【SS】花陽「夕陽に染まる海色の花」【リメイク】

1 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:23:38.97 ID:AmCr+z1N.net

うみぱなSS

前作のリメイク版です。
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1558290853/

2 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:24:21.24 ID:AmCr+z1N.net

凛「かよちんは仮入部決まった？」

花陽「ううん……まだ」

凛「そっかぁ……こっちには何があるのかな？」

花陽「弓道場かな？」

3 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:25:09.24 ID:AmCr+z1N.net

花陽（4月のある日、仮入部のため部活の見学をしていた私は、その人に出会いました）

花陽（赤く染まる夕陽の弓道場で黙々と弓を射るあなた……）

花陽（長くて柔らかそうな海色の髪の毛、きめ細やかな肌、強さと優しさを合わせ持つ表情……）

花陽（私は目が離せなくなってしまいました……）


ヒュン……シュタッ


海未「ふぅ……おや？ 見学に来た1年生ですか？」

凛「そうです！ ね、かよちん！」

花陽「……////」ぽーっ

凛「……？ かよちん？」

花陽「あっ……な、何！？ 凛ちゃん！？」

海未「……大丈夫ですか？ 具合が悪いのですか？」

花陽「い、いえ！ そんなことないです！ い、1年の小泉花陽です！ あ、あれ？ あわわわ何で急にこんなこと言っちゃったのぉ！」

凛「……？」

海未「花陽と凛ですね？ 私は2年の園田海未と申します」

花陽（そういうと園田先輩は優しく笑いかけてくれました……）

4 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:25:42.07 ID:AmCr+z1N.net

海未「2人は弓道部に興味がおありですか？」

凛「うーん、凛は陸上部に入ろうかなって思ってて……かよちんはどうするの？」

花陽「……////」ぽーっ

凛「……かよちん？」

花陽「あっ……だ、大丈夫だよ凛ちゃん！ え、えっと……まだよく分からないけど、弓道部もいいかな、って……その……」

海未「ふふっ、それなら見学していってください」

花陽「あ、ありがとうございます！」

凛「凛も見ていくにゃー！」

5 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:26:45.69 ID:AmCr+z1N.net

花陽（夕陽に染まる弓道場で弓を射る園田先輩を見ていると……なんだか心が切なくなるような……不思議な気持ちです）

凛「……」


<ンミチャー、タオル持ってきたよぉ

海未「あ、ことり、ありがとうございます」

ことり「あ、見学にきた1年生？」

海未「えぇ、花陽と凛です」

凛「こんにちは！」

花陽「こ、こんにちは……」

海未「花陽、凛、こちらはことりです。私の幼馴染なんですよ」

ことり「南ことりです。よろしくね、凛ちゃん、花陽ちゃん」

凛「よろしくお願いします」

花陽「よ、よろしくお願いします……」

6 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:27:24.10 ID:AmCr+z1N.net

ことり「それでねンミチャ……」

海未「ええ、何ですかことり……」

花陽（南先輩が園田先輩と話しているのを見ると……胸が締めつけられるような切ない気持ちになる……なんだろう……この気持ち）

凛「……」

花陽（南先輩は園田先輩の幼馴染……きっと私の知らない園田先輩を知ってるんだろうな……）

ことり「……」

花陽（私は2人の間には入れない……ただ見てることしかできない……）

7 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:28:37.14 ID:AmCr+z1N.net

─帰り道─

凛「……」

花陽「……」

凛「……ねえかよちん、かよちんは弓道部に入ったほうがいいよ」

