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鞠莉が社長

1 :名無しで叶える物語:2018/06/22(金) 12:22:56.02 ID:IUk4GCXo.net
ダイヤが秘書というシチュエーション

646 :社長 :2018/06/29(金) 09:25:11.00 ID:tsKZsl3c.net
果南「水槽の点検が速かったから、手を抜いたんじゃないかって疑いが拭えないんでしょ。鞠莉」

鞠莉「…そうよ」

果南「だったら、それは勘違いだよ。善子が速かったわけじゃない。私達が遅かったんだ」

鞠莉「そんなの、相対的に見れば当たり前でしょ。言い方を変えただけよ…」

千歌「違うの、鞠莉ちゃん! チカ達は普通よりも遅かったの!」

鞠莉「なんですって…」

647 :社長 :2018/06/29(金) 09:27:27.57 ID:tsKZsl3c.net
千歌「チカ達がチェックしたときね、」


千歌『ぎゃわー! 果南ちゃん果南ちゃん魚に手つっつかれたー!』

果南『大丈夫! 私なんかさっきペンギンにつつかれまくったから!』

千歌『えっ…それはほんとに大丈夫なの…』

果南『皮膚に穴あいたけどもう治ったよ』ホラ

千歌『ほらじゃなくて。…ってか治ってないよ! 果南ちゃん血だらだらじゃん!』

果南『え? うそ』

千歌『ほんとだよ! よく今までそんな平然としてたね?!』

648 :社長 :2018/06/29(金) 09:30:33.31 ID:tsKZsl3c.net
果南『あはは。痛みって過ぎると感じなくなるよね』

千歌『あははじゃないし! それ感覚なくなるくらいの大事ってことじゃないの?!』

果南『えー、大げさだよ。さ、早く点検の続きやろ』

千歌『なんでそんなに無頓着なの?! 昔は怪我とかに敏感だったじゃん! 絆創膏、絆創膏!』

果南『私は別に怪我で困ったこととかないからなー…鞠莉やダイヤには負担が掛からないように気を付けてたけど』

千歌『バケモノフィジカルのせいか! ほら足! 足出して!』

果南『チカは心配性だな〜』


千歌「…ってことがあって、その分チカ達の点検は遅くなったの」

649 :社長 :2018/06/29(金) 09:32:46.46 ID:tsKZsl3c.net
果南「これがその怪我。朝、ペンギンにやられたとこだよ」スッ

鞠莉「あのときの…」

果南「そう。だからね、善子は特別に速いわけでもなんでもなかったんだ。本人がちゃんとやったって言うんなら、間違いなくちゃんとやったはずだよ」

善子「果南さん…」

650 :社長 :2018/06/29(金) 09:38:25.79 ID:tsKZsl3c.net
千歌「そうじゃなくったって、今日の善子ちゃんの様子を考えてみてよ! 誰よりもお仕事に積極的で真剣だったじゃん!」


曜『営業開始まで時間あんまりないけど頑張ろうね! それじゃ始めよっ!』

善子『じゃ、私こっちから始めてるわよ』スタスタ


曜『じゃ、ちょっと外すね。わかんないとこあったらインカム飛ばすか、後回しにしといて後で聞いて!』

善子 モクモク…

鞠莉『取り掛かるの早』


果南『いやー、食べた食べた』

鞠莉『so delicious だったねー』

善子『皿洗いくらいやるわよ。どいて』

曜『お、ありがとう善子ちゃん』


曜『じゃあカワウソはちかちゃんにお願いしよっかな。私がフクロウ担当するから』

千歌『はーい!』

善子『私は? 私はなにすればいいの? 見てるだけなの?』


千歌「そんな善子ちゃんが手を抜いたりするなんて、絶対絶対ぜぇーーーったい有り得ないから!!!」

鞠莉「ーーーーーーっ!」

善子「千歌さん…」

651 :社長 :2018/06/29(金) 09:40:50.38 ID:tsKZsl3c.net
果南「…どう? これでも、まだ善子のこと疑う?」

千歌「これでも善子ちゃんのこと信じられないって言うなら、わたし鞠莉ちゃんのことーー」

鞠莉「ごめんなさい」スッ

鞠莉「ごめんなさい。果南、千歌…そしてなにより、善子」ペコ…

善子「鞠莉…」

652 :社長 :2018/06/29(金) 09:43:21.36 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「私、とんだバカちんだったみたい。普段から善子の一生懸命なところ、誰よりも近くで見てたはずなのに…それに、」


