 :2018/07/03(火) 19:41:34.21 ID:AMdb4VTa.net
善子「勘違いしないでね、ずら丸。アンタの魚肉ハンバーグだって美味しかったのよ。でも、やっぱりハンバーグは動物のお肉で食べたいかも」

花丸「…」

善子「鞠莉のハンバーグの欠点、それはね」

鞠莉 ゴク…

善子「どこまでいってもステーキであって、どう味わってもハンバーグじゃないってことよ!」

鞠莉「………!!」

千歌「………!! な、」

ちかまり((なんだとォ―――――っ!))

803 :社長 :2018/07/03(火) 19:42:54.96 ID:AMdb4VTa.net
善子「あなたのハンバーグを食べ残したのは、ただずら丸のハンバーグも控えてたからってだけの理由」

善子「美味しかったわよ、鞠莉。ずら丸」

善子「ごちそうさまでした」

カンカンカンカァーーーーーン!!

804 :社長 :2018/07/03(火) 19:47:28.15 ID:AMdb4VTa.net
千歌「い…以上で第一回戦は終了ォ!」

千歌「勝敗判定こそ花丸ちゃんに寄ったものの、その実情は苦い結果となったようであります!」

千歌「試合に勝って勝負に負けるとは――いえ、これは無粋な物言いでしょう」

千歌「花丸ちゃんの一勝勝ち越し!」

千歌「続いて二回戦に移りま―――す!!」

二回戦のバトル内容 >>807
働き者バトル、想い出バトル、善子に任せる…のいずれか

805 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 19:50:05.04 ID:B8pyfvFd.net
想い出バトル

806 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 19:52:56.98 ID:t8HzqTmY.net
善子にまかせる

807 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 19:53:00.49 ID:bUhnspFq.net
善子に任せる

808 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 19:54:35.23 ID:ZYkZC2/v.net
ちかっちいる意味なかったな

809 :社長 :2018/07/03(火) 20:19:37.03 ID:AMdb4VTa.net
千歌のいる意味は見出だせないかもしれない
頑張るけども

いつも保守とかレスありがとう
無駄レスしてるひまあったら1レスでも更新しろって思われるだろうと思って返事せずにいるけど励みになってる

810 :名無しで叶える物語:2018/07/03(火) 20:30:49.65 ID:NVhMLrBd.net
>>809
普段なら話の途中でもこういう感謝の気持ちを表してくれるのは嬉しいけど、1000が近づいてる、かつ後2戦も残してる今の状況では
話を進めることに専念した方がいいと思う
偉そうで申し訳ありません

811 :>>810ありがとう :2018/07/03(火) 20:45:00.49 ID:AMdb4VTa.net
千歌「それでは二回戦に進むよ…ん?」

花丸 ムム…

鞠莉 グヌ…

ギス…

善子「ちょっと…二人の仲がやや険悪になりつつあるんだけど…」

千歌「これにはさすがの私も驚きだよ…」

812 :社長 :2018/07/03(火) 20:48:13.87 ID:AMdb4VTa.net
千歌「ほらほら、ちょっとちょっと!」パンパン

千歌「思うところがあるならバトルの中で取り返すことだよ! そんな態度でいいの?! 善子ちゃんが見てるんだよ!」モーッ

まるまり ハッ!

花丸「りょ、料理の腕を補正するほどの善子ちゃん知識は見事だったずら〜」ニコォ…

鞠莉「ハナマルこそ、お題の穴を突くような発想には感服しちゃったわよ〜」ニコォ…

千歌「よしよし、元の仲良しさんだね」

善子「そう? ほんとにそう?」

813 :社長 :2018/07/03(火) 20:50:25.61 ID:AMdb4VTa.net
鞠莉「次のバトルに行きましょう、ちかっち!」

花丸「さあ、早くお題を!」

千歌「おっ。やる気だね二人とも」

善子「陰湿な闘いが行われそうな内容はやめてよね」

千歌「うん、大丈夫!」

善子 ホッ

千歌「二回戦の内容は善子ちゃんに決めてもらうからね!」

善子「なんでよ!!」

814 :社長 :2018/07/03(火) 20:54:14.64 ID:AMdb4VTa.net
善子「さっきみたいにフリップ出せばいいじゃない!」

千歌「フリップ一つしか用意してないし…」

善子「なんなのよその中途半端な段取りの悪さは!」

千歌「ささ、善子ちゃん。時間も限られてるから! 早く決めて!」

善子「は、腹立つわね…」

善子「…」

善子「座談」

花丸「え?」

善子「二回戦の内容は『座談』よ。みんな、席に着きなさい」

千歌「ええ…」

鞠莉「地味な battle になりそうね…」

善子「文句があるなら不戦敗でも結構よ」

鞠莉「ハァイやるやる! マリー小学生の頃から座談だーいスキ!」ガタッ

花丸「それは普通に引く…」ガタ

815 :社長 :2018/07/03(火) 22:28:15.28 ID:AMdb4VTa.net
〜座談開始〜

千歌「こうして四人座ってはみたけど」

花丸「これでなにするの?」

善子「手札と目的を晒し合うのよ」

鞠莉「マリー、あなたのそういう中二な言い回しは結構好きよ」

善子「中二言うな!」

816 :社長 :2018/07/03(火) 22:31:25.71 ID:AMdb4VTa.net
善子「まず、鞠莉。ずら丸。あなた達の目的があまりに不明瞭よ」

善子「なし崩し的にオークションが始まっちゃったけど、そもそもあなた達の目的はなに? それをはっきりさせないことには、たとえ勝者が決まったとしても、私にはなにも決められないわ」

鞠莉「それはその通りね」

善子「…」

善子(オークション要素どこ行ったのかしら)

善子「続いて手札」

817 :社長 :2018/07/03(火) 22:39:46.50 ID:AMdb4VTa.net
善子「例えばあなた達の目的が、………家政婦の取得または維持だったとして」

花丸「異議あり! 異議あり!」

鞠莉「その認識には異議を申し立てるわ!」

善子「だああああっうるさい!! 例えばの話をしてるんだから静かにしてなさい!」

善子「だったとして! 目的がはっきりになったところで、そこに賛同したいと思わせるための手札がどれだけあるのかを知らないことには、これもやっぱり私になにかを決めることはできない」

鞠莉「ハイハイハイ! マリーは善子のことを守り続けられるわ!」

花丸「おらは善子ちゃんと共に成長できる存在でいるずら!」

善子「だああああから早いって言ってんでしょーが!!」

818 :社長 :2018/07/03(火) 22:47:32.74 ID:AMdb4VTa.net
善子「…ま、そういうことで。本当に私を占有しようという意思があるのなら、あなた達の手札と目的を隠さずに晒しなさい。正々堂々とね」

善子「言うまでもないと思うけど、最終的な私の意思決定に大きく関与するわ」

鞠莉「…ま、当然よね」

花丸「異議なし。早く始めよう」

善子「じゃ、司会進行は頼むわよ。リーダー」

千歌「え?! チカがやるの?!」

善子「じゃなきゃあなたなんのためにここにいるのよ。一番公正な立場にいるんだから、円滑かつ実りのある座談にしてね」

千歌「ヴェェェ…」

819 :おはよう :2018/07/04(水) 06:05:10.43 ID:MSPMkATo.net
千歌「じゃ、じゃあ…いささか役者不足感が否めないのは事実でありますが、僭越ながら不肖この私めが司会進行を…」

善子「さっきと同じこと言ってるのになんでそんな恐縮してんのよ」

千歌「だあって! チカの一挙手一投足が善子ちゃんのこれからの進退を決めると思うと――」

善子「それなら最初から遊び半分でこんなの催すんじゃないわよ」

820 :社長 :2018/07/04(水) 06:10:14.30 ID:MSPMkATo.net
千歌「とは言え、聞かなきゃいけないことのいくつかははっきりしてるもんね。まずはその辺りを話してもらおっか」

千歌「初めは目的! 花嫁とか結婚とかって言葉が飛び交ってたけど、結局自分の目的はなんなのか…このオークションに勝って、明日から善子ちゃんとどんな関係でいたいのか」

千歌「今回は花丸ちゃんから、お願い」

花丸 コク

花丸「えー…」

花丸「おら、わたし、えー、国木田花丸と申します。ここにいる人達には改めて自己紹介するまでもないかと思うけど、えー」ガチガチ

善子「アンタまで引きずられてんじゃないわよ! ほんとにするまでもないから先に進みなさい先に!」

821 :社長 :2018/07/04(水) 06:12:40.12 ID:MSPMkATo.net
花丸「…おらは、また善子ちゃんと楽しく過ごす時間が欲しいずら」

花丸「みんな知ってると思うけど、高校の頃はおらと善子ちゃんは一番の親友で、」

鞠莉「ルビィは?」ヒソ

千歌「後半は果南ちゃんとも結構仲良しだったよね」ヒソ

鞠莉「ハナマル側からはそうでも、善子側も同じ認識とは」ヒソ

花丸「外野黙っててください」

822 :社長 :2018/07/04(水) 07:25:17.06 ID:MSPMkATo.net
花丸「それなのにここ数年はすっかり没交渉になっちゃって…」

花丸「空いちゃった期間を埋められるくらい、また善子ちゃんと楽しく過ごしたい。これがおらの目的です!」

善子「…伝わったわ。でもそれなら、別に誘ってくれれば済む話で」

花丸「あ、言い忘れた。今度こそラブラブの恋人さん同士でいたいかも♡♡♡」キャッ///

善子「…………伝わったわ…」

823 :社長 :2018/07/04(水) 07:32:33.31 ID:MSPMkATo.net
千歌「花丸ちゃんは善子ちゃんのことが好きなんだね」

花丸「大好きだよ」

善子「恥ずかしげもなく…」

鞠莉「マリーも! マリーも大好きよ善子!」

善子「わかったわかった知ってるから」

善子「じゃ、次は二人の手札を」

千歌「あれ? 鞠莉ちゃんの目的は?」

善子「だいたいずら丸と同じ感じでしょ。聞かなくていい聞かなくていい」

鞠莉「やー! マリーにも言わせてー!」ギャピー

善子「うっさいわね…リーダー」

千歌「あはは…うん、じゃあ鞠莉ちゃんお願い」

824 :社長 :2018/07/04(水) 07:36:37.11 ID:MSPMkATo.net
鞠莉「my turn を獲得するだけでこうも大変とは…善子は相変わらず意地悪さんねえ」ヤレヤレ