花陽「……え？ 私にできるかな……自信ないな……」

凛「大丈夫！ かよちんならできるよ！」

花陽「……凛ちゃんも入ってくれる？」

凛「凛は……陸上部に入るから……」

花陽「そっか……」


花陽（弓道部か……私、どうしたらいいんだろう……）

花陽（園田先輩のことが頭から離れないよぉ……）

凛「…………それじゃあ凛はこっちだから、また明日ね、かよちん！」

花陽「あ、うん、またね凛ちゃん」

8 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:29:10.80 ID:AmCr+z1N.net

花陽「どうしたらいいのかな……和菓子屋さんだ……」

花陽「ちょっと寄って行こうかな……」


─穂むら─

穂乃果「いらっしゃいませ！ おぉ、その制服は音ノ木坂の1年生だね！ 私は2年の高坂穂乃果だよ！」

花陽「え、あ、1年の小泉花陽です……」

穂乃果「花陽ちゃんかぁ。よろしくね！ 花陽ちゃん！ ねぇねぇ花陽ちゃんは部活決まった？」

花陽「え？ あの、まだで……でも弓道部もいいかな、なんて」

穂乃果「おぉ！ それなら海未ちゃんも喜ぶね！」

花陽「それって……園田先輩をご存知なんですか？」

穂乃果「うん！ 海未ちゃんは私の幼馴染だよ！ もう海未ちゃんに会ったんだね！」

花陽「は、はい……ついさっき……」

9 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:29:55.58 ID:AmCr+z1N.net

<ホノカチャァン

穂乃果「あ、ことりちゃんだ」

花陽「え？ 南先輩？」

ことり「お邪魔します穂乃果ちゃん、あっ……花陽ちゃん」

穂乃果「おぉ！ ことりちゃんも花陽ちゃんに会ってたんだ！ 花陽ちゃんも弓道部に入りたいんだって！」

花陽「あ、あの……その」

ことり「そっか、よろしくね花陽ちゃん」

花陽「よ、よろしくお願いします」

穂乃果「あ、そういえば花陽ちゃんはお客さんとして来たんだった！ どれにする？」

花陽「あ、いえ、その、今日はいいです。また来ます。さようなら！」

穂乃果「また来てね！」

ことり「……」

10 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:30:58.70 ID:AmCr+z1N.net

花陽（それからというもの弓道部に足を運びましたが、南先輩が園田先輩の近くにずっといます……）

花陽（何でかなぁ……）


花陽（このあと高坂先輩がスクールアイドル部を始めました。園田先輩も入るみたいです。その後にアイドル研究部となりました）


凛「かよちんはスクールアイドルやるべきだよ！」

花陽「え？ でも弓道部は？」

凛「園田先輩もスクールアイドルやるんでしょ？」

花陽「な、なな何で園田先輩が関係あるの！？」

凛「だってかよちん、ずっと園田先輩を見てるもん」

花陽「え？」

凛「一目惚れしちゃったんでしょ！」

花陽「一目惚れ……？」

凛「かよちんは恋してるんだよ！」

花陽「恋……？」

11 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:31:47.44 ID:AmCr+z1N.net

花陽「でも……アイドルなんて無理だよぉ……」

凛「大丈夫！ かよちんは可愛いよ！」

花陽「……でも」


凛「凛ね……かよちんのこと……好きだったんだよ」

花陽「え？」

凛「でも、凛に勇気がなかったから……はやく言わなかったから……かよちんの気持ちは園田先輩に取られちゃった……」

花陽「そ、そんな……」

凛「凛と同じ思いをして欲しくないから……かよちん、スクールアイドルになって。かよちんのこと大好きだから……」

花陽「うぅ……凛……ちゃん……」


凛（さようなら、凛の恋……）


花陽（そして花陽と凛ちゃん、そして真姫ちゃんは一緒にスクールアイドルになりました）

花陽（そしてにこちゃんたちとアイドル研究部になったのです）

花陽（μ'sは9人になりました）

12 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:32:23.01 ID:AmCr+z1N.net