善子『それにしても、調理場もこっちも任せっきりにして離れちゃうなんて、随分と信頼されたものね』

鞠莉『そりゃそーよ。みんなで奇跡を成し遂げた仲間なんですもの。これで信頼されてなかったらマリーかなりショックよ』

善子『プライベートはそうかもしんないけど、仕事になると話は変わるでしょうに』


鞠莉「わかってた…はず、なのに」

653 :社長 :2018/06/29(金) 09:44:28.46 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「他の誰が疑っても、私だけは信じてあげなきゃいけなかったのに…」

鞠莉「ごめんね、善子」ギュ…

善子「鞠莉…」

善子「…いいのよ。そう言ってくれるだけで、いいの…」ギュ

654 :社長 :2018/06/29(金) 09:50:52.58 ID:tsKZsl3c.net
それから程なくして、開園直後に十二番水槽へ食べかけのアイスを投げ込んだという子どもが保護者に連れられてきて、無事に善子の疑いは晴れることとなったーー

職員「誠に申し訳ありませんでした!」

曜「申し訳ありませんでした!」

善子「もう、いいってば。最後くらい笑顔で手を振りなさいよ」

鞠莉「遊びにくるときには、モ・チ・ロ・ン」

職員「はい! もちろん割引を」

鞠莉「モ・チ・ロ・ン、」

職員「…もちろん、無料でご案内いたします」

鞠莉「そうよねー♡」

千歌「ねえ、事の発端がそもそも果南ちゃんにあることって…」ヒソ

果南「まあ、どっこいどっこいってことでいいでしょ。まさか鞠莉も本気で無料で入ろうなんて思ってないだろうし…」ヒソ

鞠莉「カナァン、ちかっち〜! 人数分の年パスくれるってよ〜☆」

果南「まじかあの女」

655 :社長 :2018/06/29(金) 09:53:58.86 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「それじゃ、そろそろ帰るわね」

曜「うん。結局閉園までいてもらっちゃったね」

善子「なんだかんだで楽しかったし、別にいいわよ」

曜「善子ちゃんにそう言ってもらえると、もう…とんでもなく肩の荷がおりるよ…」ハハ…

善子「曜さんもたまには遊びにきなさいよね」

曜「うん! 絶対行かせてもらうよ」

鞠莉「マリーのとこね? あそこ一応マリーのとこだからね?」

656 :社長 :2018/06/29(金) 09:57:50.57 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「帰りはマリーが運転するわ」

善子「へえ。どういう風の吹き回し?」

鞠莉「贖罪よ」

善子「素直でイイことね♪」

657 :社長 :2018/06/29(金) 09:58:28.85 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「ちかっちー…は、まあそこだからいいとして、果南も乗ってくでしょ? 送るわよ」

