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サイコレズ─監視官高海千歌

1 :名無しで叶える物語:2019/04/09(火) 22:45:06.56 ID:Q8rcqgH/.net
千歌「えっ!? ご、合格!」

電光パネルの向こう側、そこには間違いなく私の名前があった。

高海千歌、監視官に任命。

千歌「やった…」

千歌「これからは……私がみんなを守るんだ…」

千歌「『あの人』みたいに…!」


サイコレズ─監視官高海千歌─

598 :名無しで叶える物語:2019/06/21(金) 15:16:16.38 ID:3TFpA4IK.net
ひるほ

599 :名無しで叶える物語:2019/06/21(金) 17:09:24.19 ID:7CA1ZSqW.net
土曜日再開。
たぶん2スレ目立ちます

600 :名無しで叶える物語:2019/06/21(金) 19:12:13.79 ID:uQKWV7NG.net


601 :名無しで叶える物語:2019/06/22(土) 02:52:19.55 ID:KWnjwDxP.net


602 :名無しで叶える物語:2019/06/22(土) 15:29:02.61 ID:KWnjwDxP.net
ほほ

603 :名無しで叶える物語:2019/06/22(土) 15:46:01.72 ID:ZSlM4dGX.net


604 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 00:07:33.63 ID:MNexSkIE.net
凛「ふーん、…システム、ね」

凛「いいね、おもしろそう」

千歌「…声をかけておいてなんですけど、見つかったらなにかしらの処罰は免れないかと…」

凛「いいんじゃない?」

凛「どうせ、こんな中じゃ凛たちはずっと罰を受け続けてるみたいなもんなんだから」

千歌「……凛さん」

凛「海未ちゃんやダイヤさんじゃ、着いてきてくれないだろうし。真面目だからにゃー」

605 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 00:23:49.36 ID:MNexSkIE.net
凛「それに…もしも、それでなにかを、今の凛たちの現状とか変わるなら」


『凛ちゃん!』


凛「……」

凛「まあいいや、とにかく。…手伝うよ」

ーーー

海未「調子はどうですか?」

ことり「悪くないよ」

ことり「……それより、あれからなにか変わった?」

海未「いえ……なんとも。これからどうするか、と渋っているところで。絵里とも相談しているのですが…」

絵里「……」

海未「絵里?」

606 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 00:44:59.48 ID:MNexSkIE.net
絵里「あ……、そうね。…今後も桜内については探っていくわ」

絵里「……ことりも、気を付けるのよ」

そういって、絵里はまた少し視線をしたに。

海未「……」

海未「あの…」

口を開くそのとき、絵里の端末にコールがはいる。

絵里「…どうしたの?」


ダイヤ『どうしたもこうしたもありますか! ……とにかく、黙って駅の方向へ行きますわよ! 指示を出して!』

絵里「?」

607 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 01:17:31.50 ID:MNexSkIE.net
ーーー

遡ると、少し前。


1人の女が、ただ普通に歩いていた。
わざわざ一人のだとか、女がとか、歩いていただの、なんていう情報はいらない。

有象無象の中の、なんでもないどこかの誰か。

そんな誰かのまえに、また誰かが立っていた。それを避けようとして行こうとしたときに。
無理やり唇を奪われた。それだけじゃない、街のど真ん中で衣服を剥がされる。

女は困惑した、なにが、なにをされている?と。けれど、困惑したところでなにも変わらない。

ただ犯されているだけだった。

608 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 01:26:45.73 ID:MNexSkIE.net
こんなことをしていれば、係数があがり、ドローンに気づかれすぐに公安がやってくると女は信じた。

そう信じていながら、二、三度絶頂へ導かれた。

どうして誰も助けてくれないのとも叫んだ。しかし通行人たちは、なにがなんだかわからないという顔だった。

ドローンが反応しないのなら、係数もあがっていないということ。
それならあの人は…レズじゃない?という思考が産まれていた。

悪いことじゃあ、無いんだ、と。そして自分が犯されたくないから、と近寄りたくもないと考えるのがほとんどだった。

609 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 01:33:30.86 ID:MNexSkIE.net
そこで悪いことではないのかなと考えながらも、それが悪だということを理解しつつ干渉しようとはしない。