花丸「おらにはあんまり意地悪しないよ、善子ちゃん」

鞠莉「いいの! これがマリー達の付き合い方なの!」

千歌「ほらそこ野次を飛ばさなーい」

花丸「はーい」

825 :社長 :2018/07/04(水) 07:42:42.14 ID:MSPMkATo.net
鞠莉「私は、今の日常にずっと続いてほしいのよ」

鞠莉「ダイヤがいて、果南がいて、そして善子がいて。もちろんちかっちやハナマル、せらりー達みんながいて、ね」

鞠莉「もう昔みたいに誰かがいなくなっちゃうのはイヤなの…それだけよ」

善子「そこに私が家政婦であり続ける必要性はあるの?」

鞠莉「マリーは欲張りだからね。誰もが自分の一番近くにいてほしいのよ♪」

善子「あなたはそうよね、昔っから」

鞠莉「きちんと言葉にするようになったんだから成長でしょ」

善子「ま、そりゃそうだ」

826 :社長 :2018/07/04(水) 07:47:05.13 ID:MSPMkATo.net
千歌「これで二人の目的は出揃ったね」

千歌「よければ手札に移るけど、誰か質問とか確認したいことはある?」

>>828
質問者(千歌含めた四人から)、質問相手(千歌除いた三人から)、質問内容
なしならなしでいい 先に進む

827 :名無しで叶える物語:2018/07/04(水) 08:06:57.54 ID:bXz8RDOO.net
なし

828 :名無しで叶える物語:2018/07/04(水) 08:10:23.34 ID:bKbSX/cp.net
次に進む

829 :社長 :2018/07/04(水) 12:40:33.76 ID:MSPMkATo.net
花丸「ないよ」

鞠莉「なーし!」

千歌「善子ちゃんもいい?」

善子「………ええ、いいわよ」

千歌「じゃあ次! さくさく進もうね!」

千歌「次は手札!」

830 :社長 :2018/07/04(水) 12:48:09.35 ID:MSPMkATo.net
千歌「目的は花丸ちゃんからだったから、手札は鞠莉ちゃんからでいいかな」

鞠莉「それはいいんだけど、手札って具体的になんのことを言うの?」

千歌「なんのことを言うの?」

善子「いよいよ本格的に千歌さんの必要性が…」

千歌「ちっ、違うよ! これはチカのせいじゃない! 善子ちゃんが中二なのがよくないと思う!!」

鞠莉「保身で友達に責任転嫁したわよ…」

花丸「ひどい…」

千歌「うわーっ! チカの評価が右肩下がりだーっ!」

831 :社長 :2018/07/04(水) 12:50:11.28 ID:MSPMkATo.net
善子「鞠莉もずら丸も、その…私と一緒にいたいってことよね? 要は」

花丸「そうだよ」

鞠莉「マリーはもうちょっと情熱的な nuance で捉えてほしいわ」

花丸「はっ! おらもおらも!」

鞠莉「ダメ〜、後出しは認められないわァ」

花丸「うぎぃぃぃぃっ!」

善子「話を進めていい?」

832 :社長 :2018/07/04(水) 12:57:40.56 ID:MSPMkATo.net
善子「手札とは、その目的を達するために自分が切れるカードのこと」

花丸「目的を達するために切れるカード…」

千歌「あ、わかった」

花丸「どういうこと?」

千歌「自分を売り込めってことだね!」

千歌「簡単に言えば、善子ちゃんに一緒にいたいと思わせるアピールをしろってことだよ」

善子「そ。友達から奪ってまで私と一緒にいようとするくらいなんだから、強い思い、賭けられるものがあるはずでしょ」

833 :社長 :2018/07/04(水) 13:00:25.65 ID:MSPMkATo.net
鞠莉「…」ムム…

花丸「強い思い、賭けられるものが…」

鞠莉「善子」

善子「なに?」

鞠莉「来月からお給料を」

善子「お金は禁止! お金は禁止よ!!」

千歌「パワーバランスが保てないからね…」

花丸「今もう詰んだって思った」

善子「もっと健全で魅力的なものがいいわ」

千歌「善子ちゃんの独裁ゲームみたいになってきた…」

善子「景品に祭り上げられた腹いせも兼ねてるわ」

834 :社長 :2018/07/04(水) 13:12:07.39 ID:MSPMkATo.net
善子「手札ってのがなにであるかは理解できたわね? それじゃ、鞠莉……じゃないや。千歌さん、進行を」

千歌「もう気を遣ってくれなくていいよ。チカいなくてもつつがない進行が保たれるよこの座談」

花丸「そう腐らないで…」

千歌「鞠莉ちゃんどーぞ」

鞠莉「投げやりにしないで!」

835 :社長 :2018/07/04(水) 18:38:56.90 ID:MSPMkATo.net
鞠莉「マリーの手札はなんと言ってもお金よ!」

善子「だから、」

鞠莉「待って。聞いてちょうだい」

鞠莉「なにも、圧倒的なお金であなたを買うとか、ハナマルに差を付けるとか、そういうことを言いたいんじゃないの」

鞠莉「お給料は現行と変わりない金額で、そのまま家政婦としてマリーの傍にいてほしいと思ってる」

千歌「じゃあ、お金っていうのは?」

鞠莉「善子の身を守れるということよ」

836 :社長 :2018/07/04(水) 18:42:01.22 ID:MSPMkATo.net
鞠莉「明日なにが起こるかわからないこんな時代でしょう? どこにいたって、明日も元気に生きていける保証なんかない」

鞠莉「それでも、私にはいざと言うときに使えるお金がある。いやらしい話に聞こえるかもしれないけど、現実的なことよ。明日起こるかもしれない『なにか』に対抗できる力」

鞠莉「それがあるのとないのとじゃ、心持ちだって大きく変わるわ」

善子「それはわかるけど」

鞠莉「わかってない様子ね」

837 :社長 :2018/07/04(水) 18:45:27.13 ID:MSPMkATo.net
鞠莉「私は万が一のときにあなたを守れるし、あなただけじゃないみんなを守れるのよ」

善子「みんな…」

鞠莉「ダイヤに果南にせらりーに、梨子にちかっちにハナマルも曜もルビィも、みんな」

鞠莉「それは、たとえなにかが起こっても『みんながいる日常』を守れるということよ。私達が大好きな日常を、ね」

善子「…わかった」

千歌「以上でいい?」

鞠莉「いいわよ。細かいことならもっとたくさん挙げられるけど、それはわざわざ言わなくたって伝わるでしょうからね♪」

838 :社長 :2018/07/04(水) 18:58:45.51 ID:MSPMkATo.net
善子「一つ、いいかしら」

鞠莉「いいわよ」

善子「仮に私が鞠莉のもとを離れてずら丸を選んだとしたら、もう私達の日常を守る気はないってこと?」

鞠莉「…umm. さすがね善子」

善子「どうなの?」

鞠莉「…………ふふ。そんなわけないじゃない」

鞠莉「たとえあなたが私のもとを離れたって、善子が大切な相手じゃなくなるわけじゃないし、ましてハナマルが友人でなくなるわけでもないもの」

鞠莉「マリーがマリーである以上、私達の日常はなんとしてでも守り抜くつもりよ」

839 :社長 :2018/07/04(水) 19:01:47.26 ID:MSPMkATo.net
善子「それじゃ、結果的に私への手札になり得ないんじゃない? それ」

鞠莉「そう言われちゃあ形無しね。その通りよ」

善子「あなたらしいというか…バカが付くほどバカね」

鞠莉「ただばかにしてない?」

千歌「じゃー、続いて花丸ちゃん!」

花丸「ずら!」

鞠莉「こんなときだけ空気読んで! もーっ!」

840 :名無しで叶える物語:2018/07/04(水) 20:07:21.78 ID:LPGGu0VQ.net
マリーが良い子過ぎる…

841 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 06:44:21.09 ID:V0f7Kw+M.net

良い

842 :社長 :2018/07/05(木) 08:12:18.88 ID:NFEhXxZ3.net
花丸「さっきも言ったけど、おらは善子ちゃんと共に成長できる存在でいるよ」

善子「成長ねえ」

花丸「うん。おらには鞠莉ちゃんみたいにみんなを、善子ちゃん一人だって必ず守れる力なんてないけど…どんな苦難だって一緒に乗り越えていく強い意志があるから」

花丸「人は誰しも、一生鍛練」

花丸「振り返ったときに、『実りがあった』って笑えるような日常にするよ」

善子「…こう言うのもなんだけど、私は今かなりぬるま湯の中にいる自覚があるわ。その平穏を捨てて、わざわざ鍛練しにアンタのもとに行くかしらね」

善子「一般的、そう聞こえたけど?」

花丸「ふふ。もちろん、こんな口上だけで善子ちゃんを頷かせられるとは最初から思ってないよ。本当の手札があるから」

善子「へえ」

843 :社長 :2018/07/05(木) 08:21:11.91 ID:NFEhXxZ3.net
花丸「善子ちゃんには実りと共に、刺激ある日常も提供できるよ」

善子「刺激?」

花丸「うん。言ってなかったと思うけど、今おら雑誌の記者さんやってるんだ」

千歌「記者?!」

花丸「えっへんずら。ちょっと縁があってね、前の仕事をやめて出版社に入ったんだよ」

善子「知らなかった…」

844 :社長 :2018/07/05(木) 08:24:24.05 ID:NFEhXxZ3.net
花丸「面白そうな話があれば、ゴシップ・怪奇・都市伝説まで、なんでもござれで日本中だよ」

鞠莉「そうだったの…」

善子「ここしばらく連絡を取ってなかったのって、」

花丸「おら自身が毎日忙しかったからでもあるね、本当は」

善子「なによ! 私のせいみたいに言って!」

花丸「えへ♡」

845 :社長 :2018/07/05(木) 08:30:36.37 ID:NFEhXxZ3.net
花丸「善子ちゃんには、そんなおらと津々浦々を共にしてほしいんだ。お仕事のためとは言っても、旅行が一人ぼっちなのはやっぱり寂しいからね」

花丸「それに、どこに行くにしても『取材』って名目で経費で落とせるよ」ニコッ

千歌「うわー、いいなー! チカね、沖縄に行きたい!」

花丸「綺麗な海だったずら…」

千歌「いーいーな―――っ!!」

花丸「善子ちゃんは昔から目の付け所が人と違って、おら感心してたんだよ。そのレーダーを、ぜひめいっぱい発揮してほしいな」

善子「ふうん…なかなか想定外の手札を切ってくるじゃない」

花丸「善子ちゃんを迎えにくるなら、これくらいは用意しとかないとね!」

千歌「さて、二人ともの手札も出揃ったわけだけど。ここでも質問がある人はいないかな?」

>>847
質問者(千歌含めた四人から)、質問相手(千歌除いた三人から)、質問内容
なしならなしでいい 先に進む

846 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 08:32:36.87 ID:NXiyqOhZ.net
なし

847 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 08:41:02.08 ID:sp6vUfOW.net
なす

848 :社長 :2018/07/05(木) 12:33:11.75 ID:NFEhXxZ3.net
鞠莉「マリーはヘーキ!」

花丸「おらも特に」

千歌「よし。それじゃあ、…………後はなにか聞く必要あるかな」

善子「しっかりしてよ司会ィ」

千歌「だって善子ちゃんがなにを意図して二回戦を『座談』にしたのかよくわかんないだもーん!」ウエーン

鞠莉「そういえば battle だったわね、これ」

花丸「勝敗はどうやって決まるんだろう」

鞠莉「場合によってはこの座談内容だけで意思が決まりかねないわよね…勝敗とかじゃなくって」

花丸「それは遺憾だよ!」

849 :社長 :2018/07/05(木) 12:36:53.93 ID:NFEhXxZ3.net
善子「勝敗ならもう決まってるわよ」

鞠莉「え?!」

花丸「そうなの?!」

千歌「もしかして、」

善子「あら、気付いた? 聡いわね千歌さん」

善子「判定はドロー。引き分けよ」

まるまり「「え〜〜〜〜っ!」」

鞠莉「ど、どうして引き分けなの?!」

善子「どうしてっていうか、最初から引き分けにするつもりで提案したもの」

花丸「どういうつもり?!」

850 :社長 :2018/07/05(木) 12:39:34.67 ID:NFEhXxZ3.net
善子「私はこの二回戦で、あなた達の心を見たかったのよ」

鞠莉「heart? 愛してほしいの?」

善子「たった今、鞠莉のポイントがやや下降したわ」

鞠莉「Nooooooooo!!!」

851 :社長 :2018/07/05(木) 12:53:40.53 ID:NFEhXxZ3.net
善子「目的は私との時間を求めてくれる気持ちの真剣さを、そして手札はその真摯さを、それぞれ確かめたかったの」