果南「私はいいよ。チカんとこでお風呂入ってから帰るから」

千歌「うちのお風呂を当然のように」

果南「従業員権限でね」

千歌「なにをー! 派遣のくせにー!」

果南「あっパワハラ! その発言はだいぶパワハラだったぞ!」

千歌「へへ…すいやせん。ゆっくりしてってくだせえよ」ヘコヘコ

果南「弱っ! 責任者パワハラってワードに弱っ!」

善子「あれなら放っといてよさそうね。帰りましょ」

鞠莉「そうね」

658 :社長 :2018/06/29(金) 10:00:35.67 ID:tsKZsl3c.net
鞠莉「それじゃ、またね」

果南「おー、善子もまたねー」

善子「今日はありがとう。嬉しかったわ」

果南「いひひ…当然じゃん。大切な仲間で可愛い後輩だよ。なんかあったら守るさ」

善子「千歌さんも」

千歌「善子ちゃんが善い子だって知ってるからね。また遊ぼーね!」

善子「ええ、必ず」

659 :社長 :2018/06/29(金) 10:03:34.45 ID:tsKZsl3c.net
ブゥゥゥゥン

善子「今日は働いた感じするわね〜」

鞠莉「感じがするんじゃなくて、働いたのよ」

善子「あら。いつになく甘いじゃない」

鞠莉「今日は今までで一番労われて然るべきだもの」

善子「…そ。悪くない気分ね」

鞠莉「そろそろ、どこか就職先を探してみてもいいかもしれないわね。沼津から出ない範囲なら、マリーから口利きもできるわよ」

善子「…そうね。考えとく」

鞠莉「ええ。ゆっくりね」

ブゥゥゥゥン…


第八話
善子・クライシス


660 :社長 :2018/06/29(金) 10:04:10.49 ID:tsKZsl3c.net
ギャグssだったはずなんだけど。
安価どうにかすることを考えたらこうなった
満足してもらえたならいいけど

661 :社長 :2018/06/29(金) 10:07:41.83 ID:tsKZsl3c.net
次の話、誰にメインスポットを当てるか
鞠莉、ダイヤ、果南、聖良、善子、梨子、千歌、曜、その他(自由指定) >>663
絡ませたいキャラを同時に指定してくれてもいい

鞠莉、ダイヤなら
仕事の依頼が来る、派遣要員への応募者が来る、経理要員への応募者が来る、その他(内容自由)のいずれか >>665

果南、千歌なら
十千万での様子、仕事以外の時間の様子、その他(内容自由)のいずれか >>665

梨子なら
派遣の仕事の様子、その他(内容自由)のいずれか >>665

聖良か善子か曜なら内容はこっちで考えちゃう
>>665 で指定してくれてもいい

ちょっとずつ長くなってきたな
あと二話くらいで完走しそうな感がある
最終話は決算の話だろうなあ…不安だなあ営業成績

662 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:09:32.23 ID:3w+p1WXu.net
鞠莉、ダイヤ

663 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:10:10.11 ID:9JE02RAj.net
鞠莉、善子、花丸

664 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:14:35.05 ID:8d+AoQXs.net


665 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 10:14:40.82 ID:yDzDLbzQ.net
花丸ちゃん、善子ちゃんを家政婦(兼恋人)として雇いたいと鞠莉の会社に突撃
月給20万円からのオークション

666 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 12:34:22.86 ID:24emy2Pi.net


667 :社長 :2018/06/29(金) 12:36:55.33 ID:K3n2Iz4e.net
刺激的な安価でワロタ
話の根幹(誰が競り落とすか的な部分)は安価に任せたほうがいい?
おれが独断で書いたほうがいい?

668 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 12:51:51.91 ID:24emy2Pi.net
社長の独断のがええと思う
今のように時々安価の方がいい
おもらし茸とか埋め茸に
隙を与えると色々荒れる

669 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 12:55:09.04 ID:YhL+L3TG.net
善子と聖良は仲良くなれるのか

670 :社長 :2018/06/29(金) 13:02:26.07 ID:K3n2Iz4e.net
承知
時間ができたら更新する
なんかよくわからんとこで安価差し込むようにするわ

671 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 14:16:58.25 ID:GmCBEYpC.net


672 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 16:13:44.71 ID:GmCBEYpC.net


673 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 17:41:41.93 ID:ZQ/Yfut1.net


674 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 19:35:12.96 ID:92Izfd4p.net
水族館の話、しっかりまとまってて楽しかった
善子オークションも期待

675 :名無しで叶える物語:2018/06/29(金) 21:03:11.89 ID:bArTbKZo.net


676 :社長 :2018/06/29(金) 22:35:16.79 ID:huoT2qc3.net
今晩は更新できなさそうな気配が。

677 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 06:02:24.58 ID:xvj5ZI7j.net


678 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 15:40:18.60 ID:i2SdizhP.net
はい

679 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 17:36:03.18 ID:w30qlZH9.net


680 :名無しで叶える物語:2018/06/30(土) 23:52:04.13 ID:4hhPJ8Qr.net


681 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 01:06:36.63 ID:h3viqk8s.net


682 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 08:01:31.28 ID:h3viqk8s.net