ドローンがやってくる。
だがそれは、犯されている女性への対応だった。

『係数があがっています。早急にカウンセリングセンターでの治療を推奨します』

ーーー

半裸の女が道に倒れてはいるが、それを誰も気にしない。なぜならそこにいるのは危険な潜在レズだからだ。

犯していった女は、どこへでもなく歩いていった。

このときの女の係数は少しも変動していなかったのだ。

610 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 01:37:58.00 ID:bTvqCjEF.net
そこから、まるで火蓋が切られたかのように。

街から悲鳴が起き出したのだ。

ーーー

善子「どうなってんのよこれは! なんでレイプして係数がかわらないの!?」

善子「えぇと、確か…一係の…あの人でいいか。ダイヤの端末番号は確か…!」

善子(この数、……とてもじゃないけど対応できないわよ!)


まるで。
まるで、街一つが大きな乱行会場のようだった。

善子(地獄絵図ね、こりゃ…!)

611 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 01:45:40.41 ID:MNexSkIE.net
考察、どんどんしてください。そんな難しい話でもないですが…。

また明日に。

612 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 02:03:55.61 ID:d+Avqj7S.net


613 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 09:43:47.98 ID:IkjuRAwr.net
あさほ

614 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 22:19:52.29 ID:RWTanrXq.net


615 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 22:55:07.76 ID:LjAd469j.net
っかいどう

616 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 23:46:05.99 ID:MNexSkIE.net
ーーー

絵里「なんなのよ、これは!」

善子「知らないわよ! 私も通り掛かったところ偶然よ!」

善子「というか、あいつら、係数があがらないのよ! だからラブライバーがロックされちゃう!」

絵里(係数があがらない? 免性…いや、こんな数もいるわけ無い。それに突発的すぎる!)

絵里(…、いや、まさか)

617 :名無しで叶える物語:2019/06/23(日) 23:50:39.71 ID:MNexSkIE.net
絵里(…花丸…)

絵里(似たようなことがあったはず。…それと同じ?)

絵里(もしかして…今回の件は……)

絵里(あのときのようなら…)

絵里「みんな、きいて」

618 :名無しで叶える物語:2019/06/24(月) 00:02:19.88 ID:VbegliBd.net
善子「なに?」

ダイヤ「なにを」

海未「まだ千歌と凛が来ていませんが…」

絵里「それはたしかに心配だけど、いまは目の前のことよ」

ルビィ「…それで? なにするんですか」

絵里「全員、今すぐあの暴走した人たちの前で誘惑しなさい」


理亞「は?」

619 :名無しで叶える物語:2019/06/24(月) 00:04:49.20 ID:VbegliBd.net
絵里「時間稼ぎよ。そしてふざけてる訳でもない。…いいかしら?」

ルビィ「……」

ルビィ「賢くない…」

絵里「これ以上市民に被害を出さないためよ!」

ダイヤ「…なにかよくわかりませんが…やるしかないのでしょう、きっと」

620 :名無しで叶える物語:2019/06/24(月) 07:20:29.04 ID:CgN3m2vP.net


621 :名無しで叶える物語:2019/06/24(月) 08:34:41.89 ID:CTDst5fq.net
おほーっ!

622 :名無しで叶える物語:2019/06/24(月) 16:00:12.16 ID:88+4O4x8.net


623 :名無しで叶える物語:2019/06/24(月) 22:06:46.04 ID:V0LCeCKr.net
|c||^.- [◎]REC まずはエリーチカ様御自らがそのお手本を魅せて下さいまし!