花丸「真摯さ?」

善子「そう。いくら気持ちが真剣だとしても、そのために他を蔑ろにするようなら私はそんな人と一緒にいたくはないもの」

善子「鞠莉と花丸の最もはっきりした差は、なんといっても経済力でしょ。だからね、鞠莉は問答無用で金に物を言わせるようなやり方をしないか。花丸はその差を埋めるために嘘や卑怯な手段に頼らないか」

善子「そういうところを見ておきたかったのよ」

鞠莉「わ、私…」オロ

善子「引き分けって言ったでしょ。二人とも私が懸念したようなことはしなかったと判断したわ。お金がバックボーンだって主張だったとはいえ、その中に強い芯と真摯さをしっかり見たつもりよ」

鞠莉「そ、そう…」ホッ

善子「もちろん、ずら丸もね。嘘をついたり鞠莉を落として相対的に自分をよく見せたりするようなことはせずに、きちんとあなたらしさで闘ってくれた。文句なしよ」

花丸「一瞬闇が出かけたけど抑え込んでよかったずら」ハァ

852 :社長 :2018/07/05(木) 13:00:45.49 ID:NFEhXxZ3.net
善子「そういうわけで、二回戦は引き分け。異論のある人は?」

シン…

善子「はい。じゃ、さくさく次に行きましょ」

千歌「なんだかちょっと乗り気になってきた?」

善子「なってないわよ。どうであれ友人同士が闘ってる様子なんて、ずっと見ていたいものじゃないんだから。早く終わってほしいだけ」

千歌「そんな意欲を削ぐようなことを…」

善子「次も内容決めさせられるの?」

千歌「ううん、最後は決めてるよ。でも…やりづらくなっちゃったなあ…」

善子「なによ。歯切れ悪いわね」

千歌「善子ちゃんが悪いんだよ。なんだか穏便に済ませようとするから…」

善子「それのどこが悪いのよ」

千歌「だって鞠莉ちゃんも花丸ちゃんも闘うつもりで始めたはずなのに」

鞠莉「マリーはただの防衛戦よ」

853 :社長 :2018/07/05(木) 13:04:47.37 ID:NFEhXxZ3.net
善子「なんでもいいじゃない。決まってるなら早く進みましょ」

千歌「いいの? どうなっても知らないからね」

花丸「前振りが異様に不穏ずら…」

千歌「三回戦の内容は、」


千歌「全てを賭けて善子を奪え! 全身全霊オ――――クション!!!」


善子「…」

鞠莉「…」

花丸「…」

よしまるまり(((ばかなァ――――――――ッッ!!!)))

854 :社長 :2018/07/05(木) 18:56:09.75 ID:NFEhXxZ3.net
花丸「こっ…この流れでオークションやるの?! 正気?!」

千歌「だから言ったじゃん…」

善子「オークションやっちゃうんだったら、前半の二回戦分なんの意味もないじゃない!」

千歌「だってそもそもこのバトルの名称が『善子ちゃん争奪オークション』だし…やらないわけにいかないもん…」

花丸「だったら別にその一回戦だけでよかったと思う」

鞠莉「でもこう言っちゃなんだけど、オークションなんかしたら100%マリーが圧勝するわよ?」

千歌「それは考えてあるよ!」

855 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 19:02:50.04 ID:2aQM4WdB.net
ま、まあこの2戦は善子への熱い想いが伝わったから...(震え

856 :社長 :2018/07/05(木) 19:07:03.00 ID:NFEhXxZ3.net
千歌「ただのオークションじゃない、『全身全霊オークション』だからね」

善子「なんかイヤな予感がしてきた」

花丸「おらも」

鞠莉「珍しくマリーも」

千歌「賭ける対象はお金に限らず、自分が提供できる全てのもの! 完全ターン制として、ターンごとにお互い賭け金を宣言する。ルールはこれだけだよ」

千歌「ただし、もちろん勝利した場合には宣言した賭け金を必ず実行する義務があるからね。そうじゃないと茶番になっちゃうから」

鞠莉「勝利するためには相手より魅力的な賭け金を宣言する必要があるけど、勝利したら必ず実行しなきゃいけない…」

花丸「当たり前のことではあるんだけどね…」

善子「結構えぐいこと考えるわね…」

857 :社長 :2018/07/05(木) 19:10:48.29 ID:NFEhXxZ3.net
この前提を踏まえた上で賭け金の安価を出すと、果たして大変なことになるかな? やめたほうがいいだろうか

858 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 19:15:58.81 ID:r/Fc6Nl6.net
いや、ここは流石に安価出すべき
そっちのが面白そう

859 :社長 :2018/07/05(木) 19:20:10.29 ID:NFEhXxZ3.net
千歌「簡単だもん、ルールの確認は必要ないよね? じゃあさっそく、」

善子「待って待って待って」

善子「ルールにわかんないところはないわよ。でも、その…ほんとにやるの? これ…」

花丸「うっかり白熱したら物凄い事態になる可能性があると思う…」

千歌「それは自分で実現可能性と勝率への舵取りをしてもらえば!」

善子「最終的に私の判断でどっちかに多大な負荷が掛かるかもしれないんだけど…」

鞠莉「そもそも、必ず実行するったって、その管理はどうするつもりなの? 実行の期限は? 踏み倒そうとした場合の強制執行方法は?」

善子「ねえ鞠莉ほんとにそこまでガチで決めたい? 首が絞まるだけよ?」

860 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 19:20:36.46 ID:15nhMSA5.net
残りのレス的にもここで目一杯安価使うくらいで安価オークションしてもいいと思う
で、次も話を続けるならまた新しくスレ立てればいいし

861 :社長 :2018/07/05(木) 19:26:24.00 ID:NFEhXxZ3.net
じゃ安価にしよう。
上手くまとめられるか不安はあるけど頑張る


千歌「じゃ、実行期日も賭け金と一緒に宣言するってことで!」

善子「ほぉぉぉぉら見なさい!!」

花丸「悪化したァ! 状況が悪化したずらァ!」

鞠莉「でも茶番を避けるにはしっかり決めないと…」

千歌「強制執行については、んー…この話をみんなにして、絆で守らせる?」

善子「こんなことやったって話したらダイヤにぶん殴られるわよ…」

鞠莉「いやああああダメ! みんなに話すのはナシ! ナシにしましょう! 絶対守るから!」

花丸「どうしたってたぶんバレるよ」

千歌「バレるだろうねえ」

鞠莉「いやああああ……」

862 :社長 :2018/07/05(木) 19:36:10.25 ID:MIw/2k04.net
千歌「論より証拠。百聞は一見に如かず。習うより慣れろ」

千歌「とりあえずやってみよ?」

善子「始めたら後戻りできないヤツだから」

花丸「おらに…おらにできること…」ブツブツ

善子「手札はさっき綺麗に切ったのにね。ご愁傷さま…」

鞠莉「他人事みたいに言うじゃない」

善子「いや、私だってかなりのプレッシャーを」

鞠莉「自分はダイヤに怒られないと思って安心してるんでしょ! そうよ、どうせ怒られるのはマリーなんだから!!」

善子「最大限にどこ心配してるのよ!!」

863 :社長 :2018/07/05(木) 19:46:30.47 ID:MIw/2k04.net
千歌「ようし…それじゃ始めるよ! 地獄のゲーム、全身全霊オークション!」

善子「ちょっ今地獄のって」

千歌「第1ターン! お互いに賭け金と実行期日の宣言をどうぞ!」

花丸「無理やり始めた!!!」

鞠莉「覚悟を決めるしかないのね…」


鞠莉 >>865
花丸 >>867
賭け金は金額でもいいし行動でもいい、いい例が思い付かんけど他のなんでもいい
期日については、給料提示があるだろうから「月給」みたいな指定でもいい
よっぽどじゃなければ採用するつもりだけど、まじでよっぽど過ぎるものは下にするかもしれない 容赦願う

864 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 19:48:49.93 ID:yfyE1jGG.net
かそくした

865 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 19:48:53.91 ID:B3J3WkFj.net
一生9人が離れないようにしてあげる

866 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 19:50:47.50 ID:v0fFnI2G.net
ま、まるを好きにしていいずら!

867 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 19:52:28.72 ID:C6URLHNj.net
マルの人生

868 :社長 :2018/07/05(木) 19:55:54.99 ID:MIw/2k04.net
おまえら………おまえら…
安価了解

869 :社長 :2018/07/05(木) 20:07:47.86 ID:MIw/2k04.net
鞠莉「……………」

花丸「……………」

千歌「二人とも随分考え込んでるね」

善子「そりゃそうでしょ」

善子「純粋に実行義務との兼ね合いもあるでしょうけど、そこに戦略としての進行性も加えて考えなくちゃいけないんだもの」

千歌「どう攻めるのが正解なんだろ? 最初に最強の手札を切るのか、様子を見ながら段階的に引き上げていくのか」

善子「まっっったくわかんない」

善子「そのどっちが有利な戦略なのかもわかんないし、一手目で均衡が取れたほうがいいのか格差が生まれたほうがいいのかもわかんないわ」

千歌「完全に未知のゲームだもんね…」

鞠莉「…決めたわ」

千歌「お」

花丸「…おらも」

善子「いよいよね…」

870 :社長 :2018/07/05(木) 20:14:50.96 ID:MIw/2k04.net
千歌「相手の手札を知ってから自分の手札を変えられると困るから、まず二人同時に宣言して。補足が必要なら二人とも宣言してからお願い」

花丸 コク

鞠莉「わかったわ」

千歌「じゃ、いくよ」

善子 ドキドキ…

千歌「賭け金は!」

鞠莉「私達9人が一生離れないようにするわ!!」

花丸「おらの人生をみんな捧げるよ!!」

871 :社長 :2018/07/05(木) 20:20:51.56 ID:MIw/2k04.net
鞠莉「………っ! 最初から、全身全霊…」ゴクッ

花丸「やっぱりね…その手札こそ善子ちゃんが一番求めてるものだって、おらも思うもん…」ギリ…

千歌「二人とも、1ターン目から全力だね…!」

善子「これが全身全霊オークションなのね…」

千歌「これは、わざわざ捕捉する部分もないかな」

鞠莉「マリーはないわ。さっき言った通り、これがきっと私にできる最大限よ」

花丸「おらは、少しだけ」スッ

鞠莉「!」

千歌「花丸ちゃん」

872 :社長 :2018/07/05(木) 20:27:04.12 ID:MIw/2k04.net
花丸「おらは、善子ちゃんの傍にいるためにおらの人生を丸ごと捧げるよ」

花丸「でもこれはね、絶対に一生隣で添い遂げるって意味じゃない。一生善子ちゃんの望む関係でいる…これが、おらの一つ目の賭け金だよ」

善子「それはどう違うの?」

花丸「…」

花丸「おらのあり方を、生き方を、善子ちゃんとの関わり方を、他でもない善子ちゃん自身に全て委ねるってことだよ」

善子「全て?」

花丸「仕事を辞めろって言うなら辞める。沼津から出ていけって言うなら出ていく。愛してと言うなら一生を懸けて愛し抜くし、…逆に、一生今と同じような友人でいてほしいって善子ちゃんが願うなら、その通りにする」