683 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 12:12:58.53 ID:b7wlBx/8.net
知らんがな

684 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 16:45:14.91 ID:ZAzwIlfn.net


685 :社長 :2018/07/01(日) 17:45:00.75 ID:0yF99p0C.net
??「…ということで、どうかな」

??「そういうことなら喜んで」

??「キミはいつだって頼りになるね。昔から変わらない」

??「そんな言い方をされると照れてしまうよ。あなたこそ、友人想いなところは相変わらずだね」

??「それじゃ、あとは成り行きで☆ チャオ〜」

??「近いうちにみんなで遊びにいくずら♡」

※一部、口調や声などをぼかしております。

686 :社長 :2018/07/01(日) 17:54:01.66 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「よーしこっ。一緒にお出かけしましょ」

善子「イヤよ。面倒くさい」

第九話
善子と鞠莉の楽しい一日


687 :社長 :2018/07/01(日) 17:55:33.19 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「終わらないわよ?!」

鞠莉「楽しい一日させてよ! キャッチボールも成立してないくらいの一瞬だったわよ!」

鞠莉「遊びましょーよ! よーしーこー、遊びましょーよーーーっ」グイグイ

善子(う…うるせーーーー!) イラッ

688 :社長 :2018/07/01(日) 18:08:35.50 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「どうしてそんなに so cool なのよ。前回マリーに歩み寄りが行われたんじゃなかったの?!」

善子「歩み寄りもなにも、別に鞠莉に対して距離を置いてたことなんかなかったし」

鞠莉「いーや! 善子はなんだか冷たくなったわ! 昔以上に淡白になったとマリーは感じる!」

善子「そう。大人になったのね」

鞠莉「そういうとこよー! 少しくらい感情的に噛み付いてきてよー!」

善子「前回歩み寄りが行われたのはどっちかというとあなたから私に対してだと思う」

鞠莉「そ、そういう攻め方は好きじゃないわよ私!!」

689 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 18:10:05.70 ID:VYfAI2OG.net
お、いつの間にか始まってるじゃん!

690 :社長 :2018/07/01(日) 18:13:47.67 ID:0yF99p0C.net
善子「だいたい遊ぼう遊ぼうって、鞠莉いつも遊んでばっかりじゃない。仕事してるシーン見たことないわよ」

鞠莉「前回だってお仕事だったわよ?!」

善子「無償のね」

鞠莉「ぐぅ…」

善子「もう少ししっかりしなさいよ。知ってる? あなたの会社、関係ない人達にまで経営状態の心配されてるのよ」

鞠莉「だ…誰よそんな失礼な心配してるの!」

691 :社長 :2018/07/01(日) 18:17:21.95 ID:0yF99p0C.net
善子「ま、私には関係のないことだから構わないけど。ダイヤ達にお給料支払えるくらいには頑張りなさいよね」

鞠莉「善子はうちで働くつもりないの?」

善子「今の会話の流れでそんなつもりがあったら私の根性相当ひん曲がってるでしょ」

鞠莉「だから聞いたのよ」

善子「張り倒すわよ」

692 :社長 :2018/07/01(日) 18:22:00.69 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「だいたい、誰よ派遣なんて内容で起業したのは。どうせならもっとみんなで一緒に働ける業種がよかったわ」プリプリ

善子「面倒くさいから突っ込まないわよ」

鞠莉「果南も梨子もちかっちも仲間になったのに、結局お仕事で外に行っちゃうんだったら意味ないじゃないの」

善子「千歌さん仲間になったっけ」

693 :社長 :2018/07/01(日) 18:26:40.09 ID:0yF99p0C.net
善子 …キョロ

善子「ダイヤ達は?」

鞠莉「営業に行ってくるって。マリー残して」

善子「見習おうという気はないの?」

鞠莉「ついていこうかっては聞いたのよ。でも事務所を空けたくないからお留守番しててほしいって」

善子「とうとうダイヤにまで邪魔者扱いされてるじゃない」

鞠莉「んなっ?! そ、そんなんじゃないわよ! お留守番だって立派なお仕事なんだから! マリーにしかできないんだから!」

善子「どうかしらね。あのポニテもできてたと思うけど」

鞠莉「善子のいじわるぅ…」ウルウル

善子「悔しかったら仕事見付けてきなさい」

694 :社長 :2018/07/01(日) 18:32:28.02 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ね、善子」