624 :名無しで叶える物語:2019/06/24(月) 23:58:20.99 ID:VbegliBd.net
ーーー

ダイヤ「──うっふ〜ん♥」



ルビィ「ないよアレは。執行官だからとかじゃない。姉として認めたくない」

理亞「だめよ、あれでも精一杯やってるのよ、きっと」

善子「でも効果覿面みたいだけど…」

ダイヤ「こっち来ましたわ!?」

海未「見境なし、というわけですか…!」

『レズ係数 アンダー42 執行対象ではありません。 トリガーをロックします』

海未「やはり係数は低いまま…!」

625 :名無しで叶える物語:2019/06/25(火) 00:12:55.74 ID:EPzmbSDz.net
絵里「手を出してはダメよ! …まだ彼女らは、善良な市民…!」

善子「わかってるわよ!」

『みなさい! 公安局の監視官たちが逃げていくわよ!』

『やっぱり、本当だったんだ! これさえあれば…!』

『わたしたちは自由に…!』

絵里(……)

626 :名無しで叶える物語:2019/06/25(火) 00:24:09.84 ID:EPzmbSDz.net
絵里「……制圧、か」

絵里(…そうしないと、いけない。被害が大きくなる前に。でも…)

海未「絵里! なにをしているのですか! はやく退却を!」

絵里「いえ、そうもいかないわ」

絵里「やっぱりここで迎え撃つ」

海未「ですがラブライバーは!」

627 :名無しで叶える物語:2019/06/25(火) 08:17:03.41 ID:7lh6XMIF.net


628 :名無しで叶える物語:2019/06/25(火) 22:30:20.54 ID:EPzmbSDz.net
水曜日再開で

629 :名無しで叶える物語:2019/06/26(水) 05:29:01.13 ID:wk50ogxZ.net
あさほ

630 :名無しで叶える物語:2019/06/26(水) 08:37:28.29 ID:yFsma9Av.net
>>624
内心真面目なんだろうけどふざけてるようにしか見えなくて草

631 :名無しで叶える物語:2019/06/26(水) 23:24:19.20 ID:jQdy8bc0.net
絵里「…だれがラブライバーをつかうっていった?」

絵里(今の状況じゃ、これもただのガラクタ)

絵里(なら…)

いつかのロシアで、花丸が所持していて、いまでは古びた兵器扱いの。

絵里「──止まりなさい!」

『!?』

理亞「銃…?」

632 :名無しで叶える物語:2019/06/27(木) 00:02:19.11 ID:G82TKgFg.net
絵里「抵抗すると撃つわよ」

『う…』

絵里(……なんて言ったものの、実は弾丸入ってないんだけど。…あったとしても撃ちはしない)

絵里(…これは勘。ただの私の!)

絵里「そのまま下がりなさい。気を付けた方がいいわよ、まだみんな出してないだけで、私のように武器を…そう」

絵里「人を殺すための武器をもっている」

633 :名無しで叶える物語:2019/06/27(木) 07:27:01.72 ID:hsUVfjrL.net


634 :名無しで叶える物語:2019/06/27(木) 21:42:52.23 ID:+640Term.net
よるほ

635 :名無しで叶える物語:2019/06/27(木) 23:32:36.70 ID:OygOPFjN.net
あさほ

636 :名無しで叶える物語:2019/06/28(金) 20:30:36.98 ID:y/cJ58PD.net
この後再開

637 :名無しで叶える物語:2019/06/28(金) 23:34:25.78 ID:HWquqaXQ.net
待ってるぞい

638 :名無しで叶える物語:2019/06/28(金) 23:51:27.83 ID:y/cJ58PD.net
絵里「大人しくして、抵抗しないで」

絵里「これ以上暴動を続けるのなら…」

『暴動? 暴動ですって?』

一人の女が叫ぶ。

『システムは私たちを正常で危害のない市民だと認めている!そんな私たちの行為が暴動なわけがない!』

『係数さえひくければ、あなたたちはわたしたちをとらえることはできない!』

絵里「……」

海未「絵里、あまり興奮させては…!」

絵里(いや、これでいいはず…)

639 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 00:08:32.64 ID:6kouRC4H.net
絵里「……いいえ、そんなことはないわ」

絵里「あなた達は…犯罪者よ」

『うるさい! みんな、いっせいにかかればあんな奴ら敵じゃない!』


『そっちがそんなものもってるなら…殺されたって文句言うんじゃないわよ!!!』


殺意が見えた。
オーラや、気配でもなく、その言葉が見える。
それと同時に、ラブライバーが反応をしだす。

『レズ係数 オーバー371 執行対象です。』

絵里(きた!)