鞠莉「………!!」

花丸「おらが勝った結果、善子ちゃんが二度と顔を見せるなって言うなら…それに従う」

千歌「そ、それじゃあ…」

花丸「平気だよ。これは覚悟の問題だから」グ…

善子「…わかった」

873 :社長 :2018/07/05(木) 20:29:18.45 ID:MIw/2k04.net
千歌「なかなか重いものが出てきたね…」

善子「今さら怖じ気付かないでよ。この場にいるんだから、あなたも覚悟を決めなさい」

千歌「…うん」

千歌「一つ、チカから提案がある」

善子「なに?」

千歌「ターンが終わるごとに、善子ちゃんに優勢なほうを発表してもらうのはどうかな」

善子「んなっ!」

花丸「…なるほど」

鞠莉「…マリーは賛成よ」

善子「千歌さん…いい根性してるわ…」

874 :社長 :2018/07/05(木) 20:32:07.09 ID:MIw/2k04.net
千歌「それによって、次のターンの賭け金だって変わるだろうから。ね、どうかな」

善子「〜〜〜〜っ…」ガシガシッ

善子「…はあ。鞠莉と花丸が承諾するんなら、私に拒む権利はないわ」

花丸「おらも、…そうしてほしいかな」

善子「わかってるっての。聞くまでもないわ」

善子「んじゃ、発表するわよ」

善子「このターンの終了時点では、――――鞠莉が優勢」

鞠莉「…っし!」ガッツ

花丸「っ…」

875 :社長 :2018/07/05(木) 20:34:23.01 ID:MIw/2k04.net
善子「ずら丸の言う通り、鞠莉の賭け金は今の私にとって最も魅力的かもしれない」

善子「…あと。覚悟の表現だったのはわかってるけど、アンタが自分を蔑ろにしようとしたのは頂けないわね」

花丸「う…」

善子「これは優しさで言っておくけど、今の優劣を引っくり返すのは容易じゃないと思うわよ」

花丸「…肝に命じておくよ」

876 :社長 :2018/07/05(木) 20:38:09.04 ID:MIw/2k04.net
千歌「じゃあ続いて第2ターンに移るよ」

善子「かなり神経を使うわね…」フーッ

鞠莉「……………」

花丸「……………」

千歌「結果的に、鞠莉ちゃんもこのターン攻めづらくなったかもね」

善子「優勢を宣言された上、引っくり返すのは容易じゃないと来たものだからね。ここでどう攻めてくるか…」

鞠莉「…決まったわよ」

花丸「…おらも、決めた」

千歌「早いね…」

千歌「それじゃ、発表してもらおうかな」

鞠莉 >>878
花丸 >>880
安価の注意事項は前回の通り
少し外す

877 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 20:52:17.94 ID:eXomf7yq.net
月給30万

878 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 20:52:44.24 ID:mGm5MEV3.net
(プロポーズ含む)結婚

879 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 21:03:38.95 ID:S5Dy4n3S.net
kskst

880 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 21:04:36.46 ID:kKw21LzR.net
9人の繋がりは絶対に大切にし続ける

881 :社長 :2018/07/05(木) 21:35:18.54 ID:MIw/2k04.net
千歌「二つ目の賭け金は!」

花丸「ずっとずっとおら達Aqoursの絆を大切にしていき続けるずら!!」

鞠莉「善子とマリーが結婚!!」


千歌「……」

花丸「……」

善子「……」←真顔

千歌「ごめん鞠莉ちゃん、ちゃんと聞こえなかったかも」

鞠莉「えー? もう一回言うの〜?」テレテレ

千歌「お願い」

鞠莉「マリーの二つ目の賭け金はあ、善子との結婚! だよっ♡」キャッ

善子「後出しで手札を変えるのは反則って言わなかった?」

鞠莉「変えてないもん!!」

882 :社長 :2018/07/05(木) 21:38:18.77 ID:MIw/2k04.net
鞠莉「あっ、これは実行期日も宣言しなきゃいけない類いの賭け金よね! えっとぉ、う〜ん…善子が望むなら明日だって構わないけどぉ」テレテレ

善子「よもや思い付きもしなかったわ」

善子「賭け金の内容によって、自らの勝率を下方修正する…か。盲点をついたいい戦略ね…」ゴク…

鞠莉「誰がわざと負けにいったのよ!!」

883 :社長 :2018/07/05(木) 21:46:21.22 ID:MIw/2k04.net
千歌「花丸ちゃん、捕捉ある?」

花丸「われながら、苦肉の策感は否めないのが本音かな…さっきの座談のときと同様、たとえ善子ちゃんがおらを選んでくれなくっても、ずっと大切にしていきたい絆だしね」

善子「いや、このターンでなかなか釣り合ったわよ。ナイスチョイスね」

千歌「勝負の行方はわからなくなってきたね!」

鞠莉「ちなみにね、プロポーズもちゃんとするつもりでいるのよ。え? んもう、せっかちさんなんだから…わかった。このバトルが終わったときと、それから後日改めて。二回しちゃうわ♡」テレテレ

千歌「あ、そこの人。次のターンに移りますよ?」

鞠莉「ちょっとォ! まだマリーの捕捉の途中なんだけど!」

善子「しかし マリーの 勝率は これ以上 下がらない」

鞠莉「今ので一気に6ランク?!」

千歌「ことによっては12ランクだよ」

鞠莉「あ――――っ! なんで?! ねえ善子なんでぇ??!!」

善子「このターンでずら丸の優勢に持ち直したわ。はい、最後のターンに行きましょ」

884 :社長 :2018/07/05(木) 21:53:26.69 ID:MIw/2k04.net
千歌「言うまでもないけど、これが最後のターン、最後の賭け金宣言になるからね。充分に考えてね」

鞠莉「結婚の倍プッシュはありなの?」

善子「これ以上勝率は下がらないって言ってんでしょうが」

花丸「結婚の倍プッシュいいな〜。おらもそうしちゃおっかな〜。でも鞠莉ちゃんが結婚倍プッシュしちゃったら勝ち目なくなっちゃうな〜」チラッチラッ

千歌「番外戦が始まったんだけど」

885 :社長 :2018/07/05(木) 22:00:13.02 ID:MIw/2k04.net
鞠莉「umm……」

花丸「う〜ん……」

千歌「いざってなると真剣に考えるね」

善子「じゃなかったらもうこのバトルなんの意味もなくなるからね」

千歌「ところで、鞠莉ちゃんが勝ったら善子ちゃん達は結婚することになるわけだけど、どうするの? 台湾にでも移住するの?」

善子「どうしてよりによって一番シビアなとこ行くのよ」

善子「でも、まあ…沼津は出ることになるのかもね。千歌さん知らない? 都内では事実上の同性婚が可能だって」

千歌「えーっ、知らない! そうなの?!」

千歌「…詳しいんだね」

善子「うるさい張り倒すわよ」

最後の賭け金
鞠莉 >>887
花丸 >>889

886 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:03:09.45 ID:tG44ZyTB.net
ksk

887 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:03:27.34 ID:dafXk2PC.net
あんな冗談もオールオッケーよ

888 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:03:27.98 ID:AcDyD/VP.net
プロポーズを貫く

889 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:03:48.13 ID:yfyE1jGG.net
あんかした

890 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:04:04.00 ID:AcDyD/VP.net
プロポーズ

891 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:05:46.18 ID:dafXk2PC.net
>>887
あんなってのは結婚云々って意味で書いた
一応こっちの意図としては

892 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:06:26.33 ID:yfyE1jGG.net
こいつプロポーズなら誰でもいいんかい

893 :社長 :2018/07/05(木) 22:22:34.01 ID:MIw/2k04.net
千歌「…さあ、時は来たよ」

千歌「泣いても笑ってもこれが最後の賭け金宣言。いよいよ二人の…ううん、私達みんなの命運が決まる」

千歌「準備はいいかい?! 野郎ども!」

鞠莉「………」グッ

花丸「………」グッ

善子(二人から、強い覚悟と緊張が手に取るように感じられる)

善子(当然…よね)

千歌「それじゃあ宣言して。最後の賭け金は――――」

894 :社長 :2018/07/05(木) 22:24:19.41 ID:MIw/2k04.net
花丸「おらと結婚するずら――――――――ッッ!!!」

鞠莉「結婚とかいうのはマリーのお茶目な冗談でした――――――――ッッ!!!」






ちかよしまるまり((((ええええええええええええええ――――――――ッッ???!!!))))

895 :社長 :2018/07/05(木) 22:28:19.34 ID:MIw/2k04.net
花丸「お茶目な冗談でしたァ?! おまっ、こっちその気にさせといてそりゃねえずら! つかそれ賭け金でもなんでもないだろァ!!」

鞠莉「なーに人のマネしちゃってるのよ!! あなた言っとくけどこのオークション三回中二回がマリーのパクリだからね?! 自覚ある?!」

善子「ずら丸っ、アンタっ、あれ本気でいい選択だと思っとったんか――――い!!」

千歌「一緒にめっちゃ驚いてはみたけど言いたいこと三人がみんな言ってくれたからチカもう特に言うことないや」

896 :社長 :2018/07/05(木) 22:31:46.60 ID:MIw/2k04.net
千歌「賭け金を整理すると、」


鞠莉が勝った場合
・Aqoursの9人が一生離れることのないよう尽力する
・善子と結婚する(プロポーズもしちゃう)
・やっぱり結婚はしないかもしれない

花丸が勝った場合
・善子ちゃんの言うことなんでも聞く!
・Aqoursの9人の絆をずっと大切にする
・あと善子ちゃんと結婚する


千歌「…………」

千歌「まとまりがなさすぎる…」

善子「誰よこんな風にしたの…」

897 :社長 :2018/07/05(木) 22:32:58.06 ID:MIw/2k04.net
千歌「これを踏まえた上で、勝者を決めてください善子ちゃん」

善子「罰ゲームじゃないのよ…」

898 :社長 :2018/07/05(木) 22:37:01.01 ID:MIw/2k04.net
善子「ってか、これどっち選んでもあんまり変わりないようにすら思うんだけど」

鞠莉 ワクワク

花丸 ワクワク

善子「あんた達、場を掻き乱しただけの戦犯である自覚持ちなさいよね」イラッ

善子「………」ジッ

善子「ヴェェェェ…」

千歌「審判迷ってるのでしばしお待ちを」

899 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 22:37:57.90 ID:w5oFXUV9.net
間をとって十千万行きですね

900 :社長 :2018/07/05(木) 22:41:20.94 ID:MIw/2k04.net
鞠莉「ねえ」

千歌「ん?」

鞠莉「もしハナマルが勝ったとして、善子が『結婚はしない』って望んだ場合はどうなるの?」

花丸「そりゃ善子ちゃんがそう望んだんならおらはそれを受け入れるけど」

千歌「いやでも賭け金として結婚するって宣言してるからなにがなんでもしなきゃいけないんじゃ」

花丸「でもそうしたら一つ目の賭け金が実行されないことに…」

鞠莉「………」

鞠莉「善子の良心にお任せね!」

千歌「そうだね!」

花丸「ずらっ!」

901 :社長 :2018/07/05(木) 22:48:47.90 ID:MIw/2k04.net
善子「………………ふう」

花丸「っ!」

千歌「決まった?」

善子「ええ」

鞠莉「…」

善子「もういいの? 溜めずに言うわよ?」

千歌「うん」

善子「このナントカかんとかオークションの勝者は――――」

902 :社長 :2018/07/05(木) 22:49:16.07 ID:MIw/2k04.net
善子「――――鞠莉。」

903 :社長 :2018/07/05(木) 22:50:35.76 ID:MIw/2k04.net
鞠莉「〜〜〜〜〜〜っ!!」

千歌「鞠莉ちゃんが勝った…」

花丸「……………そっ、か…」

善子「…」

花丸「おらの負け、なんだね」

善子「そうね」

904 :社長 :2018/07/05(木) 22:53:28.27 ID:MIw/2k04.net
花丸「全力で闘ったつもりだし、善子ちゃんのことを想う真剣さに偽りはないつもりだったけど、………負けちゃったかあ」