善子「なに?」

鞠莉「進捗はどう?」

善子「…」

鞠莉「あなたも子どもじゃないんだもの。全てを私に話せなんて言わないわ」

鞠莉「でも、この間も言ったように、私にも役に立てることがあると思うから。困ったことがあったら相談してね」

善子「…はいはい」

鞠莉「約束よ」

695 :社長 :2018/07/01(日) 18:34:42.93 ID:0yF99p0C.net
善子「…じゃ、いっこ聞いてもいい?」

鞠莉「なんでも!!」

善子「私って、なにが向いてると思う?」

善子「これと言ってやりたいことがあるわけでもないから、なんとなく次を探すのがね…」

鞠莉「そうねえ…」

696 :社長 :2018/07/01(日) 18:39:20.45 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「でも、家政婦は意外と向いてるんじゃないかしら」

善子「家政婦ぅ?」

鞠莉「いやあなた現在進行形でやってるからね? 『なにその架空気味の職業』みたいな反応しないでよ」

善子「そうだけど、ここは特殊でしょ。家政婦の求人なんか見たことないし…っていうか、ここ以外のとこ行ってまで家政婦やろうなんて微塵も思わないし」

鞠莉「マリーの傍にいたいってことね♡」キャ

善子「知らないの? 私、転職活動と併せて転居活動もしてるのよ」

鞠莉「善子出てっちゃうの?!」

697 :社長 :2018/07/01(日) 18:42:18.94 ID:0yF99p0C.net
善子「今こそあなたの好意で住み込みにさせてもらってるけど、雇用関係もなくなってなお家までお世話になり続けるわけにはいかないじゃない」

鞠莉「いーわよそんなの! いつまででもいなさいよ!」

善子「私自身のケジメだから」

鞠莉「善子いなくなっちゃうのイヤよぉ…」

善子「どうせ引っ越すにしてもすぐ近くだってば」

鞠莉「それならなおさら出ていく必要なんてーー」


??「話は聞かせてもらったずら!!」スパァン

698 :社長 :2018/07/01(日) 18:44:15.62 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「だ…っ、誰?!」

善子「ずら丸でしょどう考えても」

??「入ってもいいずら?」

鞠莉「どうぞ〜」

??「おじゃまします」

善子「もう名前いいから」

699 :社長 :2018/07/01(日) 18:45:40.82 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ハナマルじゃない! 久し振りね!」

花丸「こんにちは、鞠莉ちゃん。善子ちゃんも」

善子「さっきの勢いよくふすま開いたみたいな効果音なんだったの?」

花丸「演出だよ」

700 :社長 :2018/07/01(日) 18:51:19.55 ID:0yF99p0C.net
花丸「沼津市街のほうで善子ちゃんを見かけなくなったと思ったら、こんなところにいたんだね」

善子「人を失踪者みたいに言わないでもらえる?」

鞠莉「ハナマルは紅茶でいいかしら」

花丸「うん!」

善子「もう少し整然とできないのこの人達」

701 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 18:53:43.24 ID:CXAcssj6.net
カプ厨の思惑を悉く平均化しなるべく公平に運んでいく安価捌き
惚れ惚れするね

702 :社長 :2018/07/01(日) 18:57:59.12 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ハイどーぞ」コト

花丸 ズズ…

花丸「ずらあっ♡」プハー

鞠莉「ハナマルは美味しそうに飲むわね〜」

花丸「だって美味しいんだもん。さすが鞠莉ちゃんの用意してくれたお紅茶だね」

鞠莉「そーなのよ! せっかくいいの選んできてるのに、みんな麦茶みたいにがぶ飲みしちゃうからイヤになるわ!」

善子 ゴクッゴクッゴクッゴクッ

善子「ティーカップ一杯だとなんか物足りないのよね」

鞠莉「言ってるそばからぁ〜っ!」アーン!