640 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 00:24:55.28 ID:6kouRC4H.net
絵里(トリガーは…わからない! でも興奮が高まったときの可能性!)

絵里「──執行します」

ーーー

理亞「あ〜あ、ひどい有り様…」

海未「これだけの数を対処となると…」

道端には痙攣しながら倒れる人々。

中には200程度で済んだものもいたが、やはり大体は300をこえて、エリミネーターでの執行となった。

ルビィ「…これじゃ、公安局が悪者みたい」

641 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 00:34:31.20 ID:KuieC8xb.net


642 :sage:2019/06/29(土) 01:31:54.42 ID:FSoWirD0.net
追い付いた最近サイコパス見たからめっちゃおもろい
無理せず頑張って

643 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 07:02:06.34 ID:/5IEMayN.net
あさほ

644 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 10:08:38.36 ID:bWRye/7v.net
劇場編も出るのかなw

645 :名無しで叶える物語:2019/06/29(土) 23:55:53.82 ID:pA0sU010.net
ほー

646 :名無しで叶える物語:2019/06/30(日) 08:25:32.88 ID:Z41hKX/A.net
にちあさほ

647 :名無しで叶える物語:2019/06/30(日) 21:11:33.73 ID:lPQfP9mO.net
この後再開です

648 :名無しで叶える物語:2019/06/30(日) 23:00:28.68 ID:s5s9CVaT.net
>>647
2ヶ月で製作とかもはや大作レベルだな
あっ、psychopass劇場版と原作みてまーすw

649 :名無しで叶える物語:2019/06/30(日) 23:38:12.33 ID:WSzEh4+l.net
ちょっとずつでも更新し続けてるのは偉い

650 :名無しで叶える物語:2019/07/01(月) 01:18:14.61 ID:UkdNPfdT.net
善子「実際、ちょっと支持は落ちてそう…みてみなさい、上」

理亞「…空撮ヘリ?」

善子「中継してたみたいよ。…タイミングとか、編集次第じゃ、私たちが怯える人たちを次々に執行したみたいになりそうね」

651 :名無しで叶える物語:2019/07/01(月) 02:10:04.20 ID:UkdNPfdT.net
善子「……」

善子「こんなときに、あんじゅはなにしてるのよ…」

ーーー
公安局


あんじゅ「……」

善子「あっ、いた…あんたなにやってたのよ」

あんじゅ「…あ、ぁあ、ごめん。ちょっと…」

善子「たくっ、こんな大変だったときに……」

あんじゅ「…」

ーーー

あんじゅ「…これでいいの?」

『ええ。充分よ』

652 :名無しで叶える物語:2019/07/01(月) 15:50:37.80 ID:o/bg/4mh.net
おやつほ

653 :名無しで叶える物語:2019/07/01(月) 17:23:42.75 ID:UkdNPfdT.net
あんじゅ「あ〜あ、あやうくバレるところだったじゃない」