善子「それは私もよくわかってる。だけど、勝負は勝負。どちらかは勝つし、どちらかは負けるわ」

善子「今回はその軍配を、鞠莉に向けて上げることにした」

花丸「…うん」

905 :社長 :2018/07/05(木) 22:58:00.72 ID:MIw/2k04.net
千歌「ということは、鞠莉ちゃんは勝利のために賭けた宣言の実行が義務付けられるよ」

鞠莉「ええ、そうね」

鞠莉「約束するわ。この先たとえなにがあっても、私達Aqoursの9人が離ればなれになることがないよう、持てる力の全てを尽くすとね」

鞠莉「そして善子」

善子「ええ」

鞠莉「ちゃんとしたのは、後日改めて段取りしてから行うわ。今は簡単に。私、小原鞠莉とけっ」

善子「三つ目の賭け金を実行してもらうわ。冗談だったのよね、結婚」

鞠莉「………………っ!!」ガーンッ

906 :社長 :2018/07/05(木) 23:02:08.24 ID:MIw/2k04.net
花丸「ぐす…あれ? それなら、おら別に善子ちゃんのこと諦めなくてもいいの?」

善子「いいんじゃないの? そんな条件どこにもないもの」

鞠莉「え?! そうなの?!」

善子「思い出してもみなさいよ。オークションで勝ったほうには宣言の実行を義務付けるとは言ったけど、負けたほうが宣言内容を諦めるなんてルールなかったでしょ」

鞠莉「そんな…でも、あれ? その通りね…」

千歌「え? じゃあ、このオークションが終わったことによって変わったことは…」

善子「鞠莉がAqoursのスポンサーになったことだけよ」

鞠莉「whaaaaaaaaaat?!」

907 :社長 :2018/07/05(木) 23:08:08.45 ID:MIw/2k04.net
鞠莉 ハッ

鞠莉「善子、うちの家政婦は…」

善子「就職先が決まったら辞めるけど?」

鞠莉「…………?! ?!」

花丸「おらと一緒に」

善子「行くわけでもないけど?」

花丸「…………?! ?!」

善子「元々、ずら丸が花嫁がどうとか言い出して、鞠莉がそれを止めようとしたのが事の発端でしょ。鞠莉が勝ったんだからずら丸の花嫁になるなんて案はなし。それで話は終わりよ」

善子「私はまた明日から転職活動と転居活動を再開するわ」

まるまり「「………………??!! ??!!」」ポカン…

908 :社長 :2018/07/05(木) 23:10:47.89 ID:MIw/2k04.net
千歌「もしかして善子ちゃん、最初からこの結末を…」

善子「狙ってたわ」

鞠莉「ほああああああっ!」

善子「実行義務付きのオークションなんか想定してなかったから、どうなるかと思ったけどね」

善子「んー…疲れた。さ、ダイヤ達が帰ってくるまでもう一眠りしましょ」

善子 スタスタスタ… ガラ パタン

909 :社長 :2018/07/05(木) 23:12:57.28 ID:MIw/2k04.net
鞠莉 ポカン…

花丸 ポカン…

千歌「…策士は見付かったようだね」

鞠莉「マリー達の頑張りは、いったい…」

花丸「色んな覚悟を…色んな覚悟を決めたのに…」

910 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 23:14:30.69 ID:16JM/4Pd.net
善子天才やん
いや、社長が天才なのか?

911 :社長 :2018/07/05(木) 23:18:31.81 ID:MIw/2k04.net
鞠莉「結局善子はしばらくのうちに出ていっちゃうのね…」

花丸「おらも結局一人の生活が続くんだ…」

鞠莉「…」

花丸「…」

まるまり「「はあ………」」

鞠莉「ねえ、ハナマル」

花丸「なあに? 鞠莉ちゃん」

鞠莉「あなた、うちに住んだらいいじゃない」

花丸「そうさせてもらうずら」

花丸が 仲間に 加わった! ▼

第十話
善子ちゃん争奪オーディション




鞠莉「いやこれ第十話だったんか――――い!」

ほんとに完

912 :社長 :2018/07/05(木) 23:21:56.54 ID:MIw/2k04.net
ぎりぎりだった気がするけど、今話はどうだったかな

次の話、誰にメインスポットを当てるか
鞠莉、ダイヤ、果南、聖良、善子、梨子、千歌、曜、花丸、その他(自由指定) >>914
絡ませたいキャラを同時に指定してくれてもいい

鞠莉、ダイヤ果南、聖良、善子、梨子、千歌、曜、花丸、その他なら
内容(決算のみ指定可) >>915

果たして80レス余りで完結するのか
無理やり圧縮することはしたくないが…
そして寝る、また明日ね

913 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 23:23:07.02 ID:SrB76GLW.net
次スレを建てればいいんでね?

914 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 23:24:34.19 ID:Y2487Zhb.net
千歌

915 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 23:25:49.21 ID:SrB76GLW.net
鞠莉ちゃん、オークションの時の善子へのプロポーズを冗談で誤魔化してしまったことと学生時代からの善子への片想いを千歌へ愚痴る

916 :名無しで叶える物語:2018/07/05(木) 23:26:15.89 ID:hFSl0Kvs.net
決算ってなんだっけ?

917 :名無しで叶える物語:2018/07/06(金) 00:06:17.23 ID:XSIUpxWx.net
正直ここで完結しても違和感ない

918 :名無しで叶える物語:2018/07/06(金) 00:13:31.04 ID:FQYQIRmO.net
決算って最終回なのか
じゃあこれ無効安価かな

919 :名無しで叶える物語:2018/07/06(金) 00:20:52.22 ID:k2NCsTkP.net
「うゆ・・・」
http://livedoor.4.blogimg.jp/kinisoku/imgs/2/3/2379a338.gif

920 :名無しで叶える物語:2018/07/06(金) 01:26:38.21 ID:NgGjXCGi.net
というかこの後にそんなんやったら今までの話完全に茶番ですわ

921 :社長 :2018/07/06(金) 07:05:55.00 ID:kxIXs9J4.net
おはよう ごめん
次の話の安価、内容必要なかったわ
株式会社みかんの決算に絡めて最終話を書くつもり
しかしここで完結しても違和感ない、とは第十話が最終話だった、でいいってことかな?

922 :名無しで叶える物語:2018/07/06(金) 08:27:33.94 ID:xrTXZqBX.net
終わらせなくてもええんやで

923 :社長 :2018/07/06(金) 18:39:13.17 ID:kxIXs9J4.net
設定だけばら撒いて回収してない部分が多いのは反省すべきだよな…
しかしとりあえずは一旦最終話を書く

株式会社みかんの営業成績 >>925
絶好調、好調、順調、不調、絶不調の中からいずれか

924 :名無しで叶える物語:2018/07/06(金) 18:54:43.75 ID:B6hew+Gl.net
そうだよ

925 :名無しで叶える物語:2018/07/06(金) 18:57:26.25 ID:aX2LDd1E.net
順調

926 :社長 :2018/07/06(金) 19:02:49.39 ID:kxIXs9J4.net
鞠莉「ムム〜…」

ダイヤ「鞠莉さん…が…」バタン

鞠莉「ホワァッツ?!!」

927 :社長 :2018/07/06(金) 19:05:01.00 ID:kxIXs9J4.net
鞠莉「ダイヤ?! ダイヤ平気?! どうしたの?!」

ダイヤ「はっ。私としたことが…平気です」

ダイヤ「鞠莉さんが気難しい表情をし、ボールペンを手に会計帳簿などを眺めているものだから、あまりに驚きすぎて不覚にも倒れてしまったわ」

鞠莉「映像がないこと理解してよ…唐突に説明なくダイヤが気絶しただけだからね、今」

ダイヤ「反省するわ」

928 :社長 :2018/07/06(金) 19:08:37.17 ID:kxIXs9J4.net
ダイヤ「それで、いったい全体どうしたの? 預金残高がマイナスにでもなってましたか?」

鞠莉「通常に想定できる範囲内で可能性を検討してほしいわ。どれだけ shock だったのよ」

鞠莉「そろそろ上半期を締めるから、営業成績を振り返ってたんだけど」

ダイヤ「鞠莉さんが帳簿を?」

鞠莉「そうよ」

ダイヤ「鞠莉さん…が…」バタン

鞠莉「もういいから! 話が進まないでしょ! あと70しか残ってないのよ!」

ダイヤ「なんの数値ですか」

929 :社長 :2018/07/06(金) 19:12:43.56 ID:kxIXs9J4.net
鞠莉「なんというか、どうにも順調なのよね」

ダイヤ「営業成績が?」

鞠莉「営業成績が。」

ダイヤ「それは、いいことなのでは。なぜああも気難しい表情をしていたの?」

鞠莉「ンー…もちろん経営状態がよくて悪いことなんか一つもないんだけど、その……なんでかなって」

ダイヤ「なんでって…営業成績がいい理由なんか収益が費用を上回っているからに他ならないでしょう」

鞠莉「費用は掛かってるわよね」

ダイヤ「当然」

鞠莉「収益って発生してるの?」

ダイヤ「なにばかなことを。会社が事業を行なっているのだから発生しているに…………事業?」

930 :社長 :2018/07/06(金) 19:21:06.65 ID:kxIXs9J4.net
第一話! 鞠莉が(ポケットマネーで)企業を買収! 小原グループの傘下に!

第二話! お仕事発生! 果南が十千万に派遣されました!

第三話! 千歌とお茶をしました!

第四話! 函館からやってきた聖良さんを採用しました! 人件費増!

第五話! 善子と聖良が衝突! 回収未済の設定の一つですね!

第六話! 善子の家庭事情が明らかに! 全体的に見ると善子が主人公っぽい!

第七話! 梨子を採用しました! 採用したのか遊んだのか!

第八話! 果南がやらかしました! みんなでシーパラで働いたけど、収益が発生したとはとても…

第九話! 善子が冷たかった。

第十話! 花丸と鞠莉が善子を争って楽しくゲーム! 善子は策士!