花丸(今のはたぶんわざとやったな)

703 :社長 :2018/07/01(日) 19:14:28.85 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「ハナマルが可愛いからお菓子あけちゃいましょう」ガサ

花丸「ずら〜〜♡」

善子「それ来客用にって買ってきたやつでしょ。またダイヤに怒られるわよ」

鞠莉「久し振りに会った友達に対して出せないなら、お菓子なんて買い置きしないわ」

善子「…それもそうね」

花丸 パク

花丸「んまあ〜〜〜♡」

704 :社長 :2018/07/01(日) 19:21:46.18 ID:0yF99p0C.net
花丸「そういえばグランマに新しいケーキが出ててね、なんかこう、善子ちゃんが好きそうな感じだったよ」モグモグ

善子「チョコケーキ?」

花丸「ちゃいろかったからそうだと思う。コウモリの羽みたいのがついてて、見た目も可愛かったずら」

鞠莉「ケーキいいわね。買いにいく?」

花丸 パアアアッ

善子「お留守番任されたんでしょうが」

鞠莉「oh…そうだったわ…」

花丸 シュン…

善子「あんたなにしに来たのよ」

705 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 19:23:07.28 ID:QWwxpWhl.net


706 :社長 :2018/07/01(日) 19:24:52.25 ID:0yF99p0C.net
ちょっと外す 今晩また後で更新できると思う

707 :社長 :2018/07/01(日) 19:56:21.00 ID:0yF99p0C.net
関係ないんだけど4コママンガ描いたからアップしてみてもいい?

708 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 19:57:23.92 ID:oTmfLcLq.net
ダメ

709 :社長 :2018/07/01(日) 19:59:11.54 ID:0yF99p0C.net
すまん…
早く用事済ませて続き書くわ

710 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 20:01:39.74 ID:sD2Q7xG1.net
うそです

711 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 20:25:11.45 ID:CXAcssj6.net
アップして

712 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:03:29.70 ID:oSNRw2gD.net
アップして

713 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:17:51.62 ID:bGyCAaW2.net
俺は見たいぞ
頼むからアップしてくれ

714 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:20:37.42 ID:77YvwBzG.net
>>708
なんだこいつ

715 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 21:26:57.42 ID:K0jmzgY7.net
>>714
ばーか

716 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:00:47.09 ID:rcqRkiYK.net
いつもの糞埋め茸だから無視しろ

717 :社長 :2018/07/01(日) 22:12:53.84 ID:0yF99p0C.net
ただいま、ありがとう
もう少ししたら書く 今日は少なくなると思うけど
https://i.imgur.com/QjNG12C.jpg
https://i.imgur.com/iGw5Vdd.jpg
https://i.imgur.com/4lpkObX.jpg

718 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:15:04.98 ID:YhORmsQP.net
絵は思ったよりかわいいけど山なしオチなしって感じだな

719 :社長 :2018/07/01(日) 22:26:10.34 ID:0yF99p0C.net
鞠莉「どうして善子はいつもそう言い方が冷たいのよ。遊びにきてくれたのよねえ? ハナマル」

花丸「うん」モキュモキュ ゴックン

花丸「善子ちゃんを奪いにきたずら」

よしまり「「…………へ?」」

720 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:27:41.56 ID:/PBIhEbQ.net
こんなにレス付けといて感想の一つも無しなんて薄情なひとたちだ

721 :社長 :2018/07/01(日) 22:30:11.79 ID:0yF99p0C.net
花丸「高校を卒業して以来、最初の半年くらいはよく連絡も取ったし遊びもしたけど、ここしばらくはほとんど音沙汰なしになっちゃって寂しかったんだよ」

善子「それは…ごめん」

花丸「ううん、いいの。善子ちゃんのこと…少し聞いちゃったから。大変だったよね、今も…なのかな」

善子「…そうね」

722 :社長 :2018/07/01(日) 22:31:44.87 ID:0yF99p0C.net
や、いいんだ
見たいといってくれて嬉しかったよ
描いてみたはいいけどスレ立てるほどのものでもないしさ、どっかで見てみてほしいな〜と思ってた程度だからな