『だったら私についてくればいいじゃない』

あんじゅ「っていうか、そうするしかないわね…」

あんじゅ「やだやだ、脱走かぁ…」

『執行官といっても、人によってよりけりなのね』

あんじゅ「だって、あんなこと教えられたら、公安局についていくのもバカらしくなっちゃう」

あんじゅ「でも、『あんなこと』、どうやって知ったの?」

あんじゅ「ツバサ」


ツバサ「私は元監視官だったのよ」

654 :名無しで叶える物語:2019/07/01(月) 17:47:22.30 ID:UkdNPfdT.net
あんじゅ「監視官?」

ツバサ「サンライズシステムに疑問を持ち出して、自分で探ったら、やめたくなったってことよ」

ツバサ「私なりに、自由にいきたくなってね。それと、ついでに護身用にこれもね」

あんじゅ「私のラブライバー…使えないと思うけど?」

ツバサ「それに関しても、サンライズシステムの力を使うのよ」

655 :名無しで叶える物語:2019/07/01(月) 22:20:50.57 ID:OpPV5UXA.net
じょ

656 :名無しで叶える物語:2019/07/01(月) 22:35:43.31 ID:eIQFKGqG.net
護身用にこ

657 :名無しで叶える物語:2019/07/02(火) 13:39:54.19 ID:LxsxJP4L.net
ふぅん

658 :名無しで叶える物語:2019/07/02(火) 17:46:49.91 ID:hNRdcdwM.net
水曜に再開

659 :名無しで叶える物語:2019/07/03(水) 07:28:54.23 ID:2Z4SpfnD.net
落ちるだろ

660 :名無しで叶える物語:2019/07/03(水) 14:14:36.16 ID:KAox4tkQ.net
おちない!

661 :名無しで叶える物語:2019/07/03(水) 16:57:50.52 ID:tMAoHqnY.net
あんじゅ「…? まあ、いいんだけど」

あんじゅ「ところで、どこへ行くつもり?」

ツバサ「昔お世話になった人がいてね。いまはひっそりとどこかの田舎で一人で暮らしてるはずよ」

ツバサ「その人のところへ」

あんじゅ「ふぅん…」

ツバサ「あなた、コーヒーは好き?」

あんじゅ「? …好き」

ツバサ「だったら、ラッキーだったわね。本物の豆のが飲めるわよ」

ーーー

絵里(……)

絵里(高坂穂乃果…)

絵里(探すと言っても、行方がまったく知れない…どうしたものかしら)

662 :名無しで叶える物語:2019/07/03(水) 17:19:55.01 ID:tMAoHqnY.net
絵里(……)

善子「…いる?」

絵里「あなた…わざわざ何の用?」

善子「……」

善子「面倒なことになってるわよ…」

善子「私んとこのあんじゅと…あんたんとこの凛」


善子「執行官二人が脱走よ」

663 :名無しで叶える物語:2019/07/03(水) 17:38:36.19 ID:tMAoHqnY.net
絵里「…は?」

ーーー
局長室


絵里「脱走…ですか?」

英玲奈「休暇日であるからと油断したな。彼女たちと連絡がとれない上に、津島くんのところの執行官は、ラブライバーを持ち出し。君のところの執行官は、本人のラブライバーが『遠く離れた路上』に落ちていた」

絵里(…凛が、脱走?)

絵里「……! 千歌は…なにをしていたのですか?」

絵里(一緒にいたと聞いたけれど…)


英玲奈「おや? 聞いていなかったのかい。あぁ、彼女なら…」

英玲奈「今ごろは病院のベッドではないだろうか」

絵里「……え?」

ーーー
ーーー
ーーー
×時間前。


凛『それで? どこ調べるつもり?』

千歌『公安局の地下へ行く』

凛『地下?』

千歌『うん。そこは私だけがいける。いや、ちょっと違うかな』

千歌『私、こう見えても監視官試験は首席で合格だったんだよ』

凛『えっすご』

千歌『それの権限でね。普通の監視官じゃ通れないところもいけるんだ』

664 :名無しで叶える物語:2019/07/04(木) 00:50:47.39 ID:Ddaw72je.net
やりますねえ!