931 :社長 :2018/07/06(金) 19:23:28.26 ID:kxIXs9J4.net
鞠莉「事業を…」

ダイヤ「収益が…」

ダイヤ「これは鞠莉さんが悩むのもわかるわ」

鞠莉「そうでしょ」

ダイヤ「でもわたくしと聖良さんで営業に出たりもしていたし、行間で色んな事業が運営されたのでしょう。きっと」

鞠莉「行間広すぎない?」

932 :社長 :2018/07/06(金) 19:26:01.51 ID:kxIXs9J4.net
??「ふふ…どうやらお悩みのようだね」

鞠莉「だ、誰?!」

ダイヤ「もしもし、株式会社みかんの黒澤と申します。ええ、敷地内への不法侵入が」

千歌「ちょっと鞠莉ちゃん今すぐその電話やめさせて」

933 :社長 :2018/07/06(金) 19:28:37.60 ID:kxIXs9J4.net
ダイヤ「またなにをしにきたのですか、あなたは」ハア…

千歌「嘘でしょ。ダイヤちゃんなんでチカにこんな冷たいの」

鞠莉「また仕事を放ったらかして遊びにきたからじゃないの?」

千歌「またって言わないで! 今日はちゃんと美渡姉にも外出許可証に決裁を貰った上でお仕事の用件で来たもん!」

ダイヤ「あら、そうなの。それは失礼したわね。お掛けなさい」

鞠莉「外出許可証」

934 :社長 :2018/07/06(金) 19:34:37.12 ID:kxIXs9J4.net
聖良「お茶です」コト

鞠莉「アリガト、せらりー♪」

千歌「やっほー聖良ちゃん!」

聖良「こんにちは、千歌さん」ペコ

千歌「う〜ん、なんだか堅いなー。他人行儀な感じがするね。もっと気軽に接してくれていいんだよ! 肩の力を抜いて!」バシバシ

聖良「ありがとうございます」

鞠莉「ちかっちー。年上よー」

935 :社長 :2018/07/06(金) 19:51:33.80 ID:kxIXs9J4.net
鞠莉「せっかくだからせらりーも座ったら?」

聖良「よいのですか?」

鞠莉「いいわよね、ちかっち」

千歌「うん。たくさんお話ししよう!」

ダイヤ「お仕事の用件が済んでからね」

聖良「それでは失礼します」スッ

ダイヤ「それで、今日はどんな用件で来たのかしら」

千歌「ふっふっふ…鞠莉ちゃん達が泣いて喜ぶ話をしにきたんだよ」

鞠莉「へえ。なにかしら」

千歌「ズバリ! お金の話だよ!」

ダイヤ「弊社は消費者金融ではありません」

千歌「泣いて悲しむ話をしにきたんじゃないよ!」

936 :社長 :2018/07/06(金) 23:35:15.13 ID:kxIXs9J4.net
千歌「なんと! うちからのお支払金額を引き上げることになりました〜っ!」

千歌「拍手!」パチパチパチ

聖良「は、拍手…っ」パチパチパチ

ダイヤ「……」

鞠莉「……」

千歌「あり? 鞠莉ちゃんもダイヤちゃんも、なんで無反応なの?」

ダイヤ「なんでと言われると、ねえ…」

鞠莉「ウン。そんなのこっちが聞きたいわ」

ダイまり「「なんで引上げになるの?」」

937 :社長 :2018/07/06(金) 23:41:10.12 ID:kxIXs9J4.net
千歌「うちからみかんに支払ってるお金なんか一種類しかないんだから、もちろんそれが理由でだよ」

ダイヤ「鞠莉さん…また私が知らない間になにか変な契約でも結んだのね?」

鞠莉「No, No! 誤解よ! マリーもほんとに心当たりないもの!」

ダイヤ「だったらどうして支払金額が変わる…よりにもよって引上げになどなるのですか!」

鞠莉「ちかっち! マリーが怒られるんだからあんまり意味のわからないことを持ち込まないでちょうだい!」

千歌「意味わかんないのはこっちだよ。御社から派遣していただいてる人材を評価したから引き上げるんだよ。どうしてこれを伝えるのにこんなに時間が掛かるの…」

ダイヤ「やっぱり千歌ちゃんは遊びにきたのね。冗談を思い付いたから来たのでしょう」

鞠莉「でもちょっと信憑性が低くて…面白くはあるけど冗談としては弱いわよね」

千歌「冗談じゃないっつってんだろ! なんで二人の中で果南ちゃんの評価最低方向に振り切ってんだよ! 信頼なさすぎだろ!」

938 :社長 :2018/07/06(金) 23:45:41.50 ID:kxIXs9J4.net
鞠莉「果南の評価が上がるほうが冗談じゃないわよ! あのノーキンちゃんが貴社に貢献してるとでも言うのかしら?!」

千歌「言うよ! 凄いんだよ果南ちゃん! うちのマスコットを完全に飼い慣らしたんだから!」

ダイヤ「マスコットってしいたけさん? 有り得ないわよ、果南さんに飼い慣らせる生き物なんて海洋生物…中でもナマコかウニくらいのものです」

聖良「果南さんはうちの従業員なんですよね…?」

千歌「ちなみに果南ちゃん一緒に来てるからね今」

ダイまり「「え」」

果南「よ。ここで会うのは久し振りだね。たいそう評価されてるようで嬉しいよ」ノ

939 :社長 :2018/07/06(金) 23:50:10.07 ID:kxIXs9J4.net
鞠莉「ハァイ、果南! いつ以来かしら、水族館ぶりかしらね! んもう、いつ見たって very cool なんだからあ♡ お仕事で貢献してくれるのは嬉しいけど、これじゃ同じ会社にいる意味がないってものよね。マリー寂しい!」

聖良「光の速さで物凄い媚びの売り方をなさいましたよ?!」

ダイヤ「鞠莉さんはああいう方です」

千歌「そして」

果南「へー、そっか。それは嬉しい限りだよ。ところでね鞠莉、私初めて『辞表』とやらを書いてみたんだけど」ゴソゴソ

鞠莉「Nooooooooo!! 果南、Nooooooooo!! 悪かったわ! ごめんなさい! マリーが悪かった!!」

千歌「基本的には微塵も通じないんだよ」

聖良「なんだか憐れですね…」

940 :社長 :2018/07/06(金) 23:54:45.91 ID:kxIXs9J4.net
ダイヤ「さてと」ガタ

千歌「あれ? ダイヤちゃん、どこか行くの?」

ダイヤ「いいえ」

聖良「お茶なら私が」

ダイヤ「ありがとう、でも結構よ」

ダイヤ「私も媚びを売ってくるだけだから」

ダイヤ「んまーっ果南さん! 少し見ない間に随分と逞しくなって、いっそう頼りがいがあるようになりましたわね! 今や当社の顔と言っても過言ではないわ! いいえむしろ果南さんの顔こそが当社だとすら言えるくらいね!」

果南「あはは、面白いこと言うじゃん。でも残念だなー、私明日から十千万の契約社員になるんだよねー」アハハ

ダイヤ「んま―――――っ!!」

聖良「大丈夫なんですかこの人達」

千歌「いつも通りだよ」

941 :社長 :2018/07/07(土) 00:03:07.92 ID:tyLno/kt.net
ダイまり「「本人がいないと思って失礼なことを言って大変申し訳ありませんでした」」

果南「私がいないとこでなら言っていいなんて言ってないからね」

千歌「まあまあ、果南ちゃん。それくらいに」

果南「いやでもこんなこともあろうかと辞表とやらは本当に用意していて」スッ

ダイまり「「ひいいいいいっ」」ガタガタ

千歌「か、果南ちゃん…ほんとそれくらいにしてあげて…」

942 :社長 :2018/07/07(土) 00:06:11.32 ID:tyLno/kt.net
鞠莉「冗談よね? 冗談なのよね? 明日から十千万で契約社員になっちゃわないわよね?」

果南「ならないよ。私は株式会社みかんで鞠莉とダイヤと働くって決めたんだから」

鞠莉「かなぁん…♡」チョローン

千歌「鞠莉ちゃん誰にでもときめくな」

ダイヤ「しかし、果南さんを連れてきているということは、その…本当なのね…」

果南「あ。ダイヤまだそういうこと言うんだ」

ダイヤ「いえそういうつもりではなく!」

943 :社長 :2018/07/07(土) 00:12:51.51 ID:tyLno/kt.net
ダイヤ「なんというか、嬉しいものだなと思いまして。もちろん果南さん個人の頑張りが評価されてのことだとはわかっているけれど、自社から派遣した人材がこうしっかり評価されるというのは」

果南「まあね。少しは見直した?」

ダイヤ「ええ。とっても」

果南「いひひ…やったね」v

聖良「あ、その、遅ればせながら…」

果南「おっ、そうだね。挨拶がまだだったね。話はたびたび聞いてるよ」

聖良「経理職としてお世話になっています、鹿角聖良です」

果南「せらりー」

聖良「聖良です」

944 :社長 :2018/07/07(土) 00:27:26.13 ID:tyLno/kt.net
果南「私は松浦果南。よろしくね」

聖良「よろしくお願いします」ペコ

果南「いい子だなあ。なんでよりにもよってこんなとこに来たのさ」

鞠莉「こんなとこって」

果南「だって沼津だよ? 東京でも大阪でもよかったのに」

聖良「それは、私がみかんを」

鞠莉「うふふ…なにを隠そうせらりーは、みかんが大好きだから名前に惹かれてマリーの会社に来てくれたのよ」

果南「はあ? なに言ってんの、そんなんで就職先決める人なんかいるわけないでしょ」

聖良「………修学旅行でこの辺に来たことがあっていいところだなと思ってたんです」

果南「ほらー」

鞠莉「あれえ?! せらりー?!」ガーン

945 :社長 :2018/07/07(土) 00:30:55.30 ID:tyLno/kt.net
意外といつでも終わらせられる流れになった
なんか差し込んでほしいシーンとかあれば適当に書いてくれたら拾うかもしれない

946 :社長 :2018/07/07(土) 00:36:17.08 ID:tyLno/kt.net
ダイヤ「そろそろ元の話に戻るけれど、つまり千歌ちゃんは派遣契約内容の更新に来たってことね?」

千歌「そういうことだね!」

鞠莉「更新契約書を交わすのね。書類どこだったかしら〜」ガサゴソ

聖良「私、場所わかりますよ。取ってきます」

鞠莉「アリガト、せらりー」

ダイヤ「そう急がずとも、あと半年で自然に契約見直しなのに」

千歌「そうなんだけどね。評価を正当に反映しないまま半年間使用するのはってことになってさ」

鞠莉「なんていい取引先なのかしら…」

947 :名無しで叶える物語:2018/07/07(土) 00:36:38.92 ID:WoNibiQD.net
お休みの日が被った千歌ちゃんルビィちゃん

948 :社長 :2018/07/07(土) 00:39:41.60 ID:tyLno/kt.net
果南「ってか、私一年間の契約で派遣されてたの?」

鞠莉「送り出す前に伝えたじゃない」

果南「いやあ。この前チカに『十千万からの派遣依頼はクリア』って言われたから、てっきりここでお役御免なのかと思ってたよ」

千歌「まさか! 果南ちゃんなら人となりもわかってるし、戦力にもなるし、雇い上げしてもいいくらいだよ」

果南「あと二年半!」

ダイヤ「真剣に検討しないでください」

949 :社長 :2018/07/07(土) 00:43:49.55 ID:tyLno/kt.net
聖良「書類お持ちしました」

鞠莉「さすが、お仕事が早いわね♡ なんなら更新手続きもやってみましょうか」

聖良「いいんですか? 私なんかが」

鞠莉「いいのよ! 少しずつできること増やしていかないとね」

ダイヤ「半年も真面目に働いてくださってるんだもの。もう聖良ちゃんのことはすっかり信用しているのよ」

果南「果南ちゃんのことはさっぱり信用してないけどね」

ダイヤ「言われてますわよ鞠莉さん」

果南「あなたもだよ」

950 :社長 :2018/07/07(土) 00:48:02.16 ID:tyLno/kt.net
鞠莉「それじゃ更新内容の打合せを…」

千歌「はーい」

ダイヤ「果南さん。せっかくですから、少し散歩にでも行きますか?」

果南「お、いいね。行こっか」

ダイヤ「私達は少し出てくるわね。ついでにお昼も買ってくるから、決めたらメッセージを送っておいてちょうだい」

聖良「ごはんなら作りますよ」

ダイヤ「人数が多いから、今日は平気ですわ。ありがとう」

ダイヤ「それでは行きましょうか」

果南「うん♪」

951 :社長 :2018/07/07(土) 00:50:26.76 ID:tyLno/kt.net
〜散歩中〜

ダイヤ「千歌さんのところでのお仕事はいかがですか?」

果南「毎月報告書あげてるじゃん」

ダイヤ「なにが書いてあるかわからないもの。雑すぎて」

果南「お堅い文書なんか書けないからね」

ダイヤ「フォーマットを渡したでしょう」

果南「なくしちゃった」

ダイヤ「なくしちゃったのなら言いなさい」

952 :社長 :2018/07/07(土) 00:57:13.70 ID:tyLno/kt.net
果南「そっちこそどうなのさ。半年もあれば色んなことがあったでしょ」