723 :社長 :2018/07/01(日) 22:33:14.83 ID:0yF99p0C.net
花丸「そこでおら考えたんだ」

花丸「善子ちゃん!」

善子「はい」

花丸「おらの花嫁さんになるずら!」

善子「………は?」

鞠莉「な?」

鞠莉「よ?」

鞠莉「めェ?!」

花丸「一人でありがとう」

724 :社長 :2018/07/01(日) 22:35:57.13 ID:0yF99p0C.net
善子「待ちなさいよ、言い出すことが唐突で少しも意味がーー」

鞠莉「だぁ〜〜〜〜めっ!」

鞠莉「だめだめだめだめよーーーっ!! いくらハナマルとは言え善子は譲らないんだから!」

花丸「むむ…っ、なんの権利があって鞠莉ちゃんが引き留めるの! これは善子ちゃんが決めることずら!」

鞠莉「善子はマリーの家政婦だもの!」

花丸「間もなく自由の身になろうとしてるはずだもん!」

鞠莉「ちょっと! 捕らえられてたみたいに言わないでよ!」

725 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:36:52.81 ID:bGyCAaW2.net
4コマ可愛くてすきだよ

726 :社長 :2018/07/01(日) 22:38:15.35 ID:0yF99p0C.net
ギャーギャー

善子「私の意見が最優先でしょ…」

ギャーギャー… ピタッ

まりまる ジッ

善子「?! な、なに?」

花丸「その言い方は、もう心が決まってるの?」

善子「え」

鞠莉「確かにマリー達が言い争うよりも、善子に決めてもらうほうが good よね」

善子「え」

727 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:39:04.23 ID:4p1iro+R.net
>>720
ばーか

728 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:39:28.99 ID:ycDH8gzX.net
>>727
ばーか

729 :社長 :2018/07/01(日) 22:40:42.93 ID:0yF99p0C.net
花丸「鞠莉ちゃんの家政婦は辞めてここを出ていくつもりなんだよね?」ズイ

鞠莉「だからと言ってハナマルのとこに行くなんて言ってないものね」ズズイ

善子「や、あの、二人とも、ちょ…」

まりまる ジリジリジリ…

>>730「話は聞かせてもらったァ!!」スパァン

730 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:41:04.59 ID:rUPn87bE.net
ちか

731 :名無しで叶える物語:2018/07/01(日) 22:41:35.43 ID:6TpDimLP.net
聖良

732 :社長 :2018/07/01(日) 22:44:17.99 ID:0yF99p0C.net
千歌「その勝負はチカが預かろう!!」ドン!

鞠莉「その声はーーち、ちかっち!」

善子「声はっていうか」

花丸「なぜ千歌ちゃんがここに!」

善子「それはほんとにね。相変わらずひまなのねこの人」

千歌「ちょっと! チカがいつもかつも仕事せずにぶらついてると誤解されるような物言いはやめてもらおうか!」

善子「このスレ遡ってみなさいよ」

733 :社長 :2018/07/01(日) 22:47:26.60 ID:0yF99p0C.net
千歌「花丸ちゃんが遊びにきてると聞いて駆け付けてみればこのザマ…」

千歌「仲良くしなさい! 仲間でしょ!」

千歌「鞠莉ちゃん紅茶をチカにも」

鞠莉「オッケー☆」

善子「テンポ悪いわね、もう…」

734 :社長 :2018/07/01(日) 22:51:13.55 ID:0yF99p0C.net
花丸「預かるったって、一体どうするつもりずら」

千歌「二人が一人を取り合うとなれば、これはもうアレをやるしかない流れ…」

鞠莉「アレ?」

千歌「…そう!」

千歌「善子ちゃん争奪オーーーディション!!!!」

花丸「善子ちゃん…」

鞠莉「争奪…」

善子「……オーディション?」

花丸「オークション?」

千歌「オークション。」

鞠莉「OK」

735 :社長 :2018/07/01(日) 22:51:51.99 ID:0yF99p0C.net
少なくてすまん、寝る
明日からまた仕事だね

736 :社長 :2018/07/02(月) 07:36:11.58 ID:Acpx00UH.net
千歌「ただいたずらに自分が自分がと主張するだけじゃだめだよ」