665 :名無しで叶える物語:2019/07/04(木) 08:17:35.33 ID:vNqVfaeS.net


666 :名無しで叶える物語:2019/07/04(木) 22:58:34.84 ID:zlPXq2F3.net
おちるぞ

667 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 01:11:28.43 ID:mGjtMGCq.net
千歌『そこから先に、なにか手掛かりがあるかもしれない』

千歌『……当然、執行官は入ることはないから。……危険があると考えてもいいかもしれない』

凛『危険なら、いままでたくさんあってきたじゃん』

千歌『…ありがとう』

ーーー

凛『それにしても、そんなところに連れていくなら、監視官ちゃんも後でなにか言われるんじゃ?』

千歌『その時はその時だよ』

668 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 01:26:01.86 ID:mGjtMGCq.net
千歌『この先だよ』

凛『広いね〜』

千歌『ここから先は私もわからない…二手に別れよう』

凛『了解』

ーーー
ーーー

凛『やたら長いはしご…どこまで続いてるんだろ』

凛『とりあえず降りてみるかな…』

669 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 02:00:27.03 ID:mGjtMGCq.net
凛『……どんだけ地下深くまであるんだか』

凛『怪しすぎるでしょ、人も見当たらないし』

凛『…』

凛『あとで、ラーメンでも奢ってもらわなきゃ、割りにあわないね、こりゃ』

ーーー

凛『……いや、なに、あれ』

しばらく歩いていると。
大型犬のような姿のマシン……ロボットがうろついていた。

凛(やっぱ怪しいね…)

670 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 04:37:33.00 ID:mGjtMGCq.net
凛(なにもないなら、あんなのないよ…)

凛(ラブライバー…デコンポーザーに頼ることになるね)

凛(……)

凛(へへ、なんか……こんなことしてたら)

凛『本当のほんとうに、悪者だね、凛 』

ーーー

三体のロボットを破壊した。
狙撃のセンスがあるから、遠くから狙い、三体が一直線に重なったところを一撃で仕留めた。

凛(わざわざ危ない橋を渡ることはない)

凛(…もういないよね? 物音も特にないし)

凛(……ただ、この先に何かがあることは、わかったし…それは油断できない。気を引き締めよう)

671 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 04:38:06.73 ID:mGjtMGCq.net
昼に再開

672 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 08:07:05.39 ID:pzeYo/jI.net
凜ちゃん……

673 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 13:56:43.98 ID:mGjtMGCq.net
凛『……』

凛(光が…)

凛『いかにも、ここに何かありますよ、って感じ?』

凛『……!』

凛(誰かいる……?)

ーーー

花丸『……』

花丸『これが……サンライズシステム…の…』

674 :名無しで叶える物語:2019/07/05(金) 16:35:34.01 ID:mGjtMGCq.net
凛(…あいつ、いつかの)

凛(なんでここに? どうやって? ……そういえば、…まえ、地下室から抜け出したときも……)

凛(たしか……サイマティックスキャン…それと、…容姿の偽装)

凛(……あのときと同じなら…『あと誰か』が、どこかに…?)

675 :名無しで叶える物語:2019/07/06(土) 07:01:43.44 ID:y8KpzfRv.net


676 :名無しで叶える物語:2019/07/06(土) 15:30:18.10 ID:4/K1vtqT.net
ーーー

花丸(……)

凛『……動かないで』

花丸『……』

花丸『みてみなよ、これが世界の真実だよ』

凛『……なに?』

凛(これは……)

花丸『これだよ、これ! これがっ、梨子ちゃんが求めてたっ、ずっと探してたサンライズシステムのっ──』

凛『……これって…そういう…こと?』

花丸『やっぱり全部仕組まれてたんだ…あんな数値が産まれ持った素質な訳が……!』


『執行モード ノンリーサル・パララLaLaら8ixaza執行taisyouデ'(r──

リーサル・エリミネーター 対象を排除します』

花丸『え?』

凛『は?』

677 :名無しで叶える物語:2019/07/06(土) 18:55:35.15 ID:4/K1vtqT.net
日曜に

678 :名無しで叶える物語:2019/07/06(土) 19:05:37.73 ID:7X5eAkmk.net
これは……
凛ちゃん……

679 :名無しで叶える物語:2019/07/06(土) 19:06:36.54 ID:nuRpiLXQ.net
おいおいおい
死ぬにゃアイツ

680 :名無しで叶える物語:2019/07/06(土) 21:10:58.34 ID:i+n3NNRR.net
エリミネーターでも死なない健全なSSだから大丈夫だろきっと・・・

681 :名無しで叶える物語:2019/07/07(日) 07:29:02.04 ID:5kkMs7mV.net
昼再開

682 :名無しで叶える物語:2019/07/07(日) 22:46:57.12 ID:yp4Iw9Vv.net
よる

683 :名無しで叶える物語:2019/07/08(月) 01:32:43.71 ID:ZF2cFmkw.net
面白い...