ダイヤ「ええ、まあ」

ダイヤ「鞠莉さんは主に遊んでいたけれど」

果南「でも会社は調子いいんでしょ? 普段ふざけてるからわかりづらいけど、やっぱり腕はいいんだよ鞠莉は」

ダイヤ「私は鞠莉さんが私財を投じているのではないかとひやひやしているのよ…」

果南「あはは。いくら鞠莉でもさすがにそれは、……まあ、なくはないか…」

ダイヤ「ですよね…」

953 :社長 :2018/07/07(土) 01:01:39.42 ID:tyLno/kt.net
ダイヤ「鞠莉さんが始めようと言って、私がついてきて」

ダイヤ「すぐに果南さんが駆け付けてくださって、聖良ちゃんと、梨子さんも一員になって」

果南「チカとは取引先の関係になって、私からしたら上司になったり、曜と善子と一緒に水族館で働いたり」

ダイヤ「花丸さんともついこの間なにやら激しい遊び方をしたようよ」クスッ

果南「あれ、その話知ってたんだ。てっきり鞠莉が隠し通してるもんだと」

ダイヤ「こってり搾ったわよ」

果南「うへえ…」

954 :社長 :2018/07/07(土) 01:03:36.46 ID:tyLno/kt.net
果南「そういや、ルビィはどうしてるの? 私はこっちに戻ってきてから見かけてないんだけど」

ダイヤ「あの子は…ふふ、まあ。いずれ会うと思いますわよ」

果南「ふうん? なら楽しみにしとこっと」

サク… サク… サク…

ザァァ… ザァァ… ザァァ…

955 :社長 :2018/07/07(土) 01:08:39.52 ID:tyLno/kt.net
果南「…劇的なことはなにもないんだ」

ダイヤ「劇的なことって、例えば?」

果南「会社が絶不調で倒産するとか」

ダイヤ「縁起でもないことを言わないでください」

果南「全員集合してまたなにか凄いことをやってのけちゃうとか」

ダイヤ「…」

ダイヤ「そうね。そういうのはないわね」

果南「ないんだ」

956 :社長 :2018/07/07(土) 01:11:52.41 ID:tyLno/kt.net
ダイヤ「私達の日常が続いていくだけ。それがきっと、みんながなにより望んでいることですもの」

果南「そっか。そうかも」

ダイヤ「だから、終わりはこれでいいのよ。なにもなくていい。日常でいい」



ダイヤ「聖良ちゃんから。お昼ごはんのリクエストが決まったようですわ」

果南「んじゃ、コンビニ寄って帰ろっか」

ダイヤ「ええ。帰って、続けましょう」


ダイヤ「私達の日常を」


最終話
私達の日常


957 :社長 :2018/07/07(土) 01:12:36.87 ID:tyLno/kt.net
おまけでルビィと千歌を書こう
ルビィ出してあげられてなかったからな、ちょうどよかった

ルビィのお仕事 >>959

958 :名無しで叶える物語:2018/07/07(土) 01:49:45.93 ID:WoNibiQD.net
した

959 :名無しで叶える物語:2018/07/07(土) 01:56:12.94 ID:2/e6bHg3.net
スーパーのバイト

960 :名無しで叶える物語:2018/07/07(土) 01:56:44.84 ID:qDmj6jmx.net
十千万で一時働いているけどデザイナー志望でそちらのお勉強もしてる

961 :名無しで叶える物語:2018/07/07(土) 02:45:36.51 ID:XgpscB37.net
バイト生活?まさか

962 :名無しで叶える物語:2018/07/07(土) 02:54:59.96 ID:SVxM7KR/.net
名家のお嬢様がフリーター生活…

963 :名無しで叶える物語:2018/07/07(土) 22:50:35.99 ID:Pl4s5ngd.net


964 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 06:54:12.70 ID:sj3bqF0n.net


965 :社長 :2018/07/08(日) 16:38:13.89 ID:mIg/sOty.net
ピンポーン

タタタ… ガチャ

曜「ちかちゃん! いらっしゃい」

千歌「やっほー、よーちゃん。おはよう!」

曜「うん。ほんとに早いね。始バスで来たでしょ、これ」

千歌「うん!」

曜「いいんだけどさ。私起きたばっかりでこんなだよ」ダラー

千歌「あはは、いいよそんなの。今さらオフのよーちゃんなんか気にならないよ」

曜「ま、それもそっか。入って入って」

千歌「おじゃましまーす」

966 :社長 :2018/07/08(日) 16:45:24.11 ID:mIg/sOty.net
千歌「久し振りによーちゃんの部屋来た〜」

曜「いつぶりだっけね。一昨年の年越しに泊まりにきて以来だっけ」

千歌「そんなに経つんだね。社会人になっちゃうと、近くにいてもなかなか会わなくなっちゃって寂しいね」

曜「私もちかちゃんもカレンダー勤務じゃないもんね。でも最近は鞠莉ちゃんのとこでよく遊んでるんでしょ?」

千歌「遊んでないから! 鞠莉ちゃん達の言うことを真に受けないで!」

曜「いいじゃん。私も顔出したいとは思ってるんだけど、なかなかね〜……ありゃ」

千歌「どーしたの?」

曜「飲み物とかなにもなかったなーって」

千歌「買いにいく?」

曜「そうだね。早いうちに行っちゃおっか。あーでもこの時間だとあそこ開いてないしなー……あ、そうだ」

曜「ちょっと歩くけど、いい?」ニシシ

967 :社長 :2018/07/08(日) 16:49:08.95 ID:mIg/sOty.net
〜某スーパー〜

千歌「おー、こんなところあったんだ!」

曜「こっち側ってあんまり来ないから知らなかったでしょ。ここ卸もやってるらしくてさ、早くから開いてるんだよね」

千歌「さすが、沼津駅周りはよーちゃんのほうが断然詳しいよね。でも飲み物買うだけなら、別にセブンでもよかったのに」

曜「にしし…買い物だけならね」

千歌「他になにかあるの?」

曜「今日はいるかなーっと…」キョロキョロ

曜「………お、いた!」

千歌「店員さん?」

曜「行こ、ちかちゃん」グイ

千歌「え? え?! なんで?! 誰?!」アワワ

968 :社長 :2018/07/08(日) 16:53:02.51 ID:mIg/sOty.net
曜「お〜い!」タタタ

??「ん…あ、曜ちゃん。おはよう」

曜「おはよ! それと、ほら!」グイ

千歌「わわっと…えええ、なになに??」

??「あ…」

千歌「え、その、あの、おはようございます…」

??「…おはようございます」ニコッ

千歌(よーちゃん?! なんなの?!) ヒソ

曜「そんな緊張しなくていいじゃん。相変わらず可愛いでしょ。スーパーにこんな可愛い人がいたら目立つよね〜」

千歌(か、わいいけど…だからなに?!) ヒソ

千歌(…相変わらず?)

?? ニコニコ

曜「にししっ」ニコニコ

969 :社長 :2018/07/08(日) 16:54:21.17 ID:mIg/sOty.net
千歌 ジーッ

?? ニコニコ

千歌 ジーッ

?? ニコニコ

千歌 ジーッ

?? ニコニコ

千歌 ジーッ

?? ニコニコ

千歌 ジーッ

曜「いや、もういいでしょ。二人とも根気強いな」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)


970 :社長 :2018/07/08(日) 16:59:04.84 ID:mIg/sOty.net
千歌「だめだ、わかんない。チカの知ってる人? 浦女のコ?」

曜「だってさ。ちかちゃんは薄情だね」

??「ふふ。そんなこと言って、曜ちゃんだって最初は全然わかってくれなかったくせに」

曜「だって変わりすぎだもん! 髪が真っ黒な時点でまさかだし、髪型だってストレートになってるし!」

千歌「髪ィ…? え、そんな特徴的な髪だったコなの?」

曜「あれやったげてよ」

??「うん」スイッ ←ツインテ

千歌「え…」キョトン

千歌「え?! え…………え?!」

曜「言語能力どこに置いてきたの」

千歌「ルビィちゃん……なの?」ポカン…

ルビィ「久し振りだね、千歌ちゃん♪」

千歌「ええええええ〜〜〜〜〜〜っ!!!」

971 :社長 :2018/07/08(日) 17:05:32.77 ID:mIg/sOty.net
千歌「驚いたー!!」

千歌「髪染めたんだ! 伸ばしたんだ! ストレートにしたんだ!」

ルビィ「曜ちゃんと全く同じ反応じゃん。みんなわたしのこと髪で認識してたの?」

曜「そういうわけじゃないけどさー。やっぱあの真っ赤の髪って目立ってたよ」

ルビィ「あと染めたっていうか、こっちが地毛だよ」

千歌「そうだったの?!」

ルビィ「あんな髪色の人、産まれないからね」

千歌「おとなしいカオして結構攻めてたんだね」

ルビィ「お姉ちゃんとの差別化をね」

曜「キャラで十二分にできてたと思うけど」

972 :社長 :2018/07/08(日) 17:08:28.75 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「千歌ちゃんはご実家で今は女将さんなんだよね。で、よく鞠莉ちゃんのとこで遊んでるとか」

千歌「だから遊んでないよ! それ情報源どこなの?! よーちゃん?!」

曜「たぶん花丸ちゃんと善子ちゃんじゃない?」

ルビィ「正解」

千歌「ちくしょーっ!!」

973 :社長 :2018/07/08(日) 17:12:07.70 ID:mIg/sOty.net
千歌「ルビィちゃんもこの辺に住んでるの? 一人暮らし?」

ルビィ「ううん。実家にいるよ」

千歌「へ? 実家って黒澤邸のこと?」

ルビィ「その呼び方は知らないけど、案内所のとこの。高校の頃のままだよ」

千歌「そうなの?! だって最近全然見かけなかったし、てっきり家出たんだと思ってた!」

ルビィ「それは、まあ…」

曜「この髪だから、ねえ」

千歌「…チカが気付いてなかっただけ?!」

ルビィ「わたしはたまに見かけてたし」

千歌「声かけてよ!」

974 :社長 :2018/07/08(日) 17:16:45.22 ID:mIg/sOty.net
店員「黒澤さーん。鮮魚のほう見にいってくれるー?」

ルビィ「あ、はーい。じゃあ曜ちゃん、千歌ちゃん。またね」タタタ…

曜「ばいばーい、お仕事頑張ってね〜」ノシ

千歌「…こくざわさんって誰?」

曜「身元がバレると面倒くさいから偽名で勤めてるんだって」

千歌「やっぱり攻め方すごいな」

千歌「…ね、よーちゃん」

曜「ん?」

千歌「よーちゃん家って、三人くらい寝れるよね」

曜「布団一つしかないけど、別に広さでいえば寝れると思うよ。………え、まさか」

千歌「とーぜんっ!」

975 :社長 :2018/07/08(日) 17:20:50.77 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「おじゃましまーす」