千歌「いかに善子ちゃんのことを真剣に思い、欲し、守りたい傍にいたいと考えているか。そしてその気持ちで信頼されること」

千歌「オークションとは名ばかりの、三人での真剣な話し合い!」

千歌「それを僭越ながら、不肖このわたしが取り仕切らせてもらうよ…」

善子「じゃあオークションなんて名ばかりの呼び方やめなさいよ」

737 :社長 :2018/07/02(月) 07:38:29.36 ID:Acpx00UH.net
鞠莉「善子への真剣な思いと」

花丸「守りたい気持ち、信頼…」

鞠莉「いいわ、乗りましょう」

花丸「そうだね」

千歌「そう来なくっちゃ」

花丸「元より、善子ちゃんを前に引き返す選択なんてないずら」

善子(今日はあの人いないから昼ごはん私が作るのか…四人分なのかしらね、これ)

738 :社長 :2018/07/02(月) 07:40:25.61 ID:Acpx00UH.net
鞠莉「それで? 具体的にはどうするつもりなの?」

千歌「まあまあ慌てないで鞠莉ちゃん。三つのバトルで二人には善子ちゃんへの思いを争ってもらうよ」

花丸「三回戦…」

善子(バトルなのか)

739 :社長 :2018/07/02(月) 08:03:00.67 ID:Acpx00UH.net
千歌「バトルの内容はもちろんチカが指定するからね! 準備はいーい? 質問がなければ始めちゃうよ〜」

鞠莉 / 花丸 / 善子「>>741
(質問の有無、あるなら発言者)

740 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 08:44:50.85 ID:w5yEXlEt.net
なし

741 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 08:45:50.49 ID:AxOXcGdJ.net
鞠莉「勝った方は善子と結婚出来るかしら!?」

742 :名無しで叶える物語:2018/07/02(月) 15:41:31.37 ID:qayDAe1I.net
四コマ可愛いやん

743 :社長 :2018/07/02(月) 18:45:08.61 ID:Acpx00UH.net
鞠莉「はい! 勝ったほうは善子と結婚できるのかしら?!」

花丸「んなっ!」

善子「できるわけないでしょ」

千歌「ふむう…鞠莉ちゃんは善子ちゃんと結婚したいの?」

花丸「はいはいはい! そういう賭けみたいなことは不純だと思うずら!」

千歌「おっと、まさか花丸ちゃんから異議が出るとは」

鞠莉「じゃあハナマルは勝っても結婚しなければいいだけのことよ!」

花丸「鞠莉ちゃんが勝ったら?!」

鞠莉「それはマリーが決めることよ!」

善子「いや私が決めることでしょうよ」

744 :社長 :2018/07/02(月) 18:50:25.17 ID:Acpx00UH.net
千歌「…わかりました」

まるまり ゴク…

千歌「勝ったほうには善子ちゃんの意思の優先度が付与されることにします!」

花丸「優先度が」

鞠莉「付与」

千歌「つまり、どちらが勝ったかという事実が善子ちゃんの意思決定に大きく関与するということだよ!」

花丸「っ!!」鞠莉「っ!!」

善子「…」

花丸「そういうことなら納得だね…」

鞠莉「やっぱり勝ちを譲るわけにはいかないようね…」

千歌「それで異議はないね?」

まるまり「「異議なし!!」」

善子(実質的な勝利報酬ないってことじゃない?)

善子(ま、私には関係ないからいいけど)

745 :社長 :2018/07/02(月) 18:54:06.78 ID:Acpx00UH.net
千歌「それじゃー早速バトルに移ろうか」

鞠莉「マリーから善子を奪おうなんて、そんなこと考えちゃったおつむを恨みたくなるほど…コテンパンにしてあげるわァ」パキパキ ←関節

花丸「たまたま居合わせただけでよくもそこまで厚顔不遜にいたこと…真っ赤な羞恥でその脳に刻み込んであげるずらァ」パキパキ ←首

善子(なんか怖いなこの人達)

746 :社長 :2018/07/02(月) 18:58:36.54 ID:Acpx00UH.net
千歌「最初のバトル内容はこちら!」

>>747』フリップ ドン!

自己プレゼン、料理バトル、善子からお題を貰う…のいずれかから。

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