684 :名無しで叶える物語:2019/07/08(月) 06:48:43.85 ID:mKMGe7Ih.net
夜に。

685 :名無しで叶える物語:2019/07/08(月) 19:15:56.44 ID:VjKqCTrJ.net
落ちたな

686 :名無しで叶える物語:2019/07/08(月) 23:24:17.37 ID:mKMGe7Ih.net
凛『っ!?』

花丸『うぎっ!?』

花丸の体が飛ぶ。
エリミネーターで撃ち抜かれ、そのまま戦意喪失。それどころではないのだけども。

凛『……』

凛『……局、長?』


英玲奈『……困るんだよ、星空くん』

英玲奈『ここは君のような者や、そこの潜在レズがいていい場所じゃないんだ』

英玲奈『さ、戻りたまえ。ここで見たことは忘れなさい』

687 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 00:07:49.94 ID:2p/PL1yl.net
凛『…で、でも、』

英玲奈『戻るんだ』

凛『……は、はい』

凛(……あれは、…いや、それよりも…どうして、局長はここに)

凛(……大量の…『脳』。あれは、いったい…百、…少なくとも、それくらいは)

英玲奈『……』

『lllllLぃーサル、えりみmiねいたー、照準…をあwsfてくだSAIィィアイ──』

『ddecinンポーザー・対象を完全排除します』

英玲奈『残念だよ、星空くん』


凛『っ!!』

凛(ちょいちょい……最初から逃がす気なんかなかったんじゃん)


凛『あっーあ、ほんとう、やってられないよ、くそ……!』

ゴバッ!!!

688 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 00:29:02.95 ID:2p/PL1yl.net
英玲奈『…ふむ』

英玲奈(『手首と』、ラブライバーだけ残ったか)

英玲奈『すべてとはいかないものか。まあいいだろう……もう一人には、後々、責任をとらせるとしよう』

英玲奈『なぁ、高海くん?』

ーー!

千歌(……)

千歌(このエレベーター、どこまであがるんだ…)

689 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 00:31:08.67 ID:2p/PL1yl.net
明日の夜頃、大きく動かします

690 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 00:32:22.18 ID:ZQ/KhV2m.net
ほう

691 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 07:54:03.97 ID:boJGA14I.net


692 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 08:19:25.12 ID:k9tWW5sv.net
このSSでもこの展開は逃れられないのか……
続き期待

693 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 10:01:16.46 ID:L9z37lw3.net
原作知らないからマルと凛ちゃんどうなって死んだかよくわかんない

694 :名無しで叶える物語:2019/07/09(火) 22:43:04.67 ID:2p/PL1yl.net
千歌(公安局タワーの…どこまで)

千歌(……凛さんは、無事かな)

千歌(……ついた)

ーーー

千歌(……こっちは外れかな)

千歌(なにもない……)

千歌『仕方ない、か。一度もどって──』


梨子『待ってたわよ』

千歌『!』

695 :名無しで叶える物語:2019/07/10(水) 03:11:09.14 ID:9j4gtuT8.net
寝落ちしてました…明日に…

696 :名無しで叶える物語:2019/07/10(水) 08:04:04.19 ID:TXSJgn+M.net
おキロ

697 :名無しで叶える物語:2019/07/10(水) 12:50:00.85 ID:JkI80Qdk.net


698 :名無しで叶える物語:2019/07/10(水) 17:03:48.04 ID:JkI80Qdk.net


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