千歌「ようこそ! 入って入って!」

曜「ちかちゃん、ここウチね。定番だけど」

ルビィ「曜ちゃん一人暮らしなんだね。ご実家引っ越したの?」

曜「ううん、変わらず狩野川のとこだよ。ただね、専門に通うときに一人暮らし始めてからさ、なんかまた実家に戻るって気持ちでもなくなってね」

千歌「もったいない…家賃とか高いでしょ…」

曜「その分、自由だからさ。釣り合いは取れてるよ」

千歌「そんなもんかなあ」

976 :社長 :2018/07/08(日) 17:24:50.76 ID:mIg/sOty.net
曜「今日の今日で泊まりなんて大丈夫だった?」

ルビィ「うん。やることに穴さえあけなければ、そこら辺はなにも言われないんだよ」

ルビィ「ね。寝っ転がっていー?」

曜「へ? いいけど」

ルビィ「うあ〜っ」ゴロン

千歌「だいぶ疲れてるの?」

ルビィ「結構ねー…ウチだとお母さんの目が厳しくてなかなか気ィ抜けないから」グテー

曜「やっぱり大変? あ、ビールでいいよね」

ルビィ「ビールだいすき。大変だよー…もー…」

千歌「ルビィちゃんがお酒を呑むのか…」

ルビィ「大人ですから」トプトプ

977 :社長 :2018/07/08(日) 17:27:54.59 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「みんなついだ?!」

千歌「手酌」

ルビィ「お酌し合うのとかは寄り合いだけでお腹いっぱいだから。全員手酌で」

曜「遠慮し合う仲じゃないしね。りょーかい」トプトプ

千歌「しばらく見ない間にややスレたね」

ルビィ「喉が潤ったら話すから」

千歌「はい」トプトプ

曜「じゃ、う〜ん…CYaRon!同窓会ってことで」

ようちかルビ「「「かんぱ〜〜〜い!!」」」チーン

978 :社長 :2018/07/08(日) 17:31:12.92 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「んぐっ…ん…ん……っ」ゴッキュゴッキュ

ルビィ「くあーっ! ビールぅ!」プハーッ

曜「ぷへあ〜〜〜っ!」

千歌「ぷはー」

ルビィ「この瓶貰っちゃっていい?」トプトプ…

曜「速い」

千歌「これは後で買い出しが必要になる予感」

979 :社長 :2018/07/08(日) 17:35:30.83 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「曜ちゃん達、何杯目からお酒?」チラッ

『梅乃宿』ドン

曜「いつでもいいよ」ゴクゴク

千歌「少しなんか食べてからにしない?」

曜「おっ、待ってました!」パチパチ

ルビィ「いよっ!」パチパチ

千歌「はあ?! なにその流れ?!」

曜「言い出した責任だよね」

ルビィ「キッチン自由に使っていいから」

曜「その許可は私が出すやつね。もちろんいいけど」

千歌「ちぇー、もーっ! 簡単なやつしか作らないからね!」スタスタ

曜「行動が早くなったねえ」

ルビィ「女将さんだもんねえ」

980 :社長 :2018/07/08(日) 17:41:48.97 ID:mIg/sOty.net
トントントン カッカッカッカッ ジュージュー チャッチャカ

千歌「はいできたよ…ってちょっと! なんでもうお酒あけてるの?!」

ルビィ「だって曜ちゃんがいつでもいいって言ったから」キュ

曜「押し負けました」キュ

千歌「それならチカはなんか食べてからって言ったじゃん! そんなことするならこれみんなチカ一人で食べちゃうからね?!」

ルビィ「だめ〜! ね、千歌ちゃん。お酌するから。座って座って」

千歌「手酌でって言ってなかった?!」

千歌「…もう、まったくー」

ルビィ「えへへ。ゆるして?」

千歌「はいはい」

981 :社長 :2018/07/08(日) 17:44:31.19 ID:mIg/sOty.net
曜「なに作ってくれたの?」

千歌「こんな感じ」コト

 生ハムユッケ

 アボカドとツナのディップとフランスパン

 味付けもやし

ルビィ「わあ…♡」

曜「今の短時間でこれだけ。かなりの手際だね」

千歌「お客さんによく付き合ってって言われるからね。まさか美渡姉達に作ってなんて言えないし」

ルビィ「千歌ちゃんも苦労してるんだねえ」モグモグ…

千歌「あのルビィちゃんチカのお酌は」

982 :社長 :2018/07/08(日) 17:49:32.81 ID:mIg/sOty.net
千歌「くう〜っ」←曜についでもらった

曜「お、いい呑みっぷり」

千歌「友達と呑むお酒は美味しいよねえ」

ようルビ「「それは間違いない」」

千歌「それにしても、曜ちゃんはまだしもルビィちゃんとお酒を呑む日が来るなんてね。あの頃は考えもしなかったねー」キュ

曜「私はともかくなの?」

千歌「曜ちゃんはパカパカ呑みそうなイメージあったから」

曜「子どもの頃から?」

千歌「子どもの頃から」

ルビィ「わたしは付き合いが多いから…っていうので、お母さん達に慣れさせられたんだあ」

983 :社長 :2018/07/08(日) 17:54:15.18 ID:mIg/sOty.net
曜「…ルビィちゃん、黒澤家を継いだんだっけ」

千歌「えっ」

ルビィ「決まったってだけだよ。まだお母さんが当主だから」

千歌「ダイヤちゃんじゃなくて?!」

ルビィ「うん。だって、お姉ちゃん鞠莉ちゃんと会社始めたし」

千歌「あ、確かに…」

曜「だいぶ揉めたんだよね」

千歌「姉妹喧嘩?」

ルビィ「ううん。お姉ちゃんとお母さんが。跡取りの自覚を持ちなさいって怒られて、自分の人生を歩ませてって反論して…って感じ」

曜「結局ルビィちゃんがその席に座るからってことで話がまとまったんだってさ」

千歌「ええー…そんなことになってたんだ…全然知らなかった…」

984 :社長 :2018/07/08(日) 17:58:58.63 ID:mIg/sOty.net
千歌「こんなこと聞くのもだけど、その…ルビィちゃんはそれでよかったの?」

ルビィ「んー…」

ルビィ キュ

ルビィ「まあ、別によかったよ」

985 :社長 :2018/07/08(日) 18:06:37.01 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「わたしもやりたいことはあったけど、それを仕事にしたいとまでは思ってなかったし…あ、デザイン系のことね」

ルビィ「たまに昔を思い出してデザインしてみたり服作りしてみたりするだけで満足だし、それに…」

ルビィ「お姉ちゃんが、自分の気持ちを言ったから」

千歌「自分の気持ちを?」

ルビィ「うん。物心がついたときからうちの次代はお姉ちゃんに決まってて、お母さん達の期待に応えるためにお姉ちゃんは習い事とか寄り合いとかに時間を割いて、大切な十代の青春をほとんど自分のためには使えなかった」

ルビィ「そんなお姉ちゃんが、これだけは絶対に譲りたくないんだって…泣いたの」

ルビィ「そしたらね、わたし自分でもびっくりするくらいあっさり、『あ、じゃあわたしが継ごう』って思ったんだ」

986 :社長 :2018/07/08(日) 18:11:13.21 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「もういい年齢でさ、今から跡継ぎの交代なんて誰も考えてなかったから…すごく揉めたんだけどね」

ルビィ「わたしが追い出したんだ。お姉ちゃんを、実家から」

曜「追い出した…」

ルビィ「じゃないと、きっとお姉ちゃんもお母さんも、苦しかったと思うから」

ルビィ「お姉ちゃんが出ていったことで、お母さんも吹っ切れたみたいで。今ではわたしがゴキゴキしごかれてるよ」

ルビィ「あ〜〜〜、こんなことなら昔から稽古みんなお姉ちゃんに押し付けないで少しくらいやっとくんだったな〜〜〜」キュッ

千歌「押し付けてたの」

987 :社長 :2018/07/08(日) 18:16:18.63 ID:mIg/sOty.net
曜「みんな、それぞれ苦労してるってことだよ」キュ

ルビィ「そういうことだね」

千歌「あれ? じゃあルビィちゃん、なんでスーパーで働いてるの?」

ルビィ「ずっと家にいるの息苦しいんだもん」

千歌「それだけ?!」

ルビィ「あと自由なお小遣いほとんどくれないから」

千歌「それは重要だね」キリッ

988 :社長 :2018/07/08(日) 18:29:45.30 ID:mIg/sOty.net
ルビィ「でも日中は稽古が多いからさ、朝イチとか深夜しか入れなくって…バスもないから自転車だし、結構大変なんだよ」

千歌「わざわざこの辺まで来てるのは?」

ルビィ「内浦だと一発で気付かれるからね。この辺なら、まだなんとかごまかせるし」

千歌「ほえ〜…それじゃ、次の日が早かったり帰りが遅かったりする日はここに泊まりなよ」

曜「そうだね。女性一人で暗い道を行くのは危ないし…って、え?」

ルビィ「えっ、いいの?! わあ、助かるびぃ!」

千歌「いいってことよ! CYaRon!の仲間なんだからね!」

曜「ちょ、待っ…ここってここのことだよね?! ウチのことだよね?!」

ルビィ「うわあ、持つべきものは友達だねえ」

千歌「困ったときはお互い様だねー!」

曜「いや! ねえ! 一方的に私が提供してませんか?!」

989 :社長 :2018/07/08(日) 18:36:27.74 ID:mIg/sOty.net
千歌「よーちゃん」

曜「え、なに…」

千歌「知らない相手じゃないんだよ。ルビィちゃんなんだよ」

曜「や、うん…」

千歌「よーちゃんの懐の広さ、チカ達が誰よりも知ってるから」ポン

曜「いいよ?! いいんだけどね?! ちかちゃんが許可したことが唯一釈然としてないだけでね?!」

千歌「よーし! 今日は呑むぞーっ!」

ルビィ「おーっ!」

曜「うおおおおおおっ、もおおおおおおっ!!」

曜「今夜は寝かさないからね――――――っ!!」


おまけ
esculent YOU


990 :社長 :2018/07/08(日) 18:37:20.53 ID:mIg/sOty.net
終わった〜
人のスレを乗っ取って最後まで走ってしまった

991 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:37:50.03 ID:ytoODf6o.net


992 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:37:57.11 ID:QcxBlaa1.net


993 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:04.02 ID:2vnLiz4B.net


994 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:11.69 ID:qr+fR7rB.net


995 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:18.84 ID:ywGQr/un.net


996 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:25.80 ID:zN1ZYkTK.net


997 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:33.43 ID:GtgA9psg.net


998 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:40.41 ID:BfbVdLmW.net


999 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:47.75 ID:m42WSlsw.net


1000 :名無しで叶える物語:2018/07/08(日) 18:38:54.66 ID:NLjRR9TX.net


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