花陽「……海未ちゃんに告白するね」

凛「頑張ってかよちん！ 凛も応援してるにゃ！」


花陽（花陽は海未ちゃんの元に向かいました……でも……）


ことり「海未ちゃん！ ことり、海未ちゃんのことが大好きなの！」

海未「ことり……」


花陽（先にことりちゃんが告白していました……）


花陽「」ﾀﾞｯ

凛「かよちん！ どこに行くの！」


海未「いまそこにいたのは……花陽？」

ことり「……」

13 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:33:05.69 ID:AmCr+z1N.net

花陽「うぅ……ぐすん……」

花陽（ごめんね凛ちゃん……勇気をくれたのに……）


穂乃果「……あれぇ？ 花陽ちゃん？」

花陽「穂乃果……ちゃん……」ぐすっ

穂乃果「わわっ！ どうして泣いてるの！？」


──


穂乃果「どう？ 落ち着いた？」

花陽「うん、ありがとう穂乃果ちゃん」

穂乃果「そっかぁ、大変だったね」

穂乃果「あ、うちすぐそこだから、寄ってかない？」

花陽「はい……」

14 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:33:38.24 ID:AmCr+z1N.net

穂乃果「まずうちさぁ、和菓子屋なんだけど、食べてかない？」

花陽「びゃあ〜いいですねぇ〜」

穂乃果「こ↑こ↓」

花陽「お邪魔します」

穂乃果「悔い改めて」

15 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:35:24.92 ID:AmCr+z1N.net

─ほの部屋─

花陽「穂乃果ちゃん……私どうしたらいいかな……」

穂乃果「穂乃果が教えてあげるね……」がばっ

花陽「え！？ 穂乃果ちゃん！？」

花陽（なんで穂乃果ちゃんに押し倒されてるの！？）


穂乃果「花陽ちゃん……大好き」

花陽「……え？」


穂乃果「一目見たとき分かったんだ……花陽ちゃんが海未ちゃんに恋してるの……」

穂乃果「そんな一途な花陽ちゃんの姿を見て、可愛いって思ったの……」

穂乃果「花陽ちゃんが海未ちゃんに一目惚れしたように……穂乃果も花陽ちゃんを初めて見たときにそう思ったの……」

穂乃果「だから穂乃果、このときを待ってたんだよ？」

穂乃果「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと待ってた」

花陽「ほ、穂乃果ちゃん……」

16 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:36:47.32 ID:AmCr+z1N.net

<穂乃果、入りますよ

海未「穂乃果……何をしているのですか？」

穂乃果「来たね……海未ちゃん」

海未「花陽……」

花陽「う、うう海未ちゃん……」


花陽「助けて……」


海未「穂乃果、離れなさい……私、気づいたんです」


海未「私は花陽のことが好きになってたってことが」

花陽「え……？」

17 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:38:17.91 ID:AmCr+z1N.net

穂乃果「うん、離れるよ……海未ちゃんと花陽ちゃんのためだもん」

花陽「え？」

穂乃果「こうでもしないと、海未ちゃんも花陽ちゃんも告白しないんだもん」

ことり「ことりも協力したんだよ」

海未「え？」

ことり「もちろん海未ちゃんのことも大好きだけど、花陽ちゃんのことも大好き」

穂乃果「だから2人で、海未ちゃんと花陽ちゃんを応援しようって」

花陽「そ、そうだったのぉ！？」

海未「まったく……ややこしいことをしますね……」

18 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:38:59.15 ID:AmCr+z1N.net

花陽「あの……海未ちゃん！」

海未「はい！？」

花陽「私、凛ちゃんやことりちゃん、穂乃果ちゃん、色々な人から勇気をもらいました……だから言います」


花陽「海未ちゃんのことが大好きです」


海未「私もですよ、花陽」

19 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:39:53.71 ID:AmCr+z1N.net

>>14
ここは無しで。

20 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:40:42.41 ID:AmCr+z1N.net

おわり

21 ：名無しで叶える物語：2019/06/23(日) 20:42:59.25 ID:9RAdj5/k.net

いいけど急に臭くなった...たまげたなぁ...